JP2000327561A - 造粒組成物、その製造方法及び錠剤 - Google Patents
造粒組成物、その製造方法及び錠剤Info
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- JP2000327561A JP2000327561A JP11135360A JP13536099A JP2000327561A JP 2000327561 A JP2000327561 A JP 2000327561A JP 11135360 A JP11135360 A JP 11135360A JP 13536099 A JP13536099 A JP 13536099A JP 2000327561 A JP2000327561 A JP 2000327561A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ゼラチンゲル2中に生理活性成分3を分
散してなる造粒組成物1を打錠して錠剤を調製する。 【効果】 本発明の造粒組成物は、圧縮・成型する際の
変形に耐え得るので、打錠によってもマスキング効果が
損なわれない。
散してなる造粒組成物1を打錠して錠剤を調製する。 【効果】 本発明の造粒組成物は、圧縮・成型する際の
変形に耐え得るので、打錠によってもマスキング効果が
損なわれない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理活性成分の有
する不快な味が抑制された造粒組成物、その製造方法及
び錠剤に関し、特に医薬品において服用の際の不快な味
を解消し、味の矯正を容易にするためのマスキング効果
が高く、圧縮・成型によってもそのマスキング効果が低
減されない造粒組成物、該組成物を好適に製造すること
ができる製造方法及び上記造粒組成物がそのマスキング
効果が低減されずに配合された錠剤に関する。
する不快な味が抑制された造粒組成物、その製造方法及
び錠剤に関し、特に医薬品において服用の際の不快な味
を解消し、味の矯正を容易にするためのマスキング効果
が高く、圧縮・成型によってもそのマスキング効果が低
減されない造粒組成物、該組成物を好適に製造すること
ができる製造方法及び上記造粒組成物がそのマスキング
効果が低減されずに配合された錠剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生理活
性成分を固形製剤とする場合、生理活性成分特有の不快
な味が当該製剤の服用性を悪くする場合が少なくない。
特に小児に対しては、苦味、酸味、渋味等の不快な味を
もつ生理活性成分が配合されている場合、投薬を拒否し
たり、大量の水とともに服用しなければならないなどの
問題がある。
性成分を固形製剤とする場合、生理活性成分特有の不快
な味が当該製剤の服用性を悪くする場合が少なくない。
特に小児に対しては、苦味、酸味、渋味等の不快な味を
もつ生理活性成分が配合されている場合、投薬を拒否し
たり、大量の水とともに服用しなければならないなどの
問題がある。
【0003】一般に内服用の固形製剤は、生理活性成分
と賦形剤とを予め混合あるいは適当に造粒した後、顆粒
剤として整粒したり、更に結合剤、崩壊剤、崩壊助剤、
賦形剤、滑沢剤等を加えて圧縮・成型して、錠剤とした
りする。
と賦形剤とを予め混合あるいは適当に造粒した後、顆粒
剤として整粒したり、更に結合剤、崩壊剤、崩壊助剤、
賦形剤、滑沢剤等を加えて圧縮・成型して、錠剤とした
りする。
【0004】しかしながら、マスキング処理をした顆粒
を錠剤とする場合は、成型時に大きな力が加えられるた
めに、せっかくマスキング処理をした顆粒が破壊され、
そのマスキング効果が損なわれることがあり、このよう
な成型時の力に耐え得る複合材料の開発が望まれてい
た。一方、錠剤等の固形製剤は、その携帯性における小
型化、安全性面の配慮から種々の添加剤の添加量の低減
が望まれており、マスキング処理を行なう際にもマスキ
ング剤の多量の使用は好ましくないとされている。
を錠剤とする場合は、成型時に大きな力が加えられるた
めに、せっかくマスキング処理をした顆粒が破壊され、
そのマスキング効果が損なわれることがあり、このよう
な成型時の力に耐え得る複合材料の開発が望まれてい
た。一方、錠剤等の固形製剤は、その携帯性における小
型化、安全性面の配慮から種々の添加剤の添加量の低減
が望まれており、マスキング処理を行なう際にもマスキ
ング剤の多量の使用は好ましくないとされている。
【0005】ここで、従来、不快な味を有する成分のマ
スキング方法としては、生理活性成分の表面を被覆し、
口中での生理活性成分の溶出を抑制して不快な味を低減
する方法が、特開昭61−152623号公報、特開昭
63−301815号公報、特公昭64−5004号公
報等に提案されている。しかし、これらの方法による製
剤の場合、いずれも錠剤として成型するために圧縮する
と、マスキング処理した表面が破壊されてしまうため
に、充分なマスキング効果を発揮できない上、生理活性
成分の生体内での放出がばらつくこともあり、緻密な溶
出性能を必要とする製剤への応用に問題があるのみなら
ず、これらの調製に煩雑な工程を必要としたり、有機溶
剤を使用しなければならない等の課題があった。
スキング方法としては、生理活性成分の表面を被覆し、
口中での生理活性成分の溶出を抑制して不快な味を低減
する方法が、特開昭61−152623号公報、特開昭
63−301815号公報、特公昭64−5004号公
報等に提案されている。しかし、これらの方法による製
剤の場合、いずれも錠剤として成型するために圧縮する
と、マスキング処理した表面が破壊されてしまうため
に、充分なマスキング効果を発揮できない上、生理活性
成分の生体内での放出がばらつくこともあり、緻密な溶
出性能を必要とする製剤への応用に問題があるのみなら
ず、これらの調製に煩雑な工程を必要としたり、有機溶
剤を使用しなければならない等の課題があった。
【0006】また、硫酸マグネシウムを添加してマスキ
ングする方法が特開平2−25428号公報等に提案さ
れているが、硫酸マグネシウムの添加による効果は少量
では必ずしも充分な矯味効果を期待できるものではな
い。一方、特開昭61−69729号公報には、生理活
性成分を包接する方法が提案されているが、生理活性成
分の配合量が多い場合については生理活性成分に対して
更に大量のホスト成分となるシクロデキストリンが必要
となる。このことは製剤の合計量を増加させ、服用性を
悪化させることにつながる。更に、包接された生理活性
成分の溶出速度が遅延する等、根本的な問題点も残され
ており、特に速効性を要求されるような生理活性成分に
ついては重大な問題がある。
ングする方法が特開平2−25428号公報等に提案さ
れているが、硫酸マグネシウムの添加による効果は少量
では必ずしも充分な矯味効果を期待できるものではな
い。一方、特開昭61−69729号公報には、生理活
性成分を包接する方法が提案されているが、生理活性成
分の配合量が多い場合については生理活性成分に対して
更に大量のホスト成分となるシクロデキストリンが必要
となる。このことは製剤の合計量を増加させ、服用性を
悪化させることにつながる。更に、包接された生理活性
成分の溶出速度が遅延する等、根本的な問題点も残され
ており、特に速効性を要求されるような生理活性成分に
