JP2002285568A - 対地作業機 - Google Patents

対地作業機

Info

Publication number
JP2002285568A
JP2002285568A JP2001087599A JP2001087599A JP2002285568A JP 2002285568 A JP2002285568 A JP 2002285568A JP 2001087599 A JP2001087599 A JP 2001087599A JP 2001087599 A JP2001087599 A JP 2001087599A JP 2002285568 A JP2002285568 A JP 2002285568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
work
support
machine
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001087599A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Miyamoto
修 宮本
Yuji Kanda
祐司 神田
Shinsuke Oda
信介 小田
Yusaku Imaoka
裕作 今岡
Minoru Iizuka
実 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUYO GIKEN KK
Original Assignee
HOKUYO GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKUYO GIKEN KK filed Critical HOKUYO GIKEN KK
Priority to JP2001087599A priority Critical patent/JP2002285568A/ja
Publication of JP2002285568A publication Critical patent/JP2002285568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対地作業部を姿勢制御可能に取付支持する制
御支持装置を設けた取付部を、走行機体の支持装置に簡
単に装着すると共に、支脚装置で支持装置を安定よく接
地支持した状態で対地作業部による作業を的確に行うこ
とができる対地作業機を提供する。 【解決手段】 対地作業部1aを姿勢制御可能に装着し
た制御支持装置1bを、走行機体20から延設した支持
装置21に着脱可能に取付ける取付部5に設けると共
に、取付部5又は制御支持装置1bに支持装置21を接
地状態で支持する支脚装置3を設け、該支脚装置3を接
地させた状態で対地作業部1aによる対地作業を行うよ
うに構成した対地作業機にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体が有する
支持装置に、対地作業部を設けて対地作業を行う対地作
業機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、山肌や崖等の傾斜地或いは建造
物等の作業部に対し破壊や孔開け等の対地作業を行う対
地作業機は、バケットをアーム及びブーム等からなる制
御支持装置に備えたパワーショベルが母機として用いら
れ、上記バケットをアームから取り外した状態で、該ア
ームの先端にブレーカ(破砕作業機)や削孔機等の対地
用の作業部を取着し、この対地作業部及び制御支持装置
を作動操作することによって、破砕作業や穿孔作業を行
うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な構成による、パワーショベルのアームにブレーカ等を
取着した対地作業機では、高い山肌や崖等或いは高層な
建造物等を破壊したりする際に、対地作業部の作業がア
ームやブームの長さで設定された操作範囲に限られるた
め、走行機体を搬入設置した位置からそれ以上の高所位
置での作業を行うことができない欠点があると共に、よ
り高所の作業を行おうとすると、アームやブーム等を長
大にした制御支持装置になり、装置が大型化したり重量
構造になってコスト高になるばかりか、作業部の状況に
適応した多様な作業を能率よく自由に行うことができず
