JP2000333023A - 画像データ処理方法及び装置 - Google Patents

画像データ処理方法及び装置

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JP2000333023A
JP2000333023A JP11136166A JP13616699A JP2000333023A JP 2000333023 A JP2000333023 A JP 2000333023A JP 11136166 A JP11136166 A JP 11136166A JP 13616699 A JP13616699 A JP 13616699A JP 2000333023 A JP2000333023 A JP 2000333023A
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Yoshinobu Mita
良信 三田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像を適切にモノクロ2値化する。 【解決手段】ステップS101からS102において、
文書イメージに対して所望の領域を設定する。ステップ
S103においては、予め用意されている、カラー画像
をモノクロ2値画像に変換するための複数の2値化処理
の中から、ステップS102で設定された領域に対して
適用すべき2値化処理が選択される。そして、ステップ
S104で例えば2値化処理が指定されると、ステップ
S105において、ステップS103で選択された2値
化処理を用いてステップS102で設定された領域をモ
ノクロ2値化する。或いは、例えばステップS104で
OCR処理が指定されると、ステップS106でステッ
プS105と同様の2値化処理を行ってモノクロ2値画
像を得、ステップS107でそのモノクロ2値画像につ
いて文字認識が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はOCRに関連する前
処理や後処理に好適な画像データ処理装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にOCR(文字認識)処理は、モノ
クロ画像を対象としている。従って、カラー画像にOC
Rをかけるには、一旦、カラー画像からモノクロ画像に
変換する必要がある。
【0003】カラー画像からモノクロ画像への変換にお
いては、RGB成分からYUV成分への色変換や、又は
RGB成分からL*,a*,b*成分への変換を行い、輝
度を表す成分YやL*成分をモノクロ画像データとして
扱い、2値化等の処理を施すのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に用い
られるモノクロ変換方法、すなわち輝度成分を取り出し
てこれを2値化するモノクロ変換方法では、緑、黄、シ
アン(水色)色等の輝度成分の高い色は2値化の際に背
景色、即ち白に変換され易い。このため、そのような色
で描画された文字はモノクロ変換によって完全に消えて
しまったり、とぎれとぎれになってしまい、文字認識処
理(OCR)で色文字をうまく認識できなくなるという
問題があった。
【0005】また背景が黒等の濃色であり、文字部が淡
色であった場合は、白黒が逆転してしまうことがある。
更に、黄色の背景に緑文字を描画した場合や、緑の背景
に黄色文字を描画したような場合は、背景と文字との輝
度が近接しているため文字の消失等が生じやすい。更
に、後者(緑の背景に黄色字)では、2値化後の黒白が
反転してしまうなど、カラー原稿特有の問題が浮きぼり
になってしまっている。更に、1つの原稿画像中に上記
に挙げた複数の特性の画像が混在していた場合について
は全く考慮されていないのが現状である。
【0006】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、カラー画像を適切にモノクロ2値化した画像を
得ることが可能な画像データ処理装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、領域ごとに適
切なモノクロ2値化法を採用することを可能とすること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の画像データ処理装置は例えば以下の構成を
備える。すなわち、カラー画像をモノクロ2値画像に変
換するための、複数の2値化処理と、文書イメージに対
して領域を設定する設定手段と、前記設定された領域に
対して適用すべき2値化処理を前記複数の2値化処理よ
り選択する選択手段と、前記選択手段で選択された2値
化処理を用いて前記設定手段で設定された領域をモノク
ロ2値化する2値化手段とを備える。
【0009】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の構成による画像データ処理装置は、例えば以下の
構成を備える。すなわち、カラー画像をモノクロ2値画
像に変換するための、複数の2値化処理と、文書イメー
ジに対して複数の領域を設定する設定手段と、前記設定
された複数の領域の各々について、適用すべき2値化処
理を前記複数の2値化処理の中から選択して対応づける
選択手段と、前記設定された複数の領域の各々に対し
て、前記選択手段で対応づけられた2値化処理を実行
し、該複数の領域の各々をモノクロ2値化する2値化手
段とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施形態を説明する。
【0011】<第1の実施形態>図1は本実施形態によ
る画像処理装置の構成を示すブロック図である。1はC
PUであり、メモリ10に格納された制御プログラムを
実行することにより、各種処理を実行する。2はCD−
ROMドライブ装置、6はハードディスクドライブ装
