JP2000334884A - 積み重ね安定性および/または雪滑り性に優れた樹脂被覆金属板 - Google Patents

積み重ね安定性および/または雪滑り性に優れた樹脂被覆金属板

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JP2000334884A
JP2000334884A JP11146546A JP14654699A JP2000334884A JP 2000334884 A JP2000334884 A JP 2000334884A JP 11146546 A JP11146546 A JP 11146546A JP 14654699 A JP14654699 A JP 14654699A JP 2000334884 A JP2000334884 A JP 2000334884A
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JP
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resin
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coated metal
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dynamic friction
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Yoshinori Masuda
賢紀 増田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積み重ね安定性と雪滑り性の少なくともいず
れかの特性、必要によって両方の特性を兼ね備えた樹脂
被覆金属板を提供する。 【解決手段】 素地金属板の両面に夫々一層以上の樹脂
皮膜を有する樹脂被覆金属板において、(1)おもて面
側の最表面の動摩擦係数が0.25以下であるか、
(2)おもて面側の最表面の動摩擦係数が0.1以上
で、且つうら面側の最表面の動摩擦係数が0.25以上
であるか、或は上記(1),(2)の両方の要件を満足
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】素地金属板表面に樹脂皮膜を
形成した樹脂被覆金属板は、屋根材や壁材等の各種用途
に使用されているが、上記用途に適用される樹脂被覆金
属板は、切り板状態で荷崩れが生じないこと、および施
工時の仮止めでも滑り落ちないこと等の表面特性が要求
される(本発明では、この特性を「積み重ね安定性」と
呼ぶ)。また、上記樹脂被覆金属板では、施工後に金属
板上の積雪を容易に除去できるという表面特性が要求さ
れる(本発明では、この特性を「雪滑り性」と呼ぶ)。
本発明は、こうした表面特性が要求される樹脂被覆金属
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の様に屋根材や壁材等の用途に使用
される樹脂被覆金属板は、積み重ね安定性や雪滑り性が
良好であることが要求される。即ち、積み重ね安定性が
悪くなると、当該金属板を重ねて保管または移動中に荷
崩れが発生したり、施工時の仮止め段階で滑り落ちが発
生することになる。また、雪滑り性が悪くなると、積雪
が生じたときに雪下ろし作業頻度が高くなり、こうした
作業を怠ると最悪の場合には積雪荷重で屋根が崩壊する
ことになる。
【0003】上記の様な特性を調整する一つの手段とし
ては、従来では樹脂皮膜中にワックスを添加することが
知られている。即ち、樹脂皮膜中に添加されるワックス
は、樹脂皮膜中の他の成分と比べて比重を小さくしてお
り、樹脂皮膜の表層に濃化させることによって、雪滑り
性を向上させることができ、ワックスの種類と添加量に
よって、雪滑り性と積み重ね安定性を調整する様にして
いるのである。
【0004】しかしながら、樹脂皮膜中のワックスの濃
度分布は、被覆樹脂の色の違いによる樹脂皮膜中のワッ
クスの相対比重の変化(顔料配分の違いによって樹脂皮
膜中のワックスの以外の成分の比重が異なること)の影
響、樹脂皮膜の焼き付け乾燥温度の影響、樹脂皮膜の厚
さの影響等により変動し易く、ワックスの添加だけで表
面特性としての雪滑り性と積み重ね安定性のバランスを
安定して調整することは困難である。また、ワックスの
添加量を少なくした場合には、樹脂被覆表面の耐傷付き
性が劣化し易いことから、ワックスの添加量をあまり少
なくすることはできず、その結果として積み重ね安定性
を向上させることは困難である。
【0005】即ち、従来の樹脂被覆金属板では、耐傷付
き性の向上を主目的としてワックスを添加しており、ま
た積み重ね安定性において不都合が生じない様に、ワッ
クス添加量の上限を制約するものである。しかも、雪滑
り性とワックス添加効果との関係についても明確にされ
ていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、その目的は、積み重ね安
定性と雪滑り性の少なくともいずれかの特性、必要によ
って両方の特性を兼ね備えた樹脂被覆金属板を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すること
