JP2000336174A - 水酸アパタイトで被覆された球形高分子ビーズの製造方法 - Google Patents

水酸アパタイトで被覆された球形高分子ビーズの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水酸アパタイトで被覆された球形高分子ビー
ズの製造方法を提供する。 【解決手段】 揮発性溶媒に溶解させた疎水性高分子を
界面活性剤と蒸留水中で撹拌し、そこへ最終的な濃度が
9×10-4mol/l以上となるようにカルシウムイオ
ンを含む溶液を加え、さらにそこへカルシウム原子に対
するリン原子の比が1.5〜1.8であるようにリン酸
イオンを含む溶液を滴下し、得られた混合溶液を熟成さ
せ、その生成物を固−液分離することにより、水酸アパ
タイトで被覆された高分子ビーズを製造する。 【効果】 水酸アパタイトで被覆された高分子ビーズを
効率よく製造することができる。この水酸アパタイトで
被覆された高分子ビーズは、タンパク質や核酸などの生
体高分子を分離精製するための、液体クロマトグラフィ
ー用カラム充てん材として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球状のポリマーの
上にリン酸カルシウムを被覆した球状ポリマー−リン酸
カルシウム複合体を製造する方法に関するものであり、
さらに詳しくは、例えば、液体クロマトグラフィー用カ
ラム充填剤として好適な水酸アパタイトで被覆された球
形高分子ビーズを効率よく製造する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年のバイオインダストリーの発展によ
り、タンパク質や核酸などの生体高分子を効率よく分
離、精製する技術への要請が高まってきている。タンパ
ク質や核酸など生体高分子を効率よく分離精製するため
には、液体クロマトグラフィーによる方法が適してい
る。化学式Ca10( PO4 ) 6 ( OH)2 で示される水
酸アパタイトは、タンパク質や核酸など生体高分子を特
異的に吸着する能力を有するうえ、有機溶媒に対しては
まったく溶解せず、さらにアルカリ溶液に対して安定で
あるためアルカリ洗浄が可能であるという、液体クロマ
トグラフィー用カラム充てん材として非常に優れた特性
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この液体クロマトグラ
フィー用カラム充てん材の形状は10μm程度の大きさ
の球状が最適である。これまで球状の水酸アパタイト
は、主に湿式法により得られた一次粒子を1〜100μ
m程度の球状粒子に造粒することにより、製造されてい
る。ところが、カラム充てん材としてさらに必要な要素
として耐圧性があげられるが、造粒して得た粒子では、
高い耐圧性を兼ね備えることが困難であるという問題点
があった。この問題を解決するためには、圧力に耐える
ために高分子で球形を形作り、表面にタンパク質や核酸
を吸着させるための水酸アパタイトを被覆させた材料
を、カラム充てん材として用いることが好適である。従
来はこの水酸アパタイトを表面に被覆した球形高分子ビ
ーズを製造する方法は開発されていない。
【0004】本発明者らは前述の方法を開発する目的で
研究の結果、本発明を完成した。即ち本発明者らは、ポ
リマーを球状に組織化した上に両親媒性物質を共存させ
て、水酸アパタイトCa10( PO4 ) 6 ( OH)2 など
のリン酸カルシウムを析出させることを試みた結果、疎
水性高分子を揮発性溶媒中に溶解させた後に界面活性剤
とともに蒸留水中で懸濁させた後に、カルシウムイオン
を含む溶液を加え、さらに、pHが8から12の範囲に
なるように調整しながら、そこへリン酸イオンを含む溶
液を滴下し、2時間以上熟成させた生成物を固−液分離
する方法により所期の目的を達成し得ることを見出し、
本発明の水酸アパタイトを被覆した球形高分子ビーズの
製造方法の開発に成功した。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、以下の技術的手段から構成される。 (1)揮発性溶媒に溶解させた疎水性高分子を界面活性
剤と蒸留水中で撹拌し、そこへカルシウムイオンを含む
溶液を加え、さらにそこへリン酸イオンを含む溶液を滴
下し、得られた混合溶液を熟成させ、その生成物を固−
液分離することを特徴とする水酸アパタイトで被覆され
た高分子ビーズの製造方法。 (2)混合溶液中のカルシウム原子の濃度が、9×10
-4mol/l以上である前記(1)記載の水酸アパタイ
トで被覆された高分子ビーズの製造方法。 (3)カルシウム原子に対するリン原子の比が1.5〜
1.8である前記(1)記載の水酸アパタイトで被覆さ
