JP2000333233A - ハンドオーバ要求機能を備えた移動端末装置 - Google Patents

ハンドオーバ要求機能を備えた移動端末装置

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JP2000333233A
JP2000333233A JP11140379A JP14037999A JP2000333233A JP 2000333233 A JP2000333233 A JP 2000333233A JP 11140379 A JP11140379 A JP 11140379A JP 14037999 A JP14037999 A JP 14037999A JP 2000333233 A JP2000333233 A JP 2000333233A
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base station
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JP11140379A
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English (en)
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Akito Tsukamoto
朗人 塚本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局の設置状況や移動端末装置がおかれて
いる環境によらず、常に最適なハンドオーバが行われる
ようにして通信品質のより一層の向上を図る。 【解決手段】 移動端末装置の制御部5′にハンドオー
バ起動条件の自動設定制御手段53を備え、この自動設
定制御手段53により、ハンドオーバ先として有効な基
地局を検索し、その数に応じて、基地局の設置密度が高
い場所ではハンドオーバ起動条件を緩和し、一方基地局
の設置密度が低い場所ではハンドオーバ起動条件を厳し
くするように、ハンドオーバ起動条件を自動設定するよ
うにし、この自動設定されたハンドオーバ起動条件に従
ってハンドオーバの起動の要否を判定するようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
システムやPHS(Personal Handyphone System)等の
セルラ移動通信システムで使用される移動端末装置に係
わり、特に通信中に無線チャネルの品質劣化を検出して
ハンドオーバ要求を送出するハンドオーバ要求機能を備
えた移動端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PHS等のセルラ移動通信システムは、
サービスエリアに複数の基地局を分散配置してこれらの
基地局により各々セルと呼ばれる無線ゾーンを形成して
いる。そして、通信を希望する移動端末装置を当該移動
端末装置が存在する無線ゾーンの基地局に無線チャネル
を介して接続し、この基地局からさらに公衆網等を介し
て通信相手の端末装置に接続することで、端末間の通信
を可能にしている。
【0003】ところでこの種のシステムでは、移動端末
装置が通信中に現在存在する無線ゾーンから他の無線ゾ
ーンへ移動した場合に、無線チャネルの接続先を移動先
の基地局に切り替える、いわゆるハンドオーバが行われ
る。ハンドオーバには、基地局からの指示に応じて行わ
れる基地局指示形のハンドオーバと、移動端末装置から
基地局へハンドオーバ要求を送出することにより行われ
る端末要求形のハンドオーバとがある。
【0004】このうち後者の端末要求形のハンドオーバ
は、例えば移動端末装置において、通信相手の基地局か
ら到来する無線チャネル信号の受信レベル又は誤り率を
もとに受信品質の劣化を監視し、この受信品質の劣化が
予め設定されたハンドオーバ起動条件を満たした場合に
移動局から基地局へハンドオーバ要求を送信することに
より、ハンドオーバ手順が開始される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ハンドオーバはハンドオーバ起動条件を予め定めた固定
値に設定している。このため、基地局の設置状況や移動
端末装置がおかれている環境条件によっては、適切なハ
ンドオーバが行われない場合があった。
【0006】例えばPHSでは、繁華街や市街地等に多
数の基地局を設置している。このため、移動端末装置は
条件の良い基地局に比較的容易にハンドオーバすること
が可能である。しかし、設定されたハンドオーバ起動条
件の値によっては、条件の良いハンドオーバ先が多数存
在するにも拘わらずハンドオーバがなかなか行われない
ことになり、この結果移動端末装置は受信品質が劣化し
た状態での通信を余儀なくされる。
【0007】これに対し、田舎や郊外等には繁華街や市
街地ほど多くの基地局が設置されていないため、ハンド
オーバ先として有効な基地局が見付かり難い。それにも
拘わらず、設定されたハンドオーバ起動条件の値によっ
