JP2000334350A - 薬液浸漬処理装置 - Google Patents

薬液浸漬処理装置

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JP2000334350A
JP2000334350A JP11150623A JP15062399A JP2000334350A JP 2000334350 A JP2000334350 A JP 2000334350A JP 11150623 A JP11150623 A JP 11150623A JP 15062399 A JP15062399 A JP 15062399A JP 2000334350 A JP2000334350 A JP 2000334350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液浸漬処理装置全体の長さを短くすること
ができ、更に一の薬液処理から他の薬液処理までの時間
を短縮して薬液浸漬処理を良好に行うことができる実用
性に秀れた薬液浸漬処理装置を提供するものである。 【解決手段】 薬液2を溜める薬液溜部1が複数並設さ
れ、この薬液溜部1にワーク3を配設して該ワーク3に
薬液浸漬処理を施す薬液浸漬処理装置4であって、複数
の薬液溜部1が適宜な手段により直線状に移動可能に構
成され、また、この複数の薬液溜部1には該薬液溜部1
に薬液2の導入する薬液導入部21及び薬液2を導出する
薬液導出部22が設けられているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液浸漬処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プレス
などにより一時加工されたワークに薬液などによって化
学処理を行う方法には、薬液溜部に適宜な方法により薬
液を注ぎ、薬液を溜めた薬液溜部にワークを浸漬して化
学処理を行う薬液浸漬処理方法と、前記薬液浸漬処理方
法のように溜めた薬液にワークを浸漬するのではなく、
シャワー装置によってワークに薬液を散布するシャワー
処理方法とがあるが、ワークの化学処理の際に可及的に
ワークと空気とを接触させたくない場合などには前記シ
ャワー処理方法は採用することができず、必然的に薬液
浸漬処理方法が採用される。
【0003】ところで、ワークに表面調整や化成処理の
異なる化学処理を続けて行う為に、該ワークを夫々異な
る薬液が溜められた複数の薬液溜部に順次浸漬して化学
処理を行う場合など、並設された複数の薬液溜部で異な
る薬液浸漬処理を順次行う薬液浸漬処理装置は、一般的
にワークが各薬液溜部中を通過するように構成されてい
る。
【0004】具体的には、図1に図示したように、ワー
ク3を載置する搬送ライン5は薬液2が溜められている
一の薬液溜部と他の薬液溜部との間に設けられる壁部31
を乗り越えるように構成される為、該壁部31付近におい
て、搬送ライン5は一旦斜め上方へ上昇し、続いて、壁
部31を乗り越え、続いて、斜め下方へ降下するように設
定されている(以下、従来例という。尚、実施例と同一
構成部分には同一符号を付した。)。
【0005】しかし、この従来例では、搬送ライン5が
斜め上方に上昇したり斜め下方に降下したりする為、該
上昇工程部分と降下工程部分の分、薬液浸漬処理装置全
体の長さが長くなってしまうという問題点がある。
【0006】更に、例えば、反応性の高いワークの化成
処理など、ワーク3を一の薬液溜部1aから他の薬液溜
部1bへ可及的に迅速に搬送しなければならない場合、
従来例では、前記搬送ライン5が薬液溜部1の壁部31を
乗り越える工程が邪魔になるという問題点がある。ま
た、搬送ライン5が薬液溜部1の壁部31を乗り越える時
間を可及的に少なくする為には搬送ライン5の移動速度
を速めねばならないが、この場合、ワーク3が薬液2に
浸漬している時間を必要時間確保しなければならない
為、薬液溜部1の前後長が長くなり、薬液浸漬処理装置
全体の長さが更に長くなってしまうという問題点があ
る。
【0007】また、前記従来例とは異なり、図2に図示
したような、搬送ライン5にワーク3を吊り下げて移動
するタイプの薬液浸漬処理装置においても、同様の問題
が発生する。
【0008】本発明は、上記問題点を解決した薬液浸漬
処理装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0010】薬液2を溜める薬液溜部1が複数並設さ
れ、この薬液溜部1にワーク3を配設して該ワーク3に
