JP2000334948A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2000334948A
JP2000334948A JP15363399A JP15363399A JP2000334948A JP 2000334948 A JP2000334948 A JP 2000334948A JP 15363399 A JP15363399 A JP 15363399A JP 15363399 A JP15363399 A JP 15363399A JP 2000334948 A JP2000334948 A JP 2000334948A
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Hideaki Horio
英明 堀尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子に電圧を印加することにより当該圧
電素子を備えたアクチュエータを変位させ、圧力室内の
インクをノズルからインク滴として吐出するインクジェ
ットヘッドにおいて、吐出安定性を向上する。 【解決手段】 インクリザーバ16に連通するインク排
出口17を設け、当該インク排出口17から副パージ機
構21により、気密状態を保ったままインクの吸引排出
を行うようにした。インク供給路形成部材31,35を
弾性体で形成し、パージ圧力でインク供給路18,19
の流路断面積が減少するようにした。副パージ機構21
側のインク供給路18の流路断面積を調節する流路変形
機構22を設け、インク供給路18のインク流れを制御
および遮断できるようにした。パージ方法をインク供給
路断面積制御に応じて数種類設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ、ワープロ、ファク
シミリ等として、複数の吐出口からインク滴を吐出し、
これらインク滴を紙等の記録媒体に着弾させることによ
って記録を行うインクジェット式の記録装置がよく用い
られている。
【0003】図10を参照しながら、従来のインクジェ
ット式記録装置のヘッドについて説明する。101はイ
ンク滴(図示せず)を吐出するための吐出口、102は
吐出口101に連通した圧力室、103は圧力室102
の一部を構成している振動板、104は振動板103に
密着した圧電素子である。圧電素子104は、駆動回路
110から印加された電圧波形に応じて変形することに
よって振動板103を変形させ、この振動板103の変
形により圧力室102の内圧を高めるものである。10
5は圧力室102にインクを供給するインク供給口、1
06は各インク供給口102を通じて各圧力室102と
連通したインクリザーバである。107は図示しないイ
ンクタンクからインクリザーバ106にインクを供給す
るインク供給路、108はインクタンクからのインクに
混入した気泡、ゴミ、塵等を除去するインクフィルタで
ある。
【0004】インクリザーバ106や圧力室102に気
泡が混入すると、インクの吐出性能が低下する。そこ
で、吐出性能を安定させるために、通常、インクジェッ
トヘッドは、インクリザーバ106や圧力室102のイ
ンクを強制排出し、その内部に混入した気泡を除去する
パージ運転を実行可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクタン
クからのインク供給量を増加させてインク供給路107
のインク供給能力を向上させるためには、インク供給路
107の流路断面積は大きいほど好ましい。また、イン
クフィルタ108の面積が小さいと目詰まりが生じやす
いため、インクフィルタ108の長寿命化を図るため
に、通常、その面積は大きく設定されている。その結
果、従来のインクジェットヘッドは、インクフィルタ1
08の大面積化に伴って、インク供給路107の流路断
面積も大きくなっていた。
【0006】しかし、インク供給路107の流路断面積
が大きいと、インク供給路107のインクの流速は遅く
なる。そのため、パージ運転の際に、インク供給路内の
気泡は除去されにくかった。従って、気泡を確実に除去
する観点からは、インク供給路107の流路断面積は、
ある程度小さいほうが好ましい。
【0007】以下、図10を参照しながら、具体例を説
明する。初期のインク充填時やインク不足が生じたとき
の強制インク充填時には、インク供給路107内の空気
とインクとを置換する必要がある。そこで、パージ手段
(図示せず)によって、ヘッド内の空気を吐出口101
を通じて吸引除去する。このとき、初期インク充填時の
ように、空気がヘッド内の大部分を占めている場合は特
に問題はないが、インクが圧力室102やインクリザー
バ106内の大部分を占めるようになると、インクの流
体抵抗が原因となって、インク及び残留空気の排出量は
急激に少なくなる。インクの排出量が低下すると、イン
ク供給路107でのインク流速が低下し、残留気泡11
1はインク供給路107の内面に付着しやすくなる。ま
た、残留気泡111は、ヘッド使用中の振動で合体し、
