JP2000333483A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2000333483A
JP2000333483A JP11141855A JP14185599A JP2000333483A JP 2000333483 A JP2000333483 A JP 2000333483A JP 11141855 A JP11141855 A JP 11141855A JP 14185599 A JP14185599 A JP 14185599A JP 2000333483 A JP2000333483 A JP 2000333483A
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Shigeo Negi
茂雄 根木
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上記従来のモータの速度を制御する制御装置
では、例えば速度指令が変化するとその変化に応じたモ
ータ電流が流れ、特に急激に速度指令が大きく加速また
は減速方向に変化した場合には最大の加速電流または減
速電流が流れたり、あるいは速度指令が定常状態に移行
する場合や逆に定常状態から加速あるいは減速状態に切
り替わる時点においてモータ電流が急に変化し、従って
負荷に対して過大なトルク変化を生じるという不具合が
あった。 【解決手段】 この課題を解決するために本発明のモー
タ制御装置は、一定の周期のサンプリング周期毎に処理
を行うディジタルモータ制御システムにおいて、台形の
加速度指令で制限を加えて速度指令入力を台形+S字の
速度指令に変換する変換手段と、実速度との偏差に応じ
てモータへの通電電流を制御するモータ制御手段7を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの速度を制
御する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモータの速度を制御する制御装置
では、例えば起動スイッチをON/OFFして加速ある
いは減速時に速度指令が急激に変化するような場合にお
いても速度指令を変換しないで与えたり、あるいは一定
の加速度指令で制限を加えていわゆる台形の速度指令に
変換して与えて、モータの実速度との偏差に応じてモー
タの通電電流を制御する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモータの速
度を制御する制御装置では、例えば速度指令が変化する
とその変化に応じたモータ電流が流れ、特に急激に速度
指令が大きく加速または減速方向に変化した場合には最
大の加速電流または減速電流が流れたり、あるいは速度
指令が定常状態に移行する場合や逆に定常状態から加速
あるいは減速状態に切り替わる時点においてモータ電流
が急に変化し、従って負荷に対して過大なトルク変化を
生じるという不具合があった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するもので、簡
単な構成および計算により速度指令入力の急激な変化に
対し滑らかな速度指令と電流・トルク変化が得られるモ
ータ制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のモータ制御装置は、一定の周期のサンプリン
グ周期毎に処理を行うディジタルモータ制御システムに
おいて、速度指令入力と比較して台形の加速度指令を決
定し、この加速度指令を基に速度指令を台形+S字の速
度指令として変換し出力する変換手段と、実速度との偏
差に応じてモータへの通電電流を制御するモータ制御手
段を備えている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一定の周期を持ったサンプリング信号を出力する発
振器と、アナログ信号をディジタル信号に変換し速度指
令を出力するA/D変換器と、速度指令を変換して速度
指令1を出力する変換手段と、モータの回転位置を検出
する回転位置検出器と、回転位置検出信号を計数して実
速度信号を出力する実速度測定手段と、前記速度指令1
と実速度信号を比較してモータの通電電流を制御するモ
ータ制御手段とより成り、前記変換手段は制御パラメー
