JP2000329089A - 水中モータポンプ - Google Patents

水中モータポンプ

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JP2000329089A
JP2000329089A JP11138441A JP13844199A JP2000329089A JP 2000329089 A JP2000329089 A JP 2000329089A JP 11138441 A JP11138441 A JP 11138441A JP 13844199 A JP13844199 A JP 13844199A JP 2000329089 A JP2000329089 A JP 2000329089A
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JP
Japan
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motor
pump
water
space
motor frame
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JP11138441A
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English (en)
Inventor
Masato Doi
正人 土居
Akihiro Takahashi
晃裕 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JP2000329089A publication Critical patent/JP2000329089A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材のシール劣化などによって、モー
タが収容されている密閉された空間内に水が浸入したと
しても、ポンプを分解することなく浸入した水を容易に
排水する。 【解決手段】 主軸2に、内端部13aをモータフレー
ム5内の密閉された空間9と筒状カバー16の内部とに
開口した通路13を設け、この通路13にチューブまた
はパイプによってなる空気供給管17を挿通して、前記
空間9とポンプの外部とを互いに連通させる。また、空
気供給管17のポンプ外端部にエアーコンプレッサ18
を接続する。前記空間9内の浸水を確認した場合には、
エアーコンプレッサ18を起動し、空気供給管17を介
して空間9内に空気を供給し、該空間9内の圧力を外部
の圧力よりも高めて、浸入している水をモータフレーム
5内への浸入経路と反対の経路から外部に排水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中モータポンプ
に係り、モータフレーム内への浸水によって原動機とし
て機能するモータが損傷するのを防止できる水中モータ
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば、ゲートポンプとし
て使用されている水中モータポンプは、図4に示すよう
に、水平軸線を有し、その軸方向の両端部を開口した円
筒状ポンプケーシング1、水平主軸2、軸支部材3,
3、モータ用ステータ4Aとモータ用ロータ4Bとを備
えたモータ4、モータフレーム5および羽根車6などを
具備している。
【0003】円筒状ポンプケーシング1の吸込口1Aは
水路における上流側水路7Aに開口し、吐出口1Bは下
流側水路7Bに開口している。主軸2は、円筒状ポンプ
ケーシング1の軸心部にその軸線方向に沿わせて配置さ
れ、軸方向の両端部はポンプケーシング1に固定された
軸支部材3,3に固定支持されている。モータフレーム
5は、ポンプケーシング1内に同心に配置されており、
モータフレーム5の軸方向の両端部は、軸受8,8を介
して主軸2に回転可能、かつ液密に支持されている。
【0004】モータ4は、モータ用ステータ4Aとモー
タ用ロータ4Bとを備え、モータ用ステータ4Aを主軸
2の軸線方向中央部外周に固定し、このモータ用ステー
タ4Aの外周に対向するモータ用ロータ4Bがモータフ
レーム5の内周面に固定されている。すなわち、モータ
4は、モータフレーム5の内面と主軸2の外面とで囲ま
れる密閉された空間9に内蔵されており、軸受8,8の
軸方向両端部は環状のシール部材14,14によって液
密にシールされている。
【0005】一方、モータフレーム5の外周面には、ポ
ンプケーシング1の内周面とモータフレーム5の外周面
とによって囲まれる環状の通路10内で回転する羽根車
6が固着されている。
【0006】このように構成された水中モータポンプ
は、たとえば門扉11の貫通孔11Aに装着される。し
たがって、門扉11を全閉した上流側水路7Aと下流側
水路7Bの分断状態でモータ4に通電すると、モータ用
ロータ4A、モータフレーム5および羽根車6が回転し
て、上流側水路7Aの水は、ポンプケーシング1の吸込
口A→環状の通路10→ポンプケーシング1の吐出口1
Bの経路で下流側水路7Bに排水される。
【0007】一方、ポンプケーシング1の吐出口1Bに
フラップ弁12を枢着することにより、水中モータポン
プが運転停止状態にあり、かつ門扉11を全閉した状態
で、下流側水路7Bの水位が上流側水路7Aの水位より
も高い場合には、下流側水路7Bから上流側水路7Aへ