大きくなることで動きやすくなり、インクリザーバ10
6内に移動する場合がある。また、通常使用時のパージ
動作でも、漸次移動し、インクリザーバ106に入る場
合がある。このような気泡111は、いったんインクリ
ザーバ106内に流入すると、インク供給口105に流
れ込む部分の流速が落ちるために、インクリザーバ10
6内にそのまま残留しやすかった。
【0008】また、圧電素子104のインク吐出動作に
よって吐出されたインク滴(図示せず)の分だけ、イン
クリザーバ106から圧力室102にインクが補給され
るが、この際、インク供給口105には、インクリザー
バ106から圧力室102に流れ込むインク流が発生す
る。しかし、インク供給口105付近に気泡110Aが
残留していると、この残留気泡110Aがインク供給口
105を覆って圧力室102へのインク流入を阻害す
る。その結果、圧力室102へのインク供給が不安定と
なり、インクの吐出動作が不安定になりやすかった。つ
まり、吐出不良が起こりやすかった。
【0009】そこで、気泡除去のために、例えば特開昭
56−75867号公報に示すように、ポンプをインク
供給系に組込み、当該ポンプによってインクリザーバ内
の気泡除去を試みる方法が提案されている。しかし、従
来のヘッドでは、前述したようにヘッドの応答周波数を
上げること等を目的として、インク供給路の流路断面積
を大きくしていたため、それに伴ってポンプの容量を大
きくする必要があった。そのため、気泡除去のために大
容量のポンプが必要となり、コストアップを招くという
欠点があった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的とするところは、ヘッド内のインクに
混入した気泡を確実に除去することにより、吐出性能を
安定させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、運転モードに応じてインク供給路の流路
断面積が変更可能なように構成することとした。
【0012】具体的には、本発明に係るインクジェット
ヘッドは、インクを吐出するための複数の吐出口と、該
各吐出口に連通した複数の圧力室と、該各圧力室にイン
クを補給するように該各圧力室に連通したインクリザー
バと、該インクリザーバにインクを供給するインク供給
路とが形成され、該圧力室内のインクに圧力を付与する
ことによって該吐出口からインクを吐出するインクジェ
ットヘッドであって、上記インク供給路は、流路断面積
が変更自在に構成されていることとしたものである。
【0013】上記事項により、パージ運転時にはインク
供給路の流路断面積を小さくする一方、印字運転(吐出
口からインクを吐出して記録を行う運転)時にはインク
供給路の流路断面積を大きくすることができる。パージ
運転時にインク供給路の流路断面積が小さくなると、イ
ンク供給路内のインクの流速は速くなり、また、流路断
面に占める気泡の面積割合は増加する。その結果、イン
ク供給路内の気泡は流れやすくなり、除去されやすくな
る。一方、印字運転時にインク供給路の流路断面積が大
きくなると、インクの流体抵抗が減少し、インク供給量
が増加する。その結果、インクはインクリザーバに安定
して供給される。従って、パージ運転時には気泡を除去
しやすくなり、印字運転時にはインクの吐出性能が安定
する。
【0014】本発明に係る他のインクジェットヘッド
は、インクを吐出するための複数の吐出口と、該各吐出
口に連通した複数の圧力室と、該各吐出口からインクを
吐出させるために各圧力室内のインクに圧力を付与する
複数のアクチュエータと、該各圧力室にインクを補給す
るように該各圧力室に連通したインクリザーバとが設け
られたヘッド本体と、インク内の気泡をパージするため
のパージ運転時に、上記ヘッド本体内のインクを吸引す
るパージ手段と、上記パージ運転時に、上記各圧力室へ
の空気の侵入を阻止するように上記ヘッド本体の上記各
吐出口を覆うキャッピング手段と、上記インクリザーバ
に連通するとともに所定のパージ運転時に流路断面積が
減少するインク供給路が形成されたインク供給路形成部
材とを備えていることとしたものである。
【0015】上記事項により、パージ運転時には、ヘッ
ド本体内部に空気が入り込まないようにキャッピング手
段によって各吐出口が覆われ、ヘッド本体内部のインク
がパージ手段に吸引される。これにより、インク内の気
泡がインクと共に吸引除去され、ヘッド本体内部にイン
クが充填されることになる。この際、インク供給路の流
路断面積が減少するので、インク供給路のインクの流速
は増加し、また、流路断面に占める気泡の断面積の割合
は大きくなる。そのため、気泡はインクと共に流出しや
すくなる。その結果、インク供給路に気泡が残留するこ
とがなくなり、ヘッド本体内部の気泡は確実に除去され
る。
【0016】インク供給路形成部材は、所定のパージ運
転時のインク供給路内の圧力減少に従って変形する弾性
部材によって形成されていてもよい。
【0017】上記事項により、パージ運転時には、ヘッ
ド本体内部のインクが吸引されてインク供給路の圧力が
減少し、この圧力減少に起因して、インク供給路形成部
