JP2000337251A - 往復動型圧縮機 - Google Patents

往復動型圧縮機

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JP2000337251A
JP2000337251A JP14496199A JP14496199A JP2000337251A JP 2000337251 A JP2000337251 A JP 2000337251A JP 14496199 A JP14496199 A JP 14496199A JP 14496199 A JP14496199 A JP 14496199A JP 2000337251 A JP2000337251 A JP 2000337251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
crankcase
reciprocating compressor
thickness
cylinder head
Prior art date
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Pending
Application number
JP14496199A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mihashi
博 三橋
Michinobu Setoyama
道伸 瀬戸山
Hiroshi Terada
宏 寺田
Daisuke Takahashi
大輔 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復動型圧縮機において、シリンダ50のシ
リンダヘッド6側の圧縮熱をシリンダ50に設けられた
フィン4を利用して効率的に放熱させる。 【解決手段】 シリンダ50のシリンダヘッド6側の肉
厚を、クランクケース1側の肉厚よりも厚くした。これ
により、シリンダ50のシリンダヘッド6側に生じる圧
縮熱をシリンダ50のクランクケース1側に効率良く伝
熱することができ、よって、クランクケース側のフィン
4を有効に利用できることにより、上記圧縮熱をフィン
4を介して効率良く放熱することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気などの
流体を圧縮するのに用いて好適な往復動型圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来技術による往復動型圧縮機
Aとしては、例えば図3に示す様に、ベースをなすクラ
ンクケース1と、該クランクケース1に回転可能に支持
されたクランク軸2と、前記クランクケース1上に設け
られたシリンダ3と、該シリンダ3の外周側に当該シリ
ンダ3の軸方向に沿って設けられた複数のフィン4と、
該シリンダ3上に弁機構5とともに設けられたシリンダ
ヘッド6と、前記クランク軸2に連接棒7を介して連結
され、該シリンダ3内で往復動するピストン8とから大
略構成されている。更に、連接棒7とクランク軸2とは
軸受け9を介して接続され、連接棒7とピストン8と
は、ピストンピン10、軸受け11を介して接続されて
いる。また、ピストン8の外周にはピストンリング12
及びライダリング13が装着されている。
【0003】そして、この往復動型圧縮機Aは、駆動源
(図示せず)によってクランク軸2を回転駆動させるこ
とにより、この回転を連接棒7を介してシリンダ3内に
吸込んだ空気等の流体を該シリンダ3内で圧縮してシリ
ンダヘッド6から吐出する。また、流体を圧縮すること
により生じる圧縮熱はシリンダヘッド6からシリンダ3
に伝わりシリンダ3に設けられたフィン4(シリンダヘ
ッド側6のフィン4a、及び、クランクケース側のフィ
ン4b)より放熱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による往復動型圧縮機Aでは、シリンダ3の肉厚
Tは、均一とされており、かつ、シリンダ3自体の重量
を抑えるため薄肉とされている。
【0005】このため、上記従来のシリンダ3において
は、シリンダ3の肉厚の薄さが熱抵抗となり、シリンダ
3のシリンダヘッド6側の熱をシリンダ3のクランクケ
ース1側に効率良く伝えることができないことになる。
よって、クランクケース1側のフィン4bにはシリンダ
3のシリンダヘッド6側の熱があまり伝わらないため、
クランクケース1側のフィン4の温度があまり上昇しな
いことによりフィン4bによる放熱効率が悪くなり、シ
リンダ3上部の放熱を効率良く行えない結果、流体の圧
縮効率が低下するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、ベースをなすクランクケースと、該クラ
ンクケースに回転可能に支持されたクランク軸と、前記
クランクケース上に設けられたシリンダと、該シリンダ
の外周側に当該シリンダの軸方向に沿って設けられた複
数のフィンと、該シリンダ上に弁機構とともに設けられ
たシリンダヘッドと、前記クランク軸に連接棒を介して
連結され、該シリンダ内で往復動するピストンと、から
なる往復動型圧縮機において、前記シリンダのシリンダ
ヘッド側の肉厚を、前記クランクケース側の肉厚よりも
厚くしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る往復動型圧縮機B
と、図3に示す従来の往復動型圧縮機Aとはシリンダの
