JP2000331615A - プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法

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JP2000331615A
JP2000331615A JP11139534A JP13953499A JP2000331615A JP 2000331615 A JP2000331615 A JP 2000331615A JP 11139534 A JP11139534 A JP 11139534A JP 13953499 A JP13953499 A JP 13953499A JP 2000331615 A JP2000331615 A JP 2000331615A
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display panel
plasma display
electrode
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JP11139534A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hirakawa
仁 平川
Tadatsugu Hirose
忠継 広瀬
Keizo Suzuki
敬三 鈴木
Hitoshi Naniki
倫 何希
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力の低減して発光効率を高め、さらに輝
度を向上することを目的とする。 【解決手段】画面の行方向の全長にわたる複数の主電極
X,Yが、互いに隣接する主電極どうしを電極対として
主放電を生じさせることができるように配列され、複数
の第1アドレス電極Sと複数の第2アドレス電極Aとが
セル選択のための電極マトリクスを構成するように配列
された4電極構造のPDP1において、複数の主電極
X,Yのそれぞれをパネル厚さ方向の寸法が列方向の寸
法よりも大きい帯状の導体とし、互いに隣接する主電極
どうしがガス空間32を挟んで対向するように配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(Plasma D
isplay Panel:プラズマディスプレイパネル)及びその
駆動方法に関する。
【0002】大画面のテレビジョン表示デバイスとし
て、42インチサイズの面放電形式のPDPが商品化さ
れている。ここでいう面放電形式は、輝度を確保する主
放電において陽極及び陰極となる第1及び第2の主電極
を、前面側又は背面側の基板の上に平行に配列する形式
である。面放電形式では、カラー表示のための蛍光体層
を主電極対からパネル厚さ方向に遠ざけて配置すること
によって、放電時のイオン衝撃による蛍光体層の劣化を
軽減し、長寿命のカラー画面を実現することができる。
蛍光体層を放電ガス空間の背面側に配置した“反射型”
は、前面側に配置した“透過型”よりも発光効率に優れ
る。
【0003】
【従来の技術】面放電型PDPの電極マトリクス構造と
して、主電極と交差するように第3の電極を配列した
“3電極構造”が広く知られている。3電極構造におい
ては、各主電極対の一方の主電極と第3の電極とによっ
て個々のセルが選択される。
【0004】3電極構造の基本形態は画面の各行に一対
ずつ主電極を配置するものである。各行における主電極
対の配列間隔(面放電ギャップ長)は、150〜200
ボルト程度の電圧の印加で放電が生じるように数十μm
程度に選定される。これに対して、隣接する行どうしの
電極間隙(逆スリットと呼称される)は、行間の不要の
面放電を防止し且つ静電容量を低減するため、面放電ギ
ャップ長より十分に大きい値(数倍程度)とされる。す
なわち、主電極の配列間隔が行と行間とで異なる。この
ような基本形態では、逆スリットが発光に寄与しないこ
とから、画面の利用率が小さく輝度の面で不利であると
ともに、行ピッチの縮小による高精細化が難しい。
【0005】3電極構造の他の形態として、画面の行数
Nに1を加えた本数の主電極を等間隔に配列し、隣接す
る電極どうしを電極対とした面放電を生じさせる電極構
成がある。これによれば、画面の利用率を高めることが
できる。しかし、配列の両端を除く主電極が隣接する2
行に係わるので、表示内容を設定するアドレッシングの
