JP2000325232A - 調理器用消音器および圧力調理装置 - Google Patents

調理器用消音器および圧力調理装置

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JP2000325232A
JP2000325232A JP11143972A JP14397299A JP2000325232A JP 2000325232 A JP2000325232 A JP 2000325232A JP 11143972 A JP11143972 A JP 11143972A JP 14397299 A JP14397299 A JP 14397299A JP 2000325232 A JP2000325232 A JP 2000325232A
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steam
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pressure
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Takaaki Saito
孝明 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】調理器から噴出される蒸気の音を有効に減衰す
る。圧力調理器について使用した場合に調圧弁の動作を
阻害しないようにする。 【解決手段】調理器10の上部に載せられ調理器10の
蒸気口20の周囲空間aを囲む台部1と、台部1から立
上げられた筒部2と、筒部2の内部に取付けられ少なく
とも調理器10の蒸気口20から噴出した蒸気Sの直上
昇を阻止する消音板3とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、調理器から噴出
される蒸気の音を減衰する調理器用消音器と、調理器用
消音器と圧力調理器とを組合わせた圧力調理装置とに係
る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 最近、調理時間の短縮等を指向して圧
力調理器が多用されるようになってきている。圧力調理
器は、調理時間の短縮化で調理材料の酸化を防止し臭気
の発生を抑えることができる等の利点があるものの、内
部圧力を一定に保持する調圧弁から噴出する蒸気の音が
周囲に不快感を与えるという難点がある。特に、調圧弁
からの蒸気の音は、周波数が高く広範囲に到達し生理学
的により高い快感を与えるという特性を有している。こ
のため、圧力調理器における蒸気の音の減衰が要望され
るようになってきている。
【0003】また、最近、厨房と客室との区画を廃した
オープンタイプのレストラン等が普及してきている。こ
のため、圧力調理器に限らず調理器全般から噴出される
蒸気の音を減衰することが要望されるようにもなってき
ている。
【0004】従来、調理器から噴出される蒸気の音を減
衰する技術としては、例えば、調理器の蒸気口に布巾を
掛けることが知られている。この従来の技術では、蒸気
を布巾に通過させて布巾の繊維構造で音を吸音してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の技術で
は、調理器からの蒸気の噴出が極めて弱い場合を除き、
調理器から噴出される蒸気の音を有効に減衰することが
できないという問題点がある。また、圧力調理器につい
て使用すると調圧弁の動作を阻害するおそれがあるとい
う問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、調理器から噴出される蒸気の音を有効に
減衰することができ、圧力調理器について使用した場合
に調圧弁の動作を阻害することのない調理器用消音器
と、この調理器用消音器と圧力調理器とを効果的に組合
わせた圧力調理装置とを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る調理器用消音器は、次のような手段
を採用する。
【0008】即ち、請求項1に記載のように、調理器の
上部に載せられ調理器の蒸気口の周囲空間を囲む開口部
と、開口部から立上げられた筒部と、筒部の内部に取付
けられ少なくとも調理器の蒸気口から噴出した蒸気の直
上昇を阻止する消音構造を備えてなる。
【0009】この手段では、調理器の蒸気口から噴出し
た蒸気が開口部から流入してその内部で膨張し、消音構
造部により方向を規制されながら筒部の内部を上昇する
過程で音が減衰される。開口部は、調理器の蒸気口の動
作を許容する周囲空間を確保している。
【0010】また、請求項2に記載のように、請求項1
の調理器用消音器において、開口部が径大の台部の下端