形状が異なるのみであるので、本発明については、図1
及び図2に示されるシリンダ50,60のみを説明し、
その他の構成については、説明を省略する。
【0008】まずは、図1を用いて、本発明の一の実施
の形態について説明する。
【0009】同図に示される様に、本発明を適用したシ
リンダ50の肉厚は、クランクケース1側からシリンダ
ヘッド6側に向かうにつれて徐々に厚くなる様に形成さ
れている。
【0010】このため、シリンダ50のシリンダヘッド
6側の肉厚T’は、従来のシリンダ3のシリンダヘッド
6側の肉厚Tよりも厚く構成されることとなる。よっ
て、シリンダ50の肉厚が従来のシリンダ3よりも厚く
なった分、シリンダ50のシリンダヘッド6側の熱がシ
リンダ50のクランクケース1側に伝わりやすくなり、
クランクケース1側のフィン4bにも熱が伝わりやすく
なる。
【0011】この結果、クランクケース1側のフィン4
bによる放熱も効率良く行えることにより、シリンダ5
0に設けられた複数のフィン4(4a,4b)を利用し
て効率良く放熱でき、シリンダ50及びシリンダヘッド
6の温度を低下させることができる。よって、流体の圧
縮効率を良くすることができるとともに、ピストン8と
連接棒7との間に存在する軸受け11の温度やピストン
8の外周側に設けられたピストンリング12やライダリ
ング13の温度上昇を低減することができる。この結
果、往復動型圧縮機B自体の熱による寿命の低下を防止
することができる。
【0012】なお、本実施の形態においては、シリンダ
50の肉厚T’を、クランクケース1側からシリンダヘ
ッド6側に向かうにつれて徐々に厚くなる様にするため
に、シリンダ50の外周面が斜面となっているが、シリ
ンダ50の外周面を必ずしも斜面とする必要は無く、例
えば、図2に示すシリンダ60の様に、各フィン4間に
おけるシリンダ60の外周面はシリンダ60の軸方向に
対して平行とさせておき(即ち、各フィン4間における
シリンダ60の肉厚を均一とし)、各フィン4間の肉厚
T’’をクランクケース1側からシリンダヘッド6側に
向かうにつれて段階的に厚くするように構成しても良
い。
【0013】
【発明の効果】以上の様に本発明を適用した往復動型圧
縮機は、シリンダのシリンダヘッド側の肉厚を、前記ク
ランクケース側の肉厚よりも厚くしたことにより、クラ
ンクケース側のフィンによる放熱も効率良く行えること
により、シリンダに設けられた複数のフィンを利用して
効率良く放熱できる事となる。この結果、圧縮効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である往復動型圧縮機Bの
シリンダ50の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態である往復動型圧縮機Bの
シリンダ60の縦断面図である。
【図3】往復動型圧縮機A,Bの全体構成を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
A,B 往復動型圧縮機 1 クランクケース 2 クランク軸 3 シリンダ 4 フィン 6 シリンダヘッド 7 連接棒 8 ピストン
フロントページの続き (72)発明者 寺田 宏 神奈川県綾瀬市小園1116番地 トキコ株式 会社相模工場内 (72)発明者 高橋 大輔 神奈川県綾瀬市小園1116番地 トキコ株式 会社相模工場内 Fターム(参考) 3H076 AA02 BB03 CC28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースをなすクランクケースと、該クラン
    クケースに回転可能に支持されたクランク軸と、前記ク
    ランクケース上に設けられたシリンダと、該シリンダの
    外周側に当該シリンダの軸方向に沿って設けられた複数
    のフィンと、該シリンダ上に弁機構とともに設けられた
    シリンダヘッドと、前記クランク軸に連接棒を介して連
    結され、該シリンダ内で往復動するピストンと、からな
    る往復動型圧縮機において、 前記シリンダのシリンダヘッド側の肉厚を、前記クラン
    クケース側の肉厚よりも厚くしたことを特徴とする往復
    動型圧縮機。
JP14496199A 1999-05-25 1999-05-25 往復動型圧縮機 Pending JP2000337251A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017515971A (ja) * 2014-03-11 2017-06-15 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler A ワイヤ状の溶射材料が電気アーク中に融解して基材上に皮膜として析出する基材の被覆方法、及びアーク溶射された皮膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017515971A (ja) * 2014-03-11 2017-06-15 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler A ワイヤ状の溶射材料が電気アーク中に融解して基材上に皮膜として析出する基材の被覆方法、及びアーク溶射された皮膜

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