薬液浸漬処理を施す薬液浸漬処理装置4であって、複数
の薬液溜部1が適宜な手段により直線状に移動可能に構
成され、また、この複数の薬液溜部1には該薬液溜部1
に薬液2を導入する薬液導入部21及び薬液2を導出する
薬液導出部22が設けられていることを特徴とする薬液浸
漬処理装置に係るものである。
【0011】また、請求項1記載の薬液浸漬処理装置に
おいて、薬液溜部1は薬液2を充填することができる区
画部6内において移動可能に構成され、この区画部6は
所定箇所において該区画部6に薬液2を導入する薬液導
入部6及び薬液2を導出する薬液導出部20が設けられて
いることを特徴とする薬液浸漬処理装置に係るものであ
る。
【0012】また、請求項2記載の薬液浸漬処理装置に
おいて、区画部6には切欠部20が設けられ、該切欠部20
が薬液導出部20に設定されていることを特徴とする薬液
浸漬処理装置に係るものである。
【0013】また、請求項1〜3いずれか1項に記載の
薬液浸漬処理装置において、薬液溜部4の移動は、所定
時間で進行と停止とを繰り返す間欠式移動が採用されて
いることを特徴とする薬液浸漬処理装置に係るものであ
る。
【0014】また、請求項1〜4いずれか1項に記載の
薬液浸漬処理装置において、薬液溜部4は、無限循環運
動する搬送ライン5上に設けられていることを特徴とす
る薬液浸漬処理装置に係るものである。
【0015】また、ワーク3を薬液2に浸漬せしめる薬
液浸漬処理装置であって、水平方向に移動するワーク搬
送体5を設け、このワーク搬送体5は薬液通液路19内に
おいて移動可能に構成され、薬液通液路19の所定箇所に
は該薬液通液路19内の薬液2を導出する薬液導出部20が
設けられ、薬液通液路19への薬液2の導出入を、ワーク
搬送体5が移動して前記薬液導出部20位置にある場合に
は薬液通液路19から薬液2が該薬液導出部20より導出さ
れ、且つワーク搬送体5のワーク3に薬液浸漬が行われ
ず、また、ワーク搬送体5が前記薬液導出部20位置以外
にある場合には薬液通液路19の薬液2がワーク搬送体5
の底部から導入され、ワーク3の薬液浸漬が行われるよ
うに構成されていることを特徴とする薬液浸漬処理装置
に係るものである。
【0016】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明において
は、ワーク3は薬液溜部1に配設され、この薬液溜部1
は適宜な手段により直線状に移動し、また、薬液溜部1
は薬液2が導入されたり導出されたりする構成の為、ワ
ーク3を薬液溜部1に配設し、該薬液溜部1に薬液2を
導入して溜め、該ワーク3を薬液浸漬処理し、続いて、
この薬液溜部1から該薬液2を導出し、別の薬液2を該
薬液溜部1に導入して薬液浸漬処理し、この繰り返しに
より、ワーク3を移動させつつ複数の薬液2でワーク3
を薬液浸漬処理することができる。
【0017】このように請求項1の発明は、薬液2を上
方からシャワーとして散布する方法ではない為、反応性
の高い素材のワーク3などでも良好に化学処理すること
ができ、また、ワーク3を浸漬処理する場合、一の薬液
2により浸漬処理した後のワーク3の移動は従来例と異
なり直線状となるから、薬液浸漬処理装置全体の長さを
短くすることや、ワーク3の一の薬液処理から他の薬液
処理までの時間を短縮することができる。
【0018】本発明は上述のように構成したから、薬液
浸漬処理装置全体の長さを短くすることができ、更に一
の薬液処理から他の薬液処理までの時間を短縮して薬液
浸漬処理を良好に行うことができる実用性に秀れた薬液
浸漬処理装置となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図3〜7は本発明の一実施例を図
示したものであり、以下に説明する。
【0020】本実施例は、薬液2を溜める薬液溜部1が
複数並設され、この薬液溜部1にワーク3を配設して該
ワーク3に薬液浸漬処理を施す薬液浸漬処理装置4であ
って、複数の薬液溜部1が適宜な手段により直線状に移
動可能に構成され、また、この複数の薬液溜部1には該
薬液溜部1に薬液2の導入する薬液導入部21及び薬液2
を導出する薬液導出部22が設けられているものである。
【0021】薬液溜部1は無限循環運動する搬送ライン
5(ワーク搬送体5)に設けられている。具体的には、
搬送ライン5には搬送方向と直交する方向に配設される
壁部7が所定間隔を置いて複数並設され、該壁部7間が
薬液溜部1に設定されている。
【0022】また、壁部7間にして搬送ライン5の上部
はワーク2を載置する載置部8に設定されている。
