JP2000334814A - 脈動防止口部を有するブロー成形容器及びその成形方法 - Google Patents

脈動防止口部を有するブロー成形容器及びその成形方法

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JP2000334814A
JP2000334814A JP15143999A JP15143999A JP2000334814A JP 2000334814 A JP2000334814 A JP 2000334814A JP 15143999 A JP15143999 A JP 15143999A JP 15143999 A JP15143999 A JP 15143999A JP 2000334814 A JP2000334814 A JP 2000334814A
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Japan
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blow
molded container
opening
partition plate
mouth
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JP15143999A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Takahashi
賢良 高橋
Ken Hatsumi
研 初見
Tomoya Hojo
智也 北条
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Sekisui Seikei Ltd
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Sekisui Seikei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容液を安全に効率よく排出できる脈動防止
口部を有するブロー成形容器及びその成形方法を提供す
る。 【解決手段】本発明による脈動防止口部を有するブロー
成形容器20及びその成形方法は、ブロー成形容器21
に充填された内容液31の排出口24である口部22に
おいて、この口部22の口部開口22bを架橋するよう
に仕切板23を形成させ、この仕切板23により前記口
部開口22bを排出口24とエア導入孔25とに分ける
ようにブロー成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロー成形容器か
ら内容液を排出する際の脈動防止口部を有するブロー成
形容器及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のものとしては、ブロー成形容器か
ら内容液を一般的に排出する際の傾転を行うと、図6
(a)に示すように、内容液3は急激に排水5aとなっ
て流出する。そして、流出した分空隙部4が真空状とな
るので、外気6が間欠的に吸引され気泡となって内容液
3内を通り、空隙部4に入ったところで大きく破裂して
造波する。その波が内容液3に伝わり波打ちし、ブロー
成形容器1の口部5から排出される排水5aは、実線と
2点鎖線のように間欠的に脈動して排出されることにな
る。
【0003】したがって、薬液等の内容液3を飛散させ
ないように脈動を抑えて排出させるには、図6(b)に
示すように、ブロー成形容器1を矢印のように傾転させ
る際、口部5で排水5a内に外気6が侵入しないよう
に、外気6と空隙部4とが連通する空間Sを保つて、静
粛に傾転しながら排出させる必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ものにあっては、外気6が空隙部4と連通するように空
間Sを、注意深く保ちながら静粛に排水5aする作業と
なるので、排水5a量が少なく非能率な上に、ややもす
ると手元が狂って空間Sが連通しなくなって脈動し、不
安全になるという課題を有していた。
【0005】そこで、この発明は、内容液を安全に効率
よく排出できる脈動防止口部を有するブロー成形容器及
びその成形方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、脈動防止口部を有す
るブロー成形容器において、ブロー成形容器に充填され
た内容液の排出口である口部において、該口部の口部開
口を架橋するように仕切板を形成し、該仕切板により前
記口部開口を排出口とエア導入孔とに分割したことを特
徴としている。
【0007】このようなものにあっては、内容液の排出
時に排水は排水口から排出され、外気はエア導入孔から
ブロー成形容器内の空隙部に向けて、吸引されるように
なる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の脈動防止口部を有するブロー成形容器において、前記
口部開口を架橋するように形成した前記仕切板は平面視