材は流路断面積が減少するように変形する。従って、パ
ージ運転時の流路断面積が印字運転時の流路断面積より
も小さくなるインク供給路が容易に実現される。
【0018】インク供給路形成部材は、弾性部材によっ
て形成され、所定のパージ運転時にインク供給路の流路
断面積が減少するように上記インク供給路形成部材を弾
性変形させる変形手段を備えていてもよい。
【0019】上記事項により、パージ運転時には、変形
手段によってインク供給路形成部材が変形され、インク
供給路の流路断面積が減少する。従って、パージ運転時
の流路断面積が印字運転時の流路断面積よりも小さくな
るインク供給路が容易に実現される。加えて、インク供
給路の圧力にかかわらず流路断面積を減少させることが
できるので、パージ運転の開始直後からインクの流速を
高めることができる。その結果、パージ運転に際してヘ
ッド本体から排出されるインクの量(特に、パージ運転
開始直後からパージ動作が安定するまでに排出されるイ
ンクの量)を低減することができ、効率的なパージ運転
が可能となる。また、パージ手段の吸引能力が小さくて
も、インク供給路の流路断面積を小さくすることが可能
となる。
【0020】インク供給路は、少なくとも印字運転時の
流路断面積がインクリザーバの流路断面積よりも大きく
なるように形成されていることが好ましい。
【0021】上記事項により、印字運転時には、インク
リザーバの流路断面積の方がインク供給路の流路断面積
よりも小さいことから、インク供給路内の気泡はインク
リザーバに流入しにくくなる。そのため、万が一、パー
ジ運転終了後にインク供給路内に気泡が残留していたと
しても、当該気泡はインクリザーバに流入しにくいた
め、圧力室へのインク供給は安定する。従って、吐出性
能は安定化する。
【0022】インク供給路は、複数形成されていてもよ
い。
【0023】上記事項により、各インク供給路の流路断
面積を小さくしたまま、インク供給路の全体の流路断面
積を大きくすることができる。そのため、パージ運転時
における各インク供給路のインク流速を速くする一方、
印字運転時のインク供給量を十分に確保することが容易
になる。
【0024】ヘッド本体には、パージ運転時にインクリ
ザーバ内のインクを排出するためのインク排出口が形成
され、インク供給路は、第1インク供給路と、該第1イ
ンク供給路よりも該インク排出口から遠い位置に設けら
れた第2インク供給路とを有し、上記第1及び第2イン
ク供給路は、所定のパージ運転時に該第1インク供給路
の流路断面積が該第2インク供給路の流路断面積よりも
小さくなるように構成されていてもよい。
【0025】上記事項により、所定のパージ運転時に
は、第1インク供給路の流路断面積が第2インク供給路
の流路断面積よりも小さくなるため、インクリザーバに
流入するインクの量は、第1インク供給路からよりも第
2インク供給路からの方が多くなる。ここで、第2イン
ク供給路は第1インク供給路よりもインク排出口から離
れた位置に設けられていることから、第2インク供給路
からインクリザーバを経てインク排出口から排出される
インクの流れが促進されることになる。その結果、イン
クリザーバのインクの流速が増加し、インクリザーバ内
の気泡が除去されやすくなる。
【0026】インク供給路の流路断面積を所定の第1面
積にまで減少させてヘッド本体内のインクを吸引する第
1パージ運転と、インク供給路の流路断面積を該第1面
積よりも大きな第2面積に維持してヘッド本体内のイン
クを吸引する第2パージ運転とを選択的に実行する制御
手段を備えていてもよい。
【0027】上記事項により、第1パージ運転のときに
は、インク供給路の流路断面積が第1面積にまで減少
し、インク供給路のインクの流速が増加する。その結
果、主にインク供給路内の気泡を除去するためのパージ
動作が行われる。一方、第2パージ運転のときには、イ
ンク供給路の流路断面積が上記第1面積よりも大きな第
2面積(例えば、印字運転時の流路断面積)に維持さ
れ、インクリザーバへのインク供給量が十分に確保され
る。その結果、インクリザーバにおけるインクの流速が
速くなり、主としてインクリザーバ内の気泡を除去する
ためのパージ動作が行われる。
【0028】第1インク供給路の流路断面積を減少させ
てヘッド本体内のインクを吸引する第1パージ運転と、
第1インク供給路を遮断してヘッド本体内のインクを吸
引する第2パージ運転とを選択的に実行する制御手段を
備えていてもよい。
【0029】上記事項により、第1パージ運転のときに
は、第1インク供給路の流路断面積が減少し、第1イン
ク供給路のインクの流速が増加する。その結果、主に第
1インク供給路内の気泡を除去するためのパージ動作が
行われる。一方、第2パージ運転のときには、第1イン
ク供給路が遮断されるため、第2インク供給路のインク
の流速が増加する。その結果、第2インク供給路内及び
インクリザーバ内の気泡を除去するためのパージ動作が
行われる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】<実施形態1>図1に示すインクジェット
