JP2000326059A - ロールの冷却装置 - Google Patents
ロールの冷却装置Info
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- JP2000326059A JP2000326059A JP11140396A JP14039699A JP2000326059A JP 2000326059 A JP2000326059 A JP 2000326059A JP 11140396 A JP11140396 A JP 11140396A JP 14039699 A JP14039699 A JP 14039699A JP 2000326059 A JP2000326059 A JP 2000326059A
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Abstract
る安価なロールの冷却装置を提供する。 【解決手段】 ロール5の表面7に近接させてロール5
の内部に設けられた多孔質層8と、ロール5の内部に設
けられ多孔質層8に冷却水14を供給する冷却水供給通
路12と、ロール5の内部に設けられ多孔質層8で生じ
た水蒸気を排出する排気通路15とを備え、冷却水供給
通路12から流入した冷却水14を多孔質層8の内部に
しみださせて蒸発させ、蒸発の潜熱によってロール5を
連続的に冷却する。
Description
るロールを冷却するロールの冷却装置に関するものであ
る。
温のストリップを搬送するロールは高温にさらされるの
で、熱による損傷を防ぐために冷却する必要がある。
ている装置の一例を図4の断面図によって説明すると、
熱を受けるロール1の表面に近接した内部に複数の流路
2を設け、更に、ロール1の内部には、流路2の一端に
接続する冷却水供給通路3と、流路2の他端に接続する
冷却水排出通路4とを設け、冷却水供給通路3から複数
の流路2の一端に冷却水を送って流路2に強制的に冷却
水を流し、流路2を通ってロール1の表面を冷却した冷
却水を、冷却水排出通路4からロール1の外部に排出
し、ロール1の表面に受ける熱量に応じて冷却水供給通
路3に供給する冷却水の流量を増減するようにしてい
る。
示した従来の装置は、ロール1の表面に受ける熱量が多
い場合には、冷却水の流量を多くしなければならないた
め、冷却水供給通路3に冷却水を供給するポンプの容量
を大きくしなければならず、これに伴ってポンプや配管
等の設備費も高くなり、しかも冷却水の流量が変動する
と冷却能力が直ちに変わってロール1の温度も変動して
しまう等の問題があった。
度に応じて常に適正な冷却ができる安価なロールの冷却
装置を提供しようとするものである。
本発明は、ロールの表面に近接させて該ロールの内部に
設けられた多孔質層と、前記ロールの内部に設けられ前
記多孔質層に冷却水を供給する冷却水供給通路と、前記
ロールの内部に設けられ前記多孔質層で生じた水蒸気を
排出する排気通路と、を備えたことを特徴とするロール
の冷却装置としたものである。
の排出を促進するための水蒸気排出手段を備えるように
してもよい。
孔質層に供給された冷却水はロール表面の温度に応じて
蒸発し、排気通路からロールの外部に排出され、多孔質
層で冷却水が蒸発する時の潜熱によりロールを冷却し、
温度に対応した冷却が可能になってロール温度を略一定
に保つことができるようになる。
めの水蒸気排出手段を備えていると、水蒸気の排出を促
進して、ロールの冷却効果を有効に高め得る。
例と共に説明する。
図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のII
I−III断面図であって、ロール5は図1に示すよう
に両端を軸受6で回転自在に支持されており、ロール5
の高温となる部分の内部には、表面7に近接させてセラ
ミック等の多孔質層8が設けてある。
面7に近接させてロール5の内部に設けるにあたって
は、図2に示すように金網状の円筒体9の周囲に、断面
が扇面形になるように樋状に加工したセラミック等の多
孔質層8を円筒状に組み合わせて配置し、これをロール
5の内部空間に挿入し、円筒体9の内側から多孔質層8
の円周方向の境目ごとにボルト10を通してロール5の
内部空間の内面に螺合させ、金網状の円筒体9とボルト
10とによって多孔質層8をロール5の内部空間の内面
に固定する。これによって、円筒状に加工することが困
難なセラミックも、円筒の形状にして、ロール5の内部
空間の内面に固定することが可能になる。
しない孔を穿設した孔明き配管11が多孔質層8の長手
方向に貫通するように予め挿通されていて、多孔質層8
を上述したようにロール5の内部空間の内面に固定する
と、図1に示すように孔明き配管11の一端は、図1に
示すようにロール5の内部に設けられている断面環状
(図3参照)の冷却水供給通路12につながるようにな
っている。冷却水供給通路12には、図1に示すように
ロール5の外部からロータリージョイント13を介して
冷却水14が供給されるようになっている。
うに排気通路15が設けられていて、排気通路15は、
円筒状に配置されている多孔質層8の中心部に連通して
いる。そして排気通路15の図1における左端側は、ロ
ータリージョイント16を介して図示しない外部配管に
接続されている。
ける右側からロータリージョイント17を介して送風機
19による送風18を行うか、又はロータリージョイン
ト16に接続した吸引装置20により吸引を行って、多
孔質層8で生じた水蒸気の排出を促進するようにした水
蒸気排出手段を備えている。
トリップを搬送する際には、ロータリージョイント13
を介して冷却水14を冷却水供給通路12に供給する
と、冷却水14は冷却水供給通路12を通って多孔質層
8の孔明き配管11内に流入する。
は、孔明き配管11の周囲に穿設されている図示しない
多数の孔を通って多孔質層8の内部にしみだし、ロール
5の表面7から伝達される熱によって蒸発する。蒸発し
た水蒸気は、多孔質層8の中心側にある金網状の円筒体
9(図2参照)を通って排気通路15に流入する。
供給通路12から孔明き配管11を通して連続的に供給
される。
して蒸発するため、その蒸発の潜熱によってロール5は
連続的に冷却されることになる。
ージョイント16を介して図示しない外部配管により排
