JP2000325574A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000325574A
JP2000325574A JP11136284A JP13628499A JP2000325574A JP 2000325574 A JP2000325574 A JP 2000325574A JP 11136284 A JP11136284 A JP 11136284A JP 13628499 A JP13628499 A JP 13628499A JP 2000325574 A JP2000325574 A JP 2000325574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者との間でトラブルが発生しないと共に
不正な特定遊技状態の発生を容易に行うことができない
弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 始動入賞口への入賞の有無に拘わらず特
定遊技状態を発生し得るように特定玉検出器の玉検出を
有効にする一方、始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態
中以外の期間は、特定受入口42への玉の投入及び停留
を禁止するように特定受入口42を被覆部材43a,4
3bで被覆したことにより、始動入賞遊技状態が終了し
たときには、被覆部材43a,43bで特定入賞領域が
被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解
できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがな
く、また、被覆部材43a,43bによって特定受入口
42が被覆されているので、簡単に玉を投入させること
ができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に設けら
れた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出
手段の玉検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞
球装置を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者に
とって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に
可変入賞球装置に受け入れられた打玉が可変入賞球装置
の入賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞して特定玉
検出手段により玉検出されたことを条件に特定遊技状態
となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装
置を駆動制御する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、第二種の弾球遊技機は、
始動入賞口への打玉の入賞に伴って可変入賞球装置を開
放し、その開放中に受け入れられた打玉が可変入賞球装
置に形成される特定入賞領域へ入賞(これをV入賞とも
いう)することにより特定遊技状態となって可変入賞球
装置を連続開放するようになっていた。このような弾球
遊技機においては、単に玉を可変入賞球装置の特定領域
へ入賞させるだけでは、特定遊技状態が発生するように
制御されるのではなく、始動入賞口への打玉の入賞から
所定時間経過するまでの間に玉が特定入賞領域に入賞し
たことを条件として特定遊技状態を発生させていた。つ
まり、始動入賞して所定時間が経過した後に玉が特定入
賞領域に入賞しても特定遊技状態が発生しない無効状態
とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、正当な遊技
の結果であっても、始動入賞したときから所定時間経過
した後に特定入賞領域への打玉の入賞があった場合には
特定遊技状態とならず、しかもその所定時間の経過がわ
かりにくいため、遊技者との間でトラブルが生ずるとい
う問題があった。このような問題を回避するためには、
始動入賞口への入賞に関係なく特定入賞領域への打玉の
入賞にだけ依存して特定遊技状態を発生し得るように制
御することが考えられるが、このような制御をした場合
には、不正行為(例えば、ガラス扉を不正に開放して玉
を特定入賞領域に投入して意図的に特定遊技状態を発生
させる行為)を容易に行うことができるという欠点があ
る。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、遊技者との間でトラブルが発生
しないと共に不正な特定遊技状態の発生を容易に行うこ
とができない弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段
の玉検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装
置を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとっ
て有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変
入賞球装置に受け入れられた打玉が可変入賞球装置の入
賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞して特定玉検出
手段により玉検出されたことを条件に特定遊技状態とな
って遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を
駆動制御する弾球遊技機において、前記始動入賞領域へ
の入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状態を発生し得る
ように前記特定玉検出手段の玉検出を有効にする一方、
前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間
は、前記特定入賞領域への玉の投入及び停留を禁止する
ように前記特定入賞領域を被覆部材で被覆したことを特
徴とする。このように構成することにより、始動入賞遊
技状態が終了したときには、被覆部材で特定入賞領域が
被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解
できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがな
く、また、不正に玉を特定入賞領域に入賞させようとし
ても、被覆部材によって特定入賞領域が被覆されている
ので、簡単に玉を投入させることができず、不正な特定
遊技状態の発生を抑制することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、遊技領
域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する
始動玉検出手段の玉検出により始動入賞遊技状態となっ
て可変入賞球装置を遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一
の状態中に可変入賞球装置に受け入れられた打玉が可変
入賞球装置の入賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞
して特定玉検出手段により玉検出されたことを条件に特
定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可
変入賞球装置を駆動制御する弾球遊技機において、前記
始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状
態を発生し得るように前記特定玉検出手段の玉検出を有
効にする一方、前記特定入賞領域への玉の投入及び停留
を禁止するように前記可変入賞球装置の前記入賞空間の
前面を前面遮蔽部材で被覆したことを特徴とする。この
ように構成することにより、始動入賞からの経過時間に
関係なく、打玉が特定入賞領域に入賞して特定玉検出手
段が作動すれば、特定遊技状態が発生するので、遊技者
との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に玉
を特定入賞領域に入賞させようとしても、前面遮蔽部材
によって可変入賞球装置の入賞空間の前面が被覆されて
いるので、簡単に玉を特定入賞領域に向けて投入させる
ことができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制するこ
とができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記可
変入賞球装置は、該可変入賞球装置に入賞した玉を検出
する入賞玉検出手段と、該可変入賞球装置から排出され
た玉を検出する排出玉検出手段と、を備え、前記入賞玉
検出手段の検出数と前記排出玉検出手段の検出数とが一
致したときに前記特定玉検出手段の玉検出の有効性を許
容することを特徴とする。このように構成することによ
り、不正に特定遊技状態を発生させようとしても玉を入
賞玉検出手段と排出玉検出手段とで検出させてその検出
数を一致させ且つ玉を特定入賞領域に入賞させなければ
ならないので、不正な特定遊技状態の発生をより抑制す
ることができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記入
賞玉検出手段の検出から所定期間経過しても前記入賞玉
検出手段の検出数と前記排出玉検出手段の検出数とが一
致しないことに基づいてその旨を報知する報知手段と、
該報知手段による報知が開始された後に前記入賞玉検出
手段の検出数と前記排出玉検出手段の検出数とが一致し
たことに基づいて前記報知手段による報知を終了させる
と共に報知前の遊技状態に復帰させる自動復帰手段と、
を備えたことを特徴とする。このように構成することに
より、可変入賞球装置に入賞した打玉に関して入賞玉と
排出玉とが一致しないトラブルが生じたときに、その旨
が報知されるので、店員の迅速な処置を促すことができ
ると共に、処置を行う前に若しくは処置を行って入賞玉
と排出玉とが一致したときには、自動的に報知前の遊技
状態が復帰し、遊技を継続することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を形成している。遊技
領域3のほぼ中央には、可変入賞球装置20が配置され
ている。可変入賞球装置20の下方には、それぞれ始動
玉検出器5a〜5cを内蔵した左,中,右の始動入賞口
4a〜4cが配置されている。始動入賞口4a〜4cに
打玉が入賞すると、これを始動玉検出器5a〜5cが検
出することで、可変入賞球装置20を所定期間開放する
ようになっている。なお、始動入賞口4a〜4cのうち
左右の始動入賞口4a,4cに入賞した場合は、可変入
賞球装置20の開閉片23a,23bを1回開放し、始
動入賞口4a〜4cのうち中央の始動入賞口4bに入賞
した場合は、可変入賞球装置20の開閉片23a,23
bを2回開放するようになっている。また、このように
始動玉検出器5a〜5cの入賞検出に伴って可変入賞球
装置20が開放動作を行う状態を始動入賞遊技状態とい
う。また、遊技領域3には、上記した構成以外にも、風
車ランプ7a,7bを内蔵した風車6a,6b、風車8
a,8b、サイドランプ10a,10bを内蔵したサイ
ドランプ飾り9a,9b、アウト口11、等が設けられ
ている。
【0009】次に、可変入賞球装置20について、図2
乃至図4を参照して説明する。可変入賞球装置20は、
図2に示すように、当該可変入賞球装置20を遊技盤1
の表面に取り付けるための取付基板21を有し、該取付
基板21には、上部入賞空間22と下部入賞空間30が
形成されている。また、取付基板21には、上部入賞空
間22に打玉を導くための左右一対の開閉片23a,2
3bが回動可能に設けられている。開閉片23a,23
