JPS59758B2 - スケ−ル付着防止法 - Google Patents
スケ−ル付着防止法Info
- Publication number
- JPS59758B2 JPS59758B2 JP9251476A JP9251476A JPS59758B2 JP S59758 B2 JPS59758 B2 JP S59758B2 JP 9251476 A JP9251476 A JP 9251476A JP 9251476 A JP9251476 A JP 9251476A JP S59758 B2 JPS59758 B2 JP S59758B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scale
- magnetic field
- scale adhesion
- tube
- prevention method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Prevention Of Fouling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、流体を通ずる管の内壁にスケールの付着を防
止する方法に関する。
止する方法に関する。
ヤ飯、熱交換器、その他の流体輸送機器において流体に
接する内壁に析出付着するスケールは、種々の障害の原
因となる。
接する内壁に析出付着するスケールは、種々の障害の原
因となる。
付着したスケールを除去する方法としては薬品を用いて
溶解させる化学的処理、あるいは、振動打撃などにより
剥離させる機械的な処理が行なわれている。
溶解させる化学的処理、あるいは、振動打撃などにより
剥離させる機械的な処理が行なわれている。
しかし乍らこれら処理方法は、いわば、少なからぬ経費
と労力を要する欠点がある。一方、スケール付着を防止
する方法として、磁気的処理が知られている。つまク、
スケール成分を含む液体を予め、磁力線に対して直角に
なるように磁場中を通過させると、このような磁気処理
゜を行なわない場合に比べて、磁気処理後に管壁に析出
付着する。スケールが微細な無定形なものとなり、管壁
との付着力弱く、排水や簡単な機械的操作で取わ除くこ
とが出来るというものである。このような一見不可解な
現象は、磁場処理により、液体の物性が変化し、例えば
、析出する結晶がたとえ反磁性体であつても、磁場中で
の核生成が促進される事によるのであろうと説明せられ
ている。（用水廃水便覧、ｐ５２１、丸善、１９６４年
、およびＯ、ｌ、Ｍａｒｔｙｎｏｕａ、Ｅ、Ｆ、Ｔｅｂ
ｅｎｅｋｈｉｎ、Ｂ、Ｔ、ＧｎｓｅｖＫｏｌｌｏｉｄｎ
ｙｉＺｈａｒｎａｌ３ｖｏｌ２９、遥５、６９２〜６９
５、（１９６７）等参照）この方法を実用した場合の大
きな欠点の一つは、その結果が不確実なことで、効果が
あるように思われる場合もあるといわれるが、全く効果
が認められない場合が多い。本発明は、従来のスケール
除去法あるいは、防止法とは全くなわ、効果の再現性が
確実でありかつ簡便に行う事の出来る磁場利用のスケー
ル付着防止法を提供するものである。
と労力を要する欠点がある。一方、スケール付着を防止
する方法として、磁気的処理が知られている。つまク、
スケール成分を含む液体を予め、磁力線に対して直角に
なるように磁場中を通過させると、このような磁気処理
゜を行なわない場合に比べて、磁気処理後に管壁に析出
付着する。スケールが微細な無定形なものとなり、管壁
との付着力弱く、排水や簡単な機械的操作で取わ除くこ
とが出来るというものである。このような一見不可解な
現象は、磁場処理により、液体の物性が変化し、例えば
、析出する結晶がたとえ反磁性体であつても、磁場中で
の核生成が促進される事によるのであろうと説明せられ
ている。（用水廃水便覧、ｐ５２１、丸善、１９６４年
、およびＯ、ｌ、Ｍａｒｔｙｎｏｕａ、Ｅ、Ｆ、Ｔｅｂ
ｅｎｅｋｈｉｎ、Ｂ、Ｔ、ＧｎｓｅｖＫｏｌｌｏｉｄｎ
ｙｉＺｈａｒｎａｌ３ｖｏｌ２９、遥５、６９２〜６９
５、（１９６７）等参照）この方法を実用した場合の大
きな欠点の一つは、その結果が不確実なことで、効果が
あるように思われる場合もあるといわれるが、全く効果
が認められない場合が多い。本発明は、従来のスケール
除去法あるいは、防止法とは全くなわ、効果の再現性が
確実でありかつ簡便に行う事の出来る磁場利用のスケー
ル付着防止法を提供するものである。
即ち、本発明は、スケール成分を含む液体からスケール
が析出し、管壁に付着する際に、管壁に強い磁場勾配が
存在すると、その部分にスケールが付着し難いという現
象が再現性良く、観察されるという発見に基づくもので
ある。本発明方法を図面によつて説明する。
が析出し、管壁に付着する際に、管壁に強い磁場勾配が
存在すると、その部分にスケールが付着し難いという現
