JP2000332679A - 無線データ通信システム - Google Patents

無線データ通信システム

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JP2000332679A
JP2000332679A JP11143188A JP14318899A JP2000332679A JP 2000332679 A JP2000332679 A JP 2000332679A JP 11143188 A JP11143188 A JP 11143188A JP 14318899 A JP14318899 A JP 14318899A JP 2000332679 A JP2000332679 A JP 2000332679A
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station
communication station
data
wireless data
vehicle
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JP11143188A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Sumi
義明 角
Wataru Kawasaki
渉 河崎
Yoshinori Tanaka
美紀 田中
Shunji Sarashina
俊二 更科
Hironobu Watanabe
浩亘 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央局、中継局の設置を回避しつつ、ケーブ
ルおよびコネクタが不要であり、かつ自動車局と固定局
との接続が容易であり、かつ自動車の外観を損ねずに自
動車局と固定局間の無線伝送を可能とする無線データ通
信システムを提供する。 【解決手段】 自動車局100と固定局110との間でデータ
を送受信するシステムであって、自動車局100と固定局1
10の双方に無線機105、115を備え、自動車局100と固定
局110との間でデータを無線伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車側の通信局
と固定の通信局との間で高速かつ大容量のデータ通信を
行うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用データ送受信システムと
しては、特開平7-193874号公報に開示されたものがあっ
た。その自動車用データ送受信システムを図13に示
す。この自動車用データ送受信システムは中央局1201と
中継局1203とを備えている。中央局1201は制御中枢であ
る中央コンピュータ1211、関連データを記憶しておく記
憶装置1212、中継局1203とのインタフェースのための局
間インタフェース装置1213を備えている。中継局1203は
制御中枢である中継局コンピュータ1231、提供情報を記
憶しているCD-ROM、ハードディスクなどの記憶装置123
2、中央局1201および中継局1203とのインタフェースの
ための局間インタフェース装置1233、操作情報などを表
示する表示装置1234、キーボード、マウス、ジョイステ
ィックなど、操作指令を入力するための入力装置1235、
並びに自動車1204用のインタフェース装置1236を備えて
いる。さらに、インタフェース装置1236は中継局データ
線1238を介してコネクタ1237に接続されている。
【0003】このような自動車用データ送受信システム
において、中央局1201はデータの生成を行い、専用デー
タ線1202(または電話回線)を介して各地に設けた中継
局1203へ送信する。中継局1203は送信されてきたデータ
を記憶装置1232に記憶し、自動車1204と中継局1203とは
それぞれに設けたコネクタ1237、1249によってデータの
送受を可能としている。
【0004】このようなシステムにおいて、ドライバー
は自動車1204を運転して最寄りの情報ターミナル(中継
局1203)へ行き、自動車1204側のコネクタ1249と情報タ
ーミナル側のコネクタ1237を結合し、双方のデータを送
受信することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは、中央局、中継局の設置という膨大な
設備投資が必要となるのみならず、中継局である情報タ
ーミナルを多数設置しなければ実用にならない。また、
自動車と情報ターミナルを接続するには、人手によりケ
ーブルを接続する手間が必要であるのみならず、自動車
に接続部を設けることで著しく外観を損ね、あるいいは
外観を損ねないために接続部を隠蔽するための蓋を必要
とし構造が極めて複雑になるという課題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決すること
のできる無線データ通信システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明に係る無線データ通信シ
ステムは、自動車側の通信局(以下、自動車局)と固定
の通信局(以下、固定局)の双方に無線データ送受信装
置を備え、固定局と自動車局との間でデータを無線伝送
する構成とした。このように構成することにより、中央
局、中継局の設置という膨大な設備投資を回避しつつ、
ケーブルおよびコネクタが不要であり、かつ自動車局と
固定局との接続が容易であり、かつ自動車の外観を損ね
ずに自動車局と固定局間の無線伝送を可能とする無線デ
ータ通信システムを得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、自動車局と固定局との間でデータを送受信するシス
テムであって、前記自動車局と前記固定局の双方に無線
データ送受信装置を備え、前記自動車局と前記固定局と
の間でデータを無線伝送する無線データ通信システムで
あり、自動車局と固定局との双方の無線データ送受信装
置がデータを無線伝送するという作用を有する。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の無線データ通信システムにおいて、無線データ
送受信装置は電波を媒体とした無線伝送を行う無線デー
タ通信システムであり、自動車局と固定局との双方の無
線データ送受信装置が電波を媒体とした無線伝送を行う
という作用を有する。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の無線データ通信システムにおいて、無線データ
送受信装置は光を媒体とした無線伝送を行う無線データ
通信システムであり、自動車局と固定局との双方の無線
データ送受信装置が光を媒体とした無線伝送を行うとい