bは、それぞれ周知のリンク機構を介してソレノイド2
4a,24bが連結され、該ソレノイド24a,24b
がONしたときに、上部入賞空間22を開放する方向に
回動する(図2の一点鎖線で示す位置)一方、ソレノイ
ド24a,24bがOFFしたときに、上部入賞空間2
2を閉鎖する方向に回動する(図2の実線で示す位置)
ようになっている。上部入賞空間22の底壁部分には、
上部入賞空間22に入賞した打玉を検出する左右一対の
入賞玉検出器25a,25bが設けられている。なお、
入賞玉検出器25a,25bで検出された入賞玉は、入
賞玉検出器25a,25bを通過した後、取付基板21
の左右両側に形成された玉通路26a,26bを通って
玉排出口27a,27bから下部入賞空間30に送り込
まれるようになっている。また、上部入賞空間22内の
後面壁には、後で詳述する特定遊技状態での開閉片23
a,23bの残り開放回数を表示する残り回数表示器2
8と、可変入賞球装置20への入賞個数を表示する入賞
個数表示器29と、が設けられている。
【0010】一方、下部入賞空間30には、前記玉排出
口27a,27bから送り込まれた入賞玉を後方に向か
って転動させる下部転動板31と、該下部転動板31の
下流端に形成された開口32と、該開口32を落下した
玉を検出する左右一対の排出玉検出器33a,33b
と、開口32を開閉する開閉板34と、該開閉板34の
上方位置で回転する回転ドラム36と、該回転ドラム3
6の上端部後方に配された上部転動板40と、が設けら
れている。開閉板34は、ソレノイド35が連結され、
該ソレノイド35がONしたときに、開口32を閉鎖す
る方向に進出移動する一方、ソレノイド35がOFFし
たときに、開口32を開放する方向に退行移動するよう
になっている。回転ドラム36は、複数の連結ギヤ37
a〜37cを介してモータ38が連結され、該モータ3
8の駆動に伴って常時一定速度で一方向(図4に示す矢
印方向)に回転するようになっている。また、回転ドラ
ム36の周面には、左,中,右の横一列3箇所に永久磁
石39a〜39cが埋設されている。これにより、回転
ドラム36は、開閉板34による開口32の閉鎖状態
で、開閉板34上に停留される玉を永久磁石39a〜3
9cの磁力によって吸引し、これを回転動作に伴って上
部転動板40に送り込むようになっている。
【0011】上部転動板40の後方側には、中央を境と
して左右方向に下り傾斜する各傾斜部40a,40bが
形成されており、該傾斜部40a,40bの下流側(左
右両側)には、傾斜部40a,40bを転動した玉を再
度下部転動板31上に送り込む玉通路41a,41bが
形成されている。なお、傾斜部40a,40bは、後方
側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の
後方中央には、特定受入口42が設けられ、該特定受入
口42の前方には、本実施形態の要部を構成する左右一
対の被覆部材43a,43bが設けられている。
【0012】ここで被覆部材43a,43bについて詳
細に説明すると、被覆部材43a,43bには、それぞ
れ回転軸44a,44bが一体的に取り付けられ、該回
転軸44a,44bの後端には、ラッチ式のソレノイド
45を連結した昇降部材46と連係する連結部材46
a,46bが一体的に取り付けられている。なお、昇降
部材46及び連結部材46a,46bは、ソレノイド4
5を構成するプランジャ45aの昇降動作を回転軸44
a,44b(被覆部材43a,43b)の回転動作に変
換するものである。これにより、被覆部材43a,43
bは、ラッチ式のソレノイド45がONする毎に、特定
受入口42の前方を被覆する方向と特定受入口42前方
の被覆を解除する方向とに交互に回転させるようになっ
ている。
【0013】ところで、被覆部材43a,43bは、図
2に示すように、正面から見て非対称の大きさとなるよ
うに形成されると共にその前面が左右に向かって下り傾
斜する傾斜面となっておりさらに左右両サイドからの玉
の投入を阻止する側面被覆板50a,50bが一体的に
形成されている。被覆部材43a,43bは、このよう
な形状を有することにより、特定受入口42の前方を被
覆した状態においては、前記回転ドラム36の中央の永
久磁石39bに吸着された打玉が被覆部材43a,43
bの位置に到達しても、左右の被覆部材43a,43b
の対向する部分(継ぎ目の部分)と一致しないため停留
せずに被覆部材43bの前面傾斜面に沿って右側に誘導
され、また、正面及び側方から玉を意図的に特定受入口
42に投入できないようになっている。特定受入口42
に玉を意図的に投入するためには、被覆部材42a,4
2bの被覆状態を解除するためには、被覆部材42a,
42bを無理やり左右方向に開放しなければならない
が、可変入賞球装置20の狭い下部入賞空間30に指を
入れて開放させることは極めて困難である。
【0014】しかして、上記のように構成される被覆部
材43a,43bは、始動入賞遊技状態中及び後述する
特定遊技状態中以外の期間は、前記特定受入口42を被
覆する状態を維持するものである。また、始動入賞遊技
状態中においては、始動入賞時(又は入賞玉検出器25
a,25bが打玉を検出した時でも良い)に被覆状態を
解除し、所定時間(可変入賞球装置20に受入れられた
打玉が特定受入口42に到達するに十分な時間)が経過
したときに被覆状態に復帰するように駆動制御されるも
のである。更に、特定遊技状態中においては、後述する
開閉サイクルの前半(例えば、9回の開閉動作又は5個
の入賞)までは被覆状態とされ、開閉サイクルの後半に
被覆状態を解除するように駆動制御されるものである。
【0015】なお、被覆部材43a,43bは、上記の
形状及び構造に限られるものではなく、特定受入口42
に玉を投入できない及び停留できない構造であれば、特
定受入口42を完全に被覆しても良いし、部分的に被覆
しても良いし、更に、回動動作によって被覆するもので
なくてもスライド動作によって被覆しても良く、駆動源
もソレノイドではなくモータ等であっても良い。
【0016】また、特定受入口42の外周には、装飾用
のLED表示器47が複数設けられる一方、特定受入口
42の内部には、特定受入口42に入った玉を検出する
特定玉検出器48が設けられている。特定玉検出器48
の下流側には、検出した玉を開閉板34の下方位置を通
して排出玉検出器33aに送り込む玉通路49が形成さ
れている。なお、可変入賞球装置20の取付基板21に
は、前記上部入賞空間22の前面開口の上辺及び側辺に
沿って上部障害突起51が突設され、前記下部入賞空間
30の前面開口の下辺及び側辺に沿って囲い枠55が突
設され、これらの上部障害突起51と前記開閉片23
a,23bと囲い枠55とによって遊技領域3と上部入
賞空間22及び下部入賞空間30とが区画されている。
そして、上部障害突起51の上方に通常の入賞口52が
開設される。また、開閉片23a,23bの基部(軸支
部)を被覆するようにその前面に上部装飾板53が取り
付けられ、囲い枠55の前面下部に下部装飾板54が取
り付けられている。
【0017】ところで、上記した可変入賞球装置20等
を構成する各種作動部材は、図5に示すように、CPU
61、ROM62、及びRAM63を備えた遊技制御回
路基板60によってその作動が制御されるようになって
いる。具体的に、遊技制御回路基板60は、特定玉検出
器48、始動玉検出器5a〜5c、排出玉検出器33
a,33b、及び入賞玉検出器25a,25bから個々
の検出信号を入力する。そして、これら検出信号の入力
に基づいて、遊技制御回路基板60は、サイドランプ1
0a,10b、風車ランプ7a,7b、各ソレノイド2
4a,24b,35,45、モータ38、残り回数表示
器28、LED表示器47、入賞個数表示器29、及び
スピーカ64の各種作動部材に制御信号を出力して各種
作動部材の作動を所定態様で制御する。なお、スピーカ
64に対しては、別途制御基板を介して制御されるもの
でもよい。
【0018】次に、上記した遊技制御回路基板60によ
る可変入賞球装置20の作動制御について説明する。先
ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレ
ノイド24a,24bが所定時間ONされて開閉片23
a,23bが開放すると同時にソレノイド45がONさ
れて被覆部材43a,43bが特定受入口42の被覆状
態を解除する。開閉片23a,23bの開放動作中に打
玉が上部入賞空間22内に入賞すると、その入賞玉は入
賞玉検出器25a,25bを通って下部入賞空間30に
送り込まれる。また、開閉板34は、遊技制御回路基板
60によるソレノイド35のON制御により、入賞玉検
出器25a,25bが入賞玉を検出してから所定時間が
経過するまで開口32を閉鎖する方向に移動する。そし
て、下部入賞空間30に送り込まれた玉は、開口32の
閉鎖時間内で回転ドラム36のいずれかの永久磁石39
a〜39cに吸引されると、回転ドラム36の回転に伴
って上部転動板40に送り込まれる。
【0019】このとき、開閉板34上に停留された入賞
玉が左右の永久磁石39a,39cに吸引された場合、
その入賞玉は、100%の確率で玉通路41a,41b
に送られる。なお、この時点で、開閉板34は、遊技制
御回路基板60によるソレノイド35のOFF制御によ
り、開口32を開放する方向に移動している。そして、
玉通路41a,41bに送られた玉は、下部転動板31
を通って開口32を落下し、排出玉検出器33a,33
bに送り込まれる。一方、開閉板34上に停留された入
賞玉が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その入
賞玉は、かなり高い確率(100%ではない)で特定受
入口42に送られる。そして、特定受入口42に送られ
た玉(V入賞した玉)は、特定玉検出器48を通過した
後に玉通路49を通って排出玉検出器33aに送り込ま
れる。また、このとき、特定玉検出器48での玉の通過
(特定玉検出器48による玉の検出)によって特定遊技
状態が発生する(実際は、特定遊技状態を発生させる権
利が得られるだけで、入賞玉数と排出玉数とが一致した
時点で初めて特定遊技状態が発生する)。なお、排出玉
検出器33a,33bを通過した玉は、図示しない玉通
路を通って入賞玉集合カバー体(図示しないが遊技盤1
の裏面に固着される)に集められる。また、排出玉検出
器などは、入賞玉集合カバー体などに設けられるもので
もよい。そして、再度ソレノイド45がONされて被覆
部材43a,43bが特定受入口42を被覆した状態で
始動入賞遊技状態を終了する。なお、再度ソレノイド4
5がONして被覆部材43a,43bが特定受入口42
を被覆する条件は、開閉片23a,23bが開放して所
定時間経過したのにも拘わらず入賞玉検出器25a,2
5bがONしなかったと判別されたとき、開閉片23
a,23bが開放して所定時間内に入賞玉検出器25
a,25bによる検出数と排出玉検出器33a,33b
による検出数が一致したとき、特定玉検出器48がON
したとき、の何れかであるが、他の条件で被覆しても良
い。ただし、上記のような条件で被覆するようにすれ
ば、V入賞する可能性があるときに被覆しないようにで
きるので遊技者に不満を抱かせることがない。
【0020】次に、特定遊技状態が発生した場合におい
ては、遊技制御回路基板60によりソレノイド35がO
N/OFF制御されることで、開閉片23a,23bが
所定時間の開放動作を18回繰り返す(18回の開閉サ
イクル)。なお、開閉サイクルが18回終了する以前
に、10個の入賞玉が入賞玉検出器25a,25bによ
って検出された場合には、その時点で開閉片23a,2
3bの開放動作を終了する。また、開閉片23a,23
bの開閉サイクル中は、ソレノイド35が常時ONされ
ることで、開閉板34は常に開口32を閉鎖する。これ
により、開閉サイクル中に可変入賞球装置20に入賞し
た玉は、開閉サイクルの終了時点までは開口32を落下
することがない。従って、開閉板34上に停留された入
賞玉が左右の永久磁石39a,39cに吸引された場