象が再現性良く、観察されるという発見に基づくもので
ある。本発明方法を図面によつて説明する。
第１図に示すように、極性が交互に逆転するようにガラ
ス管の外壁に沿つて板状磁石１、２、３（厚さ１０Ｔｆ
ｒｆｎ．巾３０７！Ｇｎ．長さ６０？）を配列する。
ス管の外壁に沿つて板状磁石１、２、３（厚さ１０Ｔｆ
ｒｆｎ．巾３０７！Ｇｎ．長さ６０？）を配列する。
このように配列した場合の管の内壁部の磁場の強さの変
化の様子を、第１図の磁石の配列に対応して示したもの
が第２図である。
化の様子を、第１図の磁石の配列に対応して示したもの
が第２図である。
この様に配列す ．・ると磁石の境界附近では著しく大
きな磁場勾配が存在する。このように、大きい磁場勾配
を設けた管に消石灰３００ｐｐｍを加えた市水を流速２
０ｃｍ／Ｓｅｃで通し、管の内壁に沈着するスケールの
生成状態を観測した。第１図中の破線はスケールの １
管壁への附着のしかたを模式的に示したものである。つ
まｂ、磁石の極性が反転する部位Ａ点およびＢ点近傍に
おいてスケールがほとんど沈着しないことが実験的に認
められる。この観測結果は、繰返し実験によつて確実に
再現し得ることが確められた。又、大磁場勾配の存在が
重要な役割を果していることは、例えば第１図において
２（磁石−２）の磁性を反転させて大磁場勾配を消滅さ
せると、スケールは管壁に一様に沈着することが観察さ
れることからも明がである。
きな磁場勾配が存在する。このように、大きい磁場勾配
を設けた管に消石灰３００ｐｐｍを加えた市水を流速２
０ｃｍ／Ｓｅｃで通し、管の内壁に沈着するスケールの
生成状態を観測した。第１図中の破線はスケールの １
管壁への附着のしかたを模式的に示したものである。つ
まｂ、磁石の極性が反転する部位Ａ点およびＢ点近傍に
おいてスケールがほとんど沈着しないことが実験的に認
められる。この観測結果は、繰返し実験によつて確実に
再現し得ることが確められた。又、大磁場勾配の存在が
重要な役割を果していることは、例えば第１図において
２（磁石−２）の磁性を反転させて大磁場勾配を消滅さ
せると、スケールは管壁に一様に沈着することが観察さ
れることからも明がである。
さらにもう一つ顕著な現象として第１図中の点線で模式
的に示されているようにスケールの附着量は上流側で多
く下流側で次第に減少する現象が認められた事であるが
、その原因は未だ明らではか八沈着されたスケールは、
Ｘ線分析の結果、カルサイト型炭酸石灰（ＣａＣＯ３）
と同定され、又、分析の結果、少量の鉄分が検出された
。
的に示されているようにスケールの附着量は上流側で多
く下流側で次第に減少する現象が認められた事であるが
、その原因は未だ明らではか八沈着されたスケールは、
Ｘ線分析の結果、カルサイト型炭酸石灰（ＣａＣＯ３）
と同定され、又、分析の結果、少量の鉄分が検出された
。
この鉄分は、材料として用いた清石灰の中には検出され
なかれので、市水中の鉄分が混入したものと思われる。
この鉄分のため、スケールの磁化率は×９＝＋１．４４
ｘ１０−６ｅｍ耽／９と極めて弱いながらも正の値を示
した。な訃、純枠のＣａＣＯ３の磁化率は負の値を示し
、×９＝０．３５４×１０−６ｅｍｕ／９である。また
、本実験に｝いてＡ点，Ｂ点に｝ける磁場勾配の大きさ
は、ほと７．５０００ｅ／Ｃｍ程度であジ、又、磁場の
強さは、約１．００００ｅであつた。
なかれので、市水中の鉄分が混入したものと思われる。
この鉄分のため、スケールの磁化率は×９＝＋１．４４
ｘ１０−６ｅｍ耽／９と極めて弱いながらも正の値を示
した。な訃、純枠のＣａＣＯ３の磁化率は負の値を示し
、×９＝０．３５４×１０−６ｅｍｕ／９である。また
、本実験に｝いてＡ点，Ｂ点に｝ける磁場勾配の大きさ
は、ほと７．５０００ｅ／Ｃｍ程度であジ、又、磁場の
強さは、約１．００００ｅであつた。
また、上記はガラス管を用いた場合についての実験結果
であるが、アクリル製、塩化ビニール製、あるいは非磁
性ステンレス製の管材を用いても全く同様な効果が認め
られた。用いる磁石の数は多い程その効果は著しいが、
３個以上を用いる事により効果が認められる。
であるが、アクリル製、塩化ビニール製、あるいは非磁
性ステンレス製の管材を用いても全く同様な効果が認め
られた。用いる磁石の数は多い程その効果は著しいが、
３個以上を用いる事により効果が認められる。
又表面磁界の強さは約２，０００〜４，０００ガラス程
度が適当である。以下に、本発明方法を実施例によつて
説明する。
度が適当である。以下に、本発明方法を実施例によつて
説明する。
実施例長さ１５０Ｔｆｒｍ、厚さ６ｍ．巾２０ＷＬの板
状多極磁石４枚を用意する。
状多極磁石４枚を用意する。
この多極板状磁石はその面において長さの方向に＋，一
，の磁極が交互に現われるように磁化されている。第３