う作用を有する。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の無線データ通信システムにおいて、光を赤外線
とした無線データ通信システムであり、自動車局と固定
局との双方の無線データ送受信装置が赤外線を媒体とし
た無線伝送を行うという作用を有する。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1記載の無線データ通信システムにおいて、自動車局は
FM多重受信機を備え、固定局はFM多重送信機を備え
た無線データ通信システムであり、固定局のFM多重送
信機が無線で送信したデータを自動車局のFM多重受信
機で受信するという作用を有する。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の無線データ通信システムにおける固定局であっ
て、FM多重送信機はFM多重放送のデータ形式のデー
タを送信する固定局であり、固定局のFM多重送信機は
FM多重放送のデータ形式のデータを無線で送信すると
いう作用を有する。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
5記載の無線データ通信システムにおける自動車局であ
って、FM多重受信機はFM多重放送のデータ形式のデ
ータを受信する自動車局であって、自動車局のFM多重
受信機は無線で送信されたFM多重放送のデータ形式の
データを受信するという作用を有する。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1記載の無線データ通信システムにおける固定局であっ
て、データ生成装置とプログラムされたコンピュータと
を備え、該データ生成装置が生成したデータを該コンピ
ュータの制御によって無線データ送受信装置から送信す
る固定局であり、データ生成装置が生成したデータをプ
ログラムされたコンピュータの制御によって無線データ
送受信装置から送信するという作用を有する。
【0016】本発明の請求項9に記載の発明は、自動車
局と固定局との間でデータを送受信する方法であって、
データ生成装置とプログラムされたコンピュータとを前
記固定の通信局に備え、該コンピュータは該データ生成
装置が生成したデータを蓄積するステップと、蓄積した
データを前記自動車局に伝送するステップとを実行する
無線データ通信方法であり、コンピュータのデータ生成
装置が生成したデータをプログラムされたコンピュータ
の制御によって自動車局に伝送するという作用を有す
る。
【0017】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項8記載のコンピュータに用いる記録媒体であって、デ
ータ生成装置が生成したデータを蓄積するステップと、
蓄積したデータを自動車局に伝送するステップとを実行
するための制御プログラムを記録した記録媒体であり、
記録された制御プログラムを用いて、データ生成装置が
生成したデータの蓄積、および蓄積したデータの送信の
制御を行うという作用を有する。
【0018】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項2記載の無線データ通信システムにおける固定局であ
って、自動車局が停止した状態で直下信号を検出可能と
した固定局であり、固定局が送信した無線電波の直下の
位置に存在することを自動車局が停止した状態で検出可
能にするという作用を有する。
【0019】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11記載の固定局であって、送信アンテナを回動可能
にした固定局であり、送信アンテナを回動することによ
り、その送信アンテナの直下の位置に存在することを自
動車局が停止した状態で検出可能にするという作用を有
する。
【0020】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項1記載の無線データ通信システムにおいて、スペクト
ラム拡散方式で自動車局と固定局の間でデータを送受信
する無線データ通信システムであり、自動車局と固定局
との双方の無線データ送受信装置がスペクトラム拡散方
式でデータを無線伝送するという作用を有する。
【0021】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項1記載の無線データ通信システムにおいて、自動車局
の無線データ送受信装置の送信信号を固定局が受信する
ことにより自動的にデータ通信を開始する無線データ通
信システムであり、自動車局の無線データ送受信装置か
らの送信信号を固定局が受信することにより自動的にデ
ータ通信が開始されるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項14記載の無線データ通信システムにおける固定局で
あって、データ通信を行っていないときには自動車局か
らの送信信号の検出手段以外への電源供給を遮断して省
電力モードで動作し、前記送信信号を検出することによ
り省電力モードから通常モードに移行する固定局であ
り、データ通信を行っていないときに省電力モードで動
作し、自動車局の無線データ送受信装置からの送信信号
の検出することにより通常モードに移行するという作用
を有する。
【0023】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項14記載の無線データ通信システムにおいて、カーナ
ビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置から位
置情報を受け取る手段と、自動車局から固定局への電波
到達距離を予め記憶する手段とを自動車局に備え、前記
自動車局が前記電波到達距離範囲内に到達した時点から
前記自動車局の無線データ送受信装置が送信信号を前記
固定局に送信する無線データ通信システムであり、自動
車局から固定局への電波到達距離範囲内に到達した時点
から自動車局の無線データ送受信装置が送信信号を固定
局に送信するという作用を有する。
【0024】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項1記載の無線データ通信システムにおいて、固定局に
車両検出手段を備え、前記固定局が自動車を検出するこ
とにより自動的にデータ通信を開始する無線データ通信
システムであり、固定局が自動車を検出することにより
自動的にデータ通信を開始するという作用を有する。
【0025】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項1記載の無線データ通信システムにおいて、固定局に
車両検出手段を備え、前記固定局がデータ通信を行って
