JP2000326951A - 紙製断熱カップ - Google Patents

紙製断熱カップ

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JP2000326951A JP11278939A JP27893999A JP2000326951A JP 2000326951 A JP2000326951 A JP 2000326951A JP 11278939 A JP11278939 A JP 11278939A JP 27893999 A JP27893999 A JP 27893999A JP 2000326951 A JP2000326951 A JP 2000326951A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙を主要素材とした易廃棄性、易燃焼性を有
し、臭気発生のない紙製断熱容器を提供すること。 【解決手段】紙製筒体20の下部は、加圧およびまたは
加熱加圧により内方へ曲がる彎曲部21が成形され、筒
体20を紙カップの胴部11に嵌め込み、彎曲部を形成
させた筒体の下端は紙カップ胴部の下縁の環状脚部14
の外面に固定され、筒体の上端は胴部の口縁部13の下
端に接触して固定され、紙カップ本体の胴部11と紙製
筒体20の間に断熱空間層30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席麺などを収容
する紙製の断熱カップに関し、特には、熱湯を注いでそ
のまま飲食することの可能ないわゆるインスタント食品
やインスタント飲料用の紙製の断熱カップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、即席麺などの収容物に熱湯を注い
で食する断熱性容器としては、例えば、発泡ポリスチレ
ン樹脂などを成形したプラスチック容器、耐水加工した
紙カップ本体の周壁の外側に波状紙を貼着し、さらに、
波状紙の上から薄紙を貼着して空気断熱層を形成させた
紙容器などが知られている。
【0003】ところが、材質に発泡樹脂を使用する容器
は断熱性には優れているものの、燃焼カロリーが高く、
焼却、廃棄上の問題があり、さらには消費者の環境意識
の高まりに伴う消費行動の変化により発泡樹脂に変わる
易廃棄性、易燃焼性の容器が求められている。
【0004】また、紙カップに波状紙や薄紙を巻き付け
貼着し空気断熱層を形成させた紙容器は、断熱性には問
題ないものの、接着剤を使用しているために糊付け工程
が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、断熱容器に
関する以上のような問題点に着目してなされたもので、
紙を主要素材とし、易廃棄性、易燃焼性を有し、臭気発
生の恐れのない紙製断熱カップを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
胴部と底部とからなり、開口部周縁が外側にカールした
口縁部を有し、胴部と底部の接合部に環状脚部を形成さ
せた紙カップ本体と、紙カップ本体の胴部外側に嵌め込
まれる紙製筒体とから構成される紙製断熱カップであっ
て、紙製筒体の下部は、加圧およびまたは加熱加圧によ
り内方へ曲がる彎曲部が成形され、該筒体を紙カップ本
体の胴部に嵌め込み、彎曲部を形成させた筒体の下端は
紙カップ本体胴部の下縁の環状脚部の外面に固定され、
筒体の上端は胴部の口縁部の下縁に接触して固定され、
紙カップ本体胴部と紙製筒体の間に断熱空間層を設けた
ことを特徴とする紙製断熱カップである。
【0007】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記紙製筒体の上部に、加圧およびまたは加熱加圧
により内方へ曲がる彎曲部を形成させ、該彎曲部の上端
は胴部の口縁部の下端の胴部外面に固定させたことを特
徴とする紙製断熱カップである。
【0008】また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記紙製筒体の上部周縁に、内方に折り曲げた折り