合、その入賞玉は、玉通路41a,41bを通って下部
転動板31に送り込まれ、再度開閉板34上に停留され
る。一方、開閉板34上に停留された入賞玉が中央の永
久磁石39bに吸引された場合、その入賞玉は、特定受
入口42前方の被覆部材43a,43bに受け止められ
てその前面傾斜面に沿って右側に誘導され再度下部転動
板31に送り込まれる。
【0021】上記した開閉サイクルの前半(例えば、9
回の開閉動作の終了又は5個の入賞玉の発生)が終了し
た場合には、ラッチ式のソレノイド45がONされ被覆
部材43a,43bの被覆状態を解除して特定受入口4
2を開放する。その後、開閉サイクルの終了と同時に、
ソレノイド35がOFFされることで、開閉板34は開
口32を開放し、ソレノイド45がONされることで、
被覆部材43a,43bは特定受入口42前方を被覆す
る。ただし、被覆部材43a,43bの開放中に永久磁
石39bに吸着された打玉が特定受入口42に入った場
合には、特定玉検出器48を通過することで、以上のよ
うな18回の開閉サイクルの継続権を成立させると共に
直ちに当該開閉サイクルを終了し、所定のインターバル
時間の経過後に再度開閉片23a,23bを開放する。
なお、開閉サイクルの許容継続回数は、最高16回(1
6ラウンド)まで許容されるようになっている。また、
このような特定遊技状態において、残り回数表示器28
は、開閉片23a,23bの残り開放回数(残りのラウ
ンド回数)を表示し、入賞個数表示器29は、1ラウン
ド毎に入賞個数を表示するようになっている。また、開
閉サイクル及びラウンド回数は、特に18回、及び16
回に限定せず、1回でも複数回でもよく、さらには可変
表示器でラウンド回数を決定するようなものでもよい。
【0022】次に、前記遊技制御回路基板60による始
動入賞遊技状態における制御(以下、始動入賞制御とい
う)を図6を参照して説明する。なお、以下に説明する
始動入賞制御において、初期状態でV受付(これを特定
玉検出有効期間ともいう)は有効状態になっている。こ
こでいうV受付の有効とは、特定玉検出器48での玉の
検出動作を有効にして特定遊技状態を発生させることが
可能な状態とすることをいう。
【0023】図6のフローチャートにおいて、先ず、始
動入賞口4a〜4cへの入賞があるか否か、言い換えれ
ば始動玉検出器5a〜5cがONしたか否かを判別する
(S1)。S1で始動入賞口4a〜4cへの入賞がある
と判別すると、その時点で始動入賞口4a〜4cへの入
賞(始動玉検出器5a〜5cでの入賞玉の検出動作)を
無効(S2)にしてタイマをスタートさせる(S3)。
そして、タイマ値が1.5を越えた場合、言い換えれば
始動入賞口4a〜4cへの入賞時点から1.5秒が経過
すると(S4)、次に入賞が始動入賞口4a,4cへの
入賞であるか否か、即ち開閉片23a,23bを1回開
放する入賞であるか否かを判別する(S5)。S5で始
動入賞口4a,4cへの入賞でないとき、即ち始動入賞
口4bへの入賞であり、開閉片23a,23bを2回開
放する入賞の場合は、2回開放時の始動入賞制御(S
6;以下に説明する1回開放時の制御とはタイマ値が異
なり、さらに1回目の開放と2回目の開放との間のイン
ターバル中も入賞があるか監視を行う制御を除いてS6
〜S36と同様の制御)を行ってメインフローに復帰す
る。
【0024】そして、S5で始動入賞口4a,4cへの
入賞であり、開閉片23a,23bを1回開放する入賞
の場合は、開閉片23a,23b(以下、これを大入賞
口ともいう)を開放して(S7)、タイマ値が2.0と
なったか否か、言い換えれば始動入賞口4a,4cへの
入賞時点から2.0秒が経過したか否かを判別する(S
8)。S8で2.0秒が経過していない場合には、入賞
玉の有無(入賞玉検出器25a,25bのON/OF
F)を判別し(S9)、入賞玉がないときは前記S8に
戻る一方、入賞玉があるときは後述するS21に移行す
る。一方、S8で2.0秒が経過した場合には、大入賞
口を閉鎖し(S10)、入賞玉の有無を判別する(S1
1)。S11で入賞玉がある場合は、S21に移行する
一方、入賞玉がない場合は、排出玉の有無(排出玉検出
器33a,33bのON/OFF)を判別する(S1
2)。S12で排出玉がある場合は、後述するS32に
移行する一方、排出玉がない場合は、タイマ値が3.0
となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a,4cへ
の入賞時点から3.0秒(大入賞口が閉鎖してから1.
0秒)が経過したか否かを判別する(S13)。S13
で3.0秒が経過していない場合には、前記S11に戻
る一方、3.0秒が経過した場合には、始動口の無効を
解除(有効に)する(S14)。この3.0秒(大入賞
口が閉鎖してから1.0秒)は、入賞した入賞玉が入賞
玉検出器25a,25bで検出されるのに十分な時間に
設定しているので、この時間が経過したのにも拘わら
ず、入賞玉の検出がないときは、入賞した玉がないと判
断して、始動口の無効を解除し(有効にし)、即座に次
の始動入賞を受け付けるようにできる分けである。その
後は、タイマをクリア(S15)すると共に、カウンタ
をクリア(S16)する。そして、エラー報知2の実施
中であるか否かを判別し(S17)、エラー報知2の実
施中でないときはそのまま後述するS19に移行する一
方、エラー報知2の実施中のときはエラー解除(S1
8)を行ってS19に移行する。S19では、V入賞の
有無(特定玉検出器48のONによってV入賞フラグが
セットされたか否か)を判別する。S19でV入賞がな
い場合は、そのままメインフローに復帰する一方、V入
賞がある場合は、V入賞フラグをクリアして後述する大
当り制御(S20)を行い、その後メインフローに復帰
する。
【0025】また、S21では、入賞玉検出器25a,
25bで検出した入賞玉のカウント数(同図中には、入
賞玉カウンタと記載)が、排出玉検出器33a,33b
で検出した入賞玉のカウント数(同図中には、排出玉カ
ウンタと記載)と一致するか否かを判別することで、下
部入賞空間30内に入賞玉が残留しているか否かを判別
する。S21で排出玉カウンタが入賞玉カウンタと一致
して下部入賞空間30内に入賞玉が残留していないと判
別した場合は、前記S15に移行する一方、排出玉カウ
ンタが入賞玉カウンタと一致せずに下部入賞空間30内
に入賞玉が残留していると判別した場合は、タイマ値が
12となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a〜4
cへの入賞時点から12秒(大入賞口が閉鎖してから1
0秒)が経過したか否かを判別する(S22)。S22
で12秒が経過していないときはそのまま後述するS2
5に移行する一方、12秒が経過したときはタイマをク
リアする(S23)。そして、エラー報知2(表示器2
8,29で「E2」と表示)を実施すると共に遊技を不
能動化して(S24)、S25に移行する。つまり、入
賞玉が排出されるのに十分な時間が経過しているのにも
拘わらず、玉が排出されない状態なので、玉詰まりした
ことなどが考えられるため、遊技を中断(待機状態)
し、異常状態を報知するのである。S25では、V入賞
の有無を判別し、V入賞がない場合は、そのまま前記S
21に移行する一方、V入賞がある場合は、V受付を終
了(S26)した後、言い換えれば特定玉検出器48に
よる通過玉の検出を無効(特定玉検出有効期間を無効)
にした後に前記S21に移行する(V入賞があったとき
はV入賞フラグがセットされる)。
【0026】また、前記S1で始動入賞口4a〜4cへ
の入賞がないと判別した場合は、V入賞の有無(特定玉
検出器48のONによってV入賞フラグがセットされた
か否か)を判別する(S27)。S27でV入賞がない
場合は、そのままメインフローに復帰する一方、V入賞
がある場合は、V受付を終了(S28)した後に排出玉
の有無(排出玉検出器33a,33bのON/OFF)
を判別する(S29)。S29で排出玉を検出すると、
次に排出玉カウンタが入賞玉カウンタと一致したか否か
を判別する(S30)。そして、S30で排出玉カウン
タが入賞玉カウンタと一致したことを判別すると、入賞
玉及び排出玉のカウンタをクリア(S31)して前記S
20に移行する。なお、S30において、入賞玉カウン
タと排出玉カウンタとが一致しない限りS31に進まな
いように制御されるが、所定時間経過しても一致しない
場合には、S22〜S24と同様に処理を実行させても
良い。
【0027】また、入賞玉が無いにも拘わらず前記S1
2で排出玉があったと判別された場合は、S32に移行
する。S32では、エラー報知1(表示器28,29で
「E1」と表示)を実施すると共に遊技を不能動化す
る。これによって入賞玉検出器25a,25bの移動
(所謂引き抜き)などの不正行為が防止できる。その後
は、タイマをクリア(S33)すると共に、カウンタを
クリア(S34)し、入賞玉の有無を判別する(S3
5)。S35で入賞玉がないときは前記S32に戻る一
方、入賞玉があるときはエラー解除(S36)を行って
メインフローに復帰する。
【0028】なお、上記した制御において、開閉片23
a,23bの開放中に入賞玉検出器25a,25bで入
賞が検出される可能性がないような構造とした場合に
は、S9のステップを削除するようにしてもよい。ま
た、図6の制御では、S12で排出玉の有無を判別し、
排出玉がある場合にエラー報知1を行うようにしている
が、行わないようにしてもよい。
【0029】また、上記S29の判別ステップで排出玉
の検出がある場合、これに伴って大当り制御を行うよう
にしてもよい。つまり、入賞玉検出器25a,25bに
よる入賞玉の検出がなくても大当りを発生させるように
してもよい。また、S29で所定時間待っても排出玉の
検出がない場合は、そのままエラーをかける(遊技を不
能動化したり、音やランプで異常報知する)ようにして
もよく、S30で排出玉カウンタが入賞玉カウンタと一
致しないときも同様にエラーをかけてもよい。また、上
記した制御では、V入賞したら、入賞玉数と排出玉数と
が一致するまで(排出玉が検出されるまで)Vを無効に
しているが、この間もV入賞を受け付ける(有効にす
る)ようにしてもよい。具体的には、S28のステップ
をなくして、大当りするまでの間のV入賞を無視しない
構成でもよい。つまり、その間に例えばもう1個V入賞
したときは、2ラウンド目から特定遊技状態が始まる。
言い換えれば、正規なV入賞でなくともV入賞したとし
て継続権が成立し、次のラウンドに移行してしまうもの
である。それ故、V入賞してからVを無効にする方が望
ましいのである。
【0030】次に、上記した始動入賞制御の具体的な制
御を図7乃至図12を参照して説明する。なお、通常の
遊技状態において、始動有効期間は、始動玉検出器5a
〜5cがONするまで有効が継続され、特定玉有効期間
は、特定玉検出器48がONするまで有効が継続され
る。先ず、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b
又は大入賞口ともいう)の1回の開放動作(始動入賞口4
a,4cへの入賞に伴う開放動作) において入賞がない
場合は、図7に示すように、左右の始動玉検出器5a,
5cがONすると、そのON時点から始動有効期間が無
効となる。また、始動玉検出器5a,5cのON時点か
ら1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片2
3a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.50
0秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23b
の開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞せず、入
賞玉検出器25a,25bがONしないと、開閉片23
a,23bの閉鎖から1.000秒後に始動有効期間が
有効に切り替わる。但し、この構成において、排出玉検
出器33a,33bだけがONした場合は、エラーとな
