JP2000334402A - 減圧蒸気洗浄装置 - Google Patents

減圧蒸気洗浄装置

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JP2000334402A
JP2000334402A JP11152074A JP15207499A JP2000334402A JP 2000334402 A JP2000334402 A JP 2000334402A JP 11152074 A JP11152074 A JP 11152074A JP 15207499 A JP15207499 A JP 15207499A JP 2000334402 A JP2000334402 A JP 2000334402A
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vapor
steam
steam cleaning
tank
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Kazuhiko Okamura
和彦 岡村
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CLENVY CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で廉価に製造でき、溶剤保有量が少な
く、しかも、効率的な蒸気発生を行うことのできる蒸気
発生機構を備えた減圧蒸気洗浄装置を提案することにあ
る。 【解決手段】 炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤等の
可燃性溶剤を洗浄剤として使用した減圧上記洗浄装置1
Aにおいて、蒸気発生機構を構成する熱交換器3と、被
洗浄物の蒸気洗浄を行う蒸気洗浄槽1と、この蒸気洗浄
槽を減圧する減圧機構6と、蒸気洗浄槽から回収される
溶剤蒸気を凝縮する凝縮器4と、凝縮した溶剤を回収す
る溶剤回収タンク5とを有し、熱交換器3は、溶剤供給
口から供給された溶剤を熱交換により溶剤蒸気に変換し
て出口から出す形式のものであり、プレート式熱交換
器、多管式熱交換器、スパイラル式熱交換器等を用いる
ことができる。このような熱交換器は、熱交換効率が良
く、小型で廉価である。よって、蒸気発生効率のよい蒸
気発生機構を小型でかつ廉価に製造できる。また、可燃
性溶剤の保有量を少なくでき、消防法の指定数量の点や
安全上でも有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品、機械部
品、プリント基板等の被洗浄物を、炭化水素系溶剤、ア
ルコール溶剤等の可燃性溶剤を用いて減圧蒸気洗浄する
ための減圧蒸気洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品、機械部品、プリント基
板等の被洗浄物の洗浄には、特開平5−123658号
公報に記載の如く、貯留した溶剤を加熱して溶剤蒸気を
発生させる蒸気発生機構を備えた減圧蒸気洗浄装置が使
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蒸気発生機構を備えた減圧蒸気洗浄装置は次のような問
題点がある。
【0004】(1)貯液容積が必要となるため蒸気発生
装置が大型になる。
【0005】(2)可燃性溶剤の溶剤保有量が増える。
【0006】(3)蒸気発生効率が悪い。
【0007】(4)蒸気発生機構と蒸気洗浄槽の間に制
御弁が必要になる。
【0008】(5)蒸気発生機構内の貯液溶剤が汚れて
来たときに発生する蒸気品質が悪くなる。
【0009】(6)蒸気発生機構内の貯液溶剤が汚れて
来たときに汚れを分離するためには、煮詰めを行い汚れ
を濃縮して排出する必要があるので、時間ロスと溶剤ロ
スがでる。
【0010】本発明の課題は、これらの問題点に着目し
て、小型で廉価に製造でき、溶剤保有量が少なく、しか
も、効率的な蒸気発生を行うことのできる蒸気発生機構
を備えた減圧蒸気洗浄装置を提案することにある。ま
た、本発明の課題は、蒸気洗浄に使う溶剤蒸気の品質の
向上かつ安定化を図り、汚れであるオイルミストを容易
に分離することのできる減圧蒸気洗浄装置を提案するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するために、炭化水素系溶剤、アルコール系溶
剤等の可燃性溶剤を洗浄剤として使用した減圧蒸気洗浄
