JP2000335263A - 油圧発生装置及びそれを用いたハイブリッド車輌 - Google Patents

油圧発生装置及びそれを用いたハイブリッド車輌

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JP2000335263A JP11143865A JP14386599A JP2000335263A JP 2000335263 A JP2000335263 A JP 2000335263A JP 11143865 A JP11143865 A JP 11143865A JP 14386599 A JP14386599 A JP 14386599A JP 2000335263 A JP2000335263 A JP 2000335263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のワンウェイクラッチを軸方向に互に重
なるように配置し、油圧発生装置の軸方向寸法を短縮す
る。 【解決手段】 オイル駆動部材8の先端が円筒部8aを
有するカップ形状からなり、該円筒部の内周面aと前記
第1のギヤ47との間に第1のワンウェイクラッチ45
を介在し、円筒部の外周面bと第2のギヤ49との間に
第2のワンウェイクラッチ46を介在し、第1及び第2
のギヤの内の所定方向におけるいずれか速い方の回転を
駆動部材8に伝達して、オイルポンプ35を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌に搭載される
自動変速機等の油圧源となる油圧発生装置に係り、特に
ハイブリッド車輌に用いて好適である油圧発生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧発生装置として、特開平10
−67238号公報及び特開平10−89446号公報
に示されるものが提案されている。このものは、オイル
ポンプの駆動部材(駆動軸)に、それぞれワンウェイク
ラッチを介して複数の伝達経路から回転を伝達し、該オ
イルポンプを、回転数の高い伝達経路からの回転により
駆動する。
【0003】具体的には、エンジン出力軸の回転をジェ
ネレータ及び駆動車軸にプラネタリギヤを介して分配し
て伝達すると共に、電気モータの回転を駆動車軸に伝達
するハイブリッド車輌において、オイルポンプ駆動軸
を、第1のワンウェイクラッチを介して前記エンジン出
力軸に連動する入力軸に連結すると共に、第2のワンウ
ェイクラッチを介して前記駆動車軸に連動する走行回転
軸に連結する。そして、通常走行時にあっては、入力軸
回転数より走行回転軸の回転数が高いため、オイルポン
プは第2のワンウェイクラッチを介して駆動され、また
車輌停止時にあっては、走行回転軸が停止状態にあって
もエンジン出力軸(入力軸)はアイドリング回転してい
るので、オイルポンプが第1のワンウェイクラッチを介
して駆動される。これにより、1個のオイルポンプによ
り、車輌走行中は車速に応じたポンプ吐出量を得ると共
に、車輌停止中にあっても所定ポンプ吐出量を得ること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記油圧発生装置とし
てのオイルポンプの駆動装置は、ポンプ駆動軸に第1及
び第2のワンウェイクラッチが軸方向に並んで配置され
ており、このため軸方向寸法が長い構造となって、油圧
発生装置のコンパクト化を阻害している。
【0005】特に、ハイブリッド車輌に適用した場合、
オイルポンプとプラネタリギヤとの干渉を防ぐため、オ
イルポンプ駆動軸と、2重軸構造の走行回転軸及び入力
軸との軸間距離を大きくする必要があり、ハイブリッド
車輌駆動部のコンパクト化を妨げている。更に、上記軸
間距離が大きくなることに基づき、ポンプ駆動軸に、第
1及び第2のワンウェイクラッチを介して支持されるギ
ヤの径も大きくなり、かつワンウェイクラッチの定格荷
重が低い関係上、上記ギヤによるオイルの撹拌を防ぐ必
要があることが相俟って、ケース内の油量を大きくする
ことができず、オイル全体の熱容量が低下して冷却性能
を低下し、また油面の低下に基づくエアの吸込みの虞れ
を生ずる。
【0006】そこで、本発明は、複数のワンウェイクラ
ッチを軸方向に互に重合するように配置し、もって上記
課題を解決した油圧発生装置及びそれを用いたハイブリ
ッド車輌を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明は
(例えば図4参照)、複数の回転部材(47)(49)
と、オイルポンプ(35)を駆動する駆動部材(8)
と、前記複数の回転部材と駆動部材との間にそれぞれ介
在し、前記複数の回転部材のいずれか1個の回転を前記
駆動部材に伝達する複数のワンウェイクラッチ(45)
(46)と、を備えてなる油圧発生装置(7)におい
