JP2000329801A - 信号検出装置 - Google Patents

信号検出装置

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JP2000329801A JP11142668A JP14266899A JP2000329801A JP 2000329801 A JP2000329801 A JP 2000329801A JP 11142668 A JP11142668 A JP 11142668A JP 14266899 A JP14266899 A JP 14266899A JP 2000329801 A JP2000329801 A JP 2000329801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動増幅回路に使用される2個のオペアンプ
のオフセット電圧を除去し、この2個のオペアンプを条
件なしに選択使用することを可能にする。 【解決手段】 2つの信号入力端子V(+),V(−)
の間に印加される信号を差動増幅する差動増幅回路と、
該差動増幅回路の出力を積分する積分回路3とを有する
信号検出装置において、前記差動増幅回路を、前記信号
入力端子の一方に接続される第2のオペアンプOP2の
反転入力側に、前記信号入力端子の他方に接続される第
1のオペアンプOP1の出力側を接続することによって
構成すると共に、前記積分回路にて前記第1及び第2の
オペアンプのオフセット電圧が相殺されるような所定の
信号の半周期毎に、前記第1のオペアンプと第2のオペ
アンプの位置を入れ換えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホール素子の出力
電圧、その他の電圧信号などを検出する信号検出装置の
改良に関するものである。
【従来の技術】電力量計において、電力(計測電圧V×
計測電流I)を計測する1つの手段としてホール素子が
用いられている。図7に示されるように、ホール素子1
の入力端子に計測電圧Vに相当するホール電流Icを流
し、ホール素子1の表面に計測電流Iに相当する磁界B
を与えると、ホール素子1から出力されるホール電圧V
hは(K×B×Ic)となり、このホール電圧Vhから
電力値を計測することができる。積感度Kはホール素子
1が持つ定数である。但し、ホール素子1からの出力に
は、電力計測には不要な同相電圧Vcmと不平衡電圧Vho
が含まれる。同相電圧Vcmは、ホール電流Icにホール
素子1の入力抵抗Rinの半分を掛けたものであり、ホー
ル素子1の出力端子(V+)にも出力端子(V−)にも
含まれる。不平衡電圧Vhoは、ホール電流Icに不平衡
抵抗Rhoを掛けたものであり、ホール電圧Vhと同様、
出力端子(V+)と出力端子(V−)の間に発生する。
なお、P1,P2は計測電圧Vが印加される電圧入力端
子である。ホール素子1を用いて電力量を計測する場
合、ホール電圧Vhの増幅回路としては、同相電圧Vcm
を除去するための差動増幅回路2(増幅率A)を用い、
後段に不平衡電圧Vhoを除去するためと電力値を電力量
に積算するための積分回路3を使用する。不平衡電圧V
hoは計測電圧Vと同じ周波数の交流電圧であるので、積
分されることにより正負が相殺されて零となる。この結
果、下記の(1)式に示す積分回路3の出力電圧Vout'
により電力量に相当するホール電圧Vhを検出すること
ができる。 Vout'=∫(A×Vh) ……(1) ホール素子出力の増幅回路として使用する差動増幅回路
の種類はいくつかあるが、図8に示されるように1個の
オペアンプ(演算増幅器)OPによる差動増幅回路の場
合、ホール素子1の出力抵抗の影響を抑えるため、オペ
アンプOPの入力抵抗R1をホール素子の出力抵抗より
大きくし、さらに増幅率Aを得るために帰還抵抗R2を
入力抵抗R1より大きくする必要がある。また、下記の
(2)式に示すオペアンプOP(差動増幅回路)の出力
電圧Vout には、ホール電圧Vhと不平衡電圧Vho以外
にオペアンプOPの入力オフセット電圧Vioや入力バイ
アス電流Ib+,Ib−によるオフセット電圧Vibから
なる合計のオフセット電圧Vosが重畳される。 Vout =(R2/R1)(Vh+Vho)+Vos ……(2) したがって、積分回路3の出力電圧Vout'は∫{(R2
/R1)Vh+Vos}となる。
【発明が解決しようとする課題】電力量計として軽負荷
を測定する際には、ホール電圧Vhが微小電圧になるた
め、オフセット電圧Vosの影響が大きく、誤差要因とな
る。よって、高インピーダンスなオペアンプの入力端子
で受けるため、オペアンプ3個により差動増幅回路を構
成する方法もあるが、オペアンプの数が増えると、その