いないときには車両検出手段以外への電源供給を遮断し
て省電力モードで動作し、前記固定局が自動車を検出す
ることにより省電力モードから通常モードに移行する無
線データ通信システムであり、固定局が自動車を検出し
ていないときは省電力モードで動作し、自動車を検出し
ているときは通常モードで動作するという作用を有す
る。
【0026】本発明の請求項19に記載の発明は、請求
項1記載の無線データ通信システムにおいて、自動車局
の無線データ送受信装置が車庫シャッターの電動開閉装
置のリモコンを兼用した無線データ通信システムであ
り、自動車局の無線データ送受信装置により車庫シャッ
ターの電動開閉装置のリモートコントロールを可能にす
るという作用を有する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図12を用いて詳細に説明する。
【0028】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態では、自動車局にナビゲーション装置と無線機と
を設け、家庭局にパーソナルコンピュータとホームセキ
ュリティシステムと無線機とを設け、それらの無線機を
介してデータ通信を行うように構成した。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図1にお
いて自動車局100は自車位置の測位、経路探索あるいは
表示のための描画などを行うナビゲーション装置101、
操作および表示を行うヘッドユニット102、データの変
復調を行うモデム103、上記各機器を接続する車載LAN10
4、および音声信号あるいはモデム103で変復調されたデ
ータを送受信する無線機105で構成される。そして、家
庭局110は侵入者、火災あるいはガス漏れなどを検出す
るセンサ(図示せず)と接続されるホームセキュリティ
システム111、ハードディスクなどの記録媒体(図示せ
ず)に記録されたプログラムを用いてホームセキュリテ
ィシステム111の情報の蓄積・加工などを行うパーソナ
ルコンピュータ112、データの変復調を行うモデム113、
上記各機器を接続する家庭内のネットワーク(家庭LAN1
14)、および音声信号あるいはモデム113で変復調され
たデータを送受信する無線機105で構成される。
【0030】図1において、自動車局100のドライバー
がヘッドユニット102を操作してホームセキュリティ情
報を要求すると、この要求がヘッドユニット102からナ
ビゲーション装置101に車載LAN104を経由して伝送され
る。ナビゲーション装置101はこの要求を予め定められ
たナビゲーション装置−パーソナルコンピュータ間の通
信仕様に基づく符号列に変換しモデム103に出力する。
モデム103はこの符号列を変調して無線機105に送り、無
線機105は変調された前記符号列をアンテナ(図示せ
ず)より送信する。
【0031】家庭局110の無線機115は、変調された前記
符号列をアンテナ(図示せず)より受信するとモデム11
3に出力する。モデム113は変調された前記符号列を復調
し、家庭LAN114を経由してパーソナルコンピュータ112
に出力する。パーソナルコンピュータ112は前記符号列
を予め定められたナビゲーション装置−パーソナルコン
ピュータ間の通信仕様に基づき解読する。そして、ホー
ムセキュリティ情報の要求であることを知ると、家庭LA
N114を通じてホームセキュリティシステム111から常時
送られ蓄積しているホームセキュリティ情報を、上述の
ホームセキュリティ情報要求の伝送を逆順に辿りナビゲ
ーション装置101に伝送するように制御する。
【0032】ナビゲーション装置101は伝送されてきた
ホームセキュリティ情報を描画コマンドに変換し、車載
LAN104を経由してヘッドユニット102に伝送し、ヘッド
ユニット102はその描画コマンドに基づき表示装置に描
画する。
【0033】本発明の第1の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため、自動車局と家庭局の接続
が容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、
自動車で家に到着後、家に入る前や走行中の車中から不
審者の進入、不審者の侵入、火災、ガス漏れなどを知る
ことができる。
【0034】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態では、VICS(Vehicle Information and Communic
ation System)のデータ形式で家庭局のデータを自動車
局に送信することにより、自動車局が既存のVICS受信機
器を利用できるようにした。
【0035】図2は、本発明の第2の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図2にお
いて自動車局200は自車位置の測位、経路探索あるいは
表示のための描画などを行うナビゲーション装置201、
操作および表示を行うヘッドユニット202、VICSの電波
ビーコンのデータを受信する電波ビーコン受信機203、
上記各機器を接続する車載LAN204、および電波ビーコン
受信アンテナ205で構成される。家庭局210は侵入者、火
災あるいはガス漏れなどを検出するセンサ(図示せず)
と接続されるホームセキュリティシステム211、ハード
ディスクなどの記録媒体(図示せず)に記録されたプロ
グラムを用いてホームセキュリティシステム211の情報
の蓄積・加工などを行うパーソナルコンピュータ212、
パーソナルコンピュータ212から送られるデータをVICS
の電波ビーコンの文字情報または図形情報のデータ形式
に変換し送信する電波ビーコン送信機213、上記各機器
を接続する家庭LAN214、および電波ビーコン送信アンテ
ナ215で構成される。
【0036】図2において、家庭局210内のパーソナル
コンピュータ212は家庭LAN214を通じてホームセキュリ
ティシステム211から常時送られ蓄積しているホームセ
キュリティ情報を、電波ビーコン送信機213に家庭LAN21
4を経由して送出する。電波ビーコン送信機213はこの情
報をVICSの電波ビーコンの文字情報または図形情報のデ
ータ形式に変換し電波ビーコン送信アンテナ215から送
信する。
【0037】自動車局200の電波ビーコン受信アンテナ2
05から前記データを受信した電波ビーコン受信機203
は、受信したデータを車載LAN204経由でナビゲーション
装置201に伝送する。ナビゲーション装置201は受け取っ
たVICSの電波ビーコンの文字情報または図形情報を描画
コマンドに変換し、車載LAN204経由でヘッドユニット20
2に伝送する。ヘッドユニット202は前記描画コマンドに