て、前記複数のワンウェイクラッチが、直径の異なるも
のからなり、前記駆動部材の軸方向に互に重なる位置に
配置されてなる、ことを特徴とする油圧発生装置にあ
る。
【0008】請求項2に係る本発明は、前記複数の回転
部材が、第1の回転部材(47)及び第2の回転部材
(49)からなり、また前記複数のワンウェイクラッチ
が、第1のワンウェイクラッチ(45)及び第2のワン
ウェイクラッチ(46)からなり、前記駆動部材(8)
が、その先端部に円筒部(8a)を有し、該円筒部の内
周面(a)と前記第1の回転部材(47)との間に前記
第1のワンウェイクラッチ(45)を介在し、前記円筒
部の外周面(b)と前記第2の回転部材(49)との間
に前記第2のワンウェイクラッチ(46)を介在し、前
記第1及び第2の回転部材の内の所定方向におけるいず
れか速い方の回転を前記駆動部材(8)に伝達して、前
記オイルポンプ(35)を駆動してなる、請求項1記載
の油圧発生装置にある。
【0009】請求項3に係る本発明は(例えば図1ない
し図3参照)、エンジン出力軸(2a)に連動する入力
軸(13)と、第1の電気回転手段(3)と、第2の電
気回転手段(5)及び駆動車軸に連動する走行回転軸
(16)と、少なくとも第1の回転要素(CR)、第2
の回転要素(S)及び第3の回転要素(R)を有するプ
ラネタリギヤ(6)と、を備え、前記プラネタリギヤ
が、前記第1の回転要素(CR)を前記入力軸(13)
に、前記第2の回転要素(S)を前記第1の電気回転手
段(3)のロータ(17)に、前記第3の回転要素
(R)を前記走行回転軸(16)に、それぞれ連動して
なるハイブリッド車輌(1)において、前記請求項2記
載の油圧発生装置(7)を備え、前記入力軸(13)を
前記第1の回転部材(47)に、前記走行回転軸(1
6)を前記第2の回転部材(49)に、それぞれ連動し
てなる、ことを特徴とするハイブリッド車輌にある。
【0010】請求項4に係る本発明は、前記入力軸(1
3)、走行回転軸(16)、第1の電気回転手段(3)
及びプラネタリギヤ(6)を同軸(A)上に配置し、カ
ウンタ軸(11)及び左右の前記駆動車軸に出力するデ
ィファレンシャル装置(9)を有し、前記走行回転軸
(16)に固定したギヤ(21)、前記第2の電気回転
手段(5)のロータ(25)に固定したギヤ(29)及
び前記ディファレンシャル装置(9)の入力ギヤ(3
1)を、前記カウンタ軸(11)に固定したギヤ(2
2)(23)を介して連動し、そして前記入力軸(1
3)及び走行回転軸(16)に互に隣接してそれぞれポ
ンプ駆動用ギヤ(50)(52)を設け、前記第1及び
第2の回転部材が互に隣接して配置された第1及び第2
のギヤ(47)(49)であり、該第1のギヤ(47)
が前記入力軸(13)に固定されたポンプ駆動用ギヤ
(50)に、前記第2のギヤ(49)が前記走行回転軸
(16)に固定されたポンプ駆動用ギヤ(52)にそれ
ぞれ常時噛合してなる、請求項3記載のハイブリッド車
輌にある。
【0011】請求項5に係る本発明は、前記第1の電気
回転手段(3)、前記第2の電気回転手段(5)、前記
プラネタリギヤ(6)及びディファレンシャル装置
(9)がケース(10)に収納され、前記オイルポンプ
(35)がバルブを内蔵したバルブボディ(36)内に
配置され、かつ該バルブボディは、前記ケース内の下方
部分に配置されると共に、前記ケース内に設けられた油
溜り(39)に延びるサクションパイプ(37)を有し
てなる、請求項4記載のハイブリッド車輌にある。
【0012】請求項6に係る本発明は(例えば図4参
照)、前記第1のギヤ(47)は中央一側に突出する短
軸(47a)を有し、前記第2のギヤ(49)は円筒ハ
ブ(49a)を有し、前記短軸(47a)が前記第1の
ワンウェイクラッチ(45)の内周面に嵌挿し、前記円
筒ハブ(49a)が前記第2のワンウェイクラッチ(4
6)の外周面に被嵌し、前記第1のギヤ(47)の他側
と前記ケース(10)との間にスラスト支持部材(5
9)を介在すると共に、前記第1のギヤ(47)の一側
と前記駆動部材先端(8a)及び円筒ハブ(49a)と
の間にスラスト支持部材(60)を介在して、前記駆動
部材(8)を前記バルブボディ(36)に片持ち支持し
てなる、請求項5記載のハイブリッド車輌にある。
【0013】[作用]以上構成に基づき、例えばハイブ
リッド車輌(1)にあって、エンジン(2)のみ又は第
2の電気回転手段(5)であるモータにアシストされ
て、第1の電気回転手段(3)であるジェネレータを回
転しつつ、走行する通常走行状態にあっては、一般に、
走行回転軸(16)の回転が入力軸(13)の回転より
速くなっており、従って上記走行回転軸にポンプ駆動用
ギヤ(52)を介して伝達される第2の回転部材(4
9)である第2のギヤが、上記入力軸にポンプ駆動用ギ
