JP2000332696A - 通信ネットワークにおける波長制御方式、および波長多重通信ネットワーク - Google Patents

通信ネットワークにおける波長制御方式、および波長多重通信ネットワーク

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JP2000332696A
JP2000332696A JP11135067A JP13506799A JP2000332696A JP 2000332696 A JP2000332696 A JP 2000332696A JP 11135067 A JP11135067 A JP 11135067A JP 13506799 A JP13506799 A JP 13506799A JP 2000332696 A JP2000332696 A JP 2000332696A
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Masao Majima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】波長制御パケットのデータ部分のビットの各光
ノードヘの割当ての変更を少なくする或は無くし、それ
に関連する処理を簡易にした波長制御方式である。 【解決手段】波長制御方式は、波長多重通信系とこの波
長多重通信系の通信制御を行なう制御通信系を備え、制
御通信系で各光ノードに送信される波長制御情報を含ん
だ波長制御パケットの情報を基に各光ノードが自分の光
信号の送信波長を制御する波長多重通信ネットワークで
用いられる。波長制御パケットのデータ部分の各光ノー
ドヘの割当ては、光ノードの発光開始から発光終了まで
の間、固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重通信ネッ
トワークにおける各チャンネルの波長制御方式および該
波長制御方式を用いる波長多重通信ネットワークに関す
る。
【0002】
【従来技術】波長多重通信は、1つの伝送路内に独立し
た異なる波長の多数のチャンネルを持つことができる。
従って、波長多重通信は、時分割多重通信の如くフレー
ム同期等の時間軸上での多重化が不要なため、各チャン
ネルの伝送速度を一致させる必要がなく、ネットワーク
の柔軟性が求められるマルチメディア通信にも適してい
る。波長多重通信ネットワークの1つとして、分配選択
型ネットワークがある。これは、各光ノードからの異な
る波長の光信号をスターカプラで各光ノードに分配す
る。ここで、各光ノードの送信側の送信波長は、固定あ
るいは可変である。一方、受信側は受信波長が可変であ
り、光受信器に組み込まれた波長可変フィルタの選択波
長を、受信する光信号の波長に合わせることで、受信が
行なわれる。
【0003】本発明者は、上記分配選択型波長多重通信
ネットワークの1つとして、光センターノードを用いた
送信波長が可変なネットワークを提案している(特開平
10−84332号公報)。このネットワークは波長多
重通信系とパケット通信系を備える。光センターノード
は、波長多重通信系の各チャンネルの発光波長の波長配
置を検出し、波長補正情報を波長制御パケットとしてパ
ケット通信系でネットワーク内の光ノードに送信する。
光ノードは波長制御パケットの波長補正情報を基に自ノ
ードの発光波長を補正する。
【0004】図6は、その波長配置制御方式の動作を説
明するための図である。図6では、a):発光開始、
b):発光波長のズレの補正、c):空き波長の解消の
3つの動作例を示している。図6中、横軸は波長を示
し、波長軸の方向は、後述の実施例の図面との関係から
比較し易い様に左側を長波長側とする(特開平10−8
4332では、長波長側を、発光波長が隣接波長と所定
の間隔で並ぶ際に詰め寄る詰め寄り側としている)。図
6では、波長配置とその時に光センターノードが送出す
る波長制御パケットのデータ部分とを、各状態a)、
b)、c)について示している。各状態a)、b)、
c)で一連の動作を示している。
【0005】波長配置図において、縦の実線は光ノード
の実際の発光波長を示し、破線は各発光波長の所定(制
御目標)の波長を示している。OT1、OT2、・・・
は各光ノードnの光送信器OTn(Optica1 T
ransmitter No.n)を意味し、波長配置
では発光波長を示し、波長制御パケットのデータ部分で
は各光ノードに割当てられたビット位置を示している。
波長制御パケットのデータ部分は、左側が先頭である。
“00”はそのビットが光ノードに割当てられていない
ことを示し、“01”は割当てられた光ノードの発光波
長の長波長側へのシフトの指示を示し、“10”は該発
光波長の短波長側へのシフトの指示を示し、“11”は
発光波長の保持の指示を示す。
【0006】この例では、波長制御パケットのデータ部
分のビットは、先頭ビットから2ビットづつ、光ノード
の発光開始時に割当てられ、発光停止時に解放される。
或る光ノードに割当てられたビットの解放に伴い、その
ビットより後(右側)にあるビットの割当ては、2ビッ
トづつ先頭側にシフトされる。図6では、b):ズレの
補正の下段の図とc):空き波長の解消の最上段の図の
間で、このビットの割当ての変更が行われている。
b):ズレの補正の下段の図ではOT3、OT7、OT
6、OT1、OT2、OT5の順になっているが、
c):空き波長の解消の最上段の図では、OT6の発光
