JP2000330295A - 感光性印刷版搬送装置 - Google Patents

感光性印刷版搬送装置

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JP2000330295A
JP2000330295A JP13694599A JP13694599A JP2000330295A JP 2000330295 A JP2000330295 A JP 2000330295A JP 13694599 A JP13694599 A JP 13694599A JP 13694599 A JP13694599 A JP 13694599A JP 2000330295 A JP2000330295 A JP 2000330295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアにより搬送されて積載部上へ積載さ
れる感光性印刷版の感光面に対する火花放電の発生を防
止する。 【解決手段】 搬送装置46では、ゲート板64がベル
トコンベア48上からベルトコンベア50上へ移動する
CTP(Computer to Plat)刷版45へ接触する。ゲー
ト板64は、鉄等の導電性材料からなり、装置フレーム
等を介して接地状態とされている。CTP刷版45が接
地電位とは異なる電位に帯電されている場合には、CT
P刷版45の非感光面とゲート板64との間に火花放電
が発生するか、又はCTP刷版45がゲート板64と接
触して導通状態となることにより、CTP刷版45が略
接地電位と等しくなるように除電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断工程等を経て
シート状に加工された感光性印刷版を積載部へ搬送する
感光性印刷版搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性印刷版(以下「PS版」という)
は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム板
に、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、そ
の他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて
行い、次いで、感光液の塗布、乾燥処理を行った後に所
望のサイズに切断されることで製造される。このPS版
は、画像感光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行わ
れ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、
紙面に現像された画像を印刷する。このような感光性印
刷版は、例えば、製品素材である帯状のウェブをスリッ
タ装置により長手方向に沿って切断した後に、カッタ装
置により短手方向に沿って切断してシート状とし、予め
定められた製品サイズに加工される。また感光性印刷版
には、感光性組成物が塗布された感光面を保護するため
にスリッタ装置等による切断前に、感光面上へ保護紙
(合紙)が密着するように被せられ、この保護紙と共に
帯電装置により帯電されて保護紙が静電接着される。そ
して製品サイズに切断された感光性印刷版は、ベルトコ
ンベア等からなる搬送装置により所定の搬送経路に沿っ
て搬送され、ベルトコンベア上から積載部上へ送出され
て積載されていく。
【0003】従来から光重合系を用いた平板印刷版の研
究は多数行われており、特に近年にはアルゴンレーザ等
の可視レーザに感応可能な高感度光重合系を利用したレ
ーザ刷版の開発が行われている。これらの光重合性平板
印刷原版の多くは、支持体としてアルミニウム板上に付
加重合可能なエチレン性二重結合を含む化合物と光重合
開始剤、熱重合禁止剤等からなる光重合性組成物層を設
け、更に必要に応じて有機高分子結合剤、熱重合禁止剤
等からなる光重合性組成物層を設け、更にその上に重合
を阻害する酸素遮断のためにポリビニルアルコール及び
(又は)ポリビニルアルコール重合体を主成分とするオ
ーバコート層を設けたものである。これらの光重合性平
板印刷原版は、所望の画像を像露光して露光部分を重合
硬化させ、未露光部分を現像液で除去することによりレ
リーフ画像が得られる。未露光部分は砂目立てしたアル
ミニウム支持体が露出し、表面が親水性なので水を保持
して油性インクを反撥する。また、露光により硬化した
部分(画像部)は親油性なので水を反撥し、インクを受
けつける。
【0004】前記光重合性平板印刷原版の製造方法は、
砂目立て等の必要な処理を施したアルミニウム板のウエ
ッブロールを送り出し、有機溶媒塗布液からなる感光層
を塗布、乾燥し、中間ウエッブロールとして巻き取り、
再び中間ウエッブロールを繰り出してオーバコート層を