込み部を形成させ、該折り込み部の内面は胴部の口縁部
の下端の胴部外面に固定させたことを特徴とする紙製断
熱カップである。
【0009】また、第4の発明は、第1の発明におい
て、前記紙製筒体の上部周縁に内側にカールした曲縁部
を形成させ、該曲縁部の内面は、胴部の口縁部の下端の
胴部外面に固定させたことを特徴とする紙製断熱カップ
である。
【0010】また、第5の発明は、第4の発明におい
て、前記曲縁部を加圧して縦方向に偏平に押しつぶし偏
平曲縁部を形成させ、偏平曲縁部の内側と、紙カップ本
体の胴部の外側とを紙カップ本体胴部の外側に塗布した
接着剤を介して接着させたことを特徴とする紙製断熱カ
ップである。
【0011】また、第6の発明は、胴部と底部とからな
り、開口部周縁が外側にカールした口縁部を有し、胴部
上方に外方に突出する環状凸条を形成させ、胴部と底部
の接合部に環状脚部を形成させた紙カップ本体と、紙カ
ップ本体の胴部外側に嵌め込まれる紙製筒体とから構成
される紙製断熱カップであって、紙製筒体の下部は、加
圧およびまたは加熱加圧により内方へ曲がる彎曲部が形
成され、該筒体を紙カップ本体の胴部に嵌め込み、彎曲
部を形成させた筒体の下端は紙カップ本体胴部の下縁の
環状脚部の外面に固定され、筒体の上方は胴部の環状凸
条に接触して固定され、紙カップ本体胴部の環状凸条以
外の部分と紙製筒体の間に断熱空間層を設けたことを特
徴とする紙製断熱カップである。
【0012】さらにまた、第7の発明は、胴部と底部と
からなり、開口部周縁が外側にカールした口縁部を有
し、胴部上方に外方に延びる環状段部を形成させ、胴部
と底部の接合部に環状脚部を形成させた紙カップ本体
と、紙カップ本体の胴部外側に嵌め込まれる紙製筒体と
から構成される紙製断熱カップであって、紙製筒体の下
部は、加圧およびまたは加熱加圧により内方へ曲がる彎
曲部が形成され、該筒体を紙カップ本体の胴部に嵌め込
み、彎曲部を形成させた筒体の下端は紙カップ本体胴部
の下縁の環状脚部の外面に固定され、筒体の上端は、胴
部の口縁部下縁の胴部外面に固定され、紙カップ本体胴
部と紙製筒体の間に断熱空間層を設けたことを特徴とす
る紙製断熱カップである。
【0013】
【作用】上記のように本発明によれば、紙製筒体の下部
に内方に曲がる彎曲部が設けられているので、紙カップ
本体胴部と紙製筒体の間に断熱空間層が形成される。ま
た、紙製筒体の上部に内方に曲がる彎曲部を形成させた
り、内方に折り曲げた折り込み部を形成させたり、内側
にカールした曲縁部を形成させたり、することにより、
紙カップ本体胴部と紙製筒体の間の断熱空間層を厚くす
ることができる。
【0014】また、紙製筒体の上部に内方に折り曲げた
折り込み部を形成させたり、内側にカールした曲縁部を
形成させたり、内側にカールした曲縁部を内方から外方
に加圧して縦方向に偏平に押しつぶしたり、することに
より、紙製断熱カップの横押し強度(リップ強度)が向
上する。特に、内側にカールした曲縁部を加圧して縦方
向に偏平に押しつぶし、押しつぶした曲縁部の内側と紙
カップ本体胴部の外側を、紙カップ本体胴部の外側に塗
布した接着剤を介して接着させると、横押し強度はさら
に向上する。
【0015】横押し強度(リップ強度)とはカップ口縁
部の横押し方向の強度であって、即席麺用の断熱カップ
等の場合には特に要求される品質項目であって、カップ
を手で持って食する際、リップ強度が弱いとカップを手
で持った際変形してしまい食べにくく、また、中身がこ
ぼれ易くなる。
【0016】さらに、紙カップ本体胴部に環状凸条を設
けることにより、その部分にある断熱空間層を手指等で
握持してもカップが凹むことがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。本発明の紙製断熱容器は、例えば図1に示す
ように、胴部11と底部12とからなり、開口部周縁が
外側にカールした口縁部13を有し、胴部と底部の接合
部に環状脚部14を形成させた紙カップ本体10と、紙
カップの胴部外側に嵌め込まれる紙製筒体20とから構
成される。
【0018】紙カップ本体10は、胴部を形成する胴部