ための駆動シーケンスが複雑になるという短所がある。
【0006】そこで、従来において、主電極と平行に第
4の電極を配列し、第3の電極と第4の電極とでアドレ
ッシングのための電極マトリクスを構成する“4電極構
造”が提案されている(特開平10−199427
号)。4電極構造によれば、主電極を等間隔に配列して
画面の利用率を高めることができ、しかも、1行ずつ順
に行選択をする単純な駆動シーケンスでアドレッシング
を行うことができる。
【0007】従来のPDPでは、3電極構造と4電極構
造とに係わらず、主電極が基板上に成膜した導電性薄膜
によって形成されていた。つまり、主電極の表面が基板
面と実質的に平行であった。また、反射型では、電極に
よる遮光を低減するため、主電極は幅の広い帯状の透明
導電膜とその導電性を補う幅の狭い帯状の金属膜との積
層体とされていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、主放
電である面放電の放電開始電圧が高く、しかも主電極間
の静電容量の充電に費やす無駄な電力が大きいという問
題があった。高精細化にともなって消費電力が増大する
傾向にあるので、発熱対策の上でも消費電力の低減は重
要である。また、面放電ギャップ長がセルの列方向寸法
の1/4以下と短く、面放電において高輝度の得られる
陽光柱がほとんど現れないので、発光効率が低いという
問題もあった。さらに、反射型の場合に主電極を透明導
電膜と金属膜とで構成しなければならず、異種材料を用
いることによる製造工数の増加、及び膜界面での剥離の
発生確率の増大といった問題もあった。
【0009】本発明は、消費電力を低減して発光効率を
高めることを目的としている。他の目的は、駆動電圧の
低減及び輝度の向上にある。さらに他の目的は電極材料
の制約の緩和することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、主電
極を、その放電に寄与する主面が基板面とほぼ直角に交
差し且つ隣接する主電極の主面どうしがガス空間を挟ん
で対向するように配置する。主電極の配列間隔を配列方
向のセル寸法に近い値、すなわち電極の厚さ分を差し引
いた値まで拡げることができ、これによって静電容量を
大幅に低減することができる。放電形態がガス空間を挟
む電極間の対向放電(ただし、電荷移動方向はパネル厚
さ方向ではなく、基板面に沿った方向である)となるの
で、従来の面放電と比べて放電開始電圧が低くなる。本
発明の放電形態を“面方向対向放電”と呼称する。加え
て、主電極対の対向距離が大きいので、陽光柱が延びた
高輝度の放電を生じさせることが可能になる。
【0011】請求項1の発明のPDPは、画面を構成す
る複数のセルのそれぞれにおいて、主放電を生じさせる
ための第1及び第2の電極が前記画面の列方向に並び、
且つアドレス放電を生じさせるための第3及び第4の電
極が交差する4電極構造をもち、前記複数のセルのそれ
ぞれにおいて、前記第1の電極と前記第2の電極とが主
放電及びアドレス放電を生じさせるためのガス空間を挟
んで対向するものである。
【0012】請求項2の発明のPDPにおいて、前記第
1及び第2の電極におけるパネル厚さ方向の寸法は前記
列方向の寸法よりも大きい。請求項3の発明のPDP
は、前記第1及び第2の電極を前記ガス空間に対して絶
縁する誘電体層を有する。
【0013】請求項4の発明のPDPは、画面の行方向
の全長にわたる複数の主電極が、互いに隣接する主電極
どうしを電極対として主放電を生じさせることができる
ように列方向にセルピッチと同じピッチで配列され、複
数の第1アドレス電極と複数の第2アドレス電極とがセ
ル選択のための電極マトリクスを構成するように配列さ
れた4電極構造をもち、前記複数の主電極のそれぞれ
は、パネル厚さ方向の寸法が列方向の寸法よりも大きい
帯状の導体であり、前記画面を構成する複数のセルのそ
れぞれにおいて、互いに隣接する主電極どうしが放電を
生じさせるためのガス空間を挟んで対向するものであ
る。
【0014】請求項5の発明のPDPにおいて、前記複
数の主電極のパネル厚さ方向の寸法は、列方向の寸法の
10倍以上である。請求項6の発明のPDPにおいて、
互いに隣接する主電極どうしの対向間隙の寸法は、前記
ガス空間のパネル厚さ方向の寸法より大きい。
【0015】請求項7の発明のPDPにおいては、前記
画面の列どうしの境界位置毎に、行方向に並ぶ複数のセ