停止に伴ない、OT1以降が先頭側(左側)にシフト
し、OT3、OT7、OT1、OT2、OT5の順にな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の方式では、或る
光ノードが発光停止する際に、該発光停止光ノードに割
当てられたビットの後にあるビットの割当ての変更が発
生する。そのため、光センターノードおよび光ノードで
のビットの割当ての変更が頻繁に起こり、割当て情報の
管理および波長制御パケットの処理が複雑になる。
【0008】従って、本発明の目的は、波長制御情報の
データ部分のビットの各光ノードヘの割当ての変更を少
なくする或は無くし、それに関連する処理を簡易にした
波長制御方式および該方式を用いた波長多重通信ネット
ワークを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の波長制御方式は、波長多重通信系と該波長多
重通信系の通信制御を行なう制御通信系(多くの場合、
他の通信も行なう)を備え、制御通信系で各光ノードに
送信される波長制御情報を含んだ波長制御パケットの情
報を基に各光ノードが自分の光信号の送信波長を制御す
る波長多重通信ネットワークにおける波長制御方式であ
って、波長制御情報のデータ部分の各光ノードヘの割当
てを、光ノードの発光開始から発光終了までの間、固定
することを特徴とする。
【0010】より詳細には、波長多重通信系と該波長多
重通信系の通信制御を行なう制御通信系を備え、発光波
長が可変な発光手段を備えて該波長多重通信系で通信を
行なう複数の光ノードと、該光ノードの該発光手段から
の光信号の波長配置を検出する手段、該制御通信系で通
信を行なう通信手段を備える光センターノードとで構成
され、該光センターノードが該制御通信系で該光ノード
に送信する該波長配置検出に基づく波長制御情報をもと
に該光ノードが自分の光信号の波長を制御する通信ネッ
トワークにおいて、該波長制御情報のデータ部分の各光
ノードヘの割当てを、少なくとも、該光ノードの該発光
手段の発光の開始からその発光の終了までの間、固定す
ることを特徴とする。
【0011】これにより、光センターノードおよび光ノ
ードでのその割当て情報変更の頻度が少なくなり、それ
に関連する処理が簡易になる。
【0012】光センターノードは、典型的には、光ノー
ドの発光手段からの光信号の波長配置を検出する手段、
光ノードの発光手段からの光信号を導入する手段、導入
された光信号をネットワーク全体に分配する分配手段
(例えば、スターカプラ)、波長配置検出に基づいて該
分配の可否を制御する手段(例えば、各光信号のスター
カプラヘの接続を制御する光スイッチ)、制御通信系で
通信を行なう通信手段(例えば、パケット通信系用のイ
ンターフェイス)を備え、光センターノードがパケット
通信系で光ノードに送信する波長制御情報を含んだ波長
制御パケットの情報を基に光ノードが自分の光信号の波
長を制御する。
【0013】以下の如き形態も可能である。上記割当て
を光ノードの通信ネットワークヘの物理的な接続時に行
なってもよい。これにより、光ノードでの割当て情報変
更は無くなり、関連する処理は更に簡易になる。
【0014】上記の割当てを光ノードの波長可変光源の
発光開始前に行ない、割当ての解放を光ノードの発光停
止後に行なう様にしてもよい。これにより、波長制御パ
ケットのデータ長を抑えることができる。より具体的に
は、割当てを光ノードの発光手段の発光の開始時に行な
ったり、割当ての解放を発光手段のその発光の停止時に
行なったりできる。更には、割当ての解放を発光手段の
その発光の停止後一定期間を経過した場合のみに行なう
こともできる。これは、発光停止後の近い内に再び発光
が再開される可能性が高い場合などに、割当て情報変更
が少なくなって有効である。
【0015】波長配置制御方式としては、光信号の波長
を発光開始時に波長多重通信系の波長範囲の予め決めら
れた一方の端付近(例えば、短波長側)に設定し、光セ
ンターノードによる波長配置制御が、光信号の波長を波
長範囲の逆側の端付近(例えば、長波長側)から配置す
る方式で行なわれてもよい。これにより、光ノードの発
光波長を可変にし、隣接波長との波長間隔を狭く(例え
ば、0.1nm以下)することができる。
【0016】光ノードの波長可変光源の波長可変制御は
温度により行なわれ得る。これにより、通常のLDを波
長可変光源として用いることができ、コストの低減を図
ることができる。波長可変光源の波長可変制御を、注入
電流、印加電圧、外部アクチュエータの駆動信号などに
より行なってもよい。
【0017】また、制御通信系は、波長多重通信系とは
別個の通信系であったり、波長多重通信系と同一の伝送
路を用いて光信号多重とは別に波長多重された通信系で
あったりする。また、波長制御情報は少なくとも波長を
保持するかシフトするかを示す情報を含む。
【0018】更に、上記目的を達成するための本発明の
波長多重通信ネットワークは上記の波長制御方式を用い
ることを特徴とする。これにより、光ノードの発光波長
が可変で、波長間隔が狭く、柔軟で、多チャンネルであ
る波長多重ネットワークを実現することができる。
【0019】
【作用】本発明によれば、少なくとも、光ノードの発光
手段の発光の開始からその発光の終了までの間、割当て
を固定するので、光センターノードおよび光ノードでの
波長制御情報のデータ部分の割当て情報の変更が少なく