【0023】また、載置部8が通液可能に設定されて薬
液導入部21及び薬液導出部22が設けられている。具体的
には、載置部8はワーク3を支持する支持板材や回転ロ
ーラが複数並設された構成で、該支持板材や回転ローラ
の隙間から導入される薬液2や導出される薬液2が通過
できるように構成されている。
【0024】また、搬送ライン5は所定時間で進行と停
止とを繰り返す間欠動作式の搬送ライン5が採用されて
おり、必然的に薬液溜部1も間欠動作しながら移動す
る。
【0025】搬送ライン5と共に移動する薬液溜部1の
左右側方及び下方には該薬液溜部1と近接状態で薬液2
を充填することができる区画部6が移動不能に設けら
れ、この区画部6は所定長を有し、所定箇所において薬
液2の導入及び導出が可能に構成され、更に該区画部6
内において薬液溜部1が移動可能に構成されている。
尚、この区画部6内が請求項6のいう薬液通路部19に設
定されている。
【0026】また、区画部6には切欠部20が設けられて
おり、該切欠部20から薬液2が導出されるように構成さ
れている。
【0027】また、搬送ライン5の下方にして薬液浸漬
処理装置4には、薬液溜部1に薬液2を供給する薬液供
給部9が該薬液溜部1の移動方向に沿って複数並設され
ている。この薬液供給部9から供給された薬液2は、前
記搬送ライン5の載置部8の薬液導入部21を通過して薬
液溜部1内のワーク3に達する。
【0028】即ち、薬液供給部9から供給された薬液2
は、薬液溜部1内のワーク3が前後の壁部7と区画部6
とによって囲繞された状態において、該前後の壁部7と
区画部6との隙間などからは漏洩するものの、該漏洩さ
れる薬液2よりも薬液供給部9から供給される薬液2の
方が多ければ該前後の壁部7と区画部6とによって囲繞
された部位内で薬液2は所定の液位となり、該薬液溜部
1内のワーク3を薬液2に浸漬することができる。
【0029】また、薬液供給部9から供給される薬液2
が多すぎて薬液2の液位が高くなり過ぎた場合、薬液2
は前後の壁部7若しくは区画部6を乗り越えて薬液溜部
1から排出されるか、若しくは隣接する薬液溜部1に供
給される。
【0030】薬液供給部9の下方には、前記前後の壁部
7と区画部6との隙間などから漏洩された薬液2や、前
記前後の壁部7若しくは区画部6を乗り越えて薬液溜部
1から排出された薬液2を集めて回収する薬液回収部10
が薬液溜部1の移動方向に沿って複数設けられている。
また、薬液回収部10の下方には、回収された薬液2を貯
溜する薬液貯溜部11が夫々設けられている。また、薬液
貯溜部11と薬液供給部9とは連結されており、該薬液貯
溜部11に貯溜された薬液2は薬液供給部9から再び供給
される。
【0031】図中、符号12は搬送ライン5の載置部8に
ワーク2を供給するワーク供給部、13は薬液浸漬処理を
終えたワーク2を回収するワーク回収部、14は薬液2が
薬液浸漬処理装置4外へ漏洩することを防止する外壁
部、15は区画部6と外壁部13との間に設けられ搬送ライ
ン5の搬送方向へ移動して該搬送ライン5、即ち薬液溜
部1を移動させるチェーン状の駆動部材、16は搬送ライ
ン5の始端と終端とに設けられ前記駆動部材15と噛合し
回転して該駆動部材15を移動させる回転体、17は駆動部
15を支持して該駆動部15及び搬送ライン5の水平移動を
支持する支持部、18は搬送ライン5と駆動部15とを連結
し搬送ライン5を吊り下げ状態で支持するアーム部であ
る。
【0032】また、外壁部14は、左右方向(搬送ライン
5の搬送方向)にスライド移動自在で且つ着脱自在に設
けられており、必要に応じて外壁部14を左右にスライド
させたり取り外したりして薬液溜部1や搬送ライン5や
区画部6や駆動部材15などの点検,補修などを簡単に行
えるように構成している。
【0033】以下、本実施例の作用について詳述する。
【0034】薬液溜部1内、即ち、搬送ライン5の載置
部8に載置されたワーク3は、搬送ライン5の移動に伴
い、該搬送ライン5の近傍に区画部6が設けられている
部位に到達する。
【0035】この際、ワーク3の左右側方及び下方には
区画部6が設けられ且つ前後には壁部7が設けられた状
態となり、この区画部6と壁部7とによって囲繞された
部位に搬送ライン5の下方の薬液供給部9及び薬液導入
部21から供給された薬液2が溜められていき、該溜めら
れた薬液2によってワーク3に薬液浸漬処理が行われ
る。また、区画部6と壁部7との隙間などから漏洩した
薬液2や,区画部6や壁部7の上部からオーバーフロー