ついては重大な問題がある。
【0007】一方、解熱薬、鎮痛薬、感冒薬などを錠
剤、顆粒剤に製剤化して使用することは一般に広く知ら
れていることである。この場合、成分が無味無臭の成分
だけであれば、矯味を極めて容易に達成できる。しか
し、不快な味を有する成分をそのままの状態で配合し、
且つ甘味剤等の成分を単に配合するだけで矯味を達成し
ようとすると、大量の矯味成分の配合が必要となった
り、あるいは却って嗜好性の低い矯味方法となったりす
ることが少なくなかった。例えば苦味等の不快な味を弱
めるために甘味剤が配合され、甘味剤としては、白糖が
最も汎用されているが、その他にもマンニトール、果糖
等の糖類やグリチルリチン酸ジカリウム、合成甘味料と
してサッカリン、サッカリンナトリウム、アスパルテー
ム等が配合されている。しかし、白糖、マンニトール、
果糖、キシリット、ブドウ糖等は、増量しても効果が不
十分であり、また、アスパルテーム、グリチルリチン酸
ジカリウム、サッカリン、サッカリンナトリウム等の合
成甘味料は、増量することにより逆に苦味を増加させて
しまうものであり、上記甘味剤の単なる配合は、満足で
きる方法とは言い難いものであった。
剤、顆粒剤に製剤化して使用することは一般に広く知ら
れていることである。この場合、成分が無味無臭の成分
だけであれば、矯味を極めて容易に達成できる。しか
し、不快な味を有する成分をそのままの状態で配合し、
且つ甘味剤等の成分を単に配合するだけで矯味を達成し
ようとすると、大量の矯味成分の配合が必要となった
り、あるいは却って嗜好性の低い矯味方法となったりす
ることが少なくなかった。例えば苦味等の不快な味を弱
めるために甘味剤が配合され、甘味剤としては、白糖が
最も汎用されているが、その他にもマンニトール、果糖
等の糖類やグリチルリチン酸ジカリウム、合成甘味料と
してサッカリン、サッカリンナトリウム、アスパルテー
ム等が配合されている。しかし、白糖、マンニトール、
果糖、キシリット、ブドウ糖等は、増量しても効果が不
十分であり、また、アスパルテーム、グリチルリチン酸
ジカリウム、サッカリン、サッカリンナトリウム等の合
成甘味料は、増量することにより逆に苦味を増加させて
しまうものであり、上記甘味剤の単なる配合は、満足で
きる方法とは言い難いものであった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、煩雑な工程を踏むことなく、口中での不快な味の薬
剤の溶出性を改良し、矯味をより効果的に行うことがで
きる造粒組成物、該組成物を好適に製造できる製造方
法、及び上記造粒組成物を含有する錠剤を提供すること
を目的とする。
で、煩雑な工程を踏むことなく、口中での不快な味の薬
剤の溶出性を改良し、矯味をより効果的に行うことがで
きる造粒組成物、該組成物を好適に製造できる製造方
法、及び上記造粒組成物を含有する錠剤を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結
果、不快な味を有する生理活性成分を粉粒体の状態でゼ
ラチンを溶解させた水溶液中に分散させ、これを例えば
噴霧・冷却して上記ゼラチン溶液をゲル化させることに
よって、ゼラチンゲル中に上記成分の粉粒体が分散し、
ゼラチンゲルによって上記不快な味を有する成分の該不
快な味(苦味、酸味、渋味等)が効果的にマスキングさ
れた顆粒状の造粒組成物が得られ、高価な設備や煩雑な
工程を要することなく、簡単に、しかも大量の添加剤、
有機溶媒等を使用しなくても、口中での不快な味を有す
る成分の溶出性を抑制して矯味を容易に改善し得るのみ
ならず、このゼラチンゲルは充分な弾性を有しているの
で、上記組成物に適宜賦形剤などの添加剤を配合、混合
した後、圧縮・成型しても打錠圧によってゼラチンゲル
が破壊されることがなく、従って、製錠してもゼラチン
ゲルによる上記マスキング効果が低減しないことを見出
し、本発明をなすに至った。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結
果、不快な味を有する生理活性成分を粉粒体の状態でゼ
ラチンを溶解させた水溶液中に分散させ、これを例えば
噴霧・冷却して上記ゼラチン溶液をゲル化させることに
よって、ゼラチンゲル中に上記成分の粉粒体が分散し、
ゼラチンゲルによって上記不快な味を有する成分の該不
快な味(苦味、酸味、渋味等)が効果的にマスキングさ
れた顆粒状の造粒組成物が得られ、高価な設備や煩雑な
工程を要することなく、簡単に、しかも大量の添加剤、
有機溶媒等を使用しなくても、口中での不快な味を有す
る成分の溶出性を抑制して矯味を容易に改善し得るのみ
ならず、このゼラチンゲルは充分な弾性を有しているの
で、上記組成物に適宜賦形剤などの添加剤を配合、混合
した後、圧縮・成型しても打錠圧によってゼラチンゲル
が破壊されることがなく、従って、製錠してもゼラチン
ゲルによる上記マスキング効果が低減しないことを見出
し、本発明をなすに至った。
【0010】即ち、本発明は、(1)ゼラチンゲル中に
生理活性成分を分散してなることを特徴とする造粒組成
物、(2)ゼラチン水溶液に生理活性成分を粉粒体の状
態で添加、分散した後、該分散液を噴霧、冷却して、上
記ゼラチンをゲル化させて造粒することを特徴とする上
記(1)記載の造粒組成物の製造方法、及び(3)上記
(1)記載の造粒組成物を含有してなることを特徴とす
る錠剤を提供する。
生理活性成分を分散してなることを特徴とする造粒組成
物、(2)ゼラチン水溶液に生理活性成分を粉粒体の状
態で添加、分散した後、該分散液を噴霧、冷却して、上
記ゼラチンをゲル化させて造粒することを特徴とする上
記(1)記載の造粒組成物の製造方法、及び(3)上記
(1)記載の造粒組成物を含有してなることを特徴とす
る錠剤を提供する。
【0011】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の造粒組成物は、生理活性成分及びゼラチン
を含有するものであり、本発明において、生理活性成分
としては不快な味を有するものが効果的であり、このよ
うな成分としては、例えばアスピリン、バルプロ酸、ケ
トプロフェン、イブプロフェン、リン酸ジヒドロコデイ
ン、エフェドリン、スポコラミン、アセトアミノフェ
ン、カフェイン、無水カフェイン、マレイン酸クロルフ
ェニラミン、リボフラビン、テオフィリン、インドメタ
シン、サリチル酸、ケトプロフェン、ナプロキセン、塩
酸フェニルプロパノールアミン、メキタジン、アンピシ
リン、グアイフェネシン、リボフラビン、ファモチジ
ン、塩酸ラニチジン、スクラルファート、アズレン、各
種ビタミン類、ミネラル類、ペプタイド・蛋白質類(例
えば、インスリン等)、ジクロフェナック、臭化水素酸
デキストロメトルファンなどが挙げられ、これらは1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。
と、本発明の造粒組成物は、生理活性成分及びゼラチン
を含有するものであり、本発明において、生理活性成分
としては不快な味を有するものが効果的であり、このよ
うな成分としては、例えばアスピリン、バルプロ酸、ケ
トプロフェン、イブプロフェン、リン酸ジヒドロコデイ
ン、エフェドリン、スポコラミン、アセトアミノフェ
ン、カフェイン、無水カフェイン、マレイン酸クロルフ