る。一方、特定玉有効期間は、特定玉検出器48による
通過玉の検出がないため、無効に切り替わることなく有
効が継続する。
【0031】次に、可変入賞球装置20(開閉片23
a,23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへ
の入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉
が正常に排出された場合は、図8に示すように、左右の
始動玉検出器5a,5cがONすると、そのON時点か
ら始動有効期間が無効となる。また、始動玉検出器5
a,5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞
球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24
a,24b)が0.500秒間開放(ON)する。そし
て、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置2
0内に打玉が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片2
3a,23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点ま
でに入賞玉検出器25a,25bによる入賞玉の検出が
あると、その入賞玉が排出玉検出器33a,33bによ
り排出玉として検出された時点(排出玉検出器33a,
33bがONした時点)で始動有効期間は有効に切り替
えられる。なお、可変入賞球装置20の開閉片23a,
23bの閉鎖から1.000秒が経過するまでに入賞玉
検出器25a,25bにより2個目以降の入賞玉の検出
がある場合では、排出玉検出器33a,33bが最後に
ONした時点(図8においては、2個の入賞がある場合
を例示しているため、排出玉検出器33a,33bが2
個目の入賞玉を検出した時点)で始動有効期間は有効に
切り替えられる。また、図8において、特定玉有効期間
は、特定玉検出器48による通過玉の検出がないため、
無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0032】次に、可変入賞球装置20(開閉片23
a,23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへ
の入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉
が正常に排出されなかった場合は、図9に示すように、
左右の始動玉検出器5a,5cがONすると、そのON
時点から始動有効期間が無効となる。また、始動玉検出
器5a,5cのON時点から1.500秒後には、可変
入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド2
4a,24b)が0.500秒間開放(ON)する。そし
て、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置2
0内に打玉が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片2
3a,23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点ま
でに入賞玉検出器25a,25bによる入賞玉の検出が
あり、その後、可変入賞球装置20の開閉片23a,2
3bの閉鎖から10.000秒が経過した時点までに排
出玉検出器33a,33bがONしないと、この時点で
異常発生と判断してエラー報知(エラー報知2と共に遊
技不能動化)を行う。また、図9において、特定玉有効
期間は、特定玉検出器48による通過玉の検出がないた
め、無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0033】次に、可変入賞球装置20(開閉片23
a,23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへ
の入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉
が正常に排出され且つ特定玉検出がある場合は、図10
に示すように、左右の始動玉検出器5a,5cがONす
ると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。ま
た、始動玉検出器5a,5cのON時点から1.500
秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b
(ソレノイド24a,24b)が0.500秒間開放
(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に
可変入賞球装置20内に打玉が入賞して、可変入賞球装
置20の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒
が経過した時点までに入賞玉検出器25a,25bによ
る入賞玉の検出があり、その後、特定玉検出器48がO
NしてV入賞があると、その時点で特定玉有効期間は、
無効に切り替わる。また、そのV入賞時点で音やランプ
によってV入賞した旨を報知(大当り報知)する。そし
て、特定玉検出器48で検出された玉が排出玉検出器3
3a,33bで検出された時点から所定期間(1.5
秒)のインターバルを置いた後に特定遊技状態を発生さ
せる。なお、始動有効期間は、入賞玉検出器25a,2
5bによる玉検出後、無効が継続される。また、特定玉
有効期間は、特定遊技状態としての可変入賞球装置20
の開閉片23a,23bの開放と同時に再度有効にな
る。但し、特定玉検出器48で検出された玉が排出玉検
出器33a,33bで検出される、即ち入賞玉数と排出
玉数が一致しなければ、特定玉有効期間は無効のままで
特定遊技状態も発生させない。
【0034】ところで、上記図10に示したように、本
実施形態では、少なくともV入賞してから入賞玉数と排
出玉数とが一致するまで(実施形態中では、次のラウン
ドの開始時点まで)、V入賞を無効にしているので、V
に連続入賞(特定玉検出器48が連続的に通過玉を検
出)することがあっても、2個目以降のV入賞によって
特定遊技状態が不本意に継続してしまう(1ラウンド分
の開閉動作をすることなく次のラウンドに進む)ことが
ない。また、本実施形態のように、入賞玉数と排出玉数
とが一致してから所定期間V入賞を無効にしてもいい
し、入賞玉数と排出玉数とが一致した時点で即座に(一
致と同時に)V入賞を有効にして大当り動作するように
してもいい。また、V入賞してから入賞玉数と排出玉数
とが一致するのに十分な時間を待ちその間V入賞を無効
にして、その後、入賞玉数と排出玉数とが一致すれば大
当りにする一方、入賞玉数と排出玉数とが一致しなけれ
ばエラーをかける(遊技を不能動化したり、音やランプ
で異常報知する)ようにしてもよい。
【0035】次に、可変入賞球装置20(開閉片23
a,23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞
に伴う開放動作) において入賞がない場合は、図11に
示すように、中央の始動玉検出器5bがONすると、そ
のON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動
玉検出器5bのON時点から1.500秒後には、可変
入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド2
4a,24b)が0.800秒間開放(ON)し、0.9
00秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度
0.800秒間開放(ON)する。そして、開閉片23
a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入
賞せず、入賞玉検出器25a,25bがONしないと、
開閉片23a,23bの2回目の開放動作における閉鎖
から1.000秒後に始動有効期間が有効に切り替わ
る。但し、排出玉検出器33a,33bだけがONした
ときには、エラーとなる。一方、特定玉有効期間は、特
定玉検出器48による通過玉の検出がないため、無効に
切り替わることなく有効が継続する。
【0036】次に、可変入賞球装置20(開閉片23
a,23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞
に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉が正常
に排出された場合は、図12に示すように、中央の始動
玉検出器5bがONすると、そのON時点から始動有効
期間が無効となる。また、始動玉検出器5bのON時点
から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片
23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.8
00秒間開放(ON)し、0.900秒間のインターバル
(閉鎖)を置いた後に、再度0.800秒間開放(ON)
する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入
賞球装置20内に打玉が入賞して、可変入賞球装置20
の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒が経過
した時点までに入賞玉検出器25a,25bによる入賞
玉の検出があると、その入賞玉が排出玉検出器33a,
33bにより排出玉として検出された時点(排出玉検出
器33a,33bがONした時点)で始動有効期間は有
効に切り替えられる。なお、可変入賞球装置20の開閉
片23a,23bの2回目の閉鎖から1.000秒が経
過するまでに入賞玉検出器25a,25bにより2個目
以降の入賞玉の検出がある場合では、排出玉検出器33
a,33bが最後にONした時点(図12においては、
2個の入賞がある場合を例示しているため、排出玉検出
器33a,33bが2個目の入賞玉を検出した時点)で
始動有効期間は有効に切り替えられる。また、図12に
おいて、特定玉有効期間は、特定玉検出器48による通
過玉の検出がないため、無効に切り替わることなく有効
が継続する。
【0037】ところで、従来では、始動入賞があった場
合、可変入賞球装置を閉鎖してから所定時間(特定玉有
効期間を含む)までを始動有効期間の無効期間として予
め設定していた。このため、可変入賞球装置への入賞が
ない場合でも始動入賞の無効期間が長くなってしまい、
この時間が無駄な時間となっていた。そこで、従来で
は、入賞玉が入賞空間内を落下するのに十分で且つ短い
時間を設定しなければならないので面倒であった。これ
に対して、上記した図6に示す始動入賞制御の構成によ
れば、入賞がないにも拘わらず始動入賞の無効期間が経
過するのを待つ必要がない。さらには、異常を判断する
ためだけの時間を設定すればよく、可変入賞球装置(役
物)内で玉を遊ばせる時間を長くとることができる。
【0038】なお、始動有効期間の制御は、上記した構
成に限定しない。例えば、始動入賞時から大入賞口が開
くまで始動有効期間を有効にするようにしてもよい。ま
た、可変入賞球装置において、開閉部材(開閉片)は1つ
でもよく、横スライド方式や前後開放方式のものであっ
てもよい。また、入賞玉検出器等の玉の検出手段は、フ
ォトスイッチやマイクロスイッチ等でもよく、実施形態
中に記載のものに限定しない。
【0039】次に、前述した図6の始動入賞制御におけ
る大当り制御(S20)を図13を参照して説明する。
図13のフローチャートにおいて、先ず、インターバル
タイマをスタートさせる(SA1)。そして、SA1で
インターバルタイマのタイマ値が1.5となったか否
か、言い換えればインターバルタイマのスタート時点か
ら1.5秒が経過したか否かを判別し(SA2)、1.
