JP2000324085A - 波長多重通信ネットワークに用いる光センターノード - Google Patents

波長多重通信ネットワークに用いる光センターノード

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JP2000324085A
JP2000324085A JP11132078A JP13207899A JP2000324085A JP 2000324085 A JP2000324085 A JP 2000324085A JP 11132078 A JP11132078 A JP 11132078A JP 13207899 A JP13207899 A JP 13207899A JP 2000324085 A JP2000324085 A JP 2000324085A
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Masao Majima
正男 真島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成要素となるべきスターカプラとツリーカプ
ラのポート数が接続可能な光ノード数に同じになる様に
し、高価なスターカプラとツリーカプラを有効に用いら
れる様に構成された光センターノードである。 【解決手段】光センターノードは、波長多重通信ネット
ワークで用いられ、複数の光ノードが接続される。光セ
ンターノードでは、光ノードからの光信号の波長配置を
検出し、光信号をネットワーク全体に分配し、波長配置
検出手段101〜105による検出結果に従って各光信
号の分配手段106への接続を制御し、光ノードと通信
する。光センターノードは、各光ノードからの光信号を
波長配置検出手段用と分配手段106用に分ける光分岐
手段111、112を更に備え、分配手段106の出力
ポート数と光センターノードに接続可能な光ノード数が
等しくなる様に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重通信ネッ
トワークに用いる光センターノードに関する。
【0002】
【従来技術】波長多重通信は、1つの伝送路内に異なる
波長の独立した多数のチャンネルを持つことができる。
波長多重通信は、時分割多重通信における様なフレーム
同期等の時間軸上での多重化が不要なため、各チャンネ
ルの伝送速度を―致させる必要がなく、ネットワークの
柔軟性が求められるマルチメディア通信にも適してい
る。
【0003】波長多重通信ネットワークの1つとして、
分配選択型ネットワークがある。ここでは、各光ノード
からの光信号を受動素子であるスターカプラで各光ノー
ドに分配し、各光ノードの送信波長は固定あるいは可変
である。―方、受信波長は可変であり、光受信器に組み
込まれた波長可変フィルタの選択波長を、受信する光信
号の波長に合わせことで、受信が行なわれる。
【0004】本発明者は、上記の波長多重通信ネットワ
ークの1つとして、特開平10−84332号公報にお
いて、光センターノードを用いた送信波長が可変なネッ
トワークを提案している。図4は、その光センターノー
ドの構成を示している。
【0005】光センターノードは、スターカプラ406
に、光ノードからの光信号の波長配置を検出する波長配
置検出機能、光信号経路切替え機能、波長多重通信系制
御機能(光ノードとの間で回線設立、波長補正等に関す
る信号のやり取りを行なう機能)を付加したものであ
る。この例では、波長多重通信系の制御機能は、1.5
μm帯の狭い波長間隔の波長多重とは別に多重された
1.3μm帯の波長を用いた通信系により行われる。ま
た、波長配置検出系402と信号伝送系との間で、光セ
ンターノードに接続された光ノードの光信号の経路を切
り替える光信号経路切替え機能は、(N+1)×(N+
1)光カプラ(スターカプラ)406、N×1光カプラ
(ツリーカプラ)407、1×2光スイッチ411、4
12により行われる。ここでNは光センターノードに接
続可能な光ノードの数である。
【0006】以下、図4の光センターノードの概略を説
明する。(N+1)×(N+1)光カプラ406は、N
+1個の光入力ポートから入力された光信号をN+1個
の光出力ポートに分配する。そして、光センターノード
内部の光送信器404の出力と各光ノードからの光信号
とのN+1個の光ファイバから入力し、光センターノー
ド内部の光受信器403方向に出力すると共に各光ノー
ドにN+1個出力するように分配する。
【0007】N×1光カプラ407は、各光ノードから
のN個の光入力ポートから入力された光信号を合波して
1つの光出力ポートに出力する。この各光ノードからの
光合波信号を2×1光カプラ408に出力する。
【0008】2×1光カプラ408は、2個の光入力ポ