出されるようになる。この際、図1における右側のロー
タリージョイント17を介して送風機19による送風1
8を行うか、又はロータリージョイント16に接続した
吸引装置20により吸引を行う水蒸気排出手段を備えて
いると、排気通路15からの蒸気の排出が促進され、多
孔質層8の内部から排気通路15への蒸気の流入も促進
されて多孔質層8での冷却水14の蒸発量が増大し、ロ
ール5に対する冷却効果も増大するようになる。
することが可能になる。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
却装置は、水の蒸発潜熱を利用して効率的にロールの冷
却を行うため、冷却効果を高めて冷却水の水量を減少さ
せ、ポンプ容量を減らして配管コストを下げることがで
き、更に、冷却水の流量変動によらずにロール温度を一
定に保つことができるため操業が安定する。又、蒸気を
ロール外部に出さないので、ロール表面の水分による水
蒸気爆発を防止することができ、蒸気によるストリップ
の酸化を防止することができるという優れた効果を奏し
得る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ロールの表面に近接させて該ロールの内
部に設けられた多孔質層と、前記ロールの内部に設けら
れ前記多孔質層に冷却水を供給する冷却水供給通路と、
前記ロールの内部に設けられ前記多孔質層で生じた水蒸
気を排出する排気通路と、を備えたことを特徴とするロ
ールの冷却装置。 - 【請求項2】 多孔質層で生じた蒸気の排出を促進する
ための水蒸気排出手段を備えていることを特徴とする請
求項1記載のロールの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14039699A JP4250808B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | ロールの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14039699A JP4250808B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | ロールの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000326059A true JP2000326059A (ja) | 2000-11-28 |
JP4250808B2 JP4250808B2 (ja) | 2009-04-08 |
Family
ID=15267830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14039699A Expired - Fee Related JP4250808B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | ロールの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4250808B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040022271A (ko) * | 2002-09-03 | 2004-03-12 | 주식회사 포스코 | 압연용 워크롤의 온도 제어 시스템 |
EP1808501A2 (en) * | 2006-05-22 | 2007-07-18 | Corus Technology BV | Method and apparatus for cooling a strip |
KR100815846B1 (ko) | 2006-12-26 | 2008-03-21 | 주식회사 포스코 | 강판 코팅설비의 서포트롤 과열 방지장치 |
WO2020235097A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | Okubo Yasuhiko | 冷却ロール |
CN113859979A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-31 | 深圳南玻科技有限公司 | 钢芯、陶瓷辊与辊台 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP14039699A patent/JP4250808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040022271A (ko) * | 2002-09-03 | 2004-03-12 | 주식회사 포스코 | 압연용 워크롤의 온도 제어 시스템 |
EP1808501A2 (en) * | 2006-05-22 | 2007-07-18 | Corus Technology BV | Method and apparatus for cooling a strip |
EP1808501A3 (en) * | 2006-05-22 | 2009-11-25 | Corus Technology BV | Method and apparatus for cooling a strip with a cooling roll |
KR100815846B1 (ko) | 2006-12-26 | 2008-03-21 | 주식회사 포스코 | 강판 코팅설비의 서포트롤 과열 방지장치 |
WO2020235097A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | Okubo Yasuhiko | 冷却ロール |
CN113859979A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-31 | 深圳南玻科技有限公司 | 钢芯、陶瓷辊与辊台 |
Also Published As
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JP4250808B2 (ja) | 2009-04-08 |
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