分オフセット電圧の影響も大きくなることから、図9に
示されるように必要最小限のオペアンプ2個による差動
増幅回路を使用することが好ましい。この場合、高イン
ピーダンスなオペアンプOP1,OP2の入力端子で受
けることができるため、ホール素子1の出力抵抗の影響
が抑えられる。また、オペアンプのオフセット電圧のド
リフト低減法として、同一ペレット上で作られ、トラッ
キング特性を保証したデュアルのオペアンプを使用する
と良い。但し、オフセット電圧への対応としてオペアン
プの選択に頼るこの方法は、あくまでドリフト低減法で
あり、トラッキング特性を保証したデュアルのオペアン
プを使用したとしても、2個のオペアンプOP1,OP
2の入力オフセット電圧Vio1 ,Vio2 と入力バイアス
電流Ib1,Ib2は完全には同値とならないため、オペア
ンプOP1,OP2によるオフセット電圧は下記の
(3)式に示されるように残ることになる。 Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(3) したがって、積分回路3の出力電圧Vout'は∫{(1+
R2/R1)(Vh−Vio1 +Vio2 )−R2(Ib1−
Ib2)}となる。また、使用するオペアンプOP1,O
P2は、同一ペレット上で作られ、トラッキング特性を
保証したデュアルのオペアンプという条件があり、オペ
アンプ全般に適用できないことになる。 (発明の目的)本発明の目的は、差動増幅回路に使用さ
れる2個のオペアンプのオフセット電圧を除去すること
ができ、しかも、この2個のオペアンプを条件なしに選
択使用することができる信号検出装置を提供することで
ある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、2つの信号入力端子の間に印加される信
号を差動増幅する差動増幅回路と、該差動増幅回路の出
力を積分する積分回路とを有する信号検出装置におい
て、前記差動増幅回路を、前記信号入力端子の一方に接
続される第2のオペアンプの反転入力側に、前記信号入
力端子の他方に接続される第1のオペアンプの出力側を
接続することによって構成すると共に、前記積分回路に
て前記第1及び第2のオペアンプのオフセット電圧が相
殺されるような所定の信号の半周期毎に、前記第1のオ
ペアンプと第2のオペアンプの位置を入れ換えるように
したことを特徴とするものである。
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある、ホール素子を用いた電力量計の要部の構成を示す
図である。図1において、ホール素子1及び積分回路3
は図7〜9で説明したものと全く同様のものである。ホ
ール素子1が出力するホール電圧Vhを差動増幅する差
動増幅回路として、図9で説明したものと同様に、2個
の非反転増幅形のオペアンプOP1,OP2が用いられ
る。ホール素子1の一方の出力端子V(+)(=差動増
幅回路の一方の信号入力端子)にはオペアンプOP2の
非反転入力端が接続され、ホール素子1の他方の出力端
子(=差動増幅回路の他方の信号入力端子)にはオペア
ンプOP1の非反転入力端が接続され、オペアンプOP
2の反転入力側にオペアンプOP1の出力側が接続され
る。そして、オペアンプOP1,OP2の入力側と出力
側にそれぞれ設けられたアナログスイッチASによって
計測電圧Vの半周期毎にオペアンプOP1,OP2の位
置が図1(a)と図1(b)のように入れ換えられる。
図9に示される差動増幅回路の出力電圧Vout は(3)
式より(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio
2 )−R2(Ib1−Ib2)であって、前段のオペアンプ
OP1の入力オフセンット電圧Vio1 はマイナス、後段
のオペアンプOP2の入力オフセンット電圧Vio2 はプ
ラスとなり、同様に入力バイアス電流についてもIb1と
Ib2では正負極性が反対に現れる。よって、2個のオペ
アンプOP1,OP2の位置をアナログスイッチASに
より計測電圧Vの半周期毎に入れ換え、図1(a)と図
1(b)の状態を繰り返すと、計測電圧Vの1周期で見
た場合に各々の入力オフセット電圧Vio1 ,Vio2 と入
力バイアス電流Ib1,Ib2は半周期毎に正負に振り分け
られ、積分回路3を通すと、除去される。この時の差動
増幅回路の出力電圧Vout は(4)式及び(5)式で示
され、積分回路3の出力電圧Vout'は(6)式で示され
る。なお、R1=R3,R2=R4である。 Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(4) Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho+Vio1 −Vio2 ) +R2(Ib1−Ib2) ……(5) Vout'=∫{(1+R2/R1)Vh} ……(6) アナログスイッチASの具体的な回路は、図2に示され
