JP2000337073A - 対地作業機 - Google Patents

対地作業機

Info

Publication number
JP2000337073A
JP2000337073A JP11152218A JP15221899A JP2000337073A JP 2000337073 A JP2000337073 A JP 2000337073A JP 11152218 A JP11152218 A JP 11152218A JP 15221899 A JP15221899 A JP 15221899A JP 2000337073 A JP2000337073 A JP 2000337073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
working
work
drilling
ground working
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11152218A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Miyamoto
修 宮本
Minoru Iizuka
実 飯塚
Yuji Kanda
祐司 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUYO GIKEN KK
Original Assignee
HOKUYO GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKUYO GIKEN KK filed Critical HOKUYO GIKEN KK
Priority to JP11152218A priority Critical patent/JP2000337073A/ja
Publication of JP2000337073A publication Critical patent/JP2000337073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行機体が有する吊下げ装置にガイド支柱
を安定よく立設支持しながら、施工部に対する作業部に
よる対地作業を能率よく簡単に行うことができる対地作
業機を提供する。 【解決手段】 走行機体2に設置される吊下げ装置20
に、ガイド支柱3を吊下げ支持すると共に、該ガイド支
柱3に対地作業装置6を昇降可能に支持し、ガイド支柱
3の下部を地面に係脱可能に固定した状態で、施工部W
に対し対地作業装置6の作業部7によって対地作業を行
うことができる対地作業にしている。また作業部は、ガ
イド支柱3に対し、縦軸芯Tと横軸芯Yを中心に旋回可
能に設けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体が有する
吊下げ装置に、ガイド支柱を介して昇降可能に設けた対
地作業装置によって、施工部に対し穿孔や割岩等の対地
作業を行う対地作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、山肌や崖等の傾斜地或いは平地等
の施工部に対し、孔開け等の対地作業を行う作業機は、
パワーショベルのブームが有するバケットを取り外した
状態で、該ブームの先端に削孔機やブレーカ等の対地用
の作業部を取着し、作業部の対地位置をブームを操作す
ることによって、穿孔作業や割岩作業を行うものが一般
的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な構成による、パワーショベルのブームにブレーカを取
着した対地作業機では、高い山肌や崖等また地形の複雑
な施工部に多数の穿孔を施工する際に、ブレーカの操作
がバケット部やブームの設定操作範囲に限られるため、
走行機体を搬入設置した位置から、施工部の状況に適応
した多様な孔を自由に穿孔することができず、作業精度
が劣ると共に非能率になる等の欠点がある。また走行機
体は施工部の直近にあるので、割岩作業等を行う場合に
崩れた岩が走行機体側に接当し易い等の不具合いがあ
る。また上記のような欠点を解決する上で、ブレーカを
自由に操作することができるようにしたり、長大なブー
ムを有する穿孔専用の対地作業機を構成すると、装置の
構成が複雑になりコスト高になる等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するために本発明による対地作業機は、第1に、走行機
体2に設置される吊下げ装置20に、ガイド支柱3を吊
下げ支持すると共に、該ガイド支柱3に対地作業装置6