ェニラミン、リボフラビン、テオフィリン、インドメタ
シン、サリチル酸、ケトプロフェン、ナプロキセン、塩
酸フェニルプロパノールアミン、メキタジン、アンピシ
リン、グアイフェネシン、リボフラビン、ファモチジ
ン、塩酸ラニチジン、スクラルファート、アズレン、各
種ビタミン類、ミネラル類、ペプタイド・蛋白質類(例
えば、インスリン等)、ジクロフェナック、臭化水素酸
デキストロメトルファンなどが挙げられ、これらは1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。
【0012】本発明において、上記生理活性成分が分散
されるゲルを形成するゼラチンとしては、その種類が特
に制限されるものではなく、アルカリ処理ゼラチン、酸
処理ゼラチンとも使用でき、製錠時の打錠圧による変形
への耐性を考慮すれば、ゼリー強度としては、好ましく
は50〜350ブルーム、より好ましくは240〜35
0ブルーム、特に好ましくは290〜350ブルームが
好適である。また、pHが4〜6のものが、より好適で
ある。このようなゼラチンとして、より具体的には、例
えば新田ゼラチン株式会社、ニッピゼラチン株式会社製
の各種ゼラチンが好適に使用することができ、これらは
1種単独で又は2種以上を組合わせて用いることができ
る。なお、本発明におけるゼリー強度は、JISK65
03に準拠して測定したものである。
されるゲルを形成するゼラチンとしては、その種類が特
に制限されるものではなく、アルカリ処理ゼラチン、酸
処理ゼラチンとも使用でき、製錠時の打錠圧による変形
への耐性を考慮すれば、ゼリー強度としては、好ましく
は50〜350ブルーム、より好ましくは240〜35
0ブルーム、特に好ましくは290〜350ブルームが
好適である。また、pHが4〜6のものが、より好適で
ある。このようなゼラチンとして、より具体的には、例
えば新田ゼラチン株式会社、ニッピゼラチン株式会社製
の各種ゼラチンが好適に使用することができ、これらは
1種単独で又は2種以上を組合わせて用いることができ
る。なお、本発明におけるゼリー強度は、JISK65
03に準拠して測定したものである。
【0013】本発明において、上記ゼラチンの配合量
は、特に制限されるものではなく、生理活性成分の水に
対する親和性とゼラチンとの親和性により適宜選定され
るが、通常造粒組成物全体に対して5〜60%(重量
%、以下同様)、好ましくは10〜50%、より好まし
くは15〜40%となる範囲が好適である。ゼラチンの
配合量が少なすぎると充分なマスキング効果が得られな
い場合があり、多すぎると有効量の薬物を服用するため
に多量の組成物が必要となり、製剤の大型化が懸念され
る。また、同様の理由により、上記生理活性成分に対す
る配合割合は、生理活性成分に対して好ましくは10〜
200%、より好ましくは50〜150%、特に好まし
くは70〜120%とすると好適である。
は、特に制限されるものではなく、生理活性成分の水に
対する親和性とゼラチンとの親和性により適宜選定され
るが、通常造粒組成物全体に対して5〜60%(重量
%、以下同様)、好ましくは10〜50%、より好まし
くは15〜40%となる範囲が好適である。ゼラチンの
配合量が少なすぎると充分なマスキング効果が得られな
い場合があり、多すぎると有効量の薬物を服用するため
に多量の組成物が必要となり、製剤の大型化が懸念され
る。また、同様の理由により、上記生理活性成分に対す
る配合割合は、生理活性成分に対して好ましくは10〜
200%、より好ましくは50〜150%、特に好まし
くは70〜120%とすると好適である。
【0014】本発明の造粒組成物は、上記必須成分以外
に、更に可塑剤等を配合すると好適であり、可塑剤とし
ては、例えばグリセリン,プロピレングリコール等の多
価アルコールなどを挙げることができ、これらは1種単
独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。上記可塑剤の配合量は、特に制限されるものでは
ないが、通常ゼラチンに対して5〜25%、特に10〜
20%が好適である。配合量が少なすぎると、ゼラチン
ゲルに充分な弾性を付与することが困難な場合があり、
多すぎると有効量の薬物を服用するために多量の組成物
が必要となる場合がある。
に、更に可塑剤等を配合すると好適であり、可塑剤とし
ては、例えばグリセリン,プロピレングリコール等の多
価アルコールなどを挙げることができ、これらは1種単
独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。上記可塑剤の配合量は、特に制限されるものでは
ないが、通常ゼラチンに対して5〜25%、特に10〜
20%が好適である。配合量が少なすぎると、ゼラチン
ゲルに充分な弾性を付与することが困難な場合があり、
多すぎると有効量の薬物を服用するために多量の組成物
が必要となる場合がある。
【0015】また、本発明の造粒組成物には、更に必要
に応じて、セルロース及びその誘導体,デンプン及びそ
の誘導体等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルセルロース
(置換度53.4〜77.5%),メチルセルロース,
ビニルピロリドン,部分α化デンプン等の結合剤、香
料、賦形剤、色素などの添加剤を本発明の効果を妨げな
い範囲で適宜添加することができる。
に応じて、セルロース及びその誘導体,デンプン及びそ
の誘導体等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルセルロース
(置換度53.4〜77.5%),メチルセルロース,
ビニルピロリドン,部分α化デンプン等の結合剤、香
料、賦形剤、色素などの添加剤を本発明の効果を妨げな
い範囲で適宜添加することができる。
【0016】本発明の造粒組成物は、図1に拡大して構
造を模式的に示した造粒組成物1のようにゼラチンゲル
2の中に生理活性成分3が粒子状となって多数分散した
顆粒、細粒等の造粒物からなるものであり、上述したよ
うにゼラチンゲル2は、ゼラチン、水及び必要に応じて
上記可塑剤によって形成されており、このゼラチンゲル
2には、生理活性成分3の粒子とは別に矯味剤や色素な
どの添加剤が上記任意成分からなる粒子として分散され
ていてもよく、また、生理活性成分の粒子に上記任意成
分が含まれていてもよい。
造を模式的に示した造粒組成物1のようにゼラチンゲル
2の中に生理活性成分3が粒子状となって多数分散した
顆粒、細粒等の造粒物からなるものであり、上述したよ
うにゼラチンゲル2は、ゼラチン、水及び必要に応じて
上記可塑剤によって形成されており、このゼラチンゲル
2には、生理活性成分3の粒子とは別に矯味剤や色素な
どの添加剤が上記任意成分からなる粒子として分散され
ていてもよく、また、生理活性成分の粒子に上記任意成
分が含まれていてもよい。
【0017】本発明の造粒組成物は、上記生理活性成分
がゼラチンゲル中に分散されている限り、その剤型、製
造方法が特に制限されるものではないが、顆粒状に調製
すると、好適であり、この場合、ゼラチン水溶液に上記
生理活性成分を粉粒体の状態で添加、分散した後、該分
散液を噴霧、冷却して、上記ゼラチンをゲル化させて造
粒する本発明の製造方法により製造すると、特に好適で
ある。
がゼラチンゲル中に分散されている限り、その剤型、製
