JP2000326756A - アクセルケーブル支持構造 - Google Patents

アクセルケーブル支持構造

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JP2000326756A
JP2000326756A JP11142153A JP14215399A JP2000326756A JP 2000326756 A JP2000326756 A JP 2000326756A JP 11142153 A JP11142153 A JP 11142153A JP 14215399 A JP14215399 A JP 14215399A JP 2000326756 A JP2000326756 A JP 2000326756A
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cable
mount
accelerator
linear
clamp
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JP11142153A
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Manabu Okada
学 岡田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】アクセルケーブルの軸方向振動を低減し得て、
車室内の振動騒音を低減すること。 【解決手段】スロットルボディ10のスロットルレバー
とアクセルペダルとを連絡するアクセルケーブル14
は、ダッシュパネルを挿通して車両の前後方向に延伸さ
れる第1直線状部20とこの第1直線状部に第1湾曲部
22を介して連続される第2直線状部24とこの第2直
線状部に第2湾曲部26を介して連続される第3直線状
部とにより形成して設け、サスペンション用マウント3
8のマウント取付ボルト40に共締めにより取付けられ
て第1直線状部を支持するケーブルブラケット30は、
マウント取付ボルトに取付けられる本体部32を設け、
本体部の一側縁にマウント支持部に沿って当接される略
円弧形状の当接部34を設け、本体部の他端側に第1直
線状部の軸方向と平行な板面を有するクランプ取付部3
6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアクセルケーブル
支持構造に係り、特に、アクセルケーブルの軸方向振動
を低減し得て、車室内の振動騒音を低減し得るアクセル
ケーブル支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両にエンジンルームに搭載される内燃
機関は、出力を調整するためにスロットルボディを設け
ている。スロットルボディのスロットルレバーは、アク
セルケーブルにより車室に配設されたアクセルペダルに
連絡されている。アクセルケーブルは、エンジンルーム
内においてケーブルブラケットにより支持されている。
【0003】このようなアクセルケーブル支持構造とし
ては、図11に示すものがある。図11において、10
2は図示しない車両のエンジンルーム、104は車室、
106はエンジンルーム102と車室104とを仕切る
ダッシュパネルである。車両のエンジンルーム102に
は、内燃機関108を搭載している。
【0004】内燃機関108には、出力を調整するスロ
ットルボディ110を設けている。スロットルボディ1
10には、吸気通路112に内蔵されるスロットルバル
ブ(図示せず)を開閉駆動する図示しないスロットルレ
バーを設けている。スロットルレバーは、アクセルケー
ブル114により車室に配設した図示しないアクセルペ
ダルに連絡されている。アクセルケーブル114は、ア
ウタケース116とアウタケース116内を軸方向に摺
動可能なインナケーブル(図示せず)とからなる。
【0005】アクセルケーブル114は、一端側を車室
104のアクセルペダルに連絡されるとともにダッシュ
パネル106を挿通して他端側をエンジンルーム102
のスロットルレバーに連絡され、略C字形状に配索され
ている。このアクセルケーブル114は、エンジンルー
ム102内において他の部品と干渉しないように、ケー
ブルブラケット118により支持されている。
【0006】ケーブルブラケット118は、本体部12
0とクランプ取付部122とからなり、本体部120に
ボルト挿通孔124を設け、クランプ取付部122にク
ランプ係止孔126を設けている。
【0007】ケーブルブラケット118は、エンジンル
ーム102の車体(図示せず)に固設されたブラケット
取付ボルト128を本体部120のボルト挿通孔124
に挿通し、ブラケット取付ナット130を螺着すること