ートから入力された光信号を合波して1つの光出力ポー
トに接続する。すなわち、(N+1)×(N+1)光カ
プラ406とN×1光カプラ407の出力を光分波器4
05に入力する。
【0009】この光分波器405は1.3μm帯の波長
と1.5μm帯の波長を分離する。この光分波器405
には、それぞれ1.3μm帯と1.5μm帯の波長を透
過するバンドパスフィルターを採用でき、例えばAOフ
ィルター、EOフィルター、チューナブルDFBフィル
ター、マッハツェンダーフィルター、ファブリペローフ
ィルター、誘電体多層膜フィルター等のいずれを用いて
もよい。
【0010】波長配置検出系402は、光分波器405
から入力される波長多重通信系用としての1.5μm帯
の波長の配置を検出し、その結果を波長多重通信制御系
401に伝える。この波長配置検出系401は、波長可
変フィルターと、この波長可変フィルターに制御電圧を
印加して波長を掃引する波長可変フィルター制御回路
と、該波長可変フイルターの出力を受光して電気信号に
変換する光電変換素子と、該電気信号の所定レベル以上
の成分のみを出力する識別器と、該識別器の出力と波長
可変フィルター制御回路への制御電圧とから波長多重通
信系の波長の配置を検出する波長配置検出回路とから構
成することができる。
【0011】光送信器404はパケット通信用の光送信
器である。波長多重通信制御系401からのパケット信
号(これは電気信号であり、波長制御パケット等であ
る)を、1.3μm帯の波長の光信号に変換して送出す
る。この光送信器404は、例えば、波長可変光源と変
調器と駆動回路とから構成され、波長多重通信制御系4
01からこの駆動回路への制御信号に基づいて所定の
1.3μm帯の波長を発光する波長可変光源を駆動し、
発光波長をパケット信号で、例えば、強度変調して出力
する。
【0012】光受信器403は、パケット通信用の光受
信器である。光分波器405から入力される1.3μm
帯の波長のパケット信号(光信号)を電気信号に変換
し、波長多重通信制御系401に伝える。光受信器40
3は、例えば、可変波長フィルターと光電変換素子で構
成される。
【0013】波長多重通信制御系401は、光送信器4
04と光受信器403を用いたパケット通信により、波
長多重通信系の波長割当を行う。即ち、パケット通信で
は、各通信ノードからの受信要求コマンドや波長制御用
データをパケットとして伝送している。このパケットに
は他の情報を伝送してもよい。また、波長配置検出系4
01からの1.5μm帯の波長配置の情報を基に、各光
ノードの波長可変光送信器の波長をパケット通信系によ
り制御する。更に、波長多重通信制御系401は、光ス
イッチ411、412の接続制御を行なう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、市販
されているスターカプラおよびツリーカプラは、2×2
光カプラを多段に接続した構成になるため、そのポート
数は2の乗数(2)となる。そして、ポート数の増加
に伴い、その価格は大幅に高くなる。
【0015】上記光センターノードの従来例では、接続
可能光ノード数がNの光センターノードの構成部品とし
て、(N+1)×(N+1)光カプラ(スターカプラ)
とN×1光カプラ(ツリーカプラ)が必要になる。しか
し、実際には、(N+1)×(N+1)光カプラと(N
+1)×1光カプラの組み合わせ、或は2N×2N光カ
プラとN×1光カプラの組み合わせになる。前者は、N
+1が2の乗数(2)の場合であり、後者は、Nが2
の乗数(2)の場合である。
【0016】前者の場合では、接続可能光ノード数Nは
スターカプラとツリーカプラのポート数より1小さく
(ツリーカプラの1個のポートが無駄になる)、後者の
場合では、接続可能光ノード数Nはスターカプラのポー
ト数の半分である(スターカプラの(N−1)個のポー
トが無駄になる)。
【0017】それ以外の場合は、2(n−1)+1≦N
(接続可能光ノード数)≦2−2として2×2
カプラと2×1光カプラの組み合わせになり、スター
カプラもツリーカプラも1個以上のポートが使用されな
い。
【0018】また、ルーティングを行なうハブやスイッ
チ等のネットワーク装置のポート数は2の乗数(多くは
4、8、16)であることが多い。光センターノードに
接続可能なノード数もこれに等しい方が望ましいが、2
×2光カプラを基本にして従来の構成を用いた場合は、
上に述べた様に充分には対応できない。
【0019】本発明の目的は、光センターノードの構成
要素となるべきスターカプラとツリーカプラのポート数
が接続可能な光ノード数に同じになるようにし、高価な
構成要素であるスターカプラとツリーカプラを有効に用
いることができる様に構成された光センターノード、そ