作業精度も劣る等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するために本発明による対地作業機は、第1に、対地作
業部1aを姿勢制御可能に装着した制御支持装置1b
を、走行機体20から延設した支持装置21に着脱可能
に取付ける取付部5に設けると共に、取付部5又は制御
支持装置1bに支持装置21を接地状態で支持する支脚
装置3を設け、該支脚装置3を接地させた状態で対地作
業部1aによる対地作業を行うように構成したことを特
徴としている。
【0005】第2に、クレーン車2が有する支持装置2
1の支柱22に取付部5を取付けると共に、該取付部5
に支脚装置3を設けることを特徴としている。
【0006】第3に、支脚装置3を、取付部5に一体的
に設けたホルダ31と、該ホルダ31に着脱可能に取付
固定される支脚30とで構成することを特徴としてい
る。
【0007】第4に、支脚30の長さを変えるか、又は
複数の支脚30の幅を変えることにより取付部5の接地
高さを調節可能にすることを特徴としている。
【0008】第5に、取付部5の近傍に、対地作業部1
a及び制御支持装置1bを操作する操縦部28a,7を
設けて対地作業を行うことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。符号1は本発明に係わる対地作業機であ
り、例えばクレーン車(走行作業機)2等の走行機体2
0が有する、伸縮可能な支柱等からなる支持装置21の
先端で、取付部5を介して着脱可能に取着され、クレー
ン車2を母機として利用しながら、後述する支脚装置3
を作業支点部にした状態で、山肌や崖等の傾斜地(法
面)等の作業部Wの破砕作業や整地、或いは構造物の破
壊や建造等の各種の作業を行うようにしている。また上
記各種の作業は、対地作業機1の制御支持装置1bに、
破砕作業機やバケット作業機,穿孔作業機或いは把持作
業機等の各種の対地作業部1aを択一的に装着すること
により簡単且つ自由に行うようにしている。
【0010】図示例のクレーン車2は、上記支持装置2
1を在来のものと同様な構成を以て、複数の支柱22を
伸縮可能に連結した支柱構造にしていると共に、支柱構
造の先端側の支柱22に吊具(フック)23を有するワ
イヤー25を巻き掛ける滑車26を備え、支柱構造の基
部側を走行機体20に回動可能に支持し、昇降シリンダ
27によって上下回動可能に支持している。そして、上
記支持装置21の支柱22の伸縮及び上下回動操作並び
に対地作業機1の作業操作を、走行機体20に設置され
ている操縦部28で所望に行うようにしている。尚、こ
の実施形態では対地作業機1を取付支持する母機はクレ
ーン車2を用い、該クレーン車2から延設した支持装置
21の支柱22の先端に設けたが、これに限ることな
く、例えば大型パワーショベルのアーム部や、梯子車が
有する梯子部分等に設置してもよいものである。
【0011】本発明の第1実施形態に係わる対地作業機
1の構成及び使用態様を、先ず図1〜図3を参照し説明
する。この対地作業機1は、該対地作業機1を支持装置
21に着脱可能に取付支持する取付部5と、該取付部5
の取付台50に装着されて、作業部1aを姿勢制御可能
に支持する制御支持装置1bと、該制御支持装置1bに
着脱可能に支持されて対地作業を行う既述の対地作業部
としての破砕作業機1aとからなる。図示例の破砕作業
機1aは油圧又は空圧で破砕具(チゼル)1cを往復振
動させる汎用型のブレーカを採用している。
【0012】そして、上記制御支持装置1bは、取付部
5の取付台50に横方向の支軸11を介して回動可能に
設けた側面視でヘ字状のブーム10と、該ブーム10の
先端で支軸11aを介して回動可能に設けたアーム12
とからなる屈伸リンク構造を構成しており、該アーム1
2の先端に破砕作業機1aを取付軸13を介して着脱可
能に取付けていると共に、取付台50とブーム10間に
はブームシリンダ10Sを設け、ブーム10とアーム1
2間にはアームシリンダ12Sを設け、アーム12と破
砕作業機1a間には作業機シリンダ14Sを設け、在来
のものと同様な油圧作動構造を以て各シリンダを走行機
体2側の操縦部28から操作することにより伸縮させ
て、各リンク要素を各別に作動させ、破砕作業機1aを
所望に姿勢制御し破砕具1cによる破砕作業を能率よく
的確に行うことができるようにしている。
【0013】次に、図2,図3を参照し対地作業機1を
支持装置21の支柱22に簡単に取付支持すると共に、