置、7はフロッピーディスクドライブ装置である。これ
らのドライブ装置はそれぞれCD−ROM、ハードディ
スク又はフロッピーディスクといったメディアに格納さ
れたデータをCPU1の指令により読み出すものであ
る。例えば、メディアには制御プログラムが記録されて
おり、その内容はドライブ装置によって読出され、メモ
リ10にロードされ、CPU1によって実行される。以
下に説明する本実施形態の処理もそのようにしてロード
された制御プログラムをCPU1が実行することで実現
される。
【0012】8は通信装置でありネットワーク等との接
続を可能にする。ここで、ネットワークは例えばLAN
である。なお、通信装置8はSCSI等のインタフェー
スであっても良い。9はプリンタであり、アプリケーシ
ョンからの印刷ジョブに従って印字を行う。
【0013】また、3はマウス、4はキーボード、5は
モニタであり、操作者はモニタ5を見ながらマウス3や
キーボード4から対話的に処理内容の設定や変更が可能
である。例えば、モニタ5に、図11に示すようなウイ
ンドウ(OCR処理を含む各処理を実行するアプリケー
ションの実行ウィンドウの一例を示すもので、詳細は後
述する)を表示し、マウス3やキーボード4の操作によ
り文書表示部21に表示された文書に対する処理を指示
する。例えば、メニュー表示部23の各メニューやプル
ダウンメニューからOCRの指示やOCRの前処理の指
定をマウス3でクリックすることによりそれらを実行さ
せることができる。
【0014】以上説明したような装置構成において、図
11のごときアプリケーションウィンドウを介して操作
者が入力する指示によって実行される処理内容について
以下に説明する。本実施形態では、4つのモノクロ2値
化法を選択的に用いてカラー画像を好適にモノクロ2値
化する。以下、まず、これら4つのモノクロ2値化法に
ついて説明を行い、その後本実施形態の処理を詳細に説
明する。
【0015】(第1のモノクロ2値化法)図2は、OC
Rの対象となる文書画像の1ページ内の全ての画素点、
又は適当な間隔をあけてサンプリングした画素点のR,
G,B各成分毎の全濃度域における出現頻度(度数)グ
ラフの一例を示す図である。図2の[A],[B],
[C]はそれぞれ赤、緑、青の各成分に対応する。
【0016】一般に背景部と文字部の濃度での頻度が多
くなるので、その中間点を閾値Rt,Gt,Btとして
2値化を行うことにより、文字認識(OCR)に適した
2値画像を得ることができる。また、カラー画像中で文
字が含まれてない中間的濃度部分の画像は、2値化の結
果としてノイズ様になったり当該画像の輪郭が抽出され
たりするが、OCRの結果、その部分は通常無視される
ことになる。
【0017】図3は緑色の文字が描画された画像におけ
るモノクロ2値化を説明する図である。図3の[A]は
Green(緑)色の文字が描かれているカラーのビッ
トマップ画像である。この[A]のビットマップ画像を
色分解して得られるR(Red)成分、G(Green)成分、B(B
lue)成分は、それぞれ[B],[C],[D]のように
なる。[C]では全面緑であり、[B],[D]では背
景がR成分、B成分を持っている。このような画像を一
般的な手法によって2値化、すなわち、輝度成分を2値
化すると、[E]に示すようなきれぎれの文字しか得ら
れず、有効なOCR結果を得ることは難しい。これはG
reen成分が輝度成分に貢献する比率が高く、輝度成
分上は文字が明るく、うすい色となっているからであ
る。なお、緑色の文字以外でも、同様の現象が生じるこ
とは言うまでもない。第1のモノクロ2値化法はこのよ
うな画像を適切にモノクロ2値化するものである。
【0018】図4は本実施形態による第1のモノクロ2
値化方法の処理手順を説明するフローチャートである。
まず、ステップS11において、図2[A],[B],
[C]に示すように、画像の3色成分R,G,B毎にヒ
ストグラムを求め、閾値Rt,Gt,Btを求める。閾
値は文字部分の濃度及び背景部分の濃度の、2つの頻度
ピーク値を検出して、その中間値とするなどの方法があ
るが、その方法に限定されるものではない。
【0019】次に、ステップS12において、R,G,
Bの各成分毎に、ステップS11で求めた閾値Rt,G
t,Btを用いて2値化を行う。2値化の際には、閾値
を超える値は“0”に、閾値以下の成分値を“1”にす
る。これは、いわゆる黒部分を“1”、背景の白部分を
“0”とする為である。なお、ステップS13以降にお
いて最終的なモノクロ画像を得られた時点で、OCRの
入力画像形式に応じて“0”,“1”を反転(すなわち
黒を0に白を1に対応させる)しても良いことは言うま
でもない。
【0020】ステップS12で得られた各成分毎の2値
化結果は、ステップS13で論理合成される。本実施形
態では各成分の2値化結果の各画素位置毎に論理和をと
る。仮に画像が図3の[A]に示す緑字の画像とする
と、各色の2値化画像はおおよそ図3[B],[C],
[D]のようになる。このような2値化画像の論理和を
取ることにより、ステップS13で得られる2値化画像
は図3[F]のようになり、文字認識(OCR)処理に
適した画像を得ることができる。実際には、ステップS
12の3色成分の内、1色で確実な2値化が行われれ
ば、適切な2値化データが得られるし、ステップS12
の各成分ごとの2値化結果の文字部が切れ切れになって
いても、ステップS13で各成分の論理和が求められる
為に、切れ切れの状態が解消される場合が多くなり、文
字認識の精度向上が望める。
【0021】(第2のモノクロ2値化法)次に、第2の
モノクロ2値化法を説明する。
【0022】一般にカラー画像にOCR処理をかける際
の一番の問題は、カラー原稿の背景がモノクロ原稿と異
なって“白”ではないことであり、通常の2値化ではO
CR処理に向く2値画像が得られないことは上述したと