れを用いた波長多重通信ネットワークを提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光センターノードは、波長多重通信ネットワークで
用いられ、波長多重通信系で通信を行う複数の光ノード
が接続された光センターノードであって、該光ノードか
らの光信号の波長配置を検出する波長配置検出手段、該
光信号をネットワーク全体に分配する分配手段(典型的
には、入力ポート数と出力ポート数が当該光センターノ
ードに接続可能な光ノード数に等しいスターカプラ)、
波長配置検出手段による検出結果に従って各光信号の分
配手段への接続を制御する分配制御手段(典型的には、
光スイッチ)、該光ノードと通信する通信手段を備える
光センターノードにおいて、各光ノードからの光信号を
波長配置検出手段用と分配手段用に分ける光分岐手段を
備え、該分配手段の出力ポート数と当該光センターノー
ドに接続可能な光ノード数が等しくなる様に構成された
ことを特徴とする。これにより、分配手段として用いら
れるスターカプラ、波長配置検出手段用に全光信号を供
給するのに用いられるツリーカプラ(典型的には、入力
ポート数が当該光センターノードに接続可能な光ノード
数に等しいツリーカプラ)のポート数(2の乗数を要求
されることが多い)を有効に使用することができる。
【0021】この基本構成に基づいて、以下のより具体
的な形態を採用することができる。該光分岐手段の分岐
比を、分配手段側の方を波長配置検出手段側よりも大き
くする。これにより、分配系の光量が大きくなり、波長
多重通信のパワーマージンに余裕ができる。
【0022】該光分岐手段は、―方の出力ポートを分配
制御手段側に接続し、他方の出力ポートを波長配置検出
手段側に常時接続する1入力/2出力の1×2光カプラ
であり、該分配制御手段は、波長配置検出手段による検
出結果に従って該光分岐手段からの光信号の分配手段へ
の接続をオン、オフする光スイッチである。これは後述
する第1実施例の構成である。
【0023】あるいは、該光分岐手段は、―方の出力ポ
ートを分配制御手段側に接続し、他方の出力ポートを波
長配置検出手段側に常時接続する1入力/2出力の1×
2光カプラであり、該分配制御手段は、―方の出力ポー
トを分配手段側に接続し、他方の出力ポートを波長配置
検出手段側に接続する1入力/2出力の1×2光スイッ
チであり、波長配置検出手段による検出結果に従って該
光分岐手段からの光信号を分配手段側または波長配置検
出手段側に選択的に接続する。この場合、該光分岐手段
の他方の出力ポートと該分配制御手段の他方の出力ポー
トは、2×1光カプラを介して、波長配置検出手段に接
続される様にできる。さらに、波長配置検出系に光強度
検出機構を備え、検出された波長の中から、1×2光ス
イッチが波長配置検出系側に接続された光信号の波長を
識別する様にもできる。これにより、波長設定中等の波
長と他の波長の識別が容易になり、波長多重通信制御の
制御手順を簡略化することができる。この場合、該光強
度検出手段は閾値の異なる2つの識別回路で構成され得
る。これにより、光強度検出機構の構成が簡易になる。
【0024】該光ノードと通信する通信手段は、該波長
多重通信ネットワークとは別個の通信系で光ノードと通
信する。これにより、光センターノードに用いるときの
スターカプラの入出力ポート数とツリーカプラの入力ポ
ート数を容易に同じにできる。
【0025】更に、上記目的を達成する本発明の波長多
重通信ネットワークは、上記の光センターノードを有す
ることを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明によれば、各光ノードからの光信号を波
長配置検出手段用と分配手段用に分ける光分岐手段を備
えているので、分配手段(スターカプラ)から波長配置
検出手段側に光信号を出力する必要がなく、光センター
ノードに用いるときのスターカプラの入出力ポート数と
ツリーカプラの入力ポート数を同じにすることができ、
これらの素子のコストを低減できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
を参照しつつ詳細に説明する。
【0028】(第1実施例)図1は光センターノードの
第1実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
は、波長多重通信制御回路101、波長可変フィルタ1
02、波長可変フィルタ駆動回路103、受光回路10
4、識別回路105、N×N光カプラ106、N×1光
カプラ107、1×2光カプラ111、112、ON/
OFF光スイッチ121、122から構成される。図中
の実線の矢印は光信号、電気信号の流れを示し、点線の
矢印は電気の制御信号の流れを示している。
【0029】波長多重通信制御回路101は、光センタ
