JP2001095029A - 移動通信端末装置 - Google Patents

移動通信端末装置

Info

Publication number
JP2001095029A
JP2001095029A JP26834999A JP26834999A JP2001095029A JP 2001095029 A JP2001095029 A JP 2001095029A JP 26834999 A JP26834999 A JP 26834999A JP 26834999 A JP26834999 A JP 26834999A JP 2001095029 A JP2001095029 A JP 2001095029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handover
base station
mode
local oscillation
mobile communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26834999A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Hajikano
卓 初鹿野
Masanobu Shimanuki
正信 島貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26834999A priority Critical patent/JP2001095029A/ja
Publication of JP2001095029A publication Critical patent/JP2001095029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シームレス・ハンドオーバを効果的に使用す
るようにし、これにより消費電力を低減してバッテリ寿
命の延長を可能にする。 【解決手段】 ハンドオーバ制御に先立ちバッテリ電圧
VB がしきい値TH1以上であるか未満であるかを判定
し、しきい値以上であれば第1のモードを選択してシー
ムレス・ハンドオーバを主とするハンドオーバ制御を実
行し、これに対しバッテリ電圧VB がしきい値TH1未
満に低下したときには第2のモードを選択してシームレ
ス・ハンドオーバを禁止して通常ハンドオーバ制御のみ
を実行する。また、バッテリ電圧VB がしきい値TH1
以上の場合でも、ユーザが第2のモードをマニュアル操
作で指定していた場合には、第2のモードを選択して通
常ハンドオーバ制御のみを実行するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPDC
(Personal Digital Cellular)やPHS(Personal Ha
ndyphone System)のように無線アクセス方式として時
分割多元接続(TDMA;Time Division Multiple Acc
ess)方式を採用したセルラ移動通信システムで使用さ
れる移動通信端末装置に係わり、特にシームレス・ハン
ドオーバ機能を備えた移動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にセルラ移動通信システムは、サー
ビスエリアに多数の基地局を分散配置してこれらの基地
局によりセルをそれぞれ形成し、移動通信端末装置を当
該端末装置が存在するセルの基地局に無線チャネルを介
して接続することにより無線通信を可能にしている。ま
た、移動通信端末装置が通信中に他のセルへ移動した場
合には、ハンドオーバを行うことにより通信を継続でき
るようにしている。
【0003】ハンドオーバは、例えば移動通信端末装置
が通信中に基地局から到来する無線信号の受信品質を監
視し、受信品質が所定レベル以下に劣化すると、基地局
との間の通信を中断する。この状態で、周辺のすべての
基地局を検索して受信電界強度の最も大きい電波を送信
している基地局を切替先として選択し、この選択した基
地局に対しリンクチャネル確立要求を送信する。そし
て、この要求を受信した基地局が要求元の移動通信端末
装置に対し無線リンクチャネルの割当てを行って、この
割当てられた無線リンクチャネルを使用して移動通信端
末装置と切替先の基地局との間に新たな無線通信チャネ
ルを形成し、以後移動通信端末装置と切替先の基地局と
の間で所定の接続切替手順を行った上で接続先の基地局
を切り替えるように手順が設定されている。
【0004】この従来用いられている通常のハンドオー
バ手順は、切替元の基地局との間の通信を中断して周辺
の複数の基地局の中から切替先として最適な基地局を選
択することができるので、高い確率でハンドオーバを完
了することができる。しかし、その反面ハンドオーバ期
間中に比較的長時間に亘り通信が中断されるため、通信
品質の劣化を生じると云う問題点を有する。
【0005】一方、最近になり、高速ハンドオーバ或い
はシームレス・ハンドオーバと呼ばれる新たなハンドオ
ーバ手順が提唱されている。シームレス・ハンドオーバ
は、切替元の基地局との間の通信を維持した状態で、ア
イドルスロット期間を使用して切替先の基地局を選択す
る。そして、この切替先の基地局との間で無線リンクチ
ャネルの確立手順及び接続制御手順を実行したのち、接
続先をこの新たな基地局を切り替えるものである。
【0006】このシームレス・ハンドオーバは、ハンド
オーバ期間中に切替元の基地局との間の通信が維持され
