JP2000335425A - 組立て式台車 - Google Patents
組立て式台車Info
- Publication number
- JP2000335425A JP2000335425A JP11146288A JP14628899A JP2000335425A JP 2000335425 A JP2000335425 A JP 2000335425A JP 11146288 A JP11146288 A JP 11146288A JP 14628899 A JP14628899 A JP 14628899A JP 2000335425 A JP2000335425 A JP 2000335425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- main body
- shaped
- wedge
- bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 部材数を少なくした構造が簡単で安価になる
と共に、棒状体の固定も簡単に行える組立て式台車を提
供する。 【解決手段】 走行車輪2を有する両基部5と両基部5
連結用の棒状体6とから略ロ字状に組んでいる。基部5
に棒状体6を取付ける棒状体取付け部3は、基部5に設
けた棒状体6挿入用の本体部7と、本体部7内の棒状体
6が抜けないようにすべく本体部7に設けた固定機構8
からなる。そして、棒状体取付け部3に直接固定機構8
を設けて、組立て式台車1を構成部材数が少ない安価な
ものにすると共に、棒状体取付け部3と固定機構8とが
別部材である不都合を解消する。また、この発明での棒
状体取付け部3への棒状体6の固定は、楔体の作用で、
棒状体取付け部3の本体部7内の棒状体6を一方側の内
周面に押し付けることにより行えて、本体部7内で楔体
が作用するように楔体を移動させるだけの簡単な作業で
確実に行える。
と共に、棒状体の固定も簡単に行える組立て式台車を提
供する。 【解決手段】 走行車輪2を有する両基部5と両基部5
連結用の棒状体6とから略ロ字状に組んでいる。基部5
に棒状体6を取付ける棒状体取付け部3は、基部5に設
けた棒状体6挿入用の本体部7と、本体部7内の棒状体
6が抜けないようにすべく本体部7に設けた固定機構8
からなる。そして、棒状体取付け部3に直接固定機構8
を設けて、組立て式台車1を構成部材数が少ない安価な
ものにすると共に、棒状体取付け部3と固定機構8とが
別部材である不都合を解消する。また、この発明での棒
状体取付け部3への棒状体6の固定は、楔体の作用で、
棒状体取付け部3の本体部7内の棒状体6を一方側の内
周面に押し付けることにより行えて、本体部7内で楔体
が作用するように楔体を移動させるだけの簡単な作業で
確実に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、建設現
場等で多数のパイプ類やその他の長尺物の集積や搬送用
として使用するために、架設足場を組む時に使用する足
場用パイプ等の棒状体を利用して組立てる組立て式台車
に関するものである。
場等で多数のパイプ類やその他の長尺物の集積や搬送用
として使用するために、架設足場を組む時に使用する足
場用パイプ等の棒状体を利用して組立てる組立て式台車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組立て式台車としては、
両端部の下端面に台車用の走行車輪を設けている両基部
と、この両基部を連結している連結用の両棒状体とから
略ロ字状に組んでいるものが一般に知られている。
両端部の下端面に台車用の走行車輪を設けている両基部
と、この両基部を連結している連結用の両棒状体とから
略ロ字状に組んでいるものが一般に知られている。
【0003】この組立て式台車の両基部は、その両端部
の上端面に、棒状体を着脱自在に取付ける棒状体取付け
部を設けていると共に、台車積載物支持用の棒状体を立
設している。また、この組立て式台車における連結用の
両棒状体は、両基部の棒状体取付け部に取付けて、両基
部を連結している。
の上端面に、棒状体を着脱自在に取付ける棒状体取付け
部を設けていると共に、台車積載物支持用の棒状体を立
設している。また、この組立て式台車における連結用の
両棒状体は、両基部の棒状体取付け部に取付けて、両基
部を連結している。
【0004】そして、この従来の組立て式台車におい
て、棒状体取付け部への棒状体の取付け状態を保持する
には、棒状体取付け部とは別部材として基部の両端部の
上端面に固定部を設けると共に、この固定部で固定する
ことによって対処している。
て、棒状体取付け部への棒状体の取付け状態を保持する
には、棒状体取付け部とは別部材として基部の両端部の
上端面に固定部を設けると共に、この固定部で固定する
ことによって対処している。
【0005】この固定部としては、例えば、建設現場で