プリンタにおいて、1は本実施形態に係るインクジェッ
トヘッドである。インクジェットヘッドは、図示省略の
駆動手段によりキャリッジ軸3に案内されて主走査方向
Xに往復動するキャリッジ2に搭載されている。このキ
ャリッジ2とキャリッジ軸3とは、インクジェットヘッ
ド1と記録紙4とを主走査方向Xに相対移動させる移動
手段を構成している。
【0032】図2及び図3に示すように、インクジェッ
トヘッド1は、ヘッド本体30と、インク供給路形成部
材31,35と、駆動回路10とを備えている。ヘッド
本体30の内部には、副走査方向Yに沿って所定間隔ご
とに配列された複数の圧力室12,12,…が区画形成
されている。各圧力室12は、主走査方向Xに細長い略
直方体形状の空間によって形成されている。各圧力室1
2の一端側には、ヘッド本体30の裏側(図2の上側)
から表側(図2の下側)に延びるインク吐出通路32が
形成され、インク吐出通路32の先端には、インク滴を
吐出するための吐出口11が設けられている。
【0033】圧力室12の裏側は、振動板13によって
区画されている。振動板13の裏側には、各圧力室12
ごとに圧電素子14が固着されている。なお、振動板1
3及び圧電素子14は、圧力室12内のインクに圧力を
付与するアクチュエータを構成している。各圧電素子1
4の個別電極(図示せず)には、リード線33を介して
駆動回路10が接続されている。この駆動回路10は、
圧電素子14に駆動電圧を印加する電圧印加手段を構成
している。これにより、駆動回路10からの駆動電圧信
号に従って所定の圧電素子14が変位し、当該圧電素子
14に対応する振動板13がたわみ変形を行って圧力室
12に圧力が付与され、吐出口11からインクが吐出さ
れることになる。
【0034】各圧力室12の吐出口11と反対側の端部
には、圧力室12とインクリザーバ16とを連通するイ
ンク供給口15が設けられている。インクリザーバ16
は、副走査方向Yに細長い略直方体形状の空間からな
り、各インク供給口15を通じて各圧力室12と連通し
ている。インクリザーバ16は、各圧力室12にインク
を補給するためのものであり、その内容積は各圧力室1
2の内容積よりも大きい。
【0035】ヘッド本体30の副走査方向Yの一端側に
は、インクリザーバ16からヘッド本体の裏面を貫くイ
ンク排出口17が形成されている。ヘッド本体30の裏
側におけるインク排出口17と圧電素子14との間には
開口34が形成されており、当該開口34に第1インク
供給路形成部材31の一端が挿入されている。また、図
3に示すように、ヘッド本体30の他端側にも開口34
と同様の開口36が形成されており、当該開口36に第
2インク供給路形成部材35の一端が挿入されている。
これら第1及び第2インク供給路形成部材31,35
は、それぞれ筒状の弾性材料(例えば、ゴム等からなる
チューブ)によって形成されており、その内部には第1
及び第2のインク供給路18,19が設けられている。
各インク供給路18,19の流路断面積は、インクリザ
ーバ16の流路断面積よりも大きい。なお、各インク供
給路形成部材31,35の弾性率は、これら部材31,
35が後述のパージ運転の際の内圧(パージ圧)によっ
て変形するが、印字運転の際に吐出口におけるメニスカ
スを待機状態に復元させるように発生する毛細管力によ
り発生する負圧では、ほとんど変形しないように設定さ
れていることが好ましい。
【0036】インク供給路形成部材31,35の他端
は、インクタンク23に接続されている。これらインク
供給路形成部材31,35の他端には、インクタンク2
3のインクに混入した気泡、ゴミ、塵等を除去するため
のインクフィルタ20,20が設けられている。
【0037】ヘッド本体30のインク排出口17には、
パージ運転時にインクリザーバ16内のインクを吸引排
出するための副パージ機構21が接続されている。な
お、副パージ機構21として、負圧発生機能と外気遮断
機能とを兼ねる体積排出型のポンプ等を用いることとす
れば、インクリザーバ16への空気の侵入を防ぐことが
できるので特に好適である。
【0038】一方、24は、パージ運転時にヘッド本体
30の各吐出口11を気密性を保った状態で覆うととも
に、各吐出口11からヘッド本体30内のインクを吸引
するための主パージ機構である。主パージ機構24は、
ヘッド本体30の各吐出口11を覆うキャップ部24a
とポンプ部24bとを備えている。ポンプ部24bとし
て、例えば体積排出型のポンプ等を好適に用いることが
できる。
【0039】次に、本インクジェットプリンタの動作を
説明する。本インクジェットプリンタは、インクを吐出
して記録を行う印字運転の他に、インクジェットヘッド
1のインクに含まれる気泡を除去するためのパージ運転
を実行する。
【0040】−印字運転− 印字運転では、図1に示すように、例えばコンピュータ
等から送られてくる印字信号に応じて、キャリッジ2に
装着されたインクジェットヘッド1がキャリッジ軸3に
沿って主走査方向Xに往復移動し、キャリッジ2の位置
に合わせて駆動回路10が所定の圧電素子14に駆動電