ては、ハンドオーバ先として有効な基地局が存在しない
にも拘わらず頻繁にハンドオーバが行われてしまい、こ
の結果移動端末装置の通信が途切れとぎれになる等、通
信品質の劣化を生じる。
【0008】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、基地局の設置状況や移
動端末装置がおかれている環境によらず、常に最適なハ
ンドオーバが行われるようにし、これにより通信品質の
より一層の向上を図るハンドオーバ要求機能を備えた移
動端末装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、ハンドオーバ機能を備えたセルラ移動
通信システムで使用される移動端末装置において、使用
者が任意に定めたハンドオーバの起動条件を手動入力す
る入力手段と、この入力手段により入力されたハンドオ
ーバ起動条件を記憶する記憶手段とを新たに備える。そ
して、接続中の基地局から到来する無線信号の受信品質
を検出し、この受信品質の検出結果を上記記憶手段に記
憶されたハンドオーバ起動条件と比較して、上記受信品
質の検出結果がハンドオーバ起動条件を満たす場合に、
基地局に対しハンドオーバ要求を送出するようにしたも
のである。
【0010】従って第1の発明によれば、使用者がハン
ドオーバ起動条件を任意に決めて端末装置に入力し設定
することが可能となる。例えば、移動端末装置の主たる
使用場所が繁華街や市街地等のように基地局の設置数の
多い場所のときには、ハンドオーバ起動条件を緩めの値
に設定しておく。このようにすると、受信品質が深刻な
状態に劣化する前に、早めに条件の良い基地局にハンド
オーバすることができ、これにより高い通信品質を保持
することができる。これに対し移動端末装置の主たる使
用場所が郊外や田舎等のように基地局の設置数が少ない
場所のときには、ハンドオーバ起動条件を厳しい値に入
力設定しておく。このようにすると、ハンドオーバ先と
して有効な基地局が存在しないにも拘わらず頻繁にハン
ドオーバが行われることはなくなり、この結果移動端末
装置の通信が途切れとぎれになる等の通信品質の劣化は
防止される。
【0011】また第2の発明は、ハンドオーバ候補とな
り得る基地局の検索を行う基地局検索手段と、この基地
局検索手段により検索されたハンドオーバ候補となり得
る有効基地局数に応じてハンドオーバ起動条件を可変設
定するための条件設定手段とを新たに備える。そして、
接続中の基地局から到来する無線信号の受信品質を検出
し、この受信品質の検出結果を上記条件設定手段により
設定されたハンドオーバ起動条件と比較して、受信品質
検出結果がハンドオーバ起動条件を満たす場合に、基地
局に対しハンドオーバ要求を送出するようにしたもので
ある。
【0012】従って第2の発明によれば、有効基地局数
の増減に応じてハンドオーバ起動条件が自動的に可変設
定される。このため、前記第1の発明において述べた効
果が奏せられることは勿論のこと、使用者がその使用場
所に応じてその都度ハンドオーバ起動条件を入力設定し
直す必要がなくなり、これにより操作性の向上を図るこ
とができる。
【0013】さらに第3の発明は、使用者が任意に定め
た第1のハンドオーバの起動条件を手動入力する入力手
段と、この入力手段により入力された第1のハンドオー
バ起動条件を記憶する記憶手段と、ハンドオーバ候補と
なり得る基地局の検索を行う基地局検索手段と、この基
地局検索手段により検索されたハンドオーバ候補となり
得る有効基地局数に応じて第2のハンドオーバ起動条件
を可変設定するための条件設定手段と、ハンドオーバ起
動条件の設定を手動で行うか自動で行うかを指定入力す
るモード指定手段と、このモード指定手段により手動設
定が指定された場合には第1のハンドオーバ起動条件を
選択し、自動設定が指定された場合には第2のハンドオ
ーバ起動条件を選択する条件選択手段とを新たに備えて
いる。そして、接続中の基地局から到来する無線信号の
受信品質を検出し、この受信品質の検出結果を上記条件
選択手段により選択されたハンドオーバ起動条件と比較
して、上記受信品質の検出結果がハンドオーバ起動条件
を満たす場合に、基地局に対しハンドオーバ要求を送出
するようにしたものである。
【0014】従って第3の発明によれば、移動端末装置
の用途や使用場所に応じて、ハンドオーバ起動条件の設
定を使用者自ら手動で行うか、或いは自動設定機能に委
ねるかを任意に選択することが可能となり、これにより
ハンドオーバ起動条件の設定をさらに最適に行うことが
可能となる。
【0015】また第3の発明は、モード指定手段に、指
定入力された設定モードを表示する機能を備えたことも
特徴とする。このようにすると使用者は、現在設定中の
モードを常に確認することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、この
発明に係わる移動通信システムの一実施形態であるPH
Sを使用した通信システムの概略構成図であり、CS1