架設足場を組む時に各足場用パイプの連結に使用してい
るクランプが考えられる。これは、建設現場等で使用す
る組立て式台車を組む棒状体に、架設足場を組むための
足場用パイプを用いることが一般的であることに起因す
る。
架設足場を組む時に各足場用パイプの連結に使用してい
るクランプが考えられる。これは、建設現場等で使用す
る組立て式台車を組む棒状体に、架設足場を組むための
足場用パイプを用いることが一般的であることに起因す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の組立て
式台車では、連結用の棒状体を基部へ取付ける時に、棒
状体取付け部とは別部材として、クランプで構成した固
定部を必要とする。そのため、組立て式台車を構成する
部材数が多くなると共に、構造が複雑になる傾向となる
等、組立て式台車を高価なものとしている。
式台車では、連結用の棒状体を基部へ取付ける時に、棒
状体取付け部とは別部材として、クランプで構成した固
定部を必要とする。そのため、組立て式台車を構成する
部材数が多くなると共に、構造が複雑になる傾向となる
等、組立て式台車を高価なものとしている。
【0007】また、従来の組立て式台車において、固定
部として用いているクランプは、棒状体である足場用パ
イプを固定するための作業が、即ち、足場用パイプを挟
持して締付ける作業が比較的面倒なものである。
部として用いているクランプは、棒状体である足場用パ
イプを固定するための作業が、即ち、足場用パイプを挟
持して締付ける作業が比較的面倒なものである。
【0008】さらに、この固定部(クランプ)での棒状
体(足場用パイプ)の固定は、棒状体(足場用パイプ)
を棒状体取付け部に取付けた後に行うこととなる。しか
も、この固定部(クランプ)への棒状体(足場用パイ
プ)の係わりを確認しながら、棒状体の棒状体取付け部
への取付けを行う必要がある。
体(足場用パイプ)の固定は、棒状体(足場用パイプ)
を棒状体取付け部に取付けた後に行うこととなる。しか
も、この固定部(クランプ)への棒状体(足場用パイ
プ)の係わりを確認しながら、棒状体の棒状体取付け部
への取付けを行う必要がある。
【0009】これらのことから、従来の組立て式台車で
は、固定部(クランプ)での棒状体(足場用パイプ)の
固定作業を面倒なものとしている。この発明は前述した
事情に鑑みて創案されたもので、その目的は部材数を少
なくして構造が簡単で安価に提供できると共に、連結用
の棒状体の固定も簡単に行うことができる組立て式台車
を提供することにある。
は、固定部(クランプ)での棒状体(足場用パイプ)の
固定作業を面倒なものとしている。この発明は前述した
事情に鑑みて創案されたもので、その目的は部材数を少
なくして構造が簡単で安価に提供できると共に、連結用
の棒状体の固定も簡単に行うことができる組立て式台車
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の組立て式台車
(請求項1に係る発明)において、連結用の両棒状体で
連結している両基部の棒状体取付け部、即ち、基部に連
結用の棒状体を着脱自在に取付ける棒状体取付け部は、
連結用の棒状体を内部に挿入できるように形成した管状
の本体部と、この本体部に設けており、挿入した連結用
の棒状体が本体部の内部から抜けないように固定する固
定機構とからなっている。
(請求項1に係る発明)において、連結用の両棒状体で
連結している両基部の棒状体取付け部、即ち、基部に連
結用の棒状体を着脱自在に取付ける棒状体取付け部は、
連結用の棒状体を内部に挿入できるように形成した管状
の本体部と、この本体部に設けており、挿入した連結用
の棒状体が本体部の内部から抜けないように固定する固
定機構とからなっている。
【0011】このような構成からなる、この発明の組立
て式台車によれば、連結用の棒状体を組立て式台車の基
部に取付ける棒状体取付け部に、直接、棒状体固定用の
固定機構を設けている。
て式台車によれば、連結用の棒状体を組立て式台車の基
部に取付ける棒状体取付け部に、直接、棒状体固定用の
固定機構を設けている。
【0012】このことから、従来の組立て式台車のよう
に、棒状体取付け部とは別部材としてクランプで構成し
た固定部を必要とするようなことがないようにして、組
立て式台車の構成部材数を少なくしている。即ち、組立
て式台車の構造を簡単なものとして、組立て式台車を安
価に提供できるようにしている。
に、棒状体取付け部とは別部材としてクランプで構成し
た固定部を必要とするようなことがないようにして、組
立て式台車の構成部材数を少なくしている。即ち、組立
て式台車の構造を簡単なものとして、組立て式台車を安
価に提供できるようにしている。
【0013】しかも、「発明が解決しようとする課題」
の項で述べたような、棒状体取付け部と固定部(クラン
プ)とが別部材であることに起因する不都合を解消し