れた高分子ビーズの製造方法。 (4)滴下中のpHを8〜12に調整する前記(1)記
載の水酸アパタイトで被覆された高分子ビーズの製造方
法。 (5)熟成時間が2時間以上である前記(1)記載の水
酸アパタイトで被覆された高分子ビーズの製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明について詳述する。先
ず、疎水性高分子と揮発性溶媒および界面活性剤を用い
て球状高分子コロイド溶液を調製する。この際、原料と
して用いられる疎水性高分子と揮発性溶媒の組み合わせ
は揮発性溶媒によって疎水性高分子が溶解するものであ
ればよく、特に限定されるものではないが、例えば、ポ
リスチレン、ポリイソブチレン、ポリジメチルシロキサ
ン、ポリメタクリル酸メチル、ポリクロロケトン、と、
ジクロロメタン、ベンゼン、アセトン、シクロヘキサ
ン、トルエン、などが好ましいものとして例示される。
【0007】次に球形高分子コロイド溶液の調製方法に
ついて説明する。即ち前述の疎水性高分子を揮発性溶媒
中で溶解し、これを界面活性剤とともに蒸留水中で撹拌
し、揮発性溶媒がすべて揮発するまで撹拌し続ける。こ
の際用いられる界面活性剤は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、両親媒性物質であるドデシル硫酸ナト
リウム、オレイン酸ナトリウム、などが好ましいものと
して例示される。この撹拌は、マグネティックスターラ
ーやホモジナイザーなどで容易に行うことができる。こ
のとき揮発性溶媒の量、疎水性高分子の量、蒸留水の
量、界面活性剤の種類や量、撹拌速度を変化させること
により、最終的な球形高分子のビーズの大きさを容易に
制御することができる。球形高分子ビーズの大きさは、
揮発性溶媒に対する蒸留水の量、界面活性剤の量、攪拌
速度、などが増加すると小さくなり、疎水性高分子の量
が増加すると大きくなるが、例えば、疎水性高分子を2
g、揮発性溶媒を100ml、蒸留水を400ml、界
面活性剤としてドデシル硫酸ナトリウムを2g、用いて
攪拌速度を毎分600回転とした場合には、約10μm
の大きさの球形高分子が得られる。
【0008】このようにして調製された球形高分子コロ
イドにカルシウムイオンを含む溶液を加え、そこへリン
酸イオンを含む溶液を滴下するが、この際溶液をpH8
〜12となるように調整しておくことが必要である。カ
ルシウムイオンとリン酸イオンの滴下順序は、特に限定
されるものではないが、交互に少量ずつ滴下することに
より、高分子上へ均一にリン酸カルシウムを被覆させる
ことができる。このカルシウムイオンを含む溶液の濃度
は、滴下後に生じた溶液の濃度で、9×10-4 mol/
l以上、好ましくは4×10-3mol/l以上であるこ
とが必要である。またリン酸イオンを含む溶液は、滴下
後に生じた溶液中のカルシウム原子のリン原子に対する
原子比(Ca/P比)が1.5〜1.8となるように調
製する。カルシウムイオンを含む溶液としては、例え
ば、硝酸カルシウム水溶液、硝酸カルシウム四水和物水
溶液、塩化カルシウム水溶液、塩化カルシウム一水和物
水溶液、塩素酸カルシウム二水和物水溶液、過塩素酸カ
ルシウム水溶液、臭化カルシウム水溶液、臭化カルシウ
ム六水和物水溶液、酢酸カルシウム水溶液が、また、リ
ン酸イオンを含む溶液としては、例えば、リン酸水素二
アンモニウム水溶液、リン酸二水素アンモニウム水溶
液、リン酸水素二ナトリウム水溶液、リン酸二水素ナト
リウム一水和物水溶液、リン酸二水素ナトリウム二水和
物水溶液、リン酸カリウム水溶液、リン酸水素二カリウ
ム水溶液、リン酸二水素カリウム水溶液、リン酸水溶液
が、好適なものとして例示されるが、これらに限らず、
これらと同効のものであれば適宜のものが使用される。
【0009】次に滴下後の混合溶液は、撹拌しながら熟
成される。この熟成は室温で2時間以上、好ましくは2
4時間以上行われる。このようにして熟成させた後、混
合溶液中の固形分を、濾過や遠心分離などの手段によっ
て取り出し、乾燥処理し、必要により、解砕することに
よって、水酸アパタイトで被覆された球形高分子ビーズ
が得られる。生成するリン酸カルシウムの形状は、溶液
中に共存する両親媒性物質の種類によっても異なるが、
例えば、カルシウムイオンを含む溶液とリン酸イオンを
含む溶液を少量ずつ交互にまたは適宜の方式で滴下する
ことにより、高分子の上へ均一にリン酸カルシウムを被
覆させることができる。本発明の水酸アパタイトで被覆
された球形高分子ビーズは、圧力には高分子ポリマーが
耐え、表面のリン酸カルシウムは生体高分子を吸着する
能力をもち、さらに球状であるため理論段数が大きいと
いう利点を有する。この水酸アパタイトで被覆された球
形高分子ビーズは、タンパク質や核酸など生体高分子を