装置において、前記可燃性溶剤の蒸気を発生する蒸気発
生機構と、この蒸気発生機構から供給される溶剤蒸気を
使用して被洗浄物の蒸気洗浄を行う蒸気洗浄槽と、この
蒸気洗浄槽および前記蒸気発生機構を減圧する減圧機構
と、前記蒸気洗浄槽から回収される溶剤蒸気を凝縮する
凝縮器と、凝縮した溶剤を回収する溶剤回収タンクとを
有し、前記蒸気発生機構は、溶剤供給口から供給された
溶剤を熱交換により溶剤蒸気に変換して出口から出す形
式の熱交換器を含んでいることを特徴としている。
【0012】ここで、前記熱交換器としては、プレート
式熱交換器、多管式熱交換器、およびスパイラル式熱交
換器のうちの何れかを用いることができる。
【0013】このように、本発明では、蒸気発生機構
に、入口から溶剤を供給すると出口から溶剤蒸気が出る
熱交換器、例えば、プレート式熱交換器や多管式熱交換
器やスパイラル式熱交換器を使用している。これらの熱
交換器は、熱交換効率が良く、小型で廉価である。よっ
て、蒸気発生効率のよい蒸気発生機構を小型でかつ廉価
に製造できる。
【0014】これに加えて、かかる熱交換器を備えた蒸
気発生機構は、可燃性溶剤の保有量を少なくできるの
で、消防法の指定数量の点や安全上におても有利であ
る。
【0015】また、蒸気発生機構の後段に気液分離機構
をつければ、蒸発しきれなかった溶剤や汚れであるオイ
ルミストを取り除くことができるので、蒸気洗浄時の溶
剤蒸気の品質が向上かつ安定する。かかる気液分離機構
は、汚れを容易に取り除くことができるので、汚れた溶
剤を再生させる蒸留器としての作用も有する。
【0016】次に、本発明においては、前記蒸気発生機
の前記溶剤蒸気の出口と、前記蒸気洗浄槽の溶剤蒸気供
給口の間に、溶剤蒸気の温度を制御するための蒸気加熱
機構を接続しておくことが望ましい。この構成によれ
ば、蒸気発生機構で蒸発しきれなかった溶剤を蒸発させ
ることができるので、蒸気発生量が増え、蒸気洗浄の洗
浄性が向上し、蒸気洗浄時間の短縮化が可能になる。更
には、溶剤蒸気の温度を上げることができるので、乾燥
の難しい被洗浄物でも高温に加熱でき、この結果、乾燥
性が向上する。
【0017】さらに、本発明においては、前記気液分離
機構の溶剤蒸気の出口と前記蒸気洗浄槽の溶剤蒸気供給
口の間に、溶剤蒸気の温度を制御するための蒸気加熱機
構を接続しておくことが望ましい。
【0018】一方、前記溶剤回収タンクに回収された溶
剤を前記蒸気発生機構に供給する溶剤の循環回路を形成
しておくことが望ましい。この構成を採用すれば、蒸気
洗浄に使用された後の溶剤蒸気を、凝縮させた後に溶剤
回収タンクに回収した後に、再度、蒸気洗浄のために蒸
気発生機に供給できる。このように溶剤を循環させて繰
り返し使用すれば、溶剤の保有量を最小限に抑えること
ができる。
【0019】次に、前記蒸気洗浄槽の前段に前洗浄槽を
接続することもできる。この場合には、当該前洗浄槽か
ら蒸気発生機構に溶剤を供給すると共に、前記溶剤回収
タンクから前記前洗浄槽に溶剤を供給する溶剤の循環回
路を形成することが望ましい。
【0020】この構成を採用すれば、多槽式の洗浄装置
が実現でき、洗浄性が向上するとともに、溶剤の保有量
を最小限に抑えることができる。さらに、前洗浄槽に
は、減圧蒸気洗浄槽から真空脱気された溶剤が送られる
ので、前洗浄槽の超音波が強力になるという作用もあ
る。
【0021】ここで、この場合においても、前記蒸気発
生機構の前記溶剤蒸気の出口と前記蒸気洗浄槽の溶剤蒸
気供給口の間に、蒸発しきれなかった溶剤やオイルミス
トを除去して、溶剤蒸気のみを前記蒸気洗浄槽に送り込
むための気液分離機構を接続しておくことが望ましい。
【0022】さらには、前記蒸気発生機の前記溶剤蒸気
の出口と、前記蒸気洗浄槽の溶剤蒸気供給口の間に、溶
剤蒸気の温度を制御するための蒸気加熱機構を接続して
おくことが望ましい。
【0023】これに加えて、前記気液分離機構の溶剤蒸
気の出口と前記蒸気洗浄槽の溶剤蒸気供給口の間に、溶
剤蒸気の温度を制御するための蒸気加熱機構を接続して
おくことが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した減圧蒸気洗浄装置の各実施例を説明する。なお、
以下の各実施例の説明および図面においては、共通する
部位には同一の番号を付して説明する。
【0025】(第1実施例)図1は、第1実施例に係る
減圧蒸気洗浄装置を示す概略構成図である。この図を参
照して説明すると、減圧蒸気洗浄装置1Aは、蒸気洗浄