対地作業を安定よく行うことができる取付部5の構成に
ついて説明する。この取付部5は、クレーン車2の支柱
22の先端形状に合わせ両側を挟持状に嵌挿せしめた状
態で、取付ネジ等による取付け用の取付孔51aを有す
る取付板51と、前記ブーム10の取付台50を回動可
能に軸支する縦軸の取付軸(センターピン)52を有す
る取付座53とからなる取付フレーム55と、該取付フ
レーム55の側方で支軸56を介して揺動回動可能に軸
支する旋回シリンダ57等からなる。そして上記取付台
50は、ブーム10の支軸11を嵌挿する支持孔50a
と、ブームシリンダ10Sの取付軸15を嵌挿する支持
孔15aと、旋回シリンダ57のピストン連結支持用の
取付軸16を嵌挿する支持孔とを形成した構成にしてい
る。
【0014】また取付部5は、取付フレーム55の前側
下方に支脚装置3を一体的に備えることにより、破砕作
業機1aによる対地作業を安定よく円滑に行うと共に、
取付部5と共に支脚装置3の製作を能率よく廉価に行
い、また支柱22に対する両者の取付けを簡単に行うこ
とができるようにしている。即ち、図示例の支脚装置3
は、下端を先鋭にした左右一対の丸棒状の支脚30と、
該支脚30の上側を挿脱可能に嵌挿し取付ネジ等適宜な
固定手段によって固定する筒状のホルダ31を、取付フ
レーム55に一体的に設けた構成としており、両者は取
付フレーム55の前側下方に中心部から略ハ字状の左右
対称に設け、支脚30をホルダ31に嵌挿固定した状態
で支柱22を昇降回動させると、左右の支脚30の先端
は支持装置20の重量を利用し法面(作業部)Wに突き
刺し固定することができ、支柱22の左右及び前後の位
置決めを安定よく簡単に行うと共に、支脚30を支点部
とした破砕作業機1aによる作業を、支柱22に無理な
負荷や過大な振動等をかけることなく円滑に行うことが
できる。
【0015】次に、以上のように構成した対地作業機1
による、使用態様並びに作業等について図1,図2及び
図4,図5を参照し説明する。先ず図1に示す、破砕作
業機1aを備えた対地作業機1による法面Wの破砕作業
を行う態様について説明すると、同図は山肌或いは崖等
において岩盤が一部突出した状態の作業現場の法面Wの
側面図であり、このような作業現場に対地作業機1を備
えたクレーン車2を走行移動し、支持装置20を所定の
長さに伸長すると共に、昇降シリンダ27を操作して支
持装置20を下降回動し、支脚装置3の支脚30を法面
Wの対地作業適正位置に接地させて作業開始状態にす
る。この後、制御支持装置1b及び破砕作業部1aの姿
勢操作を行い、破砕作業機1aを作動させて破砕具1c
による法面Wの破砕作業を行い、この部の作業を完了し
た後は、再び昇降シリンダ27を操作して支持装置20
を介し、対地作業機1を上昇させ次位の作業部に移動設
置せしめて連続的な作業を行う。
【0016】即ち、このような作業において、法面Wの
作業部と遠距離にある走行機体20側から、支柱22及
び取付部5を介し支脚30の接地位置を大まかに定めな
がら、支柱22を下降させ支脚30を地面に差し込み、
対地作業機1の作業位置を位置決めし、次いで制御支持
装置1bの操作によって作業部1aの前後並びに左右の
作業部への位置決めをし、破砕作業機1aを作業機シリ
ンダ14Sによる角度姿勢を制御しながら作動させる
と、破砕具1cは往復振動し硬い先端で法面Wの表面を
連続的に破砕する。
【0017】従って、上記のように使用することができ
る対地作業機1は、走行機体20側と遠距離にあって
も、支脚30の接地(固定)位置を大まかに定めるだけ
の操作で、重量構造の対地作業機1を作業位置を変える
度に変更したり微量操作することなく、対地作業機1の
作業位置を簡単に位置決めすることができると共に、制
御支持装置1bの屈伸及びセンターピン52を中心とす
る左右回動、並びに破砕作業機1a等の操作によって、
支脚装置3で設定された支点部からの作業範囲を能率よ
く簡単に破砕することができる。
【0018】このとき、取付部5に設けた支脚装置3
は、左右に拡開した2本の支脚30が法面Wに踏ん張り
固定した状態となり、取付部5を介して対地作業機1の
基部側を安定よく支持するので、破砕作業機1aの上下
及び左右回動並びに破砕具1cを作動させる際に生ずる
振動や負荷を、支持装置20及び対地作業機1の自重を
加えた支脚30が良好に緩衝支持することができ、支脚
30を支点部とした破砕作業機1aによる作業を精度よ