て、棒状体を棒状体取付け部の本体部へ取付けるだけで
棒状体を容易かつ確実に固定できるようにしている。
の項で述べたような、棒状体取付け部と固定部(クラン
プ)とが別部材であることに起因する不都合を解消し
て、棒状体を棒状体取付け部の本体部へ取付けるだけで
棒状体を容易かつ確実に固定できるようにしている。
【0014】また、この発明での固定機構(請求項2に
係る発明)は、棒状体取付け部における本体部の内部に
挿入した棒状体を、本体部内において一方側の内周面に
押し付けて固定するように構成している。
係る発明)は、棒状体取付け部における本体部の内部に
挿入した棒状体を、本体部内において一方側の内周面に
押し付けて固定するように構成している。
【0015】さらに、この発明での固定機構(請求項3
に係る発明)は、棒状体取付け部における本体部にその
内部の棒状体の軸方向へ移動自在に設けていると共に、
棒状体の軸方向へ先細り状に形成している楔体と、この
楔体を収納して移動自在に支持できるように本体部に設
けている収納部とからなっている。
に係る発明)は、棒状体取付け部における本体部にその
内部の棒状体の軸方向へ移動自在に設けていると共に、
棒状体の軸方向へ先細り状に形成している楔体と、この
楔体を収納して移動自在に支持できるように本体部に設
けている収納部とからなっている。
【0016】このような構成からなる、この発明の組立
て式台車によれば、棒状体取付け部への連結用棒状体の
固定は、楔体を用いて、棒状体取付け部における本体部
内の棒状体を本体部内での一方側の内周面に押し付けて
行っている。
て式台車によれば、棒状体取付け部への連結用棒状体の
固定は、楔体を用いて、棒状体取付け部における本体部
内の棒状体を本体部内での一方側の内周面に押し付けて
行っている。
【0017】このことから、「発明が解決しようとする
課題」の項で述べたように従来の組立て式台車の固定部
(クランプ)での固定作業が面倒なものであるのに比べ
て、棒状体取付け部への連結用棒状体の固定を、棒状体
取付け部の本体部において楔体を移動させるだけの簡単
な作業で確実に行えるようにしている。
課題」の項で述べたように従来の組立て式台車の固定部
(クランプ)での固定作業が面倒なものであるのに比べ
て、棒状体取付け部への連結用棒状体の固定を、棒状体
取付け部の本体部において楔体を移動させるだけの簡単
な作業で確実に行えるようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の組立て式台車
を、図示する一実施形態によって説明する。組立て式台
車1(図1および図6参照)は、両端部の下端面に走行
車輪2を、両端部の上端面に棒状体を着脱自在に取付け
る棒状体取付け部3をそれぞれ設けていると共に、両端
部の上端面に台車積載物支持用の棒状体4を立設できる
ように構成している両基部5と、この両基部5の棒状体
取付け部3に取付けて両基部5を連結している連結用の
両棒状体6とから略ロ字状(図6参照)に組まれてい
る。
を、図示する一実施形態によって説明する。組立て式台
車1(図1および図6参照)は、両端部の下端面に走行
車輪2を、両端部の上端面に棒状体を着脱自在に取付け
る棒状体取付け部3をそれぞれ設けていると共に、両端
部の上端面に台車積載物支持用の棒状体4を立設できる
ように構成している両基部5と、この両基部5の棒状体
取付け部3に取付けて両基部5を連結している連結用の
両棒状体6とから略ロ字状(図6参照)に組まれてい
る。
【0019】また、この発明の組立て式台車1における
棒状体取付け部3(図1〜図3参照)は、連結用の棒状
体6を内部に挿入できるように形成した管状の本体部7
と、この本体部7に設けており、挿入した連結用の棒状
体6を本体部7から抜けないように固定する固定機構8
とからなっている。
棒状体取付け部3(図1〜図3参照)は、連結用の棒状
体6を内部に挿入できるように形成した管状の本体部7
と、この本体部7に設けており、挿入した連結用の棒状
体6を本体部7から抜けないように固定する固定機構8
とからなっている。
【0020】なお、図示した実施形態での台車積載物支
持用の棒状体4および連結用の棒状体6としては、架設
足場を組む時に使用する一般的な円筒状の足場用パイプ
を用いている。
持用の棒状体4および連結用の棒状体6としては、架設
足場を組む時に使用する一般的な円筒状の足場用パイプ
を用いている。
【0021】そして、この実施形態での固定機構8は、
本体部7の内部に挿入した連結用の棒状体6を、本体部
7内において一方側の内周面7aに押し付けて固定するよ
うに構成している。
本体部7の内部に挿入した連結用の棒状体6を、本体部
7内において一方側の内周面7aに押し付けて固定するよ
うに構成している。
【0022】この固定機構8は、本体部7にその内部の
棒状体6の軸方向へ移動自在に設けていると共に、棒状