基づき表示装置に描画する。
【0038】なお、以上の説明では、VICSの電波ビーコ
ン送信機、電波ビーコン受信機および電波ビーコン送受
信アンテナによる場合を説明したが、VICSのFM多重送
信機、FM多重受信機およびFM送受信アンテナで構成
しても同様の効果が得られる。
【0039】本発明の第2の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため自動車局と家庭局の接続が
容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、自
動車で到着後、家に入る前や走行中の車中から不審者の
侵入、火災、ガス漏れを知ることができる。そして、自
動車局側の電波ビーコン受信機およびアンテナをVICS受
信用と共用できる。
【0040】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態では、自動車局と家庭局との間でデータの送受信
をVICSの光ビーコン送受信機を用いて行うとともに、自
動車局の自動料金収受装置の蓄積取引情報を家庭局のパ
ーソナルコンピュータに蓄積できるようにした。
【0041】図3は、本発明の第3の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図3にお
いて自動車局300は自車位置の測位、経路探索あるいは
表示のための描画などを行うナビゲーション装置301、
操作および表示を行うヘッドユニット302、VICSの光ビ
ーコンのデータを送受信する光ビーコン送受信機303、
有料道路の自動料金収受装置304、上記各機器を接続す
る車載LAN305、および光ビーコンアンテナ306で構成さ
れる。家庭局310は侵入者、火災あるいはガス漏れなど
を検出するセンサ(図示せず)と接続されるホームセキ
ュリティシステム311、ハードディスクなどの記録媒体
(図示せず)に記録されたプログラムを用いてホームセ
キュリティシステム311の情報の蓄積・加工などを行う
パーソナルコンピュータ312、パーソナルコンピュータ3
12から送られるデータをVICSの光ビーコンの文字情報ま
たは図形情報のデータ形式に変換し送信する光ビーコン
送受信機313、上記機器を接続する家庭LAN314および光
ビーコンアンテナ315で構成される。
【0042】図3において、家庭局310内のパーソナル
コンピュータ312は、家庭LAN314を通じてホームセキュ
リティシステム311から常時送られ蓄積しているホーム
セキュリティ情報を、光ビーコン送受信機313に家庭LAN
314を経由して送出し、光ビーコン送受信機313はこの情
報をVICSの光ビーコンの文字情報または図形情報のデー
タ形式に変換し光ビーコンアンテナ315から送信する。
【0043】自動車局300の光ビーコンアンテナ306から
前記データを受信した光ビーコン送受信機303は、受信
したデータを車載LAN305経由でナビゲーション装置301
に伝送する。ナビゲーション装置301は受け取ったVICS
の光ビーコンの文字情報または図形情報を描画コマンド
に変換し、車載LAN305経由でヘッドユニット302に伝送
する。ヘッドユニット302は前記描画コマンドに基づき
表示装置に描画する。
【0044】一方、ナビゲーション装置301はホームセ
キュリティ情報の受け取りを起動条件として、自動料金
収受装置304に料金支払情報を車載LAN305経由で要求し
受け取る。ナビゲーション装置301はその料金支払情報
を車載LAN305経由で光ビーコン送受信機303に伝送し、
光ビーコン送受信機303は前記料金支払情報をVICSの光
ビーコンのアップリンク情報のデータ形式に変換し光ビ
ーコンアンテナ306から送信する。家庭局310の光ビーコ
ン送受信機313は光ビーコンアンテナを介してアップリ
ンク情報として前記料金支払情報を受け取ると、家庭LA
N314経由でパーソナルコンピュータ312に伝送し、パー
ソナルコンピュータ312は前記料金支払情報を蓄積す
る。
【0045】本発明の第3の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため自動車局と家庭局の接続が
容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、自
動車で到着後、家に入る前や走行中の車中から不審者の
侵入、火災、ガス漏れなどを知ることができる。そし
て、自動車局側の光ビーコン受信機およびアンテナをVI
CS送受信用と共用できる。さらに、自動料金収受装置の
蓄積取引情報を家庭局のパーソナルコンピュータに蓄積
できる。
【0046】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態では、自動車局と家庭局との間でデータの送受信
をIrDA(Infrared Data Association)のデータ形式で
行うとともに、自動車局の自動料金収受装置の蓄積取引
情報を家庭局のパーソナルコンピュータに蓄積できるよ
うに構成した。
【0047】図4は、本発明の第4の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図4にお
いて自動車局400は自車位置の測位、経路探索あるいは
表示のための描画などを行うナビゲーション装置401、
操作および表示を行うヘッドユニット402、IrDAプロト
コルでデータを送受信するIrDA送受信機403、有料道路
の自動料金収受装置404、上記各機器を接続する車載LAN
405、および受発光部406で構成される。家庭局410は侵
入者、火災あるいはガス漏れなどを検出するセンサ(図
示せず)と接続されるホームセキュリティシステム41
1、ハードディスクなどの記録媒体(図示せず)に記録
されたプログラムを用いてホームセキュリティシステム
411の情報の蓄積・加工などを行うIrDAインタフェース
内蔵のパーソナルコンピュータ412、上記各機器を接続
する家庭LAN413、および受発光部414で構成される。
【0048】図4において、自動車局400のドライバー
がヘッドユニット402を操作してホームセキュリティ情
報を要求すると、その要求がヘッドユニット402からナ
ビゲーション装置401に車載LAN405経由で伝送される。
ナビゲーション装置401はその要求を予め定められたナ
ビゲーション装置−パーソナルコンピュータ間の通信仕
様に基づく符号列に変換しIrDA送受信機403に出力す
る。IrDA送受信機403は前記符号列を変調し受発光部406
より送信する。
【0049】家庭局410のパーソナルコンピュータ412
は、変調された前記符号列を受発光部414より受信する
と、変調された前記符号列を復調し、予め定められたナ
