JP2000334466A - 液体処理装置 - Google Patents

液体処理装置

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JP2000334466A
JP2000334466A JP11144425A JP14442599A JP2000334466A JP 2000334466 A JP2000334466 A JP 2000334466A JP 11144425 A JP11144425 A JP 11144425A JP 14442599 A JP14442599 A JP 14442599A JP 2000334466 A JP2000334466 A JP 2000334466A
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JP
Japan
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magnetic field
processing apparatus
liquid processing
scale
wall
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JP11144425A
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Takeshi Hikata
威 日方
Jun Fujigami
純 藤上
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体の流れを止めずに確実にスケールを除去
できる液体処理装置を提供する。 【解決手段】 液体処理装置は、液体が流れる管路を形
成する壁部材10と、時間とともに強さが変化する磁場
を矢印13で示す方向から壁部材10に印加する磁場印
加手段とを備える。壁部材10は、交互に配置された壁
面11と帯状部材12とを含む。壁面11は相対的に低
い磁化率を有し、帯状部材12は相対的に高い磁化率を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体処理装置に
関し、特に、管内に付着したスケールを除去する液体処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラー、熱交換器、その他の流
体輸送機器において、流体に接する内壁面にスケールが
付着することが知られている。このスケールは種々の障
害の原因となる。
【0003】スケールは、流体内のイオンにより発生す
る。たとえば、水を輸送するための管に析出するスケー
ルは、炭酸カルシウムや硫酸カルシウムなどの不溶性の
物質からなる。水中のカルシウムイオンが炭酸イオンや
硫酸イオンなどと結合し、炭酸カルシウムや硫酸カルシ
ウムなどを形成する。これらが管の内壁面に付着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スケールの除去方法と
しては、管内を酸などの溶液で処理する化学処理、流体
に磁場を与える磁場処理、管内に人が入りスケールを除
去する人力処理がある。
【0005】しかしながら、化学処理では、処理中に装
置を停止させる必要があり、装置の運転に支障が生じ
る。また、化学処理に用いた酸などが廃棄物となるた
め、この廃棄物を処理する費用も必要である。
【0006】磁場処理は、スケール除去の効果が小さ
い。また、効果が現われるまで、磁場を印加してから1
ヵ月以上かかる。
【0007】さらに、人力処理では、処理中に装置を停
止させる必要があり、装置の運転に支障が生じる。ま
た、人件費が高いという問題もある。
【0008】そこで、この発明は、上述のような問題点
を解決するためになされたものであり、流体を流す装置
を停止させる必要がなく、かつスケール除去の効果が高
い液体処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に従った液体処
理装置は、液体が流れる管路を形成する壁部材と、時間
とともに強さが変化する磁場を壁部材に印加する磁場印
加手段とを備える。壁部材は交互に配置された第1の部
分と第2の部分とを含む。第1の部分は相対的に低い磁
化率を有し、第2の部分は相対的に高い磁化率を有す
る。
【0010】このように構成された液体処理装置におい
ては、磁場印加手段から壁部材に磁場が印加されると、
第1の部分での磁場が相対的に弱くなり、第2の部分で
の磁場が相対的に強くなる。この磁場の大きさは時間と
ともに変化するので、強い磁場が発生する第2の部分の