により取付けられる。ケーブルブラケット118には、
本体部120に突設したクランプ取付部122のクラン
プ係止孔126にクランプ132の係止部134を係止
し、クランプ132のケーブル係合部136にアクセル
ケーブル114を弾性係合することにより支持する。
【0008】このようなアクセルケーブル支持構造とし
ては、特開平8−42367号公報、特開平11−20
494号公報に開示されるものがある。
【0009】特開平8−42367号公報に開示される
のものは、エンジンルーム内に突出した左右のストラッ
トタワーの頂上部間に架設されたストラットバーにケー
ブルクランプを直接固定し、このケーブルクランプにア
クセルケーブルを支持させたものである。
【0010】特開平11−20494号公報に開示され
るものは、カラーの内側にアクセルケーブルを摺動可能
に挿通し、エンジンの外面に固定されたクランプにより
前記カラーを固定したものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図11
に示すアクセルケーブル支持構造においては、アクセル
ケーブル114のアウタケーシング116をスロットル
ボディ110のボディ側取付部140に取付けている。
【0012】このため、内燃機関108がトルク変動に
より振動(矢印A)した場合には、スロットルボディ1
10からアクセルケーブル114に振動が伝達され易
く、アクセルケーブル114が軸方向(矢印B)や径方
向(矢印C)に振動させ、この振動が車室104のアク
セルペダルに伝達される不都合がある。
【0013】特に、ダッシュパネル106付近のアクセ
ルケーブル114の軸方向(矢印B)の振動は、ダッシ
ュパネル106により増幅されて車室104内の騒音振
動に悪影響を与える不都合がある。
【0014】また、ケーブルブラケット118は、アク
セルケーブル114の湾曲部138を支持していること
により、アクセルケーブル114の軸方向(矢印B)の
振動がクランプ取付部122の剛性の高い板面140に
平行な板面平行方向(矢印D)に作用することになく、
クランプ取付部122の板面140と交差する板面垂直
方向(矢印E)に作用することになる。
【0015】このため、ケーブルブラケット118は、
クランプ取付部122の剛性の低い板面垂直方向(矢印
E)に振動が作用することから、アクセルケーブル11
4の軸方向(矢印B)の振動に対して不利となり、車室
の振動騒音を低減し得ない不都合がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両のエンジンルームに搭
載した内燃機関に装備されるスロットルボディのスロッ
トルレバーと前記エンジンルームの後方の車室に配設し
たアクセルペダルとを連絡するアクセルケーブルを設
け、このアクセルケーブルは前記アクセルペダルに一端
側が連絡されるとともに他端側が前記エンジンルーム内
に位置されるように前記エンジンルーム及び車室を仕切
るダッシュパネルを挿通して前記車両の前後方向に延伸
される第1直線状部とこの第1直線状部の他端側に第1
湾曲部を介して一端側が連続されるとともに他端側が前
記スロットルボディ近傍に位置されるように前記車両の
幅方向に延伸される第2直線状部とこの第2直線状部の
他端側に第2湾曲部を介して一端側が連続されるととも
に他端側が前記スロットルレバーに連絡される第3直線
状部とにより形成して設け、前記エンジンルームに配設
されたサスペンション用マウントのマウント取付ボルト
に共締めにより取付けられて前記第1直線状部を支持す
るケーブルブラケットを設け、このケーブルブラケット
は前記サスペンション用マウントの平板形状のマウント
取付部に当接されて一端側を前記マウント取付ボルトに
取付けられる本体部を設け、この本体部の一側縁に前記
サスペンション用マウントの短円筒形状のマウント支持
部に沿って当接される略円弧形状の当接部を設け、前記
本体部の他端側に前記第1直線状部に向かって突出され
るとともに突出先端に前記第1直線状部の延伸方向と平
行な板面を有するクランプ取付部を設けたことを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のアクセルケーブル支持
構造は、アクセルケーブル支持構造は、エンジンルーム
に配設されたサスペンション用マウントのマウント取付
ボルトに共締めにより取付けられて、アクセルケーブル
の車両前後方向に延伸される第1直線状部を支持するケ
ーブルブラケットを設けている。このケーブルブラケッ
トは、サスペンション用マウントの平板形状のマウント
取付部に当接されて一端側をマウント取付ボルトに取付
けられる本体部を設け、この本体部の一側縁にサスペン
ション用マウントの短円筒形状のマウント支持部に沿っ