のできた本発明の樹脂被覆金属板とは、素地金属板の両
面に夫々一層以上の樹脂皮膜を有する樹脂被覆金属板に
おいて、おもて面側の最表面の動摩擦係数が0.25以
下である点に要旨を有するものであり、この様な構成を
採用することによって雪滑り性に優れた樹脂被覆金属板
が得られる。
【0008】また、素地金属板の両面に夫々一層以上の
樹脂皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側
の最表面の動摩擦係数が0.1以上で、且つうら面側の
最表面の動摩擦係数が0.25以上である様な構成を採
用することによっても上記目的を達成することができ、
これによって積み重ね安定性に優れた樹脂被覆金属板が
得られる。
【0009】更に、素地金属板の両面に夫々一層以上の
樹脂皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側
の最表面の動摩擦係数が0.1〜0.25であり、且つ
うら面側の最表面の動摩擦係数が0.25以上である様
な構成を採用することによって、積み重ね安定性と雪滑
り性の両特性を兼ね備えた樹脂被覆金属板を得ることが
できる。
【0010】上記積み重ね安定性と雪滑り性の両特性を
兼ね備えた樹脂被覆金属板において、おもて面側とうら
面側の動摩擦係数を調整する手段としては、おもて面側
の最表面の樹脂皮膜中に、重量比で0.05〜1.5%
のワックスを含有させることによって、おもて面側の動
摩擦係数を0.1〜0.25とすると共に、うら面側の
最表面の樹脂皮膜中に、平均粒径が5〜25μmの骨材
を含有させることによって、うら面側の動摩擦係数を
0.25以上とすることが挙げられる。
【0011】また、上記の様にして動摩擦係数を調整す
るに当たり、前記素地金属板の表面を中心線表面粗さR
aで0.3〜0.8μmとすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記従来の問題点
を考慮し、様々な角度から検討した。その結果、樹脂被
覆金属板のおもて面とうら面の夫々に、従来では考慮さ
れたことのない動摩擦係数という概念を導入し、その範
囲を適切に規定することによって、積み重ね安定性およ
び/または雪滑り性に優れた樹脂被覆金属板が得られる
ことを見出し、本発明を完成した。本発明の樹脂被覆金
属板における各構成における作用について説明する。
【0013】まず、素地金属板の両面に一層以上の樹脂
皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側の最
表面の動摩擦係数を0.25以下とすることによって雪
滑り性に優れた樹脂被覆金属板が得られたのである。こ
のときの動摩擦係数を0.25を超えると、雪滑り性が
悪くなり、雪の自重では積雪が落ちにくくなる。
【0014】上記の動摩擦係数を0.25以下にするこ
とによって、雪滑り性が良好になる理由についてはその
全てを解明し得た訳ではないが、おそらく雪の自重によ
って雪と樹脂被覆金属板との界面にごく薄い水膜が生
じ、動摩擦係数を0.25以下にすることによって前記
水膜が樹脂被覆金属板の表面の凹凸を埋めることがで
き、これによって雪滑り性が良好になるものと考えるこ
とができる。
【0015】また、素地金属板の両面に一層以上の樹脂
皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側の最
表面の動摩擦係数が0.1以上で、且つうら面側の最表
面の動摩擦係数が0.25以上である様な構成を採用す
ることによって、積み重ね安定性に優れた樹脂被覆金属
板が得られたのである。即ち、おもて面側とうら面側の
夫々の最表面の動摩擦係数を、上記の様に制御すれば、
積み重ねた際に接するおもて面とうら面の動摩擦係数の
組み合わせによって決まる滑り抵抗を有効な大きさにす
ることができることになり、これによって積み重ね安定
性に優れたものとなると考えることができる。このと
き、おもて面側の動摩擦係数を0.1以上としたのは、
積み重ね安定性はおもて面とうら面の動摩擦係数の組み
合わせによって決まるものであり、おもて面側の動摩擦
係数が0.1未満ではうら面側の動摩擦係数を高くして
も有効な積み重ね安定性が発揮されないからである。
【0016】更に、上記の様な動摩擦係数の規定範囲を
両方満足させることによって、即ちおもて面側の最表面
の動摩擦係数を0.1〜0.25とすると共に、うら面
側の最表面の樹脂皮膜表面の動摩擦係数を0.25以上
とすることによって、取扱い性と雪滑り性の両特性を兼
ね備えたものとなる。尚、本発明で規定する動摩擦係数
は、例えば試験機器としてHEIDON−14D(商品
名:HEIDON社製品)を用い、下記の測定条件で測
定することによって得られたものである。 (測定条件) 荷重:200g 直径:6mmのステンレス鋼製球 測定速度:40mm/分
【0017】本発明の樹脂被覆金属板では、上記の様に
おもて面側やうら面側の最表面の動摩擦係数を適切に規
定することによって積み重ね安定性や雪滑り性等の特性
を良好にしたものであるが、動摩擦係数を上記の範囲に
制御する手段としては、「骨材」と呼ばれる樹脂、無機
物またはそれらの化合物の粒径と添加量を調整したり、
