JP2000335054A - ネットワークプリンタおよびネットワークプリント方法 - Google Patents

ネットワークプリンタおよびネットワークプリント方法

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JP2000335054A
JP2000335054A JP11149857A JP14985799A JP2000335054A JP 2000335054 A JP2000335054 A JP 2000335054A JP 11149857 A JP11149857 A JP 11149857A JP 14985799 A JP14985799 A JP 14985799A JP 2000335054 A JP2000335054 A JP 2000335054A
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JP11149857A
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Yoshihisa Furuhashi
義久 古橋
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NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エラーに無関係のプリントジョブ
が他のプリントジョブに起因するエラーによって待たさ
れることがなく、ネットワークプリンタの印刷効率を向
上することができ、さらに、待たされたプリントジョブ
が待たされたままになるのを防止することができ、ネッ
トワークプリンタの使用環境を好適にすることがことが
できるネットワークプリンタおよびネットワークプリン
ト方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 CPU10は、プリンタエンジン21で
発生したエラーを検出し、検出したエラー種別に該当す
るプリントジョブの待避をプリントジョブ待避手段2に
指示するとともに、エラーの復旧を検出し、検出したエ
ラー種別に該当するプリントジョブの呼び戻しをプリン
トジョブ待避手段2に指示し、プリントジョブ待避手段
2は、CPU10からの指示により、発生したエラー種
別に該当するプリントジョブの待避を行うとともに、復
旧したエラー種別に該当するプリントジョブの呼び戻し
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークプリ
ンタに関し、特にエラー発生時にプリントジョブの優先
順位を変更するネットワークプリンタおよびネットワー
クプリント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク環境のプリンタの印
刷効率を向上するため、プリントジョブに優先順位を付
ける場合、例えば特開平7−175614号公報に記載
されているように、プリンタの現在のエミュレーション
情報とプリントジョブの設定が同じものであれば、その
プリントジョブの優先順位を上げるという技術がある。
すなわち、エミュレーション切り換えコマンドや各エミ
ュレーションのコマンドでエミュレーション情報の判別
を行い、プリントジョブをスキャンすることによりプリ
ンタの機能を指定するコマンドの判別を行い、両方の判
別結果を比較して、プリントジョブの設定とエミュレー
ション情報が同じであれば、そのプリントジョブを優先
して印刷処理を開始する。
【0003】しかしながら、従来技術には、用紙切れ等
で印刷不可能なプリントジョブの優先順位を下げるのみ
で、実際に用紙切れエラーが発生した場合には、用紙切
れエラーに無関係のプリントジョブが用紙切れエラーに
よって待たされることがあり、ネットワークプリンタの
印刷効率が低下するという問題点があった。
【0004】また、従来技術には、待たされたプリント
ジョブに対する配慮がされておらず、例えばエラー発生
時に他のプリントジョブが優先して印刷された場合に、
エラーが復旧しても待たされたプリントジョブは、エミ
ュレーション情報と同じ設定のプリントジョブが存在す
る限り、いつまでたっても印刷されないという問題点が
あった。
【0005】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、エラーに無関係の
プリントジョブが他のプリントジョブに起因するエラー
によって待たされることがなく、ネットワークプリンタ
の印刷効率を向上することができ、さらに、待たされた
プリントジョブが待たされたままになるのを防止するこ
とができ、ネットワークプリンタの使用環境を好適にす
ることができるネットワークプリンタおよびネットワー
クプリント方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、複数のクライアントに接続され、該クライア