る通りである。アナログスイッチAS1によってホール
素子1の出力端子V(+)とオペアンプOP1,OP2
のいずれか一方の非反転入力端との接続が切り換えられ
ると共に、ホール素子1の出力端子V(−)とオペアン
プOP1,OP2のいずれか他方の非反転入力端との接
続が切り換えられる。アナログスイッチAS2によって
オペアンプOP1,OP2のいずれか一方の出力端と積
分回路3との接続が切り換えられると共に、オペアンプ
OP1,OP2のいずれか一方の反転入力端と抵抗R
3,R4の接続点との接続が切り換えられる。アナログ
スイッチAS3によってオペアンプOP1,OP2のい
ずれか他方の出力端と抵抗R1,R3の接続点との接続
が切り換えられると共に、オペアンプOP1,OP2の
いずれか他方の反転入力端と抵抗R1,R2の接続点と
の接続が切り換えられる。アナログスイッチAS1〜A
S3を制御するためのクロックCKを不平衡電圧Vhoと
同期させる必要があるので、不平衡電圧Vhoと同じ周波
数の計測電圧VからコンパレータOP3を用いてゼロク
ロス信号を検出し、ゼロクロス信号をそのままクロック
CKとして使用しても良いし、分周回路により分周した
ものをクロックCKとして使用しても良い。ゼロクロス
信号をそのままクロックCKとして使用した場合の図1
の各部の波形を図3に示す。アナログスイッチAS1〜
AS3を制御するためには、反転したクロックCKも必
要となるため、コンパレータOP3或いは分周回路後段
にインバータIVとバッファBUを配置する。ツェナー
ダイオードZD1,ZD2はホール素子1とコンパレー
タOP3の保護用に接続される。図3の各部の波形を参
照しながら、動作について説明する。ホール素子1の入
力端子に計測電圧Vに相当するホール電流Icを流し、
ホール素子1の表面に計測電流Iに相当する磁界Bを与
えると、ホール素子1から出力されるホール電圧Vhは
(K×B×Ic)となり、このホール電圧Vhから電力
値を計測することができる。積感度Kはホール素子1が
持つ定数である。但し、ホール素子1からの出力には、
電力計測には不要な同相電圧Vcmと不平衡電圧Vhoが含
まれ、これらは計測電圧Vと同じ周波数のものである。
同相電圧Vcmは、ホール電流Icにホール素子1の入力
抵抗Rinの半分を掛けたものであり、ホール素子1の出
力端子(V+)にも出力端子(V−)にも含まれる。こ
のため、差動増幅することによって除去される。不平衡
電圧Vhoは、ホール電流Icに不平衡抵抗Rhoを掛けた
ものであり、ホール電圧Vhと同様、出力端子(V+)
と出力端子(V−)の間に発生する。不平衡電圧Vho
は、計測電圧Vと同じ周波数の交流信号であるため、正
負の面積が等しくなる1周期が終了した時に積分回路3
で除去される。同じく、オペアンプOP1,OP2の入
力オフセット電圧Vio1 ,Vio2 と入力バイアス電流I
b1,Ib2によるオフセット電圧からなる合計のオフセッ
ト電圧Vos1 ,Vos2 についても、オフセット電圧Vos
1 は、{−(1+R2/R1)Vio1 −R2×Ib1}の
値と{(1+R2/R1)Vio1 +R2×Ib1}の値を
半周期毎に交互にとり、オフセット電圧Vos2 は、
{(1+R2/R1)Vio2 +R2×Ib2}の値と{−
(1+R2/R1)Vio2 −R2×Ib2}の値を半周期
毎に交互にとるので、オペアンプOP1,OP2を入れ
換えるクロックCKの1周期が終了した時に積分回路3
で除去される。よって、積分回路3の出力で電力量を検
出(サンプリング)するタイミングは、不平衡電圧Vho
の周期とオペアンプOP1,OP2を入れ換えるクロッ
クCKの周期が同期した時となり、同期さえしていれ
ば、1周期毎に検出しても、何周期かまとめて検出して
も良い。また、オペアンプOP1,OP2を入れ換える
クロックCKはデューティ比が等しいことが条件であ
り、電力量を検出(サンプリング)するタイミングと不
平衡電圧Vhoとに同期していれば、周波数は速くても遅
くても良い。但し、速や過ぎる場合は、オペアンプOP
1,OP2が対応できないことや、不安定になることが
あるため、注意する必要がある。図1及び図2の実施形
態によれば、2個のオペアンプOP1,OP2による差
動増幅回路の入力インピーダンスが高いため、センシン
グ部となるホール素子1の出力インピーダンスの影響を
受けない他、オフセット電圧のゼロ調整を行う必要がな
く、ドリフトにも対応し、オフセット電圧を除去するこ
とができる。使用するオペアンプの条件としても、オフ