なるか、或は無くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の上記原理に基づい
た実施の形態を図を参照しつつ説明する。
【0021】[第1実施例]図1は本発明の波長制御方
式の第1実施例の動作を説明するための模式図である。
図2は本実施例の波長制御方式を用いる波長多重通信ネ
ットワークの構成図であり、これは図2(A)の波長多
重通信系と図2(B)のパケット通信系を有する。各通
信系に含まれる光センターノード201と光ノード21
1、212は夫々図3及び図4に示す構成を有する。
【0022】先ず、システム構成、光センターノード2
01と光ノード211、212の構成を説明する。
【0023】図2の波長多重通信ネットワークの図2
(B)のパケット通信系では通常の通信のほか、図2
(A)の波長多重通信系の通信制御のための通信も行わ
れる。波長多重通信系は、光センターノード201、光
ノード211、212、通信装置221、222から構
成される。各光ノード211、212は後述する様に波
長可変光送信器と波長可変光受信器を備え、各通信装置
221、222を波長多重通信系に接続する。こうし
て、各光ノード211、212は、波長多重通信系での
送信信号、受信信号、光ノード制御信号を、各通信装置
221、222との間でやり取りする。各通信装置22
1、222は、光ノード用(波長多重通信系用)とパケ
ット通信系用の両方のインターフェイスを備える。光セ
ンターノード201と各光ノード211、212を結ぶ
光ファイバ231、232は2芯の光ファイバであり、
1つは送信用の伝送路に、他方は受信用の伝送路に用い
られる。光ファイバ231、232としては、シングル
モードファイバを用いることができる。
【0024】図2(B)のパケット通信系は、ルーティ
ングを行なうスイッチ241、ハブ251、252、光
センターノード201、端末ないし通信装置221、2
22から構成される。スイッチ241、ハブ251、2
52は、パケット通信用のネットワーク装置である。一
例としてはイーサネット(Ethernet)やATM
(Asynchronous Transfer Mo
de)用のものがある。光センターノード201等は伝
送路261、262、263、271、272により図
2(B)に示す様に結ばれている。
【0025】図3に示す本実施例の波長制御方式を用い
る通信ネットワークの光センターノード201は、光セ
ンターノード制御回路301、Fiber Fabry
−Perot型波長可変フィルタ(FFPとも呼ぶ)3
02、FFP駆動回路303、受光回路304、識別回
路305、N×N光カプラ306、N×1光カプラ30
7、1×2光カプラ311、312、ON/OFF光ス
イッチ321、322から構成される。図3中の灰色の
太線は光信号の流れを示し、細い実線は電気信号の流れ
を示している。
【0026】光センターノード制御回路301は、光セ
ンターノード201の機能を制御するもので、FFP3
02、FFP駆動回路303、受光回路304、識別回
路305を用いて各光ノードからの光信号の波長配置検
出、ON/OFF光スイッチ321、322を用いて各
光ノードからの光信号の経路の切替え、パケット通信系
による通信(波長多重通信系の通信制御、波長制御パケ
ットの送信)を行なう。その為に、マイクロプロセッ
サ、メモリ、デジタル入力、デジタル出力、アナログ出
力、パケット通信インターフェースを備える。
【0027】FFP302は、透過スペクトルのピーク
波長(単にFFPの波長とも呼ぶ)がFFP駆動回路3
03からの駆動電圧により可変にできる。半値全幅1G
Hz(0.008nm)、FSR(Free Spec
tral Range)2.4nm程度のものがある。
この半値全幅の設計例としては、波長多重の波長間隔の
1/10程度が挙げられる。これにより、チャンネル間
波長間隔〜10GHz(0.08nm)、全波長範囲〜
2nmの波長多重通信システムが実現可能である。
【0028】FFP駆動回路303は、FFP302の
波長を可変に制御するための電圧制御型電圧源である。
光センターノード制御回路301からの電圧信号(アナ
ログ出力)により、出力であるFFP駆動電圧を変化さ
せる。
【0029】受光回路304は光信号を電気信号に変換
するもので、フォトダイオードなどの受光素子、受光素
子にバイアスを印加する為のバイアス回路、増幅器で構
成される。識別回路305は、予め設定されたしきい値
電圧を基準に、入力される電気信号の有無を検出し、そ
の結果をデジタル信号で出力する。しきい値電圧は、全
ての光ノードの送信波長が検出できるように設定され
る。詳しく述べると、FFP302の波長が最も強度の
小さい光ノードの発光波長と一致した時の受光回路30
4の出力電圧値に対してデジタル出力が“1”になり、
FFP302の波長がどの発光波長とも一致していない
時のデジタル出力が“0”になるように設定する。
【0030】FFP302、FFP駆動回路303、受
光回路304、識別回路305は、光センターノード制
御回路301の一部を合わせて、波長配置検出系を成
す。N×N光カプラ306は、入力ポート数N、出力ポ
ート数Nのスターカプラである。入力ポートからの光信
号を均等に出力ポートに分配する分配系を成す。ここ
で、Nは光センターノードに接続可能な光ノード数であ
る。ファイバ融着型の2×2光カプラを多段接続したも