5秒が経過したら、タイマをクリア(SA3)した後
に、ラウンド数カウンタに1を加算する(SA4)。そ
の後、ラウンド数カウンタが16であるか否かを判別し
(SA5)、ラウンド数カウンタが16のときは、その
まま後述するSA7に移行する一方、ラウンド数カウン
タが16以外のときは、V受付を有効(SA6)にした
後に、SA7に移行する。SA7では、始動口(始動玉
検出器5a〜5cの検出)を無効にし、次に開閉片23
a,23bの開閉動作を行う(SA8)。その後、入賞
玉カウンタ(入賞玉検出器25a,25bによってカウ
ントされた入賞玉数)が10であるか否かを判別する
(SA9)。SA9で入賞玉カウンタが10の場合は、
タイマをスタートさせる(SA10)と共に開閉片23
a,23bの開閉動作を終了させて(SA11)、後述
するSA14へ移行する。一方、SA9で入賞玉カウン
タが10でない場合は、開閉片23a,23bが18回
開放したか否かを判別し(SA12)、18回開放した
場合は、SA10に移行する一方、18回開放していな
い場合は、V入賞しているか否かを判別する(SA1
3)。SA13でV入賞していない場合は、前記SA8
に移行する一方、V入賞している場合は、前記SA10
に移行する。
【0040】また、SA14では、タイマ値が10とな
ったか否か、言い換えれば10個の入賞玉が検出された
時点あるいは開閉片23a,23bが18回の開放を終
了した時点から10秒が経過したか否かを判別する。S
A14で10秒が経過していない場合には、入賞玉カウ
ンタと排出玉カウンタとが一致するか否かを判別する
(SA15)。そして、SA15で排出玉カウンタが入
賞玉カウンタと一致しない場合は、V入賞しているか否
かを判別し(SA16)、V入賞していない場合は、前
記SA14に移行する一方、V入賞している場合は、後
述するSA21に移行する。また、SA15で入賞玉カ
ウンタと排出玉カウンタとが一致する場合は、V受付を
有効(SA17)にする(既にV受付有効であればV受
付有効を継続)と共に始動口を有効(SA18)にし、
その後、タイマをクリア(SA19)すると共にカウン
タをクリア(SA20)して(ラウンド数カウンタを含
め入賞玉カウンタ、排出玉カウンタ、V入賞フラグも合
わせてクリアする)メインフローに復帰する。なお、S
A17のステップでは、最終ラウンド時にはV受付を無
効から有効に切り替え、最終ラウンド時以外はV受付の
有効を継続するものである。
【0041】また、SA21では、V受付を終了する。
その後は、SA22に進んで、入賞玉カウンタと排出玉
カウンタとが一致するか否かを判別する。SA22で排
出玉カウンタが入賞玉カウンタと一致しない場合は、後
述するSA28に移行する一方、排出玉カウンタが入賞
玉カウンタと一致する場合は、ラウンド数カウンタが1
6であるか否か、言い換えれば特定遊技状態が最終ラウ
ンドとなる16ラウンド中であるか否かを判別する(S
A23)。SA23で16ラウンド中の場合は、前記S
A17に移行する一方、16ラウンド以外のラウンド中
の場合は、インターバルタイマをスタートさせる(SA
24)。そして、SA25でインターバルタイマのタイ
マ値が1.5となったか否か、言い換えればインターバ
ルタイマのスタート時点から1.5秒が経過したか否か
を判別し、1.5秒が経過したら、インターバルタイマ
をクリア(SA26)すると共にカウンタをクリア(S
A27)して(ラウンド数カウンタはクリアせず、入賞
玉カウンタ、排出玉カウンタ、に合わせてV入賞フラグ
もクリアする)、前記SA4に戻る。
【0042】また、SA28では、タイマ値が10とな
ったか否か、言い換えれば10個の入賞玉が検出された
時点あるいは開閉片23a,23bが18回の開放を終
了した時点から10秒が経過したか否かを判別する。S
A28で10秒が経過していない場合には、前記SA2
1に移行する一方、10秒が経過した場合には、エラー
報知2を実施すると共に遊技を不能動化して(SA2
9)、SA30に移行する。SA30では、V入賞して
いるか否かを判別し、V入賞している場合は、後述する
SA33に移行する。一方、SA30でV入賞していな
い場合は、入賞玉カウンタと排出玉カウンタとが一致す
るか否かを判別する(SA31)。SA31で入賞玉カ
ウンタと排出玉カウンタとが一致する場合は、エラー解
除(SA32)を行って前記SA17に移行する一方、
排出玉カウンタが入賞玉カウンタと一致しない場合は、
前記SA29に移行する。また、SA33では、V受付
を終了し、その後、入賞玉カウンタと排出玉カウンタと
が一致するか否かを判別する(SA34)。そして、S
A34で排出玉カウンタが入賞玉カウンタと一致しない
場合は、前記SA29に移行する一方、入賞玉カウンタ
と排出玉カウンタとが一致する場合は、エラー解除(S
A35)を行って前記SA23に移行する。
【0043】なお、上記したエラー報知1,2は、前記
残り回数表示器28及び入賞個数表示器29以外の各種
ランプ,LEDを消灯して、各表示器28,29にそれ
ぞれの態様で表示されるものであるが、これに合わせて
音などを発生させてエラーを報知するようにしてもよ
い。また、遊技制御不能動化は、通常状態及び始動入賞
制御中では、始動入賞させても開閉片23a,23bを
開放しない、特定玉検出器48で玉検出させても特定遊
技状態にならない、大当り制御中であれば開閉動作を停
止したままになり始動入賞により開閉片23a,23b
の開放は行わない。さらに、その間、特定玉検出器48
及び入賞玉検出器25a,25bなどの玉を無効にして
もよい。即ち、遊技制御不能動化とは、次の状態に移行
しないようにするものであればよく、これに合わせて打
球発射を禁止にしたり、賞球を停止するようにしてもよ
い。また、SA1、SA2、SA24、SA25を設け
ずに、インターバルを置かずに即座に開閉片23a,2
3bを開放するようにしてもよい。また、最終ラウンド
時は、V入賞しても(V入賞フラグがセットされても)
大当り遊技状態を継続させなければ、どのような制御を
してもよい。例えば、V受付有効にしておいて、構造的
にV入賞しないように(蓋をしてしまうなど)するもの
でもよい。また、入賞玉数が排出玉数より多いときと、
排出玉数が入賞玉数より多いときとで、エラー報知の内
容を変えてもよい。
【0044】次に、上記した大当り制御の最終ラウンド
を除くラウンド(1〜15ラウンド)での具体的な制御を
図14乃至図16を参照して説明する。なお、大当り遊
技状態の開始時点では、始動有効期間は無効となり、特
定玉有効期間は有効となる。また、最終ラウンドは、特
定玉検出器48で検出があっても次のラウンドに移行し
ない点(特定玉有効期間が無効となっている点)を除け
ば、1〜15ラウンドと同様の制御を行う。また、1回
のラウンド中では、可変入賞球装置20の開閉片23
a,23bが0.800秒間ON(開放)し、0.800
秒間のインターバルを置いた後に、再度0.800秒間
ON(開放)し、トータルとしてこのような開放動作が1
8回繰り返し行われる。但し、18回の開放が終了する
までに、10個の入賞がある場合には、その10個目の
入賞玉の検出時点で開放動作が終了する。先ず、1回の
ラウンド中に入賞玉が正常に排出され且つラウンドが継
続する場合は、図14に示すように、開閉片23a,2
3bの開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞し
て、入賞玉検出器25a,25bが10個の入賞玉を検
出し、さらにその10個の入賞玉のうちいずれかが特定
玉検出器48で検出されると、その検出時点から特定玉
有効期間が無効となる。その後は、排出玉検出器33
a,33bが最後にONした時点(図14においては、
排出玉検出器33a,33bが10個目の排出玉を検出
した時点)、つまり、入賞玉数と排出玉数が一致した時
点から1.500秒が経過した時点で、次のラウンドが
開始されると共に、特定玉有効期間が有効に切り替えら
れる。一方、始動有効期間は、特定玉検出器48が入賞
玉を検出してラウンド継続が行われるため、有効に切り
替わることなく無効が継続する。なお、前述したよう
に、開閉サイクルの後半は、被覆部材43a,43bの
被覆状態が解除されていて、特定入賞口42を開放して
いるが、再び被覆状態にする条件として、入賞玉数と排
出玉数とが一致することを条件としている。つまり、V
入賞する可能性が全くなくなってから被覆状態とするの
で、遊技者が不満に思うことがない。ただし、他の条件
で被覆状態とするように制御しても良い。
【0045】ところで、図14中では、特定玉有効期間
(V入賞)を無効にするタイミングが特定玉の検出時点
としているが、入賞玉数と排出玉数がイコールになった
(一致した)時点で特定玉有効期間を無効にしてもよ
く、さらにはV入賞を無効に切り替えることなく有効を
継続させるものであってもよい。なお、本実施形態の大
当り制御によれば、前記始動入賞制御と同様に、少なく
ともV入賞してから入賞玉数と排出玉数とが一致するま
で(実施形態中では、次のラウンドの開始時点まで)、
V入賞を無効にしているので、Vに連続入賞(特定玉検
出器48が連続的に通過玉を検出)することがあって
も、2個目以降のV入賞によって特定遊技状態が不本意
に継続してしまう(1ラウンド分の開閉動作をすること
なく次のラウンドに進む)ことがない。また、入賞玉数
と排出玉数が一致した時点から次のラウンドの1回目の
開放までの間で、始動有効期間を有効にするようにして
もよいが、その構成では、始動入賞によってその大当り
動作が中断されることがあるので、無効を継続される制
御の方が望ましい。
【0046】次に、1回のラウンド中に入賞玉が正常に
排出され且つラウンドが継続しない場合は、図15に示
すように、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球
装置20内に打玉が入賞して、入賞玉検出器25a,2
5bが10個の入賞玉を検出し、さらにその10個の入
賞玉のうちいずれの入賞玉も特定玉検出器48で検出さ
れないと、排出玉検出器33a,33bが最後にONし
た時点(図15においては、排出玉検出器33a,33
bが10個目の排出玉を検出した時点)で始動有効期間
が有効に切り替えられて大当り遊技状態が終了する。ま
た、図15において、特定玉有効期間は、特定玉検出器
48による通過玉の検出がないため、無効に切り替わる
ことなく有効が継続する。なお、入賞玉数と排出玉数と
が一致したことで、特定受入口42は、被覆部材43
a,43bによって被覆される。
【0047】次に、1回のラウンド中に入賞玉が正常に
排出されない場合は、図16に示すように、開閉片23
a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入
賞して、入賞玉検出器25a,25bが10個の入賞玉
を検出したにも拘わらず、その10個目の入賞玉の検出
時点から10.000秒が経過するまでに排出玉検出器
33a,33bが全ての入賞玉(図16においては、1
0個の入賞玉)を検出しないと、この時点で異常発生(玉
詰まり)と判断してエラー報知(エラー報知2と遊技不
能動化)を行う。そして、店員によって玉詰まりが解消
される(この時点では、入賞玉数と排出玉数とが一致し
ていないので、被覆部材43a,43bが特定受入口4
2を被覆しておらず、店員が玉を特定受入口42に投入
する)と共に特定玉検出器48がONされる(特定玉検
出器48に玉が通過される)と、その時点で特定玉有効
期間が無効に切り替えられる。その後は、店員によって
特定玉検出器48に通過された玉が排出玉検出器33
a,33bで検出されると、その検出時点から1.50
0秒が経過した時点で、特定玉有効期間が有効に切り替
えられると共に次のラウンドが開始される。一方、始動
有効期間は、特定玉検出器48が入賞玉を検出してラウ
ンド継続が行われるため、有効に切り替わることなく無
