JP2000333341A - ジャンクションブロック - Google Patents

ジャンクションブロック

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JP2000333341A
JP2000333341A JP11136860A JP13686099A JP2000333341A JP 2000333341 A JP2000333341 A JP 2000333341A JP 11136860 A JP11136860 A JP 11136860A JP 13686099 A JP13686099 A JP 13686099A JP 2000333341 A JP2000333341 A JP 2000333341A
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努 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電装品の不完全装着を検知することができ、か
つ作業性の悪化を防止することのできるジャンクション
ブロックを提供する。 【解決手段】コネクタブロック1の各ハウジング3a,
3b間には、一対のガイド壁4a,4bが突設されてい
る。各ガイド壁4a,4bにはそれぞれ縦方向に延びる
突条5が形成され、各ハウジング3a,3bには、突起
6a,6bが突設されている。検知部材11は、上板1
2と、一対の被保持片13,14とから構成されてい
る。各被保持片13,14の各基部15の外側面には溝
部16,17が凹設されている。各係合片15a,15
bには、長孔状のガイド孔18a,18bが透設されて
いる。そして、検知部材11は、前記各ガイド壁4a,
4b間に配置され、かつ各ガイド孔18a,18bに前
記各突起6a,6bが係合された状態でブロック本体2
に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両内に搭
載されるジャンクションブロックに係り、詳しくは、電
装品をジャンクションブロックに装着する際に、電装品
が不完全装着状態となることを防止するための検知部材
を備えたジャンクションブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リレーやコネクタ等の車両用電
装品は、専用のジャンクションブロックに収容された状
態で車両内に搭載される。
【0003】電装品は、通常、ジャンクションブロック
に設けられた装着部に装着されることにより、ジャンク
ションブロック内に敷設されたバスバー等と電気的に接
続される。電装品を装着部に装着させる際には、同電装
品に対して所定の押圧力を付与する必要がある。しかし
ながら、電装品に対する押圧力が不足していると、電装
品が不完全な状態で装着されてしまう場合がある。こう
した不完全装着時には、電装品と装着部との電気的な接
続状態も不安定となってしまい、ひいては接続不良を生
じるおそれがある。このため、作業者は、電装品の装着
状態を確認する必要がある。ところが、電装品が完全に
装着されているか否かの判別は一般に困難である。
【0004】そこで、従来では、例えば図6及び図7に
示すように、ジャンクションブロック51のブロック本
体52の表面にリテーナ53を別途設けている。そし
て、このリテーナ53によって電装品としてのコネクタ
54aの不完全装着を検知できるようにしている。
【0005】すなわち、図6に示すように、ブロック本
体52の表面52aには、ガイド孔55が透設されてい
る。このガイド孔55は、該表面52aに隣接して形成
された両装着部56a,56b間に透設されている。リ
テーナ53の下面には、スライド部57が突設されてい
る。このスライド部57はガイド孔55に挿着される。
そして、図7にて矢印M1,M2で示すように、リテー
ナ53は、ガイド孔55の延びる方向に沿って移動可能
となる。
【0006】このため、例えばコネクタ54aが装着部
56a内に完全に装着されていないと、リテーナ53を
矢印M1方向に移動させた際に、上板58にコネクタ5
4aの上縁が引っかかる。したがって、リテーナ53を
矢印M1方向に移動できなくなり、次工程で他方のコネ
クタ54bを装着部56b内に装着することができな
い。これにより、コネクタ54aの不完全装着を検知す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リテーナ5
3には、一つのスライド部57のみが形成されているに
すぎない。このため、リテーナ53に対して均等に力を
加えないと、スライド部57がガイド孔55の内壁に引
っかかって、同リテーナ53を前記矢印M1,M2方向
へスムーズに移動できないこともある。したがって、コ
ネクタ54aが装着部56aに完全装着されているにも
かかわらず、不完全装着であると誤認識してしまう場合
があり、作業性の悪化を招く要因となる。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、電装品の不完全装着を検知するこ
とができ、かつ作業性の悪化を防止することのできるジ
ャンクションブロックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電装品を装着可能な