造方法が特に制限されるものではないが、顆粒状に調製
すると、好適であり、この場合、ゼラチン水溶液に上記
生理活性成分を粉粒体の状態で添加、分散した後、該分
散液を噴霧、冷却して、上記ゼラチンをゲル化させて造
粒する本発明の製造方法により製造すると、特に好適で
ある。
【0018】ここで、上記製造方法をより詳細に説明す
ると、例えば上記可塑剤等と共にゼラチンを水に添加
し、適宜温度に加温して、ゼラチン及び上記可塑剤等が
均一に溶解した液を調製し、この液中に上記生理活性成
分を粉粒体の状態で添加して水溶液中に均一に分散させ
た後、該分散液を噴霧・冷却してゼラチンをゲル化させ
ると共に造粒し、この造粒物を適宜乾燥、整粒すること
によって、顆粒状に調製することができる。ここで、上
記造粒組成物の含水率は、特に制限されるものではない
が、5〜30%となるようにすると、より好適である。
なお、本発明における含水率は、食品添加物公定書記載
の一般試験法、乾燥減量試験法(温度:105℃、時
間:1時間)に従って測定されたものである。
ると、例えば上記可塑剤等と共にゼラチンを水に添加
し、適宜温度に加温して、ゼラチン及び上記可塑剤等が
均一に溶解した液を調製し、この液中に上記生理活性成
分を粉粒体の状態で添加して水溶液中に均一に分散させ
た後、該分散液を噴霧・冷却してゼラチンをゲル化させ
ると共に造粒し、この造粒物を適宜乾燥、整粒すること
によって、顆粒状に調製することができる。ここで、上
記造粒組成物の含水率は、特に制限されるものではない
が、5〜30%となるようにすると、より好適である。
なお、本発明における含水率は、食品添加物公定書記載
の一般試験法、乾燥減量試験法(温度:105℃、時
間:1時間)に従って測定されたものである。
【0019】本発明の製造方法の場合、上記生理活性成
分は、粉粒状で添加されていればよく、生理活性成分の
みからなる粉粒体であっても、上記任意成分等が混合し
た粉粒体であってもよい。上記生理活性成分の粉粒体を
添加する場合、その形状、粒子径等に特に制限はなく、
好適な粒子径は、生理活性成分の粒子の形状や不快な味
の強さにより異なるが、通常1〜100μmの範囲にあ
るものが効果的に使用でき、より好ましくは1〜50μ
m、特に好ましくは1〜30μmの範囲が好適である。
なお、本発明の場合、粒子径の確認は、日本薬局方に記
載された粒度の試験に準じて篩分けによって行うことが
でき、また、例えば粒子径1〜50μm程度の細かい粒
子の割合が多い場合は、レーザー光散乱方式の粒度分布
測定によって行うと好適である。
分は、粉粒状で添加されていればよく、生理活性成分の
みからなる粉粒体であっても、上記任意成分等が混合し
た粉粒体であってもよい。上記生理活性成分の粉粒体を
添加する場合、その形状、粒子径等に特に制限はなく、
好適な粒子径は、生理活性成分の粒子の形状や不快な味
の強さにより異なるが、通常1〜100μmの範囲にあ
るものが効果的に使用でき、より好ましくは1〜50μ
m、特に好ましくは1〜30μmの範囲が好適である。
なお、本発明の場合、粒子径の確認は、日本薬局方に記
載された粒度の試験に準じて篩分けによって行うことが
でき、また、例えば粒子径1〜50μm程度の細かい粒
子の割合が多い場合は、レーザー光散乱方式の粒度分布
測定によって行うと好適である。
【0020】粒子径が1μm未満では、粒径の調整が非
効率的となったり、あるいは粒子径が細かすぎることに
よる飛散性や供給ラインでの選択的吸着によって、製剤
中の分散が不充分となったりするために含量が不均一化
するなどの不具合が生ずる場合がある。一方、粒子径が
100μmを超えると、例えば造粒組成物を上述したよ
うに顆粒状に調製する際に生理活性成分を含有する分散
液を噴霧することが困難となったり、製錠時の打錠圧に
よる変形に耐え得ない顆粒となって、マスキング効果が
著しく低減してしまう場合がある。また、顆粒中での含
量均一性が保たれない場合もある。
効率的となったり、あるいは粒子径が細かすぎることに
よる飛散性や供給ラインでの選択的吸着によって、製剤
中の分散が不充分となったりするために含量が不均一化
するなどの不具合が生ずる場合がある。一方、粒子径が
100μmを超えると、例えば造粒組成物を上述したよ
うに顆粒状に調製する際に生理活性成分を含有する分散
液を噴霧することが困難となったり、製錠時の打錠圧に
よる変形に耐え得ない顆粒となって、マスキング効果が
著しく低減してしまう場合がある。また、顆粒中での含
量均一性が保たれない場合もある。
【0021】本発明の造粒組成物は、上述したように顆
粒状に調製した後、更に常法によって圧縮・成型して、
錠剤として調製すると、より効果的である。なお、上記
造粒組成物の粒子径は、特に制限されるものではない
が、日本薬局方に記載された顆粒剤の粒度の試験に適合
するように調整すると、より好適である。
粒状に調製した後、更に常法によって圧縮・成型して、
錠剤として調製すると、より効果的である。なお、上記
造粒組成物の粒子径は、特に制限されるものではない
が、日本薬局方に記載された顆粒剤の粒度の試験に適合
するように調整すると、より好適である。
【0022】本発明の錠剤における上記造粒組成物の配
合量は、特に制限されるものではなく、上記組成物中の
生理活性成分等の種類、配合割合、生理活性成分の有効
量等によって適宜選定され、必要に応じて後述する添加
物を本発明の効果を妨げない範囲で配合して打錠しても
よい。
合量は、特に制限されるものではなく、上記組成物中の
生理活性成分等の種類、配合割合、生理活性成分の有効
量等によって適宜選定され、必要に応じて後述する添加
物を本発明の効果を妨げない範囲で配合して打錠しても
よい。
【0023】本発明の場合、上記造粒組成物を製錠する
際、添加剤については、特に制約はなく、通常、錠剤に
おいて使用されている賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢
剤、色素等を本発明の効果を妨げない範囲で自由に配合
することができ、更に必要に応じて、甘味剤、酸味剤、
旨味を出す成分などの矯味剤の添加を行なうことができ
る。
際、添加剤については、特に制約はなく、通常、錠剤に
おいて使用されている賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢
剤、色素等を本発明の効果を妨げない範囲で自由に配合
することができ、更に必要に応じて、甘味剤、酸味剤、
旨味を出す成分などの矯味剤の添加を行なうことができ
る。
【0024】本発明の造粒組成物を配合して製錠する場
合、その調製方法は特に制限されるものではないが、例
えば上記組成物に必要に応じて上記任意成分を均一に混
合した後、この混合物を公知の方法で例えば打錠圧50
0〜5,000kg/cm2、特に500〜3,500
kg/cm2で打錠すると好適である。
合、その調製方法は特に制限されるものではないが、例
えば上記組成物に必要に応じて上記任意成分を均一に混
合した後、この混合物を公知の方法で例えば打錠圧50
0〜5,000kg/cm2、特に500〜3,500
kg/cm2で打錠すると好適である。
【0025】本発明の錠剤は、更に、必要に応じて糖
衣、フィルム等による被覆を行って、糖衣錠やフィルム
コーティング剤とすることも可能である。
衣、フィルム等による被覆を行って、糖衣錠やフィルム