ントからプリントジョブを受けて記録媒体に印刷するネ
ットワークプリンタであって、発生したエラーのエラー
種別を検出するエラー検出手段と、該エラー検出手段に
より検出された前記エラー種別によって印刷できない前
記プリントジョブか否かを判別するプリントジョブ判別
手段と、該プリントジョブ判別手段により印刷できない
と判別された前記プリントジョブを待避させるプリント
ジョブ待避手段と、前記プリントジョブ判別手段により
印刷できると判別された前記プリントジョブを印刷する
プリントジョブ印刷手段とを具備することを特徴とする
ネットワークプリンタに存する。また請求項2記載の発
明の要旨は、前記エラー種別の復旧を検出するエラー復
旧検出手段を具備し、前記プリントジョブ印刷手段は、
前記エラー復旧検出手段により復旧が検出された前記エ
ラー種別によって待避された前記プリントジョブを優先
的に印刷させることを特徴とする請求項1記載のネット
ワークプリンタに存する。また請求項3記載の発明の要
旨は、前記プリントジョブ判別手段は、印刷の順番に従
って順次前記プリントジョブを判別させることを特徴と
する請求項1又は2記載のネットワークプリンタに存す
る。また請求項4記載の発明の要旨は、前記プリントジ
ョブ待避手段により待避させた前記プリントジョブを送
った前記クライアントに対して、前記プリントジョブを
待避させたことを通知するプリントジョブ待避通知手段
を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のネットワークプリンタに存する。また請求項5
記載の発明の要旨は、印刷された前記記録媒体を収納す
る複数の出力トレイを具備し、前記プリントジョブ印刷
手段は、前記プリントジョブ判別手段により印刷できる
と判別された前記プリントジョブを印刷した前記記録媒
体と、前記エラー復旧検出手段により復旧が検出された
前記エラー種別によって待避された前記プリントジョブ
を印刷した前記記録媒体とを異なる前記出力トレイに収
納させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載のネットワークプリンタに存する。また請求項6記
載の発明の要旨は、前記プリントジョブ待避手段は、待
避させた前記プリントジョブの順番を記憶させ、前記プ
リントジョブ印刷手段は、前記プリントジョブ待避手段
に記憶されている待避させた前記プリントジョブの順番
に応じて、前記エラー復旧検出手段により復旧が検出さ
れた前記エラー種別によって待避された前記プリントジ
ョブを優先的に印刷させることを特徴とする請求項1乃
至5のいずれかに記載のネットワークプリンタに存す
る。また請求項7記載の発明の要旨は、複数のクライア
ントに接続され、該クライアントからプリントジョブを
受けて記録媒体に印刷するネットワークプリント方法で
あって、発生したエラーのエラー種別を検出し、該検出
した前記エラー種別によって印刷できない前記プリント
ジョブか否かを判別し、該判別した印刷できない前記プ
リントジョブを待避し、前記判別した印刷できる前記プ
リントジョブを印刷することを特徴とするネットワーク
プリント方法に存する。また請求項8記載の発明の要旨
は、前記エラー種別の復旧を検出し、該検出した前記エ
ラー種別によって前記待避した前記プリントジョブを優
先的に印刷することを特徴とする請求項7記載のネット
ワークプリント方に存する。また請求項9記載の発明の
要旨は、前記検出した前記エラー種別によって印刷でき
ない前記プリントジョブか否かの判別は、印刷の順番に
従って順次行うことを特徴とする請求項7又は8記載の
ネットワークプリント方法に存する。また請求項10記
載の発明の要旨は、前記待避した前記プリントジョブを
送った前記クライアントに対して、前記プリントジョブ
を待避したことを通知することを特徴とする請求項7乃
至9のいずれかに記載のネットワークプリント方法に存
する。また請求項11記載の発明の要旨は、前記印刷で
きると判別された前記プリントジョブを印刷した前記記
録媒体と、前記復旧が検出された前記エラー種別によっ
て待避した前記プリントジョブを印刷した前記記録媒体
とを異なる出力トレイに収納することを特徴とする請求
項7乃至10のいずれかに記載のネットワークプリント
方法に存する。また請求項12記載の発明の要旨は、前
記待避した前記プリントジョブの順番を記憶し、前記記
憶した前記プリントジョブの順番に応じて、前記復旧を
検出した前記エラー種別によって前記待避した前記プリ
ントジョブを優先的に印刷することを特徴とする請求項
7乃至11のいずれかに記載のネットワークプリント方
法に存する。また請求項13記載の発明の要旨は、請求
項7乃至12のいずれかに記載のネットワークプリント
方法を実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体