て当接される略円弧形状の当接部を設け、本体部の他端
側に第1直線状部に向かって突出されるとともに突出先
端に第1直線状部の延伸方向と平行な板面を有するクラ
ンプ取付部を設けたことにより、エンジンルームに既設
のマウント用取付ボルトを利用してケーブルブラケット
を取付けることができ、エンジンルームに既設のサスペ
ンション用マウントの短円筒形状のマウント支持部を利
用してケーブルブラケットを回り止めして取付けること
ができ、クランプ取付部の剛性の高い板面と平行な方向
にアクセルケーブルの軸方向を指向させて支持すること
ができ、アクセルケーブルの軸方向の振動に対して有利
に支持することができる。エンジンルームに既設のマウ
ント用取付ボルトを利用してケーブルブラケットを取付
けることができ、エンジンルームに既設のサスペンショ
ン用マウントの短円筒形状のマウント支持部を利用して
ケーブルブラケットを回り止めして取付けることがで
き、クランプ取付部の剛性の高い板面と平行な方向にア
クセルケーブルの軸方向を指向させて支持することがで
き、アクセルケーブルの軸方向の振動に対して有利に支
持することができる。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜6図は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図1において、2は図示しない車両のエンジ
ンルーム、4は車室、6はエンジンルーム2と車室4と
を仕切るダッシュパネルである。車両のエンジンルーム
2には、内燃機関8を搭載している。
【0019】内燃機関8には、出力を調整するスロット
ルボディ10を設けている。スロットルボディ10に
は、吸気通路12に内蔵されるスロットルバルブ(図示
せず)を開閉駆動する図示しないスロットルレバーを設
けている。スロットルレバーは、アクセルケーブル14
により車室に配設した図示しないアクセルペダル(図示
せず)に連絡されている。アクセルケーブル14は、ア
ウタケース16とアウタケース16内を軸方向に摺動可
能なインナケーブル(図示せず)とからなる。
【0020】アクセルケーブル14は、アクセルペダル
に一端側が連絡されるとともに他端側がエンジンルーム
2内に位置されるようにエンジンルーム2及び車室4を
仕切るダッシュパネル6の保持体18を挿通して車両の
前後方向に延伸される第1直線状部20と、この第1直
線状部20の他端側に第1湾曲部22を介して一端側が
連続されるとともに他端側がスロットルボディ10近傍
に位置されるように車両の幅方向に延伸される第2直線
状部24と、この第2直線状部24の他端側に第2湾曲
部26を介して一端側が連続されるとともに他端側がス
ロットルレバーに連絡される第3直線状部(図示せず)
と、により形成して設けている。
【0021】これにより、アクセルケーブル14は、イ
ンナケーブル(図示せず)の一端側を車室4のアクセル
ペダルに連絡されるとともにダッシュパネル6を挿通し
て他端側をエンジンルーム2のスロットルレバーに連絡
され、また、アウタケーブル16の一端側をアクセルペ
ダルのペダル側取付部(図示せず)に取付けられるとと
もに他端側をスロットルボディ10のボディ側取付部2
8に取付けられ、略C字形状に配索されている。
【0022】アクセルケーブル14は、エンジンルーム
2においてケーブルブラケット30により支持して設け
ている。ケーブルブラケット30は、本体部32と当接
部34とクランプ取付部36とを設け、エンジンルーム
2に配設されたサスペンション用マウント38のマウン
ト取付ボルト40にマウント取付ナット42の共締めに
より取付けられ、アクセルケーブル14の車両の前後方
向に延伸される第1直線状部20を支持する。
【0023】前記サスペンション用マウント38は、図
2・図3に示す如く、平板形状の車体用取付部44に車
体46に固設された前記マウント取付ボルト40を挿通
するボルト挿通孔48を設け、車体用取付部44の中央
部位にサスペンション50の上端を支持する短円筒形状
のマウント支持部52を設けている。
【0024】前記ケーブルブラケット30の本体部32
は、図4〜図6に示す如く、サスペンション用マウント
38の平板形状の車体用取付部44に当接されて一端側
をマウント取付ボルト40にマウント取付ナット42に
より取付けられる略円弧板形状に形成され、一端側に取
付孔54を設けている。
【0025】前記当接部34は、本体部32の一側縁に
サスペンション用マウント38の短円筒形状のマウント
支持部52に沿って当接される略円弧板形状に形成され
る。前記クランプ取付部36は、本体部32の他端側に
第1直線状部20に向かって突出されるとともに突出先
端に第1直線状部20の軸方向と平行な板面56を有