るため通信品質を高く保つことができる。しかし、その
反面切替元の基地局との間の通信を維持しつつ、アイド
ルスロット期間において周辺基地局からの制御信号を受
信するために、無線部に周波数シンセサイザを2個設
け、シームレス・ハンドオーバ動作を行っている期間中
にはこの2個の周波数シンセサイザを両方とも動作させ
る必要がある。このため、ハンドオーバ実行中の無線部
の消費電流が大きくなり、バッテリ寿命が短くなって連
続通話時間及び待受時間の短縮を招くという欠点を有し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたようにシー
ムレス・ハンドオーバ機能を備えた従来の移動通信端末
装置は、シームレス・ハンドオーバを実行するために無
線部において2個の周波数シンセサイザをそれぞれ動作
させる必要がある。このため、ハンドオーバ動作中にお
ける無線部の消費電流が大きくなり、これがバッテリ寿
命の短命化を招くという問題点を有している。
【0008】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、シームレス・ハンドオ
ーバを効果的に使用できるようにし、これにより消費電
力を低減してバッテリ寿命の延長を可能にした移動通信
端末装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、互いに独立して動作する複数の局部発
振回路を有し、無線信号の送受信に際し上記局部発振回
路から発生される局部発振信号をもとに無線信号の周波
数変換を行う無線部を備え、かつハンドオーバ制御手段
として、上記複数の局部発振回路のうちの1つを動作さ
せることで、切替元の基地局との間の通信を中断した状
態で切替先の基地局を選択して当該基地局との間で所定
の接続制御手順を実行したのち接続先の基地局を切り替
える第1のハンドオーバを実行する第1のハンドオーバ
制御手段と、上記複数の局部発振回路を同時に動作させ
ることで、切替元の基地局との間の通信を維持した状態
で自装置に割り当てられたスロット以外の期間を使用し
て切替先の基地局を選択する動作を含む接続制御手順を
実行したのち、接続先の基地局を切り替える第2のハン
ドオーバを実行する第2のハンドオーバ制御手段とを備
えたバッテリ駆動型の移動通信端末装置にあって、上記
バッテリの残量を検出してその検出値が所定のしきい値
未満に低下したか否かを判定するバッテリ残量判定手段
と、ハンドオーバ選択手段とを新たに備え、上記バッテ
リ残量判定手段の判定結果に基づいて、上記ハンドオー
バ選択手段により上記第1のハンドオーバと上記第2の
ハンドオーバとを選択的に実行させるようにしたもので
ある。
【0010】具体的には、上記ハンドオーバ選択手段に
おいて、バッテリ残量の検出値がしきい値以上を維持し
ている状態では第2のハンドオーバ、つまりシームレス
・ハンドオーバを主として実行させ、一方バッテリ残量
の検出値がしきい値未満に低下した状態では、第2のハ
ンドオーバの実行を禁止して第1のハンドオーバを、つ
まり局部発振回路を1個のみ使用する通常ハンドオーバ
を実行させる。
【0011】したがってこの発明によれば、バッテリ残
量が十分に残っている状態では、シームレス・ハンドオ
ーバである第2のハンドオーバが主として実行され、こ
の結果ハンドオーバ時における通信の中断がなく、シー
ムレスで優れた通信品質を保持することができる。これ
に対しバッテリ残量の残りが少なくなると、第2のハン
ドオーバが禁止されて通常のハンドオーバである第1の
ハンドオーバが実行されることになる。このため、ハン
ドオーバ時に無線部で動作する局部発振回路は1個のみ
となり、これにより消費電流が低減されてバッテリ寿命
を延ばすことが可能となる。
【0012】一方、上記目的を達成するために第2の発
明は、第1のハンドオーバのみを実行させる第1のモー
ドと、第2のハンドオーバを主として実行させる第2の
モードとをユーザが任意に指定入力するためのモード指
定入力手段を設け、このモード指定入力手段により入力
されたモードに従って、第1のハンドオーバと第2のハ
ンドオーバとを選択的に実行させるようにしたものであ
る。
【0013】したがってこの発明によれば、端末装置の
使用状態等に応じて、端末ユーザが任意にハンドオーバ
に係わるモードを設定することができる。例えば、通常
の使用時には第2のモードに設定しておき、バッテリ残
量が少なくなった場合に第1のモードに設定する。この
ようにすると、バッテリ残量が少ない状態では、ハンド
オーバ時に無線部で動作する局部発振回路は1個のみと
なるので、消費電流が低減されてバッテリ寿命を延長す
ることができる。
【0014】また、基地局が多数配置されているエリア
で端末装置を移動させずにほぼ定位置で使用するような
場合にも、第1のモードに設定する。一般にPHSで
は、繁華街や駅構内等のように通信トラフィックの高い
エリアには多数の基地局が密に配置されている。このた
め、PHS端末を移動させずにほぼ定位置で使用してい
ても、通信中の基地局からの電波の受信状態と周辺基地
局からの電波の受信状態との関係が変化するごとに、ハ
ンドオーバが行われる。このハンドオーバがシームレス
・ハンドオーバであれば、当然のことながら無線部にお
いてその都度局部発振回路が2個とも動作することにな
り、この結果大きな電力が消費されてバッテリ寿命は短
くなる。
【0015】そこで、このような条件で使用する場合、
端末ユーザはマニュアル操作によりPHS端末に第2の