塗布、乾燥する方法が採られている。これは有機溶媒系
の感光層と水溶性ポリマーであるポリビニルアルコール
及び(又は)その重合体を主成分とする水系溶媒のオー
バコート層は同時重層塗布が困難なためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感光性印刷版
は、保護紙を感光面上へ静電接着するために搬送途中に
帯電されることから、ベルトコンベア上から積載部上へ
送出されて積載される際に、ベルトコンベア上の感光性
印刷版とは電位が異なる積載部又は積載部上の感光性印
刷版へ火花放電を発生しやすい。このとき、火花放電が
感光性印刷版の感光面に対して生じると、火花放電によ
り感光性印刷版の感光面が局部的に露光されことがあ
る。特に、コンピュータ等により作成(合成、編集)さ
れた版下データに基づいて直接的に画像露光を行うCT
P(Computer To Plate )刷版と言われる感光性印刷版
は、光感度が高いことから火花放電による局部的な露光
が、現像後に画像欠陥(所謂、かぶり)として明瞭とな
りやすい。
【0006】本発明は、上記事実を考慮し、コンベアに
より搬送されて積載部上へ積載される感光性印刷版の感
光面に対する火花放電の発生を防止できる感光性印刷版
搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の感光性印
刷版搬送装置は、所定の搬送経路に沿って配置され、シ
ート状の感光性印刷版を搬送する複数台のコンベアと、
前記コンベアにより前記搬送経路の外部へ送出される感
光性印刷版が積載される積載部と、前記コンベアにより
搬送される感光性印刷版の非感光面へ対向すると共に前
記積載部の上流側へ配置され、コンベア上の感光性印刷
版から帯電電荷を除去する除電手段と、を有するもので
ある。
【0008】上記構成の感光性印刷版搬送装置によれ
ば、除電手段が、コンベアにより搬送される感光性印刷
版の非感光面へ対向すると共に前記積載部の上流側へ配
置され、感光性印刷版から帯電電荷を除去することによ
り、感光性印刷版を除電手段により積載部の上流側で除
電し、感光性印刷版を非帯電状態としてコンベアにより
積載部上へ送出できるので、コンベアにより送出される
感光性印刷版と積載部との間、及びベルトコンベアによ
り送出された感光性印刷版と積載部上へ積載された感光
性印刷版との間に火花放電が生じない。この結果、例え
ば、保護紙等を静電接着するために感光性印刷版が帯電
されている場合でも、コンベアにより積載部上へ送出さ
れる際に感光性印刷版の感光面に対して火花放電が生じ
ないので、火花放電による感光性印刷版の露光を防止で
きる。
【0009】また除電手段による除電時に除電手段と感
光性印刷版との間に火花放電が生じる場合でも、火花放
電が除電手段と感光性印刷版の非感光面(感光面の裏
面)との間に生じることから、除電時の火花放電により
電感光性印刷版の感光面が露光することもない。
【0010】請求項2記載の感光性印刷版搬送装置は、
請求項1記載の感光性印刷版搬送装置において、前記除
電手段は、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版
の非感光面へ近接又は接触するように配置され、かつ接
地状態とされた導電性部材を有するものである。
【0011】上記構成の感光性印刷版搬送装置によれ
ば、除電手段が、コンベアにより搬送される感光性印刷
版の非感光面へ近接又は接触するように配置され、かつ
接地状態とされている導電性部材を有することにより、
空気中において感光性印刷版が火花放電が生じる得る電
位以上に帯電している場合には、導電性部材と感光性印
刷版の非感光面との間に火花放電が優先的に生じるの
で、この火花放電による電荷の移動により感光性印刷版
を除電できる。
【0012】特に、導電性部材が感光性印刷版へ接する
ように配置されている場合には、感光性印刷版が火花放
電の生じる得る電位以上に帯電していると、確実に導電
性部材と感光性印刷版の非感光面との間には火花放電が
生じ、また感光性印刷版が火花放電の生じる得る電位ま
で帯電していない場合でも、導電性部材により感光性印
刷版を略接地電位まで除電できる。
【0013】請求項3記載の感光性印刷版搬送装置は、
請求項2記載の感光性印刷版搬送装置において、前記搬
送経路が複数本に分岐した分岐部又は搬送経路途中にお
ける感光性印刷版の送出部に配置され、前記コンベアに
より搬送される感光性印刷版の搬送先を切り替えるため
のゲート板を有しており、前記導電性材料は、接地状態
とされると共に導電性材料により構成された前記ゲート
板からなるものである。
【0014】上記構成の感光性印刷版搬送装置によれ
ば、導電性材料が、接地状態とされると共に導電性材料
により構成された前記ゲート板からなることにより、、