ヤ(50)を介して伝達される第1の回転部材(47)
である第1のギヤより速く回転する。
【0014】この状態では、油圧発生装置(7)は、第
2のワンウェイクラッチ(46)がロック状態となり、
第1のワンウェイクラッチ(45)がフリー状態となっ
て、第2の回転部材(49)の回転が駆動部材(8)に
伝達されて、オイルポンプ(35)を駆動する。
【0015】また、例えば、車輌が停止状態にあり、エ
ンジン(2)が、ジェネレータ(3)を充電回転しつつ
回転(又はアイドリング回転)している場合、走行回転
軸(16)が停止状態にあり、かつ入力軸(13)が所
定回転数で回転している。
【0016】この状態では、例えばギヤ(50)を介し
て入力軸(13)の回転が伝達される第1の回転部材
(50)が、ギヤ(52)を介して走行回転軸(16)
の回転が伝達される第2の回転部材(49)より速く回
転し、従って第1のワンウェイクラッチ(45)がロッ
ク状態となり、第2のワンウェイクラッチ(46)がフ
リー状態となり、油圧発生装置(7)は、第1の回転部
材(47)の回転が駆動部材(8)に伝達されて、オイ
ルポンプ(35)を駆動する。
【0017】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これは、便宜的なものであっ
て、請求項記載の構成に何等影響を与えるものではな
い。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、複数の
ワンウェイクラッチが軸方向に重なる位置に配置されて
いるので、複数の伝動系からの回転を自動的に選択して
1個のオイルポンプを駆動し得るものでありながら、軸
方向寸法を短縮化することができ、油圧発生装置のコン
パクト化を図ることができる。
【0019】請求項2に係る本発明によると、駆動部材
の先端に設けた円筒部の内周面及び外周面にそれぞれ第
1のワンウェイクラッチ及び第2のワンウェイクラッチ
を配置して、第1及び第2の回転部材の速い方で駆動部
材を確実に回転して、簡単でかつ信頼性の高い構成でも
って、油圧発生装置の軸方向の短縮化を図ることができ
る。
【0020】請求項3に係る本発明によると、ハイブリ
ッド車輌に油圧発生装置を用いることにより、オイルポ
ンプを、走行速度に連動する走行軸及びエンジン出力軸
に連動する入力軸にて駆動することができ、車輌走行中
に限らず、車輌停止中においても、上記オイルポンプを
駆動し得、更にモータ駆動モードにおける車輌停止状態
及び後進状態にあっても、第1の電気回転手段により上
記オイルポンプを駆動することができ、1個のオイルポ
ンプを用いたコンパクトな構成に加えて、上述した軸方
向の短縮化が相俟って、ハイブリッド車輌のコンパクト
化を向上することができる。
【0021】請求項4に係る本発明によると、油圧発生
装置の軸方向の短縮化に伴い、オイルポンプとプラネタ
リギヤとの干渉を防止して、入力軸及び走行回転軸とオ
イルポンプ駆動部材との軸間距離を短くして、ハイブリ
ッド車輌のコンパクト化を更に向上すると共に、第1及
び第2のギヤ径も小さくして、オイルの撹拌を防止し
て、油溜りのオイル量の増加を可能として、オイルポン
プの安定した吸油を可能とし、かつ充分なオイルにより
冷却及び潤滑性能の向上を図ることができる。
【0022】請求項5に係る本発明によると、オイルポ
ンプは、ケース下方に配置されるバルブボディ内に配置
されるので、オイルポンプからバルブボディへの配管を
必要とせず、簡単で信頼性の高い構造でもって、必要箇
所への確実なオイルの供給を行うことができる。
【0023】請求項6に係る本発明によると、第1のギ
ヤが、その短軸を第1のワンウェイクラッチに嵌挿する
と共にケースとの間にスラスト手段を介在することによ
り支持され、また第2のギヤが、上記第1のギヤとの間
にスラスト手段を介在して支持され、第1及び第2のギ
ヤを隣接してかつ駆動部材に支持されて配置することが
でき、更に駆動部材をバルブボディにて片持ち支持する
ことができ、これにより油圧発生装置の軸方向寸法の更
なる短縮化及びこれに伴う該油圧発生装置配置部分のケ
ース間隔の短縮化が可能となり、ハイブリッド車輌のコ
ンパクト化を更に向上できると共に、油圧発生装置の組
付け作業及び取外し・交換作業が簡単となり、組立性能
及びメンテナンス性能も向上することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明を適
用したハイブリッド車輌の駆動装置について説明する。
図1は、ハイブリッド車輌用駆動装置の概略図、図2
は、その展開した正面断面図、図3は、その側面断面図
である。
【0025】ハイブリッド車輌用駆動装置1は、内燃エ
ンジン2、第1の電気回転手段を構成するジェネレータ
3、第2の電気回転手段を構成する電気モータ5、プラ