おりである。第2のモノクロ2値化法ではこのような問
題の一部を解決する。
【0023】図5は、中間濃度の背景上に、背景よりも
低濃度及び高濃度の文字が描かれた状態を示す図であ
る。第2のモノクロ2値化法では、図5に示すような画
像、即ち背景が中間濃度である場合に、背景より濃い濃
度や薄い濃度のどちらでも2値画像として保存可能とし
てOCRの認識可能な2値画像データを得るようにす
る。
【0024】図6は第2のモノクロ2値化処理の手順を
説明するフローチャートである。図6において、まず、
ステップS21で背景色の決定を行う。背景色の決定は
各色成分毎に行うが、図7に示すように、各色成分の濃
度ヒストグラムから背景を決定しても良いし、画像をDi
splay上に表示して、マウス等のポインティングデバイ
スを使って背景部分をユーザに指示してもらい、その点
のR,G,Bの各成分値を背景色としても良い。
【0025】ステップS22では第1閾値を、ステップ
S23では第2閾値の決定を行う。ここで、第1閾値は
背景色より明るい値で文字と背景を分離する閾値であ
り、第2閾値は背景色より暗い値で文字と背景を分離す
る閾値である。これら2つの閾値の決定アルゴリズムと
して、図7のようなヒストグラムを用いて、まず背景色
以外の度数のピーク濃度を求める。これらは出現する文
字の色を示すので、いくつか求められるが、本例では例
えば次のようにして閾値を決定する。すなわち、背景色
に最接近した明るい濃度と暗い濃度側の2つの濃度を検
出し、これらと背景色濃度の中間値を第1閾値、第2閾
値とする。
【0026】ステップS24では、ステップS22で求
めた第1の閾値を使って色成分画像を2値化する。この
時、閾値より明るい部分が“1”となるように2値化す
る。また、ステップS25では、ステップS23で求め
た第2の閾値を使って画像の色成分を2値化する。ステ
ップS25では、第2閾値より暗い成分が“1”となる
ように2値化する。そして、ステップS26では、ステ
ップS24,25の第1の2値化と第2の2値化の結果
画像を論理合成する。ここでは単純に各画像の論理和を
とれば良い。このようにして、画像の各成分のうち、1
成分についての最終的な2値化結果が得られる。この結
果、背景より明るい文字にしても暗い文字にしても、そ
の文字に相当する画素値が“1”に設定されることにな
る。
【0027】次に、ステップS27で、全成分について
の処理が終了したか判断し、終了していなければステッ
プS22以降を繰り返し、終了していればステップS2
8に進む。ステップS28では、各色成分毎の最終的な
2値化結果の論理和をとる。これにより、文字がとぎれ
とぎれになったりすることを防いだり、第1のモノクロ
2値化法と同様の効果を加えることが可能となる。ま
た、この実施形態をRGB3成分に対して行わず、輝度
成分の1成分のみに行っても、もちろん十分な効果は得
られる。その場合は、ステップS27,28は不要とな
る。
【0028】(第3のモノクロ2値化法)次に、第3の
モノクロ2値化法を説明する。第3のモノクロ2値化法
では、背景に対して文字が明るい場合(図8の
[B])、暗い場合(図8[C])に応じて2値化処理
を行う。図9は、第3のモノクロ2値化法の処理手順を
表わすフローチャートである。
【0029】まず、ステップS31で背景指示入力の処
理を行う。背景指示入力は、例えば図11のようなウィ
ンドウ26の文書表示部21に画像を表示し、文字部分
が黒色等の高濃度なのか或いは白や黄色等の高輝度低濃
度なのかをユーザに設定させる。この設定は、メニュー
表示部23を開いて、図12のごときメニューを表示さ
せて行う。例えば、“編集メニュー”のプルダウンメニ
ュー内には“高濃度文字”と“高輝度文字”の両方が含
まれており(不図示)、マウス3を使いながらどちらか
一方を選択してクリックするという操作になる。また、
このとき、メニュー内のどちらか一方の項目(“高濃度
文字”または“高輝度文字”)には、選択されているこ
とを示すチェックマークが付される。
【0030】このチェックの状態に応じて、ステップS
32では採用する2値化法を決定する。すなわち、“高
濃度文字”が設定されている場合にはR,G,Bの輝度
成分に対し閾値より画素値が小さい場合に“1”とし、
それ以外は“0”の結果になる2値化を行う2値化法に
決定する。一方、“低濃度文字”が設定されている場合
には、R,G,Bの輝度成分に対して、閾値より画素値
が大きい場合に“1”として、それ以外は“0”の結果
になるような2値化法に決定する。ステップS33で
は、ステップS32で決定された2値化法により実際に
2値化処理が行われる。
【0031】この結果、「低濃度文字」を選択して図8
の[B]のような画像について処理を行った場合には図
8の[A]の如く正しい2値化結果が得られる。また、
「高濃度文字」を選択して図8の[C]のような画像に
ついて処理を行えば、やはり正しい2値化結果が得られ
る。
【0032】(第4のモノクロ2値化法)次に、本実施
形態の第4のモノクロ2値化法を説明する。第4のモノ
クロ2値化法は基本的には上記第3のモノクロ2値化法
と同様である。図10は、第4のモノクロ2値化法によ
る処理手順を説明するフローチャートである。
【0033】まず、第3のモノクロ2値化法で説明した
2つの2値化法による2値化をステップS41及びステ
ップS42で実行する。ステップS43では、ステップ
S41及びステップS42で得られた2値画像の少なく
とも一方について、“1”,“0”のドットの割り合い
を検査する。そして、ステップS44では、ステップS
43のチェックの結果に従って、ステップS41とステ
ップS42のどちらか一方を最終的な2値化結果とす
る。
【0034】例えば、ステップS41の2値化処理が閾
値より画素値が小さい時に“1”とする2値化であり、
ステップS43でその2値化結果の“1”の頻度が小さ