複数の装着部と、装着部形成面に沿って移動可能に設け
られ前記電装品の不完全装着を検知する検知部材とを備
え、特定の電装品が完全に装着されていないときには、
前記検知部材によって他の電装品の装着が阻害されるよ
うにしたジャンクションブロックにおいて、前記検知部
材は、前記特定の電装品の不完全装着を検出する検出部
と、その検出部の両側から下方に延びる一対の被保持片
とを備え、前記装着部形成面の上面側には、前記各被保
持片をそれぞれ保持する保持手段が設けられていること
を要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のジャンクションブロックにおいて、前記保持手段
は、隣り合う前記装着部間において、前記装着部形成面
から上方に向かって突設されていることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のジャンクションブロックにおいて、前記保持手段
は、前記装着部の外側面に設けられていることを要旨と
する。請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいず
れか1項に記載のジャンクションブロックにおいて、前
記保持手段及び前記各被保持片の少なくともどちらか一
方には、前記検知部材を二位置で固定する固定手段が設
けられていることを要旨とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、検知部材を設ける
ことにより、電装品の不完全装着を確実に検知すること
ができる。また、各被保持片が保持手段によってそれぞ
れ保持されるようになっている。すなわち、検知部材
は、保持手段によって両側がガイドされるようになって
いる。このため、検知部材を装着部形成面に沿ってスム
ーズに移動させることができる。したがって、検知部材
がスムーズに移動しないことに起因する組付作業性の悪
化を防止することができる。
【0013】請求項2または請求項3に記載の発明によ
ると、前記従来のジャンクションブロックのように、装
着部形成面に貫通孔を設ける必要がない。このため、貫
通孔を介してブロック内部に水や埃等が侵入してしまう
ことがない。したがって、ジャンクションブロックの防
水性を維持することができる。
【0014】請求項4に記載の発明によると、固定手段
によって検知部材が二位置に固定される。このため、検
知部材を一方の位置に固定しておくことによって、検知
部材の移動を規制することができる。したがって、検知
部材のガタツキを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。なお、本実
施形態においては、ジャンクションブロックとして、車
両に搭載されるコネクタブロックに具体化している。
【0016】図1に示すように、ジャンクションブロッ
クとしてのコネクタブロック1は、合成樹脂からなるブ
ロック本体2を備えている。ブロック本体2の表面2a
には、装着部としての4つのコネクタハウジング(以
下、単に「ハウジング」という)3a〜3dが形成され
ている。したがって、ブロック本体2の表面2aが装着
部形成面となっている。各ハウジング3a〜3dは、そ
れぞれ有底無蓋の箱状に形成されている。また、ブロッ
ク本体2の内部には、種々のパターンをなすバスバー
(図示略)が敷設されており、その一部が端子としてハ
ウジング3a〜3dの底面から上方に突出している。
【0017】各ハウジング3a〜3dには、それぞれ対
応する電装品が装着されるようになっている。例えば図
3及び図4に示すように、ハウジング3aには電装品と
してのコネクタ21が装着され、ハウジング3bにはコ
ネクタ22が装着される。そして、各コネクタ21,2
2に取り付けられた電線23,24の端子(図示略)と
バスバーとが嵌合して、両者が電気的に接続される。
【0018】各ハウジング3a,3b及び各コネクタ2
1,22には、それぞれ図示しない係合部が形成されて
いる。このため、各コネクタ21,22が各ハウジング
3a,3bに完全に装着されたときには、それら係合部
同士が係合する。そして、各コネクタ21,22は、各
ハウジング3a,3bに抜け出し不能に保持される。な
お、各係合部同士を係合させるために必要な押圧力は、
各電線23,24の端子をバスバーに完全に嵌合させる
際に必要な押圧力よりも大きくなるように設定されてい
る。すなわち、各係合部同士を係合させた際には、自ず
と各電線23,24の端子とバスバーとが完全に嵌合す
るようになっている。
【0019】ところで、図3に示すように、隣り合うハ
ウジング3a,3b間には、一対のガイド壁4a,4b
が、表面2aから上方に向かって突設されている。各ガ
イド壁4a,4bは、各ハウジング3a,3b間を結ぶ
線と直交する向きに対向して形成されている。各ガイド
壁4a,4bの向かい合う面にはそれぞれ縦方向に延び
る突条5が形成されている。各ハウジング3a,3bの
両側面には、一対の突起6a,6bがそれぞれ突設され
ている。これら各突起6a,6bは、それぞれ略円柱状
に形成されている。
【0020】また、各ハウジング3a,3b間には、検
知部材11が取り付けられている。検知部材11は、図
2に示すように、検出部としての上板12と、その上板
12の両側縁から下方に延びる一対の被保持片13,1