に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に係るネットワークプリン
タの実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0009】本実施の形態のプリンタは、文字情報ある
いは画像情報からなるプリントデータを受けて画像イメ
ージ情報を生成するコントローラ1と、コントローラ1
で生成された画像イメージ情報を記録媒体上に印刷する
プリンタエンジン21と、コントローラ1およびプリン
タエンジン21の各種機能設定を行う入力手段としての
パネル装置22とからなり、プリンタにプリントデータ
を送るファイルサーバ23と、フォントデータ、プリン
トデータ等の各種データを記憶しておくためのハードデ
ィスクドライブ等のディスク装置24と、プリントデー
タを作成する複数のクライアント31、32とに接続さ
れ、複数のクライアント31、32で作成されたプリン
トデータをファイルサーバ23を介して受ける。
【0010】コントローラ1は、パネル装置22からの
指示もしくはファイルサーバ23からのコマンドにより
コントローラ1を制御するCPU10と、パネル装置2
2から指示情報を記憶するNV−RAM11と、コント
ローラ1の制御プログラムが記憶されているPROM1
2と、フォントのパターンデータ等を記憶するフォント
ROM13と、CPU10のワークメモリ、プリントデ
ータのページバッファ等に使用されるRAM14と、フ
ォントのパターンデータ等を外部から供給するICカー
ド20と、プリントジョブ待避手段2と、エラー処理復
帰フラグ生成手段3とからなり、複数のクライアント3
1、32との通信を行うためのホストI/F15と、デ
ィスク装置とのデータの通信を行うためのディスクI/
F16と、ファイルサーバ23との通信を行うためのフ
ァイルサーバI/F17と、パネル装置22との通信を
行うためのパネルI/F18と、プリンタエンジン21
との通信を行うためのエンジンI/F19とを有する。
【0011】CPU10は、ファイルサーバ23からフ
ァイルサーバI/F17を介して受けた文字や画像など
の情報を処理し、印刷データを生成し、エンジンI/F
19を介してプリンタエンジン21に印刷データを送
る。また、プリンタエンジン21で発生したエラーを検
出し、検出したエラー種別に該当するプリントジョブの
待避をプリントジョブ待避手段2に指示するとともに、
エラーの復旧を検出し、検出したエラー種別に該当する
プリントジョブの呼び戻しをプリントジョブ待避手段2
に指示する。
【0012】プリントジョブ待避手段2は、CPU10
からの指示により、発生したエラー種別に該当するプリ
ントジョブの待避を行うとともに、復旧したエラー種別
に該当するプリントジョブの呼び戻しを行う。また、プ
リントジョブの待避に際し、プリントジョブの待避先の
アドレスと、待避の原因となったエラー種別と、待避時
の優先順位とを記憶する。
【0013】エラー処理復帰フラグ生成手段3は、プリ
ントジョブ待避手段2による待避中のプリントジョブの
呼び戻しに際し、呼び戻す待避中のプリントジョブにエ
ラー処理復帰フラグをセットする。
【0014】次に本実施の形態のエラー発生時の動作を
図2に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明に係る
ネットワークプリンタの実施の形態のエラー発生時の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0015】プリントジョブの印刷途中でエラーが発生
した場合、プリンタエンジン21はエンジンI/F19
を介してコントローラ1にエラーを通知し、CPU10
は、エラーを検出する(ステップA1)。
【0016】CPU10は、プリントジョブ待避手段2
に印刷中のプリントジョブの待避を指示し、プリントジ
ョブ待避手段2は、ディスク装置24に記憶されている
印刷中のプリントジョブをRAM14に待避させる(ス
テップA2)。また、プリントジョブ待避手段2は、プ
リントジョブの待避に際し、プリントジョブの待避先の
アドレスと、待避の原因となったエラー種別と、待避時
の優先順位とを記憶する。なお、待避先はRAM14に
限定されるものではなく、ファイルサーバ23やディス
ク装置24内でも構わない。
【0017】次に印刷待ちのプリントジョブがあるか否
かを判別し(ステップA3)、印刷待ちのプリントジョ
ブがない場合には、ファイルサーバ23から送られてく
るプリントジョブを待ち、プリントジョブを受付けると
ステップA4に至る(ステップA7)。
【0018】印刷待ちのプリントジョブがある場合に
は、次に印刷されるプリントジョブ(以下、次プリント
ジョブと称す)が検出したエラー種別に該当するものか