タを記憶したメモリと加速度設定手段と速度指令変換手
段を含み、加速度設定手段は前記制御パラメータに従っ
てサンプリング周期毎に許容される加速度指令の変化値
を単位ステップとする加加速度指令として規定して最大
ステップ数および加加速度指令を出力し、速度変換手段
は前記速度指令との比較により次のサンプリング周期間
の加速度指令を決定し、加速度指令が0以外の場合には
前記加速度指令に基づいて次のサンプリング周期間の速
度指令1を出力し、加速度指令が0の場合には前記速度
指令を速度指令1として出力するように構成されてお
り、速度指令が台形+S字波形に変換されるので電流変
化が滑らかとなり従って滑らかなトルク変化のモータ制
御が可能となる。また定常状態においてディジタル制御
にともなう量子化の誤差を軽減し速度指令入力に忠実な
速度指令に変換するものである。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、メモリ
は規定の速度Srに到達するに要する時間Taと、規定
の速度Srから停止するに要する時間Tdと、最大加速
において加速度指令が変化する時間T1とを備え、加速
度設定手段はステップ数演算手段により最大ステップ数
QmをQm=T1/Tsなる計算式で求め、第1の演算
手段により加速時の加加速度ΔAaをΔAa=Sr/
(Ta×Qm)なる計算式で求め、第2の演算手段によ
り減速時の加加速度ΔAdをΔAd=Sr/(Td×Q
m)なる計算式で求めて出力し、速度指令変換手段はサ
ンプリング周期毎に現在ステップ数Q0に前記Qmの制
限のもとで0、+1、−1を加算して3通りのステップ
数Qkを算出し、各々のQkについて加速度指令が0に
なる時点での到達速度指令を計算し、到達速度指令と速
度指令入力との比較により次のサンプリング周期におけ
るステップ数Qkおよび速度指令1を決定し出力するよ
うにした構成であり、簡単なディジタル制御アルゴリズ
ムに基づき台形+S字の速度指令波形が得られるように
なる。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、速度指
令変換手段はサンプリング周期毎に新速度指令Vkを現
在速度指令V0を基準として加速時はVk=V0+ΔA
a×Qkなる式で、減速時はVk=V0+ΔAd×Qk
なる式で計算し速度指令1として出力するようにした構
成であり、加速時と減速時と別の加加速度指令に従って
S字部の時間が同じである速度指令が出力されるように
なる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、速度指
令変換手段は到達速度指令Vdを加速時はVd=V0+
ΔAa×Qk×(Qk+1)/2なる式で、減速時はV
d=V0+ΔAd×|Qk|×(|Qk|+1)/2な
る式で求めるようにした構成であり、加速時と減速時と
別の加加速度に従って簡単な計算式で最短時間で加速度
が0になる時点の到達速度を計算することが可能とな
る。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、一定の
周期を持ったサンプリング信号を出力する発振器と、ア
ナログ信号をディジタル信号に変換し速度指令を出力す
るA/D変換器と、速度指令を変換して速度指令1を出
力する変換手段と、モータの回転位置を検出する回転位
置検出器と、回転位置検出信号を計数して実速度信号を
出力する実速度測定手段と、前記速度指令1と実速度信
号を比較してモータの通電電流を制御するモータ制御手
段とより成り、前記変換手段は制御パラメータを記憶し
たメモリと加速度設定手段と速度指令変換手段を含み、
前記メモリは規定の速度Srに到達するに要する時間T
aと、規定の速度Srから停止するに要する時間Td
と、サンプリング周期Ts毎に最大加速および最大減速
において加速度指令が変化する時間T1とを備え、前記
加速度設定手段はステップ数演算手段により最大ステッ
プ数QmをQm=T1/Tsなる計算式で求め、第1の
演算手段により加速時の加加速度指令ΔAaをΔAa=
Sm/(Ta×Qm)なる計算式で求め、第2の演算手
段により減速時の加加速度指令ΔAdをΔAd=Sm/
(Td×Qm)なる計算式で求め、速度指令変換手段に
よりサンプリング周期毎に現在ステップ数Q0に前記Q
mの制限のもとで0、+1、−1を加算して3通りのス