ネタリギヤ6、油圧発生装置7及びディファレンシャル
装置9を備えており、内燃エンジン2に接続して配置さ
れる一体ケース10内に、上記ジェネレータ3、モータ
5、プラネタリギヤ6、油圧発生装置7及びディファレ
ンシャル装置9が収納されている。そして、エンジン出
力軸2aに整列する第1軸A、カウンタ軸11からなる
第2軸B、モータ出力軸5aからなる第3軸C、ディフ
ァレンシャル装置9の左右に延びる駆動車軸からなる第
4軸D及びオイルポンプの駆動部材である駆動軸8から
なる第5軸Eが、図3に示すように配置されている。即
ち、カウンタ軸からなる第2軸Bを包囲するように、第
1軸A、第3軸C、第4軸Dが配置され、そして第1軸
Aの下方でかつ第4軸Dの側方に第5軸Eが配置されて
いる。なお、図2は、上記第1〜4軸A,B,C,D,
Eを展開した状態を示す。
【0026】第1軸A上には、エンジン出力軸2aにフ
ライホイール14及びダンパ12を介して連結している
入力軸13、ジェネレータ3及びプラネタリギヤ6が配
置されており、該プラネタリギヤ6は、そのサンギヤ
(第2の回転要素)Sがジェネレータ3への伝達軸15
に連結し、そのピニオンPを支持するキャリヤ(第1の
回転要素)CRが上記入力軸13に連結し、そのリング
ギヤ(第3の回転要素)Rが該入力軸13を被嵌するス
リーブからなる走行回転軸16に連結している。ジェネ
レータ3は、前記伝達軸15に固定されているロータ1
7及びケース10に固定されているステータ19を有し
ており、励磁式発電機等のどのようなものでも適用可能
であるが、ロータに永久磁石を用いた磁石式発電機(例
えばブラシレスDCモータ/ジェネレータ)が望まし
い。また、前記伝達軸15におけるケース10からの突
出部分にはレゾルバ等の回転位置センサ20が配置され
ており、ロータの回転位置を正確に検出して、きめ細か
い回転数の制御を行い得る。
【0027】前記走行回転軸16にはカウンタドライブ
ギヤ(エンジン出力用)21が固定されており、また前
記カウンタ軸11上には大ギヤ22及び小ギヤ23が一
体に固着されており、前記カウンタドライブギヤ21が
大ギヤ22に噛合している。一方、電気モータ5は、前
記出力軸5aに一体に固着されているロータ25及びケ
ース10に固定されているステータ26を有しており、
直流モータ及び誘導式交流モータ等のどのようなもので
も適用可能であるが、ロータに永久磁石を用いるブラシ
レスDCモータが好ましい。なお、前記モータ5と反対
側における前記出力軸5aのケース10からの突出部分
にはレゾルバ等の回転位置センサ27が配置されてお
り、ロータ25の位置を正確に検出してモータ出力の制
御を行い得る。また、該モータの出力軸5aにはカウン
タドライブギヤ(モータ出力用)29が一体に固定され
ており、該ギヤ29も前記カウンタ軸の大ギヤ22に噛
合している。
【0028】ディファレンシャル装置9は、デフケース
30に固定されている入力ギヤ31を有しており、該ギ
ヤ31が前記カウンタ軸の小ギヤ23に噛合している。
また、デフケースに支持されているセンタギヤ32が左
右サイドギヤ33l,33rに噛合しており、前記入力
ギヤ31からの入力トルクを左右サイドギヤに分配して
伝達し、左右前輪に連動する左右駆動車軸を駆動する。
【0029】ついで、本発明の要部である油圧発生装置
7について、図4及び図3に沿って説明する。本油圧発
生装置7は、オイルポンプ35及びその駆動伝動系から
なり、前記第5軸E上に配置される駆動軸(中空の駆動
軸も含む)8を有している。該駆動軸は第1軸Aの下方
に隣接する位置に平行して配置されており、またオイル
ポンプ35は、クレッセントタイプのギヤポンプ(この
型のポンプに限らず、他の形式の回転型ポンプを適用す
ることが可能)からなり、ケース10内の下方に収納配
置されているバルブボディ36内に設けられている。該
一体構成のバルブボディ36にはサクションパイプ37
が下方に向けて突設されており、その先端のストレーナ
部37aがケース10の下部に形成されている油溜り3
9内に位置している。また、ケース10の下部には多数
の放熱用のフィン38が形成されており、上記油溜り3
9内のオイルの冷却を図っている。
【0030】前記バルブボディ36は、上記オイルポン
プ35の外に、プライマリレギュレータバルブ、セカン
ダリレギュレータバルブ及び切換えバルブ等を有してお
り、ケース10に固定されて配置されている。該バルブ
ボディ36からの送出油圧は、ケースに形成された油孔
40…を介して、冷却用、潤滑用及び油圧作動用のオイ
ルとしてそれぞれ必要箇所に送られる。
【0031】具体的には、図5に示すように、潤滑・冷
却用油圧が、ケース10の油孔40…(図2)を介して
ジェネレータ3及びモータ5の上方から直接滴下される
と共に、ジェネレータ伝達軸15、入力軸13及びモー