ければ、ステップS44でステップS41の2値化結果
を選択する。一方、“1”の頻度が多ければ、背景部が
“1”として抽出されたと判断し、これは、背景が閾値
より暗く文字が明るい場合であるので、ステップS44
でステップS42の2値化結果を選択する。或いは、各
々の2値化結果をユーザに提示して、適当な2値化結果
をユーザに選択させるようにしてもよい。
【0035】なお、背景色はユーザにマウスによって、
画像のどの位置の部分を背景色とするか、入力させるよ
うにして決定してもよい。また、2値化の際にはカラー
画像の輝度成分のみを抽出して行ってもよいし、モノク
ロ2値化の最初に記述した実施形態のように各色成分毎
の2値化の論理和をとるようにしても構わないことは言
うまでもない。
【0036】以下では、以上で説明した第1〜4のモノ
クロ2値化法を用いた本実施形態の画像処理装置を説明
する。なお、以下では上述の4種類のモノクロ2値化法
を扱うが、他のモノクロ2値化方法を用いてもよいし、
更に多くのモノクロ2値化法を用いるようにしてもよ
い。
【0037】(第1の実施形態によるモノクロ2値化処
理の詳細)第1の実施形態では、文書中の領域を指定し
て、指定領域の中のデータだけをOCRの対象とした
り、他のアプリケーションに渡(ラウンチ)したり、エ
クスポートする装置構成を説明する。図14は第1の実
施形態によるモノクロ2値化処理を説明するフローチャ
ートである。また、図11は本実施形態によるアプリケ
ーションウインドウの表示例を示す図である。また、図
12は、図11のメニュー表示部23の“編集”メニュ
ーをマウス3でポイントした時に展開されるメニュー項
目例を示す図である。更に、図13は矩形領域の選択方
法を説明する図である。
【0038】まず、図11に示すごときアプリケーショ
ンウインドウを表示する(ステップS101)。このア
プリケーションウインドウのメニュー表示部23の編集
メニューを選択すると、図12に示すアプリケーション
メニューが表示される。このメニューにおいて、“領域
指定”メニュー項目81のプルダウンメニューで“新規
/追加設定”83を選択する。すると、図11の文書表
示部21で点A,Bを対角頂点とするような矩形枠の入
力が可能になる(ステップS102)。矩形枠の入力方
法は、図13に示すように、点Aでマウスのボタンを押
し、押したまま移動して、点Bでボタンを離すという操
作である。ただし、別の方法やキーボード4を使って入
力するようにしても構わない。矩形領域は選択して移
動、リサイズが可能で、消去して再描画しても良く、消
去せずに再描画すると古い矩形は自動消去される。
【0039】この領域指定の操作後に、その領域内に適
用すべき2値化方法を、図12に示すメニューの中か
ら、“2値化方法”メニュー項目88のプルダウンメニ
ュー89〜92の中のどれかを選択して設定する(ステ
ップS103)。また、この操作が行われなくても、デ
フォルトの2値化方法としてメニュー項目89〜92の
どれかが設定されており、設定状態が確認できるように
チェックマークが付されている。なお、89〜92は第
1〜第4の2値化方法に対応している。
【0040】その後、図12のメニューから2値化実行
84、OCR85、ラウンチ86、エクスポート87の
いずれかの処理を指定する(ステップS104)。
【0041】ここで2値化実行84が指定されると、選
択された領域のみを抽出して、選択された2値化方法で
2値化処理が行われる(ステップS105)。また、ス
テップS104でOCR85が指定された場合は、選択
された領域のみ抽出して、選択された2値化方法で2値
化を行い(ステップS106)、2値化された画像をO
CRする(ステップS107)。なお、本例では、その
OCR結果が画像表示部21又は別のウィンドウに表示
される。また、ステップS106において、既に2値化
済みであった場合、2値化処理は省略される。
【0042】ラウンチ86を選択すると、ラウンチの対
象となるアプリケーションがテキストを受けるものの場
合は、指定された2値化方法で2値化した画像をOCR
したものがラウンチされる(ステップS108、S10
9、S110)。なお、ステップS109に示されるO
CR処理は、上述のステップS106、S107を実行
するものである。一方、ラウンチの対象となるアプリケ
ーションがテキストを受けるものでない場合は、ステッ
プS111へ進み、ステップS102で指定された領域
の画像データをラウンチする。
【0043】また、対象アプリケーションの選択方法と
しては種々の方法がある。例えば、ラウンチ86を選択
後にダイアログボックスを表示して選んだり、予めアプ
リケーションの諸設定手続きで選択しておいてもよい。
又、メニューからラウンチ86を指定する代わりに、図
11の対角頂点ABで示される矩形領域を選択し、対象
アプリケーションを示すアイコンにドラッグアンドドロ
ップして、当該対象アプリケーションを起動しても良
い。なお、この対象アプリケーションを示すアイコン
は、本アプリケーションのウィンドウ内にあっても良い
し、モニタ5の画面上の他の箇所に配置されていても良
い。
【0044】エクスポート87が選択された場合は、や
はりエクスポートするファイルのタイプがテキスト系で
あった場合に、指定された領域を指定された2値化法で
2値化してOCRを施し、その認識結果(テキストデー
タ)をエクスポートする(ステップS112、S11
3、S114)。なお、エクスポートにおけるファイル
タイプの設定もラウンチと同様に、あらかじめ諸設定手
続きで設定するようにしてもよいし、エクスポート87
を選択後に設定ダイアログを表示し、設定するようにし
ても良い。なお、ステップS112でファイルタイプが
テキスト系でない場合は、ステップS115へ進み、ス
テップS102で指定された領域の画像データをエクス
ポートする。