く自由に行うことができると共に、この際に生ずる負荷
をクレーン車2や支柱22に大きくかけることを防止
し、また支脚30は対地作業機1と支柱22の自重を分
担支持するので、クレーン車2並びに支持装置20を支
持する昇降シリンダ27等への負担を軽減することがで
きる等の利点がある。また破砕作業機1aは支脚30に
よって揺れや支柱22との共振等を抑制されるから、効
率のよい破砕作業を良好に行うことができる。
【0019】尚、図示例では支脚装置3の支脚30を2
本にしたが、これに限定されることなく、例えば図3
(A)の点線で示すように、取付部5の中心部から下方
に1本の支脚30を垂設するようにしてもよく、この場
合には法面Wが硬い岩盤或いはモルタルやコンクリート
等で被覆された被覆法面である場合に、1本の支脚30
は上記法面Wへの突き刺し固定を良好に行うことがで
き、支脚30を作業支点部として破砕作業機1aによ
る、岩盤の破砕やコンクリート等の被覆面の破壊や剥ぎ
取り作業等を的確に行うことができる等の特徴がある。
【0020】次に図4〜図7に示す本発明の別実施形態
に係わる対地作業機1の構成、及びその使用態様等につ
いて説明する。尚、既述のものと同様な構成等について
は説明を省略する。図4に示す対地作業機1は、制御支
持装置1bのアーム12の先端に、対地作業部としての
バケット1aを取付けた実施形態であり、この場合には
図1のものと同様に、支脚装置3の支脚30を接地させ
た状態で、ブーム10,アーム12及びバケット1aを
操作して法面Wの掘削や掘り崩し等の対地作業を行うこ
とができるものである。
【0021】また図5に示す対地作業機1は、アーム1
2の先端に対地作業部としての穿孔作業機1aを装着
し、法面Wに穿孔するようにした実施形態を示す。この
場合にも上記のものと同様に、支脚30を接地させた状
態で、ブーム10,アーム12及び穿孔作業機1aを姿
勢操作して、穿孔作業機1aが有する穿孔具1dを法面
Wに突き差して穿孔作業を行い、所定深さの穿孔を行っ
た後は穿孔具1dを引き抜き、同様な操作を繰り返すこ
とによって、作業部の穿孔設定箇所に、所望の孔を上下
及び左右方向に簡単且つ自由に穿孔することができるも
のである。尚、このようにして穿孔作業を完了したのち
は、例えば既述のバケット1aによる掘崩作業に移行し
て法面Wの仕上げ作業を簡単に行うことができる。
【0022】次に、図6,図7を参照し対地作業機1及
びこれに設置する支脚装置3の別実施形態、並びに使用
態様等について説明する。この対地作業機1は、取付部
5に交換可能に設ける支脚装置3を、前記棒状の支脚3
0に代えて把持固定型の構成にすることにより、該支脚
装置3で建造物の一部や地盤から突出している突起状物
を把持することで、対地作業機1及び支柱22を安定よ
く支持するようにしている。
【0023】即ち、図示例の支脚装置3は、前記ホルダ
31に着脱可能に取着される支脚フレーム32に二股状
の把持爪33を回動可能に軸支し、該把持爪33を把持
シリンダ35によって把持姿勢と把持解除姿勢とに切換
可能に構成することにより、棒状の支脚30による接地
支持が困難な場合にも、支持装置20の先端部を安定よ
く支持することができるようにしている。尚、把持爪3
3は把持解除姿勢において、その先端部を前記支脚30
と同様に接地させて使用することもできる。
【0024】また同図で示すように、支脚装置3の設置
部位は取付部5に限ることなく、制御支持装置1bの任
意の位置に設けてもよく、また作業部1aの近傍で制御
支持装置1b側において、取付部5側のものと併設又は
単独に設置し使用してもよいものであり、この場合には
支脚装置3はその支脚30による作業支点部を作業部1
a側により近接させることができるから、該制御支持装
置1bの支脚装置3側を支持固定した状態で作業を行
い、作業部1aによる制御支持装置1b側への負荷を軽
減した状態で、各種の作業を的確に行うことができる等
の利点がある。
【0025】図7の支脚装置3は制御支持装置1bのア
ーム12側に装着可能にした別実施形態を示す。即ち、
この支脚装置3は支脚30を有する支脚フレーム32と
取付座36で、アーム12に着脱可能に挟持固定してお
り、該支脚フレーム32の下部側に左右の支脚30を有
する支持軸38を前後回動可能に軸支している。また図
示例の支脚30は上記支持軸38に左右回動可能に軸支
した支脚シリンダ30Sのピストンにしており、該支脚