圧を印加する。これにより、所定の圧力室12に圧力が
付与され、吐出口11から吐出したインク滴が記録紙7
に着弾し、インクドットによる印字が行われる。
【0041】ところで、初期インク充填時や、インクリ
ザーバ16や圧力室12内のインクが不足したときに行
う強制インク充填時には、ヘッド内部の空気とインクと
を置換し、その内部にインクを充填する必要がある。そ
こで、以下のようなパージ運転が行われる。
【0042】−パージ運転− 図3に示すように、まず、パージ運転中に吐出口11か
ら圧力室12に空気が侵入しないように、主パージ機構
24のキャップ部24aによって吐出口11を封鎖す
る。次に、副パージ機構21により、インクリザーバ1
6のインクを吸引排出する。これにより、ヘッド内部
(詳しくは、インクリザーバ16、圧力室12、インク
供給路18,19)の圧力が徐々に減少する。そして、
図4に示すように、この圧力減少に従ってインク供給路
形成部材31,35が変形し、インク供給路18,19
の流路断面積がインクリザーバ16の流路断面積程度に
まで減少する。
【0043】この際、インク供給路18,19の流路断
面積の減少に従い、インク供給路18,19のインクの
流速は増加する。また、インク内の残留気泡がインク供
給路18,19に占める面積割合が大きくなる。例え
ば、図5に模式的に示すように、断面積がCの気泡25
の占める面積割合は、インク供給路形成部材31の変形
前ではC/Aであるが、変形後にはC/Bに増加する。
なお、ここでA>B>Cである。従って、インク供給路
形成部材31の変形に伴って気泡25の流れ方向前後の
圧力差が大きくなり、気泡25は排出されやすくなる。
【0044】次に、このようにしてインク供給路18,
19及びインクリザーバ16内の気泡を除去した後、副
パージ機構21の動作を停止し、主パージ機構24のポ
ンプ部24bの運転を開始する。これにより、インク供
給口15、圧力室12、吐出口11の残留気泡が吸引除
去される。その後、キャップ部24aを保持したままポ
ンプ部24bの運転を停止する。これにより、インクタ
ンク23からインクがゆっくりと流れ込み、ヘッド内部
の圧力が徐々に回復する。この圧力増加に従い、インク
供給路形成部材31,35が元の形状に復帰し、インク
供給路18,19の流路断面積が増加する。そして、イ
ンク供給路18,19の流路断面積が印字運転時の流路
断面積に復帰した後、主パージ機構24を取り外し、パ
ージ運転を終了する。その結果、インク供給口15、圧
力室12及び吐出口11もインクで充填される。その
後、印字待機状態に移行し、前述の印字運転が行われ
る。
【0045】以上のように、本実施形態によれば、印字
運転時にはインク供給路18,19の流路断面積は大き
いのに対し、パージ運転時にはインク供給路18,19
の流路断面積は小さくなる。そのため、印字運転時には
インクリザーバ16に安定してインクを供給することが
でき、印字周波数を向上することができる一方、パージ
運転時にはインク供給路18,19内の気泡を円滑に排
出することができる。従って、ヘッド内部の気泡の残留
を防止することができ、インクの吐出性能を安定化する
ことができる。
【0046】なお、上記実施形態のパージ運転では、副
パージ機構21及び主パージ機構24の双方を用いた
が、主パージ機構24のみを用いてパージ運転を行って
もよいことは勿論である。初期インク充填時やインクの
吐出性能が不安定になったときなど、ヘッド内部の空気
量が多い場合には、両パージ機構21,24を用いたパ
ージ運転が特に好適である。一方、ヘッド内部の気泡が
少ないときは、運転効率の観点から、主パージ機構24
のみを用いたパージ運転が好適である。そこで、定期的
または自動的に行うパージ運転は、主パージ機構24の
みで行い、ユーザが強制的に行うパージ運転は、両パー
ジ機構21,24で行うようにしてもよい。
【0047】<実施形態2>実施形態2は、インク供給
路形成部材31に外部から圧力を加えてインク供給路1
8の流路断面積を強制的に変更する流路変形機構22を
設けたものである。
【0048】図6及び図7に示すように、第1インク供
給路形成部材31の側方には、その側部を押圧すること
によって第1インク供給路18の流路断面積を減少させ
るように第1インク供給路形成部材31を変形させる流
路変形機構22が設けられている。流路変形機構22
は、第1インク供給路形成部材31に接離するように副
走査方向Yに沿って往復動自在に構成され、第1インク
供給路形成部材31と対向する位置に先細り形状の押圧
部37が形成されている。
【0049】本実施形態のパージ運転では、主パージ機
構24のキャップ部24aによってヘッド本体30の各
吐出口11を覆った後、副パージ機構21を動作させる
前に、流路変形機構22によって第1インク供給路形成
部材31を変形させる。これにより、第1インク供給路
18の流路断面積は、ヘッド内部の圧力に関わりなく、
インクリザーバ16の流路断面積近くまで減少する。そ
の後、副パージ機構21を作動させ、インクリザーバ1
6のインクの排出を開始する。これにより、第1インク
