JP2000333586A - 猪の捕獲用檻 - Google Patents

猪の捕獲用檻

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JP2000333586A
JP2000333586A JP11144309A JP14430999A JP2000333586A JP 2000333586 A JP2000333586 A JP 2000333586A JP 11144309 A JP11144309 A JP 11144309A JP 14430999 A JP14430999 A JP 14430999A JP 2000333586 A JP2000333586 A JP 2000333586A
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JP
Japan
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cage
doors
door
locking
locked
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Application number
JP11144309A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Tanigami
友弘 谷上
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NAGISA KOGYO KK
Original Assignee
NAGISA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 猪等を捕獲するための檻であって、檻内に置
かれた餌を求めて侵入した猪の捕獲率が高くなるように
した檻の提供。 【解決手段】 猪が餌を求めて檻に侵入する際に警戒心
を抱かないように正面側と背面側にドア1a,1bを設
け、両ドア1a,1bはワイヤー5a,5bにて吊設さ
れて入り口は開口し、ワイヤー端に形成した係止部13
a,13bを檻本体に取着した係止具12に係止し、こ
の係止具12は檻の底付近に張設した紐17を引っ掛け
ることで解除されて両ドア1a,1bがほぼ同時に落下
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は猪を効率よく捕獲す
る為の檻に関するものである。勿論、捕獲対象を猪に限
定するものではない。
【0002】
【従来の技術】野生の動物を捕獲するには檻が使用され
る訳であるが、この檻には色々な形式があり、捕獲対象
となる動物により異なっている。すなわち、動物には特
有の習性があることから、この習性を巧みに利用した捕
獲がなされ、その為の檻も特有な構造と成っている場合
が多い。
【0003】一般に檻と称される捕獲装置は動物が入る
ことが出来る空間を有し、内部空間には餌が置かれ、入
り口にはドアを備えている。そしてこのドアは餌を求め
て中に入った動物が再び外へ出ることが出来ないように
瞬間的に閉じることが出来る構造と成っている。ドアは
係止具に係止されて開いた状態にあり、内部へ侵入した
動物が餌を口にすることで上記係止具が解除したり、ま
た餌に辿り着く途中に張設している糸に係って係止具を
解除する構造とすることが出来る。その他にも係止具を
解除する手段は色々存在する。
【0004】図4は従来から使用されている猪捕獲用の
檻である。正面にはドア(イ)が取り付けられて昇降動可
能になっており、中に猪が侵入したところでドア(イ)が
降下して閉じることが出来る。したがってドア(イ)は常
時上昇して開いた状態にあり、ドア(イ)が落下しないよ
うにロープ(ロ)にて吊り下げられている。ロープ先端に
は係止具が取着され、中に配置している餌台(ハ)に猪が
乗ると同時に該餌台(ハ)が揺動して係止具を解除する。
その結果、ドア(イ)は自重にて落下し、侵入した猪は閉
じ込められる。
【0005】ところで、同図に示しているような従来の
檻は正面にドア(イ)を備え、背後は閉鎖されている。し
たがって正面のドア(イ)が開いていても、奥が行き止ま
り状態では、餌を求めて中に侵入すること警戒感を抱
き、ためらってしまう場合が多い。基本的には四方を完
全開放状態にしておく方が好ましく、例えば上方に大き
な檻を吊設しておいて、餌を求めて真下に来た時に檻が
落下するように構成することは可能である。しかし、大
きな檻を何の違和感も無く高く吊設することは容易でな
く、セットすることに問題がある一方、人が真下に来た
際に落下する危険性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の猪捕