ルに跨がる空間電荷の移動を抑制する列方向壁が設けら
れている。
【0016】請求項8の発明のPDPは、前記ガス空間
のうちのパネル厚さ方向の第1の端部側に片寄った位置
範囲の部分が前記電極対で挟まれ、当該ガス空間に対す
るパネル厚さ方向の第2の端部側に蛍光体層が配置され
たものである。
【0017】請求項9の発明のPDPは、前記ガス空間
のうちの前面側に片寄った位置範囲の部分が前記電極対
で挟まれ、当該ガス空間に対する背面側に蛍光体層が配
置されたものである。
【0018】請求項10の発明のPDPにおいては、セ
ルの行方向の中央位置での前記電極対と前記蛍光体層と
のパネル厚さ方向の距離が20μm以上である。請求項
11の発明のPDPは、前記列方向壁の側面の大半が蛍
光体で覆われたものである。
【0019】請求項12の発明のPDPは、前記複数の
主電極のそれぞれを、それに隣接する前記ガス空間に対
して絶縁する誘電体層を有する。請求項13の発明のP
DPにおいては、前記複数の主電極が前記画面をセル毎
に区画する平面視格子状の隔壁に埋め込まれ、当該隔壁
の一部が前記誘電体層であり且つ他の一部が前記列方向
壁である。
【0020】請求項14の発明のPDPは、前記複数の
第1アドレス電極が前記ガス空間に対する前面側に配置
され、前記複数の第2アドレス電極が前記ガス空間に対
する背面側に配置されたものである。
【0021】請求項15の発明のPDPにおいて、前記
複数の第1アドレス電極は透明電極である。請求項16
の発明のPDPにおいて、前記複数の第1アドレス電極
は、平面視におけるセル中心から配列方向の片側へ寄っ
た位置で前記複数の第2アドレス電極と交差するように
配列されている。
【0022】請求項17の発明のPDPは、前記複数の
第1アドレス電極を配列した第1の基板構体と、前記複
数の第2アドレス電極及び複数の主電極を配列した第2
の基板構体とを重ね合わせて製造されたものである。
【0023】請求項18の発明のPDPにおいて、前記
複数の第1アドレス電極は主電極と交差する方向に延
び、前記複数の第2アドレス電極は主電極と平行に延び
る。請求項19の発明のPDPにおいて、前記複数の第
1アドレス電極は主電極と平行に延び、前記複数の第2
アドレス電極は主電極と交差する方向に延びる。
【0024】請求項20の発明の方法は、前記4電極構
造のPDPの駆動方法であって、前記電極マトリクスに
よって行単位又は列単位の線順次形式で全てのセルの電
荷量を制御するアドレッシングと、設定範囲内の電荷が
存在するセルで周期的に主放電が生じるように全ての行
について一括に前記電極対の電位関係を制御する点灯維
持とを行い、前記点灯維持に際して、前記複数の第1ア
ドレス電極及び前記複数の第2アドレス電極の電位を、
主電極の電位変化範囲の中間電位に保つものである。
【0025】本発明において、「行方向」及び「列方
向」は、互いに交差する2方向を意味する。行方向は水
平方向でも垂直方向でもよく、同様に列方向も水平方向
でも垂直方向でもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る表示装置の構
成図である。例示の表示装置100は、薄型カラー表示
デバイスである4電極構造のAC型PDP1と、M列N
行の画面ESを構成する縦横に並んだセルCを選択的に
点灯させるためのドライブユニット80とから構成され
ており、壁掛け式テレビジョン受像機、コンピュータシ
ステムのモニターなどとして利用される。
【0027】PDP1においては、点灯状態を維持する
主放電(表示放電ともいう)を生じさせるための電極対
を構成する計K本の主電極Xと計K本の主電極Yとが1
本ずつ交互に等間隔に配列され、計N本のスキャン電極
Sと計M本のデータ電極Aとが電極マトリクスを構成す
るように配列されている。主電極X,Y及びスキャン電
極Sは画面の行方向(例示では水平方向)に延びる帯状
の導体であり、データ電極Aは列方向(垂直方向)に延
びる帯状の導体である。データ電極Aについては、基板
の両端に外部接続端子を振り分ける配線形態が採用され
ている。平面視における主電極群とデータ電極群との交
差範囲が表示領域(すなわち画面)となる。スキャン電
極Sは本発明の第1のアドレス電極に相当し、データ電
極Aは第2のアドレス電極に相当する。スキャン電極S
は隣接する主電極Xと主電極Yとの間に配置され、電極
数K,NについてN=(2K−1)の関係がある。