効率よく分離精製するための、液体クロマトグラフィー
用カラム充てん材として有用である。
【0010】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、該実施例は本発明の好適な例を示すものであ
り、本発明は該実施例によって何ら限定されるものでは
ない。 実施例1 100mlのジクロロメタンで溶解したポリスチレン2
gを400mlの蒸留水に入れ、ドデシル硫酸ナトリウ
ム2gとともに毎分600回転で12時間撹拌した。こ
のようにして得られた約10μmの大きさの球形高分子
を含む懸濁液から100mlを取り出し、0.0668
mol/lの硝酸カルシウム水溶液100mlを加えた
後にpH10に調整しながら、0.0200mol/l
のリン酸水素二アンモニウム水溶液200mlを滴下し
た。滴下後24時間撹拌したのちにろ過し、60℃で乾
燥後、解砕した。このようにして得られた粉体は、走査
型電子顕微鏡と粉末X線回折の結果より、表面に水酸ア
パタイトの被覆された球形高分子であることがわかっ
た。
【0011】本実施例において、滴下する溶液のカルシ
ウムイオンとリン酸イオンの濃度が低く、溶液中のカル
シウムイオン濃度が8.35×10-4mol/l以下の
時には、リン酸カルシウムは析出しないが、球状高分子
の上にカルシウムのみが検出された。滴下する溶液の濃
度または総量を増加させると、高分子の表面に析出物が
観察された。析出物の粉末X線回折の結果、低結晶性の
アパタイトであることがわかった。SEMで形状を観察
した結果、生成するリン酸カルシウムの形状は、溶液中
に共存する両親媒性物質の種類によって異なり、ドデシ
ル硫酸ナトリウムを共存させた場合にはクレーターの凹
部が多数存在する生成物も観察された。カルシウムイオ
ンを含む溶液とリン酸イオンを含む溶液を少量ずつ交互
に滴下することによって、高分子上へ均一にリン酸カル
シウムを析出させることが可能である。
【0012】実施例2 50mlのジクロロメタンで溶解したポリスチレン4g
を450mlの蒸留水に入れ、オレイン酸ナトリウム2
gとともに毎分500回転で12時間撹拌した。このよ
うにして得られた約50μmの大きさの球形高分子を含
む懸濁液から100mlを取り出し、0.0334mo
l/lの硝酸カルシウム水溶液100mlを加え、pH
10に調整しながら、0.0100mol/lのリン酸
水素二アンモニウム水溶液200mlを滴下した。滴下
後72時間撹拌したのちにろ過し、60℃で乾燥後、解
砕した。このようにして得られた粉体は、走査型電子顕
微鏡と粉末X線回折の結果より、表面に水酸アパタイト
の被覆された球形高分子であることがわかった。
【0013】実施例3 100mlのジクロロメタンで溶解したポリスチレン2
gを400mlの蒸留水に入れ、オレイン酸ナトリウム
2gとともに毎分600回転で12時間撹拌した。この
ようにして得られた約20μmの大きさの球形高分子を
含む懸濁液から50mlを取り出し、0.0058mo
l/lの硝酸カルシウム水溶液350mlを加え、pH
10に調整しながら、0.0120mol/lのリン酸
水素二アンモニウム水溶液100mlを滴下した。滴下
後72時間撹拌したのちにろ過し、60℃で乾燥後、解
砕した。このようにして得られた粉体は、走査型電子顕
微鏡と粉末X線回折の結果より、表面に水酸アパタイト
の被覆された球形高分子であることがわかった。
【0014】比較例1 100mlのジクロロメタンで溶解したポリスチレン2
gを400mlの蒸留水に入れ、ドデシル硫酸ナトリウ
ム2gとともに毎分600回転で12時間撹拌した。こ
のようにして得られた約10μmの大きさの球形高分子
を含む懸濁液から100mlを取り出し、0.0334
mol/lの硝酸カルシウム水溶液100mlを加えた
後にpH4に調整し、この混合溶液に、pH4に調整し
た0.0100mol/lのリン酸水素二アンモニウム
水溶液200mlを滴下した。滴下後72時間撹拌した
のちにろ過し、60℃で乾燥後、解砕した。このように
して得られた粉体は、走査型電子顕微鏡と粉末X線回折
の結果より、球形高分子の表面に水酸アパタイトは析出
せず、リン酸水素カルシウム2水和物が析出することが
わかった。
【0015】比較例2 100mlのジクロロメタンで溶解したポリスチレン2
gを400mlの蒸留水に入れ、界面活性剤を加えずに
毎分6000回転で12時間撹拌した。このようにして
得られた約50μmの大きさの球形高分子を含む懸濁液
から100mlを取り出し、0.0334mol/lの
硝酸カルシウム水溶液100mlを加えた後にpH10
に調整し、この混合溶液に、pH10に調整した0.0
100mol/lのリン酸水素二アンモニウム水溶液2
00mlを滴下した。滴下後72時間撹拌したのちにろ