を昇降可能に支持し、ガイド支柱3の下部を地面に係脱
可能に固定した状態で、施工部Wに対し対地作業装置6
の作業部7によって対地作業を行うことを特徴としてい
る。
【0005】第2に、作業部7をガイド支柱3に対し、
縦軸芯Tと横軸芯Yを中心に旋回可能に設けることを特
徴としている。
【0006】第3に、作業部7を、ガイド支柱3に装着
される対地作業装置6のガイド枠60に対しスライド移
動可能に設けることを特徴としている。
【0007】第4に、対地作業装置6の下部を施工部W
に対し係脱可能に固定させることを特徴としている。
【0008】第5に、作業部7に穿孔具8を備えて穿孔
作業をさせることを特徴としている。
【0009】第6に、走行機体2が、伸縮可能なブーム
からなる吊下げ装置20を備えたクレーン車であること
を特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。1は本発明に係わる対地作業機(穿孔装
置)1であり、該穿孔装置1は例えばクレーン車等の走
行機体2が有する伸縮可能なブーム等からなる吊下げ装
置20に吊下げ支持した状態で、山肌や崖等の傾斜地或
いは平地等の施工部Wに対し、孔開け等の対地作業を簡
単且つ自由に行うことができるものである。図示例の実
施形態における対地作業機1は、図1〜図8で示す構成
からなり、図9〜図17の作業工程図で示す穿孔方法に
よって、作業現場の施工部Wに対し所望の径と深さの孔
Hを適宜穿孔することが可能な穿孔装置にしており、穿
孔作業後に行われる割岩作業を安全且つ容易にして、施
工部Wに対し同図の点線で示す仕上面W1を簡単且つ能
率よく行わせることを可能にするものである。
【0011】上記穿孔装置1の構成について図1〜図8
を参照し説明する。この穿孔装置1は、吊下げ装置20
の先端に形成した取付ブラケット21に対し、縦横の取
付ピン3a,3b及び取付アーム3cを介し、前後及び
左右方向に揺動回動可能に垂設されるガイド支柱3と、
該ガイド支柱3に嵌挿され昇降機構30で支柱方向に位
置決め調節されるホルダ装置5と、該ホルダ装置5に旋
回機構5a,5bを介し、支柱軸芯(縦軸芯)Tと該支
柱軸芯に直交する横軸芯Yを中心に旋回可能に支持した
対地作業装置6等からなり(図5)、該対地作業装置6
は後述する作業部7に穿孔用のドリル又は打金等の穿孔
具8を設けて穿孔作業を行うことができるようにしてい
る。
【0012】尚、上記取付ブラケット21は、吊下げ装
置20のブーム先端に既設の、吊具(フック)22を有
するワイヤー23を巻き掛ける滑車等を備えた吊具フレ
ームを兼ねるようにすると、穿孔装置1の取付支持構成
を簡潔で廉価にすることができると共に、在来のワイヤ
ーフック方式の吊下げ装置専用に構成されたクレーン車
をして、穿孔用の対地作業車にすると利用範囲を拡大す
ることができる。またこの種クレーン車は大きく伸縮及
び傾動操作することができるブーム(吊下げ装置)を備
えているので、走行機体2側を施工部Wから可及的に離
間した位置に設置することができるので、穿孔作業や割
岩作業の際に崩れた岩等が走行機体2に接当することを
良好に防止することができる等の利点がある。また取付
ブラケット21は必要によってブームの中途部に設置し
てもよいものである。
【0013】以下上記各部の詳細な構成について説明す
る。先ずガイド支柱3は図6で示すように、上部に既述
の取付アーム3cを備えていると共に、下部に地盤(地
面)に差し込み可能な二股ピン状の固定杆31を突設し
ており、該固定杆31を地盤に突き刺した状態で上部を
取付アーム3cを介し吊下げ装置20で支持することに
より、作業現場の地形に最適に対応することが可能な対
地作業を、適正作業姿勢で安定よく固定支持することが
できるようにしている。
【0014】また昇降機構30は、ガイド支柱3の上下
に内装された駆動モータ付の駆動スプロケット32と従
動スプロケット33にチェーン35を巻き掛けていると
共に、該チェーン35の両端側を支柱の一側外面に沿わ
せて露出し、このチェーン35の端部36,37を前記
ホルダ装置5の筒軸50の上下に各取付固定することに
より、対地作業装置6を備えたホルダ装置5をガイド支
柱3に昇降動作可能にしている。
【0015】次に図5,図7を参照しホルダ装置5につ
いて説明する。このホルダ装置5は、前記ガイド支柱3
に角孔50aを介して嵌挿し昇降機構30で昇降可能に
支持される筒軸50と、該筒軸50に縦軸芯Tを中心に
回転可能に軸支した平面視箱型のホルダ枠51と、該ホ
ルダ枠51に対地作業装置6のガイド枠60をスライド
可能に取付支持する旋回機構5bの取付ベース52等か
ら構成している。