タ出力軸5aを介して前記ジェネレータ3及びモータ5
の中心方向から遠心力により飛散され、更に前記ジェネ
レータ3及びモータ5のステータ26下方部分がオイル
溜り39b,39cに浸されて、ジェネレータ3及びモ
ータ5が充分に冷却・潤滑される。また、上記ケース油
孔40…及び軸油孔を通る潤滑・冷却油圧の一部は、各
ベアリング及び各歯車に供給されて、これらを潤滑す
る。
【0032】更に、前記冷却及び潤滑して前記オイル溜
り39b,39cに溜ったオイルは、オーバフローして
前記メインの油溜り39に戻される。また、前記オイル
は、油溜り39部分のケースに設けられたフィン38に
より冷却されていると共に、図示しないラジェータから
導かれて強制循環される冷却水により水冷されており
(模式的にウォータジャケット41を示す)、更に該冷
却水は、ジェネレータ3及びモータ5を制御するコント
ローラ等のパワーモジュールPM1,PM2,PM3を
同時に冷却する。
【0033】また、前記バルブボディ36からの作動油
圧は、ケースの油孔を介して油圧アクチュエータ42
(図2)に導かれている。該油圧アクチュエータは、ジ
ェネレータ3とプラネタリギヤ6との間に配置され、前
記伝達軸15をベアリングを介して支持する隔壁10a
に設けられており、ジェネレータロータ17をケース一
体部に圧接して係止する摩擦ブレーキ板43を操作す
る。
【0034】そして、前記オイルポンプ駆動軸8は、図
4に詳示するように、その基端部がバルブボディ36内
におけるオイルポンプ35のインナギヤに一体に結合し
ており、先端部が、径方向に膨出すると共に円筒部8a
を有するカップ状に形成されている。該円筒部8aの内
周面a及び外周面bの両面、即ち円筒部内の凹部の周面
a及び円筒部外周面bにそれぞれ第1及び第2のワンウ
ェイクラッチ45,46が装着されている。内周側(第
1の)ワンウェイクラッチ45の内周面には第1のギヤ
47の一側中央部に設けられた短軸47aが嵌挿されて
おり、また外周側(第2の)ワンウェイクラッチ46の
外周面には第2のギヤ49の円筒ハブ49aが被嵌され
ている。なお、上記両ワンウェイクラッチ45,46
は、所定一方向回転において、第1又は第2のギヤ4
7,49の速い方の回転を駆動軸8に伝達し、遅い方の
回転(停止及び逆回転を含む)をフリー回転とするよう
に設定されている。
【0035】一方、前記入力軸13には幅狭のギヤ50
が一体に回転するように結合され、かつそのボス部がベ
アリング51を介してケース10に支持されている。ま
た、走行回転軸16は、その一端部分がリングギヤRに
連結していると共に、その他端部に同様の幅狭のギヤ5
2が一体に回転するように結合されており、かつ該走行
回転軸16に支持されたギヤ21のボスがボールベアリ
ング53を介してケース10に支持されると共に、ナッ
ト55にてベアリングを挟持し、更に前記ギヤ52が走
行回転軸16先端にスナップリング56により抜止され
て、走行回転軸16がギヤ21,52と共にケース10
に回転自在に支持されている。これにより、ポンプ駆動
用ギヤとなる前記入力軸13上のギヤ50と前記走行回
転軸16上のギヤ52とは、互に隣接して配置される。
また、入力軸13は、その一端部が前記プラネタリギヤ
6のキャリヤCRを一体に形成しており、かつ該一端部
分にてニードルベアリング57又はブッシュを介してま
た他端部分にて前記ベアリング51を介してケース10
に支持されている。
【0036】そして、前記入力軸のギヤ50が前記第1
のギヤ47に常時噛合し、また前記走行回転軸のギヤ5
2が前記第2のギヤ49と常時噛合している。また、第
1のギヤ47は、ケース10との間に該ケースに設けら
れているスラストワッシャ(スラスト支持部材)59を
介在して、またポンプ駆動軸8a及び第2のギヤの円筒
ハブ49aの先端との間に該第1のギヤに設けられてい
るスラストワッシャ(スラスト支持部材)60を介在し
て、支持されている。同様に、第2のギヤ49は、第1
のギヤ47との間に前記スラストワッシャ60を介在し
て、またバルブボディ36との間に該ボディに設けられ
ているスラストワッシャ61を介在して支持されてい
る。
【0037】従って、第1のギヤ47は、その両側をス
ラストワッシャ59,60を介して前記ケース10と駆
動軸8との間に挟持されると共に、その短軸47aが駆
動軸円筒部8a内周に第1のワンウェイクラッチ45を
介して支持されることにより、左右移動が阻止されて駆
動軸8に支持されている。また、第2のギヤ49は、そ
の両側をスラストワッシャ60,61を介して前記第1
のギヤ47及びバルブボディ36に挟持されると共に、
その円筒ハブ49aが駆動軸円筒部8aの外周に第2の
ワンウェイクラッチ46を介して支持されることによ
り、左右移動が阻止されて駆動軸8に支持されている。