まわりに電磁誘導の原理により渦電流が発生する。この
渦電流が第1の部分および液体を通過する際に、第1の
部分と液体との界面で電気化学反応を生じ、スケールを
分解する。分解されたスケールは、流体により運ばれる
のでスケールを除去することかできる。
【0011】そのため、この装置では、スケールを除去
するために流体を流す装置を停止させることなくスケー
ルを除去することができる。また、磁場の印加と同時
に、上述の作用によりスケールが分解され始めるため、
即座にスケールを除去できる。
【0012】また、第1の部分は常磁性体を含み、第2
の部分は強磁性体を含むことが好ましい。この場合、常
磁性体と強磁性体とを用いることにより上述の第1の部
分と第2の部分とを形成することができる。
【0013】また、第1の部分は常磁性体からなる周壁
面であり、第2の部分は周壁面に間をあけて設けられた
強磁性体からなる複数の帯状部分であることが好まし
い。この場合、強磁性体からなる複数の帯状部分のまわ
りに渦電流が発生する。この渦電流が第1の部分および
液体部分を通過する際に、第1の部分と液体部分との界
面で電気分解反応を生じ、スケールを分解する。分解さ
れたスケールは流体により運ばれるのでスケールを除去
することができる。
【0014】また、第2の部分は強磁性体からなる周壁
面であり、第1の部分は周壁面に間をあけて設けられた
常磁性体からなる複数の帯状部分であることが好まし
い。この場合、強磁性体からなる周壁面の間で渦電流が
発生する。この渦電流が第1の部分および液体を通過す
る際に、第1の部分と液体との界面で電気化学反応を生
じ、スケールを分解する。分解されたスケールは流体に
より運ばれるのでスケールを除去することができる。
【0015】また、複数の帯状部分は、周壁面に沿って
巻線状に配置されていることが好ましい。
【0016】また、複数の帯状部分は周壁面に沿って間
隔をあけて配置された棒状部材であることが好ましい。
【0017】また、周壁面は、熱交換器の管の内壁面で
あることが好ましい。この場合、熱交換器の管の内壁面
のスケールを除去することができるので、熱交換器の効
率を上げることができる。
【0018】また、磁場印加手段は、交流磁場を壁部材
に印加する手段であることが好ましい。
【0019】また、磁場印加手段は超電導磁石によって
壁部材に磁場を印加する手段であることが好ましい。こ
の場合、高温超電導線材を利用して超電導磁石を形成す
ることにより、低いランニングコストで磁場を発生させ
ることができ、商業レベルでの操業が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を用い
て説明する。
【0021】(実施例1)図1は、この発明の実施例1
に従った液体処理装置の基本構成を示す模式図である。
図1を参照して、この液体処理装置では、壁部材10
は、管路を形成し、第1の部分としての壁面11と、第
2の部分としての帯状部材12を有する。壁部材10の
壁面11が管路の内周面となる。壁面11はアルミ、銅
およびセラミックなどの常磁性体により構成される。壁
部材10の壁面11には、互いに間隔を隔てて複数本の
帯状部材12が設けられる。帯状部材12は炭素鋼や酸
化クロムなどの強磁性体により構成される。磁場印加手
段(図示せず)は、壁部材10と強磁性体12とに矢印
13で示す方向から交流磁場を与える。磁場印加手段は
超電導磁石により構成される。
【0022】このように構成された液体処理装置10に
おいては、壁面11が流体(水)と接触する。矢印13
で示す方向から交流磁場が印加されると、常磁性体から
なる壁部材10では、矢印14で示す方向に弱められた
磁場が発生する。強磁性体からなる帯状部材では、矢印
15で示す方向に強められた磁場が発生する。ここで、
交流磁場13の強さが時間とともに変化するため、電磁
誘導の法則に従い、強められた磁場のまわりに矢印17
で示す方向に渦電流が発生する。この渦電流は壁面11
に接触する水を電気分解し、水素イオンと水酸化物イオ
ンを生じさせる。これらのイオンが壁面11に付着した
炭酸カルシウムや硫酸カルシウムなどのスケールをイオ
ンに分解する。分解されたイオンは水により運ばれる。
これにより、壁面11に付着したスケールを除去するこ
とができる。
【0023】(実施例2)図2は、この発明の実施例2
に従った液体処理装置の模式図である。図2を参照し
て、液体処理装置では、壁部材20は、第1の部分とし
ての管21と、第2の部分としての帯状部材22とを備
える。
【0024】管21は、アルミニウム、銅およびセラミ
ックスなどの常磁性体からなり、一方向に延びる中空の