モードを設定する。このようにすると、実行されるハン
ドオーバ動作すべて通常ハンドオーバとなるため、無線
部では局部発振回路が1個のみ動作することになり、こ
れにより消費電流は低減されてバッテリ寿命は延長され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係わる実施形態を説明する。図1は、この発明に係わる
移動通信端末装置の一実施形態であるPHS端末の構成
を示す回路ブロック図である。
【0017】PHS端末は、アンテナ11を備えた無線
部1と、モデム部2と、TDMA部3と、通話部4とを
備えている。またPHS端末は、制御部5と、情報記憶
部6と、データ通信部7と、キーパッドを備えた入力部
8と、液晶表示器(LCD)を使用した表示部9とを備
え、さらに例えばリチウムイオン電池を使用したバッテ
リ10と、このバッテリ10の出力電圧値VB を検出す
る電圧検出回路(DET)20とを備えている。
【0018】すなわち、図示しない基地局から到来した
無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち無線
部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部13
に入力される。この受信部13では、上記受信された無
線搬送波信号がシンセサイザ部14から発生された局部
発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウン
コンバートされる。また、無線部1には受信電界強度検
出部16が設けられている。この受信電界強度検出部1
6では、通信中の基地局又は周辺の基地局から到来した
無線搬送波信号の受信電界強度(RSSI)が検出さ
れ、その検出値は例えば受信品質の判定及び表示を行う
ために制御部5に通知される。
【0019】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0020】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データを通話部4に入力す
る。一方、分離したスロットのデータがパケットデータ
や制御データであれば、これらのデータをデータ通信部
7に入力する。
【0021】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0022】データ通信部7は、上記TDMAデコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来したパケット
データであれば、このパケットデータをデパケットした
のち情報記憶部6に記憶すると共に、表示部9に供給し
て表示させる。
【0023】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データやパケットデータは、データ通信部
7を経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0024】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力されたディジタル音声
データ、及びデータ通信部7から出力された制御データ
やパケットデータを、制御部5から指示された送信タイ
ムスロットに挿入して多重化する。変調部22は、上記
TDMAエンコード部32から出力された多重化ディジ
タル通信信号により送信中間周波信号をディジタル変調
し、この変調した送信中間周波信号を送信部15に入力
する。
【0025】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ部14から発生された局部発振信
号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバー
トし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送
信部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイ
ッチ12を介してアンテナ11から図示しない基地局に
向け送信される。
【0026】ところで本実施形態のPHS端末は、ハン
ドオーバ手順として、通常のハンドオーバ手順に加え、
シームレス・ハンドオーバ手順を備えており、このシー
ムレス・ハンドオーバ手順を実行するために無線部1の
シンセサイザ部14に2個のシンセサイザを備えてい
る。図2はその構成を示す回路ブロック図である。
【0027】すなわちシンセサイザ部14には、第1の
シンセサイザ(SYN1)141と、第2のシンセサイ
ザ(SYN2)142と、スイッチ回路(SW)143
とが設けてある。第1及び第2のシンセサイザ141,
142は、互いに独立して動作するもので、ともに制御
部5から供給されるチャネル指定情報に応じた周波数の
局部発振信号をそれぞれ発振する。スイッチ回路143
は、制御部5から出力される切替指示により切り替わる
もので、上記第1及び第2のシンセサイザ141,14
2から発生された局部発振信号を択一的に選択して受信
部13及び送信部15に供給する。
【0028】また、制御部5は例えばマイクロコンピュ
ータを主制御部として備えたもので、この発明に係わる
主たる機能として、通常ハンドオーバ制御手段51と、
シームレス・ハンドオーバ制御手段52と、ハンドオー
バ選択制御手段53と、バッツテリ残量判定手段54と