した薬液2は、薬液回収部10を経由して薬液貯溜部11に
溜められ、再び薬液供給部9から薬液溜部1に供給され
る。また、このオーバーフローした薬液2が薬液浸漬処
理装置4外へ漏洩することは前記外壁部14によって阻止
される。
【0036】続いて、搬送ライン5が移動すると、引き
続き該搬送ライン5の近傍に区画部6が存在している場
合と、搬送ライン5が区画部6の切欠部20に合致する場
合とのいずれかの状態となるが、これらの場合、下記の
ようになる。
【0037】引き続き搬送ライン5の近傍に区画部6が
存在している部位へ搬送ライン5が移動した場合、同じ
薬液2による薬液浸漬処理が可能となる。即ち、区画部
6の前後長によって、各薬液2による薬液浸漬処理時間
の比を設定することができる。尚、薬液浸漬処理時間の
総和の長短は搬送ライン5の前後長や搬送ライン5の移
動速度によって設定することができる。
【0038】一方、搬送ライン5が切欠部20と合致する
部位へ搬送ライン5が移動した場合、ワーク2が浸漬さ
れていた薬液2が該切欠部20から一気に排出され、薬液
2の液位が低下し、ワーク2が露出する。尚、薬液溜部
1の側方に切欠部20を設けた場合でも下方に切欠部20を
設けた場合でも、同様に該切欠部20から薬液2が一気に
排出される。
【0039】続いて、搬送ライン5が切欠部20に合致す
る部位を通過した搬送ライン5が、該搬送ライン5の左
右に区画部6が存在している部位へ移動し、該部位にお
ける搬送ライン5の下方の薬液供給部10から供給される
薬液2(例えば、前に使用した薬液2とは別の薬液
2。)によってワーク3に再び薬液浸漬処理が行われ
る。
【0040】即ち、ワーク2が区画部6内で薬液浸漬処
理された後、一旦区画部6の切欠部20を経由して別の区
画部6に達することにより、搬送ライン5を水平移動す
る薬液浸漬処理装置でありながら、ワーク3に異なる薬
液処理を行うことができる。即ち、従来例と異なり、ワ
ーク3を一の薬液処理を行うを一の薬液処理部aから他
の薬液処理を行う他の薬液処理部bへと水平移動させる
ことができ、該一の薬液処理部aで使用する薬液2と他
の薬液処理部bで使用する薬液2とが混合したりせず
に、夫々独立した薬液浸漬処理を行うことができる。
【0041】以下、同様に、ワーク3の化学処理に必要
な前処理や表面調整処理や薬品浸漬処理や洗浄処理や乾
燥処理などが搬送ライン5の移動とともにワーク3に順
次施されていく。
【0042】本実施例は上述のように、ワーク3が水平
方向へ移動する為、ワーク3に薬液浸漬処理を施す薬液
処理部a・bの前後長を必要最低限の長さ、即ち、ワー
ク3を薬液処理部a・b内の薬液2に浸漬させる分だけ
の長さにすることができ、よって、薬液浸漬処理装置4
全体の長さを短くすることができる実用性,コンパクト
性に秀れた薬液浸漬処理装置となる。
【0043】また、従来例のようにワーク3が上方へ移
動したり下方へ移動したりしない為、該ワーク3が上方
へ移動したり下方へ移動したりする時間の分、ワーク3
の一の薬液処理から他の薬液処理までの時間を短縮する
ことができ、異なる薬液浸漬処理を可及的に速やかに連
続して行いたい場合などにおいても、該搬送される時間
の短縮の分、速やかに異なる薬液浸漬処理を行うことが
できる実用性に秀れた薬品浸漬処理装置となる。
【0044】また、薬液溜部1に薬液2を溜めたり該薬
液2が溜められた薬液溜部1から薬液2を除去したりす
ることで、前後の薬液処理部a・b間で搬送ライン5を
水平移動させても該前後の薬液処理部1の薬液2が混合
したりせずに良好に薬液浸漬処理を行うことができる実
用性に秀れた薬液浸漬処理装置となる。
【0045】また、薬液2が供給される量と薬液2が排
出される量との相関によって、薬液溜部1に薬液2を溜
めたり該薬液2が溜められた薬液溜部1から薬液2を除
去したりすることになるから、簡単な構成で搬送ライン
5を水平移動させても前後の薬液処理部a・bの薬液2
が混合したりせずに良好に薬液浸漬処理を行えることに
なる実用性に秀れた薬液浸漬処理装置となる。
【0046】また、薬液溜部1の近傍に区画部6が存在
したり存在しなかったりすることにより、薬液溜部1か
ら薬液2が排出される量が変化して薬液2が供給される
量と薬液2が排出される量との相関が変化するように構
成したから、区画部6の前後長によって同じ薬液2によ
り薬液浸漬処理の時間を設定することができる実用性,
設定容易性に秀れた薬液浸漬処理装置となる。
【0047】また、薬液2は薬液溜部1の下方から供給
されるように構成されているから、薬液2中に気泡が含