【0045】以上説明したように第1の実施形態によれ
ば、2値化対象の画像に応じて所望のモノクロ2値化法
を選択できるので、種々のカラー画像から文字認識処理
に適した2値化画像を得ることができる。
【0046】(第2の実施形態)第2の実施形態は、第
1の実施形態を拡張して複数領域の指定ができる用に構
成されている。又、複数の領域それぞれに異なる2値化
法を指定することが可能なので、多くの種類のカラー画
像に対して、OCRの為の正確な2値化が可能である。
又、1つの画像中に多くの特性を含んだ画像に対して
も、柔軟に対応できる。
【0047】図15は第2の実施形態による複数領域設
定の処理の一部を示すフローチャートである。図15に
示される処理は、2値化方法メニュー項目88のプルダ
ウンメニューである89〜92が選択された場合、すな
わち設定すべき2値化方法が指定された場合に実行され
る。従って、複数領域の設定を行う場合、ユーザはこれ
らのメニューの選択前に(図15の処理を開始するに先
立って)、必要に応じて領域指定81のプルダウンメニ
ュー82で全領域のクリアを行い、その後で、メニュー
83により第1の実施形態と同様(ステップS102)
の領域の指定を行う。
【0048】ステップS51で、メニュー89〜92の
いずれかが選択され、2値化法の設定が行われる。ステ
ップS52では、現在領域の指定が行われているかを判
断し、指定されていれば、ステップS53で指定領域と
その領域に対する2値化方法を領域処理ファイルに追加
記述して保存する。もし、領域処理ファイルに同一の領
域が存在する場合には、新たに設定された2値化方法に
書き換える。もし、ステップS52でユーザが領域指定
を行っていないと判定された場合は、2値化処理の実行
指示と判断し、ステップS54へ進み、ステップS51
で設定された2値化法で文書全体をモノクロに2値化す
る。その結果は、文書表示部21に表示しても良いし、
メニュー85〜87のいずれかの処理が選択されるま
で、テンポラリファイルとして保存しておいても構わな
い。
【0049】以上のような操作の繰り返しで、複数領域
設定と、その2値化法が設定されると、最終的に文書表
示部21には図16の[A]のように複数の領域が表示
された状態になる。又、図16の[B]に示すように、
矩形の枠線の属性を変えて設定中の矩形が分かるように
してもよい。ここで、変更される枠線の属性とは、実
線、点線や線の太さ、線の色等、何であっても構わな
い。
【0050】又、複数の領域設定中において、2値化方
法を指定せずに次の領域を指定することができないよう
にメニュー83をグレーアウトして選択できないように
しても良いし、2値化方法を指定しない場合は、デフォ
ルトの2値化を割り付けても良い。又、2値化方法を指
定しないで、複数の領域を設定した場合、最後に設定し
た2値化方法を、2値化法を設定したなかった領域に割
り付けるようにすれば、同一の2値化方法を採用する領
域を連続的にまとめて設定できるので便利である。
【0051】図17は、メニュー84〜メニュー87が
選択された場合の処理のフローチャートである。ステッ
プS61でメニュー84から87の選択イベントを受け
付けると、ステップS62において、領域別に2値化法
の指定が行われたか、チェックが行われる。実際には、
前述した領域処理ファイルを調査し、ファイルが存在し
ていて、かつ、有効な領域情報とそれに対応する2値化
方法の指定がなされているかチェックする。もし、有効
なデータ又はファイルそのものが存在しない場合には、
ステップS68でデフォルト又は設定されている2値化
法が文書全体に施され、ステップS69で後処理が実行
される。なお、この後処理とは、イベントに応じたOC
Rやラウンチ処理やエクスポート処理のことである。ま
た、これらの処理の内容は第1の実施形態で説明した処
理(図14のステップS106〜S115)に準ずるも
のであり、当業者には明らかであろう。
【0052】又、2値化実行84がステップS61でイ
ベントとして受け付けられた場合には、2値化後の文書
イメージはファイルに一時保存されるか、メモリ上に保
持され、メニュー85〜87の選択を待つ。
【0053】一方、ステップS62において、領域別の
2値化法が指定されていると判定された場合には、ステ
ップS63で、ステップS52において生成、更新され
た領域処理ファイルから1つの領域情報とそれに対応す
る2値化法を読み出し、ステップS64で対応する2値
化法で2値化を行って、モノクロ文書イメージを生成す
る。
【0054】この際、元文書から対応する領域のみ2値
化を行い、2値化結果は元文書と同じサイズの台紙であ
る白紙(又は黒紙)に貼り付けられる。台紙の背景色
は、OCRが輝度成分を受けるか、濃度成分を受けるか
で、どちらかに決まる。
【0055】ステップS65では、領域処理ファイルの
全ての領域について2値化が行われたか判断し、終わっ
ていなければステップS63,64を繰り返す。その時
にステップS64での処理は台紙に複数の領域の2つ目
以降の2値化結果が重ね書きされることになる。以上の
ようにステップS64で合成を行う場合は、ステップS
66は不要である。しかしながら、ステップS66にお
いて、はじめて台紙に複数の2値化結果が重ね書きされ
るようにし、ステップS64では、指定領域部分のみを
切り取って2値化した結果のみを保持するようにしても
構わない。
【0056】ステップS67では、ステップS61で受
け付けられたメニュー84〜87のイベントに応じて、
後処理の実行を行うが、ステップS69と同様の処理な
ので、詳細な説明は省く。
【0057】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
第2の実施形態と同様に、複数の領域に異なる2値化法
を割り当てるが、領域処理ファイルを生成しない点が異
なる。図18は第3の実施形態による処理を説明するフ