の(1段目に並べた2×2光カプラに対して、次の段に
2×2光カプラを、その2つの入力ポートを1段目の異
なる2×2光カプラの出力に夫々接続して並べ、更に段
があるならこれを繰り返す接続構造を持つもの)、多数
のファイバを融着したもの、導波路を用いたもの等があ
る。
【0031】N×1光カプラ307は、入力ポート数
N、出力ポート数1のツリーカプラである。各入力ポー
トからの光信号を均等に出力ポートに合流する。構成方
法はスターカプラと同様である。
【0032】1×2光カプラ311、312は、入力ポ
ート数1、出力ポート数2の光カプラである。ファイバ
融着型のものがある(実際には2×2光カプラの入力ポ
ートの1つにコネクタを取り付けず、その端面を低反射
処理したものになる)。本実施例では、出力ポートの一
方は分配系(N×N光カプラ306側)に、他方は波長
配置検出系(N×1光カプラ307側)に用いるため、
分岐比は分配系の出力ポートを大きくする(例えば、分
配系側9、波長配置検出系側1の割合)。これは、波長
配置検出は、伝送信号(分配系は信号伝送に用いられ
る)の受信に比べて、帯域が大幅に低いため、受信感度
を高くすることが可能だからである。
【0033】ON/OFF光スイッチ321、322
は、光ノードからの光信号のN×N光カプラ306への
入力をON/OFFさせるためのものである。光センタ
ーノード制御回路301からのデジタル信号により、O
N/OFFが制御される。1×2光カプラ311、31
2およびON/OFF光スイッチ321、322は図面
の煩雑さを防ぐため2組のみ示したが、実際にはN組備
えられる。
【0034】図4は本実施例の波長制御方式を用いる通
信ネットワークの光ノードの構成図である。光ノード制
御回路401、変調器内蔵DFB−LD(Distri
buted FeedBack Laser Diod
e)402、温度制御回路403、LD駆動回路40
4、FFP405、FFP制御回路406、1×2光カ
プラ407、光受信モジュール408から構成される。
変調器内蔵DFB−LD402、温度制御回路403、
LD駆動回路404で波長可変光送信器を成し、FFP
405、FFP制御回路406、1×2光カプラ40
7、光受信モジュール408で波長可変光受信器を成
す。
【0035】光ノード制御回路401は、通信装置から
の光ノード制御信号に基づき、光ノードの機能を制御す
るもので、発光波長(変調器内蔵DFB−LD402の
波長)の制御、受信波長(FFP405の波長)の制御
等を行なう。この為に、マイクロプロセッサ、メモリ、
入出力I/F(アナログ、デジタル)を備える。
【0036】変調器内蔵DFB−LD402は、電界吸
収型変調器とDFB−LDを同一基板上に集積化した発
光素子であり、低チャープな光強度変調信号を出力する
ことができる。光量モニタ用PD(Photo Dio
de)、サーミスタ、ペルチェ、光アイソレータ、光フ
ァイバ結合系、光ファイバと共にモジュール化されてい
る。
【0037】温度制御回路403は、サーミスタ端子間
電圧から変調器内蔵DFB−LD402の温度を検出
し、ペルチェ駆動電流を制御し、DFB−LD部の温度
を設定値にする。温度制御回路403は、光ノード制御
回路401との間の温度制御回路制御信号のインターフ
ェイスを備え、光ノード制御回路401により、温度設
定、制御のON/OFF、制御状態のモニタ等が行われ
る。変調器内蔵DFB−LD402の波長可変制御は温
度制御回路403による温度制御で実現する。1℃の温
度上昇で波長を約10GHz長波長側にシフトできる。
波長可変範囲は3nm以上を実現できる。
【0038】LD駆動回路404は、LD駆動電流を変
調器内蔵DFB−LD402のDFB−LD部に注入
し、変調信号(電圧)を変調器内蔵DFB−LD402
の変調器部に印加し、送信信号に対応した強度変調光信
号を変調器内蔵DFB−LD402から発生させる。L
D駆動回路404は、光量モニタ用PDの検出結果を用
いたAPC(Auto Power Control)
機能を備える。この為に、LD駆動回路404は、光ノ
ード制御回路401との間のLD駆動回路制御信号のイ
ンターフェイスを備え、光ノード制御回路401によ
り、LDの光量設定(光量モニタ用PDの電流値で設
定)、LDの発光のON/OFF、制御状態のモニタ等
が行われる。
【0039】FFP405は受信波長選択用の波長可変
フィルタである。光センターノードの構成要素のFFP
302とは透過スペクトルの半値全幅が異なる。設計指
針の一例を挙げるならば、下限は伝送信号の伝送速度
(b/s)を周波数(Hz)に換算した値(例えば、
2.5Gb/sならば2.5GHz)、上限は波長多重
の波長間隔の1/6である。
【0040】FFP制御回路406は、FFP405の
波長を制御し、発光波長の検出、受信波長(発光波長の
中から選択)へのロック制御を行なう。光センターノー
ドの構成要素のFFP駆動回路303に加えて、受光回
路、識別器、ロック制御回路、光ノード制御回路401
との間のFFP制御回路制御信号のインターフェースを
備える。光ノード制御回路401により、FFP駆動電
圧の掃引、発光波長の波長配置検出、受信波長への波長
設定、ロックのON/OFF制御等が行われる。
【0041】1×2光カプラ407は、光センターノー
ドの構成要素の1×2光カプラ311、312と同様な
ものである。FFP405の波長の受信波長へのロック