槽1を有し、この上部には密閉可能な蓋1aが取付られ
ている。蒸気洗浄槽1の下部には、蒸気発生機構を構成
している蒸発器用熱交換器3における溶剤蒸気吹き出し
口3aが直接接続されている。この蒸発器用熱交換器3
は、入口3bから溶剤を供給すると出口から溶剤蒸気が
出る形式の熱交換器である。
【0026】この蒸発器用熱交換器3には、ストレーナ
ーメンテナンスバルブ14、ストレーナー13、流量調
整バルブ12、流量計11、溶剤供給バルブ10を介し
て、溶剤が一定量供給される。溶剤の供給流量は流量計
11を見ながら、流量調整バルブ12で調整する。スト
レーナー13は供給溶剤中のごみを捕捉するためのもの
であり、ストレーナーメンテナンスバルブ14は、スト
レーナー13を清掃するときに閉めるバルブである。
【0027】また、蒸発器用熱交換器3には加熱用のス
チーム又は熱媒油が供給され、蒸発器用熱交換器3に供
給された溶剤は、これらと熱交換を行い、溶剤蒸気とな
る。スチームまたは熱媒油の温度は、使用する真空度で
の溶剤の沸点よりも30℃位高く設定する。
【0028】蒸気洗浄槽1の中には、被洗浄物の入った
洗浄バスケット2が設置されるようになっており、当該
蒸気洗浄槽1の下部に形成した供給口1dから供給され
た溶剤蒸気9は、被洗浄物や洗浄バスケット2に凝縮
し、蒸気洗浄を行う。蒸気洗浄槽1内の溶剤蒸気の流れ
が、下から上に、かつ被洗浄物や洗浄バスケット2の中
を隈無く流れるように、蒸気洗浄槽1内には遮蔽板1
b、仕切板1cがつけられている。蒸気洗浄槽1内には
温度センサー34が取り付けられ、溶剤蒸気温度をモニ
ターできるようになっている。
【0029】蒸気洗浄槽1は、蒸気洗浄槽真空引きバル
ブ18と凝縮器4を介して、真空ポンプ6に接続されて
おり、これで真空引きされる。凝縮器4は冷却水で冷却
されており、真空引きされた溶剤蒸気は凝縮器4で凝縮
し、溶剤に戻る。また蒸気洗浄槽1には、真空度を測定
する真空計8と真空状態を解除するための大気ベントバ
ルブ16とサイレンサー17がつけてある。
【0030】また、蒸気洗浄槽1の底には蒸気洗浄槽排
液バルブ15がついており、その先は溶剤回収タンク5
に接続されている。この溶剤回収タンク5には、凝縮器
排液バルブ20を介して凝縮器4も接続されている。蒸
気洗浄槽1及び凝縮器4で凝縮した溶剤がすべて溶剤回
収タンク5に回収される。さらに、溶剤回収タンク5は
溶剤回収タンク真空引きバルブ19、凝縮器4を介して
真空ポンプ6に接続されており、これで真空引きされ
る。
【0031】溶剤回収タンク5には、液面計22と溶剤
回収タンク排液バルブ21がついており、その先は溶剤
ポンプ7に接続されている。溶剤回収タンク5の液面が
液面計22のレベルまで達すると、溶剤回収タンク排液
バルブ21を開け、かつ溶剤ポンプ7を作動させて溶剤
回収タンク5内の溶剤を一定時間排出する。
【0032】次に、この構成の減圧蒸気洗浄装置1Aに
よる減圧蒸気洗浄及び真空乾燥の手順を説明する。ま
ず、蒸気洗浄槽1に被洗浄物の入った洗浄バスケット2
をセットし、蓋1aを閉める。次に真空ポンプ6を作動
させ、蒸気洗浄槽真空引きバルブ18と溶剤回収タンク
真空引きバルブ19を開け、蒸気洗浄槽1と蒸発器用熱
交換器3と溶剤回収タンク5を真空引きする。この時、
蒸気洗浄槽排液バルブ15を開ける。蒸気洗浄槽の真空
度は、真空計8で測定し、真空度が50Torrになっ
たら、真空ポンプ6を停止し、蒸気洗浄槽真空引きバル
ブ18と溶剤回収タンク真空引きバルブ19を閉じる。
【0033】この後に、溶剤供給バルブ10を開ける。
この結果、蒸発器用熱交換器3に溶剤が供給され、スチ
ーム又は熱媒油と熱交換して沸騰し、蒸発器用熱交換器
入口3bから供給された溶剤は蒸発器用熱交換器出口3
aから溶剤蒸気となって出てくる。蒸発器用熱交換器3
の出口3aは、蒸気洗浄槽1の下部の供給口1dに接続
しており、溶剤蒸気は、ここから蒸気洗浄槽1の内部に
供給される。ここで、蒸発しきれなかった溶剤も一部噴
出するが、これは遮蔽板1bに当たって蒸気洗浄槽1の
底を流れ、蒸気洗浄槽排液バルブ15を通って、溶剤回
収タンク5に回収される。
【0034】溶剤蒸気9は、溶剤蒸気よりも低い温度の
被洗浄物や洗浄バスケット2、蒸気洗浄槽1に凝縮する
ので、この過程で蒸気洗浄される。凝縮することで溶剤
蒸気の熱量が被洗浄物や洗浄バスケット2、蒸気洗浄槽
1に与えられ、これらの温度が上昇する。これらの温度
が溶剤蒸気と同一の温度に達すると、それ以上は溶剤蒸