ローチャートである。
【0058】図18の処理も、図15の処理と同様に、
2値化方法メニュー項目88のプルダウンメニューであ
る89〜92が選択された場合、すなわち設定すべき2
値化方が指定された場合に実行される。
【0059】図18において、まずステップS71で、
メニュー89〜92より選択された2値化法の設定が行
われる。ステップS72では、現在、領域の指定が行わ
れているかを判断し、指定されていなければ、図14の
ステップS54と同一の処理をして本処理を終了する。
一方、領域の設定が行われていれば、ステップS73へ
進み、指定された2値化法で設定された領域の2値化が
行われる。ここでは、この時点で指定されている領域の
みが文書イメージから切り抜かれ、この部分についてス
テップS71で設定された2値化法による2値化が行わ
れる。なお、この時点で複数の領域が設定されていても
かまわない。
【0060】ステップS74では画像合成が行われる。
この合成は、元文書イメージのコピーに、ステップS7
3で得たモノクロ2値イメージを直接貼り付ける。従っ
て、元文書イメージがRGB各8ビットのイメージなら
ば、モノクロ2値イメージの“1”“0”はRGB=
(0,0,0)又は(R,G,B)=(255,25
5,255)等に変換される。次いで、ステップS75
でイベントを待ち、ステップS76でメニュー89〜9
2が選択されたと判断されれば、ステップS71以降を
繰り返し、元文書イメージに次々とモノクロ2値化され
たイメージが重ね合わされる。その様子は、例えば図1
9の一点鎖線の矩形領域は既に貼り付けられたモノクロ
画像で、実線の矩形領域は処理中の領域というように、
文書表示部21に常に表示されるので、対話的に少しず
つ2値化作業を進めて行くことができるのである。
【0061】ステップS76で、メニュー89〜92に
対応するイベント以外の場合には、ステップS77に進
み、メニュー89〜92以外のイベントの場合はステッ
プS75に戻る。メニュー89〜92のメニューが選択
されていた場合には、ステップS77からステップS7
8へ進み、後処理を実行する、この後処理の処理内容
は、ステップS69と同一の処理であり、詳細な説明は
しないが、ステップS74で得られた合成画像を一旦2
値化した画像が後処理に使われることになる。なお、合
成画像の2値化方法は、単純な従来通りの2値化方法で
構わない。
【0062】又、ステップS74では、合成すべきモノ
クロ2値画像を保持するにとどめ、ステップS77でモ
ノクロ台紙上に重ね合せるようにしても構わない。
【0063】なお、上記第1〜第3の実施形態では、2
値化が前提であったが、処理からカラー/モノクロの2
値化を省いて考えても良いことは言うまでもなく、その
場合は文書イメージから特定の領域の1つ又は複数を設
定して指定し、その部分のみをOCR対象にしたり、ラ
ウンチやエクスポートできることになる。ただし、OC
R対象とするには、文書イメージが最初からモノクロ画
像であることが必要である。
【0064】以上説明したように、上記各実施形態によ
れば、カラー画像中に2値化上の観点から複数の特性を
持つ画像が混在していても、それを1つ又は複数の領域
に分割し、各領域に適切な2値化方法を設定することに
より、従来はOCRに不向きであった原稿もOCR等の
処理が可能になる。又、必要とする領域のみを処理対象
として、OCR、ラウンチ、エクスポートすることが可
能で、処理時間や必要メモリ量等、システムにかける負
荷を軽減することも可能となる。
【0065】より具体的には、上記実施形態では、輝度
成分の高い文字部分でも確実に背景色と区別する為に、 各色成分毎に閾値を設定して、各色成分毎に別々に2
値化を行った画像を論理合成すること(第1のモノクロ
2値化法)により、各色成分毎の2値化結果の内、1成
分でも確かな2値化がされていれば、それを有効にす
る。 また、文字の背景色に基づき、背景色からあるバンド
幅を設定し、それよりも明るくても暗くても2値化する
(第2のモノクロ2値化法)方法。 更に、背景色が白(淡い色)か黒(濃い色)かを指定
する手段を有し、その状態に応じて2値化方法を切り換
える(第3のモノクロ2値化法) 第3のモノクロ2値化法で用いられ得る2つの2値化
方法によって2値化を実行し、その結果に基づいていず
れか一方を自動的に選択する、或いはその結果をユーザ
に提示していずれか一方を選択させる(第4のモノクロ
2値化法)なる4種類の2値化法を選択的に用いること
により、種々の画像に対して高い精度で文字認識が行え
るようなモノクロ2値画像を生成することが可能とな
る。
【0066】そして、1つの画像中に複数の特性の画像
が混在する場合に、指定した1つの特性部分領域のみを
OCRの対象にしたり、複数の特性部分を別々の方法
(上記〜のいずれかの方法)でモノクロ2値化し、
最終的に1つのモノクロ画像に変換してからOCRの対
象にしたり、OCR結果を他のアプリケーションに渡し
たり、エクスポート(他のアプリが利用できるファイル
形式)で認知可能なディレクトリにファイルを作成する
ことが可能となる。
【0067】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0068】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0069】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー画像を適切にモノクロ2値化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】OCRの対象となる文書画像の1ページ内の全
ての画素点、又は適当な間隔をあけてサンプリングした
画素点のR,G,B各成分毎の全濃度域における出現頻
度(度数)グラフの一例を示す図である。