【0028】ドライブユニット80は、コントローラ8
1、電源回路82、データ処理回路83、スキャンドラ
イバ84、Xドライバ85、Yドライバ86、及び2個
のアドレスドライバ87,88を有している。なお、ド
ライブユニット80はPDP1の背面側に配置され、各
ドライバとPDP1の電極とが図示しないフレキシブル
ケーブルで電気的に接続される。
【0029】ドライブユニット80にはTVチューナ、
コンピュータなどの外部装置からR,G,Bの各色の輝
度レベル(階調レベル)を示す画素単位のフィールドデ
ータDfが、各種の同期信号とともに入力される。フィ
ールドデータDfは、データ処理回路83におけるフレ
ームメモリ831に一旦格納された後、フィールドを所
定数のサブフィールドに分割して階調表示を行うための
サブフィールドデータDsfに変換される。サブフィー
ルドデータDsfはフレームメモリ831に格納され、
表示の進行に合わせてアドレスドライバ87,88へシ
リアル転送される。サブフィールドデータDsfの各ビ
ット値は、サブフィールドにおけるセルの点灯の要否を
示す情報、厳密にはアドレス放電の要否を示す情報であ
る。
【0030】Xドライバ85は主電極Xの電位を制御
し、Yドライバ回路86は主電極Yの電位を制御する。
Xドライバ85及びYドライバ86は電力回収回路を備
えており、後述のサステイン期間において主電極間の静
電容量の充電に費やした電力の回収及び再利用を行う。
アドレスドライバ87,88はサブフィールドデータD
sfに基づいて計M本のデータ電極Aの電位を制御す
る。これらドライバには電源回路82から図示しない配
線導体を介して所定の電力が供給される。
【0031】図2はPDPの内部構造を示す斜視図であ
る。同図では構造を見やすくするために一対の基板構体
が離れた状態を描いてあるが、実際には一対の基板構体
は当接する。
【0032】図2のように、PDP1は一対の基板構体
10,20からなる。基板構体とは、画面以上の大きさ
の板状の支持体と他の少なくとも1種のパネル構成要素
とからなる構造体を意味する。前面側の基板構体10
は、ガラス基板11、スキャン電極S、及び絶縁層15
から構成される。背面側の基板構体20は、ガラス基板
21、データ電極A、絶縁層22、隔壁24、主電極
X,Y、保護膜25、及び3種の蛍光体層28R,28
G,28Bから構成される。基板構体10と別途に作製
した基板構体20とを重ね合わせ、両者の対向領域の周
縁部分どうしを接合することにより、PDP1は製造さ
れる。本明細書におけるパネル厚さ方向とは、基板構体
10と基板構体20との対向方向である。
【0033】隔壁24は低融点ガラスからなる平面視格
子状の絶縁体であり、セル毎に仕切られたガス空間32
を形成する。ただし、必ずしも完全に各ガス空間32を
仕切る必要はなく、十分にセル間の電荷移動(放電の干
渉)を抑制できる範囲内であれば、隔壁24を部分的に
低くするか通気孔を設け、隣接するセルのガス空間を連
通させてもよい。隔壁24の形成には、低融点ガラスペ
ーストを絶縁層22上に一面に塗布して乾燥させ、サン
ドブラストでパターニングして焼成する手法が好適であ
る。
【0034】隔壁24に埋め込むように主電極X,Yが
形成されており、隔壁24のうちの行方向に延びる部分
(行方向壁)24bがAC駆動のための誘電体層とな
る。すなわち、行方向壁24bに壁電荷を帯電させるこ
とによってメモリ機能が実現される。主電極X,Yの形
成方法としては、隔壁24又はその形成途中のペースト
層にサンドブラスト又は異方性エッチングで溝を形成
し、導電性ペーストで溝を埋める方法がある。また、他
の方法として、隔壁24の一部となる壁体を平面視スト
ライプ状に形成し、その壁体に斜め上方から金属照射を
する薄膜形成方法がある。照射角度を適切に選定して壁
体をマスキングに利用すれば、壁体側面のうちの上側に
片寄った一部の領域のみに金属薄膜を形成することがで
きる。壁体の上面に付着した不要の金属を除去して主電
極X,Yを形成した後、主電極X,Yを覆うように所定
平面視パターンの第2の壁体を設ける。これにより、主
電極X,Yが埋まり込んだ隔壁24が得られる。
【0035】保護膜25は、耐スパッタ性に優れ且つ二
次電子放出係数の大きいマグネシア(MgO)からな
り、行方向壁24bの表面を覆う。保護膜25の形成範
囲を行方向壁24bの表面に限定する必要はなく、隔壁
24の側面全体及び絶縁層22の上面にも保護膜25を