テップ数Qkを算出し、各々のQkについて加速度指令
が0になる時点での到達速度指令を計算し、到達速度指
令と速度指令入力との比較により次のサンプリング周期
におけるステップ数Qkおよび速度指令1を決定し出力
するよう構成されており、加速時と減速時の加加速度指
令を独立して演算して設定された通りのS字時間幅と加
速度を備えた台形+S字の速度指令が得られるようにな
り、滑らかな速度指令に基づく電流制御が行われるディ
ジタルモータ制御システムを構築することが可能とな
る。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、速度指
令変換手段はサンプリング周期毎に新速度指令Vkを現
在速度指令V0を基準として加速時はVk=V0+ΔA
a×Qkなる式で、減速時はVk=V0+ΔAd×|Q
k|なる式で計算し出力するようにした構成であり、比
較的簡単な計算式により加加速度指令とステップ数から
速度指令に変換されるようになる。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、速度指
令変換手段は到達速度指令Vdを加速時はVd=V0+
ΔAa×Qk×(Qk+1)/2なる式で、減速時はV
d=V0+ΔAd×|Qk|×(|Qk|+1)/2な
る式で求めるようにした構成であり、加速時と減速時と
別の加加速度に従って簡単な計算式で最短時間で加速度
が0になる時点の到達速度を計算することが可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1を用い
て説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例におけるブロック
図を示すものである。
【0015】1は速度指令を設定するボリュームであり
0V〜Vcの速度指令電圧をA/D変換器2に入力す
る。3はモータ4の駆動・停止を指令するスイッチであ
り、ONにすると速度指令電圧を0Vに固定し停止を指
令し、OFFにすると起動を指令する。5はA/D変換
器からのディジタルに変換された速度指令を受けて発振
器6からの一定の周期Tsを持ったパルス状のサンプリ
ング信号に同期してサンプリング周期Ts間の速度指令
に変換して速度指令1を出力する変換手段を示し、7は
モータ4への通電電流を制御するモータ制御手段であ
り、8はモータ軸の回転位置を検出する回転位置検出器
9からのパルス状の回転位置信号を前記サンプリング周
期間計数してモータの実速度信号を出力する速度測定手
段を示し、上記変換手段5、モータ制御手段7の制御部
および速度測定手段8は通常マイクロコンピュータによ
って制御される。
【0016】上記のように構成された本発明の動作につ
いて図2のタイムチャートを参照して以下に述べる。
【0017】まず、作業者によりスイッチ3がOFFに
されるとモータ4はボリューム1で設定された速度指令
Smに向かって起動される。変換手段5は台形の加速度
指令で近似される加速度指令をもとに速度指令入力Sm
と比較してサンプリング周期Ts毎の速度指令1に変換
し出力する。すなわち、サンプリング周期Ts毎に許容
される加速度指令の変化値を所定の単位ステップの加加
速度として規定しかつ最大加速度指令を加加速度指令の
倍数のステップ数として規定して、加速度指令が0にな
る時点の到達速度指令を演算し、この演算結果と速度指
令Smとの比較により次のサンプリング周期間の加速度
指令を決定し、この加速度指令を基に速度指令1を演算
し出力するように処理され、上記単位ステップの加加速
度指令がサンプリング周期毎に変化している加速度指令
の区間がS字速度指令となり、最大加速度指令で制限さ
れている区間が台形速度指令の脚部に相当する速度指令
となる。このようにして、S字→台形(脚部)→S字→
台形(Sm)の加速における速度指令パターンが速度指
令1として変換器5により変換されて出力され、モータ
制御手段7は速度指令信号1と速度測定手段8からの実
速度信号との偏差に応じてモータ4への通電電流を制御
し速度指令1に略等しい実速度パターンが得られるよう
に動作が行われる。一方、スイッチ1がONされると速
度指令Smは0となるので加速度は負となり、前記と同
様にして速度0に向けてS字→台形(脚部)→S字→速
度0の減速における速度指令パターンが得られる。