材、底部を形成する底部材とも、坪量が170〜400
g/m2 程度の紙カップ原紙の両面、または片面に低密
度ポリエチレン樹脂を10〜50μm程度塗布したポリ
エチレン加工紙を一般的な紙カップ成形機にセットして
作製することができる。
【0019】紙製筒体20は、坪量が190〜420g
/m2 程度のコートボール、白ライナー、カップ原紙等
の板紙を素材として、紙カップ本体の胴部を覆う大きさ
の所定寸法の略扇形に打ち抜き、紙製筒体ブランクを作
製する。なお、カップ原紙を使用すると、パルプが伸び
易く、成形性に富むので後記する彎曲部が成形し易い。
【0020】ついで、紙製筒体ブランクの両端を重ね合
わせ、例えば、エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマル
ジョン型接着剤を介して接着させ、筒状に加工する。あ
るいは、紙製筒体ブランクの裏面に低密度ポリエチレン
樹脂を塗布し、熱により接着させ、筒状に加工しても良
い。
【0021】筒状に加工した筒体を雄雌型を使用して加
圧およびまたは加熱加圧成形してスリーブの下部に内方
に曲げた彎曲部21を有する紙製筒体20とする。
【0022】この紙製筒体の上部は、下部と同様に加圧
およびまたは加熱加圧により内方へ曲がる彎曲部22を
形成させたり(図2参照)、内方に折り曲げた折り込み
部23を形成させたり(図3参照)、曲縁部を内方から
外方に縦方向に偏平に押しつぶし偏平曲縁部25を形成
させたり(図7参照)、また、紙カップ本体の開口部に
蓋材をヒートシール等する必要がないものについては、
前記蓋材をシールする際に紙カップ本体を保持するため
の首受けが必要ないので、内側にカールした曲縁部24
を形成させたり(図4参照)すること等も考えられる。
このための余白をあらかじめ紙製筒体ブランクに設定し
ておく必要があることは勿論である。
【0023】曲縁部を縦方向に偏平に押しつぶし偏平曲
縁部25を形成させる方法としては、例えば、筒体の内
部にエキスパンション部材を挿入し、それを広げて曲縁
部を押しつぶす、曲縁部をローレット状のものを回転さ
せながらつぶす、外径が筒体の曲縁部の内径より若干大
きめの部材を回転させながら筒体に押し込み曲縁部を押
しつぶす等、公知の方法、装置を用いれば良い。
【0024】紙製筒体20の紙カップ本体10への嵌め
込みはつぎのように行う。すなわち、紙カップを底の方
から紙製筒体の中に嵌め込み、紙製筒体の上端は紙カッ
プの口縁部13の下に接触させて固定し、あるいは、口
縁部13の下端の胴部外面に固定させ、紙製筒体の下端
は紙カップの環状脚部の外面に固定し、本発明の紙製断
熱カップとする。紙製筒体と紙カップの固定方法は、紙
製筒体の上端と下端のどちらか一方または両方を紙カッ
プと例えば、エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマルジ
ョン型接着剤で接着させる方法が確実である。しかしな
がら、紙製筒体の裏面に低密度ポリエチレン樹脂が塗布
されている場合には、接着剤を使用せずに紙カップ本体
と紙製筒体とを熱融着させる方法をとっても良い。
【0025】なお、曲縁部を縦方向に偏平に押しつぶし
て偏平曲縁部25を形成させた場合の紙製筒体と紙カッ
プ本体胴部の固定方法は、紙カップ本体胴部の外側の紙
製筒体の偏平曲縁部があたる部分に、あらかじめ周方向
全体に、例えば、エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマ
ルジョン型接着剤を塗布しておき、紙製筒体を紙カップ
本体の底の方から嵌め込み、接着固定させると良い。曲
縁部が偏平に押しつぶされているので、接着面積が大き
くなり、接着剤のはみ出し等がなくリップ強度が向上す
る。また、紙製筒体の下端は、紙カップ本体の環状脚部
の外面に固定させても、固定させなくても構わない。
【0026】また、紙カップ本体の胴部上方に外方に突
出する環状凸条15を形成させたり、外方に延びる環状
段部16を形成させたりした紙カップ本体10a、10
bに、下部に内方へ曲がる彎曲部21を形成させた紙製