ーノードの機能を制御するもので、波長配置検出、各光
ノードからの光信号の経路の切替え、パケット通信系
(後述)による送信波長設定、送信波長補正を行う。マ
イクロプロセッサ、メモリ、デジタル入力、デジタル出
力、アナログ出力、パケット通信インターフェースを備
える。
【0030】波長可変フィルタ102は、その透過スペ
クトルのピーク波長(単に波長可変フィルタの波長とも
呼ぶ)が波長多重通信制御回路101からの制御信号に
より可変にできるものである。ファブリ・ペロー共振器
型、誘電体多層膜型、音響光学型等のものがある。制御
により保持されるチャネル間の波長間隔に対して、1/
5以下程度の半値全幅が必要となる。0.1nm以下の
波長間隔で利用可能な市販フィルタデバイスとしては、
ファイバ・ファブリ・ペロー型のものがある(FFP:
Fiber Fabry−Perotと呼ばれる)。こ
れは、対向させた2つの光ファイバの端面の間隔をビエ
ゾ素子により変化させて波長を変化させる。半値全幅
0.008nm、フィネス2.4nm程度のものがあ
る。
【0031】波長可変フィルタ駆動回路103は、波長
可変フィルタ102の波長を可変に制御する為のもので
ある。波長多重通信制御回路101からの電圧信号(ア
ナログ出力)により、その制御出力を変化させる。波長
可変フィルタ102としてFFPを用いた場合は、波長
可変フィルタ駆動回路103は電圧制御型電圧源とな
る。
【0032】受光回路104は光信号を電気信号に変換
するもので、フォトダイオードなどの受光素子、受光素
子にバイアスを印加するバイアス回路、受光素子からの
信号を増幅する増幅器で構成される。
【0033】識別回路105は、予め設定された閾値電
圧を基準に、入力される電気信号の有無を検出し、その
結果をデジタル信号で出力する。閾値電圧は、全ての光
ノードの送信波長が検出できるように設定される。詳し
く述べると、波長可変フィルタ102の波長が最も強度
の小さい光ノードの発光波長と―致した時の受光回路1
04の出力電圧値に対して識別回路105のデジタル出
力が“1”になり、波長可変フィルタ102の波長がど
の発光波長とも―致していない時の識別回路105のデ
ジタル出力が“0”になるように、閾値電圧を設定す
る。
【0034】波長可変フィルタ102、波長可変フィル
タ駆動回路103、受光回路104、識別回路105
は、波長多重通信制御回路101の―部を合わせて、波
長配置検出系を成す。
【0035】N×N光カプラ106は、入力ポート数
N、出力ポート数Nのスターカプラである。各入力ポー
トからの光信号を均等に全出力ポートに分配する分配系
を成す。ここで、Nは光センターノードに接続可能な光
ノード数である。N×N光カプラ106としては、前述
した様なファイバ融着型の2×2光カプラを多段接続し
たもの、導波路を用いたもの等がある。
【0036】N×1光カプラ107は、入力ポート数
N、出力ポート数1のツリーカプラである。各入力ポー
トからの光信号を均等に出力ポートに合流する。構成方
法はスターカプラ106と同様である(実際には2×2
光カプラを多段接続したN×N光カプラで、N−1の出
力ポートを未使用にしたもの等である)。
【0037】1×2光カプラ111、112は、入力ポ
ート数1、出力ポート数2の光カプラである。1×2光
カプラ111、112としては、ファイバ融着型のもの
がある(実際には2×2光カプラの入力ポートの1つを
未使用にしたものになる)。本実施例では出力ポートの
―方は分配系(N×N光カプラ106側)に、他方は波
長配置検出系(N×1光カプラ107側)に用いるた
め、分岐比は分配系の出力ポートを大きくする(例え
ば、分配系側90%、波長配置検出系側10%)。これ
は、波長配置検出は、伝送信号(分配系は信号伝送に用
いられる)の受信に比べて、帯域が大幅に低いため、受
信感度が高くすることが可能だからである。
【0038】 ON/OFF光スイッチ121、122
は、光ノードからの光信号のN×N光カプラ106への
入力をON/OFFさせる為のものである。波長多重通
信制御回路101からのデジタル信号により、ON/O
FF光スイッチ121、122のON/OFFが制御さ
れる。1×2光カプラ111、112およびON/OF
F光スイッチ121、122は図面の煩雑さを防ぐため
2組のみ示したが、実際には光ノード数であるN組備え
られる。
【0039】図2は本実施例の光センターノードを用い
る通信ネットワークの構成図である。波長多重通信ネッ
トワーク(A)とパケット通信ネットワーク(B)から
なる。波長多重通信ネットワークは、上記構成の光セン
ターノード201、光ノード211、212、端末21
1、212から構成される。光ノード211、212は
波長可変光送信器と波長可変光受信器を備え、端末22