体6の軸方向へ先細り状に形成している楔体9と、この
楔体9を収納して移動自在に支持できるように本体部7
に設けている収納部10とからなっている。
棒状体6の軸方向へ移動自在に設けていると共に、棒状
体6の軸方向へ先細り状に形成している楔体9と、この
楔体9を収納して移動自在に支持できるように本体部7
に設けている収納部10とからなっている。
【0023】この固定機構8での楔体9は、その一端面
を、本体部7内に入り込ませて棒状体6への押し付け用
当接面9aにしていると共に、その他端面を、本体部7外
に露出させて押し付け動作用傾斜面9bとしている。
を、本体部7内に入り込ませて棒状体6への押し付け用
当接面9aにしていると共に、その他端面を、本体部7外
に露出させて押し付け動作用傾斜面9bとしている。
【0024】また、この固定機構8での収納部10は、そ
の内部に、楔体9の押し付け動作用傾斜面9bが当面する
傾斜面10aを形成している。そして、この固定機構8
は、楔体9が棒状体6の軸方向へ移動することで、楔体
9の押し付け動作用傾斜面9bが収納部10の傾斜面10aに
当面して、楔体9の押し付け用当接面9aを棒状体6に当
面させることにより、本体部7内の棒状体6を本体部7
内において一方側の内周面7aに押し付けて固定できるよ
うに構成している。
の内部に、楔体9の押し付け動作用傾斜面9bが当面する
傾斜面10aを形成している。そして、この固定機構8
は、楔体9が棒状体6の軸方向へ移動することで、楔体
9の押し付け動作用傾斜面9bが収納部10の傾斜面10aに
当面して、楔体9の押し付け用当接面9aを棒状体6に当
面させることにより、本体部7内の棒状体6を本体部7
内において一方側の内周面7aに押し付けて固定できるよ
うに構成している。
【0025】この実施形態での棒状体取付け部3におけ
る本体部7は、棒状体4が円筒状の足場用パイプである
ことから、内部に足場用パイプを挿入できるようにした
円筒状に形成している。
る本体部7は、棒状体4が円筒状の足場用パイプである
ことから、内部に足場用パイプを挿入できるようにした
円筒状に形成している。
【0026】また、この本体部7には、その軸方向へ、
即ち、本体部7内となった棒状体6の軸方向へ延びるよ
うにして、楔体移動用長穴7bを形成している。この実施
形態での固定機構8における収納部10は、棒状体取付け
部3における本体部7の楔体移動用長穴7bを覆い隠すよ
うにして、棒状体取付け部3の本体部7に設けている。
即ち、本体部7内となった棒状体6の軸方向へ延びるよ
うにして、楔体移動用長穴7bを形成している。この実施
形態での固定機構8における収納部10は、棒状体取付け
部3における本体部7の楔体移動用長穴7bを覆い隠すよ
うにして、棒状体取付け部3の本体部7に設けている。
【0027】この収納部10は、楔体9を内部に収納でき
るように断面略U字状に形成しており、そのU字状の開
口部側の端面を溶接で本体部7に設けている(図2参
照)と共に、そのU字状の底部に傾斜面10aを形成して
いる(図3参照)。
るように断面略U字状に形成しており、そのU字状の開
口部側の端面を溶接で本体部7に設けている(図2参
照)と共に、そのU字状の底部に傾斜面10aを形成して
いる(図3参照)。
【0028】なお、この収納部10の傾斜面10aには、本
体部7の軸方向へ、即ち、本体部7内となった棒状体6
の軸方向へ延びるようにして、楔体操作用長穴10bを形
成している。
体部7の軸方向へ、即ち、本体部7内となった棒状体6
の軸方向へ延びるようにして、楔体操作用長穴10bを形
成している。
【0029】また、この収納部10のU字状の両側面に
は、図2,図3,図5に示すように、収納部10および楔
体9を貫通した固定ボルト11の楔体9の移動に伴う移動
をガイドする移動ガイド用長穴10cを、傾斜面10aに沿
って形成している。
は、図2,図3,図5に示すように、収納部10および楔
体9を貫通した固定ボルト11の楔体9の移動に伴う移動
をガイドする移動ガイド用長穴10cを、傾斜面10aに沿
って形成している。
【0030】この実施形態での固定機構8における楔体
9は、棒状体取付け部3の本体部7に設けた断面略U字
状の収納部10内に収納されており、その一端面の押し付
け用当接面9aが楔体移動用長穴7bから本体部7内に入り
込んでいると共に、その他端面の押し付け動作用傾斜面
9bが本体部7外に露出した状態になっている。
9は、棒状体取付け部3の本体部7に設けた断面略U字
状の収納部10内に収納されており、その一端面の押し付
け用当接面9aが楔体移動用長穴7bから本体部7内に入り
込んでいると共に、その他端面の押し付け動作用傾斜面
9bが本体部7外に露出した状態になっている。
【0031】なお、この楔体9の押し付け動作用傾斜面
9bである他端面には、楔体操作用長穴10bから収納部10
の外へ突出している楔体操作用突起9cが設けられてい