効が継続する。
【0048】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技領域3に設けられた始動入賞口4a〜4c(始
動入賞領域)への打玉の入賞を検出する始動玉検出器5
a〜5c(始動玉検出手段)の玉検出により始動入賞遊
技状態となって可変入賞球装置20を遊技者にとって不
利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に
変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置20に受け
入れられた打玉が可変入賞球装置20の入賞空間30に
形成された特定受入口42(特定入賞領域)へ入賞して
特定玉検出器48(特定玉検出手段)により玉検出され
たことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有
利な特定態様で可変入賞球装置20を駆動制御する弾球
遊技機において、前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞
領域)への入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状態を発
生し得るように前記特定玉検出器48(特定玉検出手
段)の玉検出を有効にする一方、前記始動入賞遊技状態
中及び特定遊技状態中以外の期間は、前記特定受入口4
2(特定入賞領域)への玉の投入及び停留を禁止するよ
うに前記特定受入口42(特定入賞領域)を被覆部材4
3a,43bで被覆したことを特徴とする。このように
構成することにより、始動入賞遊技状態が終了したとき
には、被覆部材43a,43bで特定入賞領域が被覆さ
れるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解できる
ため遊技者との間にトラブルが生ずることがなく、ま
た、不正に玉を特定受入口42(特定入賞領域)に入賞
させようとしても、被覆部材43a,43bによって特
定受入口42(特定入賞領域)が被覆されているので、
簡単に玉を投入させることができず、不正な特定遊技状
態の発生を抑制することができる。
【0049】また、上記実施形態においては、前記可変
入賞球装置20は、該可変入賞球装置20に入賞した玉
を検出する入賞玉検出器25a,25b(入賞玉検出手
段)と、該可変入賞球装置20から排出された玉を検出
する排出玉検出器33a,33b(排出玉検出手段)
と、を備え、前記入賞玉検出器25a,25b(入賞玉
検出手段)の検出数と前記排出玉検出器33a,33b
(排出玉検出手段)の検出数とが一致したときに前記特
定玉検出器48(特定玉検出手段)の玉検出の有効性を
許容することを特徴とする。このように構成することに
より、不正に特定遊技状態を発生させようとしても玉を
入賞玉検出器25a,25b(入賞玉検出手段)と排出
玉検出器33a,33b(排出玉検出手段)とで検出さ
せてその検出数を一致させ且つ玉を特定受入口42(特
定入賞領域)に入賞させなければならないので、不正な
特定遊技状態の発生をより抑制することができる。
【0050】更に、本実施形態においては、前記入賞玉
検出器25a,25b(入賞玉検出手段)の検出から所
定期間経過しても前記入賞玉検出器25a,25b(入
賞玉検出手段)の検出数と前記排出玉検出器33a,3
3b(排出玉検出手段)の検出数とが一致しないことに
基づいてその旨を報知するエラー報知2(報知手段)
と、該エラー報知2(報知手段)による報知が開始され
た後に前記入賞玉検出器25a,25b(入賞玉検出手
段)の検出数と前記排出玉検出器33a,33b(排出
玉検出手段)の検出数とが一致したことに基づいて前記
エラー報知2(報知手段)による報知を終了させると共
に報知前の遊技状態に復帰させる自動復帰手段と、を備
えたことを特徴とする。このように構成することによ
り、可変入賞球装置20に入賞した打玉に関して入賞玉
と排出玉とが一致しないトラブルが生じたときに、その
旨が報知されるので、店員の迅速な処置を促すことがで
きると共に、処置を行う前に若しくは処置を行って入賞
玉と排出玉とが一致したときには、自動的に報知前の遊
技状態が復帰し、遊技を継続することができる。この場
合において、エラー報知2による報知が開始した時点で
の遊技状態が特定遊技状態である場合には、エラー報知
2に対する処置を行う前に若しくは処置を行って入賞玉
と排出玉とが一致したときには、自動的に報知前の特定
遊技状態に復帰し、遊技を継続することができる。
【0051】なお、上記した実施形態(第一実施形態)
においては、特定玉検出器48の有効性を許容する条件
として、入賞玉検出器25a,25bの検出数と排出玉
検出器33a,33bの検出数とが一致することとした
が、このような条件を付けることなく、常時特定玉検出
器48の玉検出を有効性を許容したものでも良い。
【0052】上記した第一実施形態においては、特定受
入口42への玉の投入及び停留を禁止するために、特定
受入口42を被覆部材43a,43bで被覆したものを
示したが、特定受入口42に意図的に玉を投入及び被覆
できない構造として、図17に示す実施形態(以下、第
二実施形態という)のように構成しても良い。この第二
実施形態について図17を参照して以下詳細に説明す
る。なお、以下に説明する第二実施形態では、前記第一
実施形態と同様な構成部材については同一の符号を付記
し、その詳細な説明を省略する。
【0053】第二実施形態に係る可変入賞球装置20の
構成は、第一実施形態に係る可変入賞球装置20の構成
とほぼ同じであり、相違する点は、特定受入口42が被
覆部材43a,43bで被覆されていない点、及び下部
入賞空間30の前面を前面遮蔽部材としての透明な前面
遮蔽板70で被覆した点である。この前面遮蔽板70
は、第一実施形態の上部装飾板53及び下部装飾板54
を連結した状態で下部入賞空間30の前面を遮蔽するも
のであり、ビス73によって前方から上部障害突起51
及び囲い枠55に止着されている。なお、前面遮蔽板7
0の上部及び下部には、上部装飾シール71と下部装飾
シール72とが貼付されている。
【0054】しかして、上記のように構成される第二実
施形態によれば、遊技領域3に設けられた始動入賞口4
a〜4c(始動入賞領域)への打玉の入賞を検出する始
動玉検出器5a〜5c(始動玉検出手段)の玉検出によ
り始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置20を遊技
者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な
第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装
置20に受け入れられた打玉が可変入賞球装置20の入
賞空間30に形成された特定受入口42(特定入賞領
域)へ入賞して特定玉検出器48(特定玉検出手段)に
より玉検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊
技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置20を駆
動制御する弾球遊技機において、前記始動入賞口4a〜
4c(始動入賞領域)への入賞の有無に拘わらず前記特
定遊技状態を発生し得るように前記特定玉検出器48
(特定玉検出手段)の玉検出を有効にする一方、前記特
定受入口42(特定入賞領域)への玉の投入及び停留を
禁止するように前記可変入賞球装置20の前記入賞空間
30の前面を前面遮蔽板70(前面遮蔽部材)で被覆し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
始動入賞からの経過時間に関係なく、正当な遊技の結
果、打玉が特定受入口42(特定入賞領域)に入賞して
特定玉検出器48(特定玉検出手段)が作動すれば、特
定遊技状態が発生するので遊技者との間にトラブルが生
ずることがなく、また、不正に玉を特定受入口42(特
定入賞領域)に入賞させようとしても、前面遮蔽板70
(前面遮蔽部材)によって可変入賞球装置20の入賞空
間30の前面が被覆されているので、簡単に玉を特定受
入口42(特定入賞領域)に向けて投入させることがで
きず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができ
る。
【0055】なお、上記した第二実施形態における可変
入賞球装置20においては、前面遮蔽板70を止着する
ビス73を前方から止着し得る構造としたので、入賞空
間30内で玉詰まり等のトラブルが生じて修理する際に
は、ビス73を容易に取り外してメンテナンスを行うこ
とができるという利点がある。ただし、不正な取り外し
を防止するために前面遮蔽板70を取付基板21の裏面
側から止着するようにしても良い。また、第二実施形態
のように前面遮蔽板70で遮蔽する場合には、特定受入
口42を被覆部材43a,43bで被覆しなくても特定
遊技状態を不正に発生させることができないが、第一実
施形態のように被覆部材43a,43bによって始動入
賞遊技状態の終了(制御的には、始動入賞遊技状態の終
了は無い)が分かりにくいという欠点はあるものの、上
述したように、始動入賞からの経過時間に関係なく、打
玉が特定受入口42に入賞して特定玉検出器48が作動
すれば、特定遊技状態が発生するという利点があるの
で、始動入賞遊技状態の終了が分からなくても遊技者と
の間でトラブルが生ずることはない。
【0056】以上、第一実施形態及び第二実施形態につ
いて説明したが、その第一実施形態及び第二実施形態の
可変入賞球装置20は、可変入賞球装置20に受入れた
入賞玉を検出する入賞玉検出器25a,25b(10カ
ウント機能を有する)と可変入賞球装置20から排出さ
れる入賞玉を検出する排出玉検出器33a,33bを有
するもの(この場合には、打玉は10カウント検出され
てからV検出される、所謂10・V構造)を示したが、
従来から第二種弾球遊技機の可変入賞球装置として使用
される、V検出されてから10カウント検出される、所
謂V・10構造の可変入賞球装置であっても良い。この
ような構造の可変入賞球装置80に係る実施形態(以
下、第三実施形態という)について図18乃至図21を
参照して説明する。図18は、第三実施形態に係る可変
入賞球装置80と始動球装置130との関係を示す正面
図であり、図19は、その可変入賞球装置80の内部構
造を示す一部破断斜視図であり、図20及び図21は、
その可変入賞球装置80の断面図である。
【0057】図18において、可変入賞球装置80は、
遊技盤に取り付けられる取付基板81を有し、そのほぼ
中央に入賞空間82が形成されている。入賞空間82
は、上部玉転動板88によって上下に区画され、その上
部入賞空間82aの上辺及び左右側辺に沿って上部障害
突起83が突設されている。上部障害突起83の上方の
取付基板81には、通常の入賞口85が開設されると共
にその前面に上部装飾板84が固着されている。上部障
害突起83の下方には、一対の開閉片86a,86bが
回動自在に軸支されている。この開閉片86a,86b
は、周知のリンク機構を介してソレノイド87a,87
bに連結されて開閉駆動されるものである。なお、上部
障害突起83の内側下部には、開閉サイクルの残り回数
を表示する残り回数表示器114と1回の開閉サイクル
における入賞個数を表示する入賞個数表示器115(共
に7セグメントLEDで構成されている)が設けられて
いる。
【0058】開閉片86a,86bの開放時に受入れら
れた入賞玉は、上部入賞空間82aの底面を構成する上
部転動板88によって上部入賞空間82aの後方へ誘導
された後、上部転動板88の後端部に形成される落下口
89から下部入賞空間82bに落下して下部転動板10