動作用に、FFP405の透過光の一部をFFP制御回
路406に入射するのに用いる。分岐比の一例は、光受
信モジュール408側9、FFP制御回路406側1で
ある。
【0042】光受信モジュール408は、FFP405
によって選択された発光波長の光強度信号を電気信号に
変換する。
【0043】本実施例を適用する通信ネットワークで
は、波長多重通信系の上記構成の光ノード211、21
2の発光波長の波長配置を上記構成の光センターノード
201が検出し、パケット通信系での波長制御パケット
により、波長補正のための制御情報を送り、波長多重通
信系で発光している(送信している)各光ノードはそれ
を基に自分の光源(図4での変調器内蔵DFB−LD4
02)の波長を補正する。波長の補正は波長多重通信系
の光ノード211、212の波長可変光受信器が追従可
能な変化量で徐々に行われる。言い換えると、光センタ
ーノード201での波長配置検出、波長制御パケット送
出、各光ノード211、212での波長制御パケット受
信、発光波長の補正を一連の制御サイクルとして、その
制御サイクルの繰り返しにより、波長配置の制御が徐々
に行われる。波長の制御は温度制御回路403による温
度により行なう。
【0044】また、光センターノード201の各光ノー
ドの接続ポートのON/OFF光スイッチ321、32
2、・・・は、接続された光ノードの発光波長が他の発
光波長と混信しない波長になっている時のみ、ON(光
透過)状態となり、その発光波長をN×N光カプラ30
6に接続して他の光ノードに分配する。
【0045】以上の構成を持つ波長多重通信ネットワー
クにおける本実施例の波長制御方式の動作の概略を説明
する。図1では、a):発光開始、b):ズレの補正、
c):空き波長の解消の3つの動作例を示している。図
1中、横軸は波長である(波長軸の方向は前述の従来例
の図6とは逆になっている)。各光ノードからの光信号
の波長配置図とその時に光センターノード201が送出
する波長制御パケットのデータ部分(光ノード8つ分)
を、a)、b)、c)の各状態について記載している。
波長配置図において、横軸は波長を示し、縦の実線は光
ノードの発光波長を示し、破線は各発光波長の所定(制
御目標)の波長を示している。OT1、OT2、・・・
は光ノードnの光送信器OTn(Optica1 Tr
ansmitter No.n)を示している。波長配
置図においては発光波長を示し、波長制御パケットのデ
ータ部分においては割当てられたビット位置を示してい
る。波長制御パケットのデータ部分は左側が先頭であ
る。波長制御情報用のビットはOT1、OT2、・・・
の順に2ビットづつ割当てられている。“00”はその
光送信器が非発光状態であることを示し、“01”は発
光波長の長波長側ヘのシフトの指示を示し、“10”は
発光波長の短波長側へのシフトの指示を示し、“11”
は発光波長の保持の指示を示す。
【0046】光ノードからの送信光の波長配置は、図2
(A)の波長多重通信系の波長範囲の短波長側から、発
光を開始した順番に所定の波長間隔△λで並ぶように制
御される(図1参照)。波長多重通信系での送信終了等
による発光停止により空き波長が発生した場合は(波長
間隔が△λの2倍になるところが発生する)、その長波
長側の発光波長は短波長側に徐々にシフトし、発光波長
は短波長側から所定の波長間隔△λで並ぶように制御さ
れる。この制御により、波長多重通信系の波長範囲の短
波長側に発光波長が集まり、空き波長がある場合は空き
波長は長波長側にできる。そして、発光開始時は、波長
多重通信系の波長範囲の長波長端で発光する。
【0047】図3の波長配置検出系の精度、図4の温度
制御回路403、LD駆動回路404の精度、LD40
2の素子間格差により、△λおよび発光開始波長に或る
程度の許容値を設けることが必要になるが、ともかく、
実用システムを作ることが可能である。
【0048】本実施例では、図2(B)のパケット通信
系でやり取りされる波長制御パケットのデータ部分の連
続する2ビットを各光ノードに対して波長制御情報用に
割当てる。割当ては、光ノードをネットワークに物理的
に接続した後(且つ、その発光開始前)に行われる。一
度割当てられたビットは、光ノードがネットワークから
切り離されるまで、その光ノードの波長制御情報用に使
われる。ビットの割当て/解放は光ノード211、21
2が接続された通信装置221、222と光センターノ
ード201間のパケット通信系での通信により行われ
る。
【0049】波長制御情報用のビットを各ノードに割当
てるため、システムに接続可能な光ノードの数とパケッ
トのデータ長との関係が問題となるので、ここでその見
積りを行っておく。現在、主流な規格の中でパケットの
データ長が最も短いのはATMであり、そのビット数は
384(48バイト)である。1つの光ノードに2ビッ
ト割当てるとして192台のシステムまで対応可能であ
る。これで或る程度の規模のシステムに適用可能である
ことがわかる。これ以上の光ノードのシステムでは、波
長制御情報を複数のATMセルに分けることで適用可能
である。尚、Ethernet等の可変長パケット(最
大1500バイト)に対しては、かなり多数のシステム
まで適用可能である。
【0050】図1を用いて波長制御方式の動作について
更に詳細に具体的に説明する。
【0051】a)発光開始時 OT5が発光を開始する時の動作例である。OT5の発