角柱形状である。管21のまわりに第2の部分としての
帯状部材22が巻線状に設けられている。帯状部材22
は強磁性体である鋼線により構成される。超電導磁石か
らなる磁場印加手段により、管21と帯状部材22とに
矢印23で示す方向に交流磁場が印加される。
【0025】このような液体処理装置に従えば、管21
内を矢印25で示す方向に水が流れる。交流磁場の作用
により、実施例1と同様に、帯状部材22の周囲に渦電
流が生じる。この渦電流が水を電気分解してイオンを発
生させ、このイオンがスケールを分解する。分解された
スケールを水が運ぶので、これにより、水の流れを止め
ることなくスケールを除去することができる。
【0026】次に、図3で示すように、スケールが内周
面に付着している場合について説明する。図2および3
を参照して、上述のように交流磁場を加えると、管21
の内周面で水素イオンと水酸化物イオンが発生し、この
イオンがスケール24を分解する。このとき、スケール
24のうち、管21に接する部分のスケールが特に分解
されやすい。そのため、スケール24が図3で示すよう
に多く付着した場合にも、この装置を用いれば、管21
に付着したスケール24を分離させることができる。そ
のため、スケール24の全部が除去されやすくなる。こ
れにより、他の処理方法に比べて一層効率よくスケール
を除去することができる。
【0027】(実施例3)図4は、この発明の実施例3
に従った液体処理装置の模式図である。図4を参照し
て、液体処理装置では、配管37内が壁部材31により
2つの部分に区切られている。壁部材31の右側の部分
では、水が矢印35aで示す方向に高温水が流れる。壁
部材31の左側では、低温水が矢印35bで示す方向に
管37内を流れる。そのため、高温水の熱が壁部材31
を介して低温水へ伝達されるため、この液体処理装置3
0は、熱交換器となっている。
【0028】管37内に壁部材31が設けられている。
壁部材31は第1の部分としての第1面31aと、第2
面31bと、第2の部分としての帯状部材32とを有す
る。第1面31aには複数本の帯状(棒状)部材32が
互いに距離を隔てて一方向に並ぶように形成されてい
る。壁部材31はの第1面31aは常磁性体であるセラ
ミックからなる。第2の部分としての帯状部材32は、
強磁性体である方向性ケイ素鋼帯からなる。強磁性体に
は、サビ止めのための塗膜が施されている。
【0029】超電導磁石からなる磁場印加手段は矢印3
3で示す方向に交流磁場を印加する。帯状部材32の断
面形状は角柱形状であり、断面の一辺の長さは3mm×
3mmである。また、隣り合う帯状部材32の間の距離
は15mmである。
【0030】このような装置において、高温水と低温水
を矢印35aおよび矢印35bで示す方向に流した。こ
の状態で磁場印加手段としての高温超電導磁石で発生さ
せた、強さが0.01T、0.1T、0.2T、0.5
T、1Tのそれぞれの磁場を60Hzの周波数で印加し
た。この状態を24時間維持したところ、どの強さの交
流磁場を印加した場合にも、第1面31aおよび第2面
32bにおいてスケールの付着は認められなかった。
【0031】また、交流磁場の大きさをさまざまに変化
させて、スケールの付着のしやすいさについて調べたと
ころ、磁場の強さが大きいほどスケールが付着しにくい
ことがわかった。
【0032】一方、図4で示すような装置において、矢
印33で示す方向に交流磁場を印加しない状態で高温水
および低温水を矢印35aおよび矢印35bで示す方向
に流した。この状態を120時間維持したところ、第1
面31aおよび第2面32bの双方にスケールの付着が
認められた。
【0033】(実施例4)図5は、この発明の実施例4
に従った液体処理装置の基本構成を示す模式図である。
図5を参照して、この液体処理装置では、壁部材40
は、第2の部分としての壁面41と、第1の部分として
の帯状部材42を有する。壁面41は鋼材および酸化ク
ロムなどの強磁性体により構成される。壁部材40の壁
面41には一方向に並んで延びるように互いに距離を隔
てて複数の帯状部材42が設けられている。第1の部分
としての帯状部材42は銅、アルミニウム、ステンレス
鋼などの常磁性体により構成される。超電導磁石からな
る磁場印加手段は、矢印43で示す方向に交流磁場を壁
部材40と帯状部材42に印加する。
【0034】このように構成された液体処理装置におい
ては、交流磁場が矢印43で示す方向から壁部材40に
印加される。これにより強磁性体からなる壁面41で
は、矢印45で示す方向に強められた磁場が発生する。
常磁性体からなる帯状部材42では、矢印44で示す方