の逆流を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の水中モータポン
プでは、たとえば経時的に環状のシール部材14,14
の少なくともいずれか一方にシール劣化が生じて、シー
ル性が低下すると、密閉された空間9内に水が浸入す
る。密閉された空間9内に多少の水が浸入しても、ポン
プの運転時におけるモータ用ロータ4Aとモータフレー
ム5の回転時には、密閉された空間9内の水は遠心力で
モータフレーム5の内面側に薄い環状を呈して偏るた
め、モータ4に悪影響をおよぼして損傷させることはな
い。しかし、ポンプの運転を停止して密閉された空間9
内の水に対する遠心作用が消失すると、水は停止してい
るモータフレーム5内部の下側に偏って滞留し、モータ
用ロータ4Aおよびモータ用ステータ4Aの外周部を水
没させる。その結果、モータ4を損傷させ、つぎのポン
プの運転に支障を来すおそれがある。
【0009】そこで、本発明は、たとえばシール部材の
シール劣化などによって、モータが収容されている密閉
された空間内に水が浸入したとしても、ポンプを分解す
ることなく浸入した水を容易に排水することができるよ
うにした水中モータポンプを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る水中モータポンプは、モータ用ロータ
とモータ用ステータとを備えたモータが液密にモータフ
レーム内の密閉された空間に内蔵されているとともに、
前記モータ起動時のモータ用ロータの回転に伴なってポ
ンプケーシングの内部で羽根車を回転させ、ポンプケー
シングの吸込口から吸込んだ水を該ポンプケーシングの
吐出口から吐出する水中モータポンプにおいて、前記モ
ータフレーム内の密閉された空間とポンプ外部を互いに
連通させる空気供給管が設けられ、この空気供給管のポ
ンプ外端部に空気供給源が接続されていることを特徴と
している。
【0011】本発明によれば、定期的にあるいはモータ
フレーム内の密閉された空間内の浸水検出に基づいて浸
水を確認した場合には、空気供給源を起動し、空気供給
管を介して前記密閉された空間内に空気を供給する。こ
れにより、該密閉された空間内の圧力は外部の圧力より
も高くなり、浸入している水をモータフレーム内への浸
入経路と反対の経路からモータフレームの外部に排水す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、図4に示した従来の水中
モータポンプと同一もしくは相当部分には、同一符号を
付してそれらの詳しい説明は省略する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態を示す縦断
面図である。この図において、主軸2には、その軸線方
向にのび、かつ内端部13aを密閉された空間9に開口
し、外端部を栓15で閉塞するとともに、一方の環状の
シール部材14と外端部の間の位置13bを筒状カバー
16の内部に開口した通路13を設け、この通路13に
チューブまたはパイプによってなる空気供給管17を挿
通して、モータフレーム5内の密閉された空間9とポン
プの外部とを互いに連通させるとともに、空気供給管1
7のポンプ外端部にエアーコンプレッサ18を接続して
ある。
【0014】このような構成であれば、定期的にあるい
はモータフレーム5内の密閉された空間9内の浸水検出
に基づいて浸水を確認した場合には、エアーコンプレッ
サ18を起動し、空気供給管17を介して密閉された空
間9内に空気を供給する。これにより、該密閉された空
間9内の圧力は外部の圧力よりも高くなり、浸入してい
る水を圧力差によりモータフレーム5内への浸入経路と
反対の経路からモータフレーム5の外部に排水すること
ができる。つまり、ポンプを分解することなく浸入した
水を容易に排水することにより、浸水によるモータの損
傷を防止して、つぎのポンプの運転を支障なく開始する
ことができる。特に、環状のシール部材14の変形によ
るシール性の低下でモータフレーム5内への浸水が生じ
ていた場合には、空気とともに浸入経路と反対の経路か
らモータフレーム5の外部に排水されることで、環状の
シール部材14の変形を復元させて、シール性の低下を
回復させることが期待できる。
【0015】なお、前記実施の形態では、主軸2に孔に
よってなる通路13を設け、この通路13にチューブま
たはパイプによってなる空気供給管17を挿通して、モ
ータフレーム5内の密閉された空間9とポンプの外部と
を互いに連通させているが、図2に示すように、主軸2
の表面に溝によってなる通路13を設け、この通路13
にチューブまたはパイプによってなる空気供給管17を
埋め込むことによって、モータフレーム5内の密閉され
た空間9とポンプの外部とを互いに連通させてもよい。
【0016】また、前記実施の形態では、アウターロー
タポンプについて説明しているが、本発明は、前記実施
の形態にのみ限定されるものではなく、インナーロータ
ポンプにも適用することができる。すなわち、図3に示
すように、インナーロータポンプは、鉛直軸線を有し、
その軸方向の下端部を開口して吸込口1Aを取付け、側
方に吐出口1Bを設けた渦巻状のポンプケーシング1、
鉛直主軸2、モータ用ステータ4Aとモータ用ロータ4
Bとを備えたモータ4、モータフレーム5および羽根車
6などを具備している。
【0017】渦巻状のポンプケーシング1の吸込口1A
は下向きに開口し、吐出口1Bは横向きに開口してい
る。主軸2は、渦巻状のポンプケーシング1および鉛直