1、222を波長多重通信ネットワークに接続する。波
長多重通信系での送信信号、受信信号、通信制御信号
(これは、後述のパケット通信ネットワークを介して端
末221、222と光センターノード201との間でや
り取りされる)を、端末221、222との間でやり取
りする。端末221、222は光ノード用インターフェ
イスとパケット通信系インターフェイスの両方を備え
る。
【0040】光ファイバ231、232は、例えば、2
芯の光ファイバであり、1つは送信用の伝送路に他方は
受信用の伝送路に用いられる。シングルモードファイバ
を用いることができる。
【0041】パケット通信ネットワークは、スイッチ2
41、スイッチハブ251、252、光センターノード
201、端末221、222、伝送路261、262、
263;271、272から構成される。スイッチ24
1、スイッチハブ251、252は、パケット通信用の
ネットワーク装置である。―例としてはイーサネットや
ATM用のものがある。
【0042】以上の説明から分かる様に、光センターノ
ード201は、スターカプラに、波長配置検出機能、光
信号経路切替え機能、波長多重通信系制御機能(回線設
立、波長補正等)を付加したものである。波長配置検出
は、波長多重通信制御回路101が識別回路105のデ
ジタル信号を監視しながら、アナログ出力の電圧を掃引
して波長可変フィルタ駆動回路103を介して波長可変
フィルタ102の波長を掃引することで行われる。光信
号経路切替えは、波長多重通信制御回路101がON/
OFF光スイッチ121、122の制御入力に入力する
デジタル信号を後述する様に変化させることにより行わ
れる。波長多重通信制御は、パケット通信系により行わ
れる。
【0043】図4の従来実施例の如く、波長多重通信系
を利用することもできる。この場合、光送信器404と
光分波器405が用いられ、光送信器404からの制御
信号が2×1光カプラなどで何れかの光ノードからの光
信号と合流されてN×N光カプラ106の入力ポートに
入れられる。
【0044】本実施例は、前記従来例に対して光信号経
路切替の部分を改善したものである。1×2光カプラ1
11、112により、各光ノードからの光信号の―部を
波長配置検出系用として取り出す。波長配置検出系(N
×1光カプラ107への経路)には、各光ノードからの
光信号が常に入力されるようになっている。―方、分配
系(N×N光カプラ106への経路)には、各光ノード
の状態に応じて、各光ノードからの光信号を接続あるい
は遮断させる。
【0045】ON/OFF光スイッチ121、122
は、光ノードの発光波長の波長設定完了後から、送信が
終了するまでの間のみON状態となり、このとき、その
ON/OFF光スイッチ121、122に接続された光
ノードの光信号は分配系に接続されて全光ノードに分配
される。光ノードの発光波長の波長設定中、送信を行っ
ていない時、および発光波長の補正が正常に行われてな
いと波長多重通信制御回路101がみなした場合は、O
FF状態となり、このとき、そのON/OFF光スイッ
チ121、122に接続された光ノードの光信号の分配
系への接続は遮断され、全光ノードに分配されない。こ
れにより、波長設定時、および波長制御暴走時に、他の
光ノードの発光波長と混信することが避けられる。
【0046】以上述べた様に、本実施例では、スターカ
プラ106の出力ポートの1つを波長配置検出用に用い
る必要かないため(1×2光カプラ111、112から
波長配置検出用に常に入力されている)、光センターノ
ードに用いるスターカプラ106の入出力ポート数とツ
リーカプラ107の入力ポート数を同じにでき、これら
の素子のコストを低減することができる。
【0047】(第2実施例)図3は光センターノードの
第2実施例の構成図である。第1実施例の図1との差異
は、識別回路302、303が2つになっていること
と、図1のON/OFF光スイッチ121、122に代
えて1×2光スイッチ311、312と2×1光カプラ
321、322を用いることである。また、識別回路3
02、303を2つにしたのに伴い、波長多重通信制御
回路301のデジタル入力も2つになる。図3におい
て、図1の符号と同じ符号で示される要素は図1と同機
能の要素である。
【0048】1×2光スイッチ311、312は入力ポ
ート数1、出力ポート数2の光スイッチである。2×1
光カプラ321、322は、入力ポート数2、出力ポー
ト数1の光カプラである。
【0049】1×2光カプラ111、112の―方の出
力ポートは、2×1光カプラ321、322の―方の入
力ポートに入力される。1×2光カプラ111、112
のもう―方の出力ポートは、1×2光スイッチ311、
312を経て2×1光カプラ321、322のもう―方
の入力ポートに入力される。光ノードからの光信号を分