向に弱められた磁場が発生する。このため、帯状部材4
2の間には、矢印47で示す方向に渦電流が発生する。
この渦電流は、壁面41に接触した水を電気分解し、水
素イオンと水酸化物イオンが発生する。この水素イオン
と水酸化物イオンがスケールを構成する炭酸カルシウム
や硫酸カルシウムをイオンに分解する。分解されたイオ
ンを水が運ぶため、壁面41に付着したスケールを除去
することができる。
【0035】(実施例5)図6は、この発明の実施例5
に従った液体処理装置の模式図である。図6を参照し
て、液体処理装置では、壁部材50は、第2の部分とし
ての管51と、第1の部分としての帯状部材52とを備
える。
【0036】第2の部分としての管51は、強磁性体で
あるステンレス鋼からなる。管51は中空の角柱形状で
あり、その中を矢印55で示す方向に海水が流れる。管
51のまわりには、帯状部材52が巻線状に取付けられ
ている。第1の部分としての帯状部材52は常磁性体の
アモルファス磁性材料からなる。帯状部材52の断面形
状は一辺が5mmの正方形であり、ピッチ(隣り合う帯
状部材間の距離)は50mmである。
【0037】このような装置において、矢印53で示す
方向に、強さが0.1T、0.2T、0.5T、1Tの
それぞれの交流磁場を印加した。交流磁場の周波数は1
20Hzとした。この状態で、矢印55で示す方向に海
水を流した。この状態を100時間継続した。その結
果、管51の内周面にはスケールの付着は見られなかっ
た。また、印加する磁場の強さとスケールの付着につい
て調べたところ、強い磁場を印加した方がスケールが付
着しにくいことがわかった。
【0038】一方、矢印53で示す方向に交流磁場を印
加しないで図6の矢印55で示す方向に海水を流した。
この状態を100時間維持したところ、管51の内周面
にはスケールが付着した。
【0039】さらに、図6で示す液体処理装置50にお
いて、ステンレス鋼からなる帯状部材52の断面形状を
一辺が10mmの正方形とし、帯状部材52のピッチ
(隣り合う帯状部材52間の距離)を100mmとした
サンプルも用意した。このサンプルに、矢印53で示す
方向から強さが0.04T、0.1T、0.2T、0.
5T、1Tおよび2Tの交流磁場を印加した。周波数は
30Hzとした。この状態で、矢印55で示す方向に海
水を流した状態で80時間保持した。その結果、管51
の内周面にはスケールが付着しなかった。また、磁場の
強さとスケールの付着との関係について調べたところ、
磁場の大きさが大きくなるほどスケールが付着しにくい
ことがわかった。
【0040】一方、矢印53で示す方向に磁場を印加せ
ず、矢印55で示す方向に海水を流し、この状態を80
時間維持したところ、管51の内面にはスケールが付着
した。
【0041】(実施例6)図7は、この発明の実施例6
に従った液体処理装置の模式図である。図7を参照し
て、液体処理装置では、管67内は、壁部材61により
2つの部分に区切られている。壁部材61の右側の部分
では、高温水が矢印65aで示す方向に管67内を流れ
る。壁部材61の左側の部分では、矢印65bで示す方
向に管67内を低温水が流れる。そのため、高温水65
aの熱が壁部材61を介して低温水65bへ伝わるた
め、水処理装置60は熱交換器の働きをする。
【0042】管67内に壁部材61が設けられている。
壁部材61は第2の部分としての第1面61aと、第2
面61bと、第1の部分としての帯状部材62を有す
る。第1面61aは鋼材、ステンレス鋼および酸化クロ
ムなどの強磁性体からなる。
【0043】第1面61aには、互いに距離を隔てて一
方向に延びるように複数本の帯状部材62が設けられて
いる。第1の部分としての帯状部材62は、銅、アルミ
ニウム、セラミックスなどの常磁性体により構成され
る。
【0044】磁場印加手段は、矢印63で示す方向から
交流磁場を壁部材61と帯状部材62に印加する。
【0045】このように構成された液体処理装置60に
おいては、矢印63で示す方向から交流磁場が印加され
ると、実施例4で示したように、第1面61aで強めら
れた磁場が発生し、帯状部材62で弱められた磁場が発
生する。そのため、強められた磁場の周囲で渦電流が発
生するので、この渦電流が水を電気分解して水素イオン
と水酸化物イオンが生じる。これらのイオンがスケール
を構成する炭酸カルシウムや硫酸カルシウムを分解する
ため、第1面61aおよび第2面61bに付着したスケ
ールを除去することができる。
【0046】以上、この発明の実施例について説明した
が、ここで示した実施例はさまざまに変形することが可
能である。まず、印加する磁場として、交流磁場を用い