また、駆動軸8は、第1のギヤ47、スラストワッシャ
59,60により抜止めされかつバルブボディ36にて
片持ち支持されている。
【0038】これにより、内周側(第1の)ワンウェイ
クラッチ45及び外周側(第2の)ワンウェイクラッチ
46が、直径の異なるものからなり、かつ駆動軸8の軸
方向に互に重なる位置に配置されることにより、軸方向
寸法が短くなることに加えて、第1のギヤ47、第2の
ギヤ49が駆動軸8に支持されて隣接して配置されると
共に駆動軸8がバルブボディに片持ち支持されることが
相俟って、油圧発生装置7の軸方向寸法の短縮化が図ら
れ、更にこれに伴い、該油圧発生装置を挟持して配置す
るケース10,101 の間隔を短くできる。
【0039】従って、バルブボディ36を固定したケー
ス隔壁101 がプラネタリギヤ6と干渉することが防止
され、バルブボディ36及び該ボディ内に設けられてい
るオイルポンプ35、更にその駆動軸8(第5軸E)
を、2重軸からなる入力軸13及び走行回転軸16(第
1軸A)に近づけて配置することが可能となる。この結
果、第1及び第2のギヤ47,49の小径化が可能とな
り、これらギヤは、油溜り39に比較的多くのオイルを
溜めても、即ちオイルレベルを上昇しても、該オイルを
撹拌することはない。
【0040】ついで、上述したハイブリッド車輌の駆動
装置及び油圧発生装置7の作用について説明する。内燃
エンジン2の回転は、入力軸13を介してプラネタリギ
ヤ6のキャリヤCRに伝達され、該プラネタリギヤ6に
てトルク分配されて、サンギヤS及び伝達軸15を介し
てジェネレータ3に伝達されると共に、リングギヤRを
介して走行回転軸16に伝達される。更に、走行回転軸
16の回転は、歯車21,22を介してカウンタ軸11
に伝達され、一方、電気モータ5の回転も、ギヤ29,
22を介してカウンタ軸11に伝達され、そしてカウン
タ軸11の回転が、ギヤ23,31及びディファレンシ
ャル装置9を介して左右駆動車軸に伝達される。そし
て、前記エンジン2、ジェネレータ3及びモータ5を適
宜制御することにより、モータ出力のみにて、エンジン
出力のみて、又はエンジン出力にモータ出力をアシスト
して、駆動車軸を駆動すると共に、バッテリ残量及び走
行負荷に応じて、エンジン2の出力にてジェネレータ3
を駆動してバッテリを充電する。
【0041】例えば、定速で走行する等の専らエンジン
出力にて、又はエンジン出力にモータ出力をアシストし
て走行する通常走行の場合、エンジン出力軸2aと一体
の入力軸13及び走行回転軸16の両方が所定方向に回
転するが、一般に、キャリヤCRに連動している入力軸
13の回転数に比し、リングギヤRに連動している走行
回転軸の回転数が高く(一般にキャリヤCRに対するリ
ングギヤRの回転比は2)、従ってギヤ50を介しての
第1のギヤ47の回転数よりもギヤ52を介しての第2
のギヤ49の回転数が高い。これにより、外周側(第2
の)ワンウェイクラッチ46がロック状態となり、かつ
内周側(第1の)ワンウェイクラッチ45がフリー状態
となって、上記高速側の回転である第2のギヤ49及び
ワンウェイクラッチ46を介してポンプ駆動軸8が回転
され、該走行速度に応じた高速回転にて、オイルポンプ
35が駆動される。
【0042】なお、このような専らエンジン出力で走行
する状態でも、バッテリ残量が少く、エンジン2を高速
で回転してジェネレータ3を高速駆動するような場合、
入力軸13の回転数が相対的に高くなり、ギヤ50を介
しての第1のギヤ47の回転数が、走行回転軸16から
ギヤ52を介して伝達される第2のギヤ49よりも高く
なると、外周側(第2の)ワンウェイクラッチ46がフ
リー回転となると共に内周側(第1の)ワンウェイクラ
ッチ45がロック状態となって、入力軸13の回転に基
づきオイルポンプ35が駆動される。
【0043】なお、バッテリ残量が充分で、エンジン出
力のすべてを専ら走行エネルギとして用いる場合、前記
オイルポンプ35の吐出に基づくバルブボディ36から
の作動油圧が油路を介して油圧アクチュエータ42に供
給され、摩擦ブレーキ板43を圧接してジェネレータ3
のロータ17を機械的に固定する。この状態では、細か
いジェネレータの制御を行うことなく、ジェネレータ3
は停止状態となって、エンジン出力は、専ら車輌走行に
用いられ、通常の内燃エンジン駆動車輌と同様に機能す
る。なおこの際、上述したように、走行回転駆動軸16
の回転に基づきオイルポンプ35が駆動される。
【0044】更に、エンジン2をアイドリング状態にし
て、又は専らエンジン2にてジェネレータ3を回転・充
電して、車輌を停止する状態では、駆動車軸に連動して
いる走行回転軸16は停止状態にあるが、エンジン出力
軸2aに連結している入力軸13は所定回転にて回転し
ている。従って、該入力軸13の回転が、ギヤ50,4
7及び内周側(第1の)ワンウェイクラッチ45を介し