筒体20を、上記した方法で嵌め込んでも良い(図5、
図6参照)。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。 《実験1》断熱性 〈実施例1〉先ず、胴部を形成する胴部材として坪量2
80g/m2 のカップ原紙の片面に厚さ40μmの低密
度ポリエチレン樹脂を塗布したポリエチレン加工紙を、
また、底部を形成する底部材として坪量270g/m2
のカップ原紙の片面に厚さ35μmの低密度ポリエチレ
ン樹脂を塗布したポリエチレン加工紙をそれぞれ準備
し、一般的な紙カップ成形機を使用して、ポリエチレン
を内側にした、高さ105mm、口径140mm、底径
100mm、環状脚部の高さ(深さ)10mmの紙カッ
プ本体10を成形した。
【0028】別に、坪量310g/m2 のコートボール
を用いて、所定寸法の扇形の紙製筒体ブランクを作製
し、この扇形の筒体ブランクの両端を重ね、エチレン・
酢酸ビニール樹脂系のエマルジョン型接着剤を介して接
着させ、上側口径130mm、下側口径104mm、テ
ーパー角度7.0°のスリーブ状に成形した。
【0029】続いてスリーブ状に成形した筒体ブランク
に、雄型と雌型を使用して、金型温度;90°C、絞り
圧力;400kgf、絞り成型時間;0.2sec.の
条件で絞り成型を施し、上側口径130mm、下側口径
100mm、最大絞り深さ(片側)2mmの、下側に彎
曲部21が形成された紙製筒体20を成形した。
【0030】ついで、紙カップ本体を底の方から紙製筒
体に嵌め込み、紙製筒体の上端は紙カップ本体の口縁部
13の下に接触させて、また、紙製筒体の下端は紙カッ
プ本体の環状脚部の外面に、それぞれエチレン・酢酸ビ
ニール樹脂系接着剤を介して固定させ、胴部11と紙製
筒体20との間に断熱空間層30を有する実施例1の紙
製断熱カップとした(図1参照)。
【0031】〈実施例2〉下記する条件で作製した紙製
筒体を用いた以外は、実施例1と同じ材料、条件で断熱
カップを作製し、紙カップ本体の胴部と紙製筒体の間に
断熱空間層を有する実施例2の紙製断熱カップとした
(図2参照)。すなわち、実施例1と同じ坪量310g
/m2 のコートボールを用いて、所定寸法の扇形の紙製
筒体ブランクを作製し、この扇形の筒体ブランクの両端
を重ね、エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマルジョン
型接着剤を介して接着させ、上側口径134mm、下側
口径104mm、テーパー角度7.5°のスリーブ状に
成形した。
【0032】続いてスリーブ状に成形した筒体ブランク
に、実施例1と同じ条件で絞り成型を施し、上側口径1
30mm、下側口径100mm、絞り深さ2mmの、下
側と上側に彎曲部21、22が形成された紙製筒体20
を成形した。
【0033】〈実施例3〉下記する条件で作製した紙製
筒体を用いた以外は、実施例1と同じ材料、条件で断熱
カップを作製し、紙カップ本体の胴部と紙製筒体の間に
断熱空間層を有する実施例3の紙製断熱カップとした
(図3参照)。すなわち、実施例1と同じ坪量310g
/m2 のコートボールを用いて、所定寸法の扇形の紙製
筒体ブランクを作製し、この扇形の筒体ブランクの上縁
周囲を幅5mmで内側に折り曲げ、折り込み部23を形
成させた。この折り込み部23を形成させた紙製筒体ブ
ランクの両端を重ね、エチレン・酢酸ビニール樹脂系の
エマルジョン型接着剤を介して接着させて上側口径13
2mm、下側口径104mm、テーパー角度7.25°
のスリーブ状に成形した。
【0034】続いてスリーブ状に成形した筒体ブランク
に、実施例1と同じ条件で絞り成型を施し、上側口径1
30mm、下側口径100mm、最大絞り深さ2mm
の、下側に彎曲部21が形成された紙製筒体20を成形
した。
【0035】〈実施例4〉下記する条件で作製した紙製
筒体を用いた以外は、実施例1と同じ材料、条件で断熱
カップを作製し、紙カップ本体の胴部と紙製筒体の間に
断熱空間層を有する実施例4の紙製断熱カップとした
(図4参照)。。すなわち、実施例1と同じ坪量310
g/m2 のコートボールを用いて、所定寸法の扇形の紙