る。このような構成からなる組立て式台車1の組立てに
際しては、先ず、図7に示すように、各基部5の両端部
における棒状体取付け部3の本体部7に、連結用の両棒
状体6を挿入して固定する。
9bである他端面には、楔体操作用長穴10bから収納部10
の外へ突出している楔体操作用突起9cが設けられてい
る。このような構成からなる組立て式台車1の組立てに
際しては、先ず、図7に示すように、各基部5の両端部
における棒状体取付け部3の本体部7に、連結用の両棒
状体6を挿入して固定する。
【0032】このことから、二個の基部5と二本の棒状
体6とで略ロ字状(図6参照)に組んだ状態となる。そ
の後、基部5における両端部の上端面に支持用の棒状体
4を立設することで、組立てが完了する(図1参照)。
体6とで略ロ字状(図6参照)に組んだ状態となる。そ
の後、基部5における両端部の上端面に支持用の棒状体
4を立設することで、組立てが完了する(図1参照)。
【0033】そして、連結用の両棒状体6を棒状体取付
け部3の本体部7へ挿入させる時には、図4の(a) に示
すように、固定ボルト11を移動ガイド用長穴10cとの連
続状態で形成している係止部10dに係止させると共に、
この係止状態で固定ボルト11を締め付けることにより、
固定機構8の楔体9を、その押し付け用当接面9aが本体
部7の内周面と同一面になる位置で固定しておく。
け部3の本体部7へ挿入させる時には、図4の(a) に示
すように、固定ボルト11を移動ガイド用長穴10cとの連
続状態で形成している係止部10dに係止させると共に、
この係止状態で固定ボルト11を締め付けることにより、
固定機構8の楔体9を、その押し付け用当接面9aが本体
部7の内周面と同一面になる位置で固定しておく。
【0034】また、棒状体取付け部3の本体部7内に挿
入した連結用の両棒状体6を本体部7内で固定するに
は、固定ボルト11の締め付けを緩めると共に、楔体操作
用突起9cの利用で、楔体9を図4の(a) に示した矢印の
ように移動させる。
入した連結用の両棒状体6を本体部7内で固定するに
は、固定ボルト11の締め付けを緩めると共に、楔体操作
用突起9cの利用で、楔体9を図4の(a) に示した矢印の
ように移動させる。
【0035】この楔体9の移動によって、図3の(a) に
示すように、楔体9の押し付け動作用傾斜面9bが収納部
10の傾斜面10aに当面すると共に、この作用で楔体9の
押し付け用当接面9aが棒状体6に当面することとなる。
示すように、楔体9の押し付け動作用傾斜面9bが収納部
10の傾斜面10aに当面すると共に、この作用で楔体9の
押し付け用当接面9aが棒状体6に当面することとなる。
【0036】そして、この楔体9の押し付け用当接面9a
が棒状体6に当面する時の押し付け力で、棒状体6が本
体部7内における一方側の内周面7aに押し付けられるこ
とによって、棒状体6が本体部7内で固定される。
が棒状体6に当面する時の押し付け力で、棒状体6が本
体部7内における一方側の内周面7aに押し付けられるこ
とによって、棒状体6が本体部7内で固定される。
【0037】この楔体9による棒状体6の内周面7aへの
押し付け時に、固定ボルト11を締め付けて楔体9の移動
を拘束すれば、棒状体6の本体部7内での固定状態を確
実に保持することができる。
押し付け時に、固定ボルト11を締め付けて楔体9の移動
を拘束すれば、棒状体6の本体部7内での固定状態を確
実に保持することができる。
【0038】なお、この本体部7内へ挿入して固定した
棒状体6を、本体部7内から抜き取るには、固定ボルト
11の締め付けを緩めると共に、楔体操作用突起9cの利用
で、楔体9を図4の(a) に示した状態へ移動させること
で行われる。
棒状体6を、本体部7内から抜き取るには、固定ボルト
11の締め付けを緩めると共に、楔体操作用突起9cの利用
で、楔体9を図4の(a) に示した状態へ移動させること
で行われる。
【0039】このような構成からなる、この発明の組立
て式台車1によれば、連結用の棒状体6を組立て式台車
1の基部5に取付ける棒状体取付け部3に、棒状体固定
用の固定機構8を設けている。
て式台車1によれば、連結用の棒状体6を組立て式台車
1の基部5に取付ける棒状体取付け部3に、棒状体固定
用の固定機構8を設けている。
【0040】そのため、従来の組立て式台車のように、
棒状体取付け部とは別部材としてクランプで構成した固
定部を必要とするようなことがなく、組立て式台車1の
構成部材数を少なくすることができる。このことは、組
立て式台車1を安価に提供できるようになる。
棒状体取付け部とは別部材としてクランプで構成した固
定部を必要とするようなことがなく、組立て式台車1の
構成部材数を少なくすることができる。このことは、組
立て式台車1を安価に提供できるようになる。
【0041】しかも、「発明が解決しようとする課題」
の項で述べたような、棒状体取付け部と固定部(クラン