【0016】また旋回機構5aは、ホルダ枠51の上部
に一体的に取付固定したリングギヤ53に、筒軸50側
の上部に取付ブラケットを介して設けた油圧モータ55
で駆動されるピニオンギヤ56を噛合させる構成の、在
来技術による旋回駆動手段を採用し、該ピニオンギヤ5
6を油圧モータ55によって正逆回転駆動させると、リ
ングギヤ53を有するホルダ枠51を介し、対地作業装
置6を縦軸芯Tを中心にガイド支柱3回りを自由に旋回
させることができるようにしている。また旋回機構5b
は、上記旋回機構5aと同様な旋回駆動手段(図示せ
ず)をホルダ枠51側の旋回ベース57間に構成し、別
途設けた油圧モータ55によって対地作業装置6を、横
軸芯Yを中心に自由に旋回させることができるようにし
ている。
【0017】次に図8,図5,図3を参照し対地作業装
置6について説明する。この対地作業装置6は、前記取
付ベース52にスライド駆動機構を介して取り付け位置
調節可能に取着され、穿孔具8の穿孔ストローク長を有
し内部に中空部を形成した筺枠状のガイド枠60と、該
ガイド枠60のベッド面にスライド可能に支持したスラ
イド台61と、該ガイド枠60の中空部の長手方向内に
設置された油圧シリンダ62とチェーン63等からなる
スライド駆動機構65と、上記スライド台61に駆動部
70を取付固定され該駆動部70から延設した支軸部7
1を有する作業部7等から構成している。
【0018】また上記ガイド枠60は、ベッド面の下方
に支軸部71をスライド可能に案内支持する案内座66
を立設して、作業部7のスライド移動をスライド台61
と案内座66とで円滑に行うように支持していると共
に、ガイド枠60の下端に前記固定杆31と同様な機能
を有する固定杆67を突設し、穿孔作業時にガイド枠6
0を取付ベース52に対しスライド駆動機構を介して下
降させ、上記固定杆67を地面に差し込むことにより、
穿孔作業時における対地作業装置6先端部の位置決め支
持を良好に行いながら、対地作業装置6を地面によって
も安定よく支持し振動等を緩衝した穿孔作業を行い易く
している。
【0019】また上記作業部7は、支軸部71の先端に
チャック72を設けており、該チャック72に穿孔用の
ドリル又は打金等の穿孔具8を着脱可能に取着し、コン
プレッサ10から送給される圧縮空気が送気管73を介
し駆動部70へ送給されると、在来の削岩機と同様な空
気式往復駆動手段によって、支軸部71内に軸支してい
るチャック72を軸方向に激しく往復動させて、該チャ
ック72に取着した穿孔具8が施工部Wに対し所定の孔
Hを的確に穿設するものである。また駆動部70は、送
油管74から圧油を送給すると支軸部71を緩やかに回
転駆動させるようにしており、これにより穿孔具8によ
る穿孔作用を助長することができるようにしている。
【0020】また図示例の穿孔装置1の作業部7の空圧
機器及びスライド駆動機構65の油圧シリンダ62や旋
回機構5a,5bの油圧モータ55等の油圧機器は、走
行機体2とは別途地上に設置されるコンプレッサ10と
油圧空圧機器類の操作装置11と、送気管12並びに送
油管13等を介して連結することによって自由に遠隔駆
動操作できるようにしている。これによれば、任意な吊
下げ装置20を有する走行機体2に対しても、穿孔装置
1を後付け作業によって簡単に設置させることができる
等の特徴がある。
【0021】またこの際、上記操作装置11は、走行機
体2と別途に設けて作業の状況が視認し易い所望の場所
に簡単に設置することができる利点があると共に、穿孔
等の対地作業の操作を操作装置11側の操作者と走行機
体2側の吊下げ装置20側の操作者との相互連携で、作
業現場の状況に応じた作業を的確且つ容易に行うことが
できる等の利点がある。尚、図示例の走行機体2はクレ
ーン車のものを使用したが、本発明は図示例のものに限
ることなく、穿孔装置1をクレーン車や特定な走行機体
2に対して、上記コンプレッサ10と油圧機器類の操作
装置11とを特化して設置してもよく、この場合には対
地作業用の専用機として構成することができる。
【0022】本発明は以上のように構成したことによ
り、走行機体2ガイド枠60の操作或いは操作装置11
側の操作によって、昇降機構30の駆動スプロケット3
2を正逆回転操作すると、チェーン35を介してホルダ
装置5と対地作業装置6をガイド支柱3に沿わせて昇降
動作させることができ、施工部Wに対する穿孔具8の高
さ方向の位置決めを簡単に行うことができる。次いで、
ホルダ装置5に設けた旋回機構5a,5bを油圧モータ
55を各正逆回転作動させると、旋回機構5aによって
対地作業装置6は縦軸芯T中心にガイド支柱3回りを縦
旋回させることができると共に、旋回機構5bによって