し、クランプ係止孔58を設けている。
【0026】ケーブルブラケット30は、エンジンルー
ム2に配設されたサスペンション用マウント38のマウ
ント取付ボルト40に本体部32をマウント取付ナット
42の共締めにより取付けられ、クランプ取付部36の
クランプ係止孔58にクランプ60の係止部62を係止
され、クランプ60のケーブル係合部64にアクセルケ
ーブル14の車両の前後方向に延伸される第1直線状部
20を弾性係合することにより支持する。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】アクセルケーブル14は、アクセルペダル
に連絡されてダッシュパネル6を挿通し車両の前後方向
に延伸される第1直線状部20と、この第1直線状部2
0に第1湾曲部22を介して連続されて車両の幅方向に
延伸される第2直線状部24と、この第2直線状部24
に第2湾曲部26を介して連続されてスロットルレバー
に連絡される第3直線状部と、により略C字形状に配索
されている。
【0029】このアクセルケーブル14を支持するケー
ブルブラケット30は、本体部32の一端側の取付孔5
4にマウント取付ボルト40を挿通し、本体部32の一
側縁の当接部34をサスペンション用マウント38のマ
ウント支持部52に沿って当接させ、マウント取付ボル
ト40にマウント取付ナット42を螺着する。
【0030】これにより、ケーブルブラケット30は、
当接部34とマウント支持部52との当接により回り止
めされ、本体部32をマウント取付ボルト40にマウン
ト取付ナット42の共締めにより取付けられる。
【0031】サスペンション用マウント38に取付られ
たケーブルブラケット30には、クランプ取付部36の
クランプ係止孔58にクランプ60の係止部62を係止
し、このクランプ60のケーブル係合部64にアクセル
ケーブル14の車両の前後方向に延伸される第1直線状
部20を弾性係合することにより支持する。
【0032】このように、このアクセルケーブル14の
支持構造は、エンジンルーム2に配設されたサスペンシ
ョン用マウント38のマウント取付ボルト40を利用し
てマウント取付ナット42の共締めによりケーブルブラ
ケット30を取付けることができ、エンジンルーム2に
配設されたサスペンション用マウント38の短円筒形状
のマウント支持部52を利用して当接部34によりケー
ブルブラケット30を回り止めして取付けることができ
る。
【0033】このため、このアクセルケーブル14の支
持構造は、エンジンルーム2に既設の部品を利用してケ
ーブルブラケット14を回り止めして取付けていること
により、専用のブラケット取付ボルトやブラケット取付
ナットを不要にし得て、部品点数を削減することができ
る。
【0034】また、このアクセルケーブル14の支持構
造は、ケーブルブラケット30の本体部32の一端側の
取付孔54に対して、略円弧板形状の当接部34の長手
方向一端側に近接位置される一側当接部分34aと長手
方向他端側に離間位置される他側当接部分34bとをサ
スペンション用マウント38のマウント支持部52に当
接させることにより、取付孔54を支点として2点で回
り止め支持される。
【0035】このため、このアクセルケーブル14の支
持構造は、取付孔54から一側当接部分34aまでより
も、他側当接部分34bまでを離間させていることによ
り、アクセルペダルの踏込みによるアクセルケーブル1
4の引張り力に対して強く抵抗することができ、アクセ
ルケーブル14の軸方向(矢印B)の振動に対して有利
に支持することができ、車室4内の振動騒音を低減する
ことができる。
【0036】さらに、このアクセルケーブル14の支持
構造は、クランプ取付部36の剛性の低い板面56と交
差する板面垂直方向(矢印E)にアクセルケーブル14
の軸方向(矢印B)を指向させることなく、クランプ取
付部36の剛性の高い板面56と平行な板面平行方向
(矢印D)にアクセルケーブル14の軸方向(矢印B)
を指向させて支持することができ、アクセルケーブル1
4の軸方向(矢印B)の振動に対して有利に支持するこ
とができ、振動による振幅の大きい部分を支持すること
ができる。
【0037】このため、このアクセルケーブル14の支
持構造は、アクセルケーブル14を軸方向(矢印B)に
指向させて支持し得ることにより、アクセルケーブル1
4の軸方向(矢印B)の振動を低減し得て、車室4内の
振動騒音を低減することができる。
【0038】図7は、第2実施例を示すものである。第
2実施例のアクセルケーブル14の支持構造は、ケーブ
ルブラケット30のクランプ取付部36の先端を突出方
向にさらに延長突出させて延長クランプ取付部66を設
け、この延長クランプ取付部66に複数のクランプ係止