否かを判別する(ステップA4)。
【0019】次プリントジョブが検出したエラー種別に
該当する場合には、CPU10は、プリントジョブ待避
手段2に次プリントジョブの待避を指示し、プリントジ
ョブ待避手段2は、ディスク装置24に記憶されている
次プリントジョブをRAM14に待避させ(ステップA
5)、プリントジョブの待避先のアドレスと、待避の原
因となったエラー種別と、待避時の優先順位とを記憶
し、ステップA3に戻る。
【0020】次プリントジョブが検出したエラー種別に
該当しない場合には、次プリントジョブを印刷した後
(ステップA6)、ステップA3に戻る。
【0021】次に本実施の形態のエラー復旧時の動作を
図3に基づいて詳細に説明する。図3は、本発明に係る
ネットワークプリンタの実施の形態のエラー復旧時の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0022】エラーが復旧した場合、プリンタエンジン
21はエンジンI/F19を介してコントローラ1にエ
ラー復旧を通知し、CPU10は、エラー復旧を検出す
る(ステップB1)。
【0023】CPU10は、現在印刷中のプリントジョ
ブがあるか否かの判別を行い(ステップB2)、現在印
刷中のプリントジョブがある場合には、現在印刷中のプ
リントジョブの印刷終了を待つ(ステップB3)。
【0024】現在印刷中のプリントジョブがない場合も
しくは現在印刷中のプリントジョブが印刷終了した場合
には、CPU10は、プリントジョブ待避手段2に待避
中のプリントジョブの呼び戻しを指示し、プリントジョ
ブ待避手段2は、復旧したエラー種別によって待避させ
たプリントジョブをRAM14から呼び戻す(ステップ
B4)。この待避中のプリントジョブの呼び戻しに際
し、エラー処理復帰フラグ生成手段3は、呼び戻す待避
中のプリントジョブにエラー処理復帰フラグをセットす
る。
【0025】次にCPU10は、エラー処理復帰フラグ
をセットされているプリントジョブを優先的に印刷する
(ステップB5)。エラー処理復帰フラグをセットされ
ているプリントジョブの印刷順序は、待避時の優先順位
に基づいて決定される。
【0026】次に本実施の形態の具体的な動作を図4に
基づいて詳細に説明する。図4は、本発明に係るネット
ワークプリンタの実施の形態の具体的な動作を説明する
ための説明図である。
【0027】図4(a)に示すような優先順位を付けら
れたjob1〜job7の7つプリントジョブがディス
ク装置24に記憶されている場合を例にとって説明す
る。なお、図4において順位は、例えば受付の順番等に
より決められる印刷の優先順位であり、用紙サイズは、
各プリントジョブが印刷に際して指定している用紙サイ
ズである。また、プリンタは、少なくともA4、B4、
A3サイズの給紙トレイを有するものとする。
【0028】プリントジョブjob1の印刷途中でA4
サイズの給紙トレイの用紙が無くなり、A4サイズの用
紙切れエラーが起きた場合、プリンタエンジン21はエ
ンジンI/F19を介してコントローラ1にA4サイズ
の用紙切れエラーを通知し、CPU10は、A4サイズ
の用紙切れエラーを検出する(ステップA1)。
【0029】CPU10は、プリントジョブ待避手段2
に印刷中のプリントジョブjob1の待避を指示し、プ
リントジョブ待避手段2は、プリントジョブjob1の
待避先のアドレスと、エラー種別情報(A4サイズの用
紙切れエラー)と、待避時の優先順位(1番)とを記憶
し、ディスク装置24に記憶されているプリントジョブ
job1をRAM14に待避させる(ステップA2)。
【0030】印刷待ちのプリントジョブがあるか否かを
判別し(ステップA3)、印刷待ちのプリントジョブが
あるので、次プリントジョブjob2が検出したエラー
種別に該当するものか否かを判別し(ステップA4)、
次プリントジョブjob2もA4サイズを指定するプリ
ントジョブであるので、プリントジョブ待避手段2は、
プリントジョブjob2の待避先のアドレスと、エラー
種別情報(A4サイズの用紙切れエラー)と、待避時の
優先順位(2番)とを記憶し、ディスク装置24に記憶
されているプリントジョブjob2をRAM14に待避
させる(ステップA5)。この時点では、図4(b)に
示すように印刷待ちのプリントジョブにjob3〜jo
b7が存在し、待避中のプリントジョブにjob1およ
びjob2が存在することになる。
【0031】次に印刷待ちのプリントジョブがあるか否
かを判別し(ステップA3)、印刷待ちのプリントジョ
ブがあるので、次プリントジョブjob3が検出したエ
ラー種別に該当するものか否かを判別し(ステップA
4)、次プリントジョブjob3はA4サイズを指定す
るプリントジョブではないので、プリントジョブjob
3を印刷する(ステップA6)。同様にプリントジョブ
job4もA4サイズを指定するプリントジョブではな
いので、プリントジョブjob4を印刷する。