供給路18においては、インクの流速は排出当初から速
くなる。一方、第2インク供給路19においては、圧力
減少に伴って流路断面積が減少し、インクの流速は徐々
に増加する。その後、第1インク供給路18と第2イン
ク供給路19の流路断面積がほぼ等しくなり、実施形態
1と同様にして残留気泡のパージが行われる。
【0050】以上のように、本実施形態では、あらかじ
め流路変形機構22で第1インク供給路18の断面積を
絞ることとしたので、副パージ機構21の動作開始直後
から、第1インク供給路18のインクは高速度で流通
し、第1インク供給路18内の気泡が円滑に除去され
る。従って、パージ運転開始直後から高効率な気泡の排
出が可能となり、副パージ機構21によって排出される
インクの量を低減することができる。そのため、パージ
開始直後のインクの無駄を抑制することができる。
【0051】なお、流路変形機構22を第2インク供給
路形成部材35の側方にも設け、第1インク供給路18
及び第2インク供給路19の双方の流路断面積をあらか
じめ小さくしておくようにしてもよい。これにより、パ
ージ機構21,24によって排出されるインクの無駄を
更に抑制することができ、パージ運転の効率を一層向上
させることができる。
【0052】<実施形態3>実施形態3は、第1インク
供給路18を遮断してインクリザーバ16のインク流速
を増加させるパージ運転を実行するものである。
【0053】本実施形態のパージ運転では、まず、実施
形態2と同様にして、第1インク供給路18の流路断面
積がインクリザーバ16の流路断面積程度になるよう
に、流路変形機構22によって第1インク供給路形成部
材31を変形させる。その後、副パージ機構21を作動
させ、第1インク供給路18内のインクの流速が速いこ
とを利用して、主として第1インク供給路18の残留気
泡の除去を行う。
【0054】次に、図8に示すように、流路変形機構2
2を第1インク供給路形成部材31側に移動させ、第1
インク供給路18が遮断されるように第1インク供給路
形成部材31を更に押圧する。これにより、インクタン
ク23のインクは第2インク供給路19のみを流通して
インクリザーバ16に流入することになる。その結果、
ヘッド内部には、インクタンク23から第2インク供給
路19及びインクリザーバ16を経て、インク排出口1
7から排出されるインク流れが生成される。つまり、イ
ンク排出口17に近い方のインク供給路18が遮断さ
れ、インクリザーバ16にはインク排出口17から遠い
方のインク供給路19のみからインクが供給されるの
で、インクリザーバ16の全域を比較的高速のインクが
流通することになる。また、第2インク供給路19のイ
ンク流速が増加する。従って、第2インク供給路19及
びインクリザーバ16の気泡は円滑に除去される。
【0055】以上のように、本実施形態では、第1イン
ク供給路18のインク流速を高めて第1インク供給路1
8の気泡の除去を行った後、第2インク供給路19及び
インクリザーバ16のインク流速を高めて第2インク供
給路19及びインクリザーバ16の気泡の除去を行うの
で、ヘッドの全体にわたって円滑な気泡の除去が可能と
なる。
【0056】<実施形態4>実施形態4は、インク供給
路の流路断面積を減少させてインクの吸引を行うパージ
運転(第1パージ運転)と、インク供給路の流路断面積
を印字運転時の流路断面積に維持したままインクの吸引
を行うパージ運転(第2パージ運転)とを選択的に実行
するように構成したものである。
【0057】図9に示すように、本実施形態では、第1
及び第2インク供給路形成部材31,35の側部には、
それぞれ流路変形機構38a,38bが固定されてい
る。流路変形機構38a,38bは、各インク供給路形
成部材31,35に対して接離するように、副走査方向
Yに沿って往復移動自在に構成されている。これら流路
変形機構38a,38bの移動に従ってインク供給路形
成部材31,35は変形し、各インク供給路18,19
の流路断面積は変更される。従って、本実施形態では、
各インク供給路18,19の流路断面積は、これらイン
ク供給路18,19内の圧力に関係なく、流路変形機構
38a,38bによって強制的かつ任意に変更される。
【0058】本実施形態のパージ運転では、まず、流路
変形機構38a,38bが各インク供給路形成部材3
1,35を変形させ、インク供給路18,19の流路断
面積を減少させる。この状態で、副パージ機構21を動
作させる。その結果、インク供給路18,19の気泡は
除去されやすくなり、インク供給路18,19外に円滑
に排出される。
【0059】次に、流路変形機構38a,38bを移動
させ、インク供給路18,19の流路断面積が印字運転
時の流路断面積と等しくなるように、各インク供給路形
成部材31,35を復元させる。その結果、インクリザ
ーバ16に供給されるインクの量が増加し、インクリザ
ーバ16の気泡がインク排出口17を通じて排出されや
すくなる。
【0060】このように、本実施形態によれば、主とし
てインク供給路18,19の気泡を除去するパージ運転
を行った後、主としてインクリザーバ16の気泡を除去