気が凝縮しなくなり、蒸気洗浄が終了する。被洗浄物や
洗浄バスケット2、蒸気洗浄槽1に凝縮して垂れた溶剤
は、蒸気洗浄槽排液バルブ15を通って、溶剤回収タン
ク5に回収される。
【0035】蒸気洗浄中の蒸気洗浄槽1の真空度は真空
計8で管理し、所定の真空度より低くなったら真空ポン
プ6を作動させ、蒸気洗浄槽真空引きバルブ18と溶剤
回収タンク真空引きバルブ19を開き蒸気洗浄槽1と溶
剤回収タンク5を真空引きし、所定の真空度に達したら
真空ポンプ6を停止させ、蒸気洗浄槽真空引きバルブ1
8と溶剤回収タンク真空引きバルブ19を閉じるという
制御を行う。
【0036】真空引きするときには、溶剤蒸気を引くた
め、凝縮器4で溶剤蒸気を凝縮させ、この溶剤も凝縮器
排液バルブ20を介して、溶剤回収タンク5に回収す
る。溶剤回収タンクの溶剤レベルが液面計22の位置に
達すると、自動的に回収タンク排液バルブ21を開け、
溶剤ポンプ7を作動させて、溶剤回収タンク内の溶剤を
排出する。
【0037】所定の時間、減圧蒸気洗浄を行った後、溶
剤供給バルブ10を閉じ、その後蒸気洗浄槽排液バルブ
15を閉じ、真空ポンプ6を作動させ、蒸気洗浄槽真空
引きバルブ18を開いて、真空乾燥を行う。この過程で
も、被洗浄物、洗浄バスケット2、蒸気洗浄槽1、蒸発
器用熱交換器3に付着している溶剤が気化し溶剤蒸気が
発生するので、凝縮器4で凝縮回収を行う。
【0038】真空乾燥時の到達真空度は10Torr以
下である。真空乾燥時間を短縮するため、真空乾燥スタ
ート時に蒸発器用熱交換器3内の溶剤が空になっている
ように、減圧蒸気洗浄後半に溶剤供給バルブ10を閉じ
る方が好ましい。
【0039】真空乾燥が終了すると、大気ベントバルブ
16を開け、蒸気洗浄槽1の真空を解除し、蓋1aを開
け、洗浄バスケット2を取り出す。この時、被洗浄物、
洗浄バスケット2、蒸気洗浄槽1、蒸発器用熱交換器3
は完全に乾燥している。
【0040】図2には、上記の蒸気発生機構を構成して
いる熱交換器3として使用可能なプレート式熱交換器を
示してある。プレート式熱交換器3Aは、そのフレーム
301の内部に多層構造の波状の伝熱プレート302が
配置された構造をしたものである。
【0041】図3には、熱交換器3として使用可能な多
管式熱交換器を示してある。この形式の熱交換器3B
は、円筒状のケース310の内部に多数の熱交換用パイ
プ311が配置された構造となっている。
【0042】図4には、熱交換器3として使用可能なス
パイラル式熱交換器を示してある。この形式の熱交換器
3Cは、円筒状のケース321内に渦巻き状に伝熱板3
22が巻かれた構造となっている。
【0043】これらいずれの形式の熱交換器も、従来に
おいては、他の用途には使用されてはいるが、減圧蒸気
洗浄の分野においては全く着目されていないものであ
り、本発明者によって初めて、減圧蒸気洗浄の分野にお
ける利用が見出されたものである。
【0044】(第2実施例)図5は、本発明の第2実施
例に係る減圧蒸気洗浄装置を示す概略構成図である。こ
の減圧蒸気洗浄装置1Bは、図1の装置における蒸気洗
浄槽1内に冷却コイル35を設け、ここで溶剤蒸気を凝
縮するようにしたものであり、これ以外の点は図1の装
置1Aと同一であるので、それらの部分の説明は省略す
る。
【0045】冷却コイル35を設けたことにより、蒸気
洗浄槽1内に供給された溶剤蒸気9の大半を、蒸気洗浄
槽1内で凝縮させることができる。よって、蒸気洗浄槽
1の真空度が安定し、減圧蒸気洗浄時に真空ポンプ6や
蒸気洗浄槽真空引きバルブ18、溶剤回収タンク真空引
きバルブ19の作動回数を低減できる。
【0046】(第3実施例)図6は、本発明の第3実施
例に係る減圧蒸気洗浄装置を示す概略構成図である。本
例の減圧蒸気洗浄装置1Cは、図1の装置1Aとは、蒸
発器用熱交換器3と蒸気洗浄槽1の間に気液分離器23
を付加した点と、この気液分離器23で分離された溶剤
ミスト等を回収する汚れ回収タンク24を付加した点が
異なっており、それ以外の点は同一である。
【0047】気液分離器としてはいろいろな形式のもの
があるが、本実施例ではサイクロンセパレーターを採用
している。このサイクロンセパレータは、気液分離器2
3に供給される溶剤蒸気の流速を利用して、直線流を旋
回流に代え、遠心力で溶剤蒸気中の汚れのミストや溶剤
ミストを取り除くものである。
【0048】気液分離器23の底は気液分離器排液バル
ブ25を介して、汚れ回収タンク24に接続している。