【0032】このプリントジョブjob4の印刷途中で
B4サイズの給紙トレイの用紙が無くなり、B4サイズ
の用紙切れエラーが起きた場合、プリンタエンジン21
はエンジンI/F19を介してコントローラ1にB4サ
イズの用紙切れエラーを通知し、CPU10は、B4サ
イズの用紙切れエラーを検出する(ステップA1)。
【0033】CPU10は、プリントジョブ待避手段2
に印刷中のプリントジョブjob4の待避を指示し、プ
リントジョブ待避手段2は、プリントジョブjob4の
待避先のアドレスと、エラー種別情報(B4サイズの用
紙切れエラー)と、待避時の優先順位(3番)とを記憶
し、ディスク装置24に記憶されているプリントジョブ
job4をRAM14に待避させる(ステップA2)。
【0034】次プリントジョブjob5はA4サイズを
指定するプリントジョブであるので、プリントジョブ待
避手段2は、プリントジョブjob2の待避先のアドレ
スと、エラー種別情報(A4サイズの用紙切れエラー)
と、待避時の優先順位(4番)とを記憶し、ディスク装
置24に記憶されているプリントジョブjob5をRA
M14に待避させる(ステップA5)。この時点では、
図4(c)に示すように印刷待ちのプリントジョブにj
ob6およびjob7が存在し、待避中のプリントジョ
ブにjob1、job2、job4およびjob5が存
在することになる。
【0035】プリントジョブjob6の印刷中に、A4
サイズの給紙トレイおよびB4サイズの給紙トレイに用
紙が補充されてA4サイズの用紙切れエラーおよびB4
サイズの用紙切れエラーが復旧された場合には、プリン
トジョブjob6の印刷終了を待って、プリントジョブ
待避手段2は、待避中のプリントジョブjob1、jo
b2、job4およびjob5を呼び戻すとともにエラ
ー処理復帰フラグ生成手段3は、プリントジョブjob
1、job2、job4およびjob5にエラー処理復
帰フラグをセットする(ステップB4)。この時点で
は、図4(d)に示すように印刷待ちのプリントジョブ
にjob1、job2、job4、job5およびjo
b7が存在することになる。
【0036】次にCPU10は、エラー処理復帰フラグ
をセットされているプリントジョブjob1、job
2、job4およびjob5を順次印刷する(ステップ
B5)。
【0037】プリントジョブjob6の印刷中に、B4
サイズの給紙トレイのみに用紙が補充されてB4サイズ
の用紙切れエラーのみが復旧された場合には、プリント
ジョブjob6の印刷終了を待って、プリントジョブ待
避手段2は、待避中のプリントジョブjob4を呼び戻
すとともにエラー処理復帰フラグ生成手段3は、プリン
トジョブjob4にエラー処理復帰フラグをセットする
(ステップB4)。この時点では、図4(e)に示すよ
うに印刷待ちのプリントジョブにjob4およびjob
7が存在し、待避中のプリントジョブにjob1、jo
b2およびjob5が存在することになる。
【0038】以上、説明してきたように、本実施の形態
では、時系列的にエラーの対象となるプリントジョブを
待避させ、エラーに無関係のプリントジョブを印刷する
ため、エラーに無関係のプリントジョブが他のプリント
ジョブに起因するエラーによって待たされることがな
く、ネットワークプリンタの印刷効率を向上することが
できるという効果を奏する。
【0039】さらに、エラーの復旧時に当該エラーの対
象となって待避されたプリントジョブを優先して印刷す
るため、待避されたプリントジョブが待避されたままに
なるのを防止することができ、ネットワークプリンタの
使用環境を好適にすることができるという効果を奏す
る。
【0040】なお、本実施の形態では、用紙切れエラー
について説明したが、本発明は、用紙切れエラーに限ら
ず、各種エラーに対応できることは明らかである。例え
ばプリントジョブがカラー印刷で印刷途中である色のト
ナーエンドのエラーが起きた場合、プリント待避手段2
は、印刷中のプリントジョブを待避させ、トナーエンド
エラーに関係のないカラー印刷あるいはモノクロ印刷の
プリントジョブを印刷する。トナーエンドエラーが復旧
すると、待避させたプリントジョブを優先的に印刷す
る。
【0041】また、本発明は、記録紙の媒体による判別
によるプリントジョブの優先順位を付けることもでき
る。例えば、クライアント31から送られたプリントジ
ョブがOHP等の記録媒体を指定した印刷を要求する場
合、コントローラ1はエンジンI/F19を介し、プリ
ンタエンジン21にOHP等の記録媒体がセットされて
いる入力トレイがあるかどうかをスキャンし、プリンタ
エンジン21の入力トレイにOHP等の記録媒体がセッ
トされていない場合、プリントジョブ待避手段2によっ
てOHP等の記録媒体を指定したプリントジョブを待避
させる。OHP等以外の記録媒体、例えば普通紙を指定
したプリントジョブが送られて待ち状態になっており、