〜CSnは基地局を示している。これらの基地局CS1
〜CSnは、サービスエリアに地理的に分散配設されて
おり、それぞれセルと呼ばれる無線ゾーンZ1〜Znを
形成している。
【0017】移動端末装置PS1〜PSmは、上記各基
地局CS1〜CSnが形成する無線ゾーンZ1〜Zn内
において、最寄りの基地局に無線チャネルを介して接続
される。この基地局CS1〜CSnと移動端末装置PS
1〜PSmとの間の無線アクセス方式としては、例えば
TDMA−TDD(Time Division Multiple Access−T
ime Division Duplex)方式が使用される。移動端末装
置PS1〜PSmには、通話機能のみを有する携帯電話
機の他に、データ通信機能と無線アクセス機能を備えた
携帯情報端末と、携帯電話機にパーソナル・コンピュー
タPCを接続したものとがある。
【0018】また上記各基地局CS1〜CSnはそれぞ
れ有線回線を介して公衆網INWに接続される。公衆網
INWは、統合サービスディジタル網(ISDN)と、
このISDNに上記各基地局CS1〜CSnを収容する
ためのI′インタフェース網とを有する。公衆網INW
には多くの有線端末装置(図示せず)の他に、コンピュ
ータ・ネットワークや企業内ネットワーク等が接続され
る。例えばインターネットの場合には、ISDNにイン
ターネット・サービスプロバイダのアクセス・サーバA
Sが接続され、このアクセス・サーバASを介してイン
ターネットITNに接続される。インターネットITN
には、多数のWWW(World-Wide Web)サーバWS1,
WS2,…が接続されている。移動端末装置PS1〜P
Smは、TCP/IPプロトコルを使用することで、こ
れらのWWWサーバWS1,WS2,…に対しアクセス
が可能である。
【0019】またアクセスサーバASには、インターネ
ット・サービスプロバイダが保有するコンテンツ・サー
バTSが接続されている。このコンテンツ・サーバTS
は、有線端末装置および移動端末装置PS1〜PSmの
要求に応じて、各種情報をダウンロードする機能を有す
る。
【0020】管理制御装置MSは、各移動端末装置PS
1〜PSmについて認証や課金処理等を行うシステム管
理機能に加え、例えばメールサーバとしての機能を備え
ており、公衆網INWを介して各基地局CS1〜CSn
に接続される。
【0021】ところで、上記移動端末装置PS1〜PS
mは次のように構成される。図2はその構成を示す回路
ブロック図である。移動端末装置PS1〜PSmは、ア
ンテナ11を備えた無線部1と、モデム部2と、TDM
A部3と、通話部4と、制御部5と、情報記憶部6と、
データ通信部7と、表示部8と、キー入力部9とを備え
ている。
【0022】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線周波信号は、アンテナ11で受信されたのち無
線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部1
3に入力される。この受信部13では、上記受信された
無線周波信号がシンセサイザ14から発生された局部発
振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウンコ
ンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から発生
される局部発振信号周波数は、制御部5の指示により無
線チャネル周波数に対応する値に設定される。また、無
線部1には受信電界強度検出部(RSSI)16が設け
られている。この受信電界強度検出部16では、基地局
CS1〜CSnから到来した無線周波信号の受信レベル
が検出され、その検出値は例えば受信品質の判定・表示
を行うために制御部5に通知される。
【0023】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0024】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データを通話部4に入力す
る。一方、分離したスロットのデータがパケットデータ
や制御データであれば、これらのデータをデータ通信部
7に入力する。
【0025】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0026】データ通信部7は、上記TDMAデコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来したパケット
データであれば、このパケットデータをデパケットした
のち情報記憶部6に記憶すると共に、例えば液晶表示器
(LCD)からなる表示部8に供給して表示させる。
【0027】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データやパケットデータは、データ通信部