汚れ回収タンク24には、汚れ回収タンク排液バルブ2
7と汚れ回収タンクベントバルブ26と液面計28がつ
いている。汚れ回収タンクに溜まった汚れは、液面計2
8のレベルに達したら、警報で知らせるか、あるいは自
動的に気液分離器排液バルブ25を閉じ、汚れ回収タン
クベントバルブ26を開き、汚れ回収タンク排液バルブ
27を開き、汚れを排液する。
【0049】上記の構成により、蒸発器用熱交換器3に
供給される溶剤に汚れが交じっていても、気液分離器2
3で汚れのミストを取り除くことができるので、蒸気洗
浄の蒸気品質が向上しかつ安定する。また、汚れ分離機
構をつけることにより、本蒸気洗浄装置Cは蒸留機とし
ての機能を合わせもつことになる。
【0050】(第4実施例)図7は、本発明の第4実施
例に係る減圧蒸気洗浄装置の概略構成図であり、本例の
装置1Dは、図1の装置1Aにおける蒸発器用熱交換器
3と蒸気洗浄槽1の間に蒸気加熱用熱交換器29を付加
した構成を備えており、それ以外は装置Aと同一であ
る。蒸気加熱用熱交換器29は、図2、図3、図4の示
すいずれの形式の熱交換器であってもよいが、本実施例
では、プレート式熱交換器を使用している。
【0051】上記の構成により、蒸発器用熱交換器3で
蒸発しきれなかった溶剤を、上記加熱用熱交換器29で
蒸発させることができるので、蒸気発生量が増え、蒸気
洗浄の洗浄性が向上し、蒸気洗浄が短時間で行える。ま
た、溶剤蒸気の温度を上げることができるので、被洗浄
物の乾燥性が向上する。
【0052】(第5実施例)図8は、本発明の第5実施
例に係る減圧蒸気洗浄装置の概略構成図である。この装
置1Eは、図1の装置1Aにおける蒸発器用熱交換器3
と蒸気洗浄槽1の間に、気液分離器23と蒸気加熱用熱
交換器29を付加した構成となっており、それ以外の構
成は図1の装置と同様である。
【0053】従って、本例の装置1Eは、図6に示す第
3の実施例に係る装置1Cと、図7に示す第4の実施例
に係る装置1Dを組み合わせた構成であり、これらによ
り得られる作用効果を併せ持っている。
【0054】(第6実施例)図9は、本発明の第6実施
例に係る減圧蒸気洗浄装置の概略構成図である。本例の
装置1Fでは、図1の装置1Aにおける蒸発器用熱交換
器3への溶剤供給を、溶剤回収タンク5から行うよう
に、溶剤の循環回路を構成したことを特徴としている。
これ以外の構成は図1の装置1Aと同様である。
【0055】この場合、減圧蒸気洗浄中は、溶剤回収タ
ンク排液バルブ21を開け、溶剤ポンプ7を作動させ、
蒸発器用熱交換器3に溶剤を供給する。溶剤回収タンク
5の液面計22は、溶剤が少なくなった時の補充を促す
警報用に使用している。
【0056】上記の構成により、密閉でかつ減圧下での
循環回路が構成できるので、溶剤が大気に晒されること
が無く安全性が高くなる。
【0057】なお、図5、図6、図7、図8の各装置1
B、1C、1D、1Eにおいても、本例の装置1Fと同
様に、溶剤排出口と溶剤供給口を、図5〜図8に破線で
示すように接続して、閉ループの溶剤循環回路を構成す
ることもできる。
【0058】(第7実施例)図10は、本発明の第7実
施例の係る減圧蒸気洗浄装置の概略構成図である。本例
の装置1Gでは、図1の装置1Aに汚れ回収タンク24
を付加した構成となっており、それ以外の構成は図1の
装置1Aと同様である。
【0059】この場合、蒸発器用熱交換器3の入口と溶
剤供給バルブ10の間の配管を2股に分け、この先を、
蒸発器用熱交換器排液バルブ30を介して、汚れ回収タ
ンク24に接続している。汚れ回収タンク24には、汚
れ回収タンク排液バルブ27と液面計28がついてい
る。汚れ回収タンクに溜まった汚れは、液面計28のレ
ベルに達したら、警報で知らせるか、あるいは自動的に
汚れ回収タンクベントバルブ26と汚れ回収タンク排液
バルブ27を開き、汚れを排液する。
【0060】蒸発器用熱交換器3は入口が下で出口が上
であり高低差があるので熱交換器内に溶剤が溜まるた
め、汚れも次第に熱交換器内に溜まってくる。真空乾燥
した直後は、この蒸発器用熱交換器3内は、汚れのみ溜
まっている状態なので、この汚れを毎回回収すればよ
い。真空乾燥が終了して、蒸気洗浄槽1及び蒸発器用熱
交換器3が大気圧に戻った時に蒸発器用熱交換器排液バ
ルブ30を開けて、蒸発器用熱交換器3内に溜まってい
る汚れを汚れ回収タンク24に回収する。
【0061】本例の構成は、図6、図7、図8の減圧蒸
気洗浄装置1C、1D、1Eにも適用できる。
【0062】汚れ分離機構をつけることにより、本例の