に開口され、筒部が台部から径小に立ち上げられている
ことを特徴とする。
【0011】この手段では、調理器に径大の台部を載せ
ると筒部が立ち上げられ、調理器の蒸気口と調理用消音
器の開口部とが連通され、蒸気口から開口部、筒部の消
音構造部へと続く消音通路が構成される。
【0012】また、請求項3に記載のように、請求項1
の調理器用消音器において、開口部から筒部へと減径し
て立ち上げられていることを特徴とする。
【0013】この手段では、調理器に開口部を載せる
と、開口部から筒部へと例えばコーン状あるいは錐形状
に立ち上げられて調理器の蒸気口と調理用消音器の開口
部とが連通され、蒸気口から開口部、筒部の消音構造部
へと続く消音通路が構成される。
【0014】また、請求項4に記載のように、請求項1
又は2の調理器用消音器において、消音構造部は消音板
であることを特徴とする。
【0015】この手段では、蒸気が筒部の内部を上昇す
る際に消音板で消音される。
【0016】また、請求項5に記載のように、請求項4
の調理器用消音器において、消音板は筒部の内部を少し
の隙間を介して階層状に区画するものであることを特徴
とする。
【0017】この手段では、筒部の内部を上昇する蒸気
の圧縮,膨張を繰返す。
【0018】また、請求項6に記載のように、請求項1
〜5のいずれかの調理器用消音器において、内部の少な
くとも調理器の蒸気口に近い部分に耐熱性,耐湿性を有
する吸音材を積層したことを特徴とする。
【0019】この手段では、蒸気が噴射されるような面
に直接的に音を吸音する吸音材が備えられる。
【0020】また、請求項7に記載のように、請求項1
〜6のいずれかの調理器用消音器において、少なくとも
調理器の蒸気口に近い部分におもりを取付けたことを特
徴とする。
【0021】この手段では、調理器の蒸気口から噴出し
た蒸気の圧力におもりの重量が抗する。
【0022】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る圧力調理装置は、次のような手段を採用する。
即ち、請求項8に記載のように、請求項1〜7のいずれ
かの調理器用消音器が載置可能とされるものであって、
内部圧力を一定に保持する調圧弁と内部圧力を開放可能
な開閉弁とを上部に備え、調圧弁,開閉弁が上部外側か
ら調理器用消音器の開口部で囲込み可能に集中して配置
されていることを特徴とする。
【0023】この手段では、圧力調理器の調理中に噴出
される蒸気と調理後に排出される蒸気との双方の音が調
理器用消音器で減衰される。
【0024】また、請求項9に記載のように、請求項8
の圧力調理装置において、開閉弁は開閉度を調整可能で
あることを特徴とする。
【0025】この手段では、調理中に開閉弁をある開閉
度に開放することで開閉弁を調圧弁の補助として使用す
ることができる。
【0026】また、請求項10に記載のように、請求項
8または9の圧力調理装置において、圧力調理器は内部
圧力の高圧限界で開放される安全弁を備え調圧弁,開閉
弁,安全弁が上部外側から調理器用消音器の開口部で囲
込み可能に集中して配置されていることを特徴とする。
【0027】この手段では、圧力調理器の調理中に安全
確保のために安全弁から高圧に噴出される蒸気音をも調
理器用消音器で減衰される。
【0028】また、請求項11に記載のように、請求項
8〜10のいずれかの圧力調理装置において、上部に調
理器用消音器を載せ位置を案内するガイドを備えている
ことを特徴とする。
【0029】この手段では、上部に対して調理器用消音
器がガイドに案内されて正確に位置決めされる。
【0030】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る調理器用消
音器および圧力調理装置の実施の形態を図面に基づいて
説明する。まず、図1〜図3に基づいて、本発明に係る
調理器用消音器の実施の形態(1)を説明する。
【0031】この実施の形態(1)は、台部1と筒部2
と消音構造部3を主要部として構成されている。この場
合に、防食性を有するステンレス(例えばSUS30
4)等からなる材質で形成することができる。
【0032】台部1は、円筒形の側壁11と円板形の天
板12とにより丸カップを伏せた径大形状に形成され、
その下端に開口部100が開口されて調理器10の上部
に載せられ蒸気口20の周囲空間aを囲むことができる
ようになっている。側壁11は、下端周縁に耐熱性ゴム
等からなるパッキング13が嵌込み装着されている。天
板12は、中心に通気用角孔14が開口されている。ま
た、天板12の上面には、リング形のおもり4が取付け
られておいる。また、天板12の下面には、吸音材5が
積層されている。吸音材5については、例えば、耐熱
性,耐湿性の良好な2mm厚さのシリコン板を天板12