て駆動軸8に伝達され、オイルポンプ35を駆動する。
なおこの際、入力軸13の回転が低速であっても、走行
回転軸16からのギヤ52,49に比して、入力軸13
からのギヤ50,47が増速して伝達され、モータ5が
停止状態にあると共にジェネレータ3が低負荷状態にあ
り、かつ油圧アクチュエータ42がドレーン状態にあっ
て、オイル需要が少ないことが相俟って、オイルポンプ
35は充分な量のオイルを吐出し得る。
【0045】一方、モータ駆動モードで前進走行する場
合、エンジン2は非駆動状態にある。そして、モータ5
の出力軸5aの回転は、前述したようにカウンタ軸11
を介してディファレンシャル装置9に伝達されると共
に、ギヤ22,21を介して走行回転軸16に所定方向
の回転として伝達される。従って、該走行回転数16の
回転は、ギヤ52,49及び外周側(第2の)ワンウェ
イクラッチ46を介してポンプ駆動軸8に伝達され、該
走行速度に応じた回転にて、オイルポンプ35が駆動さ
れる。なおこの際、走行回転軸16の回転によっても、
ジェネレータ3のロータ17がフリー回転するだけで
(エンジン出力軸もフリー回転する場合もある)、エン
ジン2及びジェネレータ3は、何等機能せず、ハイブリ
ッド車輌は、専ら電気モータ25により駆動される電気
自動車として機能する。
【0046】また、モータ駆動モードで車輌停止状態に
ある場合、モータ出力軸5a及び駆動車軸は停止状態と
なり、従ってギヤ29,22,21及び31,23,2
2,21を介して走行回転軸16も停止状態となり、更
にギヤ52を介して第2のギヤ49も停止状態となる。
また、後進走行時、モータ5を逆回転することにより、
ギヤ29,21,23,31及びディファレンシャル装
置9を介して駆動車輪を後進するが、該逆回転は、ギヤ
22,21を介して走行回転軸16に伝達され、更にギ
ヤ52を介して第1のギヤ49を逆方向に回転する。該
ギヤ49の逆回転は、外周側(第2の)ワンウェイクラ
ッチ46をフリー回転してポンプ駆動軸8に伝達される
ことはない。
【0047】該モータ駆動モードでの車輌停止状態又は
後進状態にあっては、ジェネレータ(第1の電気回転手
段)3を電気モータとして機能して、該ジェネレータ3
により伝達軸15を所定方向に回転・駆動する。この状
態では、エンジン2は非駆動状態にあってフリー回転に
あり、前記走行回転軸16に一体のリングギヤRの停止
又は逆転に基づき、キャリヤCR及びそれと一体の入力
軸13が所定方向に減速回転する。該入力軸13の回転
は、ギヤ50,47及び内周側(第1の)ワンウェイク
ラッチ45を介してポンプ駆動軸8に伝達され、オイル
ポンプ35を駆動する。なお、上記ジェネレータ3の電
気モータとして機能は、上記オイルポンプの駆動の外
に、エンジンのスタータとして用いられる。
【0048】上述実施例は、油圧発生装置7をハイブリ
ッド車輌に適用したが、これに限らず、自動変速機を搭
載した車輌の油圧発生装置として、また車輌に限らず、
船舶等の他の交通手段や、その他各種産業機械等の他の
装置に適用してもよいことは勿論である。また、オイル
ポンプ35の駆動軸8に装着されるワンウェイクラッチ
45,46及びギヤ(回転部材)を第1及び第2の2個
としたが、これらに限らず、3個等の複数個を装着して
もよい。また、オイルポンプ駆動軸(駆動部材)が、ポ
ンプドライブロータから延びている中空部材であり、エ
ンジン軸に被嵌して配置されるものにでも適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したハイブリッド車輌の駆動装置
を示す全体概略図。
【図2】その展開した正面断面図。
【図3】その側面断面図。
【図4】本発明に係る油圧発生装置部分を拡大して示す
正面断面図。
【図5】油圧発生装置にて発生した冷却用オイルの流れ
を示す図。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車輌(の駆動装置) 2 (内燃)エンジン 2a エンジン出力軸 3 第1の電気回路手段(ジェネレータ) 5 第2の電気回路手段(電気モータ) 6 プラネタリギヤ 7 油圧発生装置 8 (ポンプ)駆動部材(駆動軸) 8a 円筒部 9 ディファレンシャル装置 10 一体ケース 11 カウンタ軸 13 入力軸 16 走行回転軸 17 ロータ 21,22,23,29 ギヤ 25 ロータ 31 入力ギヤ 35 オイルポンプ 36 バルブボディ 37 サクションパイプ 39 油溜り 45 第1の(内周側)ワンウェイクラッチ 46 第2の(外周側)ワンウェイクラッチ 47 第1の回転部材(ギヤ) 47a 短軸 49 第2の回転部材(ギヤ) 49a 円筒ハブ 50,52 ポンプ駆動用ギヤ 59,60,61 スラスト支持部材(ワッシ