孔58を設けたものである。
【0039】第2実施例のアクセルケーブル14の支持
構造は、ケーブルクランプ30の延長クランプ取付部6
6に複数のクランプ係止孔58を設けていることによ
り、エンジンルーム2の高さ方向の異なる車両に対応す
ることができ、また、エンジンルーム2内の高さ位置の
異なるアクセルケーブル14にも対応することができ、
さらに、近接配設されるその他の索状体も同時に支持す
ることができるものである。
【0040】図8は、第3実施例を示すものである。第
3実施例のアクセルケーブル14の支持構造は、ケーブ
ルブラケット30のクランプ取付部36の突出先端に第
1直線状部20の軸方向と平行な方向に指向する断面逆
Ω形状のケーブル係合部68を一体的に形成して設けた
ものである。
【0041】第3実施例のアクセルケーブル14の支持
構造は、ケーブルクランプ30のクランプ取付部36の
突出先端に断面逆Ω形状のケーブル係合部68を一体的
に形成して設けたことにより、クランプ58を要するこ
となくアクセルケーブル14を支持することができ、部
品点数を削減することができるものである。
【0042】図9は、第4実施例を示すものである。第
4実施例のアクセルケーブル14の支持構造は、ケーブ
ルブラケット30の本体部32の他端側に前記クランプ
取付部36を設けるとともに、アクセルケーブル14の
第2直線状部24に向かって突出されて突出先端に第2
直線状部24の軸方向と平行な板面70を有する第2の
クランプ取付部72を前記クランプ取付部36と一体的
に設け、第2のクランプ取付部72の先端にクランプ係
止孔74を設け、このクランプ係止孔74にクランプ7
6の係止部78を係止し、ケーブル係合部80に第2直
線状部24を弾性係止するものである。
【0043】第4実施例のアクセルケーブル14の支持
構造は、アクセルケーブル14の軸線方向の交差する第
1直線状部20と第2直線状部24とを、ケーブルブラ
ケット30のクランプ取付部36に取付けたクランプ6
0と第2クランプ取付部72に取付けた第2のクランプ
76とによりそれぞれの軸方向に指向させて支持するこ
とができ、第1直線状部20と第2直線状部24とをそ
れぞれの軸方向の振動に対して有利に支持することがで
き、振動による振幅の大きい部分を支持することができ
る。
【0044】このため、このアクセルケーブル14の支
持構造は、アクセルケーブル14の第1直線状部20と
第2直線状部24とのそれぞれの軸方向の振動を低減し
得て、車室4内の振動騒音を低減することができる。
【0045】図10は、第4実施例の変形例を示すもの
である。変形例のアクセルケーブル14の支持構造は、
ケーブルブラケット30の本体部32の他端側にクラン
プ取付部36と第2のクランプ取付部72とを一体的に
設け、クランプ取付部36のクランプ60と第2クラン
プ取付部72の第2のクランプ76とによって、第1湾
曲部22が大きな半径Rによって緩やかに湾曲するよう
に、第1直線状部20と第2直線状部24とをそれぞれ
の軸方向に指向させて支持して設けたものである。
【0046】この変形例のアクセルケーブル14の支持
構造は、ケーブルブラケット30の本体部32の他端側
に一体的に設けたクランプ取付部36と第2のクランプ
取付部72とによって、第1湾曲部22が大きな半径R
によって緩やかに湾曲するように、第1直線状部20と
第2直線状部24とを支持して設けたことにより、アウ
タケース16に内蔵されるインナケーブル(図示せず)
を軸方向に滑らかに摺動させることができる。
【0047】
【発明の効果】このように、この発明のアクセルケーブ
ル支持構造は、エンジンルームに既設のマウント用取付
ボルトを利用してケーブルブラケットを取付けることが
でき、エンジンルームに既設のサスペンション用マウン
トの短円筒形状のマウント支持部を利用してケーブルブ
ラケットを回り止めして取付けることができ、クランプ
取付部の剛性の高い板面と平行な方向にアクセルケーブ
ルの軸方向を指向させて支持することができ、アクセル
ケーブルの軸方向の振動に対して有利に支持することが
できる。
【0048】このため、このアクセルケーブル支持構造
は、エンジンルームに既設の部品を利用してケーブルブ
ラケットを回り止めして取付け得ることにより、専用の
ブラケット取付ボルトやブラケット取付ナットを不要に
し得て、部品点数を削減することができ、また、アクセ
ルケーブルを軸方向に指向させて支持し得ることによ
り、アクセルケーブルの軸方向の振動を低減し得て、車
室内の振動騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すアクセルケーブル
支持構造の斜視図である。
【図2】サスペンション用マウントに取付けたケーブル