製筒体ブランクを作製し、この扇形の筒体ブランクの両
端を重ね、エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマルジョ
ン型接着剤を介して接着させ、スリーブ状に成形した。
【0036】ついで、雄型と雌型を使用して回転させな
がらスリーブ状に成形した筒体ブランクの上端に直径2
mm程度の内方にカールした曲縁部24を形成させると
共に、筒体ブランクの下部には、実施例1と同様の彎曲
部21を形成させ、上側口径130mm、下側口径10
0mm、最大絞り深さ2mmの、紙製筒体20を成形し
た。
【0037】〈実施例5〉実施例1と同じ材料を用い
て、口縁部から5mm程度離れた胴部に、高さ(深さ)
1.0mm、幅2mmの外方に突出する環状凸条15を
形成させた、高さ105mm、口径140mm、底径1
00mm、環状脚部の高さ(深さ)10mmの紙カップ
本体10aを、一般的な紙カップ成形機を使用して、ポ
リエチレンを内側にして成形した以外は実施例1と同じ
紙製筒体20を用い、実施例1と同じ方法で、胴部と紙
製筒体の間に断熱空間層を有する実施例5の紙製断熱カ
ップを作製した(図5参照)。
【0038】〈実施例6〉実施例1と同じ材料を用い
て、口縁部より5mm程度離れた胴部全体に、外方に、
片側で1mm延びる環状段部16をを形成させた、高さ
105mm、口径140mm、底径100mm、環状脚
部の高さ(深さ)10mmの紙カップ本体10bを、一
般的な紙カップ成形機を使用して、ポリエチレンを内側
にして成形した以外は実施例1と同じ紙製筒体20を用
い、実施例1と同じ方法で、胴部と紙製筒体の間に断熱
空間層を有する実施例6の紙製断熱カップを作製した
(図6参照)。
【0039】このようにして作製した6種類の紙製断熱
カップの断熱効果を評価するため、各カップに上から1
0mmのところまで沸騰水を注ぎ、口縁部より50mm
下側の胴部の表面温度の経時による変化を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1から考察すると、紙製筒体の材料が同
じ場合、表面の温度は断熱空間層の大きさに反比例する
ことがわかる(断熱空間層が小さくなると温度が高くな
る)。
【0042】《実験2》リップ強度 〈実施例7〉先ず、胴部を形成する胴部材として坪量2
30g/m2 のカップ原紙の片面に厚さ30μmの低密
度ポリエチレン樹脂を塗布したポリエチレン加工紙を、
また、底部を形成する底部材として坪量210g/m2
のカップ原紙の片面に厚さ30μmの低密度ポリエチレ
ン樹脂を塗布したポリエチレン加工紙をそれぞれ準備
し、一般的な紙カップ成形機を使用して、ポリエチレン
を内側にした、高さ105mm、口径140mm、底径
100mm、首下外径129mm、テーパー角度7.5
°、環状脚部の高さ(深さ)10mmの紙カップ本体1
0を成形した。
【0043】別に、坪量270g/m2 のコートボール
を用いて、所定寸法の扇形の紙製筒体ブランクを作製
し、この扇形の筒体ブランクの両端を重ね、エチレン・
酢酸ビニール樹脂系のエマルジョン型接着剤を介して接
着させ、上側口径133mm、下側口径106mm、テ
ーパー角度6.8°のスリーブ状に成形した。
【0044】つぎに、雄型と雌型を使用して回転させな
がらスリーブ状に成形した筒体ブランクの上端に直径4
mmの内方にカールさせた曲縁部を形成させるととも
に、実施例1と同様の彎曲部を形成させた。
【0045】ついで、内方にカールさせた曲縁部を、ロ
ーレットを回転させながら、内方から外方に加圧させて
縦方向の厚みが1.5mmになるまで押しつぶし、偏平
曲縁部を形成させた。
【0046】最後に紙カップ本体の胴部口縁部の下(首
下部)の外側にエチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマル
ジョン型接着剤を周方向に塗布し、その後、紙カップ本
体を底の方から紙製筒体の中に嵌め込み、紙製筒体の上
端(偏平曲縁部)は紙カップ本体の口縁部の下に接触し
て接着させ、実施例7の紙製断熱カップとした(図7参
照)。