まれたりせずにワーク3を良好に薬液浸漬処理すること
ができる実用性に秀れた薬液浸漬処理装置となる。
【0048】また、搬送ライン5は所定時間で進行と停
止とを繰り返す間欠式の搬送ライン5であるから、ワー
ク3が前後の壁部7と区画部6とによって囲繞された状
態を可及的に長時間保持することができ(搬送ライン5
が進行のみを行う場合には、搬送ライン5の移動によっ
て区画部6と壁部7との隙間が常に徐々に広がり、該隙
間から薬液2が漏洩し易い。)、よって、良好な薬液浸
漬処理を行うことができる実用性に秀れた薬液浸漬処理
装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図である。
【図2】従来例の別例の説明図である。
【図3】本実施例の説明側断面図である。
【図4】本実施例の説明平面図である。
【図5】本実施例の要部の説明斜視図であり、3つの並
設されている薬液溜部1の内、左右の薬液溜部1の壁部
7を省略している。
【図6】本実施例の説明縦断面図である。
【図7】本実施例の説明縦断面図である。
【符号の説明】
1 薬液溜部 2 薬液 3 ワーク 4 薬液浸漬処理装置 5 搬送ライン,ワーク搬送体 6 区画部 7 壁部 19 薬液通液路 20 薬液導出部,切欠部 21 薬液導入部 22 薬液導出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を溜める薬液溜部が複数並設され、
    この薬液溜部にワークを配設して該ワークに薬液浸漬処
    理を施す薬液浸漬処理装置であって、複数の薬液溜部が
    適宜な手段により直線状に移動可能に構成され、また、
    この複数の薬液溜部には該薬液溜部に薬液を導入する薬
    液導入部及び薬液を導出する薬液導出部が設けられてい
    ることを特徴とする薬液浸漬処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薬液浸漬処理装置におい
    て、薬液溜部は薬液を充填することができる区画部内に
    おいて移動可能に構成され、この区画部は所定箇所にお
    いて該区画部に薬液を導入する薬液導入部及び薬液を導
    出する薬液導出部が設けられていることを特徴とする薬
    液浸漬処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の薬液浸漬処理装置におい
    て、区画部には切欠部が設けられ、該切欠部が薬液導出
    部に設定されていることを特徴とする薬液浸漬処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項に記載の薬液
    浸漬処理装置において、薬液溜部の移動は、所定時間で
    進行と停止とを繰り返す間欠式移動が採用されているこ
    とを特徴とする薬液浸漬処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載の薬液
    浸漬処理装置において、薬液溜部は、無限循環運動する
    搬送ライン上に設けられていることを特徴とする薬液浸
    漬処理装置。
  6. 【請求項6】 ワークを薬液に浸漬せしめる薬液浸漬処
    理装置であって、水平方向に移動するワーク搬送体を設
    け、このワーク搬送体は薬液通液路内において移動可能
    に構成され、薬液通液路の所定箇所には該薬液通液路内
    の薬液を導出する薬液導出部が設けられ、薬液通液路へ
    の薬液の導出入を、ワーク搬送体が移動して前記薬液導
    出部位置にある場合には薬液通液路から薬液が該薬液導
    出部より導出され、且つワーク搬送体のワークに薬液浸
    漬が行われず、また、ワーク搬送体が前記薬液導出部位
    置以外にある場合には薬液通液路の薬液がワーク搬送体
    の底部から導入され、ワークの薬液浸漬が行われるよう
    に構成されていることを特徴とする薬液浸漬処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002327295A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Macoho Co Ltd ワーク表面処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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