軸線を有してポンプケーシング1の上側に配置されたモ
ータフレーム5の軸心部にその軸線方向に沿わせて配置
され、軸方向の両端部は軸受8,8を介してモータフレ
ーム5に回転可能に支持されており、ポンプケーシング
1とモータフレーム5の間にメカミカルシール20を設
けて、ポンプケーシング1側からモータフレーム5の内
部への浸水を防止している。
【0018】モータ4は、モータ用ステータ4Aとモー
タ用ロータ4Bとを備え、モータ用ロータ4Bを主軸2
の軸線方向上部外周に固定し、このモータ用ロータ4B
の外周に対向するモータ用ステータ4Aがモータフレー
ム5の内周面に固定されている。すなわち、モータ4
は、モータフレーム5の内面と主軸2の外面とで囲まれ
る密閉された空間9に内蔵されている。
【0019】一方、主軸2の下端部には、渦巻状のポン
プケーシング1の内部で回転する羽根車6が固着されて
いる。また、密閉された空間9の下部一側には、密閉さ
れた空間9に連通して浸水検知器21を収容した浸水検
知室22が液密に設けられている。
【0020】他方、チューブまたはパイプによってなる
空気供給管17を浸水検知室22に挿入し、該浸水検知
室22を介してモータフレーム5内の密閉された空間9
とポンプの外部とを互いに連通させるとともに、空気供
給管17のポンプ外端部にエアーコンプレッサ18を接
続してある。
【0021】このように構成された水中モータポンプ
は、モータ4に通電すると、モータ用ロータ4A、主軸
2および羽根車6が回転して、吸込口1A→ポンプケー
シング1の内部→吐出口1Bの経路で排水される。
【0022】また、浸水検知器21に基づいて浸水を確
認した場合には、エアーコンプレッサ18を起動し、空
気供給管17を介して浸水検知室22および密閉された
空間9内に空気を供給する。これにより、浸水検知室2
2および密閉された空間9内の圧力は外部の圧力よりも
高くなり、浸入している水をモータフレーム5内への浸
入経路と反対の経路からモータフレーム5の外部に排水
することができる。つまり、ポンプを分解することなく
浸入した水を容易に排水することにより、浸水によるモ
ータ4の損傷を防止して、つぎのポンプの運転を支障な
く開始することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る水中
モータポンプは、定期的にあるいはモータフレーム内の
密閉された空間内の浸水検出に基づいて浸水を確認した
場合には、空気供給源を起動し、空気供給管を介して前
記密閉された空間内に空気を供給する。これにより、該
密閉された空間内の圧力は外部の圧力よりも高くなり、
浸入している水をモータフレーム内への浸入経路と反対
の経路からモータフレームの外部に排水することができ
る。つまり、ポンプを分解することなく浸入した水を容
易に排水することにより、浸水によるモータの損傷を防
止して、つぎのポンプの運転を支障なく開始することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本の発明の一実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【図2】空気供給管の配置構造の他の例を示す拡大断面
図である。
【図3】本の発明の他の実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【図4】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 4 モータ 4A モータ用ステータ 4B モータ用ロータ 5 モータフレーム 6 羽根車 9 密閉された空間 17 空気供給管 18 エアーコンプレッサ(空気供給源)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ用ロータとモータ用ステータとを
    備えたモータが液密にモータフレーム内の密閉された空
    間に内蔵されているとともに、前記モータ起動時のモー
    タ用ロータの回転に伴なってポンプケーシングの内部で
    羽根車を回転させ、ポンプケーシングの吸込口から吸込
    んだ水を該ポンプケーシングの吐出口から吐出する水中
    モータポンプにおいて、前記モータフレーム内の密閉さ
    れた空間とポンプ外部を互いに連通させる空気供給管が
    設けられ、この空気供給管のポンプ外端部に空気供給源
    が接続されていることを特徴とする水中モータポンプ。
JP11138441A 1999-05-19 1999-05-19 水中モータポンプ Pending JP2000329089A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371988A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Dmw Corp 水中ポンプおよび該水中ポンプを用いたゲートポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371988A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Dmw Corp 水中ポンプおよび該水中ポンプを用いたゲートポンプ

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