プリンタには普通紙がセットされており印刷が可能であ
る場合、普通紙を指定したプリントジョブの印刷を行
う。入力トレイにOHP等の記録媒体がセットされる
と、CPU10は、プリンタエンジン21からエンジン
I/F19を介して入力トレイにOHP等の記録媒体が
セットされたことを検出し、待避させたOHP等の記録
媒体を指定したプリントジョブを呼び戻して、優先的に
OHP等の記録媒体に印刷する。
【0042】また、プリントジョブを待避させたとき
に、待避されるプリントジョブが作成されたクライアン
トに、プリントジョブを待避させたことを通知すること
もできる。この通知によって、エラー等によってプリン
トジョブが待避されていることをユーザが知ることがで
きるので、エラーリカバリィが速やかになされるという
効果を奏する。
【0043】また、複数の出力トレイがあれば、待避さ
れたプリントジョブが存在する間に印刷されたプリント
ジョブの印刷結果を別の出力トレイに収納することもで
きる。すなわちエラーが発生するまで使用していた出力
トレイから、エラーが発生後に別の出力トレイに切り換
え、エラーの復旧後に待避されたプリントジョブを印刷
する際に元の出力トレイに戻す。この場合、エラー等に
よって待避されているプリントジョブの印刷結果と混ざ
ることを防ぐことができ、ユーザが簡単に自分の印刷物
を取り出せるようになるという効果を奏する。
【0044】なお、本発明が上記各実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成
部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。なお、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0045】
【発明の効果】本発明のネットワークプリンタおよびネ
ットワークプリント方法は、時系列的にエラーの対象と
なるプリントジョブを待避させ、エラーに無関係のプリ
ントジョブを印刷するため、エラーに無関係のプリント
ジョブが他のプリントジョブに起因するエラーによって
待たされることがなく、ネットワークプリンタの印刷効
率を向上することができるという効果を奏する。さら
に、本発明のネットワークプリンタおよびネットワーク
プリント方法は、エラーの復旧時に当該エラーの対象と
なって待避されたプリントジョブを優先して印刷するた
め、待避されたプリントジョブが待避されたままになる
のを防止することができ、ネットワークプリンタの使用
環境を好適にすることがことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワークプリンタの実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るネットワークプリンタの実施の形
態のエラー発生時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】本発明に係るネットワークプリンタの実施の形
態のエラー復旧時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】本発明に係るネットワークプリンタの実施の形
態の具体的な動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 プリントジョブ待避手段 3 エラー処理復帰フラグ生成手段 10 CPU 11 NV−RAM 12 PROM 13 フォントROM 14 RAM 15 ホストI/F 16 ディスクI/F 17 ファイルサーバI/F 18 パネルI/F 19 エンジンI/F 20 ICカード 21 プリンタエンジン 22 パネル装置 23 ファイルサーバ 24 ディスク装置 31、32 クライアント

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアントに接続され、該クラ
    イアントからプリントジョブを受けて記録媒体に印刷す
    るネットワークプリンタであって、 発生したエラーのエラー種別を検出するエラー検出手段
    と、 該エラー検出手段により検出された前記エラー種別によ
    って印刷できない前記プリントジョブか否かを判別する
    プリントジョブ判別手段と、 該プリントジョブ判別手段により印刷できないと判別さ
    れた前記プリントジョブを待避させるプリントジョブ待
    避手段と、 前記プリントジョブ判別手段により印刷できると判別さ
    れた前記プリントジョブを印刷するプリントジョブ印刷
    手段とを具備することを特徴とするネットワークプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記エラー種別の復旧を検出するエラー