を有している。なお、図ではハンドオーバをH.Oと略
記している。
【0029】通常ハンドオーバ制御手段51は、通信中
の基地局(切替元の基地局)との間の通信を中断し、こ
の状態で周辺の基地局を検索して受信電界強度(RSS
I)の最も高い基地局を切替先として選択する。そし
て、この選択した基地局に対し無線リンクチャネル確立
要求を送信して、基地局から無線リンクチャネルの割り
当てを受け、この割り当てられた無線リンクチャネルを
使用して切替先の基地局との間で所定の接続制御手順を
実行したのち、接続先の基地局を切り替えるものであ
る。
【0030】シームレス・ハンドオーバ制御手段52
は、切替元の基地局との間の通信を維持した状態で、ア
イドルスロット期間を使用して周辺基地局の検索を行っ
て切替先として適当な基地局を選択する。そして、この
切替先の基地局に対し無線リンクチャネル確立要求を送
信して、基地局から無線リンクチャネルの割当てを受
け、この割り当てられた無線リンクチャネルを使用して
切替先の基地局との間で所定の接続制御手順を実行した
のち、接続先の基地局を切り替えるものである。
【0031】バッテリ残量判定手段54は、前記電圧検
出回路20により検出されたバッテリ電圧VB を所定の
しきい値TH1と比較し、バッテリ電圧VB がしきい値
TH1以上であるか未満に低下したかを判定する。
【0032】ハンドオーバ選択制御手段53は、ハンド
オーバに先立ち、上記バッテリ残量判定手段54の判定
結果もとに、シームレス・ハンドオーバを主としてハン
ドオーバ手順を実行する第1のモードを選択するか、或
いはシームレス・ハンドオーバを禁止して通常ハンドオ
ーバのみを実行する第2のモードを選択するかを決定す
る。またそれと共にハンドオーバ選択制御手段53は、
入力部8からモード指定情報が入力された場合にも、こ
の入力されたモード指定情報に応じて、上記第1のモー
ドを選択するか、第2のモードを選択するかを決定す
る。
【0033】次に、以上のように構成されたPHS端末
のハンドオーバ動作について説明する。図3は、制御部
5におけるハンドオーバ選択制御の手順と内容を示すフ
ローチャートである。
【0034】通信中に、通信相手の基地局からの受信品
質が低下してしきい値を下回ると、制御部5はハンドオ
ーバ制御を起動するが、それに先立ちハンドオーバ選択
制御を実行する。
【0035】すなわち、図3に示すようにステップ3a
で先ず電圧検出回路20で検出されたバッテリ電圧VB
を取り込み、ステップ3bでこのバッテリ電圧VB の検
出値をしきい値TH1と比較する。この比較の結果、バ
ッテリ電圧VB の検出値がしきい値TH1以上であれ
ば、ステップ3dで入力部8においてユーザが指定入力
したモード指定情報を取り込み、このモード指定情報を
もとにステップ3eで、ユーザが指定したモードが第1
のモードであるか第2のモードであるかを判定する。
【0036】そして、いま仮にユーザが第1のモードを
指定したとすれば、制御部5はステップ3fに移行して
ここで第1のモードに従いハンドオーバ制御を実行す
る。第1のモードはシームレス・ハンドオーバを主とし
て実行するモードであるため、制御部5はシームレス・
ハンドオーバのための制御を実行する。図4はこのシー
ムレス・ハンドオーバの手順を示すシーケンス図であ
る。なお、このシーケンスはRCR STD−28に規
定されている。
【0037】これに対し、ユーザが第2のモードを指定
していたとする。そうすると制御部5はステップ3eか
らステップ3cに移行し、ここで第2のモードに従い以
後ハンドオーバ制御を実行する。第2のモードは通常ハ
ンドオーバのみを実行するモードであるため、制御部5
はシームレス・ハンドオーバの実行を禁止して通常ハン
ドオーバ制御のみを実行する。従って、無線部1では2
個あるシンセサイザのうちの一方のみが動作することに
なり、その分無線部1における消費電力は低減される。
【0038】一方、バッテリ電圧VB が低下してしきい
値TH1未満になったとする。そうすると、制御部5は
ハンドオーバモードとして第2のモードが適当であると
判断し、ステップ3bからステップ3cに移行してここ
で第2のモードに従いハンドオーバ制御を実行する。従
って、この場合にも通常ハンドオーバのための制御が実
行されることになり、このため無線部1ではシンセサイ
ザが1個のみ動作してその分無線部1における消費電力
は低減される。
【0039】以上述べたようにこの実施形態では、ハン
ドオーバ制御に先立ちバッテリ電圧VB がしきい値TH
1以上であるか未満であるかを判定し、しきい値以上で
あれば第1のモードを選択してシームレス・ハンドオー
バを主とするハンドオーバ制御を実行し、これに対しバ
ッテリ電圧VB がしきい値TH1未満に低下したときに
は第2のモードを選択してシームレス・ハンドオーバを
禁止して通常ハンドオーバ制御のみを実行する。また、
バッテリ電圧VB がしきい値TH1以上の場合でも、ユ
ーザが第2のモードをマニュアル操作で指定していた場
合には、第2のモードを選択して通常ハンドオーバ制御
のみを実行する。
【0040】従ってこの実施形態であれば、バッテリ電
圧VB が低下すると自動的に第2のモードが選択され、
小電力の通常ハンドオーバが実行される。またユーザが
第2のモードをマニュアル指定した場合にも、小電力の
通常ハンドオーバが実行される。このため、バッテリ残
量が少なくなった場合やユーザが小電力形の使用形態を
希望した場合には、無線部1では2個あるシンセサイザ