シリンダ30Sの作動によって支脚30を進退させ、支
脚長さを変えることによって制御支持装置1b或いは支
持装置20の設置高さの調節を自由に行うことができる
ようにしている。
【0026】さらに、上記左右の支脚シリンダ30Sは
幅決めシリンダ31Sによって連結支持しており、該幅
決めシリンダ31Sの作動で支脚幅を自由に変え、制御
支持装置1b或いは支持装置20の接地高さ調節を行う
と共に、作業部(接地面)の凹凸や傾斜等の形状に適応
させて左右の支脚30の間隔を変更させることで、適切
に接地せしめ接地支持を簡単且つ良好に行うことができ
るようにしている。
【0027】また上記幅決めシリンダ31Sは、そのシ
リンダの中途部を前後シリンダ39によって支脚フレー
ム32と連結しており、これにより支持軸38を中心に
支脚30を前後シリンダ39の作動によって前後回動さ
せると、支脚30の前後方向の位置決め接地を簡単に行
うことができて、対地作業部1aによる作業を効率よく
行う。尚、支脚装置3の使用に当たり、例えば支脚30
が埋没するような地盤であるような場合には、必要によ
り同図の点線で示すような埋没を防止する接地ストッパ
30aを、支脚30の中途部に設けるとよい。
【0028】また上記のように構成した対地作業機1
は、その作業操作をクレーン車2側の操縦部28から行
うものに限ることなく、図6の点線で示すように対地作
業機1及び支脚装置3等の各シリンダを作動操作可能な
操縦部28aを、対地作業機1の取付部5部分に操縦席
を構成して設け、該操縦席から操縦部28aを直接的に
操作してもよく、また対地作業機1並びに支脚装置3等
を無線或いは有線で遠隔操作可能とする操縦部7を構成
し、該操縦部7を取付部5又は対地作業部1aの上方近
傍で操作することによって行うようにしてもよい。
【0029】このような操作手段によれば、作業者は高
価で操作に高度な熟練を要するテレビカメラモニターに
よる画面操作に頼ることなく、対地作業機1による作業
状態を肉眼で直接的に視認しながら操作することができ
るので、各種の作業を廉価な手段を以て簡単且つ的確に
行うことができる等の利点がある。そして、上記操縦部
7を操作するような場合には、法面Wにロープ8を在来
の手段によって沿設固定すると共に、該ロープ8を命綱
として使用しながら作業者が、取付部5の近傍や対地作
業機1aの側方で、遠隔操作を行う簡便な操作手段をと
ることができるから、対地作業を簡単且つ的確に行うこ
とができる等の特徴がある。
【0030】また上記のような操作手段の他に図6の点
線で示すような、例えばクレーン車2とは別途に既存の
パワーショベル9を利用し,該パワーショベル9が備え
るバケット等を有するフロント作業部操作用の操縦部2
8aの構造と、支持装置20に設置した対地作業機1と
を長い油圧作動管類90を用いて連結し、パワーショベ
ル9側の操縦部28aから対地作業機1を直接的に作動
操作するようにしてもよいものである。この場合には、
数十メートル或いはそれ以上の長さの支持装置20を有
するクレーン車2を法面下部の平地に定置させると共
に、パワーショベル9を法面Wの上方の適所に形成され
た路盤に移動待機させた状態において、該パワーショベ
ル9から対地作業機1による作業状態を直接的に視認し
ながら、対地作業を的確に行うことができる等の作業方
法を可能にすることができる。
【0031】またこの作業方法によれば、パワーショベ
ル9が備えるフロント作業部を取り外して、その取付部
構造を共通化させた取付部5に装着すると、該フロント
作業部をして前述のものと同様な作業を行うことができ
るところの、対地作業機1として兼用構成して使用する
ことができるので、対地作業機1の製造コスト並びに作
業コストを可及的に低減することができると共に、作業
者は使い慣れたパワーショベル9の操縦部28aを使用
し得て、上記対地作業機1の作業操作を能率よく簡単に
行うことができる等の利点がある。
【0032】尚、図示例の実施形態では対地作業機1
は、法面Wの作業について説明したが、これに限ること
なく対地作業機1をして、例えば在来の構成手段からな
る適宜な草刈作業機(不図示)や、コンクリートカッタ
ー,ペンチャー,杭打機,コンクリート充填機,モルタ
ル吹付機等の任意な作業機にすることもでき、多様な作
業現場において広く効果的に使用することができるもの