【0018】ここで、上記変換手段5は図3に示すよう
にメモリ10および加速度設定手段11および速度指令
変換手段12とで構成されており、以下に図3について
説明する。
【0019】メモリ10は通常電源をオフしてもデータ
が消えないような不揮発性のメモリが使用され、制御パ
ラメータとして図2のタイムチャートにも示されるよう
にS字速度指令時間T1、加速時間Ta、減速時間Td
がオペレータにより設定される。ここで加速時間Taお
よび減速時間Tdは、図3においては速度指令Smと停
止間の時間として表されているが通常上記速度指令Sm
ではなく規定の速度指令値Srとしてメモリ10の制御
パラメータに含められた値が用いられ、即ち加速時間T
aおよび減速時間Tdは加速度を表す制御パラメータに
相当するものとしている。
【0020】次に加速度設定手段11の動作について図
4のブロック図を参照して述べる。
【0021】オペレータにより、負荷の加減速特性に合
わせてその滑らかさがS字区間の速度指令時間T1とし
て設定されるとシステムのサンプリング周期Tsとによ
り、ステップ数演算手段13で最大ステップ数QmがQ
m=T1/Tsにより計算され出力される。ここで最大
ステップ数Qmは後述する量子化された加加速度指令Δ
Aのステップ数として整数値に丸められる。一方、制御
パラメータの一つである規定の速度指令Srまでの加速
時間Taが設定されると、第1の加加速度演算手段14
により加速時の加加速度指令ΔAaはΔAa=Sr/
(Ta×Qm)で計算され出力される。即ち加速時の加
加速度指令ΔAaは、サンプリング周期Ts毎に加速度
指令が変化し得る値を示すものである。また同様にし
て、第2の加加速度演算手段15により減速時の加加速
度指令ΔAdはΔAd=Sr/(Td×Qm)で計算さ
れ出力される。
【0022】以上のようにして、最大ステップ数Qm、
加速時の加加速度指令ΔAaおよび減速時の加加速度指
令ΔAdが決定され、ステップ数確定手段16により速
度指令Smとの比較においてステップ数Qkが決定され
ることになるがこの点について以下に図5(a)、
(b)および図6を用いて説明を加える。
【0023】図5は速度指令変換手段の速度指令への変
換処理を示すタイムチャートであり(a)は加速時、
(b)は減速時を示しており、同様に図6はフローチャ
ートを示す。
【0024】図5において、加速度指令は量子化された
加速時の加加速度指令ΔAaを単位ステップとして階段
状に表されており、サンプリング周期Ts毎の変化は単
位ステップに相当する加加速度指令ΔAaで制限されて
更新され、また現在のステップ数をQ0としている。な
お、y軸の加速度指令は単位ステップに相当する加速時
の加加速度指令ΔAa(正の値)にステップ数Qの絶対
値を乗じた値となり正の領域となる。一方、速度指令は
サンプリング周期Ts毎に上記加速度指令を現在速度指
令V0に加えることにより得られる。ここで、サンプリ
ング周期Ts毎の加速度指令の変化は単位ステップの加
加速度指令ΔAとして制限されているため現在加速度ス
テップ数Q0を基準とすれば新加速度ステップ数Qkは
Q0+1,Q0,Q0−1のいずれかとなり、また新速
度指令Vkは、 Vk=V0+ΔAa×Qk ―――(1) となり、さらに引き続き最短時間で加速度指令が0に至
るまでの加速度指令パターンおよび速度指令パターンを
同図に示している。ここで加速度指令が0に至る時点で
の到達速度指令Vdは、現在速度指令V0に加速度指令
の積分値として表される変化速度指令Vcを加算するこ
とにより得られ、即ち新加速度ステップ数をQkとすれ
ば、 Vd=V0+ΔAa×Qk×(Qk+1)/2 ―――(2) となる。
【0025】上述した3通りの新加速度について(2)
式に代入し、到達速度指令Vdを算出して速度指令入力
Vtと比較し、加速時には最大加速度指令パターンでま
た減速時は最小加速度指令パターンでVtに最も近くか
つVt≧Vdなる条件を満足する1つの新加速度指令Q
kを決定する。図5の実施例において決定される新加速
度指令ステップ数Qkの結果は、加速時・減速時ともQ
k=Q0となる。
【0026】ここで、減速時の動作についても上述した
加速時の動作と同様であるが、減速時の加加速度指令Δ
Adは負の値でありステップ数は絶対値として計算さ
れ、加速度指令は負となり到達速度指令Vdは(3)式