4とから構成されている。上板12の上面には、把持部
12aが、両側縁に延びる状態で突設されている。各被
保持片13,14は、それぞれ基部15と、その基部1
5の両側に延設された係合片15a,15bとから構成
されている。図3にも併せ示すように、各基部15の外
側面には、縦方向に延びる溝部16,17が凹設されて
いる。溝部16は基部15のほぼ中央に凹設され、溝部
17は溝部16と係合片15a側の側縁とのほぼ中間に
凹設されている。また、各係合片15a,15bには、
各係合片15a,15b間を結ぶ方向に延びる長孔状の
ガイド孔18a,18bが透設されている。
【0021】そして、検知部材11は、前記各ガイド壁
4a,4b間に配置され、かつ各ガイド孔18a,18
bに前記各突起6a,6bが係合された状態でブロック
本体2に取り付けられている。すなわち、検知部材11
は、各ガイド壁4a,4bによって両側から挟み込まれ
た状態で保持されている。また、検知部材11は、各突
起6a,6bに係合することによっても保持されてい
る。したがって、各ガイド壁4a,4bが第1の保持手
段として機能し、各突起6a,6bが第2の保持手段と
して機能している。
【0022】また、各ガイド孔18a,18bは長孔状
をなしているため、各突起6a,6bは、各ガイド孔1
8a,18bの長手方向に相対的に移動可能となってい
る。すなわち、検知部材11は、図3に矢印M1,M2
で示す方向に、所定範囲内だけ往復動可能となってい
る。そして、検知部材11の移動に伴って、各ガイド壁
4a,4bの各突条5が各基部15の各溝部16,17
に選択的に係合する。このため、検知部材11は、各突
条5が溝部17と係合する第1の固定位置と、各突条5
が溝部16と係合する第2の固定位置との二位置で固定
されることとなる。すなわち、各突条5及び各溝部1
6,17は、これら二位置のどちらか一方で検知部材1
1を固定する固定手段として機能する。したがって、検
知部材11は、二位置間を往復動可能となっている。な
お、第1の固定位置とは、図3に示すように、前記コネ
クタ21をハウジング3aに装着可能な位置である。ま
た、第2の固定位置とは、図4に示すように、前記コネ
クタ22をハウジング3bに装着可能な位置である。
【0023】次に、各コネクタ21,22を各ハウジン
グ3a,3bに装着する手順について説明する。まず、
図3に示すように、各突条5と各溝部17とを係合させ
た状態で、コネクタ21をハウジング3aに装着する。
【0024】その後、検知部材11を矢印M1方向に移
動させる。このとき、コネクタ21がハウジング3aに
完全に装着されていれば、上板12の下面がコネクタ2
1の上面にほぼ接した状態となる。そして、図4に示す
ように、各突条5と各溝部16とを係合させる。次に、
コネクタ22をハウジング3bに装着する。
【0025】ところで、コネクタ21の各電線23の端
子と、ハウジング3aに突出するバスバーの各端子とが
完全に嵌合していない状態(半嵌合状態)では、コネク
タ21はハウジング3aに完全に装着されない。そし
て、こうしたコネクタ21の不完全装着時には、検知部
材11を矢印M1方向に移動させる際に、上板12がコ
ネクタ21の上縁に衝突してしまう。このため、検知部
材11を矢印M1方向に移動できなくなり、ハウジング
3bにコネクタ22を装着することができない。したが
って、コネクタ21の不完全装着を確実に検知すること
ができる。
【0026】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)コネクタ21がハウジング3aに完全に装着され
ていないときには、コネクタ22をハウジング3bに装
着することができないため、コネクタ21の不完全装着
を確実に検知することができる。
【0027】また、検知部材11は、その両側に形成さ
れた各被保持片13,14が、各ガイド壁4a,4b及
び各突起6a,6bによって保持されている。すなわ
ち、前述した従来のジャンクションブロック51のリテ
ーナ53とは異なり、検知部材11は、複数の箇所で保
持されている。このため、検知部材11を、図3に矢印
M1,M2で示した方向にスムーズに移動させることが
できる。したがって、検知部材11がスムーズに移動し
ないことに起因する組付け作業性の悪化を防止すること
ができる。
【0028】(2)検知部材11は、ブロック本体2の
表面2aに突設された各ガイド壁4a,4bと、各ハウ
ジング3a,3bに突設された各突起6a,6bとによ
って保持されている。このため、前述した従来のジャン
クションブロックのように、表面2aに貫通孔を設ける
必要がない。したがって、貫通孔を介してブロック本体
2の内部に水や埃等が侵入してしまうことがない。よっ
て、コネクタブロック1の防水性を維持することができ
る。
【0029】(3)検知部材11は、各被保持片13,
14にそれぞれ凹設された溝部16,17と、各ガイド
壁4a,4bに突設された突条5との選択的な係合によ
って、二位置に固定される。このため、各突条5を溝部
16または溝部17に係合させておくことにより、検知
部材11の移動を規制することができる。したがって、
コネクタブロック1の搬送時や車両の走行時等における
検知部材11のガタツキを防止することができる。
【0030】(4)検知部材11は、各ガイド壁4a,