である。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のような対地作業機にした
ことにより、次のような効果を奏することができる。対
地作業部を姿勢制御可能に取付支持する制御支持装置を
設けた取付部を、走行機体の支持装置に着脱可能に取付
け、この取付部又は制御支持装置に支持装置を接地状態
で支持する支脚装置を設けた対地作業機にしたことによ
り、支脚装置で支持装置を安定よく接地支持した状態で
対地作業部による作業を的確に行うことができると共
に、支持装置に対する作業時の負荷を軽減することがで
きる。
【0034】またクレーン車が有する支持装置の支柱に
取付ける取付部に支脚装置を設けることにより、クレー
ン車の長い支柱を利用した各種の高所作業を対地作業機
によって安定よく簡単に行うことができる。
【0035】また上記取付部にホルダを一体的設けると
共に、該ホルダに支脚を着脱可能に取付固定することに
より、作業部の形状や状況に適応した支脚をホルダに簡
単に装着でき、各種の作業を適切に行うことができる。
【0036】さらに、支脚はその長さを変更するか、複
数設けた支脚の幅を変更させることによって、取付部の
接地高さを調節可能にしたので、作業部の形状や状況に
適応した高さに支持装置を安定よく支持すると共に、対
地作業部による作業を適切に行うことができる。
【0037】また取付部の近傍に対地作業部及び制御支
持装置を操作する操縦部を設けて対地作業を行うように
したことにより、高価で操作に高度な熟練を要する画面
操作手段等を用いることなく、操縦部側から作業状態を
直接的に視認しながら対地作業機を操作することができ
るので、各種の作業を廉価な手段を以て簡単且つ的確に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる対地作業機による作業状態の態
様を示す側面図。
【図2】図1の対地作業機の構成を示す側面図。
【図3】(A)は取付部及び支脚装置の構成を示す正面
図。(B)は(A)の平面図。(C)は(A)の左側面
図。(D)は(A)の右側面図。
【図4】本発明の別実施形態に係わる対地作業機による
作業状態の態様を示す側面図。
【図5】本発明の別実施形態に係わる対地作業機による
作業状態の態様を示す側面図。
【図6】本発明の別実施形態に係わる支脚装置を備えた
対地作業機の側面図。
【図7】図6の取付部及び支脚装置の構成を示す正面
図。
【符号の説明】
1 対地作業機 1a 対地作業部(破砕作業機,バケット,穿孔作業
機) 1b 制御支持装置 2 クレーン車(走行作業機) 3 支脚装置 5 取付部 10 ブーム 12 アーム 20 走行機体 21 支持装置 22 支柱 7,28,28a 操縦部 30 支脚 31 ホルダ W 法面(作業部)
フロントページの続き (72)発明者 小田 信介 島根県出雲市荻杼町53番地2 北陽技建株 式会社内 (72)発明者 今岡 裕作 島根県出雲市荻杼町53番地2 北陽技建株 式会社内 (72)発明者 飯塚 実 島根県出雲市荻杼町53番地2 北陽技建株 式会社内 Fターム(参考) 2D012 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対地作業部(1a)を姿勢制御可能に装
    着した制御支持装置(1b)を、走行機体(20)から
    延設した支持装置(21)に着脱可能に取付ける取付部
    (5)に設けると共に、取付部(5)又は制御支持装置
    (1b)に支持装置(21)を接地状態で支持する支脚
    装置(3)を設け、該支脚装置(3)を接地させた状態
    で対地作業部(1a)による対地作業を行うように構成
    した対地作業機。
  2. 【請求項2】 クレーン車(2)が有する支持装置(2
    1)の支柱(22)に取付部(5)を取付けると共に、
    該取付部(5)に支脚装置(3)を設ける請求項1の対
    地作業機。
  3. 【請求項3】 支脚装置(3)を、取付部(5)に一体
    的に設けたホルダ(31)と、該ホルダ(31)に着脱
    可能に取付固定される支脚(30)とで構成する請求項
    1又は2の対地作業機。
  4. 【請求項4】 支脚(30)の長さを変えるか、又は複
    数の支脚(30)の幅を変えることにより取付部(5)
    の接地高さを調節可能にする請求項1又は2又は3の対
    地作業機。
  5. 【請求項5】 取付部(5)の近傍に、対地作業部(1