ビゲーション装置−パーソナルコンピュータ間の通信仕
様に基づき解読する。そして、ホームセキュリティ情報
の要求であることを知ると、家庭LAN413を通じてホーム
セキュリティシステム411から常時送られ蓄積している
ホームセキュリティ情報を、上述のホームセキュリティ
情報要求の伝送を逆順に辿りナビゲーション装置401に
伝送する。
【0050】ナビゲーション装置401は、伝送されてき
たホームセキュリティ情報を描画コマンドに変換し、車
載LAN405経由でヘッドユニット402に伝送し、ヘッドユ
ニット402は前記描画コマンドに基づき表示装置に描画
する。
【0051】一方、ナビゲーション装置401は、ホーム
セキュリティ情報の受け取りを起動条件として、自動料
金収受装置404に料金支払情報を車載LAN405経由で要求
し受け取る。ナビゲーション装置401は前記料金支払情
報を予め定められたナビゲーション装置−パーソナルコ
ンピュータ間の通信仕様に基づく符号列に変換し、上述
のホームセキュリティ情報の要求と同一の流れで家庭局
のパーソナルコンピュータに412に伝送する。こうして
パーソナルコンピュータ412は前記料金支払情報を蓄積
できる。
【0052】本発明の第4の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため自動車局と家庭局の接続が
容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、自
動車で到着後、家にはいる前や走行中の車中から不審者
の侵入、火災、ガス漏れを知ることができる。また、自
動料金収受装置の蓄積取引情報を家庭局のパーソナルコ
ンピュータに蓄積できる。さらに、パーソナルコンピュ
ータに広く使用されているIrDAインタフェースを有効活
用できる。
【0053】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態では、自動車局と家庭局との間でデータの送受信
をスペクトラム拡散方式を用いて行うとともに、自動車
局から固定局への電波到達距離範囲内に到達した時点か
らデータの送受信を行うように構成した。
【0054】図5は、本発明の第5の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図5にお
いて、自動車局500は自車位置の測位、経路探索あるい
は表示のための描画などを行うナビゲーション装置50
1、操作および表示を行うヘッドユニット502、データの
変復調を行うモデム503、電池を内蔵し不揮発性とした
メモリカードを接続するメモリカードユニット504、上
記各機器を接続する車載LAN505、および音声信号あるい
はモデム503で変復調されたデータを拡散符号により拡
散/逆拡散し送受信するスペクトラム拡散送受信機506
で構成される。家庭局510は侵入者、火災あるいはガス
漏れなどを検出するセンサ(図示せず)と接続されるホ
ームセキュリティシステム511、ハードディスクなどの
記録媒体(図示せず)に記録されたプログラムを用いて
ホームセキュリティシステム511の情報の蓄積・加工な
どを行うパーソナルコンピュータ512、データの変復調
を行うモデム513、上記各機器を接続する家庭内のネッ
トワーク(家庭LAN514)、および音声信号あるいはモデ
ム513で変復調されたデータを拡散符号により拡散/逆
拡散し送受信するスペクトラム拡散送受信機515で構成
される。
【0055】ナビゲーション装置501は、GPS(Global P
ositioning System)受信機(図示せず)からの緯度経
度情報やマップマッチングアルゴリズムにより自車位置
の測位を行い、内蔵のCD-ROMまたはDVD-ROM(図示せ
ず)の地図情報により、表示のための描画コマンドを生
成し車載LAM505経由でヘッドユニット502に伝送する。
ヘッドユニット502はこの描画コマンドにより地図と自
車位置を画面表示する。同時にナビゲーション装置501
はメモリカードユニット504から家庭局510の緯度経度情
報を取得し、表示中の地図画面内に家庭局510が含まれ
ているかを監視している。
【0056】図6は、ヘッドユニット502に表示される
地図の一例である。ここでは、表示中の地図画面内に家
庭局510が含まれている状態を表す。そして、自動車局5
00はAの位置から矢印の方向に進み、Bの位置に到達す
ることを示す。なお、矢印は説明のため便宜上図示した
が、実際にはヘッドユニット502には表示されない。ま
た、自動車局が2台同時に表示される訳ではない。家庭
局510を中心とする円520は、家庭局510と自動車局500の
間のスペクトラム拡散送受信機の送信電波相互到達範囲
で、家庭局510の緯度経度と共に予めメモリカードユニ
ット504に登録されている。
【0057】以下、図5および図6を用いて動作を説明
する。
【0058】図6におけるAの位置では、自動車局500
は送信電波相互到達範囲外であり、ナビゲーション装置
501の制御により、スペクトラム拡散送受信機506は送信
を中止している。一方、家庭局510のパーソナルコンピ
ュータ512は省電力モードで動作している。
【0059】自動車局500が矢印の方向に進みBの位置
に到達すると、ナビゲーション装置501は自車位置が送
信電波相互到達範囲520に入ったことを知り、予め定め
られたナビゲーション装置−パーソナルコンピュータ間
の通信仕様に基づく問い合わせメッセージをモデム50
3、スペクトラム拡散送受信機506経由で送信する。
【0060】家庭局510のスペクトラム拡散送受信機515
は自動車局500のスペクトラム拡散送受信機506の送信電
波を受信し逆拡散してモデム513に送る。モデム513は受
信データを復調して問い合わせメッセージを取得し、家
庭LAN514経由でパーソナルコンピュータ512に伝送す
る。パーソナルコンピュータ512は前記メッセージの受
信により省電力モードから通常動作モードに移行し、家
庭LAN514を通じてホームセキュリティシステム511に対
しホームセキュリティ情報を要求し獲得する。パーソナ
ルコンピュータ512は獲得したホームセキュリティ情報
を家庭LAN514経由でモデム513に送出する。モデム513は
前記ホームセキュリティ情報を変調してスペクトラム拡
散送受信機515に送り、スペクトラム拡散送受信機515は
拡散コードで拡散して送信する。
【0061】自動車局500のスペクトラム拡散送受信機5
06は、家庭局510のスペクトラム拡散送受信機515の送信
電波を受信し逆拡散してモデム503に送る。モデム503は
受信データを復調してホームセキュリティ情報を取得
し、車載LAN505経由でナビゲーション装置501に伝送す
る。ナビゲーション装置501は伝送されたホームセキュ