過し、60℃で乾燥後、解砕した。このようにして得ら
れた粉体は、走査型電子顕微鏡と粉末X線回折の結果よ
り、球形高分子とリン酸カルシウムが分離しており、球
形高分子表面には何も析出しないことがわかった。
【0016】比較例3 100mlのジクロロメタンで溶解したポリスチレン2
gを400mlの蒸留水に入れ、ドデシル硫酸ナトリウ
ム2gとともに毎分600回転で12時間撹拌した。こ
のようにして得られた約10μmの大きさの球形高分子
を含む懸濁液から100mlを取り出し、0.0033
4mol/lの硝酸カルシウム水溶液100mlを加え
た後にpH10に調整し、この混合溶液に、pH10に
調整した0.00100mol/lのリン酸水素二アン
モニウム水溶液200mlを滴下した。滴下後72時間
撹拌したのちにろ過し、60℃で乾燥後、解砕した。こ
のようにして得られた粉体は、走査型電子顕微鏡と粉末
X線回折の結果より、球形高分子表面には何も析出しな
いことがわかった。
【0017】
【発明の効果】本発明は、揮発性溶媒に溶解させた疎水
性高分子を界面活性剤と蒸留水中で撹拌し、そこへカル
シウムイオンを含む溶液を加え、さらにそこへリン酸イ
オンを含む溶液を滴下し、得られた混合溶液を熟成さ
せ、その生成物を固−液分離することを特徴とする水酸
アパタイトで被覆された高分子ビーズの製造方法に関す
るものであり、本発明により、1)水酸アパタイトで被
覆された球状高分子ビーズを効率よく製造することがで
きる、2)高分子の上へ均一にリン酸カルシウムを被覆
させることができる、3)高い耐圧性を兼ね備えた水性
アパタイトを被覆した球形高分子ビーズを製造すること
ができる、4)得られた球状高分子ビーズは、圧力には
高分子が耐え、表面のリン酸カルシウムは生体高分子を
吸着する能力をもち、さらに球状であるため理論段数が
大きいという利点を有するので、生体高分子の分離精製
剤として有用である、等の格別の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リン酸カルシウムを被覆する前の高分子ビーズ
の説明図(SEM写真)である。
【図2】リン酸カルシウムを被覆した後の高分子ビーズ
の説明図(SEM)写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 かおり 愛知県尾張旭市吉岡町二丁目3番地の27 Fターム(参考) 4F006 AA15 AB74 CA00 DA04 4F070 AA12 AA18 AA32 AA60 AB09 CA11 CA20 CB05 CB11 DA22 DA25 DA28 DC02 DC15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性溶媒に溶解させた疎水性高分子を
    界面活性剤と蒸留水中で撹拌し、そこへカルシウムイオ
    ンを含む溶液を加え、さらにそこへリン酸イオンを含む
    溶液を滴下し、得られた混合溶液を熟成させ、その生成
    物を固−液分離することを特徴とする水酸アパタイトで
    被覆された高分子ビーズの製造方法。
  2. 【請求項2】 混合溶液中のカルシウム原子の濃度が、
    9×10-4mol/l以上である請求項1記載の水酸ア
    パタイトで被覆された高分子ビーズの製造方法。
  3. 【請求項3】 カルシウム原子に対するリン原子の比が
    1.5〜1.8である請求項1記載の水酸アパタイトで
    被覆された高分子ビーズの製造方法。
  4. 【請求項4】 滴下中のpHを8〜12に調整する請求
    項1記載の水酸アパタイトで被覆された高分子ビーズの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 熟成時間が2時間以上である請求項1記
    載の水酸アパタイトで被覆された高分子ビーズの製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006049032A1 (ja) * 2004-11-01 2006-05-11 Tokyo Medical And Dental University ナノゲル-アパタイト複合体の調製
JP2011184615A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 National Cerebral & Cardiovascular Center 複合粒子の製造方法
JPWO2016035750A1 (ja) * 2014-09-02 2017-06-22 国立研究開発法人産業技術総合研究所 コアシェル型粒子とその製造方法

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