の下面に貼着する。
【0033】筒部2は、下端から上端にかけて断面積の
共通する径小の筒形に形成された本体21と、本体21
の外側に取付けられた取手22とからなる。本体21
は、台部1の通気用角孔14に突合わされて台部1の天
板12から垂直に立上げられている。筒部2は図示する
ように角筒状に形成されている。
【0034】消音構造部としては消音板3が用いられ
る。消音板3は、筒部2の本体21の断面形状よりも1
辺側を少し小さくした方形の平板からなる。この消音板
3は、筒部2の本体21の内部に階層状に取付けられ本
体21の内面との間に互違いに隙間bを形成している。
なお、最下層の消音板3の下面には、前述の台部1の天
板12に積層されたものと同一の吸音材5が積層されて
いる。
【0035】この実施の形態によると、構造が簡素で各
部に可動性の構造を備えていないため、安価,容易に製
造することができる。
【0036】この実施の形態を使用するには、使用時に
筒部2の取手22を掴んで台部1を調理器10の上部に
載せて調理器10の蒸気口20を覆うようにし、不要時
に筒部2の取手22を掴んで台部1を調理器10から外
すことになる。従って、取扱いが容易である。
【0037】この実施の形態が使用されると、調理器1
0の蒸気口20から噴出した蒸気Sが開口部100から
台部1に流入して台部1に囲まれた周囲空間aで膨張す
るため、蒸気Sの音が1次的に減衰される。なお、調理
器10の蒸気口20が台部1に囲まれた周囲空間aに対
面しているため、調理器10が圧力調理器で蒸気口20
が調圧弁であっても、調圧弁の動作に支障が生ずること
がない。
【0038】そして、膨張し拡散した蒸気Sは、台部1
の狭い通気用角孔14に流入しやすくなる。台部1の通
気用角孔14に流入した蒸気Sは、図1に示すように、
筒部2の本体21と消音板3との隙間bで圧縮され、上
下の消音板3の間で膨張されて、音が2次的に減衰され
る。なお、筒部2の本体21の内部では、蒸気Sが千鳥
状に上昇する。従って、充分に蒸気Sの音が減衰される
前に、蒸気Sが急速に筒部2の本体21を通過してしま
うことがない。
【0039】この結果、調理器10の蒸気口20から噴
出した蒸気Sの音が確実に減衰される。なお、この音の
減衰は、調理器10が噴出される蒸気Sが低圧な通常の
ものでも高圧な圧力式のものでも有効に奏される。
【0040】また、前述した吸音材5は、調理器10の
蒸気口20から噴出した蒸気Sが噴射される面に積層さ
れている。従って、吸音材5によって、蒸気Sの音を直
接的に吸音して減衰するとともに、蒸気Sの各面での衝
突音の発生を防止することができる。
【0041】また、前述したおもり4は、台部1,筒部
2を通る蒸気Sの圧力で全体が浮上がるのを重量で阻止
して、安定した使用を可能にして安全性を確保する。
【0042】次に、図4〜図8に基づいて、本発明に係
る圧力調理装置の実施の形態を説明する。この実施の形
態は、前述の本発明に係る調理器用消音器Aと圧力調理
器Bとを組合わせてなる。
【0043】圧力調理器Bは、骨,野菜等の調理材料か
らラーメンのスープ等を調理する大型のものからなり、
釜部30と蓋部40とを備えている。
【0044】釜部30は、持上げ用の取手301が設け
られた上部が開放された桶形からなるもので、ガスレン
ジCに設置されるようになっている。釜部30の上部の
外面には、蓋部40を固定するための回動アーム式のク
ランプ302と、蓋部40の不測の離脱を阻止する蝶ナ
ット構造のロック303と、蓋部40を位置決めするた
めの位置決用バー304とが取付けられている。
【0045】蓋部40は、釜部30の上端部に嵌合する
フランジ401の中心部に突隆部402を設けた帽子形
に形成されている。フランジ401には、釜部30のク
ランプ302,ロック303,位置決用バー304に対
応して、クランプ受403,ロック受404,位置決用
受バー405が取付けられている。突隆部402には、
蓋部40を持上げるための取手406と、調理器用消音
器Aの台部1が嵌合可能な円弧片形のガイド407とが
取付けられている。また、突隆部402には、内部圧力
を一定に保持する調圧弁50と、内部圧力の高圧限界で
開放される安全弁60と、内部圧力を開放可能な開閉弁
70とが設置されている。なお、調圧弁50,安全弁6
0,開閉弁70は、ガイド407の内側に集中的に配置
されている。また、開閉弁70は、本体701に連結さ
れた操作アーム702によって開閉度を調整可能になっ
ている。ガイド407は、図示するように弧状に対向配
置されている。
【0046】この実施の形態によると、使用に際して、
ガスレンジCに設置された釜部30から蓋部40を外し
て、釜部30の内部に調理材料を投入する。このとき、