セット電圧を正負に振り分けてキャンセルするため、オ
フセット電圧が信号電圧よりも大きくても構わず、ま
た、同一ペレット上で作られ、トラッキング特性を保証
したオペアンプといった条件のないため、オペアンプ全
般に適用することができる。図4は、本発明の実施の他
の形態である、直流電位差信号検出装置の構成を示す図
である。本実施形態は、直流電圧V1とV2の電位差を
計測する場合に図1に示される差動増幅回路と積分回路
を使用するものである。直流電圧V2が入力される差動
増幅回路の一方の信号入力端子にはオペアンプOP2の
非反転入力端が接続され、直流電圧V1が入力される差
動増幅回路の他方の信号入力端子にはオペアンプOP1
の非反転入力端が接続され、オペアンプOP2の反転入
力側にオペアンプOP1の出力側が接続される。そし
て、オペアンプOP1,OP2の入力側と出力側にそれ
ぞれ設けられたアナログスイッチASによって所定の周
波数のクロックの半周期毎にオペアンプOP1,OP2
の位置が図4(a)と図4(b)のように入れ換えられ
る。2個のオペアンプOP1,OP2の位置をアナログ
スイッチASによりクロックの半周期毎に入れ換え、図
4(a)と図4(b)の状態を繰り返すと、1周期で見
た場合に各々の入力オフセット電圧Vio1 ,Vio2 と入
力バイアス電流Ib1,Ib2は半周期毎に正負に振り分け
られ、積分回路3を通すと、除去される。この時の差動
増幅回路の出力電圧Vout は(7)式及び(8)式で示
され、この周期に合わせて積分回路3の出力電圧を検出
(サンプリング)すると、積分回路3の出力電圧Vout'
は(9)式で示される。なお、R1=R3,R2=R4
である。 Vout =−(1+R2/R1)(V1−V2+Vio1 −Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(7) Vout =−(1+R2/R1)(V1−V2−Vio1 +Vio2 ) +R2(Ib1−Ib2) ……(8) Vout'=∫{−(1+R2/R1)(V1−V2)} ……(9) 直流電圧V1またはV2を接地すると、グランドに対す
る電圧を検出することも可能である。アナログスイッチ
ASの具体的な回路は、図5に示される通りである。大
部分は図2と同様であるが、アナログスイッチAS1〜
AS3を制御するクロックCKとして、水晶発振器4か
らのクロックを分周回路5で分周したものを使用する。
分周を行うのは、速いクロックCKでオペアンプOP
1,OP2を入れ換えると、オペアンプOP1,OP2
が対応できないことや、不安定になることがあるためで
ある。図6の各部の波形を参照しながら、動作について
説明する。直流電圧V1がオペアンプOP1,OP2の
うちのいずれか一方の非反転入力端に印加され、直流電
圧V2がオペアンプOP1,OP2のうちの他方の非反
転入力端に印加されると、この差動増幅回路からは、電
位差(V1−V2)に関して{−(1+R2/R1)
(V1−V2)}が出力される。オペアンプOP1,O
P2のオフセット電圧Vos1 ,Vos2 についても、オフ
セット電圧Vos1 は、{−(1+R2/R1)Vio1 −
R2×Ib1}の値と{(1+R2/R1)Vio1 +R2
×Ib1}の値をクロックCKの半周期毎に交互にとり、
オフセット電圧Vos2 は、{(1+R2/R1)Vio2
+R2×Ib2}の値と{−(1+R2/R1)Vio2 −
R2×Ib2}の値をクロックCKの半周期毎に交互にと
るので、オペアンプOP1,OP2を入れ換えるクロッ
クCKの1周期が終了した時に積分回路3で除去され
る。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの信号入力端子の間に印加される信号を差動増幅す
る差動増幅回路と、該差動増幅回路の出力を積分する積
分回路とによって、信号を検出する場合に、差動増幅回
路に使用される2個のオペアンプのオフセット電圧を除
去することができ、しかも、この2個のオペアンプを条
件なしに選択使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である、ホール素子を用
いた電力量計の要部の構成を示す図である。
【図2】図1におけるアナログスイッチの具体的な回路
を示す図である。
【図3】図1の各部の波形を示す図である。
【図4】本発明の実施の他の形態である、直流電位差信
号検出装置の構成を示す図である。
【図5】図4におけるアナログスイッチの具体的な回路
を示す図である。
【図6】図4の各部の波形を示す図である。
【図7】従来のホール素子を用いた電力量計の要部の構
成を示す図である。
【図8】図7における差動増幅回路の一例を示す図であ
る。