配系に接続しない場合(第1実施例で述べた様に、光ノ
ードの発光波長の波長設定中、送信を行っていない時、
および発光波長の補正が正常に行われてないと波長多重
通信制御回路101がみなした場合など)は、1×2光
スイッチ311、312の入力ポートは2×1光カプラ
321、322側の出力ポートに接続される。こうし
て、光ノードからの全光信号(損失分は除く)はN×1
光カプラ107に入力され、波長配置検出のみに用いら
れる。
【0050】光ノードからの光信号を分配系に接続する
場合(光ノードの発光波長の波長設定完了後から、送信
が終了するまでの間など)は、1×2光スイッチ31
1、312の入力ポートはN×N光カプラ106側の出
力ポートに接続される。このとき、光ノードからの光信
号は、波長配置検出系と分配系の両方に用いられる。
【0051】識別回路#1(302)の閾値電圧は、光
信号が分配系に接続されている状態にある全ての光ノー
ドの発光波長が検出できるように設定される。―方、識
別回路#2(303)の閾値電圧は、光信号が分配系に
接続されていない状態にある全ての光ノードの発光波長
が検出でき且つ光信号が分配系に接続されている状態に
ある全ての光ノードの発光波長が検出されないように、
設定される。
【0052】本実施例では、光信号の経路を1×2光ス
イッチ311、312で切替え、分配系に接続しない場
合は、波長配置検出系にその光を接続する。そのため、
分配系に接続しない場合には接続した場合に比べて、波
長配置検出系でその波長の光強度は大きくなる。2つの
識別回路#1(302)、識別回路#2(303)の閾
値を前述のように設定することで、全ての発光波長の波
長配置(識別回路#1(302)で検出できる)の中か
ら、光信号が分配系に接続されていない光ノードの発光
波長(識別回路#2(303)で検出できる)を識別す
ることができる。
【0053】これにより、本実施例では波長設定中等の
波長と他の波長の識別が容易になり、波長多重通信制御
回路301の制御手順を簡略化することができる。
【0054】(その他の実施例)上記実施例では、波長
配置検出のために識別回路を用いたが、波長多重通信制
御回路にアナログ入力を備え、受光回路の出力電圧を直
接入力することも可能である。この場合は、波長多重通
信制御回路の構成要素は増えるが、波長配置検出の分解
能の向上や、各光ノードの発光波長の強度差への許容度
の向上といった利点がある。
【0055】また、第2実施例において、2つの識別回
路を用いたが、第1実施例と同様に1つの識別回路の構
成とすることも可能である。但し、この場合は、第2実
施例に特有の効果であった波長設定中の波長と他の波長
の識別の容易さはなくなる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光センターノードに用いるときのスターカプラの入出力
ポート数とツリーカプラの入力ポート数を同じにするこ
とができ、これらの素子のコストを低減することができ
る。
【0057】2×2光カプラを基本として光センターノ
ードを構成した場合でも、接続可能ノード数をネットワ
ーク装置に標準的である2の乗数とすることが容易にで
きる。
【0058】また、波長設定中等の波長と他の波長の識
別が容易になり、波長多重通信制御回路の制御手順を簡
略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の光センターノードの第1実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は光センターノードを適用する通信ネット
ワークの構成を示すブロック図である。
【図3】図3は本発明の光センターノードの第2実施例
の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は光センターノードの従来例の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
101、301 波長多重通信制御回路 102 波長可変フィルタ 103 波長可変フィルタ駆動回路 104 受光回路 115 識別回路 106 N×N光カプラ 107 N×1光カプラ 111、112 1×2光カブラ 121、122 ON/OFF光スイッチ 201 光センターノード 211、212 光ノード 221、222 端末 231、232 光ファイバ 241 スイッチ 251、252 スイッチハブ 261、262、263、271、272 伝送路 302 識別回路#1 303 識別回路#2 311、312 1×2光スイッチ 321、322 2×1光カプラ 401 波長多重通信制御回路 402 波長配置検出系 403 光受信器 404 光送信器 405 光分波器 406 (N+1)×(N+1)光カプラ 407 N×1光カプラ 408 2×1光カプラ 411、412 1×2光スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長多重通信ネットワークで用いられ、波