により、新速度指令Vkは(4)式により計算される。
【0027】 Vd=V0+ΔAd×|Qk|×(|Qk|+1)/2 ―――(3) Vk=V0+ΔAd×|Qk| ―――(4) 上述のようにして決定された新加速度ステップ数Qkを
基に加速時は(1)式に、減速時には(4)式に代入し
て新速度指令Vkを算出し速度指令1として出力する。
【0028】上述した動作を図6のフローチャートに加
速時と減速時に分けて記述しているが、特に新ステップ
数Qkが0の場合は速度指令は一定の定常状態となるが
上記に述べた制御では速度指令入力と速度指令出力との
間にディジタル化に伴う量子化誤差、すなわち加加速度
指令ΔAaおよびΔAd以下の速度指令の変化には対応
できないものとなる。そこで、本願発明では同図に示す
ように加速度指令が0(ステップ数が0)の場合には速
度指令入力Smをそのまま出力する処理を行い、定常状
態における速度指令誤差を0にしている。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のモータ制御装置
は、一定の周期のサンプリング周期毎に処理を行うディ
ジタルモータ制御システムにおいて、台形の加速度指令
で制限を加えて速度指令入力を台形+S字の速度指令に
変換する変換手段と、実速度との偏差に応じてモータへ
の通電電流を制御するモータ制御手段を備えており、本
発明によれば簡単な構成および計算により速度指令入力
の変化に対し滑らかな速度指令・電流・トルクが得られ
るようになる。
【0030】また、本発明によれば定常状態においてデ
ィジタル制御の量子化に伴う誤差を軽減し、速度指令に
忠実な速度指令が得られるようになる。
【0031】さらに本発明によれば、加速時と減速時の
加加速度指令を独立して演算するので設定された通りの
S字字間幅と加速度指令を備えた台形+S字の速度指令
が得られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモータ制御装置のブ
ロック図
【図2】本発明の動作を示すタイムチャート
【図3】変換手段のブロック図
【図4】加速度設定手段処理を示すブロック図
【図5】(a)加速時の速度指令変換手段の動作を示す
タイムチャート (b)減速時の速度指令変換手段の動作を示すタイムチ
ャート
【図6】速度指令変換手段の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ボリューム 2 A/D変換器 3 スイッチ 4 モータ 5 変換手段 6 発振器 7 モータ制御手段 8 速度測定手段 9 回転位置検出器 10 メモリ 11 加速度設定手段 12 速度指令変換手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周期を持ったサンプリング信号を
    出力する発振器と、アナログ信号をディジタル信号に変
    換し速度指令を出力するA/D変換器と、速度指令を変
    換して速度指令1を出力する変換手段と、モータの回転
    位置を検出する回転位置検出器と、回転位置検出信号を
    計数して実速度信号を出力する実速度測定手段と、前記
    速度指令1と実速度信号を比較してモータの通電電流を
    制御するモータ制御手段とより成り、前記変換手段は制
    御パラメータを記憶したメモリと加速度設定手段と速度
    指令変換手段を含み、加速度設定手段は前記制御パラメ
    ータに従ってサンプリング周期毎に許容される加速度指
    令の変化値を単位ステップとする加加速度指令として規
    定して最大ステップ数および加加速度指令を出力し、速
    度変換手段は前記速度指令との比較により次のサンプリ
    ング周期間の加速度指令を決定し、加速度指令が0以外
    の場合には前記加速度指令に基づいて次のサンプリング
    周期間の速度指令1を出力し、加速度指令が0の場合に
    は前記速度指令を速度指令1として出力するようにした
    モータ制御装置。
  2. 【請求項2】 メモリは規定の速度Srに到達するに要
    する時間Taと、規定の速度Srから停止するに要する
    時間Tdと、最大加速において加速度指令が変化する時
    間T1とを備え、加速度設定手段はステップ数演算手段
    により最大ステップ数QmをQm=T1/Tsなる計算