リティ情報を描画コマンドに変換し、車載LAN505経由で
ヘッドユニット502に伝送する。ヘッドユニット502は前
記描画コマンドに基づき表示装置に描画する。
【0062】なお、以上の説明では、送信電波相互到達
範囲を円で表示したが、電波伝搬状況に対応した円以外
の図形で表示しても同様の効果が得られる。また、送信
電波相互到達範囲をヘッドユニット502の表示画面上に
表示したが、表示しないよう構成しても同様の効果が得
られる。さらに、送信電波相互到達範囲および家庭局51
0の緯度経度を予めメモリカードユニット504に登録する
場合を説明したが、ナビゲーション装置501内に電池を
内蔵し不揮発性としたメモリを設け、そのメモリに登録
するよう構成しても同様の効果が得られる。
【0063】本発明の第5の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため自動車局と家庭局の接続が
容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、自
動車で到着後、家にはいる前や走行中の車中から不審者
の侵入、火災、ガス漏れなどを知ることができる。そし
て、消費電力の低減とデータ転送開始/中止の自動化を
実現できる。
【0064】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態では、自動車局と家庭局との間でデータの送受信
をIrDAのデータ形式で行うとともに、家庭局の車両セン
サが自動車を検出していないときは省電力モードで動作
し、自動車を検出しているときは通常モードで動作する
ように構成した。
【0065】図7は、本発明の第6の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図7にお
いて自動車局700は自車位置の測位、経路探索あるいは
表示のための描画などを行うナビゲーション装置701、
操作および表示を行うヘッドユニット702、IrDAプロト
コルでデータを送受信するIrDA送受信機703、上記各機
器を接続する車載LAN704、および受発光部705で構成さ
れる。家庭局710は侵入者、火災あるいはガス漏れなど
を検出するセンサ(図示せず)と接続されるホームセキ
ュリティシステム711、ハードディスクなどの記録媒体
(図示せず)に記録されたプログラムを用いてホームセ
キュリティシステム711の情報の蓄積・加工などを行うI
rDAインタフェース内蔵のパーソナルコンピュータ712、
家庭局710の車庫内の自動車を検出する車両センサ713、
および家庭局710の車庫内に設置された受発光部714で構
成される。車両センサ713には超音波センサ、磁気セン
サ、フォトインタラプタなどが使用できる。
【0066】図7において、自動車局700が車庫外に存
在するとき、家庭局710のパーソナルコンピュータ712お
よび受発光部714は省電力モードで動作している。自動
車局700が車庫内に入ると、車両センサ713は検出信号を
パーソナルコンピュータ712に送る。パーソナルコンピ
ュータ712はそ該検出信号により省電力モードから通常
動作モードに移行し、ホームセキュリティシステム711
に対しホームセキュリティ情報を要求し獲得する。パー
ソナルコンピュータ712は獲得したホームセキュリティ
情報を予め定められたナビゲーション装置−パーソナル
コンピュータ間の通信仕様に基づく符号列に変換し、さ
らに変調した上で受発光部714より送信する。
【0067】自動車局700のIrDA送受信機703は、変調さ
れた前記符号列を受発光部705より受信すると、変調さ
れた前記符号列を復調し、車載LAN704経由でナビゲーシ
ョン装置701に伝送する。ナビゲーション装置701は伝送
された符号列を予め定められたナビゲーション装置−パ
ーソナルコンピュータ間の通信仕様に基づきホームセキ
ュリティ情報として解読し、そのホームセキュリティ情
報を描画コマンドに変換し、車載LAN704経由でヘッドユ
ニット702に伝送する。ヘッドユニット702は前記描画コ
マンドに基づき表示装置に描画する。
【0068】なお、以上の説明では、受発光部714と車
両センサ713を家庭局710の車庫内に設置する場合を説明
したが、車両センサ713が自動車局700検出時に家庭局71
0と自動車局700の双方の受発光部(705および714)が互
いに赤外線伝送可能となるように配置すれば、家庭局71
0近傍の他の場所に設置しても同様の効果が得られる。
【0069】本発明の第6の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため自動車局と家庭局の接続が
容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、自
動車で到着後、家にはいる前や走行中の車中から不審者
の侵入、火災、ガス漏れなどを知ることができる。そし
て、消費電力の低減とデータ転送開始/中止の自動化を
実現できる。また、パーソナルコンピュータに広く使用
されているIrDAインタフェースを有効活用できる。
【0070】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態では、自動車局により車庫シャッターの電動開閉
装置のリモートコントロールを可能にした。
【0071】図8は、本発明の第7の実施の形態の自動
車用無線データ通信システムの構成図を示す。図8にお
いて自動車局800は自車位置の測位、経路探索あるいは
表示のための描画などを行うナビゲーション装置801、
操作および表示を行うヘッドユニット802、データの変
復調を行うモデム803、上記各機器を接続する車載LAN80
4、および音声信号あるいはモデム803で変復調されたデ
ータを送受信する無線機805で構成される。そして、家
庭局810は侵入者、火災あるいはガス漏れなどを検出す
るセンサ(図示せず)と接続されるホームセキュリティ
システム811、ハードディスクなどの記録媒体(図示せ
ず)に記録されたプログラムを用いてホームセキュリテ
ィシステム811の情報の蓄積・加工などを行うパーソナ
ルコンピュータ812、データの変復調を行うモデム813、
上記各機器をおよび後述のモータ制御・駆動装置815を
接続する家庭内のネットワーク(家庭LAN814)、パーソ
ナルコンピュータ812からの指令により車庫シャッター
開閉モータ816を制御/駆動するモータ制御・駆動装置8
15、車庫シャッター開閉モータ816、および音声信号あ
るいはモデム813で変復調されたデータを拡散符号によ
り拡散/逆拡散し送受信する無線機817で構成される。
【0072】図8において、自動車局800のドライバー
がヘッドユニット802を操作して車庫シャッターを開く