ャ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 孝一 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 河口 美嘉 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AA03 AA05 AB27 AC06 AC12 AC21 AC22 AD01 AD06 AD11 AD43 AD44 AD48 AD53 3D043 AB00 BC15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転部材と、 オイルポンプを駆動する駆動部材と、 前記複数の回転部材と駆動部材との間にそれぞれ介在
    し、前記複数の回転部材のいずれか1個の回転を前記駆
    動部材に伝達する複数のワンウェイクラッチと、を備え
    てなる油圧発生装置において、 前記複数のワンウェイクラッチが、直径の異なるものか
    らなり、前記駆動部材の軸方向に互に重なる位置に配置
    されてなる、 ことを特徴とする油圧発生装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の回転部材が、第1の回転部材
    及び第2の回転部材からなり、また前記複数のワンウェ
    イクラッチが、第1のワンウェイクラッチ及び第2のワ
    ンウェイクラッチからなり、 前記駆動部材が、その先端部に円筒部を有し、該円筒部
    の内周面と前記第1の回転部材との間に前記第1のワン
    ウェイクラッチを介在し、前記円筒部の外周面と前記第
    2の回転部材との間に前記第2のワンウェイクラッチを
    介在し、 前記第1及び第2の回転部材の内の所定方向におけるい
    ずれか速い方の回転を前記駆動部材に伝達して、前記オ
    イルポンプを駆動してなる、 請求項1記載の油圧発生装置。
  3. 【請求項3】 エンジン出力軸に連動する入力軸と、第
    1の電気回転手段と、第2の電気回転手段及び駆動車軸
    に連動する走行回転軸と、少なくとも第1の回転要素、
    第2の回転要素及び第3の回転要素を有するプラネタリ
    ギヤと、を備え、 前記プラネタリギヤが、前記第1の回転要素を前記入力
    軸に、前記第2の回転要素を前記第1の電気回転手段の
    ロータに、前記第3の回転要素を前記走行回転軸に、そ
    れぞれ連動してなるハイブリッド車輌において、 前記請求項2記載の油圧発生装置を備え、 前記入力軸を前記第1の回転部材に、前記走行回転軸を
    前記第2の回転部材に、それぞれ連動してなる、 ことを特徴とするハイブリッド車輌。
  4. 【請求項4】 前記入力軸、走行回転軸、第1の電気回
    転手段及びプラネタリギヤを同軸上に配置し、 カウンタ軸及び左右の前記駆動車軸に出力するディファ
    レンシャル装置を有し、 前記走行回転軸に固定したギヤ、前記第2の電気回転手
    段のロータに固定したギヤ及び前記ディファレンシャル
    装置の入力ギヤを、前記カウンタ軸に固定したギヤを介
    して連動し、 そして前記入力軸及び走行回転軸に互に隣接してそれぞ
    れポンプ駆動用ギヤを設け、 前記第1及び第2の回転部材が互に隣接して配置された
    第1及び第2のギヤであり、該第1のギヤが前記入力軸
    に固定されたポンプ駆動用ギヤに、前記第2のギヤが前
    記走行回転軸に固定されたポンプ駆動用ギヤにそれぞれ
    常時噛合してなる、 請求項3記載のハイブリッド車輌。
  5. 【請求項5】 前記第1の電気回転手段、前記第2の電
    気回転手段、前記プラネタリギヤ及びディファレンシャ
    ル装置がケースに収納され、 前記オイルポンプが、バルブを内蔵したバルブボディ内
    に配置され、かつ該バルブボディは、前記ケース内の下
    方部分に配置されると共に、前記ケース内に設けられた
    油溜りに延びるサクションパイプを有してなる、 請求項4記載のハイブリッド車輌。
  6. 【請求項6】 前記第1のギヤは中央一側に突出する短
    軸を有し、前記第2のギヤは円筒ハブを有し、 前記短軸が前記第1のワンウェイクラッチの内周面に嵌
    挿し、前記円筒ハブが前記第2のワンウェイクラッチの
    外周面に被嵌し、 前記第1のギヤの他側と前記ケースとの間にスラスト支
    持部材を介在すると共に、前記第1のギヤの一側と前記
    駆動部材先端及び円筒ハブとの間にスラスト支持部材を
    介在して、前記駆動部材を前記バルブボディに片持ち支
    持してなる、 請求項5記載のハイブリッド車輌。
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