4bによって挟み込まれた状態で保持されている。この
ため、検知部材11の移動可能な方向と直交する方向へ
のガタツキを防止することができる。しかも、被保持片
13,14が外側に広がるように変形してしまうことも
防止することができる。したがって、検知部材11を確
実にガイドすることができる。
【0031】また、検知部材11は、一対の被保持片1
3,14に設けられたガイド孔18a,18bと各突起
6a,6bとの係合によっても保持されている。このた
め、検知部材11がブロック本体2から脱落してしまう
ことも確実に防止することができる。
【0032】(5)上板12の上面には把持部12aが
形成されている。このため、把持部12aを把持するこ
とにより、検知部材11を矢印M1,M2方向に容易に
往復動させることができる。
【0033】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 例えば図5に示すように、各被保持片13,14の
基部15の外側面において溝部16を挟んで溝部17の
対称となる位置に、溝部31を増設する。このようにす
れば、検知部材11が左右対称形状となるため、ブロッ
ク本体2に対する取付方向の規制がなくなる。したがっ
て、検知部材11の取付作業性を向上させることができ
る。なお、このように溝部31を増設することに限ら
ず、溝部16,17を左右対称となる位置に設けてもよ
い。但し、この場合には、各ガイド壁4a,4bに突設
した突条5の形成位置を調整する必要がある。
【0034】・ 各ガイド壁4a,4bに形成した突条
5、及び各被保持片13,14に凹設した溝部16,1
7を省略してもよい。また、その代わりに、例えば図3
(b)に2点鎖線で示すように、各ガイド孔18a,1
8bの内壁面に、それぞれ突起32a,32bを形成す
る。このようにしても、検知部材11を二位置で固定す
ることができる。
【0035】・ 突条5の形成位置は、ガイド壁4a,
4bのハウジング3a側に限定されない。要は、ハウジ
ング3aにコネクタ21が装着可能となる位置と、ハウ
ジング3bにコネクタ22が装着可能となる位置とで検
知部材11を固定できれば、どの場所に形成されていて
もよい。また、各溝部16,17についても同様であ
る。
【0036】・ 前記実施形態では、ジャンクションブ
ロックをコネクタブロック1に具体化し、装着部として
コネクタハウジング3a〜3dを用い、電装品としてコ
ネクタ21,22を用いている。しかし、これに限ら
ず、例えば、装着部としてリレーやヒュージブルリンク
等の装着部を用い、電装品としてリレーやヒュージブル
リンク等を用いてもよい。すなわち、ジャンクションブ
ロックをリレーブロックやヒュージブルリンクブロック
に具体化してもよい。
【0037】・ 各コネクタ21,22及びハウジング
3a,3bに形成された係合部(図示略)を省略しても
よい。 ・ 各ガイド壁4a,4bを省略して、各突起6a,6
bと各ガイド孔18a,18bとの係合のみによって検
知部材11を保持させるようにしてもよい。
【0038】・ 各ハウジング3a,3bの外側面に前
記ガイド孔18a,18bと同様のガイド孔を設け、各
被保持片13,14の各係合片15a,15bに前記突
起6a,6bと同様の突起を設けるようにしてもよい。
【0039】・ 把持部12aを省略してもよい。 次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほか
に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を
その効果とともに以下に列挙する。
【0040】(1) 請求項1に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記保持手段は、隣り合う前記装着
部間において、前記装着部形成面から上方に向かって突
設された第1の保持手段と、前記装着部の外側面に設け
られた第2の保持手段とからなること。この技術的思想
(1)に記載の発明によれば、検知部材をより確実に保
持することができる。
【0041】(2) 請求項2に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記保持手段は、前記検知部材を挟
み込んだ状態で保持する一対のガイド壁であること。こ
の技術的思想(2)に記載の発明によれば、検知部材の
移動可能な方向と直交する方向へのガタツキを防止する
ことができる。
【0042】(3) 請求項3に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記保持手段は、前記装着部の側壁
に突設された突部からなり、前記各被保持片には、前記
突部と係合可能なガイド孔が設けられていること。この
技術的思想(3)に記載の発明によれば、検知部材の脱
落を確実に防止することができる。
【0043】(4) 請求項4に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記二位置とは、前記特定の電装品
を対応する前記装着部に装着可能な第1の固定位置、及
び前記他の電装品を対応する前記装着部に装着可能な第
2の固定位置であること。この技術的思想(4)に記載
の発明によれば、各電装品を対応する装着部に装着する
際に、検知部材が邪魔になってしまうことを防止するこ