形成しても支障はない。例えば、絶縁層22の上に隔壁
24を形成した後に、露出面全体にマグネシアを蒸着す
る。
【0036】蛍光体層28R,28G,28Bは、行方
向壁24bを除く隔壁24の側面と絶縁層の上面とに跨
がるように設けられる。形成に際しては、例えば感光性
蛍光体材料を用いてフォトリソグラフィによってパター
ニングをする。カラー表示のための3色の配列パターン
は、列単位にR,G,Bの各色を並べるストライプパタ
ーンである。蛍光体の配置位置に基づく分類においてP
DP1は反射型である。絶縁層22の上面だけでなく隔
壁24の側面の大半を覆うように蛍光体を設けることに
より、視野角が拡がるとともに輝度が高まる。ガス空間
32には蛍光体層28R,28G,28Bを励起する紫
外線を放つ公知のペニングガスが封入されている。ガス
圧は500トル程度である。
【0037】図3はセル構造を示す断面図、図4は図3
に対応した電極配置を示す平面図である。図3のよう
に、隣接する主電極X,Yはガス空間32を挟んで対向
し、面方向対向放電91のための電極対を構成する。主
電極どうしの対向間隙の寸法(放電ギャップ長)gは、
画面の行ピッチより若干小さい程度であって、ガス空間
32のパネル厚さ方向Mzの寸法hより大きい。主電極
X,Yにおけるパネル厚さ方向Mzの寸法zは、列方向
Mvの寸法vよりも大きい。具体的には寸法zがガス空
間32の寸法h(100〜200μm)の60〜80%
で60〜160μmであるのに対し、寸法vは5〜10
μm程度に選定される。また、上述のとおり主電極X,
Yは2行の表示に係わるので、各行の放電特性を均一化
するため、主電極X,Yのそれぞれは行方向壁24bの
列方向Mvの中央に配置されている。主電極X,Yを覆
う誘電体の厚さの実用範囲は10〜50μmである。
【0038】主電極X,Yの寸法zがガス空間32の寸
法hより小さいので、必然的にガス空間32のうちのパ
ネル厚さ方向の一方に片寄った位置範囲の部分32uが
主電極対で挟まれる。これにより、面方向対向放電91
を蛍光体層28Rから遠ざけて寿命を延ばすことができ
る。本実施例では、反射型であるので、部分32uは前
面側に片寄っている。セルの行方向の中央部分では蛍光
体層28Rは背面に沿って拡がっている。この中央部分
における蛍光体層28Rと主電極X,Yとのパネル厚さ
方向Mzの距離dが20μm以上であれば、実用の許容
範囲である10000時間以上の寿命が得られる。
【0039】図4のように、セルCは列方向壁24aと
行方向壁24bとからなる隔壁24で区画される。スキ
ャン電極SはセルCにおける列方向Mvの中央に配置さ
れており、データ電極AはセルCにおける行方向Mhの
中央に配置されている。スキャン電極Sとそれに交差す
るデータ電極Aとの間でパネル厚さ方向Mzの対向放電
92(図3参照)を生じさせることにより、セル内の壁
電荷及び空間電荷を制御することができる。
【0040】図5は駆動シーケンスの一例を示す図であ
る。テレビジョン映像の表示においては、2値の点灯制
御によって階調再現を行うために、入力画像である時系
列の各フィールドf(符号の添字は表示順位を表す)を
例えば8個のサブフレームsf1,sf2,sf3,s
f4,sf5,sf6,sf7,sf8に分割する。言
い換えれば、フレームを構成する各フィールドfを8個
のサブフレームsf1〜sf8の集合に置き換える。な
お、コンピュータ出力などのノンインタレース形式の画
像を再生する場合には、各フレームを8分割する。そし
て、これらサブフィールドsf1〜sf8における輝度
の相対比率がおおよそ1:2:4:8:16:32:6
4:128となるように重み付けをして各サブフィール
ドsf1〜sf8の点灯維持放電の回数を設定する。サ
ブフィールド単位の点灯/非点灯の組合せでRGBの各
色毎に256段階の輝度設定を行うことができるので、
表示可能な色の数は2563 となる。
【0041】各サブフィールドsf1〜sf8に割り当
てるサブフィールド期間は、帯電分布を初期化する準備
期間TR、表示内容に応じた帯電分布を形成するアドレ
ス期間TA、及び階調レベルに応じた輝度を確保するた
めに点灯状態を維持するサステイン期間TSからなる。
準備期間TR及びアドレス期間TAの長さは輝度の重み
に係わらず一定であるが、サステイン期間TSの長さは
輝度の重みが大きいほど長い。つまり、1つのフィール
ドfに対応する8個のサブフィールド期間の長さは互い