【図9】図7における差動増幅回路の他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ホール素子 2 差動増幅回路 3 積分回路 4 水晶発振器 5 分周回路 OP1,OP2 オペアンプ AS,AS1,AS2,AS3 アナログスイッチ R1,R2,R3,R4 抵抗 V 計測電圧 I 計測電流 Vh ホール電圧 Vio1 ,Vio2 入力オフセット電圧 Ib1,Ib2 入力バイアス電流 V1,V2 直流電圧
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月10日(1999.6.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホール素子の出力
電圧、その他の電圧信号などを検出する信号検出装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力量計において、電力(計測電圧V×
計測電流I)を計測する1つの手段としてホール素子が
用いられている。図7に示されるように、ホール素子1
の入力端子に計測電圧Vに相当するホール電流Icを流
し、ホール素子1の表面に計測電流Iに相当する磁界B
を与えると、ホール素子1から出力されるホール電圧V
hは(K×B×Ic)となり、このホール電圧Vhから
電力値を計測することができる。積感度Kはホール素子
1が持つ定数である。但し、ホール素子1からの出力に
は、電力計測には不要な同相電圧Vcmと不平衡電圧Vho
が含まれる。同相電圧Vcmは、ホール電流Icにホール
素子1の入力抵抗Rinの半分を掛けたものであり、ホー
ル素子1の出力端子(V+)にも出力端子(V−)にも
含まれる。不平衡電圧Vhoは、ホール電流Icに不平衡
抵抗Rhoを掛けたものであり、ホール電圧Vhと同様、
出力端子(V+)と出力端子(V−)の間に発生する。
なお、P1,P2は計測電圧Vが印加される電圧入力端
子である。
【0003】 ホール素子1を用いて電力量を計測する場
合、ホール電圧Vhの増幅回路としては、同相電圧Vcm
を除去するための差動増幅回路2(増幅率A)を用い、
後段に不平衡電圧Vhoを除去するためと電力値を電力量
に積算するための積分回路3を使用する。不平衡電圧V
hoは計測電圧Vと同じ周波数の交流電圧であるので、積
分されることにより正負が相殺されて零となる。この結
果、下記の(1)式に示す積分回路3の出力電圧Vout'
により電力量に相当するホール電圧Vhを検出すること
ができる。
【0004】 Vout'=∫(A×Vh) ……(1) ホール素子出力の増幅回路として使用する差動増幅回路
の種類はいくつかあるが、図8に示されるように1個の
オペアンプ(演算増幅器)OPによる差動増幅回路の場
合、ホール素子1の出力抵抗の影響を抑えるため、オペ
アンプOPの入力抵抗R1をホール素子の出力抵抗より
大きくし、さらに増幅率Aを得るために帰還抵抗R2を
入力抵抗R1より大きくする必要がある。また、下記の
(2)式に示すオペアンプOP(差動増幅回路)の出力
電圧Vout には、ホール電圧Vhと不平衡電圧Vho以外
にオペアンプOPの入力オフセット電圧Vioや入力バイ
アス電流Ib+,Ib−によるオフセット電圧Vibから
なる合計のオフセット電圧Vosが重畳される。
【0005】 Vout =(R2/R1)(Vh+Vho)+Vos ……(2) したがって、積分回路3の出力電圧Vout'は∫{(R2
/R1)Vh+Vos}となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電力量計として軽負荷
を測定する際には、ホール電圧Vhが微小電圧になるた
め、オフセット電圧Vosの影響が大きく、誤差要因とな
る。よって、高インピーダンスなオペアンプの入力端子
で受けるため、オペアンプ3個により差動増幅回路を構
成する方法もあるが、オペアンプの数が増えると、その
分オフセット電圧の影響も大きくなることから、図9に
示されるように必要最小限のオペアンプ2個による差動
増幅回路を使用することが好ましい。この場合、高イン
ピーダンスなオペアンプOP1,OP2の入力端子で受
けることができるため、ホール素子1の出力抵抗の影響
が抑えられる。また、オペアンプのオフセット電圧のド
リフト低減法として、同一ペレット上で作られ、トラッ
キング特性を保証したデュアルのオペアンプを使用する
と良い。
【0007】 但し、オフセット電圧への対応としてオペ
アンプの選択に頼るこの方法は、あくまでドリフト低減
法であり、トラッキング特性を保証したデュアルのオペ
アンプを使用したとしても、2個のオペアンプOP1,
OP2の入力オフセット電圧Vio1 ,Vio2 と入力バイ