するパージ運転を行うので、気泡の除去を効率的に行う
ことが可能となる。
【0061】<その他の実施形態>上記各実施形態で
は、インク供給路は2本であったが、インク供給路は1
本または3本以上であってもよい。
【0062】流路変形機構22は、インク供給路形成部
材を側方から押圧するものに限られず、インク供給路形
成部材を挟み込む機構であってもよい。
【0063】ヘッド1は、複数色のインクを吐出可能な
ように、各色ごとに設けられていてもよい。
【0064】主および副パージ機構のパージ機能、キャ
ッピング機能を分離、兼用することでコストダウンを図
ることも当業者ならば容易であることは言うまでもな
い。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、インク供給路をその流
路断面積を変更自在に構成することとしたので、印字運
転時にはインク供給路の流路断面積を大きくしてインク
を安定して供給する一方、パージ運転時にはインク供給
路の流路断面積を小さくして気泡を円滑に除去すること
ができる。
【0066】ヘッド内のインクを吸引するパージ手段
と、ヘッド本体の各吐出口を覆うキャッピング手段と、
流路断面積が減少するインク供給路が形成されたインク
供給路形成部材とを備えることとしたので、ヘッド内部
に空気が入り込まないように各吐出口を覆った状態でヘ
ッド内部のインクをパージすることができ、より確実に
気泡を除去することができる。
【0067】インク供給路形成部材を、圧力減少に従っ
て変形する弾性部材によって形成することにより、パー
ジ運転時にインク供給路の流路断面積を小さくする構成
を簡易かつ安価に得ることができる。
【0068】インク供給路形成部材を弾性部材によって
形成し、パージ運転時にインク供給路の流路断面積が減
少するように上記インク供給路形成部材を弾性変形させ
る変形手段を備えることにより、インク供給路の圧力に
かかわらず流路断面積を減少させることができ、パージ
運転開始直後から気泡を円滑に排出することができる。
従って、気泡と共に排出されるインクの無駄を抑制する
ことができる。
【0069】印字運転時のインク供給路の流路断面積が
インクリザーバの流路断面積よりも大きくなるようにす
ることにより、インク供給路の気泡がインクリザーバに
流入することを抑制することができる。
【0070】インク供給路を複数形成することにより、
各インク供給路の流路断面積を小さくしたままインク供
給路の全体の流路断面積を大きくすることができる。そ
のため、印字運転時のインク供給量を十分に確保するこ
とができるとともに、パージ運転時における気泡の排出
を円滑に行うことができる。
【0071】第1インク供給路と、当該第1インク供給
路よりもインク排出口から遠い位置に設けられた第2イ
ンク供給路とを備え、所定のパージ運転時に第1インク
供給路の流路断面積が第2インク供給路の流路断面積よ
りも小さくなるようにすることにより、第2インク供給
路からインクリザーバを経てインク排出口から排出され
るインクの流れが促進され、インクリザーバのインクの
流速を増加させることができる。従って、インクリザー
バ内の気泡を円滑に除去することができる。
【0072】インク供給路の流路断面積を所定の第1面
積にまで減少させてヘッド本体内のインクを吸引する第
1パージ運転と、インク供給路の流路断面積を上記第1
面積よりも大きな第2面積に維持してヘッド本体内のイ
ンクを吸引する第2パージ運転とを選択的に実行する制
御手段を備えることにより、第1パージ運転にあっては
インク供給路の気泡を集中的に除去することができ、第
2パージ運転にあってはインクリザーバ内の気泡を集中
的に除去することができ、効率的なパージが可能とな
る。
【0073】第1インク供給路の流路断面積を減少させ
てヘッド本体内のインクを吸引する第1パージ運転と、
第1インク供給路を遮断してヘッド本体内のインクを吸
引する第2パージ運転とを選択的に実行する制御手段を
備えることにより、第1パージ運転にあっては第1イン
ク供給路の気泡を集中的に除去することができ、第2パ
ージ運転にあっては第2インク供給路及びインクリザー
バの気泡を集中的に除去することができ、効率的なパー
ジが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェットプリン
タの概略構成図である。
【図2】実施形態1に係るインクジェットヘッドの斜視
図である。
【図3】実施形態1に係るインクジェットヘッドの断面
図である。
【図4】パージ運転時の図3相当図である。
【図5】インク供給路形成部材の部分断面図である。
【図6】実施形態2に係る図2相当図である。
【図7】実施形態2に係る図4相当図である。
【図8】実施形態3に係る図4相当図である。
【図9】実施形態4に係る図4相当図である。