ブラケットの正面図である。
【図3】サスペンション用マウントに取付けたケーブル
ブラケットの平面図である。
【図4】ケーブルブラケットの平面図である。
【図5】ケーブルブラケットの正面図である。
【図6】ケーブルブラケットの側面図である。
【図7】第2実施例を示すケーブルブラケットの斜視図
である。
【図8】第3実施例を示すケーブルブラケットの斜視図
である。
【図9】第4実施例を示すアクセルケーブル支持構造の
平面図である。
【図10】変形例を示すアクセルケーブル支持構造の平
面図である。
【図11】従来例を示すアクセルケーブル支持構造の斜
視図である。
【符号の説明】
2 エンジンルーム 4 車室 6 ダッシュパネル 8 内燃機関 10 スロットルボディ 14 アクセルケーブル 20 第1直線状部 22 第1湾曲部 24 第2直線状部 26 第2湾曲部 30 ケーブルブラケット 32 本体部 34 当接部 36 クランプ取付部 38 サスペンション用マウント 40 マウント取付ボルト 42 マウント取付ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンルームに搭載した内燃機
    関に装備されるスロットルボディのスロットルレバーと
    前記エンジンルームの後方の車室に配設したアクセルペ
    ダルとを連絡するアクセルケーブルを設け、このアクセ
    ルケーブルは前記アクセルペダルに一端側が連絡される
    とともに他端側が前記エンジンルーム内に位置されるよ
    うに前記エンジンルーム及び車室を仕切るダッシュパネ
    ルを挿通して前記車両の前後方向に延伸される第1直線
    状部とこの第1直線状部の他端側に第1湾曲部を介して
    一端側が連続されるとともに他端側が前記スロットルボ
    ディ近傍に位置されるように前記車両の幅方向に延伸さ
    れる第2直線状部とこの第2直線状部の他端側に第2湾
    曲部を介して一端側が連続されるとともに他端側が前記
    スロットルレバーに連絡される第3直線状部とにより形
    成して設け、前記エンジンルームに配設されたサスペン
    ション用マウントのマウント取付ボルトに共締めにより
    取付けられて前記第1直線状部を支持するケーブルブラ
    ケットを設け、このケーブルブラケットは前記サスペン
    ション用マウントの平板形状の車体用取付部に当接され
    て一端側を前記マウント取付ボルトに取付けられる本体
    部を設け、この本体部の一側縁に前記サスペンション用
    マウントの短円筒形状のマウント支持部に沿って当接さ
    れる略円弧形状の当接部を設け、前記本体部の他端側に
    前記第1直線状部に向かって突出されるとともに突出先
    端に前記第1直線状部の軸方向と平行な板面を有するク
    ランプ取付部を設けたことを特徴とするアクセルケーブ
    ル支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルブラケットは、前記クラン
    プ取付部の突出方向にさらに延長突出させて延長クラン
    プ取付部を設け、この延長クランプ取付部に複数のクラ
    ンプ係止孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    アクセルケーブル支持構造。
  3. 【請求項3】 前記ケーブルブラケットは、前記クラン
    プ取付部の突出先端に前記第1直線状部の軸方向と平行
    な方向に指向するケーブル係合部を一体的に形成して設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のアクセルケーブ
    ル支持構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314528A (ja) * 2002-04-17 2003-11-06 Chuo Spring Co Ltd ケーブルの複合クランプおよびクランプ方法
KR100428118B1 (ko) * 2001-05-18 2004-04-27 현대자동차주식회사 자동차의 가속페달조립체
JP2009030621A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Honda Motor Co Ltd ワイヤーステー
JP2013011299A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Honda Motor Co Ltd ケーブル保持機構

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