たが、必ずしも交流にする必要はなく時間とともに大き
さが変化し、渦電流を発生させるような磁場であればよ
い。また、強磁性体と常磁性体については、ここで示し
たものではなく、さまざまに選択することが可能であ
る。また、この発明では、管や熱交換器に応用した水処
理装置を示したが、その他にも、ボイラーなどにも応用
することができる。
【0047】今回開示された実施例はすべての点で例示
であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味およ
び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0048】
【発明の効果】この発明に従えば、水の流れを止めるこ
となく確実にスケールを除去することができる水処理装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に従った液体処理装置の基
本構成を示す模式図である。
【図2】この発明の実施例2に従った液体処理装置の模
式図である。
【図3】図2で示す液体処理装置の作用を説明するため
の模式図である。
【図4】この発明の実施例3に従った液体処理装置の模
式図である。
【図5】この発明の実施例4に従った液体処理装置の基
本構成を示す模式図である。
【図6】この発明の実施例5に従った液体処理装置の模
式図である。
【図7】この発明の実施例6に従った液体処理装置の模
式図である。
【符号の説明】
10,20,31,40,50,61 壁部材 12,22,32,42,52,62 帯状部材 21,51 管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が流れる管路を形成する壁部材と、 時間とともに強さが変化する磁場を前記壁部材に印加す
    る磁場印加手段とを備え、 前記壁部材は、交互に配置された第1の部分と第2の部
    分とを含み、第1の部分は、相対的に低い磁化率を有
    し、前記第2の部分は、相対的に高い磁化率を有する、
    液体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の部分は常磁性体を含み、前記
    第2の部分は強磁性体を含む、請求項1に記載の液体処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の部分は常磁性体からなる周壁
    面であり、前記第2の部分は前記周壁面に互いに間隔を
    あけて設けられた強磁性体からなる複数の帯状部分であ
    る、請求項1または2に記載の液体処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の部分は強磁性体からなる周壁
    面であり、前記第1の部分は前記周壁面に互いに間隔を
    あけて設けられた常磁性体からなる複数の帯状部分であ
    る、請求項1または2に記載の液体処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の帯状部分は前記周壁面に沿っ
    て巻線状に配置されている、請求項3または4に記載の
    液体処理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の帯状部分は、前記周壁面に沿
    って互いに間隔をあけて配置された棒状部材である、請
    求項3または4に記載の液体処理装置。
  7. 【請求項7】 前記周壁面は、熱交換器の管の内壁面で
    ある、請求項3または4に記載の液体処理装置。
  8. 【請求項8】 前記磁場印加手段は、交流磁場を前記壁
    部材に印加する手段である、請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の液体処理装置。
  9. 【請求項9】 前記磁場印加手段は、超電導磁石によっ
    て前記壁部材に磁場を印加する手段である、請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の液体処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030807A1 (ja) * 2002-10-02 2004-04-15 Japan Society For The Promotion Of Science 磁場配向体の製造方法及び物体の分離方法
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