プ)とが別部材であることに起因する不都合を解消する
ことができて、棒状体6を棒状体取付け部3の本体部7
へ取付けるだけで棒状体6を容易かつ確実に固定するこ
とができる。
の項で述べたような、棒状体取付け部と固定部(クラン
プ)とが別部材であることに起因する不都合を解消する
ことができて、棒状体6を棒状体取付け部3の本体部7
へ取付けるだけで棒状体6を容易かつ確実に固定するこ
とができる。
【0042】また、この発明の組立て式台車1によれ
ば、棒状体取付け部3への連結用の棒状体6の固定は、
楔体9を用いて、棒状体取付け部3における本体部7内
の棒状体6を本体部7内での一方側の内周面7aに押し付
けることで行っている。
ば、棒状体取付け部3への連結用の棒状体6の固定は、
楔体9を用いて、棒状体取付け部3における本体部7内
の棒状体6を本体部7内での一方側の内周面7aに押し付
けることで行っている。
【0043】そのため、「発明が解決しようとする課
題」の項で述べたように、従来の組立て式台車の固定部
であるクランプの固定作業が面倒なものであるのに比べ
て、棒状体取付け部3への連結用の棒状体6の固定を、
棒状体取付け部3の本体部7において楔体9を移動させ
るだけの簡単な作業で確実に行うことができる。
題」の項で述べたように、従来の組立て式台車の固定部
であるクランプの固定作業が面倒なものであるのに比べ
て、棒状体取付け部3への連結用の棒状体6の固定を、
棒状体取付け部3の本体部7において楔体9を移動させ
るだけの簡単な作業で確実に行うことができる。
【0044】なお、棒状体取付け部3の本体部7に設け
た固定機構8は、この実施形態のように棒状体6を本体
部7内において一方側の内周面7aに押し付けて固定する
構成に限らず、本体部7内に棒状体6を固定できれば、
どのような構成でもよい。
た固定機構8は、この実施形態のように棒状体6を本体
部7内において一方側の内周面7aに押し付けて固定する
構成に限らず、本体部7内に棒状体6を固定できれば、
どのような構成でもよい。
【0045】また、棒状体6を本体部7内において一方
側の内周面7aに押し付けて固定する構成も、この実施形
態のように楔体9を用いて行う構成に限らず、どのよう
な構成でもよい。ただし、楔体9を用いたこの実施形態
の構成は、棒状体取付け部3の本体部7への棒状体6の
着脱を容易かつ確実に行うことができる。
側の内周面7aに押し付けて固定する構成も、この実施形
態のように楔体9を用いて行う構成に限らず、どのよう
な構成でもよい。ただし、楔体9を用いたこの実施形態
の構成は、棒状体取付け部3の本体部7への棒状体6の
着脱を容易かつ確実に行うことができる。
【0046】
【発明の効果】この発明の組立て式台車によれば、連結
用の棒状体を組立て式台車の基部に取付ける棒状体取付
け部に、棒状体固定用の固定機構を設けている。
用の棒状体を組立て式台車の基部に取付ける棒状体取付
け部に、棒状体固定用の固定機構を設けている。
【0047】そのため、従来の組立て式台車のように、
棒状体取付け部とは別部材としてクランプで構成した固
定部を必要とするようなことがなく、組立て式台車の構
成部材数を少なくすることができる。このことは、組立
て式台車を安価に提供できるようになる。
棒状体取付け部とは別部材としてクランプで構成した固
定部を必要とするようなことがなく、組立て式台車の構
成部材数を少なくすることができる。このことは、組立
て式台車を安価に提供できるようになる。
【0048】しかも、「発明が解決しようとする課題」
の項で述べたような、棒状体取付け部と固定部(クラン
プ)とが別部材であることに起因する不都合を解消する
ことができて、棒状体を棒状体取付け部の本体部へ取付
けるだけで棒状体を容易かつ確実に固定することができ
る。
の項で述べたような、棒状体取付け部と固定部(クラン
プ)とが別部材であることに起因する不都合を解消する
ことができて、棒状体を棒状体取付け部の本体部へ取付
けるだけで棒状体を容易かつ確実に固定することができ
る。
【0049】また、この発明の組立て式台車によれば、
棒状体取付け部への連結用棒状体の固定は、楔体を用い
て、棒状体取付け部における本体部内の棒状体を本体部
内での一方側の内周面に押し付けることで行っている。
棒状体取付け部への連結用棒状体の固定は、楔体を用い
て、棒状体取付け部における本体部内の棒状体を本体部
内での一方側の内周面に押し付けることで行っている。
【0050】そのため、組立て式台車の固定部であるク
ランプの固定作業が「発明が解決しようとする課題」の
項で述べたように面倒なものであるのに比べて、棒状体
取付け部への棒状体の固定を、棒状体取付け部の本体部
において楔体を移動させるだけの簡単な作業で確実に行
うことができる。
ランプの固定作業が「発明が解決しようとする課題」の
項で述べたように面倒なものであるのに比べて、棒状体
取付け部への棒状体の固定を、棒状体取付け部の本体部