【図3】緑色の文字が描画された画像におけるモノクロ
2値化を説明する図である。
【図4】本実施形態による第1のモノクロ2値化方法の
処理手順を説明するフローチャートである。
【図5】中間濃度の背景上に、背景よりも低濃度及び高
濃度の文字が描かれた状態を示す図である。
【図6】第2のモノクロ2値化処理の手順を説明するフ
ローチャートである。
【図7】図5に示す画像の濃度ヒストグラムを示す図で
ある。
【図8】背景と文字の濃度が逆転した画像を示す図であ
る。
【図9】第3のモノクロ2値化法の処理手順を表わすフ
ローチャートである。
【図10】第4のモノクロ2値化法による処理手順を説
明するフローチャートである。
【図11】本実施形態によるアプリケーションウインド
ウの表示例を示す図である。
【図12】図11のメニュー表示部23の“編集”メニ
ューをマウス3でポイントした時に展開されるメニュー
項目例を示す図である。
【図13】矩形領域の選択方法を説明する図である。
【図14】第1の実施形態によるモノクロ2値化処理を
説明するフローチャートである。
【図15】第2の実施形態による複数領域設定の処理の
一部を示すフローチャートである。
【図16】領域の指定を説明する図である。
【図17】メニュー84〜メニュー87が選択された場
合の処理のフローチャートである。
【図18】第3の実施形態による処理を説明するフロー
チャートである。
【図19】第3の実施形態による領域指定状況の提示方
法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 CD−ROMドライブ 3 マウス 4 キーボード 5 モニター 6 HDドライブ 7 FDドライブ 8 通信装置 9 プリンタ 21 文書表示部 23 メニュー表示部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B029 AA02 BB02 CC21 CC25 DD07 EE08 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB02 CB06 CB12 CB16 CC02 CE12 CH01 CH11 DB02 DB05 DB08 DC23 5C077 LL20 MP05 MP08 PP65 PQ08 PQ12 PQ19 PQ22 RR02 RR04 RR16 5C079 HA11 HB01 LA05 LA10 LA31 LA34 MA01 MA11 MA17 NA29

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像をモノクロ2値画像に変換す
    るための、複数の2値化処理と、 文書イメージに対して領域を設定する設定手段と、 前記設定された領域に対して適用すべき2値化処理を前
    記複数の2値化処理より選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された2値化処理を用いて前記設定
    手段で設定された領域をモノクロ2値化する2値化手段
    とを備えることを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 カラー画像をモノクロ2値画像に変換す
    るための、複数の2値化処理と、 文書イメージに対して複数の領域を設定する設定手段
    と、 前記設定された複数の領域の各々について、適用すべき
    2値化処理を前記複数の2値化処理の中から選択して対
    応づける選択手段と、 前記設定された複数の領域の各々に対して、前記選択手
    段で対応づけられた2値化処理を実行し、該複数の領域
    の各々をモノクロ2値化する2値化手段とを備えること
    を特徴とする画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記2値化手段によって得られるモノク
    ロ2値画像を用いて文字認識を行う文字認識手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像デ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記2値化手段によって得られたモノク
    ロ2値画像を他のアプリケーションに渡し、当該アプリ
    ケーションを起動するラウンチ手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の画像データ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ラウンチ手段は、前記モノクロ2値
    画像を渡す対象となるアプリケーションがテキスト情報
    を扱うアプリケーションである場合、該モノクロ2値画
    像について文字認識を行い、文字認識結果としてえられ
    たテキスト情報を当該アプリケーションに渡すことを特
    徴とする請求項4に記載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記2値化手段によって得られたモノク
    ロ2値画像を新たなデータファイルとして保存するエク
    スポート手段を更に備えることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の画像データ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記エクスポート手段によって生成され
    るファイルの属性がテキスト系のファイルである場合、
    当該モノクロ2値画像について文字認識を行い、文字認
    識結果としてえられたテキスト情報をデータファイルと
    することを特徴とする請求項6に記載の画像データ処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段で設定された複数の領域