コーティング剤とすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明の造粒組成物は、生理活性成分の
不快な味を有効にマスキングすることができ、例えば顆
粒状に調製した後、適切な矯味剤を添加すれば、快適な
味に矯正することができる。そして、本発明の製造方法
によれば、このような造粒組成物を特別な設備を用いる
ことなく、簡単な工程で製造することができる。また、
上記造粒組成物を用いて、カプセル剤,分包剤,錠剤等
への加工をすることもでき、これらの製剤においても味
の改善を達成することが可能であり、特に、上記組成物
は、錠剤製造時の圧縮・成型における変形に対する耐性
を有し、製錠によってもマスキング効果が低減しない。
従って、上記造粒組成物を配合した本発明の錠剤は、生
理活性成分の不快な味が充分にマスキングされているの
で、不快な味を有する薬剤を含有していてもその服用性
が損なわれることがない。
不快な味を有効にマスキングすることができ、例えば顆
粒状に調製した後、適切な矯味剤を添加すれば、快適な
味に矯正することができる。そして、本発明の製造方法
によれば、このような造粒組成物を特別な設備を用いる
ことなく、簡単な工程で製造することができる。また、
上記造粒組成物を用いて、カプセル剤,分包剤,錠剤等
への加工をすることもでき、これらの製剤においても味
の改善を達成することが可能であり、特に、上記組成物
は、錠剤製造時の圧縮・成型における変形に対する耐性
を有し、製錠によってもマスキング効果が低減しない。
従って、上記造粒組成物を配合した本発明の錠剤は、生
理活性成分の不快な味が充分にマスキングされているの
で、不快な味を有する薬剤を含有していてもその服用性
が損なわれることがない。
【0027】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。なお、下記実施例にて使用した不快な味を有する成
分(生理活性物質)は、必要に応じて適切な粉砕器で粗
く粉砕した後、予め100μmの篩いをそれぞれ通過さ
せて使用した。
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。なお、下記実施例にて使用した不快な味を有する成
分(生理活性物質)は、必要に応じて適切な粉砕器で粗
く粉砕した後、予め100μmの篩いをそれぞれ通過さ
せて使用した。
【0028】〔実施例1〕生理活性物質としてアセトア
ミノフェンを選択し、この2000gを計量して、20
リットル容の円柱型の容器にとり、予めゼラチン(新田
ゼラチン株式会社製:アルカリ処理タイプ:ゼリー強度
250ブルーム)1500gをグリセリン200g及び
水2000gに68℃で均一に溶解させておいた液の中
に加えて、アセトアミノフェンが均一に分散するように
全体を混合、撹拌した後、この分散液を20℃に設定し
た直径50cmの流動層(フロイント産業社製)内にス
プレー圧3kg/cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造
粒物を得た。この造粒物を棚式の乾燥機で50℃にて1
時間乾燥・加熱した後、篩を通して日本薬局方に記載さ
れた顆粒剤に適合する顆粒(造粒組成物)を得た。
ミノフェンを選択し、この2000gを計量して、20
リットル容の円柱型の容器にとり、予めゼラチン(新田
ゼラチン株式会社製:アルカリ処理タイプ:ゼリー強度
250ブルーム)1500gをグリセリン200g及び
水2000gに68℃で均一に溶解させておいた液の中
に加えて、アセトアミノフェンが均一に分散するように
全体を混合、撹拌した後、この分散液を20℃に設定し
た直径50cmの流動層(フロイント産業社製)内にス
プレー圧3kg/cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造
粒物を得た。この造粒物を棚式の乾燥機で50℃にて1
時間乾燥・加熱した後、篩を通して日本薬局方に記載さ
れた顆粒剤に適合する顆粒(造粒組成物)を得た。
【0029】[顆粒製造時の組成] 成 分 配合量 アセトアミノフェン 2000g ゼラチン 1500g 水 2000gグリセリン 200g 合 計 5700g
【0030】上記顆粒の最終的な含水率は22.6%で
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
【0031】 [顆粒の組成] 成 分 配合量 割合 アセトアミノフェン 2000g 0.418 ゼラチン 1500g 0.314 水 1080g 0.226 グリセリン 200g 0.042 合 計 4780g 1.000
【0032】上記顆粒の2000gをとり、結晶セルロ
ース400g及びカルボキシメチルセルロース180g
と共にV型混合機(V−5型:特寿製作所)で10分間
混合した後、更にステアリン酸マグネシウム20gを加
えて5分間混合し、ロータリー打錠機L41型で打錠し
(打錠圧:950kg/cm2)、下記組成から得られ
る重量478mg、直径11mmの錠剤を得た。
ース400g及びカルボキシメチルセルロース180g
と共にV型混合機(V−5型:特寿製作所)で10分間
混合した後、更にステアリン酸マグネシウム20gを加
えて5分間混合し、ロータリー打錠機L41型で打錠し
(打錠圧:950kg/cm2)、下記組成から得られ
る重量478mg、直径11mmの錠剤を得た。
【0033】 [錠剤の組成] 成 分 配 合 量 顆粒 2000g アセトアミノフェン 836g ゼラチン 628g 水 452g グリセリン 84g 結晶セルロース 400g カルボキシメチルセルロース 180g ステアリン酸マグネシウム 20g 合 計 2600g
【0034】上記顆粒剤、錠剤及びアセトアミノフェン
単独(100μmのふるいを通過させたアセトアミノフ
ェンの粉体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果
を表1に示す。
単独(100μmのふるいを通過させたアセトアミノフ
ェンの粉体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果
を表1に示す。
【0035】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。アセトアミノフェ
ン200mgに相当する試料を予め37℃に設定した水
500mlに投入して溶解するアセトアミノフェンの量
を経時的に測定した。測定は、吸光光度法を用いて定量
し、試料に含まれるアセトアミノフェンに対する溶出量
の割合を百分率(%)で示した。
試験法に記載された装置を使用した。アセトアミノフェ
ン200mgに相当する試料を予め37℃に設定した水
500mlに投入して溶解するアセトアミノフェンの量
を経時的に測定した。測定は、吸光光度法を用いて定量
し、試料に含まれるアセトアミノフェンに対する溶出量
の割合を百分率(%)で示した。
【0036】
【表1】
【0037】表1の結果によれば、本発明の顆粒(造粒
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
初期溶出が著しく抑制されており、マスキング効果があ
ることがわかる。また、錠剤として成型されても、その
溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮性が高い
ことが認められる。
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
初期溶出が著しく抑制されており、マスキング効果があ
ることがわかる。また、錠剤として成型されても、その
溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮性が高い
ことが認められる。
【0038】〔実施例2〕生理活性物質として無水カフ
ェインを選択し、この2000gを計量して、20リッ
トル容の円柱型の容器にとり、予めゼラチン(新田ゼラ
チン株式会社製:アルカリ処理タイプ:ゼリー強度30
0ブルーム)1600gをグリセリン300g及び水2
200gに75℃で均一に溶解させておいた液の中に加
えて、無水カフェインが均一に分散するように全体を混
合、撹拌した後、この分散液を20℃に設定した直径5
0cmの流動層(フロイント産業社製)内にスプレー圧
3.5kg/cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造粒物
を得た。この造粒物を棚式の乾燥機で60℃にて1時間
乾燥・加熱した後、篩を通して日本薬局方に記載された
顆粒剤に適合する顆粒(造粒組成物)を得た。
ェインを選択し、この2000gを計量して、20リッ
トル容の円柱型の容器にとり、予めゼラチン(新田ゼラ
チン株式会社製:アルカリ処理タイプ:ゼリー強度30
0ブルーム)1600gをグリセリン300g及び水2
200gに75℃で均一に溶解させておいた液の中に加
えて、無水カフェインが均一に分散するように全体を混
合、撹拌した後、この分散液を20℃に設定した直径5
0cmの流動層(フロイント産業社製)内にスプレー圧
3.5kg/cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造粒物
を得た。この造粒物を棚式の乾燥機で60℃にて1時間
乾燥・加熱した後、篩を通して日本薬局方に記載された
顆粒剤に適合する顆粒(造粒組成物)を得た。
【0039】[顆粒製造時の組成] 成 分 配合量 無水カフェイン 2000g ゼラチン 1600g 水 2200gグリセリン 300g 合 計 6100g
【0040】上記顆粒の最終的な含水率は20.1%で
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
【0041】 [顆粒の組成] 成 分 配合量 割合 無水カフェイン 2000g 0.410 ゼラチン 1600g 0.328 水 980g 0.201 グリセリン 300g 0.061 合 計 4880g 1.000
【0042】上記顆粒の2000gをとり、乳糖400
g、ソルビトール80g及び部分α化デンプン100g
と共にV型混合機(V−5型:特寿製作所)で15分間
混合した後、更にステアリン酸20gを加えて5分間混
合し、ロータリー打錠機L41型で打錠し(打錠圧:1
000kg/cm2)、下記組成から得られる重量48
8mg、直径11mmの錠剤を得た。
g、ソルビトール80g及び部分α化デンプン100g
と共にV型混合機(V−5型:特寿製作所)で15分間
混合した後、更にステアリン酸20gを加えて5分間混
合し、ロータリー打錠機L41型で打錠し(打錠圧:1
000kg/cm2)、下記組成から得られる重量48
8mg、直径11mmの錠剤を得た。
【0043】 [錠剤の組成] 成 分 配 合 量 顆粒 2000g 無水カフェイン 820g ゼラチン 656g 水 402g グリセリン 122g 乳糖 400g ソルビトール 80g 部分α化デンプン 100g ステアリン酸 20g 合 計 2600g
【0044】上記顆粒剤、錠剤及び無水カフェイン単独
(100μmのふるいを通過させた無水カフェインの粉
体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果を表2に
示す。
(100μmのふるいを通過させた無水カフェインの粉
体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果を表2に
示す。
【0045】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。無水カフェイン2
00mgに相当する試料を予め37℃に設定した水50
0mlに投入して溶解する無水カフェインの量を経時的
に測定した。測定は、吸光光度法を用いて定量し、試料
に含まれる無水カフェインに対する溶出量の割合を百分
率(%)で示した。
試験法に記載された装置を使用した。無水カフェイン2
00mgに相当する試料を予め37℃に設定した水50
0mlに投入して溶解する無水カフェインの量を経時的
に測定した。測定は、吸光光度法を用いて定量し、試料
に含まれる無水カフェインに対する溶出量の割合を百分
率(%)で示した。
【0046】
【表2】
【0047】表2の結果によれば、本発明の顆粒(造粒
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
初期溶出が著しく抑制されており、マスキング効果があ
ることがわかる。また、錠剤として成型されても、その
溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮性が高い
ことが認められる。
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
初期溶出が著しく抑制されており、マスキング効果があ
ることがわかる。また、錠剤として成型されても、その
溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮性が高い
ことが認められる。
【0048】〔実施例3〕生理活性物質としてエテンザ
ミンドを選択し、この2000gを計量して、20リッ
トル容の円柱型の容器にとり、予めゼラチン(新田ゼラ
チン株式会社製:アルカリ処理タイプ:ゼリー強度30
0ブルーム)1700gをグリセリン300g及び水2
500gに75℃で均一に溶解させておいた液の中に加
えて、エテンザミドが均一に分散するように全体を混
合、撹拌した後、この分散液を20℃に設定した直径5
0cmの流動層(フロイント産業社製)内にスプレー圧
3.5kg/cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造粒物
を得た。この造粒物を棚式の乾燥機で70℃にて1時間
乾燥・加熱した後、篩を通して日本薬局方に記載された
顆粒剤に適合する顆粒(造粒組成物)を得た。
ミンドを選択し、この2000gを計量して、20リッ
トル容の円柱型の容器にとり、予めゼラチン(新田ゼラ
チン株式会社製:アルカリ処理タイプ:ゼリー強度30
0ブルーム)1700gをグリセリン300g及び水2
500gに75℃で均一に溶解させておいた液の中に加
えて、エテンザミドが均一に分散するように全体を混
合、撹拌した後、この分散液を20℃に設定した直径5
0cmの流動層(フロイント産業社製)内にスプレー圧
3.5kg/cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造粒物