して、前記口部開口の中央よりブロー成形容器の中央側
にずらせて位置させたことを特徴としている。
【0009】このようなものにあっては、仕切板を挟ん
でブロー成形容器の中央側に小孔のエア導入孔と、反対
側に大きい開口面積の排出口とが形成できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、脈動防止口部を
有するブロー成形容器の成形方法において、左右一対の
ブロー成形金型によりパリソンを挟みブロー成形する該
ブロー成形金型において、口部が左右から押し込めるよ
うに突設させて左・右コアを設け、前記パリソンの型締
め時に前記口部を前記左・右コアにより両側から押し込
んで突起部を形成させ、該突起部の両先端の当接面で当
接させた仕切板の両側にそれぞれ開口を有する口部を形
成させるようにしたことを特徴としている。
【0011】このようなものにあっては、ブロー成形容
器の成形時に、同時に口部に排出口とエア導入孔とを形
成させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による脈動防止口部を有す
るブロー成形容器を示す図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0013】図1は、脈動防止口部を有するブロー成形
容器を示す平面図で、図2は、図1の側面の一部断面図
で、図3は、図1のA−A断面図である。
【0014】図1において、20は脈動防止口部を有す
るブロー成形容器、21はブロー成形容器、22はこの
ブロー成形容器21の口部で、23はこの口部開口22
bを架橋するように形成した仕切板であり、両側から口
部開口22bの中央に向けて突起部23Aを突出させ、
その突起部23Aの先端を当接面23aで一体に形成さ
せて仕切り板23としたものである。そして、この仕切
板23は平面視して、口部開口22bの中央から左側に
ずれた位置に設けているので、仕切板23を挟んで左右
に小孔のエア導入孔25と大きい開口面積の排出口24
とが形成されている。
【0015】図2においては、口部22の排出口24と
エア導入孔25とが仕切板23を介して開口されている
状態を左右の一部断面図で示しており、口部端面22a
近傍から形成させたネジ部22cの下部に、仕切板23
を形成させている。
【0016】また、31,32は口部22から充填され
ブロー成形容器21内に貯蔵されている内容液と、空隙
部である。
【0017】図3においては、口部開口22bを架橋す
るように設けられた仕切板23は、ネジ部22cの下部
を口部開口22bの中央で当接するまで、薄い突起状の
コアでパリソン60を両側から押し込んで突起部23A
を形成させ、その先端が当接面23aで一体に接合させ
て形成した仕切板23を、前後の断面図で示している。
【0018】つづいて、脈動防止口部を有するブロー成
形容器20の作用について、主に図4に基づいて説明す
る。
【0019】図4は、脈動防止口部を有するブロー成形
容器の作用を示す側面の一部断面図である。
【0020】図4に示すように、ブロー成形容器21内
の内容液31を排出するために矢印のように傾動させる
と、口部開口22bから内容液31が排出される。
【0021】しかるに、口部開口22bの下側の大きい
開口面積の排出口24と、その上側の小孔であるエア導
入孔25とでは内容液31からの圧力に差があり、内容
液31を排出している排出口24より上側に位置して、
やや液圧を低く受けるエア導入孔25から外気26は侵
入し、気泡となって内容液31の中を上昇し、空隙部3
2内に弾けながら侵入して行く。
【0022】このエア導入孔25は小孔であるので、導
入される外気26の気泡は小さく、その分内容液31の
面で弾けながら侵入しても振動は小さく、この液面振動
が排出口24から排出される排水24aへ脈動を与える
には至らない。
【0023】次に、本発明による脈動防止口部を有する
ブロー成形容器の成形方法を示す図5に基づいて説明す
る。
【0024】図5は、本発明による脈動防止口部を有す
るブロー成形容器の成形方法を示す断面図である。
【0025】図5において、40はブロー成形金型、4
1,42は左右一対の金型で、43,44は対向して薄
い舌状に突設するコア43a,44aを有する左右の各
スライドコアであり、中央の1点鎖線PLは、左型41
と右型42とを型締めしたときの当接面となるパーティ
ング線で、45はエアを吹き込むブローピン46を一体
に設けた口部スライドコアである。
【0026】また、50はダイヘッド、51はダイリン
グで、60は溶融した樹脂を管状に押し出したパリソン
である。
【0027】そして、このブロー成形容器口部の成形方
法は、ブロー成形容器用の溶融した樹脂を、ダイヘッド
50のダイリング51スリット(図示せず)を介し、左
右に型開きしているブロー成形金型40面間に、パリソ
ン60を押し出して型締めし、同時に左・右のスライド
コア43,44も締め、薄い舌状に突出させて設けたコ
ア43a,44aでパリソン60を押し出し、左右両側
から当接させる。