    a)及び制御支持装置(1b)を操作する操縦部(28
    a),(7)を設けて対地作業を行う請求項1又は2又
    は3又は4の対地作業機。
JP2001087599A 2001-03-26 2001-03-26 対地作業機 Pending JP2002285568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087599A JP2002285568A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 対地作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087599A JP2002285568A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 対地作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002285568A true JP2002285568A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18942827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001087599A Pending JP2002285568A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 対地作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002285568A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104613088A (zh) * 2015-01-29 2015-05-13 柳州市潮林机械有限公司 一种双耳铰链支座

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104613088A (zh) * 2015-01-29 2015-05-13 柳州市潮林机械有限公司 一种双耳铰链支座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4645084A (en) Robot arm
US5375664A (en) Pile driver
US20080190633A1 (en) Hydraulic Attachment for Skid Steer Loaders
AU2007314059B2 (en) System for mounting a pile driver
US3710876A (en) Ground hole forming machine
KR101801474B1 (ko) 건설 작업용 기기, 이를 포함하는 건설 작업용 어태치먼트 및 건설 장비
JP2002285568A (ja) 対地作業機
CN210264543U (zh) 打钻装置及具有其的隧道支护车
KR102247222B1 (ko) 오거크레인의 수직조절장치
US3807802A (en) Demolition machine
JPH07233691A (ja) 傾斜面用穿孔機
RU2158803C2 (ru) Установка для вибровдавливания свай в грунт
JP3119226U (ja) ケーシングハンドリングマシン
JP2000337073A (ja) 対地作業機
CN220267356U (zh) 打洞立杆机
JP6271664B2 (ja) 杭圧入装置
KR101801475B1 (ko) 건설 작업용 기기, 이를 포함하는 건설 작업용 어태치먼트 및 건설 장비
JP2598738B2 (ja) 支柱固定穴の形成装置
CN207553090U (zh) 一种钢护筒稳固架
JP2922102B2 (ja) 法面の削孔装置
JP3560278B2 (ja) 斜面における削孔装置
JPH0718308B2 (ja) 削岩方法及び削岩装置
JPH11100844A (ja) 表層ケーシングの引き抜き方法および装置
CN117846565A (zh) 地下工程机械和用于运行地下工程机械的方法
JPH0270888A (ja) 法面穿孔用の削岩機の支持装置と法面の穿孔方法