蒸気洗浄装置1Gは蒸留器としての機能を合わせもつこ
とになる。
【0063】(第8実施例)図11は、本発明を適用し
た多槽式の減圧蒸気洗浄装置の概略構成図である。本例
の装置1Hは、図9に示す装置1Gに、前洗浄槽32を
つけ、溶剤回収タンク5の溶剤の液面レベルが液面計2
2に達したら、溶剤回収タンク排液バルブ21を開け、
溶剤ポンプ7を作動して一定時間、溶剤冷却用熱交換器
31を通して、前洗浄槽32へ送るようになっている。
また、前洗浄槽32とストレーナーメンテナンスバルブ
14を接続し、前洗浄槽32から蒸発器用熱交換器3
に、圧力差により溶剤を供給するようになっている。
【0064】本実施例では、前洗浄槽は2段カスケード
槽となっており、それぞれに超音波洗浄機能33をつ
け、被洗浄物の入った洗浄バスケット2a、2bを超音
波洗浄している。もちろん前洗浄槽は、何槽であっても
かまわないし、洗浄方法は浸漬、揺動、噴流、シャワー
等何であってもかまわない。
【0065】この構成により、多槽式の減圧洗浄装置で
あっても、閉ループの循環回路が実現でき、被洗浄物や
要求品質に合わせてさまざまな洗浄システムが構築でき
る。それにより、洗浄性が向上する。これと共に、図1
0に示す装置1Gと同様に、蒸気洗浄機能と蒸留機能両
方の機能を合わせ持ち、また溶剤の保有量を最小限に抑
えることができる。さらに、前洗浄槽には、減圧蒸気洗
浄槽から真空脱気された溶剤が送られるので、前洗浄槽
の超音波が強力になり洗浄性が向上するという利点もあ
る。
【0066】(第9実施例)図12は、本発明の第9実
施例に係る多槽式の減圧蒸気洗浄装置の概略構成図であ
る。この装置1Iは、図11の装置1Gにおける蒸発器
用熱交換器3の後段に気液分離器23を付加した構成を
備えている。
【0067】(第10実施例)図13は、本発明の第1
0実施例に係る多槽式の減圧蒸気洗浄装置の概略構成図
である。この装置1Jは、図11の装置1Gにおける蒸
発器用熱交換器3の後段に蒸気加熱用熱交換器29を付
加した構成を備えている。
【0068】(第11実施例)図14は、本発明の第1
1実施例に係る多槽式の減圧蒸気洗浄装置の概略構成図
である。この装置1Kは、図11の装置1Gにおける蒸
発器用熱交換器3の後段に気液分離器23と蒸気加熱用
熱交換器29を付加した構成を備えている。
【0069】上記の図12、図13、図14に示す装置
は、それぞれ、図6、図7、図8に示す装置と、図11
に示す多槽式の装置を組み合わせたものであり、作用効
果は図6、図7、図8、図11の装置と同様である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の減圧蒸気
洗浄装置においては、蒸気発生機構に、入口から溶剤を
供給すると出口から溶剤蒸気が出る形式の熱交換器、例
えばプレート式熱交換器、多管式熱交換器、スパイラル
式熱交換器を使用している。従って、本発明によれば、
熱交換効率が良く、小型で廉価な減圧蒸気洗浄装置を実
現できる。また、可燃性溶剤の保有量を少なくできるの
で、消防法の指定数量の点や安全の面で有利な減圧蒸気
洗浄装置を実現できる。
【0071】また、本発明において、蒸気発生機構の後
段に気液分離機構をつければ、蒸発しきれなかった溶剤
や汚れであるオイルミストを取り除くことができるの
で、蒸気洗浄時の溶剤蒸気の品質を向上および安定させ
ることができる。さらには、汚れを容易に取り除くこと
ができるので、汚れた溶剤を再生させる蒸留器として機
能するという効果が得られる。
【0072】さらに、本発明において、蒸気発生機構の
後段に蒸気加熱機構をつければ、蒸気発生機構で蒸発し
きれなかった溶剤を蒸発させることができるので、蒸気
発生量が増え、蒸気洗浄の洗浄性が向上し、蒸気洗浄時
間を短縮化できるという効果を有する。これに加えて、
溶剤蒸気の温度を上げることができるので、乾燥の難し
い被洗浄物でも高温に加熱でき、乾燥性が向上するとい
う効果が得られる。
【0073】さらにまた、本発明において、蒸気発生機
構の後段に接続した気液分離機構の後段に蒸気加熱機構
を接続して蒸気の温度を制御するように構成した場合に
おいても、上記と同様の効果が得られる。
【0074】これに加えて、本発明において、溶剤回収
タンクから蒸気発生機構を介して蒸気洗浄槽に接続し、
蒸気洗浄槽で蒸気洗浄を行った後溶剤蒸気を凝縮させ、
溶剤回収タンクに戻るような循環回路にすれば、蒸気洗
浄機能と蒸留機能両方の作用を合わせ持ち、また溶剤の