獲用檻には上記のごとき問題がある。本発明が解決しよ
うとする課題はこの問題点であって、猪の習性を巧みに
利用して捕獲率の高い檻を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明の猪捕獲用の檻は地
面に配置され、歩いて内部へ侵入した猪が出られないよ
うにドアを閉じる構造であり、正面には上方に吊り下げ
られて落下することが出来るドアを備えている。したが
って猪は正面の入り口から侵入することが出きる訳であ
るが、この際、警戒心を与えないように背後も開口して
いる。すなわちドアは正面と背面の両方に装着されてい
る。
【0008】両ドアは共に吊設されて開口状態にあり、
何れの側からも侵入することが出来、中に入ったところ
で両ドアはほぼ同時に落下して閉じるように構成されて
いる。ドアはワイヤーにて吊り下げられ、該ワイヤーの
先端には係止部を設け、この係止部は檻本体の係止具に
係止してドアが落下しないように成っている。そして係
止部が係止具から外れることでドアはその自重にて落下
することが出来る。
【0009】ここで係止部および係止具の具体的な構造
は限定しないことにするが、例えば係止具を解除する手
段は、檻の床付近に張設される紐に猪の足が係り、その
結果、紐に引っ張られて係止具に差し込まれているピン
が抜ける構造と成っている。1個の係止具には両ドアを
吊設している両ワイヤーの係止部が係止している為、係
止具の解除にて両ドアはほぼ同時に落下することが出来
る。ここでほぼ同時とは厳密な意味に解すべきではな
く、ある程度の時間差があってもよい。以下、本発明に
係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1(a)〜(c)は本発明に係る猪捕獲用檻を
示す実施例であり、(a)は正面図、(c)は背面図、(b)
は側面図を表わしている。同図の1a,1bはドアを示
し、一方のドア1aは正面側に、他方のドア1bは背面
側にそれぞれ装着されていて、しかもドア1a,1bは
上下動することが出来る。ドア1a,1bの具体的な構
造は特に限定しないが、四角形の枠に格子状の鉄棒を有
した丈夫なものと成っている。
【0011】そして正面側及び背面側にはポール2,2
…を起立すると共に、上端には上桟4を掛架して枠組さ
れ、そしてこのポール2,2…にはガイドレール3,3
…を取着している。上記ドア1a,1bはこのガイドレ
ール3,3…にガイドされて上下動することが出来る。
【0012】ドア1はワイヤー5にて吊り下げられてお
り、ワイヤー先端は上桟4に止着され、ドア1の上端に
取着している動滑車6と上桟4に取着されている固定滑
車7に巻き付き、ワイヤー他端は檻本体の側面に備えて
いる係止具に係止している。ワイヤー先端を上桟4に止
着することなく、ドア1の上端に直接繋ぐこともあり、
この場合には動滑車6をドア上端に備える必要はない。
そして、ワイヤーの他端には係止部を設け、この係止部
は係止具に係止して止着される。
【0013】ドア1はその自重にて落下しようとする
が、ワイヤー5の他端が係止具に係止していることで落
下を防止している。同図に示しているドア1は落下した
状態にあり、檻の正面側入り口及び背面側入り口は閉ざ
されている。そして檻本体の側面は上下の桟8,9に複
数本の鉄棒10,10…を一定間隔で配列した格子状と
なっている。また上下の桟8,9の間には補強桟11,
11を設けて側面の強度を確保している。
【0014】ところで、上記ドア1はワイヤー5にて吊
設され、落下しないようにワイヤー端の係止部が係止具
に係止している。そして係止具が解除するならば係止し
ている係止部を放し、その結果ワイヤー5は移動してド
ア1は落下することになる。この場合、正面側のドア1
aと背面側ドア1bがほぼ同時に落下するように両ドア
1a,1bを吊設している両ワイヤー5a,5bは同じ
係止具に係止されている。
【0015】図2はワイヤー解除装置を示している具体
例であり、ワイヤー端に設けている係止部13a,13
bは軸14に軸支されて回転することが出来る係止具1
2に係止している。すなわち、係止部13a,13bは
ワイヤー端に設けたリングにて形成され、このリングが
棒状の係止具12に嵌っていて、係止具12の下端に形
成した溝15にはピン16が嵌合している。
【0016】ピン16の頭には2本の紐17が連結し、
この紐17,17端は反対側側壁18に止着して張設さ
れている。したがって張設された該紐17に撓ませるよ
うな力Pが作用するならば、係止具12の溝15に嵌っ
ているピン16は外れて、該係止具12は軸14を中心
として回転する。
【0017】図3は図2(b)のA矢視図を拡大したもの