光開始前に、OT3、OT7、OT6、OT1、OT2
が、その記載順に発光を開始し、所定の波長配置になっ
ている。OT3を最も短波長側として、それを基準に△
λの波長間隔で記載順に波長が配置されている(破線と
実線が一致している)。
【0052】a)の一番目の図(波長配置の模式図と波
長制御パケットのデータ部分のセット)はOT5が発光
開始した直後の制御サイクルでの様子を示している。発
光開始時は波長多重通信系の波長範囲の長波長端付近に
波長が設定されるため、OT5の波長は所定の波長配置
(図中OT2の右隣の破線)より大きく長波長側にあ
る。OT5以外の波長の波長配置は所定の配置になって
いる。波長制御パケットは、波長保持が指示されるOT
1、OT2、OT3、OT6、OT7のビットが“1
1”であり、短波長側へのシフトが指示されるOT5の
ビットが“10”であり、非発光の状態にあるOT4、
OT8のビットが“00”になっている。
【0053】a)の2番目の図は、そのすぐ後の制御サ
イクルでの様子を示している。波長制御パケットのデー
タ部分は全く同じである。OT5の波長配置は、1つの
制御サイクルでの波長補正量分、短波長側ヘシフトして
いる。尚、図での波長の補正量は、図を見やすくするた
め多めに描いてある。
【0054】a)の3番目の図は、その後、何回も制御
サイクルが繰り返された後の制御サイクルでの様子を示
している。OT5は所定の波長配置になり、波長制御パ
ケットのデータ部分のOT5のビットが“10”から
“11”に変わっている(他のビットは前の制御サイク
ルと同じ)。
【0055】b)ズレの補正 所定の波長配置になった後、光ノードの状態の変化によ
り発光波長はズレる場合がある。その波長のズレは光セ
ンターノード201により検出され、波長制御パケット
により光ノードヘ波長制御情報が送られて光ノードによ
り波長のズレが補正される。b)の1番目の図は、上述
のa)の状態の後、波長配置のズレが発生した状態での
制御サイクルの様子を示している。OT6の波長(実線
で示す)が所定の波長配置(破線で示す)より短波長側
にズレており、また、OT2の波長(実線で示す)が所
定の波長配置(破線で示す)より長波長側にズレてい
る。この時の波長制御パケットのデータ部分のOT6の
ビットは“01”であり、OT2のビットは“10”で
ある。
【0056】b)の2番目の図は、そのすぐ後の制御サ
イクルでの様子を示している。前の制御サイクルで、O
T6とOT2では波長の補正が行われるため、再び所定
の波長配置になる。従って、波長制御パケットのデータ
部分は、発光しているOT1、OT2、OT3、OT
5、OT6、OT7のビットが“11”であり、非発光
の状態にあるOT4とOT8のビットが“00”になっ
ている。
【0057】c)空き波長の解消 本波長制御方式では、発光停止(通信終了による)によ
り空き波長が発生した場合、その長波長側の発光波長を
短波長側にシフトさせる。c)の1番目の図では、上述
のa)の状態の後、OT6が通信終了により発光を停止
した状態での制御サイクルの様子を示している。尚、O
T6が通信を終了したことは、パケット通信系により、
OT6が接続されている通信装置から光センターノード
201ヘ連絡されている。光センターノードは、波長制
御パケットのデータ部分を、OT6の発光停止、OT
1、OT2、OT5の短波長側へのシフトを示すように
する。OT6のビットを“00”とし、OT1、OT
2、OT5のビットを“10”にする。
【0058】c)の2番目の図は、そのすぐ後の制御サ
イクルでの様子を示している。波長制御パケットのデー
タ部分は同じある。OT1、OT2、OT5の波長は、
1つの制御サイクルでの波長補正量分、短波長側にシフ
トしている。
【0059】c)の3番目の図は、その後、何回も制御
サイクルが繰り返され、所定の波長配置になった時の制
御サイクルでの様子を示している。OT1、OT2、O
T5は所定の波長配置になり、波長制御パケットのデー
タ部分のOT1、OT2、OT5のビットが“11”に
なる。
【0060】本実施例では、波長制御パケットのデータ
部分の各ビットを各光ノードに固定で割当てるため、光
センターノードおよび光ノードでのその割当て情報を変
更する必要が無くなり、それに関連する処理が簡易にな
る。
【0061】[第2実施例]本発明の第2実施例につい
て図面とともに説明する。図5は本発明の波長制御方式
の第2実施例の動作を説明するための模式図である。
a):発光開始、b):ズレの補正、c):空き波長の
解消、d):空き波長解消後の発光開始の4つの動作例
を示している。図1とは波長制御パケットのデータ部分
のビットの割当てのみが異なるのみであるため、a)、
b)、c)の各動作の最初の制御サイクルのみ示した。
また、d):空き波長解消後の発光開始は、本実施例で
特徴的となるため、図を追加した。図5の表記中、波長
制御パケットのデータ部分の“00”はそのビットが光
ノードに割当てられていないことを示している。これ以
外は図1と同じであるので、その説明は省略する。
【0062】本実施例では、波長制御パケットのデータ
部分のビットを、波長多重通信系での発光開始時にその
光ノードに割当て、発光停止時に光ノードから解放す
る。割当ては先頭ビットから順次行われる。発光停止に
よりその光ノードから解放されたビットは、次に発光開
始した光ノードに割当てられる。尚、ビットの割当て/
解放は、第1実施例と同様に、光ノード211、212