において楔体を移動させるだけの簡単な作業で確実に行
うことができる。
【図1】この発明の組立て式台車を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA部を示す部分拡大斜視図である。
【図3】(a) はこの発明の組立て式台車における棒状体
取付け部を示す部分断面図で、(b) は(a) のB−B線矢
視図である。
取付け部を示す部分断面図で、(b) は(a) のB−B線矢
視図である。
【図4】(a) はこの発明の組立て式台車における棒状体
取付け部を示す部分断面図で、(b) は(a) のC−C線矢
視図である。
取付け部を示す部分断面図で、(b) は(a) のC−C線矢
視図である。
【図5】この発明の組立て式台車における棒状体取付け
部の固定機構を示す平面図である。
部の固定機構を示す平面図である。
【図6】この発明の組立て式台車を示す平面図である。
【図7】この発明の組立て式台車の組立て状態を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
1…組立て式台車、2…走行車輪、3…棒状体取付け
部、4…支持用の棒状体、5…基部、6…連結用の両棒
状体、7…本体部、7a…内周面、7b…楔体移動用長穴、
8…固定機構、9…楔体、9a…押し付け用当接面、9b…
押し付け動作用傾斜面、9c…楔体操作用突起、10…収納
部、10a…傾斜面、10b…楔体操作用長穴、10c…移動
ガイド用長穴、10d…係止部、11…固定ボルト。
部、4…支持用の棒状体、5…基部、6…連結用の両棒
状体、7…本体部、7a…内周面、7b…楔体移動用長穴、
8…固定機構、9…楔体、9a…押し付け用当接面、9b…
押し付け動作用傾斜面、9c…楔体操作用突起、10…収納
部、10a…傾斜面、10b…楔体操作用長穴、10c…移動
ガイド用長穴、10d…係止部、11…固定ボルト。
Claims (3)
- 【請求項1】 両端部の下端面に走行車輪を、両端部の
上端面に棒状体を着脱自在に取付ける棒状体取付け部を
それぞれ設けていると共に、両端部の上端面に台車積載
物支持用の棒状体を立設できるように構成している両基
部と、この両基部の棒状体取付け部に取付けて両基部を
連結している連結用の両棒状体とから略ロ字状に組んで
いる組立て式台車であり、 前記棒状体取付け部は、前記連結用の棒状体を内部に挿
入できるように形成した管状の本体部と、この本体部に
設けており、挿入した連結用の棒状体が本体部の内部か
ら抜けないように固定する固定機構とからなることを特
徴とする組立て式台車。 - 【請求項2】 前記固定機構は、前記本体部の内部に挿
入した棒状体を、本体部内において一方側の内周面に押
し付けて固定するように構成していることを特徴とする
請求項1記載の組立て式台車。 - 【請求項3】 前記固定機構は、前記本体部にその内部
の前記棒状体の軸方向へ移動自在に設けていると共に、
棒状体の軸方向へ先細り状に形成している楔体と、この
楔体を収納して移動自在に支持できるように本体部に設
けている収納部とからなり、 前記楔体は、その一端面を、前記本体部内に入り込ませ
て前記棒状体への押し付け用当接面にしていると共に、
その他端面を、本体部外に露出させて押し付け動作用傾
斜面としており、 また、前記収納部は、その内部に、前記楔体の押し付け
動作用傾斜面が当面する傾斜面を形成しており、 前記楔体が前記棒状体の軸方向へ移動することで、楔体
の前記押し付け動作用傾斜面が前記収納部の傾斜面に当
面して、楔体の前記押し付け用当接面を前記棒状体に当
面させることにより、前記本体部内の棒状体を本体部内
において一方側の内周面に押し付けて固定するように構
成していることを特徴とする請求項1および請求項2記
載の組立て式台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146288A JP2000335425A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 組立て式台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146288A JP2000335425A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 組立て式台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000335425A true JP2000335425A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15404310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11146288A Pending JP2000335425A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 組立て式台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000335425A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006206078A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Yamato Packing Service Co Ltd | 貨物運搬具 |