に異なる。
【0042】駆動波形については振幅、極性、及びタイ
ミングを種々変更することが可能であり、図5の波形は
一例である。ここでは消去形式のアドレッシングを行う
ものとして例示の波形を説明する。図では電極の参照符
号に配列順位を示す添字が付されている。
【0043】準備期間TRにおいては、全ての主電極X
1 〜XK に一斉に波高値VrのパルスPrを印加する。
同時に全てのスキャン電極S1 〜SN 及び全てのデータ
電極A1 〜AM に主電極X1 〜XK との間の放電を防止
するためのパルスPcを印加する。パルスPrの印加に
より画面全体で主電極間の放電が生じ、必要量の壁電荷
が形成される。
【0044】アドレス期間TAにおいては、点灯すべき
セルのみに点灯維持に必要な壁電荷を残し、他のセルの
壁電荷を消去する。行選択期間(1行分のスキャン時
間)Ty毎に選択行に対応した1つのスキャン電極Sに
スキャンパルスPyを印加する。これと同時に非点灯と
すべきセルに対応したデータ電極Aのみにアドレスパル
スPaを印加する。つまり、選択行のM列分のサブフィ
ールドデータDsfに基づいてデータ電極A1 〜AM
電位を0又はVaに制御する。非点灯とすべきセルでは
スキャン電極Sとデータ電極Aとの間でアドレス放電が
生じ、それによって主電極間の壁電荷が消失する。ここ
で、上述のとおり前面側の絶縁層15の表面に保護膜を
設けておけば、前面側のアドレス電極(例示はスキャン
電極S)が陰極となるように電圧を印加することによ
り、アドレス放電による蛍光体層の劣化を防止すること
ができる。なお、書込みアドレス形式の場合は、準備期
間TRで全面の壁電荷を消去しておき、点灯すべきセル
のみでアドレス放電を生じさせて必要な壁電荷を形成す
る。
【0045】サステイン期間TSにおいては、不要の放
電を防止するために全てのスキャン電極S1 〜SN 及び
全てのデータ電極A1 〜AM を接地電位に保つ。主電極
1〜YK と主電極X1 〜XK とに交互にサステインパ
ルスPsを印加する。サステインパルスPsの波高値V
sは放電開始電圧より低いので、壁電圧が重畳しなけれ
ば放電は生じない。したがって、アドレス期間TAに壁
電荷が残された点灯すべきセルのみで、サステインパル
スPsの印加毎に面方向対向放電が生じる。このとき、
電極対向距離が大きいので、陽光柱の延びた紫外線放射
強度の大きい放電となり、高輝度の発光が生じる。
【0046】図6はスキャン電極の配置位置の変形例を
示す図である。図6のPDP1bでは、交互に等間隔に
配列された主電極X,Yのうちの片方(例示は主電極
Y)に近づけるようにスキャン電極Sbが配置されてい
る。これにより、アドレッシングにおける壁電荷の制御
の信頼性が高まるとともに、スキャン電極Sの配置位置
が平面視における発光中心からずれて輝度が増大する。
なお、開口率を増大するために、スキャン電極Sbをデ
ータ電極Aよりも細くし、又は透明電極としてもよい。
【0047】図7は前面側及び背面側の基板に対する電
極の振り分けの形態を示す図である。上述のPDP1で
は、図7(a)のように背面側のガラス基板21に主電
極X,Yとそれらに交差するデータ電極Aとが配列され
る。一方、図7(b)のPDP2では、主電極X,Yと
それらに平行なスキャン電極Sとがガラス基板21bに
配列され、データ電極Aは前面側のガラス基板11bに
配列される。
【0048】放電開始電圧の低減の観点ではアドレス放
電も主放電と同様に対向放電形式とするのが有利である
が、必ずしもスキャン電極Sとデータ電極Aとを異なる
基板に振り分けて配置する必要はない。前面側又は背面
側の基板に絶縁層を介在させてスキャン電極Sとデータ
電極Aとを交差配列することも可能である。
【0049】以上の説明では反射型を例示したが、“透
過型”にも本発明を適用することができる。PDP1,
2の表裏を入れ替えて使用すればよい。主電極X,Yを
誘電体で被覆しないDC型も本発明の適用対象となる。
【0050】
【発明の効果】請求項1乃至請求項19の発明によれ
ば、主電極間隙を拡げることができるので、静電容量に
よる無駄な電力消費を低減して発光効率を高めることが
でき、しかも十分に長い陽光柱を生じさせることが可能
となる。主放電が対向放電となるので、放電開始電圧が
低くなり、駆動の負担が小さくなる。反射型構成を採用
する場合に透明電極を用いずに高輝度のカラー表示を行
うことができる。