を得た。この造粒物を棚式の乾燥機で70℃にて1時間
乾燥・加熱した後、篩を通して日本薬局方に記載された
顆粒剤に適合する顆粒(造粒組成物)を得た。
【0049】[顆粒製造時の組成] 成 分 配合量 エテンザミド 2000g ゼラチン 1700g 水 2500gグリセリン 300g 合 計 6500g
【0050】上記顆粒の最終的な含水率は18.0%で
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
【0051】 [顆粒の組成] 成 分 配合量 割合 エテンザミド 2000g 0.410 ゼラチン 1700g 0.348 水 880g 0.180 グリセリン 300g 0.061 合 計 4880g 1.000
【0052】上記顆粒の2000gをとり、結晶セルロ
ース200g、乳糖200g、マンニトール80g及び
コーンスターチ80gと共にV型混合機(V−5型:特
寿製作所)で15分間混合した後、更にステアリン酸マ
グネシウム20gを加えて5分間混合し、ロータリー打
錠機L41型で打錠し(打錠圧:1200kg/c
m 2)、下記組成から得られる重量488mg、直径1
1mmの錠剤を得た。
ース200g、乳糖200g、マンニトール80g及び
コーンスターチ80gと共にV型混合機(V−5型:特
寿製作所)で15分間混合した後、更にステアリン酸マ
グネシウム20gを加えて5分間混合し、ロータリー打
錠機L41型で打錠し(打錠圧:1200kg/c
m 2)、下記組成から得られる重量488mg、直径1
1mmの錠剤を得た。
【0053】 [錠剤の組成] 成 分 配 合 量 顆粒 2000g エテンザミド 820g ゼラチン 696g 水 360g グリセリン 122g 結晶セルロース 200g 乳糖 200g コーンスターチ 80g マンニトール 80g ステアリン酸マグネシウム 20g 合 計 2580g
【0054】上記顆粒剤、錠剤及びエテンザミド単独
(100μmのふるいを通過させたエテンザミドの粉
体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果を表3に
示す。
(100μmのふるいを通過させたエテンザミドの粉
体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果を表3に
示す。
【0055】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。エテンザミド20
0mgに相当する試料を予め37℃に設定したラウリル
硫酸ナトリウム0.5gを溶解した水500mlに投入
して溶解するエテンザミドの量を経時的に測定した。測
定は、高速液体クロマトグラフ法を用いて定量し、試料
に含まれるエテンザミドに対する溶出量の割合を百分率
(%)で示した。
試験法に記載された装置を使用した。エテンザミド20
0mgに相当する試料を予め37℃に設定したラウリル
硫酸ナトリウム0.5gを溶解した水500mlに投入
して溶解するエテンザミドの量を経時的に測定した。測
定は、高速液体クロマトグラフ法を用いて定量し、試料
に含まれるエテンザミドに対する溶出量の割合を百分率
(%)で示した。
【0056】
【表3】
【0057】表3の結果によれば、本発明の顆粒(造粒
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
初期溶出が著しく抑制されており、マスキング効果があ
ることがわかる。また、錠剤として成型されても、その
溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮性が高い
ことが認められる。
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
初期溶出が著しく抑制されており、マスキング効果があ
ることがわかる。また、錠剤として成型されても、その
溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮性が高い
ことが認められる。
【0058】〔実施例4〕生理活性物質としてアセトア
ミノフェン1500g、マレイン酸クロルフェニラミン
12g、臭化水素酸デキストロメトルファン40g、グ
アヤコールスルホン酸カリウム400g、無水カフェイ
ン48gを計量し、20リットル容の円柱型の容器にそ
れぞれとり、予めゼラチン(新田ゼラチン株式会社製:
アルカリ処理タイプ:ゼリー強度300ブルーム)17
00gをグリセリン300g及び水2500gに75℃
で均一に溶解させておいた液の中に加えて、上記生理活
性物質が均一に分散するように全体を混合、撹拌した
後、この分散液を20℃に設定した直径50cmの流動
層(フロイント産業社製)内にスプレー圧4.0kg/
cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造粒物を得た。この
造粒物を棚式の乾燥機で72℃にて1時間乾燥・加熱し
た後、篩を通して日本薬局方に記載された顆粒剤に適合
する顆粒(造粒組成物)を得た。
ミノフェン1500g、マレイン酸クロルフェニラミン
12g、臭化水素酸デキストロメトルファン40g、グ
アヤコールスルホン酸カリウム400g、無水カフェイ
ン48gを計量し、20リットル容の円柱型の容器にそ
れぞれとり、予めゼラチン(新田ゼラチン株式会社製:
アルカリ処理タイプ:ゼリー強度300ブルーム)17
00gをグリセリン300g及び水2500gに75℃
で均一に溶解させておいた液の中に加えて、上記生理活
性物質が均一に分散するように全体を混合、撹拌した
後、この分散液を20℃に設定した直径50cmの流動
層(フロイント産業社製)内にスプレー圧4.0kg/
cm2で噴霧・冷却して、顆粒状の造粒物を得た。この
造粒物を棚式の乾燥機で72℃にて1時間乾燥・加熱し
た後、篩を通して日本薬局方に記載された顆粒剤に適合
する顆粒(造粒組成物)を得た。
【0059】[顆粒製造時の組成] 成 分 配合量 アセトアミノフェン 1500g マレイン酸クロルフェニラミン 12g 臭化水素酸デキストロメトルファン 40g グアヤコールスルホン酸カリウム 400g 無水カフェイン 48g ゼラチン 1700g 水 2500gグリセリン 300g 合 計 6500g
【0060】上記顆粒の最終的な含水率は27.9%で
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
あった。この顆粒の組成は、以下の通りである。
【0061】 [顆粒の組成] 成 分 配合量 割合 アセトアミノフェン 1500g 0.270 マレイン酸クロルフェニラミン 12g 0.002 臭化水素酸デキストロメトルファン 40g 0.007 グアヤコールスルホン酸カリウム 400g 0.072 無水カフェイン 48g 0.009 ゼラチン 1700g 0.306 水 1550g 0.279 グリセリン 300g 0.054 合 計 5550g 1.000
【0062】上記顆粒の2000gをとり、結晶セルロ
ース200g、乳糖200g、マンニトール80g及び
コーンスターチ80gと共にV型混合機(V−5型:特
寿製作所)で15分間混合した後、更にステアリン酸マ
グネシウム20gを加えて5分間混合し、ロータリー打