が接続された通信装置221、222と光センターノー
ド201間の図2(B)のパケット通信系での通信によ
り行われる。
【0063】図5を用いて第2実施例の波長制御パケッ
トのビットの割当てについて具体的に説明する。
【0064】a)発光開始時 OT5が発光を開始する時の動作例である。OT5の発
光開始前に、OT3、OT7、OT6、OT1、OT2
が、その記載順に発光を開始し、その順にビットが割当
てられている。その後、OT2の後に発光を開始したO
T5にはOT2の次の2ビットが割当てられる。
【0065】b)ズレの補正 波長制御パケットのデータ部分のビットの光ノードへの
割当てはそのままである。波長のズレの補正は第1実施
例と同様に行なわれる。
【0066】c)空き波長の解消 発光を停止したOT6に割当てられていたビット(OT
7とOT1の間の2ビット)がその光ノードから解放さ
れる。他のビットの光ノードへの割当てはそのままであ
る。空き波長の解消の為の波長の詰め寄りは第1実施例
と同様に行なわれる。
【0067】d)空き波長の解消後の発光開始 本実施例では、発光停止した光ノードがある場合は、そ
の光ノードに割当てられていたビットは解放状態のま
ま、他の光ノードに割当てられているビットの間に残
る。そこで、発光停止により解放されたビットがある場
合には、次に発光を開始する光ノードに、そのビットが
割当てられる。図5d)の例では、発光を停止したOT
6に割当てられていたビットが、発光を開始したOT8
に割当てられる。間に残っている空きビットがある間
は、このビット割当て方法が行なわれる。間に残ってい
る空きビットがなくなれば、波長制御パケットのデータ
部分の図5における右側にある空きビットが割当てられ
る。
【0068】本実施例では、波長制御パケットのデータ
部分のビットの割当てが、発光中には変化することが無
いため、光ノードでの割当て情報の変更の頻度が上記従
来例よりは少なくなり、それに関連する処理が簡易にな
る。また、発光している光ノードにのみビットを割当て
るので、第1実施例に比較して、波長制御パケットのビ
ット数を抑えることができる。
【0069】[その他の実施例]第1実施例において、
波長制御パケットのビットの順番と光ノードの光送信器
の番号(OT1、OT2、・・・)の順番は記載の例に
限るものでなく、対応がとれるなら他の順番を用いるこ
とも可能である。
【0070】また、第2実施例において、発光停止した
光ノードに割当てられたビットを直ぐに解放したが、そ
の光ノードが再度発光することが分かっている場合に
は、割当てを解放せず確保しておく方式も可能である。
これにより、発光停止、再発光に伴う波長制御パケット
のビットの割当ての変更を少なくできる。
【0071】また、波長制御パケットのデータ部分の各
光ノードに割当てたビットのビットパターンは、記載の
例に限るものでなく、波長の保持、短波長側へのシフ
ト、長波長側へのシフトを示すことができる他のビット
パターンを用いることも可能である。
【0072】また、上記実施例では、波長多重通信系の
波長範囲の長波長端付近から発光を開始し、波長範囲の
短波長端付近から波長を配置する例で動作を説明した
が、波長多重通信系の波長範囲の短波長端付近から発光
を開始し、波長範囲の長波長端付近から波長を配置する
動作も可能である。
【0073】また、光センターノードの波長配置検出用
および光ノードの受信用の波長可変フィルタとしてFF
Pを用いたが、他の波長可変フィルタを用いることも可
能である。また、光ノードの発光素子として変調器内蔵
DFB−LDを用いたが、DFB−LDを用い、変調方
式として直接FSK(Frequency Shift
Keying)、あるいは光強度変調器を用いた外部
強度変調を用いることも可能である。
【0074】また、光ノードの発光素子の波長可変手段
として温度を用いたが、他の波長可変手段(あるいは波
長可変光源)も利用可能である。例えば、多電極構造の
波長可変LDの場合は電流を用いることができる。ま
た、外部共振器LDの場合は、波長可変手段はアクチュ
エータの駆動信号となる。
【0075】また、光センターノード、光ノードの構成
は同様な機能を有するものならば他の構成も可能であ
る。また、波長多重通信系の伝送路とパケット通信系の
伝送路の別にした構成を示したが、例えば、波長多重通
信系を1.5μm帯としてパケット通信系を1.3μm
帯としたWDM(Wave1ength Divisi
on Multiplexing)により1つの伝送路
とすることも可能である。
【0076】更に、パケット通信系の構成要素としてス
イッチとハブを用いたが、別の構成要素を用いることも
可能である。また、波長多重通信系の通信制御および波
長制御情報の通信にパケット通信系を用いたが、その他
の通信系を用いることも可能である。例えば、時分割多
重通信を用い、その1つのタイムスロットを光センター
ノードから全光ノードヘの波長制御情報用に用い、その
波長制御情報のデータ形式に本発明の波長制御方式を適
用することもできる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波長制御情報のデータ部分のビットの割当ての変更が無
くなる或は少くなくなる。これにより、それに割当て情
報の管理および波長制御情報に関連する処理が簡易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の波長制御方式の第1実施例での