7を経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0028】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、及びデータ通信部7から出力され
た制御データやパケットデータを、制御部5から指示さ
れた送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部
22は、上記TDMAエンコード部32から出力された
多重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をデ
ィジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信
部15に入力する。
【0029】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線周波信号は、高周波スイッチ
12を介してアンテナ11から基地局CS1〜CSnに
向け送信される。
【0030】ところで、制御部5は例えばマイクロコン
ピュータを主制御部として有したもので、この発明に係
わる制御機能として、ハンドオーバ起動条件の手動設定
制御手段51と、ハンドオーバ起動制御手段52とを備
えている。
【0031】手動設定制御手段51は、使用者が入力部
9を操作することによりハンドオーバ起動条件を入力す
ると、この入力されたハンドオーバ起動条件を制御部5
内のメモリに記憶する。
【0032】ハンドオーバ起動制御手段52は、受信電
界強度検出部16により検出された受信レベルをもと
に、通信中の無線チャネルの受信品質を一定の時間間隔
で周期的に測定し、この測定した受信品質がしきい値未
満に劣化した回数を計数する。そして、この劣化の検出
回数を、前記手動設定制御手段51により手動設定され
たハンドオーバ起動条件と比較し、劣化の検出回数がハ
ンドオーバ起動条件以上となったときに、通信中の基地
局に対しハンドオーバ要求を送信する。
【0033】次に、以上のように構成された移動端末装
置PS1〜PSmのハンドオーバに係わる動作を説明す
る。図3はそのハンドオーバ起動条件を手動設定するた
めの制御手順と制御内容を示すフローチャート、図4は
ハンドオーバ起動制御の手順と内容を示すフローチャー
トである。
【0034】移動端末装置PS1〜PSmは、待ち受け
状態において使用者がハンドオーバ起動条件の手動設定
モードを指定すると、ステップ3aでハンドオーバ起動
条件を指定する情報の入力操作を待つ。この状態で、予
め用意された3種類のハンドオーバ起動条件、つまりハ
ンドオーバし易い第1の条件と、ハンドオーバのし易さ
が普通の第2の条件と、ハンドオーバし難い第3の条件
の中から、使用者自身が希望する条件を選択してこれを
指定する情報をキー入力操作により指定入力したとす
る。
【0035】例えば、繁華街や市街地のように基地局の
設置密度の高い場所で端末装置を使用する場合には、第
1の条件を指定する情報を入力する。反対に郊外や田舎
のように基地局の設置密度が低い場所で端末装置を使用
する場合には、第3の条件を指定する情報を入力する。
また住宅地等のように基地局の設置密度が中程度の場所
で端末装置を使用する場合には、第2の条件を指定する
情報を入力する。
【0036】そうすると移動端末装置PS1〜PSm
は、ステップ3bで上記指定入力されたハンドオーバ起
動条件の指定情報を判定し、この判定結果に従ってステ
ップ3c,3d,3eの何れかに移行する。そして、こ
れらのステップ3c,3d,3eにおいてそれぞれ受信
品質の劣化の判定回数nを“a”,“b”,“c”に設
定する。このとき“a”,“b”,“c”の値は、a>
b>cの関係に設定されている。
【0037】さて、そうしてハンドオーバ起動条件が手
動設定された移動端末装置PS1を使用して通信を行っ
ている最中に、使用者が例えば図1に示す無線ゾーンZ
1から無線ゾーンZ2へ移動したとする。このとき移動
通信装置PS1では、例えば図4に示すようにステップ
4aで、通信中の無線チャネルの受信品質が一定時間間
隔で測定され、この受信品質の測定値が得られるごとに
ステップ4bでしきい値と比較される。そして、受信品
質の測定値がしきい値を下回ると、ステップ4cに移行
において受信品質劣化の連続回数を表す値Nがインクリ
メントされる。一方、受信品質の測定値がしきい値以上
に回復すると、ステップ4dに移行において上記連続回
数Nはクリアされる。
【0038】また、上記受信品質劣化の連続回数Nの値
がインクリメントされると、ステップ4eでこのNの値
が先に手動設定された判定回数nと比較される。そし
て、N<nならばハンドオーバの必要なしと判断され
て、ハンドオーバ起動判定処理は終了される。
【0039】これに対しN≧nならば、ハンドオーバの
必要があると判断され、ステップ4fでハンドオーバ処
理が起動される。ハンドオーバは次のように行われる。
図5はこのハンドオーバの制御手順を示すシーケンス図
である。
【0040】すなわち、移動端末装置PS1は先ず通信
中の基地局CS1に対し通信チャネル(TCH)の切替