アス電流Ib1,Ib2は完全には同値とならないため、オ
ペアンプOP1,OP2によるオフセット電圧は下記の
(3)式に示されるように残ることになる。
【0008】 Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(3) したがって、積分回路3の出力電圧Vout'は∫{(1+
R2/R1)(Vh−Vio1 +Vio2 )−R2(Ib1−
Ib2)}となる。
【0009】 また、使用するオペアンプOP1,OP2
は、同一ペレット上で作られ、トラッキング特性を保証
したデュアルのオペアンプという条件があり、オペアン
プ全般に適用できないことになる。 (発明の目的)本発明の目的は、差動増幅回路に使用さ
れる2個のオペアンプのオフセット電圧を除去すること
ができ、しかも、この2個のオペアンプを条件なしに選
択使用することができる信号検出装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、2つの信号入力端子の間に印加される信
号を差動増幅する差動増幅回路と、該差動増幅回路の出
力を積分する積分回路とを有する信号検出装置におい
て、前記差動増幅回路を、前記信号入力端子の一方に接
続される第2のオペアンプの反転入力側に、前記信号入
力端子の他方に接続される第1のオペアンプの出力側を
接続することによって構成すると共に、前記積分回路に
て前記第1及び第2のオペアンプのオフセット電圧が相
殺されるような所定の信号の半周期毎に、前記第1のオ
ペアンプと第2のオペアンプの位置を入れ換えるように
したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある、ホール素子を用いた電力量計の要部の構成を示す
図である。
【0012】 図1において、ホール素子1及び積分回路
3は図7〜9で説明したものと全く同様のものである。
ホール素子1が出力するホール電圧Vhを差動増幅する
差動増幅回路として、図9で説明したものと同様に、2
個の非反転増幅形のオペアンプOP1,OP2が用いら
れる。ホール素子1の一方の出力端子V(+)(=差動
増幅回路の一方の信号入力端子)にはオペアンプOP2
の非反転入力端が接続され、ホール素子1の他方の出力
端子(=差動増幅回路の他方の信号入力端子)にはオペ
アンプOP1の非反転入力端が接続され、オペアンプO
P2の反転入力側にオペアンプOP1の出力側が接続さ
れる。そして、オペアンプOP1,OP2の入力側と出
力側にそれぞれ設けられたアナログスイッチASによっ
て計測電圧Vの半周期毎にオペアンプOP1,OP2の
位置が図1(a)と図1(b)のように入れ換えられ
る。
【0013】 図9に示される差動増幅回路の出力電圧V
out は(3)式より(1+R2/R1)(Vh+Vho−
Vio1 +Vio2 )−R2(Ib1−Ib2)であって、前段
のオペアンプOP1の入力オフセンット電圧Vio1 はマ
イナス、後段のオペアンプOP2の入力オフセンット電
圧Vio2 はプラスとなり、同様に入力バイアス電流につ
いてもIb1とIb2では正負極性が反対に現れる。よっ
て、2個のオペアンプOP1,OP2の位置をアナログ
スイッチASにより計測電圧Vの半周期毎に入れ換え、
図1(a)と図1(b)の状態を繰り返すと、計測電圧
Vの1周期で見た場合に各々の入力オフセット電圧Vio
1 ,Vio2 と入力バイアス電流Ib1,Ib2は半周期毎に
正負に振り分けられ、積分回路3を通すと、除去され
る。この時の差動増幅回路の出力電圧Vout は(4)式
及び(5)式で示され、積分回路3の出力電圧Vout'は
(6)式で示される。なお、R1=R3,R2=R4で
ある。
【0014】 Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(4) Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho+Vio1 −Vio2 ) +R2(Ib1−Ib2) ……(5) Vout'=∫{(1+R2/R1)Vh} ……(6) アナログスイッチASの具体的な回路は、図2に示され
る通りである。アナログスイッチAS1によってホール
素子1の出力端子V(+)とオペアンプOP1,OP2
のいずれか一方の非反転入力端との接続が切り換えられ
ると共に、ホール素子1の出力端子V(−)とオペアン
プOP1,OP2のいずれか他方の非反転入力端との接
続が切り換えられる。アナログスイッチAS2によって
オペアンプOP1,OP2のいずれか一方の出力端と積
分回路3との接続が切り換えられると共に、オペアンプ
OP1,OP2のいずれか一方の反転入力端と抵抗R
3,R4の接続点との接続が切り換えられる。アナログ