導電性部材を構成するための専用部品を不要にできるの
で、装置に除電手段を設けた場合でも部品点数の増加及
びコスト増加を抑制できる。
【0015】ここで、請求項2又は請求項3記載の接地
状態とは、導電性部材が直接大地にアース線を通して接
地されている状態のみをいうのではなく、帯電した感光
性印刷版が積載部のいかなる部位に接しても、上記感光
性印刷版の感光性に影響を与えない程度に火花放電を抑
制できるよう感光性印刷版が導電性部材により除電され
る状態をいうものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】(実施形態の構成)図1には本発明の実施
形態に係る搬送装置が適用された金属ウエブからCTP
刷版を製造するための印刷版製造装置の全体構成が示さ
れている。この印刷版製造装置は、CTP刷版の加工時
に回転可能に支持した送出軸12へトルクを伝達して送
出軸12を繰出方向(図中時計方向)へ回転させるウエ
ブ繰出装置14と、合紙繰出装置18とを有している。
ここで、送出軸12のの外周面上には、帯状とされたア
ルミニウム板の一方の面(図中では上面)上に感光層
(図示省略)が形成された金属ウエブ20がコイル状に
巻き取られ、また送出軸16の外周面上には、帯状のパ
ルプ紙からなる合紙ウエブ22がコイル状に巻き取られ
ている。
【0018】ウエブ繰出装置14は、CTP刷版の加工
時に送出軸12の回転速度を調整して送出軸12から金
属ウエブ20を一定の線速度で搬送方向下流側へ繰り出
す。ウエブ繰出装置14の下流側には、送出軸12から
繰り出された金属ウエブ20が張り渡される複数のパス
ローラ24が配置されている。これらのパスローラ24
は、送出軸12に連動して回転して金属ウエブ20をデ
カール装置26へ給送する。デカール装置26は、パス
ローラ24より小径(30〜100mm)のデカールロ
ーラ28により金属ウエブ20が平板状となるように金
属ウエブ20の巻癖を矯正した後に、金属ウエブ20を
下流側へ給送する。
【0019】一方、合紙繰出装置18は、送出軸12か
ら繰り出されるの金属ウエブ20と等線速度で合紙ウエ
ブ22が下流側へ繰り出されるように送出軸16の回転
速度を調整する。合紙繰出装置18の下流側には、送出
軸16から繰り出された合紙ウエブ22が張り渡される
複数のパスローラ29が配置されている。これらのパス
ローラ29は、送出軸16に連動して回転して合紙ウエ
ブ22を下流側へ給送する。
【0020】デカール装置26の下流側には、一対のニ
ップローラ32、帯電装置34及び一対のニップローラ
32が順に配置されている。一対のニップローラ32
は、デカール装置26から送られてきた金属ウエブ20
及びパスローターラ29から送られてきた合紙ウエブ2
2を挟持して加圧し、金属ウエブ20の感光面全体へ合
紙ウエブ22を密着させる。
【0021】帯電装置34は高圧電源(図示省略)を有
しており、帯電装置34には金属ウエブ20の幅方向に
沿って複数の放電針34bが配置されている。高圧電源
により放電針34bに帯電電圧が印加されると、放電針
34bからはコロナ放電が発生し、このコロナ放電によ
り金属ウエブ20がマイナス極性又はプラス極性に帯電
される。これにより、金属ウエブ20の感光面上に合紙
ウエブ22が静電接着される。
【0022】一対のニップローラ36は、金属ウエブ2
0及び合紙ウエブ22をスリッタ装置38へ給送する。
スリッタ装置38は、一対の丸刃40により金属ウエブ
20及び合紙ウエブ22をウエブ長手方向に沿って製品
サイズに対応する幅になるように切断する。スリッタ装
置38によりウエブ長手方向に沿って切断された金属ウ
エブ20及び合紙ウエブ22はカッタ装置42へ給送さ
れる。カッタ装置42は、一対の剪断ブレード44をウ
エブ長手方向に沿って移動可能に支持しており、ウエブ
20,22の切断開始から完了までは一対の剪断ブレー
ド44をウエブ20,22と等速度で下流側へ移動さ
せ、切断完了後に一対の剪断ブレード44を上流側へ戻
して所定の待機位置へ復帰させる。カッタ装置42は、
一対の剪断ブレード44によりウエブ20,22をウエ
ブ幅方向に沿って製品サイズに対応する長さになるよう
に切断する。カッタ装置42により切断されたウエブ2
0,22は、感光面に保護紙(合紙)が静電接着された
シート状のCTP刷版45として下流側へ給送される。
【0023】カッタ装置42の下流側には、図1に示さ
れるように本実施形態に係る感光性印刷版である搬送装
置46が設置されている。搬送装置46は、CTP刷版
45の搬送経路に沿って配置された3台のベルトコンベ
ア48,50,52を有している。これらのベルトコン
ベア48〜52は、それぞれ搬送系駆動モータ(図示省
略)からのトルクが伝達される駆動ローラ54と、この
駆動ローラ54と平行軸的に配置された従動ローラ56