のうちの1個のみが動作することになり、これにより無
線部1における消費電力は低減され、バッテリ寿命は延
長される。
【0041】図5及び図6は本実施形態におけるバッテ
リ電圧の放電特性を示すものである。すなわち、ユーザ
がハンドオーバモードとして第1のモードを固定的に指
定している場合には、図5に示すようにバッテリ電圧V
B がしきい値TH1以上のときには第1のモードが設定
されているため、バッテリ電圧VB はM1のように変化
する。しかし、バッテリ電圧VB がしきい値TH1未満
に低下したのちには、バッテリ電圧VB はM2のように
変化することになり、この結果バッテリ電圧VB がPH
S端末の動作可能下限電圧値Vmin に達するまでに要す
る時間は、最後まで第1のモードを設定し続けた場合
(波線M1′)に比べTaだけ延長される。
【0042】さらに、PHS端末の使用中に、ユーザが
マニュアル操作により第2のモードを指定した場合に
は、この指定した期間にPHS端末は強制的に第2のモ
ードに設定される。このため、この指定期間におけるバ
ッテリ電圧VB の低下は図6のN2のように緩和され
る。なお、N1,N3はユーザが第1のモードを指定し
た期間中におけるバッテリ電圧VB の変化特性を示すも
のである。そして、バッテリ電圧VB がしきい値TH1
未満に低下すると、以後バッテリ電圧VB はN4のよう
に変化することになる。従って、バッテリ電圧VB がP
HS端末の動作可能下限電圧値Vmin に達するまでに要
する時間は、最後まで第1のモードを設定し続けた場合
(波線N1′)に比べTbだけ延長される。
【0043】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、例えば、前記実施形態ではP
HS端末がハンドオーバを起動する場合を例にとって説
明したが、基地局からの指示に従いハンドオーバを起動
する場合もある。この場合には、基地局から指示された
ハンドオーバ手順を実行するようにしてもよい。
【0044】また、前記実施形態ではバッテリ電圧VB
の検出値をしきい値TH1と比較するようにしたが、バ
ッテリ電圧VB の検出値とバッテリの放電特性とをもと
にバッテリの残り使用時間を算出し、この残り使用時間
をしきい値と比較するようにしてもよい。
【0045】さらに、前記実施形態ではPHS端末を例
にとって説明したが、ハンドオーバ手順を実行する機能
を有するセルラ移動通信システムで使用される移動通信
端末装置であれば、PDC(Personal Digital Cellula
r)やGSM(Global Systemfor Mobile Communicatio
n)等のその他のセルラ移動通信システムで使用される
端末装置にもこの発明を適用することができる。
【0046】その他、移動通信端末装置末の種類や回路
構成や、ハンドオーバ選択制御の手順と内容、モード指
定入力手段の構成、バッテリ電圧の判定しきい値等につ
いても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、バッ
テリ残量を検出しこのバッテリ残量がしきい値未満に低
下した場合にはシームレス・ハンドオーバを禁止して通
常ハンドオーバのみを実行させるようにしたり、或いは
モード指定入力手段を設けて、この入力手段により端末
ユーザが任意にハンドオーバ動作モードを指定入力し、
この入力されたモードに従ってシームレス・ハンドオー
バを主とした動作と通常ハンドオーバのみによる動作と
を選択的に実行するようにしている。
【0048】従ってこの発明によれば、シームレス・ハ
ンドオーバを効果的に実行することが可能となり、これ
により消費電力を低減してバッテリ寿命の延長を可能に
した移動通信端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動通信端末装置の一実施
形態であるPHS端末の構成を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示したPHS端末のシンセサイザ部の
構成を示す回路ブロック図。
【図3】 ハンドオーバモード選択制御の手順と制御内
容を示すフローチャート。
【図4】 シームレス・ハンドオーバの手順の一例を示
すシーケンス図。
【図5】 図1に示したPHS端末の効果を説明するた
めのバッテリの放電特性図。
【図6】 図1に示したPHS端末の効果を説明するた
めのバッテリの放電特性図。
【符号の説明】
1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…通話部 5,5′…制御部 6…情報記憶部 7…データ通信部 8…入力部 9…表示部 10…バッテリ 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…シンセサイザ部 15…送信部 16…受信電界強度検出部 20…電圧検出回路(DET) 21…復調部 22…変調部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 41…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 51…通常ハンドオーバ制御手段 52…シームレス・ハンドオーバ制御手段 53…ハンドオーバ選択制御手段 54…バッテリ残量判定手段 141,142…シンセサイザ 143…シンセサイザ切替回路(SW)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多元接続方式を採用したセルラ移