スイッチAS3によってオペアンプOP1,OP2のい
ずれか他方の出力端と抵抗R1,R3の接続点との接続
が切り換えられると共に、オペアンプOP1,OP2の
いずれか他方の反転入力端と抵抗R1,R2の接続点と
の接続が切り換えられる。
【0015】 アナログスイッチAS1〜AS3を制御す
るためのクロックCKを不平衡電圧Vhoと同期させる必
要があるので、不平衡電圧Vhoと同じ周波数の計測電圧
VからコンパレータOP3を用いてゼロクロス信号を検
出し、ゼロクロス信号をそのままクロックCKとして使
用しても良いし、分周回路により分周したものをクロッ
クCKとして使用しても良い。ゼロクロス信号をそのま
まクロックCKとして使用した場合の図1の各部の波形
を図3に示す。アナログスイッチAS1〜AS3を制御
するためには、反転したクロックCKも必要となるた
め、コンパレータOP3或いは分周回路後段にインバー
タIVとバッファBUを配置する。ツェナーダイオード
ZD1,ZD2はホール素子1とコンパレータOP3の
保護用に接続される。
【0016】 図3の各部の波形を参照しながら、動作に
ついて説明する。ホール素子1の入力端子に計測電圧V
に相当するホール電流Icを流し、ホール素子1の表面
に計測電流Iに相当する磁界Bを与えると、ホール素子
1から出力されるホール電圧Vhは(K×B×Ic)と
なり、このホール電圧Vhから電力値を計測することが
できる。積感度Kはホール素子1が持つ定数である。但
し、ホール素子1からの出力には、電力計測には不要な
同相電圧Vcmと不平衡電圧Vhoが含まれ、これらは計測
電圧Vと同じ周波数のものである。同相電圧Vcmは、ホ
ール電流Icにホール素子1の入力抵抗Rinの半分を掛
けたものであり、ホール素子1の出力端子(V+)にも
出力端子(V−)にも含まれる。このため、差動増幅す
ることによって除去される。不平衡電圧Vhoは、ホール
電流Icに不平衡抵抗Rhoを掛けたものであり、ホール
電圧Vhと同様、出力端子(V+)と出力端子(V−)
の間に発生する。
【0017】 不平衡電圧Vhoは、計測電圧Vと同じ周波
数の交流信号であるため、正負の面積が等しくなる1周
期が終了した時に積分回路3で除去される。同じく、オ
ペアンプOP1,OP2の入力オフセット電圧Vio1 ,
Vio2 と入力バイアス電流Ib1,Ib2によるオフセット
電圧からなる合計のオフセット電圧Vos1 ,Vos2 につ
いても、オフセット電圧Vos1 は、{−(1+R2/R
1)Vio1 −R2×Ib1}の値と{(1+R2/R1)
Vio1 +R2×Ib1}の値を半周期毎に交互にとり、オ
フセット電圧Vos2 は、{(1+R2/R1)Vio2 +
R2×Ib2}の値と{−(1+R2/R1)Vio2 −R
2×Ib2}の値を半周期毎に交互にとるので、オペアン
プOP1,OP2を入れ換えるクロックCKの1周期が
終了した時に積分回路3で除去される。よって、積分回
路3の出力で電力量を検出(サンプリング)するタイミ
ングは、不平衡電圧Vhoの周期とオペアンプOP1,O
P2を入れ換えるクロックCKの周期が同期した時とな
り、同期さえしていれば、1周期毎に検出しても、何周
期かまとめて検出しても良い。また、オペアンプOP
1,OP2を入れ換えるクロックCKはデューティ比が
等しいことが条件であり、電力量を検出(サンプリン
グ)するタイミングと不平衡電圧Vhoとに同期していれ
ば、周波数は速くても遅くても良い。但し、速や過ぎる
場合は、オペアンプOP1,OP2が対応できないこと
や、不安定になることがあるため、注意する必要があ
る。
【0018】 図1及び図2の実施形態によれば、2個の
オペアンプOP1,OP2による差動増幅回路の入力イ
ンピーダンスが高いため、センシング部となるホール素
子1の出力インピーダンスの影響を受けない他、オフセ
ット電圧のゼロ調整を行う必要がなく、ドリフトにも対
応し、オフセット電圧を除去することができる。使用す
るオペアンプの条件としても、オフセット電圧を正負に
振り分けてキャンセルするため、オフセット電圧が信号
電圧よりも大きくても構わず、また、同一ペレット上で
作られ、トラッキング特性を保証したオペアンプといっ
た条件のないため、オペアンプ全般に適用することがで
きる。
【0019】 図4は、本発明の実施の他の形態である、
直流電位差信号検出装置の構成を示す図である。
【0020】 本実施形態は、直流電圧V1とV2の電位
差を計測する場合に図1に示される差動増幅回路と積分
回路を使用するものである。
【0021】 直流電圧V2が入力される差動増幅回路の
一方の信号入力端子にはオペアンプOP2の非反転入力
端が接続され、直流電圧V1が入力される差動増幅回路
の他方の信号入力端子にはオペアンプOP1の非反転入