図にその表面磁場の変化の様子の一部を示した。この多
極化磁石を用いてアクリル製の管（外径２０ＴＩｍ、厚
さ１．５Ｔ１ｍ．長さ２００？）の周囲を取り囲むよう
に配置する。
，の磁極が交互に現われるように磁化されている。第３
図にその表面磁場の変化の様子の一部を示した。この多
極化磁石を用いてアクリル製の管（外径２０ＴＩｍ、厚
さ１．５Ｔ１ｍ．長さ２００？）の周囲を取り囲むよう
に配置する。
このようにした管に、消石灰３００ｐｐｍを含有させた
、市水を流速２００ｃｍ／Ｓｅｃで通し、管の内壁沈着
するスケールの生成量を調べた。
、市水を流速２００ｃｍ／Ｓｅｃで通し、管の内壁沈着
するスケールの生成量を調べた。
また、同一条件で多極磁石を取り除いた場合のスケール
沈着量を調べた。通水開始５時間後のスケール沈着量は
、多極磁石を装置した場合は０．３２９、また、多極磁
石を取り除いた場合は１．０５９で、明らかに多極磁石
を装置することによりスケールの沈着量の著しい減少が
認められた。
沈着量を調べた。通水開始５時間後のスケール沈着量は
、多極磁石を装置した場合は０．３２９、また、多極磁
石を取り除いた場合は１．０５９で、明らかに多極磁石
を装置することによりスケールの沈着量の著しい減少が
認められた。
第１図は、本発明方法の磁石の配置とスケールの付着の
もようを示す図面であ抵第２図は、第１図の磁石の配置
に対応した磁場の強さを任意スケールで示す図面であり
、また第３図は、実施例に訃ける表面磁場の強さを示す
図面である。
もようを示す図面であ抵第２図は、第１図の磁石の配置
に対応した磁場の強さを任意スケールで示す図面であり
、また第３図は、実施例に訃ける表面磁場の強さを示す
図面である。
Claims (1)
- １ 液体を磁界中に通過せしめることによりスケールの
付着を防止する方法において、液の流れに沿つて流通壁
上又はその近傍に磁極が交互に逆になるよう磁石を配置
して高磁場勾配をつくり、この高磁場勾配を横切り液を
通過せしめることを特徴とするスケール付着防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9251476A JPS59758B2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | スケ−ル付着防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9251476A JPS59758B2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | スケ−ル付着防止法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5318049A JPS5318049A (en) | 1978-02-18 |
| JPS59758B2 true JPS59758B2 (ja) | 1984-01-09 |
Family
ID=14056418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9251476A Expired JPS59758B2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | スケ−ル付着防止法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59758B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5941387A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-07 | Osaka Gas Co Ltd | ピッチの製造方法 |
| JPS62199685A (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-03 | Osaka Gas Co Ltd | 電極用バインダ−ピツチの製造方法 |
| FR2612935B1 (fr) * | 1987-03-24 | 1989-06-09 | Huiles Goudrons & Derives | Brai liant pour electrode et son procede de fabrication |
-
1976
- 1976-08-03 JP JP9251476A patent/JPS59758B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5318049A (en) | 1978-02-18 |
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