保有量を最小限に抑えることができる。
【0075】一方、本発明において、被洗浄物を洗浄す
る蒸気洗浄槽の前段に前洗浄槽を設け、前洗浄槽から蒸
気発生機構を介して蒸気洗浄槽に接続し、蒸気洗浄槽で
蒸気洗浄を行った後溶剤蒸気を凝縮させ、溶剤回収タン
クを介して前洗浄槽に戻るような循環回路にすると、多
槽式の洗浄装置が実現でき、被洗浄物や要求品質に合わ
せてさまざまな洗浄システムが構築できる。これにより
洗浄性が向上するとともに、上記と同様に蒸気洗浄機能
と蒸留機能両方の機能を合わせ持ち、また溶剤の保有量
を最小限に抑えることができる。さらに、前洗浄槽に
は、減圧蒸気洗浄槽から真空脱気された溶剤が送られる
ので、前洗浄槽の超音波が強力になり洗浄性が向上する
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施例に係る減圧蒸気
洗浄装置の概略構成図である
【図2】図1の熱交換器として使用可能なプレート式熱
交換器を示す説明図である。
【図3】図1の熱交換器として使用可能な多管式熱交換
式を示す概略構成図である。
【図4】図1の熱交換器として使用可能なスパイラル式
熱交換器を示す概略構成図である。
【図5】本発明を適用した第2の実施例に係る減圧蒸気
洗浄装置の概略構成図である。
【図6】本発明を適用した第3の実施例に係る減圧蒸気
洗浄装置の概略構成図である。
【図7】本発明を適用した第4の実施例に係る減圧蒸気
洗浄装置の概略構成図である。
【図8】本発明を適用した第5の実施例に係る減圧蒸気
洗浄装置の概略構成図である。
【図9】本発明を適用した第6の実施例に係る減圧蒸気
洗浄装置の概略構成図である。
【図10】本発明を適用した第7の実施例に係る減圧蒸
気洗浄装置の概略構成図である。
【図11】本発明を適用した第8の実施例に係る減圧蒸
気洗浄装置の概略構成図である。
【図12】本発明を適用した第9の実施例に係る減圧蒸
気洗浄装置の概略構成図である。
【図13】本発明を適用した第10の実施例に係る減圧
蒸気洗浄装置の概略構成図である。
【図14】本発明を適用した第11の実施例に係る減圧
蒸気洗浄装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1A〜1K・・・減圧蒸気洗浄装置 1・・・蒸気洗浄槽 1a・・・蓋 1b・・・遮蔽板 1c・・・仕切板 1d・・・溶剤蒸気供給口 2・・・洗浄バスケット(被洗浄物) 2a、2b・・・洗浄バスケット(被洗浄物) 3・・・蒸発器用熱交換器 3a・・・出口 3b・・・入口 4・・・凝縮器 5・・・溶剤回収タンク 6・・・真空ポンプ 7・・・溶剤ポンプ 8・・・真空計 9・・・溶剤蒸気 10・・・溶剤供給バルブ 11・・・流量計 12・・・流量調整バルブ 13・・・ストレーナー 14・・・ストレーナーメンテナンスバルブ 15・・・蒸気洗浄槽排液バルブ 16・・・大気ベントバルブ 17・・・サイレンサー 18・・・蒸気洗浄槽真空引きバルブ 19・・・溶剤回収タンク真空引きバルブ 20・・・凝縮器排液バルブ 21・・・溶剤回収タンク排液バルブ 22・・・液面計 23・・・気液分離器 24・・・汚れ回収タンク 25・・・気液分離器排液バルブ 26・・・汚れ回収タンクベントバルブ 27・・・汚れ回収タンク排液バルブ 28・・・液面計 29・・・蒸気加熱用熱交換器 30・・・蒸発器用熱交換器排液バルブ 31・・・溶剤冷却用熱交換器 32・・・前洗浄槽 33・・・超音波洗浄機能 34・・・温度センサー 35・・・冷却コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月5日(1999.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤等の
    可燃性溶剤を洗浄剤として使用した減圧蒸気洗浄装置に
    おいて、 前記可燃性溶剤の蒸気を発生する蒸気発生機構と、この
    蒸気発生機構から供給される溶剤蒸気を使用して被洗浄
    物の蒸気洗浄を行う蒸気洗浄槽と、この蒸気洗浄槽およ
    び前記蒸気発生機構を減圧する減圧機構と、前記蒸気洗
    浄槽から回収される溶剤蒸気を凝縮する凝縮器と、凝縮
    した溶剤を回収する溶剤回収タンクとを有し、 前記蒸気発生機構は、溶剤供給口から供給された溶剤を
    熱交換により溶剤蒸気に変換して出口から出す形式の熱