    長多重通信系で通信を行う複数の光ノードが接続された
    光センターノードであって、該光ノードからの光信号の
    波長配置を検出する波長配置検出手段、該光信号をネッ
    トワーク全体に分配する分配手段、波長配置検出手段に
    よる検出結果に従って各光信号の分配手段への接続を制
    御する分配制御手段、該光ノードと通信する通信手段を
    備える光センターノードにおいて、 各光ノードからの光信号を波長配置検出手段用と分配手
    段用に分ける光分岐手段を備え、該分配手段の出力ポー
    ト数と当該光センターノードに接続可能な光ノード数が
    等しくなる様に構成されたことを特徴とする光センター
    ノード。
  2. 【請求項2】該光分岐手段の分岐比が、分配手段側の方
    が、波長配置検出手段側よりも大きくなる様に設定され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の光センターノ
    ード。
  3. 【請求項3】該光分岐手段は、―方の出力ポートを分配
    制御手段側に接続し、他方の出力ポートを波長配置検出
    手段側に常時接続する1入力/2出力の1×2光カプラ
    であり、 該分配制御手段は、波長配置検出手段による検出結果に
    従って該光分岐手段からの光信号の分配手段への接続を
    オン、オフする光スイッチであることを特徴とする請求
    項1また2に記載の光センターノード。
  4. 【請求項4】該光分岐手段は、―方の出力ポートを分配
    制御手段側に接続し、他方の出力ポートを波長配置検出
    手段側に常時接続する1入力/2出力の1×2光カプラ
    であり、 該分配制御手段は、―方の出力ポートを分配手段側に接
    続し、他方の出力ポートを波長配置検出手段側に接続す
    る1入力/2出力の1×2光スイッチであり、波長配置
    検出手段による検出結果に従って該光分岐手段からの光
    信号を分配手段側または波長配置検出手段側に選択的に
    接続することを特徴とする請求項1また2に記載の光セ
    ンターノード。
  5. 【請求項5】該光分岐手段の他方の出力ポートと該分配
    制御手段の他方の出力ポートは、2×1光カプラを介し
    て、波長配置検出手段に接続されることを特徴とする請
    求項4に記載の光センターノード。
  6. 【請求項6】該波長配置検出手段に入射してくる光信号
    の強度を検出する光強度検出手段を備え、検出された光
    信号の波長の中から、該1×2光スイッチが波長配置検
    出手段側に接続された光信号の波長を識別することを特
    徴とする請求項4または5に記載の光センターノード。
  7. 【請求項7】該光強度検出手段は閾値の異なる2つの識
    別回路で構成されることを特徴とする請求項6に記載の
    光センターノード。
  8. 【請求項8】該光ノードと通信する通信手段は、該波長
    多重通信ネットワークとは別個の通信系で光ノードと通
    信することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載
    の光センターノード。
  9. 【請求項9】該分配手段は、入力ポート数と出力ポート
    数が当該光センターノードに接続可能な光ノード数に等
    しいスターカプラであることを特徴とする請求項1乃至
    8の何れかに記載の光センターノード。
  10. 【請求項10】該波長配置検出手段側に接続される光信
    号は、入力ポート数が当該光センターノードに接続可能
    な光ノード数に等しいツリーカプラを介して、波長配置
    検出手段に接続されることを特徴とする請求項1乃至8
    の何れかに記載の光センターノード。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10の何れかに記載の光セ
    ンターノードを有することを特徴とする波長多重通信ネ
    ットワーク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013528495A (ja) * 2010-05-11 2013-07-11 プレシテック カーゲー レーザ切断ヘッドおよびレーザ切断ヘッドを用いて被加工物を切断する方法

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