錠機L41型で打錠し(打錠圧:600kg/c
m2)、下記組成から得られる重量240mg、直径8
mmの錠剤を得た。
ース200g、乳糖200g、マンニトール80g及び
コーンスターチ80gと共にV型混合機(V−5型:特
寿製作所)で15分間混合した後、更にステアリン酸マ
グネシウム20gを加えて5分間混合し、ロータリー打
錠機L41型で打錠し(打錠圧:600kg/c
m2)、下記組成から得られる重量240mg、直径8
mmの錠剤を得た。
【0063】 [錠剤の組成] 成 分 配 合 量 顆粒 2000g アセトアミノフェン 540g マレイン酸クロルフェニラミン 4g 臭化水素酸デキストロメトルファン 14g グアヤコールスルホン酸カリウム 140g 無水カフェイン 17g ゼラチン 615g 水 560g グリセリン 110g 結晶セルロース 200g 乳糖 200g コーンスターチ 80g マンニトール 80g ステアリン酸マグネシウム 20g 合 計 2580g
【0064】上記顆粒剤、錠剤及各成分単独(それぞれ
100μmのふるいを通過させたアセトアミノフェン、
マレイン酸クロルフェニラミン、臭化水素酸デキストロ
メトルファン、グアヤコールスルホン酸ナトリウムの粉
体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果を表4に
示す。
100μmのふるいを通過させたアセトアミノフェン、
マレイン酸クロルフェニラミン、臭化水素酸デキストロ
メトルファン、グアヤコールスルホン酸ナトリウムの粉
体)の溶出挙動を下記試験方法で調べた。結果を表4に
示す。
【0065】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。アセトアミノフェ
ン270mg、マレイン酸クロルフェニラミン2mg、
臭化水素酸デキストロメトルファン7mg、グアヤコー
ルスルホン酸ナトリウム70mgに相当する試料を予め
37℃に設定したラウリル硫酸ナトリウム0.3gを溶
解した水500mlに投入して溶解する各成分の量を経
時的に測定した。測定は、高速液体クロマトグラフ法を
用いて定量し、試料に含まれる各成分に対する溶出量の
割合を百分率(%)で示した。
試験法に記載された装置を使用した。アセトアミノフェ
ン270mg、マレイン酸クロルフェニラミン2mg、
臭化水素酸デキストロメトルファン7mg、グアヤコー
ルスルホン酸ナトリウム70mgに相当する試料を予め
37℃に設定したラウリル硫酸ナトリウム0.3gを溶
解した水500mlに投入して溶解する各成分の量を経
時的に測定した。測定は、高速液体クロマトグラフ法を
用いて定量し、試料に含まれる各成分に対する溶出量の
割合を百分率(%)で示した。
【0066】
【表4】
【0067】表4の結果によれば、本発明の顆粒(造粒
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
各成分の初期溶出が著しく抑制されており、マスキング
効果があることがわかる。また、錠剤として成型されて
も、その溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮
性が高いことが認められる。
組成物)及びこれを配合した本発明の錠剤は、いずれも
各成分の初期溶出が著しく抑制されており、マスキング
効果があることがわかる。また、錠剤として成型されて
も、その溶出挙動が変化しないことから、顆粒の耐圧縮
性が高いことが認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造粒組成物の一例を拡大して示した模
式図である。
式図である。
1 造粒組成物 2 ゼラチンゲル 3 生理活性成分
Claims (3)
- 【請求項1】 ゼラチンゲル中に生理活性成分を分散し
てなることを特徴とする造粒組成物。 - 【請求項2】 ゼラチン水溶液に生理活性成分を粉粒体
の状態で添加、分散した後、該分散液を噴霧、冷却し
て、上記ゼラチンをゲル化させて造粒することを特徴と
する請求項1記載の造粒組成物の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の造粒組成物を含有してな
ることを特徴とする錠剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135360A JP2000327561A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 造粒組成物、その製造方法及び錠剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135360A JP2000327561A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 造粒組成物、その製造方法及び錠剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000327561A true JP2000327561A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15149929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11135360A Pending JP2000327561A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 造粒組成物、その製造方法及び錠剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000327561A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6706284B2 (en) | 2001-03-15 | 2004-03-16 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Bitterness-reduced oral pharmaceutical composition |
JP2017019847A (ja) * | 2010-04-14 | 2017-01-26 | アヤンダ グループ エーエス | 経口医薬分散組成物 |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP11135360A patent/JP2000327561A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6706284B2 (en) | 2001-03-15 | 2004-03-16 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Bitterness-reduced oral pharmaceutical composition |
JP2017019847A (ja) * | 2010-04-14 | 2017-01-26 | アヤンダ グループ エーエス | 経口医薬分散組成物 |
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