と、駆動ローラ54及び従動ローラ56の外周面上へ巻
き掛けられたループ状のゴム製ベルト58を有してい
る。
【0024】ベルトコンベア48,50間の間隙は、不
良品と判定されたCTP刷版45を搬送経路の下方へ設
置された廃棄箱60内へ送出するための送出口62とさ
れている。この送出口62には、ベルトコンベア48に
より搬送されてきたCTP刷版45の搬送先を切り替え
るためのゲート板64が配置されている。ゲート板64
は下流側の一端部を中心として揺動可能に支持されると
共に、アクチュエータ(図示省略)に連結されている。
このアクチュエータは、印刷版製造装置全体を制御する
プロセスコンピュータからの制御に従って作動し、ゲー
ト板64を図1で実線により示された搬送選択位置及び
2点鎖線により示された排出選択位置の何れかの位置へ
揺動させる。またゲート板64は導電性の金属材料、例
えば鉄により形成されており、接地状態とされている。
【0025】ここで、ゲート板64がアクチュエータに
より排出選択位置に移動していると、ベルトコンベア4
8により搬送されてきたCTP刷版45は、ゲート板6
4の下面と摺動しつつ、送出口62を通してベルトコン
ベア48上からベルトコンベア50の下方へ移動し、ベ
ルトコンベア48から離脱すると同時に廃棄箱60内へ
落下する。またゲート板64がアクチュエータにより搬
送選択位置に移動していると、ベルトコンベア48によ
り搬送されてきたCTP刷版45は、ゲート板64の上
面と摺動しつつベルトコンベア48上からベルトコンベ
ア50上へ移動し、ベルトコンベア50により搬送が継
続される。ベルトコンベア50は、CTP刷版45を下
流側ベルトコンベア52上へ搬送する。ベルトコンベア
52は、CTP刷版45を搬送経路の終端部へ接続され
た積載装置66上へ送出する。
【0026】積載装置66は、ベルトコンベア50によ
り送出されたCTP刷版45が積載される集積台68を
有している。集積台68の下部にはレベル調整器70が
配置されており、このレベル調整器70は、集積台68
上に積載されたCTP刷版45のうち最上部のCTP刷
版45が常に一定の高さとなるように集積台68の高さ
を調整する。また積載装置66は、ベルトコンベア50
により送出されてきたCTP刷版45の先端へ当接して
CTP刷版45の先端位置を揃えるバックストッパ72
を有している。バックストッパ72は緩衝機構74によ
り支持されており、この緩衝機構74は、CTP刷版4
5がバックストッパ72へ当接した際の衝撃を吸収す
る。積載装置66は、CTP刷版45がバックストッパ
72へ当接した後、バネによる復元動作でCTP刷版4
5をそろえる基準となるフロントストッパ76を有して
いる。フロントストッパ76には、積載動作を滑らかに
行うためのエア吹出機構(図示省略)が設けられてい
る。また、本実施の形態の印刷板製造装置は1個の積載
装置66のみを有しているが、ライン構成やコンベヤ形
状はこれに限定されるものではなく、例えば、コンベア
上にゲート板を複数設けると共に積載装置66を複数設
けることも可能である。
【0027】またコンベア搬送途中に積載シートの区分
け用の厚板を投入する装置を設け、包装単位ごとに厚板
で積載シートをサンドイッチすることや、包装単位ごと
に積載し、搬出することも可能である。
【0028】(実施形態の作用)次に、本実施形態の搬
送装置46の作用を説明する。搬送装置46では、ゲー
ト板64がベルトコンベア48上からベルトコンベア5
0上へ移動するCTP刷版45へ接触する。ゲート板6
4は、鉄等の導電性材料からなり、装置フレーム等を介
して接地状態とされている。またCTP刷版45は、金
属ウエブ20へ合紙ウエブ22を静電接着する際に帯電
装置34によりマイナス極性又はマイナス極性に帯電さ
れることから、ベルトコンベア48上でも帯電による電
荷(帯電電荷)が残留している。そして、ベルトコンベ
ア48上からベルトコンベア50上へ移動するCTP刷
版45が接地電位(0V)とは異なる電位に帯電されて
いる場合には、CTP刷版45の非感光面とゲート板6
4との間に火花放電が発生するか、又はCTP刷版45
がゲート板64と接触して導通状態となることにより、
CTP刷版45を略接地電位と等しくなるように除電で
きる。
【0029】すなわち、空気中においてCTP刷版45
が火花放電が生じる得る電位以上に帯電している場合に
は、CTP刷版45がベルトコンベア48により送出口
62上へ搬送され、CTP刷版45がゲート板64へ火
花放電可能となるまで接近すると、CTP刷版45の非
感光面とゲート板64との間に火花放電が発生する。こ
れにより、CTP刷版45の帯電電荷をゲート板64を
通して逃がすことができるので、CTP刷版45が除電
される。また、この火花放電によってもCTP刷版45
が完全に除電されないときには、火花放電の発生後にC