    式で求め、第1の演算手段により加速時の加加速度ΔA
    aをΔAa=Sr/(Ta×Qm)なる計算式で求め、
    第2の演算手段により減速時の加加速度ΔAdをΔAd
    =Sr/(Td×Qm)なる計算式で求めて出力し、速
    度指令変換手段はサンプリング周期毎に現在ステップ数
    Q0に前記Qmの制限のもとで0、+1、−1を加算し
    て3通りのステップ数Qkを算出し、各々のQkについ
    て加速度指令が0になる時点での到達速度指令を計算
    し、到達速度指令と速度指令入力との比較により次のサ
    ンプリング周期におけるステップ数Qkおよび速度指令
    1を決定し出力するようにした請求項1記載のモータ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 速度指令変換手段はサンプリング周期毎
    に新速度指令Vkを現在速度指令V0を基準として加速
    時はVk=V0+ΔAa×Qkなる式で、減速時はVk
    =V0+ΔAd×Qkなる式で計算し速度指令1として
    出力するようにした請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 速度指令変換手段は到達速度指令Vdを
    加速時はVd=V0+ΔAa×Qk×(Qk+1)/2
    なる式で、減速時はVd=V0+ΔAd×|Qk|×
    (|Qk|+1)/2なる式で求めるようにした請求項
    2記載のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 一定の周期を持ったサンプリング信号を
    出力する発振器と、アナログ信号をディジタル信号に変
    換し速度指令を出力するA/D変換器と、速度指令を変
    換して速度指令1を出力する変換手段と、モータの回転
    位置を検出する回転位置検出器と、回転位置検出信号を
    計数して実速度信号を出力する実速度測定手段と、前記
    速度指令1と実速度信号を比較してモータの通電電流を
    制御するモータ制御手段とより成り、前記変換手段は制
    御パラメータを記憶したメモリと加速度設定手段と速度
    指令変換手段を含み、前記メモリは規定の速度Srに到
    達するに要する時間Taと、規定の速度Srから停止す
    るに要する時間Tdと、サンプリング周期Ts毎に最大
    加速および最大減速において加速度指令が変化する時間
    T1とを備え、前記加速度設定手段はステップ数演算手
    段により最大ステップ数QmをQm=T1/Tsなる計
    算式で求め、第1の演算手段により加速時の加加速度指
    令ΔAaをΔAa=Sm/(Ta×Qm)なる計算式で
    求め、第2の演算手段により減速時の加加速度指令ΔA
    dをΔAd=Sm/(Td×Qm)なる計算式で求め、
    速度指令変換手段によりサンプリング周期毎に現在ステ
    ップ数Q0に前記Qmの制限のもとで0、+1、−1を
    加算して3通りのステップ数Qkを算出し、各々のQk
    について加速度指令が0になる時点での到達速度指令を
    計算し、到達速度指令と速度指令入力との比較により次
    のサンプリング周期におけるステップ数Qkおよび速度
    指令1を決定し出力するようにしたモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 速度指令変換手段はサンプリング周期毎
    に新速度指令Vkを現在速度指令V0を基準として加速
    時はVk=V0+ΔAa×Qkなる式で、減速時はVk
    =V0+ΔAd×|Qk|なる式で計算し出力するよう
    にした請求項5記載のモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 速度指令変換手段は到達速度指令Vdを
    加速時はVd=V0+ΔAa×Qk×(Qk+1)/2
    なる式で、減速時はVd=V0+ΔAd×|Qk|×
    (|Qk|+1)/2なる式で求めるようにした請求項
    5記載のモータ制御装置。
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