【0051】請求項8乃至請求項10の発明によれば、
長寿命化を図ることができる。請求項20の発明によれ
ば、安定した表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の構成図である。
【図2】PDPの内部構造を示す斜視図である。
【図3】セル構造を示す断面図である。
【図4】図3に対応した電極配置を示す平面図である。
【図5】駆動シーケンスの一例を示す図である。
【図6】スキャン電極の配置位置の変形例を示す図であ
る。
【図7】前面側及び背面側の基板に対する電極の振り分
けの形態を示す図である。
【符号の説明】
1,2 PDP(プラズマディスプレイパネル) ES 画面 C セル X 主電極(第1の電極) Y 主電極(第2の電極) Mv 列方向 Mh 行方向 Mz パネル厚さ方向 S スキャン電極(第3の電極) A データ電極(第4の電極) 32 ガス空間 32u 部分(電極対で挟まれた部分) 24b 行方向壁(誘電体層) 24a 列方向壁 28R,28G,28B 蛍光体層 d 距離 10,20 基板構体 91 面方向対向放電(主放電)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 忠継 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 敬三 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 何希 倫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB06 GB12 GC13 LA18 5C080 AA05 BB05 FF02 FF11 FF12 HH01 JJ02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面を構成する複数のセルのそれぞれにお
    いて、主放電を生じさせるための第1及び第2の電極が
    前記画面の列方向に並び、且つアドレス放電を生じさせ
    るための第3及び第4の電極が交差する4電極構造のプ
    ラズマディスプレイパネルであって、 前記複数のセルのそれぞれにおいて、前記第1の電極と
    前記第2の電極とが主放電及びアドレス放電を生じさせ
    るためのガス空間を挟んで対向することを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の電極におけるパネル厚
    さ方向の寸法は前記列方向の寸法よりも大きい請求項1
    記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の電極を前記ガス空間に
    対して絶縁する誘電体層を有した請求項1又は請求項2
    記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】画面の行方向の全長にわたる複数の主電極
    が、互いに隣接する主電極どうしを電極対として主放電
    を生じさせることができるように列方向にセルピッチと
    同じピッチで配列され、複数の第1アドレス電極と複数
    の第2アドレス電極とがセル選択のための電極マトリク
    スを構成するように配列された4電極構造のプラズマデ
    ィスプレイパネであって、 前記複数の主電極のそれぞれは、パネル厚さ方向の寸法
    が列方向の寸法よりも大きい帯状の導体であり、 前記画面を構成する複数のセルのそれぞれにおいて、互
    いに隣接する主電極どうしが放電を生じさせるためのガ
    ス空間を挟んで対向することを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネル。
  5. 【請求項5】前記複数の主電極のパネル厚さ方向の寸法
    は、列方向の寸法の10倍以上である請求項4記載のプ
    ラズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】互いに隣接する主電極どうしの対向間隙の
    寸法は、前記ガス空間のパネル厚さ方向の寸法より大き
    い請求項4又は請求項5記載のプラズマディスプレイパ
    ネル。
  7. 【請求項7】前記画面の列どうしの境界位置毎に、行方
    向に並ぶ複数のセルに跨がる空間電荷の移動を抑制する