要求を送信する。このTCH切替要求を受信すると基地
局CS1は、TCH切替指示を返送する。このTCH切
替指示を受信すると移動端末装置PS1は、ハンドオー
バ先として有効な基地局を検索し、有効な基地局(例え
ばCS2)が見付かるとこの基地局CS2に対しリンク
チャネル確立要求を送出する。リンクチャネル確立要求
を受信すると基地局CS2は、要求元の移動端末装置P
S1に対しリンクチャネルの割当てを行う。
【0041】以後移動端末装置PS1と切替先の基地局
CS2との間では、図示する如く呼設定の要求とその受
付通知、機能要求とその応答、及び秘匿鍵の設定要求と
その応答が順次行われ、この応答に対し移動端末装置が
応答確認を返すと、以後移動端末装置PS1と切替先の
基地局CS2との間では通信が開始される。
【0042】以上のように第1の実施形態では、移動端
末装置にハンドオーバ起動条件を使用者が手動設定する
ための機能が設けられ、この機能を用いて手動設定され
たハンドオーバ起動条件に従ってハンドオーバの要否が
判定される。したがって、使用者は自身が通信を行う場
所に応じて適切なハンドオーバ起動条件を移動端末装置
に任意に手動設定しておくことができ、これにより使用
場所に応じた最適なハンドオーバが可能となる。
【0043】このようにすることで、例えば移動端末装
置を繁華街や市街地等のように基地局の設置数の多い場
所で使用する場合には、ハンドオーバ起動条件を緩めに
設定しておくことで、受信品質が深刻な状態に劣化する
前に早めに条件の良い基地局にハンドオーバすることが
でき、これにより高い通信品質を保持することができ
る。また移動端末装置を郊外や田舎等のように基地局の
設置数が少ない場所で使用する場合には、ハンドオーバ
起動条件を厳しい値に入力設定しておくことで、ハンド
オーバ先として有効な基地局が存在しないにも拘わらず
頻繁にハンドオーバが行われる不具合は低減され、この
結果移動端末装置の通信が頻繁に途切れとぎれになる等
の通信品質の劣化は防止される。
【0044】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、第1の実施形態で述べたハンドオーバ起動条件
の手動設定制御手段51に代えて、基地局の検索結果を
もとにしたハンドオーバ起動条件の自動設定制御手段を
備えたものである。
【0045】図6は、この第2の実施形態に係わる移動
端末装置の構成を示す回路ブロック図である。なお、同
図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
【0046】制御部5′には、この発明に係わる制御機
能として、ハンドオーバ起動条件の自動設定制御手段5
3と、ハンドオーバ起動制御手段52とが設けてある。
自動設定制御手段53は、待受状態において周辺基地局
からの無線信号の受信品質を測定することでハンドオー
バ先として有効な基地局を検索する。そして、この検索
の結果得られた有効基地局数をしきい値A,Bと比較
し、その比較結果に基づいて受信品質劣化の判定回数n
を“a”,“b”,“c”の何れかに設定する。このと
き“a”,“b”,“c”の値はa>b>cに設定され
ている。
【0047】このような構成であるから、移動端末装置
PS1〜PSmでは次のようなハンドオーバに関する処
理が行われる。図7はそのハンドオーバ起動条件の自動
設定制御手順とその内容を示すフローチャートである。
【0048】待受状態において移動端末装置PS1〜P
Smは、ステップ7aにおいて周辺基地局からの無線信
号の受信品質をそれぞれ測定することで、ハンドオーバ
先として有効な基地局を検索する。そして、この検索に
より得られた有効基地局の数をステップ7bでしきい値
A,B(A<B)と比較し、この比較結果に応じてハン
ドオーバ起動条件としての受信品質劣化の判定回数nを
予め用意した値に設定する。
【0049】例えば、有効基地局数がしきい値Aより小
さければ(A>有効基地局数)、ステップ7cに移行し
てここで判定回数nを“a”に設定する。これに対し有
効基地局数がしきい値A以上でかつしきい値B以下(A
≦有効基地局数≦B)であれば、ステップ7dに移行し
てここで判定回数nを“b”に設定する。また有効基地
局数がしきい値Bより大きければ、ステップ7eに移行
してここで判定回数nを“c”に設定する。
【0050】このようにすることで、例えば移動端末装
置PS1〜PSmが例えば繁華街や市街地のように基地
局の設置密度の高い場所で使用されている場合には、基
地局の検索により比較的多くの有効基地局が検索される
ため、その数がしきい値Bより大きくなり、この結果判
定回数nとしては最も小さい値である“c”が設定され
る。
【0051】一方、移動端末装置PS1〜PSmが例え
ば郊外や田舎のように基地局の設置密度が低い場所で使
用される場合には、有効基地局は検索されないか又は検
索されてもきわめて少ないため、その数はAより小さく
なり、この結果判定回数nとしては最も大きい値である
“a”が設定される。
【0052】また移動端末装置PS1〜PSmが住宅地