    と、前記選択手段によって該複数の領域のそれぞれに対
    応づけられた2値化処理とを示す領域情報を保持する保
    持手段を更に備え、 前記2値化手段は、前記保持手段に保持された領域情報
    に基づいて、前記複数の領域の各々に対して対応する2
    値化処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の
    画像データ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段によって領域が設定される
    毎に前記選択手段による2値化処理の選択が行われるよ
    う制御する制御手段を更に備えることを特徴とする請求
    項2に記載の画像データ処理装置。
  10. 【請求項10】 カラー画像をモノクロ2値画像に変換
    するための、複数の2値化処理と、 文書イメージに対して領域を設定する設定工程と、 前記設定された領域に対して適用すべき2値化処理を前
    記複数の2値化処理より選択する選択工程と、 前記選択工程で選択された2値化処理を用いて前記設定
    工程で設定された領域をモノクロ2値化する2値化工程
    とを備えることを特徴とする画像データ処理方法。
  11. 【請求項11】 カラー画像をモノクロ2値画像に変換
    するための、複数の2値化処理と、 文書イメージに対して複数の領域を設定する設定工程
    と、 前記設定された複数の領域の各々について、適用すべき
    2値化処理を前記複数の2値化処理の中から選択して対
    応づける選択工程と、 前記設定された複数の領域の各々に対して、前記選択工
    程で対応づけられた2値化処理を実行し、該複数の領域
    の各々をモノクロ2値化する2値化工程とを備えること
    を特徴とする画像データ処理方法。
  12. 【請求項12】 前記2値化工程によって得られるモノ
    クロ2値画像を用いて文字認識を行う文字認識工程を更
    に備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の
    画像データ処理方法。
  13. 【請求項13】 前記2値化工程によって得られたモノ
    クロ2値画像を他のアプリケーションに渡し、当該アプ
    リケーションを起動するラウンチ工程を更に備えること
    を特徴とする請求項10又は11に記載の画像データ処
    理方法。
  14. 【請求項14】 前記ラウンチ工程は、前記モノクロ2
    値画像を渡す対象となるアプリケーションがテキスト情
    報を扱うアプリケーションである場合、該モノクロ2値
    画像について文字認識を行い、文字認識結果としてえら
    れたテキスト情報を当該アプリケーションに渡すことを
    特徴とする請求項13に記載の画像データ処理方法。
  15. 【請求項15】 前記2値化工程によって得られたモノ
    クロ2値画像を新たなデータファイルとして保存するエ
    クスポート工程を更に備えることを特徴とする請求項1
    0又は11に記載の画像データ処理方法。
  16. 【請求項16】 前記エクスポート工程によって生成さ
    れるファイルの属性がテキスト系のファイルである場
    合、当該モノクロ2値画像について文字認識を行い、文
    字認識結果としてえられたテキスト情報をデータファイ
    ルとすることを特徴とする請求項15に記載の画像デー
    タ処理方法。
  17. 【請求項17】 前記設定工程で設定された複数の領域
    と、前記選択工程によって該複数の領域のそれぞれに対
    応づけられた2値化処理とを示す領域情報を保持する保
    持工程を更に備え、 前記2値化工程は、前記保持工程に保持された領域情報
    に基づいて、前記複数の領域の各々に対して対応する2
    値化処理を実行することを特徴とする請求項11に記載
    の画像データ処理方法。
  18. 【請求項18】 前記設定工程によって領域が設定され
    る毎に前記選択工程による2値化処理の選択が行われる
    よう制御する制御工程を更に備えることを特徴とする請
    求項11に記載の画像データ処理方法。
  19. 【請求項19】 複数の2値化処理を用いてカラー画像
    をモノクロ2値画像に変換する2値化処理をコンピュー
    タに実行させるための制御プログラムを格納する記憶媒
    体であって、該制御プログラムが、 文書イメージに対して領域を設定する設定工程のコード
    と、 前記設定された領域に対して適用すべき2値化処理を前
    記複数の2値化処理より選択する選択工程のコードと、 前記選択工程で選択された2値化処理を用いて前記設定
    工程で設定された領域をモノクロ2値化する2値化工程
    のコードとを備えることを特徴とする記憶媒体。
  20. 【請求項20】 複数の2値化処理を用いてカラー画像
    をモノクロ2値画像に変換する2値化処理をコンピュー
    タに実行させるための制御プログラムを格納する記憶媒
    体であって、該制御プログラムが、 文書イメージに対して複数の領域を設定する設定工程の
    コードと、 前記設定された複数の領域の各々について、適用すべき
    2値化処理を前記複数の2値化処理の中から選択して対
    応づける選択工程のコードと、 前記設定された複数の領域の各々に対して、前記選択工
    程で対応づけられた2値化処理を実行し、該複数の領域
    の各々をモノクロ2値化する2値化工程のコードとを備
    えることを特徴とする記憶媒体。
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