    列方向壁が設けられた請求項4乃至請求項6のいずれか
    に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 【請求項8】前記ガス空間のうちのパネル厚さ方向の第
    1の端部側に片寄った位置範囲の部分が前記電極対で挟
    まれ、当該ガス空間に対するパネル厚さ方向の第2の端
    部側に蛍光体層が配置された請求項4乃至請求項7のい
    ずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 【請求項9】前記ガス空間のうちの前面側に片寄った位
    置範囲の部分が前記電極対で挟まれ、当該ガス空間に対
    する背面側に蛍光体層が配置された請求項8記載のプラ
    ズマディスプレイパネル。
  10. 【請求項10】セルの行方向の中央位置における前記電
    極対と前記蛍光体層とのパネル厚さ方向の距離が20μ
    m以上である請求項8又は請求項9記載のプラズマディ
    スプレイパネル。
  11. 【請求項11】前記列方向壁の側面の大半が蛍光体で覆
    われた請求項7乃至請求項10のいずれかに記載のプラ
    ズマディスプレイパネル。
  12. 【請求項12】前記複数の主電極のそれぞれを、それに
    隣接する前記ガス空間に対して絶縁する誘電体層を有し
    た請求項4乃至請求項11のいずれかに記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  13. 【請求項13】前記複数の主電極が前記画面をセル毎に
    区画する平面視格子状の隔壁に埋め込まれ、当該隔壁の
    一部が前記誘電体層であり且つ他の一部が前記列方向壁
    である請求項12記載のプラズマディスプレイパネル。
  14. 【請求項14】前記複数の第1アドレス電極が前記ガス
    空間に対する前面側に配置され、前記複数の第2アドレ
    ス電極が前記ガス空間に対する背面側に配置された請求
    項4乃至請求項13のいずれかに記載のプラズマディス
    プレイパネル。
  15. 【請求項15】前記複数の第1アドレス電極は透明電極
    である請求項14記載のプラズマディスプレイパネル。
  16. 【請求項16】前記複数の第1アドレス電極は、平面視
    におけるセル中心から配列方向の片側へ寄った位置で前
    記複数の第2アドレス電極と交差するように配列されて
    いる請求項14記載のプラズマディスプレイパネル。
  17. 【請求項17】前記複数の第1アドレス電極を配列した
    第1の基板構体と、前記複数の第2アドレス電極及び複
    数の主電極を配列した第2の基板構体とを重ね合わせて
    製造された請求項4乃至請求項16のいずれかに記載の
    プラズマディスプレイパネル。
  18. 【請求項18】前記複数の第1アドレス電極は主電極と
    交差する方向に延び、前記複数の第2アドレス電極は主
    電極と平行に延びる請求項17記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
  19. 【請求項19】前記複数の第1アドレス電極は主電極と
    平行に延び、前記複数の第2アドレス電極は主電極と交
    差する方向に延びる請求項17記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
  20. 【請求項20】請求項4乃至請求項19のいずれかに記
    載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、 前記電極マトリクスによって行単位又は列単位の線順次
    形式で全てのセルの電荷量を制御するアドレッシング
    と、設定範囲内の電荷が存在するセルで周期的に主放電
    が生じるように全ての行について一括に前記電極対の電
    位関係を制御する点灯維持とを行い、 前記点灯維持に際して、前記複数の第1アドレス電極及
    び前記複数の第2アドレス電極の電位を、主電極の電位
    変化範囲の中間電位に保つことを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネルの駆動方法。
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