    交換器を含んでいることを特徴とする減圧蒸気洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記熱交換器は、プレート式熱交換器、多管式熱交換
    器、およびスパイラル式熱交換器のうちの何れか一つで
    あることを特徴とする減圧蒸気洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、更に、 前記蒸気発生機構の前記溶剤蒸気の出口と前記蒸気洗浄
    槽の溶剤蒸気供給口の間に、蒸発しきれなかった溶剤や
    オイルミストを除去して、溶剤蒸気のみを前記蒸気洗浄
    槽に送り込むための気液分離機構が接続されていること
    を特徴とする減圧蒸気洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、更に、 前記蒸気発生機構の前記溶剤蒸気の出口と、前記蒸気洗
    浄槽の溶剤蒸気供給口の間に、溶剤蒸気の温度を制御す
    るための蒸気加熱機構が接続されていることを特徴とす
    る減圧蒸気洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、更に、 前記気液分離機構の溶剤蒸気の出口と前記蒸気洗浄槽の
    溶剤蒸気供給口の間に、溶剤蒸気の温度を制御するため
    の蒸気加熱機構が接続されていることを特徴とする減圧
    蒸気洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記溶剤回収タンクに回収された溶剤を前記蒸気発生機
    構に供給する溶剤の循環回路が形成されていることを特
    徴とする減圧蒸気洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、更に、 前記蒸気洗浄槽の前段に前洗浄槽が接続されており、 当該前洗浄槽から蒸気発生機構に溶剤を供給すると共
    に、前記溶剤回収タンクから前記前洗浄槽に溶剤を供給
    する溶剤の循環回路が形成されていることを特徴とする
    減圧蒸気洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、更に、 前記蒸気発生機構の前記溶剤蒸気の出口と前記蒸気洗浄
    槽の溶剤蒸気供給口の間に、蒸発しきれなかった溶剤や
    オイルミストを除去して、溶剤蒸気のみを前記蒸気洗浄
    槽に送り込むための気液分離機構が接続されていること
    を特徴とする減圧蒸気洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、更に、 前記蒸気発生機構の前記溶剤蒸気の出口と、前記蒸気洗
    浄槽の溶剤蒸気供給口の間に、溶剤蒸気の温度を制御す
    るための蒸気加熱機構が接続されていることを特徴とす
    る減圧蒸気洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、更に、 前記気液分離機構の溶剤蒸気の出口と前記蒸気洗浄槽の
    溶剤蒸気供給口の間に、溶剤蒸気の温度を制御するため
    の蒸気加熱機構が接続されていることを特徴とする減圧
    蒸気洗浄装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024884A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Hisaka Works Ltd 洗浄装置
GB2478745A (en) * 2010-03-16 2011-09-21 Psi Innovation Ltd A parts washer
JP2013198871A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Japan Environmental Safety Corp 抜油装置および抜油方法
EP3557235A3 (en) * 2018-04-19 2019-11-06 Purgatio A/S A method for measuring an entity of interest in a stream of rinsing water
CN112587951A (zh) * 2020-12-02 2021-04-02 安徽恒星世纪空调制冷设备有限公司 一种有机溶剂低温回收装置

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