    復旧検出手段を具備し、 前記プリントジョブ印刷手段は、前記エラー復旧検出手
    段により復旧が検出された前記エラー種別によって待避
    された前記プリントジョブを優先的に印刷させることを
    特徴とする請求項1記載のネットワークプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記プリントジョブ判別手段は、印刷の
    順番に従って順次前記プリントジョブを判別させること
    を特徴とする請求項1又は2記載のネットワークプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記プリントジョブ待避手段により待避
    させた前記プリントジョブを送った前記クライアントに
    対して、前記プリントジョブを待避させたことを通知す
    るプリントジョブ待避通知手段を具備することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のネットワークプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 印刷された前記記録媒体を収納する複数
    の出力トレイを具備し、 前記プリントジョブ印刷手段は、前記プリントジョブ判
    別手段により印刷できると判別された前記プリントジョ
    ブを印刷した前記記録媒体と、前記エラー復旧検出手段
    により復旧が検出された前記エラー種別によって待避さ
    れた前記プリントジョブを印刷した前記記録媒体とを異
    なる前記出力トレイに収納させることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載のネットワークプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記プリントジョブ待避手段は、待避さ
    せた前記プリントジョブの順番を記憶させ、 前記プリントジョブ印刷手段は、前記プリントジョブ待
    避手段に記憶されている待避させた前記プリントジョブ
    の順番に応じて、前記エラー復旧検出手段により復旧が
    検出された前記エラー種別によって待避された前記プリ
    ントジョブを優先的に印刷させることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載のネットワークプリンタ。
  7. 【請求項7】 複数のクライアントに接続され、該クラ
    イアントからプリントジョブを受けて記録媒体に印刷す
    るネットワークプリント方法であって、 発生したエラーのエラー種別を検出し、 該検出した前記エラー種別によって印刷できない前記プ
    リントジョブか否かを判別し、 該判別した印刷できない前記プリントジョブを待避し、 前記判別した印刷できる前記プリントジョブを印刷する
    ことを特徴とするネットワークプリント方法。
  8. 【請求項8】 前記エラー種別の復旧を検出し、 該検出した前記エラー種別によって前記待避した前記プ
    リントジョブを優先的に印刷することを特徴とする請求
    項7記載のネットワークプリント方法。
  9. 【請求項9】 前記検出した前記エラー種別によって印
    刷できない前記プリントジョブか否かの判別は、印刷の
    順番に従って順次行うことを特徴とする請求項7又は8
    記載のネットワークプリント方法。
  10. 【請求項10】 前記待避した前記プリントジョブを送
    った前記クライアントに対して、前記プリントジョブを
    待避したことを通知することを特徴とする請求項7乃至
    9のいずれかに記載のネットワークプリント方法。
  11. 【請求項11】 前記印刷できると判別された前記プリ
    ントジョブを印刷した前記記録媒体と、前記復旧が検出
    された前記エラー種別によって待避した前記プリントジ
    ョブを印刷した前記記録媒体とを異なる出力トレイに収
    納することを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに
    記載のネットワークプリント方法。
  12. 【請求項12】 前記待避した前記プリントジョブの順
    番を記憶し、 前記記憶した前記プリントジョブの順番に応じて、前記
    復旧を検出した前記エラー種別によって前記待避した前
    記プリントジョブを優先的に印刷することを特徴とする
    請求項7乃至11のいずれかに記載のネットワークプリ
    ント方法。
  13. 【請求項13】 請求項7乃至12のいずれかに記載の
    ネットワークプリント方法を実行可能なプログラムが記
    憶されている記憶媒体。
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