ように要求すると、その要求がヘッドユニット802から
ナビゲーション装置801に車載LAN804経由で伝送され
る。ナビゲーション装置801はその前記要求を予め定め
られたナビゲーション装置−パーソナルコンピュータ間
の通信使用に基づく符号列に変換しモデム803に出力す
る。モデム803はその符号列を変調し無線機805に送る。
無線機805は変調された前記符号列をアンテナ(図示せ
ず)より送信する。
【0073】家庭局810の無線機817は、変調された前記
符号列をアンテナ(図示せず)より受信し、モデム813
に出力する。モデム813は変調された前記符号列を復調
し、家庭内LAN814経由でパーソナルコンピュータ812に
出力する。パーソナルコンピュータ812は前記符号列を
予め定められたナビゲーション装置−パーソナルコンピ
ュータ間の通信使用に基づき解読する。そして、車庫シ
ャッターを開く要求であることを知ると、家庭内LAN814
を通じてモータ制御・駆動装置815に車庫シャッターを
開くように指令する。モータ制御・駆動装置815は指令
に従って車庫シャッター開閉モータ816を駆動し、車庫
シャッター(図示せず)が開く。
【0074】一方、パーソナルコンピュータ812は車庫
シャッターを開く要求の受け取りを起動条件として、家
庭内LAN814を通じてホームセキュリティシステム811か
ら常時送られ蓄積しているホームセキュリティ情報を、
上述の車庫シャッターを開く要求の伝送を逆順に辿りナ
ビゲーション装置801に伝送するように制御する。
【0075】ナビゲーション装置801は、伝送されてき
たホームセキュリティ情報を描画コマンドに変換し、車
載LAN804経由でヘッドユニット802に伝送する。ヘッド
ユニット802は前記描画コマンドに基づき表示装置に描
画する。
【0076】本発明の第7の実施の形態によれば、中継
局の設置が不要であるため、自動車用データ通信システ
ムを低コストで実現することができる。また、ケーブル
およびコネクタが不要のため自動車局と家庭局の接続が
容易な無線データ通信システムが得られる。さらに、自
動車で到着後、家にはいる前や走行中の車中から不審者
の侵入、火災、ガス漏れなどを知ることができる。そし
て、自動車局を車庫シャッターのリモコン装置と兼用で
きる。
【0077】(電波ビーコン用送信アンテナ)図9〜図
12を用いて本発明の実施の形態における電波ビーコン
用送信アンテナについて説明する。ここで、図9は電波
ビーコン用送信アンテナの平面図、図10は図9のB−
B’断面図である。また、図11は電波ビーコンにおけ
る電界強度と進行方向(距離)との関係図である。そし
て、図12は電波ビーコン用送信アンテナの回転状態を
示す図である。
【0078】図9および図10に示すように、この電波
ビーコン用送信アンテナはアンテナ本体1101と、アンテ
ナ本体1101を回動させるシャフト1102を備えている。ア
ンテナ本体1101の内部には、独立に給電可能な2基の単
体アンテナ901、902が設けられている。各単体アンテナ
901、902はそれぞれに主ビームを有する。したがって、
図9の左右方向における電界強度は図11のようにな
り、2つのピークとその間のディップを検出すること
で、この電波ビーコン用アンテナの直下を自動車が通過
したものと判定することができる。
【0079】そして、図12の(a)→(b)→(c)→(d)に示
すように、アンテナ本体1101をシャフト1102の回りに36
0度回転させることで、停車中の自動車に搭載されたVIC
Sの電波ビーコン用受信アンテナに図11に示した電界
強度を与えることができ、停車中の自動車局に直下信号
を検出させることができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、自動車局と固定局の双方に無線データ送受信装置を
備え、固定局と自動車局との間でデータを無線伝送する
ので、中央局、中継局の設置という膨大な設備投資を回
避しつつ、ケーブルおよびコネクタが不要であり、かつ
自動車局と固定局との接続が容易であり、かつ自動車の
外観を損ねずに自動車局と固定局間の無線伝送を可能と
する無線データ通信システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図2】本発明の第2の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図3】本発明の第3の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図4】本発明の第4の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図5】本発明の第5の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図6】本発明の第5の実施の形態におけるヘッドユニ
ットに表示される地図を説明する図、
【図7】本発明の第6の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図8】本発明の第6の実施の形態の自動車用無線デー
タ通信システムの構成図、
【図9】本発明の実施の形態における電波ビーコン用送
信アンテナの平面図、
【図10】図9のB−B’断面図、
【図11】電波ビーコンにおける電界強度と進行方向
(距離)との関係図、
【図12】図9の電波ビーコン用送信アンテナの回転状
態を示す図、
【図13】従来の自動車用データ通信システムの構成図
である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500、700、800 自動車局 101、201、301、401、501、701、801 ナビゲーション
装置 105、115、805、817 無線機 110、210、310、410、510、710、810 家庭局 112、212、312、412、512、712、812 パーソナルコン
ピュータ 203 電波ビーコン受信機 205 電波ビーコン受信アンテナ 213 電波ビーコン送信機 215 電波ビーコン送信アンテナ 303、313 光ビーコン送受信機 403、703 IrDA送受信機 504 メモリーカードユニット 506、515 スペクトラム拡散送受信機 816 車庫シャッター開閉モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04L 11/00 310B (72)発明者 田中 美紀 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 更科 俊二 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩亘 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車側の通信局と固定の通信局との間