横軸芯Y中心にホルダ枠51回りを横旋回させることが
できる。
【0023】また上記のような穿孔作業に先立っては、
吊下げ装置20を操作して穿孔位置の近傍の適所にガイ
ド支柱3の固定杆31を差し込むと、該ガイド支柱3を
地盤と吊下げ装置20間で下端のスリップを防止して安
定よく立設支持することができるものであり、また固定
杆31の差し込み状態において、吊下げ装置20の先端
を変位させると、ガイド支柱3を施工部Wの形状や状況
に応じた所望の角度に自由に設定することも可能で、穿
孔位置や穿孔角度の設定を現場の状況に簡単に適応させ
ることができる等の利点がある。
【0024】従って、吊下げ装置20を介し施工部Wと
遠距離にある走行機体2側から、重量構造の穿孔装置1
をガイド支柱3の位置を該ガイド支柱3を微量操作する
ことなく、固定杆31を大まかに定めながら地面に差し
込んで位置決めし、次いで旋回機構5aの操作によっ
て、対地作業装置6の前後左右の回動調節によって簡単
且つ的確に穿孔具8の位置決めを行う。次いで、旋回機
構5bを操作することによって、穿孔具8の前後左右位
置における対地角度を所望に設定する。
【0025】また上記のような操作によって穿孔位置の
位置決めを行ったのち、スライド駆動機構65を操作し
て下動させながら作業部7を作動させると、穿孔具8は
圧縮空気によって激しく往復運動し、硬い先端で施工部
Wの岩面等に所定の径と深さの孔Hを孔開けすることが
できるものである。このとき、穿孔作業時にガイド枠6
0を取付ベース52に対しスライド駆動機構を介して下
降させ、上記固定杆67を地面に差し込み固定すると、
固定杆31と固定杆67と横軸3bの3点で安定よく支
持した状態にすることができ、所望の深さの孔Hを作業
部7の揺れや振動等を防止しながら、精度よく良好に穿
孔することができるものである。
【0026】次に図9〜図17を参照し、本発明による
穿孔装置1による穿孔作業並びに施工部Wに対する施工
手段の一例について説明する。図9は、山肌或いは崖等
において岩盤が一部突出した状態の施工部W並びに、対
地作業及び仕上作業によって完成される同図点線の仕上
面W1の形状等を示す作業現場の側面図であり、図10
はこのような現場に対地作業機1を備えた走行機体2を
走行移動して、対地作業適正位置に設置する作業開始時
の状態を示し、このとき対地作業機1は吊下げ装置20
で吊り下げられた自重による垂下姿勢にある。
【0027】次いで、施工部Wの適所に対し吊下げ装置
20を下降操作して、ガイド支柱3の固定杆31を地面
に差し込み固定する。(図11)次いで、上記ガイド支
柱3の立設固定状態において旋回機構5a或いは5bを
操作して、既述した如く対地作業装置6の穿孔姿勢の位
置決めを行ったのち(図12)、スライド駆動機構65
等を操作し、作業部7の穿孔具8を穿孔位置に接当させ
ながら、作業部7を作動操作することにより穿孔作業を
行い、孔Hを予め設定した深さに孔開けしたのち(図1
3)、スライド駆動機構65等を逆動させて穿孔具8を
引き抜くと、図14に示すようにこの部の穿孔作業を完
了することができる。
【0028】次いで、上記と同様な操作を繰り返すこと
によって、図15に示すように施工部Wの穿孔設定箇所
に、所望の孔Hを上下及び左右方向に簡単且つ自由に穿
孔することができる。即ち、穿孔具8はガイド支柱3及
び対地作業装置6の姿勢コントロール可能範囲において
は、単にガイド支柱3の傾動角(立設姿勢)を吊下げ装
置20を調節することにより簡単にその場変更をするこ
とができると共に、該ガイド支柱3の立設姿勢におい
て、対地作業装置6の高さ調節並びに旋回調節による対
地作業可能範囲で、穿孔位置と穿孔角度を自在に選定す
ることができるから、図15に示すように突出した岩肌
に対しても穿孔作業を能率よく自由に行うことができる
等の利点がある。
【0029】従って、走行機体2を移動操作し直したり
吊下げ装置20の頻繁な操作を可及的に少なくしなが
ら、ガイド支柱3の立設位置において多様な孔Hをその
場穿孔することができると共に、ガイド支柱3の立設位
置を吊下げ装置20の位置調節操作や走行機体2の移動
操作で変更することにより、施工部Wの全面に対しその
形状や状況に最適な多様の孔Hを、遠隔操作位置から能
率よく簡単に穿孔することができ、穿孔作業(対地作
業)完了後に行われる仕上作業を容易にすることができ
る。
【0030】以上のようにして穿孔作業を完了したのち
は、図16で示す掘崩作業に移行して仕上面W1の仕上
げ作業を行う。この場合本実施形態では、吊下げ装置2
0の取付ブラケット21から、取付ピン3aを抜いて取
付アーム3cを介しガイド支柱3を取り外すことによ