のように基地局の設置密度が中程度の場所で使用される
場合には、検索される有効基地局の数も中程度であるた
め、その数はA≦有効基地局数≦Bとなり、この結果判
定回数nとしては中程度の値である“b”が設定され
る。
【0053】したがって、このような移動端末装置PS
1〜PSmを使用して通信を行っている最中に使用者が
無線ゾーン間を移動し、これにより図4に述べたハンド
オーバ起動判定が行われると、移動端末装置PS1〜P
Smが現在存在する場所の基地局密度に応じて自動設定
されたハンドオーバ起動条件に従い、ハンドオーバの起
動判定が行われる。
【0054】例えば、繁華街や市街地のように基地局の
設置密度の高い場所で通信を行っているときには、ハン
ドオーバ起動条件として最も小さい値である“c”が自
動設定されている。すなわち、ハンドオーバ起動条件と
してハンドオーバが行われやすい値が設定されている。
このため、受信品質の劣化の連続検出回数Nがそれほど
大きくならないうちに、つまり早い段階でハンドオーバ
処理が起動される。したがって、受信品質が大きく劣化
する前に他の基地局へのハンドオーバが行われることに
なり、この結果通信品質は高く保持される。
【0055】これに対し、郊外や田舎等のように基地局
の設置密度が低い場所で通信を行っているときには、ハ
ンドオーバ起動条件として最も大きい値である“a”が
自動設定されている。すなわち、ハンドオーバ起動条件
としてハンドオーバが行われ難い値が設定されている。
このため、受信品質の劣化の連続検出回数Nが十分に大
きな値になるまでは、つまり通信中の無線チャネルの品
質が大きく劣化するまでは、ハンドオーバ処理は起動さ
れず、現在の無線チャネルによる通信が保持されること
になる。このため、ハンドオーバ先の基地局が存在しな
い状態でのハンドオーバの起動は抑制され、これにより
通話の途切れは減少して通信品質は高く保持される。
【0056】以上述べたように第2の実施形態では、移
動端末装置PS1〜PSmにハンドオーバ起動条件の自
動設定制御手段53を備え、この自動設定制御手段53
により、ハンドオーバ先として有効な基地局を検索して
その数に応じてハンドオーバ起動条件を自動設定するよ
うにし、この自動設定されたハンドオーバ起動条件に従
ってハンドオーバの起動の要否を判定するようにしてい
る。
【0057】したがって、移動端末装置PS1〜PSm
には、その存在場所ごとに基地局設置密度に応じた最適
なハンドオーバ起動条件が常に設定されることになる。
このため、使用者がハンドオーバ起動条件の手動設定操
作を特に行わなくても、常に最適なハンドオーバを行う
ことができる。
【0058】(第3の実施形態)この発明の第3の実施
形態は、移動端末装置に、ハンドオーバ起動条件の手動
設定制御手段と自動設定制御手段の両方を設け、かつ設
定モード指定制御手段を設けることで、使用者の要求に
応じてハンドオーバ起動条件の手動設定と自動設定とを
選択的に行えるようにしたものである。
【0059】図8は、この第3の実施形態に係わる移動
端末装置の構成を示す回路ブロック図である。なお、同
図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
【0060】制御部5″には、この発明に係わる制御機
能として、設定モード指定制御手段54と、ハンドオー
バ起動条件の手動/自動設定制御手段55と、ハンドオ
ーバ起動制御手段52とが設けてある。
【0061】設定モード指定制御手段54は、使用者が
入力部9を用いて、ハンドオーバ起動条件を設定するモ
ードとして、手動設定モードを使用するか或いは自動設
定モードを使用するかを指定するものである。手動/自
動設定制御手段55は、上記設定モード指定制御手段5
4による指定に応じて、手動設定制御と自動設定制御の
うちの何れかを実行する。
【0062】このような構成であるから、ハンドオーバ
起動条件の設定制御は次のように行われる。図9はその
制御手順及び制御内容を示すフローチャートである。な
お、同図において前記図3及び図7と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0063】待受状態において移動端末装置PS1〜P
Smは、ステップ7aにおいて周辺基地局からの無線信
号の受信品質をそれぞれ測定することで、ハンドオーバ
先として有効な基地局を検索する。次に、ステップ9a
において、設定モードとしていま手動設定モードが指定
されているか、自動設定モードが指定されているかを判
定する。そして、いま手動設定モードが指定されていた
とすれば、ステップ3a〜ステップ3eによる手動設定
制御を実行する。これに対し、自動設定モードが指定さ
れていれば、ステップ7b〜ステップ7eによる自動設
定制御を実行する。
【0064】従ってこの実施形態によれば、使用者の希
望に応じて、ハンドオーバ起動条件の設定を手動設定モ
ード及び自動設定モードを選択的に使用して行うことが
可能となる。
【0065】なお、上記設定モード指定制御手段54に