ワックスの添加量を調整することによって達成される。
【0018】そして、骨材の粒径と添加量を変えること
によって、樹脂皮膜表面の表面粗度を変化させ、これに
よって動摩擦係数を調整することができる。このとき、
骨材の粒径や添加量を増加させることによって、動摩擦
係数を大きくすることができる。一方、樹脂皮膜中にワ
ックスを添加することによって、樹脂皮膜表面の滑り性
を向上させて動摩擦係数を低下させることができる。即
ち、本発明では、骨材やワックスの樹脂皮膜への添加を
行なうことによって、樹脂皮膜最表面の動摩擦係数の制
御を行なうものである。
【0019】本発明で用いるワックスとしては、ポリエ
チレン系、フッ素系、シリコン系等の各種ワックスが挙
げられ、また骨材としてはシリカ、アクリル、ナイロン
等の各種骨材が挙げられる。そして、これらのワックス
および骨材の配合割合、並びに骨材の粒径等を調整する
ことによって、樹脂皮膜表面における動摩擦係数を希望
する範囲に調整することができる。
【0020】本発明において動摩擦係数を調整する為の
好ましい手段として、素地金属板のおもて面側の最表面
の樹脂皮膜中に、重量比で0.05〜1.5%のワック
スを含有させることが挙げられ、これによって該樹脂皮
膜表面の動摩擦係数を0.1〜0.25とできる。ま
た、うら面側の最表面の樹脂皮膜中に、平均粒径が5〜
25μmの骨材を含有させることによって、該樹脂皮膜
表面の動摩擦係数を0.25以上とすることができる。
但し、これらの手段は、本発明の樹脂被覆金属板におけ
る動摩擦係数を調整する手段を例示したものであって、
本発明の樹脂被覆金属板はこうした手段に限定されるも
のではない。要するに、樹脂皮膜の最表面の動摩擦係数
が上記の範囲になっていれば良いのであって、こうした
樹脂被覆金属板はその動摩擦係数調整手段に限定される
ことなく、本発明に含まれるものである。例えば、おも
て面側またはうら面側のどちらか一方の最表面の樹脂皮
膜中に、ワックスと骨材の両方を添加して樹脂皮膜表面
の動摩擦係数を調整することも本発明に含まれるもので
ある。
【0021】ところで、上記の様にして動摩擦係数を調
整するに当たり、前記素地金属板の表面を中心線表面粗
さRaで0.3〜0.8μmとすることが好ましいので
あるが、その理由は次の通りである。
【0022】本発明の樹脂被覆金属板においては、ワッ
クスや骨材の添加によって、樹脂皮膜表面の動摩擦係数
を上記の様にして適切に調整するものであるが、この動
摩擦係数は素地金属板表面の粗度に影響され場合があ
る。即ち、樹脂皮膜の厚みが或る程度以上あると(例え
ば、15μm以上)、ワックスや骨材の添加がそのまま
動摩擦係数に反映することになるが、樹脂皮膜の厚みが
比較的薄いと、動摩擦係数は素地金属板表面の粗度に影
響される場合がある。こうした場合は、樹脂皮膜形成前
後の表面粗度度の変化代が大き過ぎることになり、ワッ
クスや骨材を適切量添加しても、所定の動摩擦係数が得
られないことがある。
【0023】こうした観点から、本発明で用いる素地金
属板の表面粗度は中心線表面粗さRaで0.3〜0.8
μmであることが好ましい。即ち、素地金属板の表面粗
度が中心線表面粗さRaで0.8μmを超えると、樹脂
を形成した後も表面粗度が大きくなって、ワックスで制
御する以上に動摩擦係数が大きくなる。また、素地金属
板の表面粗度が中心線表面粗さRaで0.3μm未満で
あると、樹脂を形成した後も表面粗度が小さくなって、
骨材で制御する以上に動摩擦係数が小さくなってしまう
のである。また、樹脂皮膜を形成する本来の機能(耐食
性、耐候性、色調等)を果たしつつ素地金属板の表面粗
度を調整した効果を発揮させる為には、樹脂皮膜の厚さ
は10〜40μm程度であることが好ましい。
【0024】尚、本発明で用いる素地金属板の種類につ
いては、特に限定されるものではなく、通常の冷延鋼
板、熱延鋼板を初め、これらに電気めっき、溶融めっ
き、或は蒸着めっき等の方法によって作成した亜鉛また
は亜鉛合金めっき(例えば、Zn−Ni,Zn−Cr,
Zn−Al等)を施したもの、更にはこれらにクロメー
ト処理を施したものの他、Al板やTi板等も好適に用
いることができる。また、本発明の樹脂被覆金属板にお
いては、形成される樹脂皮膜は一層に限らず多層であっ
ても良く、要するに樹脂皮膜の最表面の動摩擦係数が上
記の範囲になっていれば良い。
【0025】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することは
いずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0026】
【実施例】素地金属板として溶融亜鉛めっき鋼板を用
い、厚さがおもて面側:10〜25μm、うら面側:3
〜10μmとなる様に樹脂皮膜を形成した。このとき、
ポリエチレン系ワックスを1重量%、または粒径:2μ
mのシリカ粒子を骨材として5重量%添加することによ
って樹脂皮膜最表面の動摩擦係数(測定方法は前記の通
り)を調整した。
【0027】得られた樹脂被覆鋼板について、積み重ね
安定性および雪滑り性について評価した。尚、取り扱い
性および雪滑り性については、実際の作業で評価する
と、多大なる試作鋼材が必要になるので、簡易のモデル