【0047】〈実施例8〉実施例7の紙カップ本体と紙
製筒体を使用し、紙カップ本体の胴部口縁部の下(首下
部)のほかに、環状脚部の外側にもエチレン・酢酸ビニ
ール樹脂系のエマルジョン型接着剤を周方向に塗布し、
その後、紙カップ本体を底の方から紙製筒体の中に嵌め
込み、紙製筒体の上端(偏平曲縁部)は紙カップ本体の
口縁部の下に接触して接着させ、紙製筒体の下端は紙カ
ップ本体の環状脚部と接着させて、実施例8の紙製断熱
カップとした(詳細な説明は省略する)。
【0048】〈比較例1〉実施例7の紙カップ本体と紙
製筒体を使用し、紙カップ本体の環状脚部の外側にのみ
エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマルジョン型接着剤
を周方向に塗布し、その後、紙カップ本体を底の方から
紙製筒体の中に嵌め込み、紙製筒体の下端を紙カップ本
体の環状脚部と接着させて、比較例1の紙製断熱カップ
とした(詳細な説明は省略する)。
【0049】〈比較例2〉紙製筒体の曲縁部の直径を
1.5mmとし、かつ、その曲縁部を偏平につぶさずに
おいた以外は、実施例7と同じ材料、方法で紙カップ本
体と紙製筒体を接着させて比較例2の紙製断熱カップと
した(詳細な説明は省略する)。
【0050】〈比較例3〉実施例1と同じ紙カップ本体
と、比較例2と同じ紙製筒体を使用し、実施例8と同様
に紙カップ本体の胴部口縁部の下(首下部)と、環状脚
部の外側に、エチレン・酢酸ビニール樹脂系のエマルジ
ョン型接着剤を周方向に塗布し、その後、紙カップ本体
を底の方から紙製筒体の中に嵌め込み、紙製筒体の上端
(偏平曲縁部)は紙カップ本体の口縁部の下に接触して
接着させ、紙製筒体の下端は紙カップ本体の環状脚部と
接着させて、比較例3の紙製断熱カップとした(詳細な
説明は省略する)。
【0051】〈比較例4〉比較例2と同じ紙カップ本体
と紙製筒体を使用し、比較例1と同様に紙カップ本体の
環状脚部の外側にのみエチレン・酢酸ビニール樹脂系の
エマルジョン型接着剤を周方向に塗布し、その後、紙カ
ップ本体を底の方から紙製筒体の中に嵌め込み、紙製筒
体の下端を紙カップ本体の環状脚部と接着させて、比較
例1の紙製断熱カップとした(詳細な説明は省略す
る)。
【0052】このようにして作製した実施例7と8、な
らびに比較例1〜4の合計6種類の紙製断熱カップのリ
ップ強度と、紙カップ本体の胴部口縁部の下(首下部)
の接着剤のはみ出し度合いを下記の方法により測定し
た。その結果を表2に示す。 リップ強度 ‥紙製断熱カップを横置きし、上から
30mm/sec.の速度で押しつぶし、その時の最大
強さを測定する。 接着剤のはみだし‥目視による観察。
【0053】
【表2】
【0054】表2から考察すると、曲縁部の直径を4m
mにして縦方向に1.5mmにまでつぶした偏平曲縁部
を設けた紙製断熱カップは、リップ強度が向上するとと
もに、胴部口縁部の下(首下部)の接着剤のはみ出しが
なく、見栄えも良好なことがわかる(実施例7、8)。
これは、直径4mmの曲縁部をつぶすことにより紙カッ
プ本体と紙製筒体との接着面積が大きくなり、その結果
としてリップ強度が上がると共に接着剤のはみ出しもな
くなる。また、直径4mmの曲縁部をつぶすことにより
3層部分が増しリップ強度が増加する。
【0055】
【発明の効果】上記のように本発明の紙製断熱カップ
は、紙カップ本体と紙製筒体の2パーツで良く、紙製筒
体も貼りと加圧加工のみなので、安価に製造が可能であ
る。紙製筒体は彎曲部を形成し、かつ、彎曲部の下端が
紙カップの胴部に接するので、強度が強く、外方から紙
製筒体に力が加えられても変形しにくく、常時良好な断
熱効果と外観を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製断熱カップの一例を示す部分断面
説明図である。
【図2】実施例2の紙製断熱カップの部分断面説明図で
ある。
【図3】実施例3の紙製断熱カップの部分断面説明図で
ある。
【図4】実施例4の紙製断熱カップの部分断面説明図で
ある。
【図5】実施例5の紙製断熱カップの部分断面説明図で
ある。