り、穿孔装置1を簡単に除去することができるものであ
り、ガイド支柱3を取り外した状態の取付ブラケット2
1に対し、別途用意した掘崩装置25等の別の作業機を
取着して、該掘崩装置25によって複数の孔Hで区画さ
れた施工部Wを上方から掘り崩すことにより、仕上面W
1を形成することが可能な仕上作業に簡単且つ廉価な手
段で移行するようにしている。
【0031】上記掘崩装置25は、吊下げ装置20の操
作によって高さ及び左右の位置調節を走行機体2側から
簡単に行うことができると共に、基部を取付ブラケット
21に取付固定された可動ブーム26と、該可動ブーム
26の先端に取着された掘崩具27の油圧駆動機構によ
る操作によって、設定した掘崩位置における掘崩作業を
順次的確に行うことができ、この場合に上記掘崩位置は
前記孔Hでブロック状に区画されているので、各ブロッ
ク毎を可及的省力な作業によって簡単に崩すことができ
る。なお、上記のような掘崩作業は前述の穿孔装置1に
よっても割岩しながら行ってもよいものである。
【0032】また上記の様な掘崩作業を行ったのちは、
同装置によって仕上面W1の削り作業も行うことがで
き、図17の実線で示すように仕上面W1を精度よくき
れいに能率よく仕上げることができるものである。尚、
掘崩装置25は図示例のように、対地作業装置6を装着
可能な走行機体2に設けることなく、別途用意された走
行機体のブーム等に取着した掘崩専用型の車両(作業
機)にしてもよい。
【0033】またこの実施形態では、作業部7として打
金等の穿孔具8を在来の削岩機と同様な空気式往復駆動
手段によって激しく往復動させて所定の孔Hを穿設する
ものを示したが、これに限ることなくドリルを回転させ
る作業部にしてもよいものであると共に、図示例のよう
な作業現場に限ることなく、他に建物等の壁面等の孔開
け作業等多様な作業に対しても、適応範囲を広くし効果
的に利用することができるものである。
【0034】即ち、本実施形態の対地作業機1は、対地
作業装置6の作業部7を孔開けを行う穿孔具8を備えて
対地作業を行う穿孔装置として説明したが、これに限る
ことなく作業部7は、例えば在来の構成手段からなる適
宜な草刈作業機(不図示)やパワーショベル等の任意な
作業機であってもよく、草刈作業機の場合には対地作業
として法面等に植生する雑草等の草刈り作業をする際
に、作業者が法面で不安定な姿勢で過酷な草刈り作業を
行うことなく、走行機体2側から草刈作業機を遠隔操作
することによって、草刈作業機を法面に沿わせて的確且
つ容易に移動操作することができるので、草刈作業を能
率よく簡単に行うことができる等の利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のような対地作業機にした
ことにより、次のような効果を奏することができるもで
ある。走行機体が有する吊下げ装置にガイド支柱を吊下
げ支持し、該ガイド支柱の下部を地面等に係脱可能に固
定した状態で、作業部を有する対地作業装置をガイド支
柱に昇降可能にしたことにより、ガイド支柱を安定よく
立設支持しながら作業部を昇降させて施工部に対し対地
作業を簡単に行うことができる。また吊下げ装置を移動
変位させることにより、ガイド支柱を施工部の形状や状
況に応じた所望の角度や位置に自由に設定することがで
き、対地作業の姿勢設定を現場の状況に簡単に適応させ
ることができ作業を能率よく行うことができる等の特徴
がある。
【0036】また作業部をガイド支柱に対し、縦軸芯と
横軸芯を中心に旋回可能に設けたことにより、吊下げ装
置を介し施工部と遠距離にある走行機体側からガイド支
柱を微量操作することなく、作業部の前後左右の位置決
め並びに対地作業角度を容易に設定することができる。
【0037】そして、作業部をガイド支柱に装着される
対地作業装置のガイド枠に対しスライド移動可能に設け
ることにより、施工部に対する前後或いは深さ方向の対
地作業を簡単且つ的確に能率よく行うことができる。ま
たこの際、対地作業装置の下部を施工部に対し係脱可能
に固定させることにより、対地作業部に対し対地作業機
を安定よく支持することができ、作業部の揺れ振動等を
防止しながら対地作業を良好に行うことができる。
【0038】また作業部に穿孔具を設けると、所望の大
きさと深さの穴を所定の角度で自由に穿孔することがで
きる。また穿孔装置等の対地作業機を、伸縮可能なブー
ムからなる吊下げ装置を備えたクレーン車に設けること
により、上記対地作業機のための専用の走行機体を要す
ることなく、在来のクレーン車を利用した廉価な作業を
行うことができると共に、クレーン車の利用範囲を拡大
することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる穿孔装置を備えた作業機の全体
構成を示す側面図。
【図2】穿孔装置の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は(A)の平面図。(C)は(A)の底面図。
【図3】(A)は穿孔装置の右側面図。(B)は(A)
の左側面図。
【図4】図2の背面図。
【図5】(A)はホルダ装置及び作業部の構成を示す底
面図。(B)は(A)の要部の構成を示す側面図。
【図6】ガイド支柱の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は(A)の側面図。(C)は(A)の平面図。
(D)は(A)の底面図。
【図7】ホルダ枠の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は左側面図。(C)は右側面図。(D)は平面
図。(E)は底面図。(F)は背面図。
【図8】対地作業装置の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は右側面図。(C)は背面図。(D)は左側面
図。
【図9】穿孔作業現場の施工部の態様を示す側面図。
【図10】施工部に穿孔装置を備えた作業機を移動設置
した状態を示す側面図。
【図11】吊下げ装置を下げてガイド支柱を立設した状
態を示す側面図。
【図12】対地作業装置を上下及び旋回させて、穿孔部
に対する位置決めを行う状態を示す側面図。
【図13】対地作業装置の穿孔作業を示す側面図。
【図14】図13による穿孔作業完了後の穿孔部の状態
を示す側面図。
【図15】施工部に対し複数の孔を穿孔した態様を示す
側面図。
【図16】穿孔後の施工部に対する仕上げ作業の態様を
示す側面図。
【図17】施工部の仕上げ作業後の態様を示す側面図。
【符号の説明】
1 穿孔装置(対地作業機) 2 走行機体(クレーン車) 3 ガイド支柱 3c 取付アーム 6 対地作業装置 7 作業部 8 穿孔具 20 吊下げ装置 21 取付ブラケット 31,67 固定杆 50 筒軸 51 ホルダ枠 60 ガイド枠 T 縦軸芯 Y 横軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 祐司 島根県出雲市荻杼町53番地2 北陽技建株 式会社内 Fターム(参考) 2D065 AB01 AB02 AB15 AB17 3F205 AA06 AC02 BA10 CA03 CB02 KA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(2)に設置される吊下げ装置
    (20)に、ガイド支柱(3)を吊下げ支持すると共
    に、該ガイド支柱(3)に対地作業装置(6)を昇降可
    能に支持し、ガイド支柱(3)の下部を地面に係脱可能
    に固定した状態で、施工部(W)に対し対地作業装置
    (6)の作業部(7)によって対地作業を行うことを特
    徴とする対地作業機。
  2. 【請求項2】 作業部(7)をガイド支柱(3)に対
    し、縦軸芯(T)と横軸芯(Y)を中心に旋回可能に設
    ける請求項1の対地作業機。
  3. 【請求項3】 作業部(7)を、ガイド支柱(3)に装
    着される対地作業装置(6)のガイド枠(60)に対し
    スライド移動可能に設ける請求項1又は2の対地作業
    機。
  4. 【請求項4】 対地作業装置(6)の下部を施工部
    (W)に対し係脱可能に固定させる請求項1又は2又は
    3の対地作業機。
  5. 【請求項5】 作業部(7)に穿孔具(8)を備えて穿
    孔作業をさせる請求項1又は2又は3又は4の対地作業
    機。
  6. 【請求項6】 走行機体(2)が、伸縮可能なブームか
    らなる吊下げ装置(20)を備えたクレーン車である請
    求項1又は2又は3又は4又は5の対地作業機。