より指定された設定モードを表示部8に表示するとよ
い。このようにすると、使用者は現在指定中の設定モー
ドを容易に確認することができ、これにより設定モード
の誤指定を防ぐことができる。
【0066】(その他の実施形態)前記各実施形態では
PHSを例にとって説明したが、TDMA方式を採用し
たPDCやGSM等の携帯電話システムや、CDMA方
式を採用した携帯電話システム等のその他のセルラ移動
通信システムにも、本発明は適用可能である。
【0067】その他、移動端末装置の構成、手動設定制
御の手順と内容、自動設定制御の手順と内容及びハンド
オーバ起動制御の手順と内容等についても、この発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、ハ
ンドオーバ機能を備えたセルラ移動通信システムで使用
される移動端末装置において、使用者が任意に定めたハ
ンドオーバの起動条件を手動入力してこれを記憶する手
段を新たに備え、接続中の基地局から到来する無線信号
の受信品質を検出し、この受信品質の検出結果を上記手
動設定されたハンドオーバ起動条件と比較して、上記受
信品質の検出結果がハンドオーバ起動条件を満たす場合
に、基地局に対しハンドオーバ要求を送出するようにし
ている。
【0069】従って第1の発明によれば、基地局の設置
数が多い場所で使用する場合と、少ない場所で使用する
場合とで、使用者が任意に異なるハンドオーバ起動条件
を入力し設定することができ、これにより基地局の設置
状況に応じた最適なハンドオーバを行うことができる。
【0070】また第2の発明では、ハンドオーバ候補と
なり得る基地局の検索を行う基地局検索手段と、この基
地局検索手段により検索されたハンドオーバ候補となり
得る有効基地局数に応じてハンドオーバ起動条件を可変
設定するための条件設定手段とを新たに備え、接続中の
基地局から到来する無線信号の受信品質を検出し、この
受信品質の検出結果を上記条件設定手段により設定され
たハンドオーバ起動条件と比較して、受信品質検出結果
がハンドオーバ起動条件を満たす場合に、基地局に対し
ハンドオーバ要求を送出するようにしている。
【0071】従って第2の発明によれば、基地局の設置
状況に応じてハンドオーバ起動条件が自動的に最適値に
設定されることになり、これにより使用者が特にハンド
オーバ起動条件の入力設定を行うことなく、常に最適な
ハンドオーバを行うことができる。
【0072】さらに第3の発明では、ハンドオーバ起動
条件の設定を手動で行うか自動で行うかを指定入力する
モード指定手段を備え、このモード指定手段により手動
モードが指定された場合には手動設定されたハンドオー
バ起動条件を選択し、一方自動モードが指定された場合
には自動設定されたハンドオーバ起動条件を選択する。
そして、接続中の基地局から到来する無線信号の受信品
質を検出し、この受信品質の検出結果を上記条件選択手
段により選択されたハンドオーバ起動条件と比較して、
上記受信品質の検出結果がハンドオーバ起動条件を満た
す場合に、基地局に対しハンドオーバ要求を送出するよ
うにしている。
【0073】従って第3の発明によれば、ハンドオーバ
起動条件を、手動設定モードと自動設定モードとの両方
を選択的に使用して設定することができ、これにより使
用者の用途等に応じて常に最適なハンドオーバ起動条件
を設定することができる。
【0074】すなわち本発明によれば、基地局の設置状
況や移動端末装置がおかれている環境によらず、常に最
適なハンドオーバを行うことができ、これにより通信品
質のより一層の向上を図るハンドオーバ要求機能を備え
た移動端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動通信システムの一例を
示す概略構成図。
【図2】 この発明に係わる移動端末装置の第1の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図3】 図2に示した移動端末装置において実行され
るハンドオーバ起動条件の手動設定制御手順とその内容
を示すフローチャート。
【図4】 図2に示した移動端末装置において実行され
るハンドオーバ起動制御の手順と内容を示すフローチャ
ート。
【図5】 ハンドオーバの制御動作を説明するためのシ
ーケンス図。
【図6】 この発明に係わる移動端末装置の第2の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図7】 図6に示した移動端末装置において実行され
るハンドオーバ起動条件の手動設定制御手順とその内容
を示すフローチャート。
【図8】 この発明に係わる移動端末装置の第3の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図9】 図8に示した移動端末装置において実行され
るハンドオーバ起動条件の手動設定制御手順とその内容