【図6】実施例6の紙製断熱カップの部分断面説明図で
ある。
【図7】実施例7の紙製断熱カップの部分断面説明図で
ある。
【符号の説明】
10、10a、10b‥‥紙カップ本体 11‥‥胴部 12‥‥底部 13‥‥口縁部 14‥‥環状脚部 15‥‥環状凸条 16‥‥環状段部 20‥‥紙製筒体 21、22‥‥彎曲部 23‥‥折り込み部 24‥‥曲縁部 25‥‥偏平曲縁部 30‥‥断熱空間層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部と底部とからなり、開口部周縁が外側
    にカールした口縁部を有し、胴部と底部の接合部に環状
    脚部を形成させた紙カップ本体と、紙カップ本体の胴部
    外側に嵌め込まれる紙製筒体とから構成される紙製断熱
    カップであって、紙製筒体の下部は、加圧およびまたは
    加熱加圧により内方へ曲がる彎曲部が成形され、該筒体
    を紙カップ本体の胴部に嵌め込み、彎曲部を形成させた
    筒体の下端は紙カップ本体胴部の下縁の環状脚部の外面
    に固定され、筒体の上端は胴部の口縁部の下縁に接触し
    て固定され、紙カップ本体胴部と紙製筒体の間に断熱空
    間層を設けたことを特徴とする紙製断熱カップ。
  2. 【請求項2】前記紙製筒体の上部に、加圧およびまたは
    加熱加圧により内方へ曲がる彎曲部を形成させ、該彎曲
    部の上端は胴部の口縁部の下端の胴部外面に固定させた
    ことを特徴とする請求項1記載の紙製断熱カップ。
  3. 【請求項3】前記紙製筒体の上部周縁に、内方に折り曲
    げた折り込み部を形成させ、該折り込み部の内面は胴部
    の口縁部の下端の胴部外面に固定させたことを特徴とす
    る請求項1記載の紙製断熱カップ。
  4. 【請求項4】前記紙製筒体の上部周縁に内側にカールし
    た曲縁部を形成させ、該曲縁部の内面は、胴部の口縁部
    の下端の胴部外面に固定させたことを特徴とする請求項
    1記載の紙製断熱カップ。
  5. 【請求項5】前記曲縁部を加圧して縦方向に偏平に押し
    つぶし偏平曲縁部を形成させ、偏平曲縁部の内側と、紙
    カップ本体の胴部の外側とを紙カップ本体胴部の外側に
    塗布した接着剤を介して接着させたことを特徴とする請
    求項5記載の紙製断熱カップ。
  6. 【請求項6】胴部と底部とからなり、開口部周縁が外側
    にカールした口縁部を有し、胴部上方に外方に突出する
    環状凸条を形成させ、胴部と底部の接合部に環状脚部を
    形成させた紙カップ本体と、紙カップ本体の胴部外側に
    嵌め込まれる紙製筒体とから構成される紙製断熱カップ
    であって、紙製筒体の下部は、加圧およびまたは加熱加
    圧により内方へ曲がる彎曲部が形成され、該筒体を紙カ
    ップ本体の胴部に嵌め込み、彎曲部を形成させた筒体の
    下端は紙カップ本体胴部の下縁の環状脚部の外面に固定
    され、筒体の上方は胴部の環状凸条に接触して固定さ
    れ、紙カップ本体胴部の環状凸条以外の部分と紙製筒体
    の間に断熱空間層を設けたことを特徴とする紙製断熱カ
    ップ。
  7. 【請求項7】胴部と底部とからなり、開口部周縁が外側
    にカールした口縁部を有し、胴部上方に外方に延びる環
    状段部を形成させ、胴部と底部の接合部に環状脚部を形
    成させた紙カップ本体と、紙カップ本体の胴部外側に嵌
    め込まれる紙製筒体とから構成される紙製断熱カップで
    あって、紙製筒体の下部は、加圧およびまたは加熱加圧
    により内方へ曲がる彎曲部が形成され、該筒体を紙カッ
    プ本体の胴部に嵌め込み、彎曲部を形成させた筒体の下
    端は紙カップ本体胴部の下縁の環状脚部の外面に固定さ
    れ、筒体の上端は、胴部の口縁部下縁の胴部外面に固定
    され、紙カップ本体胴部と紙製筒体の間に断熱空間層を
    設けたことを特徴とする紙製断熱カップ。
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