1によって下部入賞空間82bの前方に向かって流下す
る。落下口89の後方中央には、揺動部材91(盾の意
匠が付与されている)を有する振分装飾部材90(騎士
の意匠が付与されている)が設けられている。この振分
装飾部材90に設けられる揺動部材91は、その後方延
長部のほぼ中央を垂直軸93によって揺動自在に軸支さ
れ、その後端下部に形成される係合穴94がモータ92
のモータ軸に固着される回転カム96の偏心した位置に
突設される係合ピン95と係合されている。これによっ
てモータ92が回転することにより、揺動部材91が左
右方向に揺動動作する。揺動部材91は、特定遊技状態
における開閉サイクルの後半を除いて常時左右方向に揺
動している。なお、振分装飾部材90には、ソレノイド
99によって上下方向に摺動する摺動部材100によっ
て動作される装飾部材97(剣の意匠が付与されてい
る)と装飾部材98(鎧の目隠しの意匠が付与されてい
る)が設けられるが、これらは入賞玉の流下状態に影響
を及ぼすものではない。
【0059】下部入賞空間82bの底面を構成する下部
転動板101は、前方に向かって下り傾斜するものであ
り、その下流端中央に特定入賞口106が臨むように形
成されると共に特定入賞口106の左右に一般入賞口1
07a,107bが臨むように形成されている。また、
下部玉転動板101の上流側中央には、1個の入賞玉が
載置される玉載置部102が形成されている。この玉載
置部102には、前記上部玉転動板88のほぼ中央を転
動してきた入賞玉であって前記揺動部材91によって邪
魔されることなく落下した打玉が運良く載置できるよう
になっている。また、玉載置部102の後方には、ソレ
ノイド103によって前後方向に進退する玉発射部材1
04が臨んでおり、ソレノイド103が励磁されたとき
に玉載置部102に載置されている入賞玉を前方に向か
って勢い良く押し出すようになっている。押し出された
入賞玉は、下部玉転動板101のほぼ中央に突設される
山形状の誘導突起105によって特定入賞口106又は
一般入賞口107a,107bのいずれかに入賞するよ
うになっている。ただし、玉載置部102に載置された
入賞玉だけが特定入賞口106に入賞する可能性が高
く、玉載置部102に載置されることなく下部玉転動板
101を転動する入賞玉は、ほとんど一般入賞口107
a,107bに入賞するようになっている。なお、玉載
置部102に意図的に玉を載せ難いような構造とするこ
とが望ましい。また、玉載置部102がもうけられない
もでも良い。
【0060】上記した下部玉転動板101の下流端中央
に形成される特定入賞口106には、特定玉検出器10
9が内蔵されると共に、その上面を山形上の被覆部材1
10によって被覆されるようになっている。この被覆部
材110は、ソレノイド111によって前後方向に進退
可能であり、常には、特定入賞口106の上面を被覆し
て玉を投入及び停留できないようにしている。
【0061】なお、第三実施形態に係る可変入賞球装置
80においても、下部入賞空間82bの下辺及び両側辺
を囲むように下部障害突起112が突設されており、こ
の下部障害突起112と前記開閉片86a,86bと上
部障害突起83とにより、遊技領域と入賞空間82とを
区画している。また、下部障害突起112の前面には、
下部装飾板113が固着されている。
【0062】また、可変入賞球装置80の特定入賞口1
06及び一般入賞口107a,107bに入賞した入賞
玉は、遊技盤1の裏面に固着される入賞玉集合カバー体
120に導かれ、その入賞玉集合カバー体120の入賞
経路の途中に設けられる入賞玉検出器121に検出され
るようになっている。入賞玉検出器121に検出された
検出数は、前記入賞個数表示器115によって表示され
るようになっている。
【0063】また、第三実施形態における可変入賞球装
置80に始動入賞遊技状態を生起せしめる始動入賞口1
31a〜131cは、3つの入賞口が横方向に並列状に
配置される1つの始動球装置130として纏められてい
る。各始動入賞口131a〜131cは、始動玉検出器
132a〜132cを内蔵している。
【0064】上記のように構成される第三実施形態の可
変入賞球装置80の動作について簡単に説明すると、先
ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレ
ノイド87a,87bが所定時間ONされて開閉片86
a,86bが開放すると同時にソレノイド111がON
されて被覆部材110が特定入賞口106の被覆状態を
解除する。開閉片86a,86bの開放動作中に打玉が
上部入賞空間82a内に入賞すると、その入賞玉は上部
玉転動板88を後方に向かって転動する。そして、揺動
動作している揺動部材91に衝突しながら落下口89か
ら下部入賞空間82bに送り込まれる。また、上部玉転
動板88を転動する一部の入賞玉は、揺動部材91に衝
突することなく玉載置部102に載置する場合もある。
そして、始動入賞から所定時間が経過したときにソレノ
イド103が励磁されて玉発射部材104が前方に向か
って移動する。玉載置部102に入賞玉が載置されてい
る場合には、その入賞玉は、特定入賞口106及び一般
入賞口107a,107bに向けて勢い良く打ち出され
る。打ち出された入賞玉が特定入賞口106に入賞して
特定玉検出器109によって玉検出されると特定遊技状
態となる。また、始動入賞から十分な所定時間が経過し
た時に、再度ソレノイド111がOFFされて被覆部材
110が特定入賞口106を被覆した状態で始動入賞遊
技状態を終了する。この場合においても、制御的には始
動入賞遊技状態の終了は無い。つまり、特定玉検出器1
09の玉検出は有効のままであり、被覆部材110で特
定入賞口106が被覆されるだけである。
【0065】次に、特定遊技状態が発生した場合におい
ては、ソレノイド87a,87bがON/OFF制御さ
れることで、開閉片86a,86bが所定時間の開放動
作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。なお、
開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入賞玉
が入賞玉検出器121によって検出された場合には、そ
の時点で開閉片86a,86bの開放動作を終了する。
【0066】上記した開閉サイクルの前半(例えば、9
回の開閉動作の終了又は5個の入賞玉の発生)が終了し
た場合には、ソレノイド111がONされ被覆部材11
0の被覆状態を解除して特定入賞口106を開放すると
共にソレノイド103が励磁されて玉発射部材104を
移動させる動作を繰返す。その後、開閉サイクルの終了
後所定時間が経過したときに、ソレノイド111がOF
Fされることで、被覆部材110は特定入賞口106の
上面を被覆する。ただし、被覆部材110の開放中に打
玉が特定入賞口106に入った場合には、特定玉検出器
109を通過することで、以上のような18回の開閉サ
イクルの継続権を成立させると共に直ちに当該開閉サイ
クルを終了し、所定のインターバル時間の経過後に再度
開閉片86a,86bを開放する。
【0067】上記した第三実施形態においても、遊技領
域に設けられた始動入賞口131a〜131c(始動入
賞領域)への打玉の入賞を検出する始動玉検出器132
a〜132c(始動玉検出手段)の玉検出により始動入
賞遊技状態となって可変入賞球装置80を遊技者にとっ
て不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状
態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置80に
受け入れられた打玉が可変入賞球装置80の入賞空間8
2に形成された特定入賞口106(特定入賞領域)へ入
賞して特定玉検出器109(特定玉検出手段)により玉
検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者に
とって有利な特定態様で可変入賞球装置80を駆動制御
する弾球遊技機において、前記始動入賞口131a〜1
31c(始動入賞領域)への入賞の有無に拘わらず前記
特定遊技状態を発生し得るように前記特定玉検出器10
9(特定玉検出手段)の玉検出を有効にする一方、前記
始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間は、
前記特定入賞口106(特定入賞領域)への玉の投入及
び停留を禁止するように前記特定入賞口106(特定入
賞領域)を被覆部材110で被覆したことを特徴とす
る。このように構成することにより、始動入賞遊技状態
が終了したときには、被覆部材110で特定入賞領域が
被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解
できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがな
く、また、不正に玉を特定入賞口106(特定入賞領
域)に入賞させようとしても、被覆部材110によって
特定入賞口106(特定入賞領域)が被覆されているの
で、簡単に玉を投入させることができず、不正な特定遊
技状態の発生を抑制することができる。
【0068】また、第三実施形態のように、V・10構
造の可変入賞球装置80にあっては、特定入賞口106
に打玉を投入すれば、必然的に入賞玉検出器121で検
出される構造であるため、仮に、入賞玉検出器121の
検出信号をV受付の有効性を許容するための条件として
設定していても、特定入賞口106に玉を投入すれば、
その条件を簡単にクリアしてしまうため、できれば、第
二実施形態のように、外部から意図的に玉を特定入賞口
106に入賞できないように下部入賞空間82bの前面
を前面遮蔽板で被覆した方が、特定入賞口106を被覆
部材110で被覆するよりも、不正な特定遊技状態の発
生を抑制することができるものである。
【0069】以上、複数の実施形態について説明してき
たが、上記した各実施形態は、本発明を限定するもので
はなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。即
ち、第一及び第二実施形態中では、可変入賞球装置から
排出された玉を検出する排出玉検出手段を排出玉検出器
33a,33bから構成しているが、特定玉検出器48
で検出した玉を排出玉検出器33a,33bに送り込む
ことなくそのまま排出する構成とした場合には、排出玉
検出器33a,33bと特定玉検出器48を本発明の排
出玉検出手段とすることができる。また、第一及び第二
実施形態中では、入賞玉検出器と排出玉検出器とをそれ
ぞれ2個設けた場合を例示しているが、これに限定しな
い。例えば、入賞玉検出器と排出玉検出器をそれぞれ複
数個設け、排出玉検出器のうち1つは特定玉検出器とし
ての機能を有するようにしてもよいし、入賞玉検出器を
複数個設ける一方、排出玉検出器を1個設けてもよい
し、入賞玉検出器を1個設ける一方、排出玉検出器を複
数個設けるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段
の玉検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装
置を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとっ
て有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変
入賞球装置に受け入れられた打玉が可変入賞球装置の入
賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞して特定玉検出
手段により玉検出されたことを条件に特定遊技状態とな
って遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を