とができる。
【0044】(5) 請求項4または技術的思想(4)
に記載のジャンクションブロックにおいて、前記固定手
段は、前記保持手段に設けられた突条と、前記各被保持
片に設けられ、前記突条と係合可能な溝部とからなるこ
と。
【0045】(6) 請求項1〜4、技術的思想(1)
〜(5)のいずれか1項に記載のジャンクションブロッ
クにおいて、前記検知部材は、上面に把持部を備えるこ
と。この技術的思想(6)に記載の発明によれば、検知
部材を簡単に移動させることができる。
【0046】(7) 電装品を装着可能な複数の装着部
を備えるジャンクションブロックに装着部形成面に沿っ
て移動可能に設けられ、特定の電装品が完全に装着され
ていないときには、他の電装品の装着を阻害して前記特
定の電装品の不完全装着を検知する検知部材であって、
前記特定の電装品の不完全装着を検出する検出部と、そ
の検出部の両側から下方に延び、かつ前記装着部形成面
の上面側に設けられた保持手段によってそれぞれ保持さ
れる被保持片とを備えることを特徴とする検知部材。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、検知部材を装着部形成面に沿ってスムー
ズに移動させることができる。したがって、検知部材が
スムーズに移動しないことに起因する組付作業性の悪化
を防止することができる。
【0048】請求項2または請求項3に記載の発明によ
れば、ジャンクションブロックの防水性を維持すること
ができる。請求項4に記載の発明によれば、検知部材の
ガタツキを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャンクションブロックの一実施
形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態に用いられる検知部材の斜視図。
【図3】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面
図、(b)はその正面図。
【図4】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面
図、(b)はその正面図。
【図5】本発明に係るジャンクションブロックに用いら
れる検知部材の他の実施形態を示す正面図。
【図6】従来のジャンクションブロックの一部を示す分
解斜視図。
【図7】図6のA−A線断面図。
【符号の説明】
1…ジャンクションブロックとしてのコネクタブロッ
ク、2…ブロック本体、2a…装着部形成面としての表
面、3a〜3d…装着部としてのコネクタハウジング、
4a,4b…保持手段としてのガイド壁、5…固定手段
としての突条、6a,6b…保持手段としての突起、1
1…検知部材、12…上板、12a…把持部、13,1
4…被保持片、16,17…固定手段としての溝部、1
8a,18b…ガイド孔、21,22…電装品としての
コネクタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品を装着可能な複数の装着部と、装
    着部形成面に沿って移動可能に設けられ前記電装品の不
    完全装着を検知する検知部材とを備え、特定の電装品が
    完全に装着されていないときには、前記検知部材によっ
    て他の電装品の装着が阻害されるようにしたジャンクシ
    ョンブロックにおいて、 前記検知部材は、前記特定の電装品の不完全装着を検出
    する検出部と、その検出部の両側から下方に延びる一対
    の被保持片とを備え、 前記装着部形成面の上面側には、前記各被保持片をそれ
    ぞれ保持する保持手段が設けられていることを特徴とす
    るジャンクションブロック。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、隣り合う前記装着部間
    において、前記装着部形成面から上方に向かって突設さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のジャンクシ
    ョンブロック。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記装着部の外側面に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載のジャ
    ンクションブロック。
  4. 【請求項4】 前記保持手段及び前記各被保持片の少な
    くともどちらか一方には、前記検知部材を二位置で固定
    する固定手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のジャンクションブロッ
    ク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6370218U (ja) * 1986-10-28 1988-05-11
JPH027878U (ja) * 1988-06-28 1990-01-18
JPH0739045A (ja) * 1993-07-22 1995-02-07 Yazaki Corp 電気接続箱のコネクタ嵌合検知構造

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