【図10】従来のインクジェットヘッドの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 10 駆動回路 11 吐出口 12 圧力室 13 振動板 14 圧電素子 15 インク供給口 16 インクリザーバ 17 インク排出口 18 第1インク供給路 19 第2インク供給路 20 インクフィルタ 21 副パージ機構 22 流路変形機構 23 インクタンク 24 主パージ機構 30 ヘッド本体 31 第1インク供給路形成部材 35 第2インク供給路形成部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための複数の吐出口
    と、該各吐出口に連通した複数の圧力室と、該各圧力室
    にインクを補給するように該各圧力室に連通したインク
    リザーバと、該インクリザーバにインクを供給するイン
    ク供給路とが形成され、該圧力室内のインクに圧力を付
    与することによって該吐出口からインクを吐出するイン
    クジェットヘッドであって、 上記インク供給路は、流路断面積が変更自在に構成され
    ているインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 インクを吐出するための複数の吐出口
    と、該各吐出口に連通した複数の圧力室と、該各吐出口
    からインクを吐出させるために各圧力室内のインクに圧
    力を付与する複数のアクチュエータと、該各圧力室にイ
    ンクを補給するように該各圧力室に連通したインクリザ
    ーバとが設けられたヘッド本体と、 インク内の気泡をパージするためのパージ運転時に、上
    記ヘッド本体内のインクを吸引するパージ手段と、 上記パージ運転時に、上記各圧力室への空気の侵入を阻
    止するように上記ヘッド本体の上記各吐出口を覆うキャ
    ッピング手段と、 上記インクリザーバに連通するとともに所定のパージ運
    転時に流路断面積が減少するインク供給路が形成された
    インク供給路形成部材とを備えているインクジェットヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 インク供給路形成部材は、所定のパージ
    運転時のインク供給路内の圧力減少に従って変形する弾
    性部材によって形成されている請求項2に記載のインク
    ジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 インク供給路形成部材は、弾性部材によ
    って形成され、 所定のパージ運転時にインク供給路の流路断面積が減少
    するように上記インク供給路形成部材を弾性変形させる
    変形手段を備えている請求項2に記載のインクジェット
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 インク供給路は、少なくとも印字運転時
    の流路断面積がインクリザーバの流路断面積よりも大き
    くなるように形成されている請求項2〜4のいずれか一
    つに記載のインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 インク供給路が複数形成されている請求
    項2〜5のいずれか一つに記載のインクジェットヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 ヘッド本体には、パージ運転時にインク
    リザーバ内のインクを排出するためのインク排出口が形
    成され、 インク供給路は、第1インク供給路と、該第1インク供
    給路よりも該インク排出口から遠い位置に設けられた第
    2インク供給路とを有し、 上記第1及び第2インク供給路は、所定のパージ運転時
    に該第1インク供給路の流路断面積が該第2インク供給
    路の流路断面積よりも小さくなるように構成されている
    請求項6に記載のインクジェットヘッド。
  8. 【請求項8】 インク供給路の流路断面積を所定の第1
    面積にまで減少させてヘッド本体内のインクを吸引する
    第1パージ運転と、インク供給路の流路断面積を該第1
    面積よりも大きな第2面積に維持してヘッド本体内のイ
    ンクを吸引する第2パージ運転とを選択的に実行する制
    御手段を備えている請求項2〜7のいずれか一つに記載
    のインクジェットヘッド。
  9. 【請求項9】 第1インク供給路の流路断面積を減少さ
    せてヘッド本体内のインクを吸引する第1パージ運転
    と、該第1インク供給路を遮断してヘッド本体内のイン
    クを吸引する第2パージ運転とを選択的に実行する制御
    手段を備えている請求項7に記載のインクジェットヘッ
    ド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009475A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Hitachi Printing Solutions Ltd インクジェット記録装置及びそれに用いるインク供給装置

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