にて評価をおこなった。即ち、積み重ね安定性について
は、図1に示す様に、エルクセンにてうら面側に押し出
して突起2(3個所)を形成した試験片1[図1
(2)]を用い、このうら面の突起2が、他の樹脂被覆
鋼板のおもて面側表面平面部と接する様に載置し[図1
(1):図中3は500gのおもり]、該平面部が水平
方向とのなす角度θを大きくしていき、試験片1が滑り
出したときの角度θ(滑り角度)を測定した。そして、
5回の測定値の平均をその滑り角度とした。また、雪滑
り性については、おもて面側が上に向く様にして、55
°の角度で立てかけた試験片(おもて面の大きさ:30
0mm×300mm)を用い、この試験片への雪の積も
り方で評価した。これらの評価基準は、下記の通りであ
る。
【0028】(積み重ね安定性) ○:滑り角度が13°以上 △:滑り角度が10°以上13°未満 ×:滑り角度が10°未満 (雪滑り性) ○:雪が積もりにくい △:軽い振動を与えると積もった雪が滑り落ちる ×:軽い振動では積もった雪が落ちない
【0029】これらの結果を、素地鋼板の表面粗度、樹
脂皮膜形成後の表面粗度、および樹脂表面の動摩擦係数
等と共に、下記表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】この結果から明らかな様に、おもて面およ
び/またはうら面における動摩擦係数を適切に調整する
ことによって、樹脂被覆金属板の積み重ね性および/ま
たは雪滑り性の特性を良好にできることが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、積
み重ね安定性および雪滑り性の少なくともいずれかの特
性、必要によって両方の特性を兼ね備えた樹脂被覆金属
板が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】積み重ね安定性を評価する試験方法を説明する
為の図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 突起 3 おもり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E108 AZ01 CC01 CV06 GG11 4F100 AB01A AB03 AB11H AJ11B AK01B AK01C BA10B BA10C CA24 CA24C DD07A DE01H GB07 JK16 JK16B JK16C JM02B JM02C YY00A YY00B YY00C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素地金属板の両面に夫々一層以上の樹脂
    皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側の最
    表面の動摩擦係数が0.25以下であることを特徴とす
    る雪滑り性に優れた樹脂被覆金属板。
  2. 【請求項2】 素地金属板の両面に夫々一層以上の樹脂
    皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側の最
    表面の動摩擦係数が0.1以上で、且つうら面側の最表
    面の動摩擦係数が0.25以上であることを特徴とする
    積み重ね安定性に優れた樹脂被覆金属板。
  3. 【請求項3】 素地金属板の両面に夫々一層以上の樹脂
    皮膜を有する樹脂被覆金属板において、おもて面側の最
    表面の動摩擦係数が0.1〜0.25であり、且つうら
    面側の最表面の動摩擦係数が0.25以上であることを
    特徴とする積み重ね安定性および雪滑り性に優れた樹脂
    被覆金属板。
  4. 【請求項4】 おもて面側の最表面の樹脂皮膜中に、重
    量比で0.05〜1.5%のワックスを含有させること
    によって、おもて面側の動摩擦係数を0.1〜0.25
    とすると共に、うら面側の最表面の樹脂皮膜中に、平均
    粒径が5〜25μmの骨材を含有させることによって、
    うら面側の動摩擦係数を0.25以上とする請求項3に
    記載の樹脂被覆金属板。
  5. 【請求項5】 前記素地金属板の表面を中心線表面粗さ
    Raで0.3〜0.8μmとする請求項4に記載の樹脂
    被覆金属板。
JP11146546A 1999-05-26 1999-05-26 積み重ね安定性および/または雪滑り性に優れた樹脂被覆金属板 Pending JP2000334884A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102154951A (zh) * 2011-01-31 2011-08-17 金红叶纸业集团有限公司 一种压花生活用纸及对该生活用纸压花的压花辊

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CN102154951A (zh) * 2011-01-31 2011-08-17 金红叶纸业集团有限公司 一种压花生活用纸及对该生活用纸压花的压花辊

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