力端が接続され、オペアンプOP2の反転入力側にオペ
アンプOP1の出力側が接続される。そして、オペアン
プOP1,OP2の入力側と出力側にそれぞれ設けられ
たアナログスイッチASによって所定の周波数のクロッ
クの半周期毎にオペアンプOP1,OP2の位置が図4
(a)と図4(b)のように入れ換えられる。
【0022】 2個のオペアンプOP1,OP2の位置を
アナログスイッチASによりクロックの半周期毎に入れ
換え、図4(a)と図4(b)の状態を繰り返すと、1
周期で見た場合に各々の入力オフセット電圧Vio1 ,V
io2 と入力バイアス電流Ib1,Ib2は半周期毎に正負に
振り分けられ、積分回路3を通すと、除去される。この
時の差動増幅回路の出力電圧Vout は(7)式及び
(8)式で示され、この周期に合わせて積分回路3の出
力電圧を検出(サンプリング)すると、積分回路3の出
力電圧Vout'は(9)式で示される。なお、R1=R
3,R2=R4である。
【0023】 Vout =−(1+R2/R1)(V1−V2+Vio1 −Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(7) Vout =−(1+R2/R1)(V1−V2−Vio1 +Vio2 ) +R2(Ib1−Ib2) ……(8) Vout'=∫{−(1+R2/R1)(V1−V2)} ……(9) 直流電圧V1またはV2を接地すると、グランドに対す
る電圧を検出することも可能である。
【0024】 アナログスイッチASの具体的な回路は、
図5に示される通りである。大部分は図2と同様である
が、アナログスイッチAS1〜AS3を制御するクロッ
クCKとして、水晶発振器4からのクロックを分周回路
5で分周したものを使用する。分周を行うのは、速いク
ロックCKでオペアンプOP1,OP2を入れ換える
と、オペアンプOP1,OP2が対応できないことや、
不安定になることがあるためである。
【0025】 図6の各部の波形を参照しながら、動作に
ついて説明する。直流電圧V1がオペアンプOP1,O
P2のうちのいずれか一方の非反転入力端に印加され、
直流電圧V2がオペアンプOP1,OP2のうちの他方
の非反転入力端に印加されると、この差動増幅回路から
は、電位差(V1−V2)に関して{−(1+R2/R
1)(V1−V2)}が出力される。オペアンプOP
1,OP2のオフセット電圧Vos1 ,Vos2 について
も、オフセット電圧Vos1 は、{−(1+R2/R1)
Vio1 −R2×Ib1}の値と{(1+R2/R1)Vio
1 +R2×Ib1}の値をクロックCKの半周期毎に交互
にとり、オフセット電圧Vos2 は、{(1+R2/R
1)Vio2 +R2×Ib2}の値と{−(1+R2/R
1)Vio2 −R2×Ib2}の値をクロックCKの半周期
毎に交互にとるので、オペアンプOP1,OP2を入れ
換えるクロックCKの1周期が終了した時に積分回路3
で除去される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの信号入力端子の間に印加される信号を差動増幅す
る差動増幅回路と、該差動増幅回路の出力を積分する積
分回路とによって、信号を検出する場合に、差動増幅回
路に使用される2個のオペアンプのオフセット電圧を除
去することができ、しかも、この2個のオペアンプを条
件なしに選択使用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの信号入力端子の間に印加される信
    号を差動増幅する差動増幅回路と、該差動増幅回路の出
    力を積分する積分回路とを有する信号検出装置におい
    て、前記差動増幅回路を、前記信号入力端子の一方に接
    続される第2のオペアンプの反転入力側に、前記信号入
    力端子の他方に接続される第1のオペアンプの出力側を
    接続することによって構成すると共に、前記積分回路に
    て前記第1及び第2のオペアンプのオフセット電圧が相
    殺されるような所定の信号の半周期毎に、前記第1のオ
    ペアンプと第2のオペアンプの位置を入れ換えるように
    したことを特徴とする信号検出装置。
  2. 【請求項2】 ホール素子の出力電圧を差動増幅し、積
    分する場合に、前記ホール素子の出力電圧に含まれる不
    平衡電圧の周期に同期して、前記第1のオペアンプと第
    2のオペアンプの位置を入れ換えるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の信号検出装置。
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