波長配置制御の様子を示す図である。
【図2】図2は本発明を適用する波長多重通信ネットワ
ークの一例の構成図である。
【図3】図3は本発明を適用する通信ネットワークの光
センターノードの一例の構成図である。
【図4】図4は本発明を適用する通信ネットワークの光
ノードの一例の構成図である。
【図5】図5は本発明の波長制御方式の第2実施例での
波長配置制御の様子を示す図である。
【図6】図6は従来例の波長制御方式での波長配置制御
の様子を示す図である。
【符号の説明】
201 光センターノード 211、212 光ノード 221、222 通信装置 231、232 光ファイバ 241 スイッチハブ 251、252 ハブ 261、262、263、271、272 伝送路 301 光センターノード制御回路 302 FFP 303 FFP駆動回路 304 受光回路 305 識別回路 306 N×N光カプラ 307 N×1光カプラ 311、312 1×2光カプラ 321、322 ON/OFF光スイッチ 401 光ノード制御回路 402 変調器内蔵DFB−LD 403 温度コントローラ 404 LD駆動回路 405 FFP 406 FFP制御回路 407 1×2光カプラ 408 光受信モジュール

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長多重通信系と該波長多重通信系の通信
    制御を行なう制御通信系を備え、 発光波長が可変な発光手段を備えて該波長多重通信系で
    通信を行なう複数の光ノードと、該光ノードの該発光手
    段からの光信号の波長配置を検出する手段、該制御通信
    系で通信を行なう通信手段を備える光センターノードと
    で構成され、 該光センターノードが該制御通信系で該光ノードに送信
    する該波長配置検出に基づく波長制御情報をもとに該光
    ノードが自分の光信号の波長を制御する通信ネットワー
    クにおいて、 該波長制御情報のデータ部分の各光ノードヘの割当て
    を、少なくとも、該光ノードの該発光手段の発光の開始
    からその発光の終了までの間、固定することを特徴とす
    る波長制御方式。
  2. 【請求項2】該光センターノードは、該光ノードの該発
    光手段からの光信号を導入する手段、該光信号をネット
    ワーク全体に分配する手段、該波長配置検出に基づいて
    該分配の可否を制御する手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1に記載の波長制御方式。
  3. 【請求項3】該割当てを該光ノードの該通信ネットワー
    クヘの物理的な接続時に行なうことを特徴とする請求項
    1または2に記載の波長制御方式。
  4. 【請求項4】該割当てを該光ノードの該発光手段の発光
    の開始前に行ない、該割当ての解放を該発光手段のその
    発光の停止後に行なうことを特徴とする請求項1または
    2に記載の波長制御方式。
  5. 【請求項5】該割当てを該光ノードの該発光手段の発光
    の開始時に行なうことを特徴とする請求項4に記載の波
    長制御方式。
  6. 【請求項6】該割当ての解放を該発光手段のその発光の
    停止時に行なうことを特徴とする請求項4または5に記
    載の波長制御方式。
  7. 【請求項7】該割当ての解放を該発光手段のその発光の
    停止後一定期間を経過した場合のみに行なうことを特徴
    とする請求項4または5に記載の波長制御方式。
  8. 【請求項8】該光ノードの該発光手段の光信号の波長
    を、発光開始時に、該波長多重通信系の波長範囲の予め
    決められた一方の端付近に設定し、該光センターノード
    による波長配置制御を、該波長範囲の逆側の端付近から
    該光信号を配置するように行なうことを特徴とする請求
    項1乃至7の何れかに記載の波長制御方式。
  9. 【請求項9】該光ノードに備えられる該発光手段の波長
    可変制御を温度、注入電流、印加電圧、外部アクチュエ
    ータの駆動信号のうちの少なくとも1つにより行なうこ
    とを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の波長制
    御方式。
  10. 【請求項10】該制御通信系は、該波長多重通信系とは
    別個の通信系であることを特徴とする請求項1乃至9の
    何れかに記載の波長制御方式。
  11. 【請求項11】該制御通信系は、該波長多重通信系と同
    一の伝送路を用いて波長多重された通信系であることを
    特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の波長制御方
    式。
  12. 【請求項12】該波長制御情報は少なくとも波長を保持
    するかシフトするかを示す情報を含むことを特徴とする
    請求項1乃至11の何れかに記載の波長制御方式。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12の何れかに記載の波長
    制御方式を用いることを特徴とする波長多重通信ネット
    ワーク。
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