JP11152218A 1999-05-31 1999-05-31 対地作業機 Pending JP2000337073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11152218A JP2000337073A (ja) 1999-05-31 1999-05-31 対地作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11152218A JP2000337073A (ja) 1999-05-31 1999-05-31 対地作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000337073A true JP2000337073A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15535672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11152218A Pending JP2000337073A (ja) 1999-05-31 1999-05-31 対地作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000337073A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1203868A2 (en) 2000-11-06 2002-05-08 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust emission control device of internal combustion engine
JP2008057292A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 T F T:Kk 掘削装置
JP2014015819A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Furukawa Rock Drill Co Ltd ファンカットドリル
JP2022023604A (ja) * 2020-07-27 2022-02-08 大豊建設株式会社 削孔装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1203868A2 (en) 2000-11-06 2002-05-08 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust emission control device of internal combustion engine
JP2008057292A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 T F T:Kk 掘削装置
JP2014015819A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Furukawa Rock Drill Co Ltd ファンカットドリル
JP2022023604A (ja) * 2020-07-27 2022-02-08 大豊建設株式会社 削孔装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000337073A (ja) 対地作業機
EP1142680A2 (en) Process for cutting stone blocks in stone quarries, and machine using the method
JP2604319B2 (ja) 傾斜面用穿孔機
JP3544971B2 (ja) 穿孔機
JP3428280B2 (ja) 油圧式法面削孔作業車両
JPH1130089A (ja) 法面さく孔方法及びそれに使用する装置
JP7075697B1 (ja) 地盤改良機
JP3844166B2 (ja) 法面さく孔機及び法面さく孔方法
JP6088093B1 (ja) 低空頭掘削機及び低空頭掘削機における水平フレームの高さ位置調整方法
JP3772221B2 (ja) 底盤改良工法およびそれに使用される底盤改良機
JP7362531B2 (ja) スロットドリルマシン
KR102516658B1 (ko) 자유면 형성을 위한 트리플 천공장치 및 이를 이용한 암반의 자유면 시공방법
JP2002285568A (ja) 対地作業機
JP2709913B2 (ja) 削孔機
JP3594537B2 (ja) 削孔装置およびそれを用いた削孔方法
JP3009405U (ja) ファンカットドリル
JPH07233524A (ja) 地盤改良機及びその使用方法
CN110158591B (zh) 桩锤组件及具有该桩锤组件的打桩机
JP3213479U (ja) 杭打機
JPH09273376A (ja) 法面穿孔装置
JP2006177156A (ja) 地盤改良装置
JPS61266724A (ja) 杭打用穴あけ機
JPH07166789A (ja) 穴掘高所作業車
JP2786476B2 (ja) 掘削機
JPH0718308B2 (ja) 削岩方法及び削岩装置