であるが、ワイヤー5a,5b端の係止部13a,13
bは係止具12に軸14を中心として両側に嵌ると共
に、ドア1a,1bを吊設する為の張力Fが作用し、こ
の張力Fは係止具12を回転するモーメントとなる。す
なわち、両ワイヤー5a,5bに作用する張力Fにて係
止具12は時計方向に回転しようとするが、この回転は
下端溝15に嵌っているピン16にて阻止されている。
したがって、該ピン16が抜かれるならば係止具12は
直ちに回転し、その結果、係止部13a,13bは係止
具12から外れ、ドア1a,1bはほぼ同時に落下す
る。
【0018】係止具12に係止しているワイヤー5a,
5bは正面側と背面側へ導かれ、固定滑車(図示なし)に
巻き付いて方向を変え、前記図1に示しているように上
桟4,4の固定滑車7,7に巻き付いてドア1a,1b
を吊り下げている。ところで、このワイヤー端に設けて
いる係止部を放してドア1を落下するための係止具の構
造は何も同図に示している実施例に限定するものではな
い。
【0019】以上述べたように、本発明の猪捕獲用檻は
正面側と背面側にドアを設け、該ドアはワイヤーにて吊
設されると共にその端は係止具に係止してドアが落下し
ないように構成され、そして檻の底付近には紐を張設
し、この紐に引っ掛かることで係止具が作動してワイヤ
ーを放すようにしたものであり、次のような効果を得る
ことが出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明の檻は正面側と背面側にドアを備
えていて、両ドアは常に開放されている為に、猪は警戒
心を持つことなく檻の中へ侵入することになる。そして
檻の中には餌が置かれているが、この餌を求めて侵入し
た猪は床と平行して張設している紐に引っ掛かり、その
結果、係止具が解除されてワイヤーが外れ、ドアは落下
することになる。上記係止具には両ドアを吊設している
ワイヤーが係止している為に、係止具を解除することで
両ドアはほぼ同時に落下し、中に侵入した猪は閉じ込め
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の猪捕獲用檻。
【図2】ドアを吊設しているワイヤーの解除装置。
【図3】図2のA矢視拡大図。
【図4】従来の猪捕獲用檻。
【符号の説明】
1 ドア 2 ポール 3 ガイドレール 4 上桟 5 ワイヤー 6 動滑車 7 固定滑車 8 桟 9 桟 10 鉄棒 11 補強桟 12 係止具 13 係止部 14 軸 15 溝 16 ピン 17 紐 18 側壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 猪等を捕獲する為の檻において、入り口
    となるドアを正面側と背面側に設け、両ドアはワイヤー
    にて吊設されて入り口は開口し、そしてワイヤー端には
    係止部を設けて檻本体に取着した係止具に係止し、該係
    止具は檻の底付近に張設した紐を引っ掛けることで解除
    され、両ドアがほぼ同時に落下するように構成したこと
    を特徴とする猪の捕獲用檻。
  2. 【請求項2】 猪等を捕獲する為の檻において、入り口
    となるドアを正面側と背面側に設け、両ドアはワイヤー
    にて吊設されて入り口は開口し、そしてワイヤー端には
    係止部を設けて檻本体に軸支して回転できる係止具に軸
    を中心として両側に係止し、該係止具に形成した溝又は
    穴にピンを嵌め、そして檻の底付近に張設した紐を上記
    ピンに連結してセットし、紐を引っ掛けることでピンが
    外れて係止具は解除され、両ドアがほぼ同時に落下する
    ように構成したことを特徴とする猪の捕獲用檻。
JP11144309A 1999-05-25 1999-05-25 猪の捕獲用檻 Pending JP2000333586A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178812A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Kansai Electric Power Co Inc:The 警報装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178812A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Kansai Electric Power Co Inc:The 警報装置
JP4728638B2 (ja) * 2004-12-24 2011-07-20 関西電力株式会社 警報装置

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