CN105620525A (zh) * | 2014-11-06 | 2016-06-01 | 深圳市福田区青少年科技教育协会 | 简易伸缩载物车 |
JP2021094982A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 有限会社ワーカー | 車輪部材および組立式運搬具 |
KR102536380B1 (ko) * | 2022-11-01 | 2023-05-26 | 김광철 | 대차 운반차 |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11146288A patent/JP2000335425A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006206078A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Yamato Packing Service Co Ltd | 貨物運搬具 |
CN105620525A (zh) * | 2014-11-06 | 2016-06-01 | 深圳市福田区青少年科技教育协会 | 简易伸缩载物车 |
CN105620525B (zh) * | 2014-11-06 | 2018-11-13 | 浙江凯博压力容器有限公司 | 简易伸缩载物车 |
JP2021094982A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 有限会社ワーカー | 車輪部材および組立式運搬具 |
JP7356140B2 (ja) | 2019-12-17 | 2023-10-04 | 有限会社ワーカー | 車輪部材および組立式運搬具 |
KR102536380B1 (ko) * | 2022-11-01 | 2023-05-26 | 김광철 | 대차 운반차 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5863053A (en) | Separable mechanic's creeper | |
JP2000335425A (ja) | 組立て式台車 | |
JPH10331260A (ja) | 木造建築部材の接合装置 | |
JPH10252142A (ja) | 鉄骨部材の接合構造 | |
JP3867130B2 (ja) | 住宅ユニットの吊上げ金具構造 | |
US2947554A (en) | Rack construction | |
JPH10121577A (ja) | 木造軸組部材用接合具及び座金 | |
JPS5923169Y2 (ja) | ポ−ル支持具 | |
JP2872577B2 (ja) | 樹脂製パレットにおけるパレットサポータ支持具の取付構造及びパレットサポータ支持具付き樹脂製パレット | |
JPS6026683Y2 (ja) | 黒板類の支持脚用脚柱 | |
JPH09302824A (ja) | 間仕切壁用脚 | |
JPH0451070Y2 (ja) | ||
GB2160947A (en) | Scaffolding joints | |
FR2618818A1 (fr) | Systeme constructif d'une structure pour un abri leger | |
JPS6212893Y2 (ja) | ||
JPH0921187A (ja) | 木造建造物の連結構造、連結具およびその使用方法 | |
JPS5857485U (ja) | 先付サツシ枠支持装置 | |
JPS5940520Y2 (ja) | 端太材締付装置 | |
KR920002776Y1 (ko) | 옷걸이 걸이대의 조립구 | |
JPS624140Y2 (ja) | ||
JPH062007Y2 (ja) | 収納箱の取付具 | |
JPS6141887Y2 (ja) | ||
KR0135676Y1 (ko) | 의자받침대 | |
JPH0448293Y2 (ja) | ||
JPH07317300A (ja) | 作業足場 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010522 |