TP刷版45がゲート板64と接触することにより、C
TP刷版45が略接地電位と等しくなるまで除電され
る。またCTP刷版45が火花放電の生じる得る電位ま
で帯電していない場合でも、CTP刷版45がゲート板
64と接触することにより、CTP刷版45の帯電電荷
をゲート板64を通して逃がすことができるので、CT
P刷版45が略接地電位まで除電される。
【0030】従って、本実施形態の搬送装置46によれ
ば、CTP刷版45が帯電されている場合でも、ベルト
コンベア48により集積台68上へ送出される際には、
CTPを予め略接地電位となるように除電できるので、
CTP刷版45の感光面と佐積載装置66との間、及び
ベルトコンベア48により搬送されてきたCTP刷版4
5と集積台68上のCTP刷版45との間に火花放電が
生じることがなく、火花放電によるCTP刷版45の感
光面の露光を防止できる。またゲート板64による除電
時にゲート板64とCTP刷版45との間に火花放電が
生じた場合でも、この火花放電はゲート板64とCTP
刷版45の非感光面(感光面の裏面)との間に生じるこ
とから、除電時の火花放電によりCTP刷版45の感光
面が露光することもない。
【0031】なお、本実施形態の搬送装置46では、導
電性部材をゲート板64により構成することにより、除
電手段の部品と既存の部品とを共用化して、除電手段を
搬送装置46へ設けた際の部品点数の増加及びコスト増
加の抑制を図っているが、ゲート板64に替えて他の導
電性部材を設けても、あるいはゲート板64に追加して
他の導電性部材を設けてもよい。
【0032】上記ゲート板64以外の他の導電性部材と
しては、例えば、鉄、銅等からなる金属体や、炭素繊維
等の導電性材料からなるブラシ状部材を用いることがで
き、のような導電性部材をベルトコンベア48〜52に
より搬送されるCTP刷版45の非感光面へ接触するよ
うに、又はCTP刷版45との間に微小なギャプが形成
されるように配置すると共に接地状態とすることによ
り、積載装置66の上流側でCTP刷版45を除電でき
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印刷版製造
装置によれば、コンベアにより搬送されて積載部上へ積
載される感光性印刷版の感光面に対する火花放電の発生
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る搬送装置が適用され
たCTP刷版の製造装置の全体構成を示す側面図であ
る。
【図2】 図1に示されているCTP刷版の製造装置に
おける帯電装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
45 CTP刷版(感光性印刷版) 46 搬送装置(感光性印刷版搬送装置) 48 ベルトコンベア(コンベア) 50 ベルトコンベア(コンベア) 52 ベルトコンベア(コンベア) 62 送出口(送出部) 64 ゲート板(除電手段,導電性部材) 66 積載装置(積載部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿って配置され、シー
    ト状の感光性印刷版を搬送する複数台のコンベアと、 前記コンベアにより前記搬送経路の外部へ送出される感
    光性印刷版が積載される積載部と、 前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面
    へ対向すると共に前記積載部の上流側へ配置され、コン
    ベア上の感光性印刷版から帯電電荷を除去する除電手段
    と、 を有することを特徴とする感光性印刷版搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記除電手段は、前記コンベアにより搬
    送される感光性印刷版の非感光面へ近接又は接触するよ
    うに配置され、かつ接地状態とされた導電性部材を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の感光性印刷版搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送経路が複数本に分岐した分岐部
    又は搬送経路途中における感光性印刷版の送出部に配置
    され、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の搬
    送先を切り替えるためのゲート板を有しており、 前記導電性材料は、接地状態とされると共に導電性材料
    により構成された前記ゲート板からなることを特徴とす
    る請求項2記載の感光性印刷版搬送装置。
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