    でデータを送受信するシステムであって、前記自動車側
    の通信局と前記固定の通信局の双方に無線データ送受信
    装置を備え、前記自動車側の通信局と前記固定の通信局
    との間でデータを無線伝送すること特徴とする無線デー
    タ通信システム。
  2. 【請求項2】 無線データ送受信装置は電波を媒体とし
    た無線伝送を行うものであることを特徴とする請求項1
    記載の無線データ通信システム。
  3. 【請求項3】 無線データ送受信装置は光を媒体とした
    無線伝送を行うものであることを特徴とする請求項1記
    載の無線データ通信システム。
  4. 【請求項4】 光は赤外線であることを特徴とする請求
    項3記載の無線データ通信システム。
  5. 【請求項5】 自動車側の通信局はFM多重受信機を備
    え、固定の通信局はFM多重送信機を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の無線データ通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の無線データ通信システム
    における固定の通信局であって、FM多重送信機はFM
    多重放送のデータ形式のデータを送信することを特徴と
    する固定の通信局。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の無線データ通信システム
    における自動車側の通信局であって、FM多重受信機は
    FM多重放送のデータ形式のデータを受信することを特
    徴とする自動車側の通信局。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の無線データ通信システム
    における固定の通信局であって、データ生成装置とプロ
    グラムされたコンピュータとを備え、該データ生成装置
    が生成したデータを該コンピュータの制御によって無線
    データ送受信装置から送信することを特徴とする固定の
    通信局。
  9. 【請求項9】 自動車側の通信局と固定の通信局との間
    でデータを送受信する方法であって、データ生成装置と
    プログラムされたコンピュータとを前記固定の通信局に
    備え、該コンピュータは該データ生成装置が生成したデ
    ータを蓄積するステップと、蓄積したデータを前記自動
    車側の通信局に伝送するステップとを実行することを特
    徴とする無線データ通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のコンピュータに用いる
    記録媒体であって、前記データ生成装置が生成したデー
    タを蓄積するステップと、蓄積したデータを自動車側の
    通信局に伝送するステップを実行するための制御プログ
    ラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項2記載の無線データ通信システ
    ムにおける固定の通信局であって、自動車側の通信局が
    停止した状態で直下信号を検出可能としたことを特徴と
    する固定の通信局。
  12. 【請求項12】 送信アンテナを回動可能にしたことを
    特徴とする請求項11記載の固定の通信局。
  13. 【請求項13】 スペクトラム拡散方式で自動車側の通
    信局と固定の通信局の間でデータを送受信することを特
    徴とする請求項1記載の無線データ通信システム。
  14. 【請求項14】 自動車側の通信局の無線データ送受信
    装置の送信信号を固定の通信局が受信することにより、
    自動的にデータ通信を開始することを特徴とする請求項
    1記載の無線データ通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の無線データ通信シス
    テムにおける固定の通信局であって、データ通信を行っ
    ていないときには自動車側の通信局からの送信信号の検
    出手段以外ヘの電源供給を遮断して省電力モードで動作
    し、前記送信信号を検出することにより省電力モードか
    ら通常モードに移行することを特徴とする固定の通信
    局。
  16. 【請求項16】 カーナビゲーション装置と、該カーナ
    ビゲーション装置から位置情報を受け取る手段と、自動
    車側の通信局から固定の通信局への電波到達距離を予め
    記憶する手段とを前記自動車側の通信局に備え、前記自
    動車側の通信局が前記電波到達距離範囲内に到達した時
    点から前記自動車側の通信局の無線データ送受信装置が
    送信信号を前記固定の通信局に送信することを特徴とす
    る請求項14記載の無線データ通信システム。
  17. 【請求項17】 固定の通信局に車両検出手段を備え、
    前記固定の通信局が自動車を検出することにより自動的
    にデータ通信を開始することを特徴とする請求項1記載
    の無線データ通信システム。
  18. 【請求項18】 固定の通信局に車両検出手段を備え、
    前記固定の通信局がデータ通信を行っていないときには
    前記車両検出手段以外への電源供給を遮断して省電力モ
    ードで動作し、前記固定の通信局が自動車を検出するこ
    とにより省電力モードから通常モードに移行することを
    特徴とする請求項1記載の無線データ通信システム。
  19. 【請求項19】 自動車側の通信局の無線データ送受信
    装置が車庫シャッターの電動開閉装置のリモコン装置を
    兼用したことを特徴とする請求項1記載の無線データ通
    信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003229814A (ja) * 2001-11-16 2003-08-15 Gateway Inc 車両ベースの知的ネットワークのインタラクティブ性
JP2007087287A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 災害情報配信システムとその管理装置
US10078960B2 (en) 2016-05-31 2018-09-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication device and communication method

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