駆動制御する弾球遊技機において、前記始動入賞領域へ
の入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状態を発生し得る
ように前記特定玉検出手段の玉検出を有効にする一方、
前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間
は、前記特定入賞領域への玉の投入及び停留を禁止する
ように前記特定入賞領域を被覆部材で被覆したことを特
徴とする。このように構成することにより、始動入賞遊
技状態が終了したときには、被覆部材で特定入賞領域が
被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解
できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがな
く、また、不正に玉を特定入賞領域に入賞させようとし
ても、被覆部材によって特定入賞領域が被覆されている
ので、簡単に玉を投入させることができず、不正な特定
遊技状態の発生を抑制することができる。
【0071】また、請求項2の発明においては、遊技領
域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する
始動玉検出手段の玉検出により始動入賞遊技状態となっ
て可変入賞球装置を遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一
の状態中に可変入賞球装置に受け入れられた打玉が可変
入賞球装置の入賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞
して特定玉検出手段により玉検出されたことを条件に特
定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可
変入賞球装置を駆動制御する弾球遊技機において、前記
始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状
態を発生し得るように前記特定玉検出手段の玉検出を有
効にする一方、前記特定入賞領域への玉の投入及び停留
を禁止するように前記可変入賞球装置の前記入賞空間の
前面を前面遮蔽部材で被覆したことを特徴とする。この
ように構成することにより、始動入賞からの経過時間に
関係なく、打玉が特定入賞領域に入賞して特定玉検出手
段が作動すれば、特定遊技状態が発生するので、遊技者
との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に玉
を特定入賞領域に入賞させようとしても、前面遮蔽部材
によって可変入賞球装置の入賞空間の前面が被覆されて
いるので、簡単に玉を特定入賞領域に向けて投入させる
ことができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制するこ
とができる。
【0072】また、請求項3の発明においては、前記可
変入賞球装置は、該可変入賞球装置に入賞した玉を検出
する入賞玉検出手段と、該可変入賞球装置から排出され
た玉を検出する排出玉検出手段と、を備え、前記入賞玉
検出手段の検出数と前記排出玉検出手段の検出数とが一
致したときに前記特定玉検出手段の玉検出の有効性を許
容することを特徴とする。このように構成することによ
り、不正に特定遊技状態を発生させようとしても玉を入
賞玉検出手段と排出玉検出手段とで検出させてその検出
数を一致させ且つ玉を特定入賞領域に入賞させなければ
ならないので、不正な特定遊技状態の発生をより抑制す
ることができる。
【0073】また、請求項4の発明においては、前記入
賞玉検出手段の検出から所定期間経過しても前記入賞玉
検出手段の検出数と前記排出玉検出手段の検出数とが一
致しないことに基づいてその旨を報知する報知手段と、
該報知手段による報知が開始された後に前記入賞玉検出
手段の検出数と前記排出玉検出手段の検出数とが一致し
たことに基づいて前記報知手段による報知を終了させる
と共に報知前の遊技状態に復帰させる自動復帰手段と、
を備えたことを特徴とする。このように構成することに
より、可変入賞球装置に入賞した打玉に関して入賞玉と
排出玉とが一致しないトラブルが生じたときに、その旨
が報知されるので、店員の迅速な処置を促すことができ
ると共に、処置を行う前に若しくは処置を行って入賞玉
と排出玉とが一致したときには、自動的に報知前の遊技
状態が復帰し、遊技を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図で
ある。
【図4】可変入賞球装置内での玉の流れを示す斜視図で
ある。
【図5】各種遊技動作を制御する遊技制御回路基板を示
すブロック図である。
【図6】始動入賞制御プロセスを示すフローチャートで
ある。
【図7】始動入賞制御における1回開放での入賞がなか
ったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図8】始動入賞制御における1回開放での入賞があっ
たとき(入賞玉が正常に排出された)の各種構成部材の
動作を示すタイムチャートである。
【図9】始動入賞制御における1回開放での入賞があっ
たとき(入賞玉が正常に排出されなかった)の各種構成
部材の動作を示すタイムチャートである。
【図10】始動入賞制御における1回開放での入賞があ
ったとき(入賞玉が正常に排出され、特定玉検出があ
る)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図11】始動入賞制御における2回開放での入賞がな
かったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャート
である。
【図12】始動入賞制御における2回開放での入賞があ
ったとき(入賞玉が正常に排出された)の各種構成部材
の動作を示すタイムチャートである。
【図13】大当り制御プロセスを示すフローチャートで
ある。
【図14】大当り制御における1(〜15)ラウンド中
での入賞が正常に排出され、ラウンド継続するときの各
種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図15】大当り制御における1(〜15)ラウンド中
での入賞が正常に排出され、ラウンド継続しないときの
各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図16】大当り制御における1(〜15)ラウンド中
での入賞が正常に排出されないときの各種構成部材の動
作を示すタイムチャートである。
【図17】第二実施形態に係る可変入賞球装置の正面図
である。
【図18】第三実施形態における可変入賞球装置と始動
球装置との関係を示す正面図である。
【図19】第三実施形態における可変入賞球装置の内部
構造を示す一部破断斜視図である。
【図20】第三実施形態における可変入賞球装置の断面
図である。
【図21】同じく第三実施形態における可変入賞球装置
の断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4a〜4c 始動入賞口(始動入賞領域) 5a〜5c 始動玉検出器(始動玉検出手段) 20 可変入賞球装置 22 上部入賞空間 23a,23b 開閉片 25a,25b 入賞玉検出器(入賞玉検出手段) 30 下部入賞空間 33a,33b 排出玉検出器(排出玉検出手段) 42 特定受入口(特定入賞領域) 43a,43b 被覆部材 48 特定玉検出器(特定玉検出手段) 60 遊技制御回路基板 70 前面遮蔽板(前面遮蔽部材) 80 可変入賞球装置 82a 上部入賞空間 82a 下部入賞空間 86a,86b 開閉片 106 特定入賞口(特定入賞領域) 109 特定玉検出器(特定玉検出手段) 110 被覆部材 121 入賞玉検出器(入賞玉検出手段) 131a〜131c 始動入賞口(始動入賞領域) 132a〜132c 始動玉検出器(始動玉検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により始
    動入賞遊技状態となって可変入賞球装置を遊技者にとっ
    て不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状
    態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置に受け
    入れられた打玉が可変入賞球装置の入賞空間に形成され
    た特定入賞領域へ入賞して特定玉検出手段により玉検出
    されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとっ
    て有利な特定態様で可変入賞球装置を駆動制御する弾球
    遊技機において、 前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定遊
    技状態を発生し得るように前記特定玉検出手段の玉検出
    を有効にする一方、前記始動入賞遊技状態中及び特定遊
    技状態中以外の期間は、前記特定入賞領域への玉の投入
    及び停留を禁止するように前記特定入賞領域を被覆部材
    で被覆したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により始
    動入賞遊技状態となって可変入賞球装置を遊技者にとっ
    て不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状
    態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置に受け
    入れられた打玉が可変入賞球装置の入賞空間に形成され
    た特定入賞領域へ入賞して特定玉検出手段により玉検出
    されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとっ
    て有利な特定態様で可変入賞球装置を駆動制御する弾球
    遊技機において、 前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定遊
    技状態を発生し得るように前記特定玉検出手段の玉検出
    を有効にする一方、前記特定入賞領域への玉の投入及び
    停留を禁止するように前記可変入賞球装置の前記入賞空
    間の前面を前面遮蔽部材で被覆したことを特徴とする弾
    球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変入賞球装置は、該可変入賞球装
    置に入賞した玉を検出する入賞玉検出手段と、該可変入
    賞球装置から排出された玉を検出する排出玉検出手段
    と、を備え、 前記入賞玉検出手段の検出数と前記排出玉検出手段の検
    出数とが一致したときに前記特定玉検出手段の玉検出の
    有効性を許容することを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記入賞玉検出手段の検出から所定期間
    経過しても前記入賞玉検出手段の検出数と前記排出玉検
    出手段の検出数とが一致しないことに基づいてその旨を
    報知する報知手段と、該報知手段による報知が開始され
    た後に前記入賞玉検出手段の検出数と前記排出玉検出手
    段の検出数とが一致したことに基づいて前記報知手段に
    よる報知を終了させると共に報知前の遊技状態に復帰さ
    せる自動復帰手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    3記載の弾球遊技機。
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