    動通信システムで使用されるバッテリ駆動型の移動通信
    端末装置において、 互いに独立して動作する複数の局部発振回路を備え、無
    線信号の送受信に際し上記局部発振回路から発生される
    局部発振信号をもとに無線信号の周波数変換を行う無線
    部と、 前記複数の局部発振回路のうちの1つを動作させること
    で、切替元の基地局との間の通信を中断した状態で切替
    先の基地局を選択して当該基地局との間で所定の接続制
    御手順を実行したのち接続先の基地局を切り替える第1
    のハンドオーバを実行する第1のハンドオーバ制御手段
    と、 前記複数の局部発振回路を同時に動作させることで、切
    替元の基地局との間の通信を維持した状態で自装置に割
    り当てられたスロット以外の期間を使用して切替先の基
    地局を選択する動作を含む接続制御手順を実行したの
    ち、接続先の基地局を切り替える第2のハンドオーバを
    実行する第2のハンドオーバ制御手段と、前記バッテリ
    の残量を検出してその検出値が所定のしきい値未満に低
    下したか否かを判定するバッテリ残量判定手段と、 このバッテリ残量判定手段の判定結果に基づいて、前記
    第1のハンドオーバと前記第2のハンドオーバとを選択
    的に実行させるハンドオーバ選択手段とを具備したこと
    を特徴とする移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記ハンドオーバ選択手段は、バッテリ
    残量の検出値がしきい値以上を維持している状態では前
    記第2のハンドオーバを主として実行させ、一方バッテ
    リ残量の検出値がしきい値未満に低下した状態では、前
    記第2のハンドオーバの実行を禁止して第1のハンドオ
    ーバを実行させることを特徴とする請求項1記載の移動
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】 時分割多元接続方式を採用したセルラ移
    動通信システムで使用されるバッテリ駆動型の移動通信
    端末装置において、 互いに独立して動作する複数の局部発振回路を備え、無
    線信号の送受信に際し上記局部発振回路から発生される
    局部発振信号をもとに無線信号の周波数変換を行う無線
    部と、 前記複数の局部発振回路のうちの1つを動作させること
    で、切替元の基地局との間の通信を中断した状態で切替
    先の基地局を選択して当該基地局との間で所定の接続制
    御手順を実行したのち接続先の基地局を切り替える第1
    のハンドオーバを実行する第1のハンドオーバ制御手段
    と、 前記複数の局部発振回路を同時に動作させることで、切
    替元の基地局との間の通信を維持した状態で自装置に割
    り当てられたスロット以外の期間を使用して切替先の基
    地局を選択する動作を含む接続制御手順を実行したの
    ち、接続先の基地局を切り替える第2のハンドオーバを
    実行する第2のハンドオーバ制御手段と、 前記第1のハンドオーバのみを実行させる第1のモード
    と、前記第2のハンドオーバを主として実行させる第2
    のモードとを、ユーザが任意に指定入力するためのモー
    ド指定入力手段と、 このモード指定入力手段により入力されたモードに従っ
    て、前記第1のハンドオーバと前記第2のハンドオーバ
    とを選択的に実行させるハンドオーバ選択手段とを具備
    したことを特徴とする移動通信端末装置。
JP26834999A 1999-09-22 1999-09-22 移動通信端末装置 Pending JP2001095029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26834999A JP2001095029A (ja) 1999-09-22 1999-09-22 移動通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26834999A JP2001095029A (ja) 1999-09-22 1999-09-22 移動通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001095029A true JP2001095029A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17457310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26834999A Pending JP2001095029A (ja) 1999-09-22 1999-09-22 移動通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001095029A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182528A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kyocera Corp 無線通信装置