【0028】そして、口部スライドコア45を上昇さ
せ、口部22の内側を形成させると同時に、パリソン6
0を左・右スライドコア43,44のネジ部22cにも
押圧させてネジ部22cや口部22の外側を形成させ
る。この時、口部スライドコア45に設けたブローピン
46はパリソン60内にさし込まれるので、ブローエア
によりパリソン60は、ブロー成形金型40内面に押圧
されてブロー成形容器21を成形させる。
【0029】また、同時に、両側から当接している突出
部もブロー圧により薄い舌状のコア43a,44a面に
押圧されて、口部開口22bを架橋して一体となった仕
切板23を形成させる。
【0030】そして、この仕切板23は、口部中央から
ずらして上側に近く、下側から離れて位置するように、
左右の舌状のコア43a,44aで押し込んだ突起部2
3A,23Aで形成させているので、エア導入孔25は
小孔に排出口24は大きく開口するように形成されるこ
とになる。
【0031】
【発明の効果】本発明による脈動防止口部を有するブロ
ー成形容器は、排出口から排水すると同時に小孔である
エア導入孔から外気が吸引できるので、小さい気泡とな
って内容液内を通りブロー成形容器内の空隙部に到達す
るので、脈動することが避けられ薬液等であっても安全
に排出することができる。
【0032】また、口部の仕切板は、ブロー成形時に同
時に成形できるようにしたので、生産性が良い上に、品
質が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脈動防止口部を有するブロー成形
容器を示す平面図である。
【図2】図1の側面の一部断面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明による脈動防止口部を有するブロー成形
容器の作用を示す側面の一部断面図である。
【図5】本発明によるブロー成形容器口部の成形法を示
す断面図である。
【図6】従来技術によるブロー成形容器の構成とその作
用を示す一部断面図であり、図6(a)は、ブロー成形
容器から内溶液の一般的な排出状態を示す横断面図、図
6(b)は、ブロー成形容器から内溶液の静粛な排出状
態を示す横断面図である。
【符号の説明】
20…脈動防止口部を有するブロー成形容器 21…ブロー成形容器 22…口部 22b…口部開口 23…仕切板 24…排出口 25…エア導入孔 31…内容液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北条 智也 大阪府大阪市北区堂島浜2−1−9 積水 成型工業株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA06 DA03 DB03 DD01 DE02 EA03 FA03 GA02 4F202 AG07 AG21 AH55 CA15 CB01 CK23 CK42 CK52 4F208 AG07 AG21 AH55 LA01 LB01 LG16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形容器に充填された内容液の排
    出口である口部において、該口部の口部開口を架橋する
    ように仕切板を形成し、該仕切板により前記口部開口を
    排出口とエア導入孔とに分割したことを特徴とする脈動
    防止口部を有するブロー成形容器。
  2. 【請求項2】 前記口部開口を架橋するように形成した
    前記仕切板は平面視して、前記口部開口の中央よりブロ
    ー成形容器の中央側にずらせて位置させたことを特徴と
    する請求項1に記載の脈動防止口部を有するブロー成形
    容器。
  3. 【請求項3】 左右一対のブロー成形金型によりパリソ
    ンを挟みブロー成形する該ブロー成形金型において、口
    部が左右から押し込めるように突設させて左・右コアを
    設け、前記パリソンの型締め時に前記口部を前記左・右
    コアにより両側から押し込んで突起部を形成させ、該突
    起部の両先端の当接面で当接させた仕切板の両側にそれ
    ぞれ開口を有する口部を形成させるようにしたことを特
    徴とする脈動防止口部を有するブロー成形容器の成形方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193269A (ja) * 2001-07-12 2002-07-10 Shigeru Yamana 吸気機構を備えたノズル
WO2003074372A1 (fr) * 2002-03-05 2003-09-12 Aicello Chemical Co., Ltd. Recipient muni d'un mecanisme d'admission
US7972255B2 (en) 2002-10-24 2011-07-05 Kao Corporation Self-supporting bag

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