を示すフローチャート。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 Z1〜Zn…無線ゾーン PS1〜PSm…移動端末装置 INW…公衆網 MS…管理制御装置 ITN…インターネット WS1,WS2,WS3…WWWサーバ AS…インターネット・サービスプロバイダのアクセス
サーバ TS…コンテンツ・サーバ 1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…通話部 5…制御部 6…情報記憶部 7…データ通信部 8…表示部 9…入力部 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…シンセサイザ 15…送信部 16…受信電界強度検出部(RSSI) 21…復調部 22…変調部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 41…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 51…手動設定制御手段 52…ハンドオーバ起動制御手段 53…自動設定制御手段 54…設定モード指定制御手段 55…手動/自動設定制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局の何れかとその無線ゾーン
    内で無線通信を行っている最中に、その受信品質の劣化
    を検出して基地局に対しハンドオーバ要求を送出する機
    能を備えた移動端末装置において、 使用者が任意に定めたハンドオーバの起動条件を手動入
    力する入力手段と、 この入力手段により入力されたハンドオーバ起動条件を
    記憶する記憶手段と、 接続中の基地局から到来する無線信号の受信品質を検出
    する品質検出手段と、 この品質検出手段による受信品質の検出結果を前記記憶
    手段に記憶されたハンドオーバ起動条件と比較し、前記
    受信品質の検出結果がハンドオーバ起動条件を満たす場
    合に基地局に対しハンドオーバ要求を送出するハンドオ
    ーバ起動判定手段とを具備したことを特徴とするハンド
    オーバ要求機能を備えた移動端末装置。
  2. 【請求項2】 複数の基地局の何れかとその無線ゾーン
    内で無線通信を行っている最中に、その受信品質の劣化
    を検出して基地局に対しハンドオーバ要求を送出する機
    能を備えた移動端末装置において、 ハンドオーバ候補となり得る基地局の検索を行う基地局
    検索手段と、 この基地局検索手段により検索されたハンドオーバ候補
    となり得る有効基地局数に応じてハンドオーバ起動条件
    を可変設定するための条件設定手段と、 接続中の基地局から到来する無線信号の受信品質を検出
    する品質検出手段と、 この品質検出手段による受信品質の検出結果を前記条件
    設定手段により設定されたハンドオーバ起動条件と比較
    し、前記受信品質の検出結果がハンドオーバ起動条件を
    満たす場合に基地局に対しハンドオーバ要求を送出する
    ハンドオーバ起動判定手段とを具備したことを特徴とす
    るハンドオーバ要求機能を備えた移動端末装置。
  3. 【請求項3】 複数の基地局の何れかとその無線ゾーン
    内で無線通信を行っている最中に、その受信品質の劣化
    を検出して基地局に対しハンドオーバ要求を送出する機
    能を備えた移動端末装置において、 使用者が任意に定めた第1のハンドオーバの起動条件を
    手動入力する入力手段と、 この入力手段により入力された第1のハンドオーバ起動
    条件を記憶する記憶手段と、 ハンドオーバ候補となり得る基地局の検索を行う基地局
    検索手段と、 この基地局検索手段により検索されたハンドオーバ候補
    となり得る有効基地局数に応じて第2のハンドオーバ起
    動条件を可変設定するための条件設定手段と、 ハンドオーバ起動条件の設定を手動で行うか自動で行う
    かを指定入力するモード指定手段と、 このモード指定手段により手動設定が指定された場合に
    は前記第1のハンドオーバ起動条件を選択し、自動設定
    が指定された場合には前記第2のハンドオーバ起動条件
    を選択する条件選択手段と、 接続中の基地局から到来する無線信号の受信品質を検出
    する品質検出手段と、 この品質検出手段による受信品質の検出結果を前記条件
    選択手段により選択されたハンドオーバ起動条件と比較
    し、前記受信品質の検出結果がハンドオーバ起動条件を
    満たす場合に基地局に対しハンドオーバ要求を送出する
    ハンドオーバ起動判定手段とを具備したことを特徴とす
    るハンドオーバ要求機能を備えた移動端末装置。
  4. 【請求項4】 前記モード指定手段は、指定入力された
    設定モードを表示する機能を備えたことを特徴とする請
    求項3記載のハンドオーバ要求機能を備えた移動端末装
    置。
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