JP2009182529A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kyocera Corp 無線通信装置及び無線通信方法
US7676230B2 (en) 2005-01-10 2010-03-09 Samsung Electronics Co., Ltd System and method for allocating a channel quality information channel in a communication system
KR101058618B1 (ko) * 2008-01-29 2011-08-22 교세라 가부시키가이샤 무선 통신 장치 및 무선 통신 방법
KR101075699B1 (ko) * 2005-04-18 2011-10-21 삼성전자주식회사 듀얼밴드 듀얼모드 단말기에서 배터리 상태를 고려한 핸드오버 방법 및 이를 위한 듀얼밴드 듀얼모드 단말기

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7676230B2 (en) 2005-01-10 2010-03-09 Samsung Electronics Co., Ltd System and method for allocating a channel quality information channel in a communication system
US8380197B2 (en) 2005-01-10 2013-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd System and method for allocating a channel quality information channel in a communication system
KR101075699B1 (ko) * 2005-04-18 2011-10-21 삼성전자주식회사 듀얼밴드 듀얼모드 단말기에서 배터리 상태를 고려한 핸드오버 방법 및 이를 위한 듀얼밴드 듀얼모드 단말기
JP2009182528A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kyocera Corp 無線通信装置
JP2009182529A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kyocera Corp 無線通信装置及び無線通信方法
KR101058618B1 (ko) * 2008-01-29 2011-08-22 교세라 가부시키가이샤 무선 통신 장치 및 무선 통신 방법
US8078176B2 (en) 2008-01-29 2011-12-13 Kyocera Corporation Radio communication apparatus and radio communication method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3722055B2 (ja) 携帯端末装置
EP1708369B1 (en) Dual mode communication
JP3356707B2 (ja) 移動通信端末装置
JP4933099B2 (ja) セルラーネットワークのターミナルにおいて信号電力レベルの測定を開始する方法及びターミナル
JP4305915B2 (ja) 基地局選択に用いる基準を求める方法
JP5397114B2 (ja) 無線端末、無線基地局及び無線通信システムにおける通信方法
AU748389B2 (en) Power saving method and apparatus for radio base station
JP2002027519A (ja) 移動通信端末とその接続先基地局選択方法及び接続先基地局選択制御プログラムを記憶した記憶媒体
CA2627456A1 (en) Seamless inter-frequency handoff in wireless communication networks
JP2003523126A (ja) 2台の受信機を有する移動通信装置の電力保持方法
JP2000092550A (ja) 符号分割多重アクセス・ネットワ―ク及び広帯域符号分割多重アクセス・ネットワ―クのための移動体デバイス補助型ハンドオフ・システム
JP2001095029A (ja) 移動通信端末装置
JP2004297426A (ja) 無線通信装置及び無線基地局
JP2001028776A (ja) Phs(登録商標)向けの移動局におけるハンドオーバ方法
JP4256022B2 (ja) 移動通信端末装置
JP3538410B2 (ja) 移動通信端末、基地局、移動通信方法、移動通信プログラム、移動通信プログラムを記録した記録媒体、及び移動通信システム
JP3874720B2 (ja) ソフトハンドオーバ制御方法
JP2002027518A (ja) 無線端末装置
JP2005341366A (ja) 携帯電話端末装置
JP2941469B2 (ja) 移動無線通信システムおよびこのシステムで使用される移動局装置
JP3398794B2 (ja) ディジタル方式移動電話機
JPH06278546A (ja) ディジタル方式自動車電話機
JP2001112039A (ja) 移動無線端末
JP2000333233A (ja) ハンドオーバ要求機能を備えた移動端末装置
JP2007043749A (ja) 移動通信端末