釜部30の上部が大きく開放されるため、調理材料の投
入が容易である。
【0047】釜部30に調理材料が投入された後には、
釜部30に蓋部40を被せて、釜部30の位置決用バー
304に蓋部40の位置決用受バー405を当接させ
る。そして、釜部30のクランプ302,ロック303
と蓋部40のクランプ受403,ロック受404とを連
結する。従って、先の位置決めにより後の連結操作を容
易に行うことができる。
【0048】その後の調理中には、釜部30のクランプ
302,ロック303と蓋部40のクランプ受403,
ロック受404との連結により。釜部30,蓋部40が
不測に開放されることがなく安全性が確保される。さら
に、前述の通り、ガイド407の内側に沿って調理器王
消音器Aを被せれば、ガイド407で位置決めされて開
口部100と蓋部40とが連通構造となる。
【0049】調理中に発生した蒸気Sは、蓋部40の突
隆部402により調圧弁50の下方に円滑に集まり、調
圧弁50から適当な圧力で噴出する。この噴出した蒸気
Sの音は、前述のように調理器用消音器Aで減衰され
る。この蒸気Sの噴出については、開閉弁70を適当な
開閉度に開放することによって調圧弁50に対して補助
的に機能させ、内部圧力を調整することができる。
【0050】なお、図4に示すように、調理器用消音器
Aの筒部2の本体21を排気設備Dまで立上げておく
と、わずかでも残っている音を排気設備Dから排出する
ことができる。また、蒸気Sに含まれている臭気を周囲
に漏らすことなく排気設備Dから排出することもでき
る。
【0051】また、調理中に調理材料を追加する場合や
調理が終了した場合には、調理器用消音器Aを持上げて
開閉弁70を完全に解放し、調理器用消音器Aを降ろし
て少しの間待つと、内部圧力が急速に消失する。従っ
て、速やかに圧力調理器Bの釜部30から蓋部40を外
すことが可能になる。勿論、開閉弁70から噴出される
高圧の蒸気Sの音も調理器用消音器Aによって確実に減
衰される。
【0052】なお、図8に示すように、釜部30のクラ
ンプ302,ロック303と蓋部40のクランプ受40
3,ロック受404との連結を解除しておき、調理器用
消音器Aと圧力調理器Bの蓋部40との重量により、比
較的低圧の圧力調理を行うこともできる。
【0053】さらに、図9に基づいて、本発明に係る調
理器用消音器の実施の形態(2)を説明する。実施の形
態(1)と同一符合は同等部分を示す。
【0054】調理器用消音器Aは、下部を径大として上
部を径小とする錐形状ないしはコーン状を呈し、開口部
100から縮径しながら筒部200へと立ち上げられ、
内部には消音板301〜306が隙間を介して階層状に
区画して設けられている。消音板301〜306は内径
に応じて面積が左右され、隙間bが互違いに配置されて
いる。消音板301と天板12の下位には吸音板5が積
層されている。
【0055】この実施の形態(2)によれば、調理器用
消音器Aの錐形状によって圧力調理器Bの上部に安定し
て配置され、蒸気の膨張,圧縮がコーン形状で収斂さ
れ、消音効率を向上させることができる。
【0056】以上、図示した実施の形態(1)(2)の
外に、調理器用消音器Aの筒部2を、膨張部と収縮部と
を有する所謂瓢箪の繰り返し形状として立上げたりする
ことも可能である。この場合には、収縮部が消音構造部
として機能することが可能となる。また、調理器用消音
器Aの開口部100が円形であることを前提として説明
したが、筒部2を含めて全体を正方形ないしは多角形状
とすることも可能であり、この形状に対応してガイド4
07の形状が変形される。
【0057】また、消音板3の枚数は筒部2の長さや圧
力調理器Bの機能に応じて任意の増減することができ、
間隙bの寸法の設計変更可能である。
【0058】さらに、業務用の圧力調理器Bを前提とし
て調理器用消音器Aを図示説明したが、家庭用の圧力調
理器にも調理器用消音器の全体を縮小して実施可能であ
る。家庭用の調理器用消音器の場合には、全体を耐熱性
合成樹脂を素材として成形することも可能である。
【0059】さらにまた、圧力調理器Bの調圧弁50,
安全弁60,開閉弁70を一体化することも可能であ
る。
【0060】
【実施例】図1〜図3の調理器用消音器Aにおいて、筒
部2の全長を800mm、直径を100mm、隙間bを
10mmとし、圧力調理器Bの沸騰時に被せた場合と被
せない場合の騒音を測定した。騒音測定器としてリオン
社製の型式NA23を用いた。調理器用消音器Aを用い
ない沸騰時は約80デシベルを記録し、調理器用消音器
Aを被せた沸騰時は約62デシベルを記録した。
【0061】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る調理器用
消音器は、調理器の蒸気口から噴出した蒸気が台部の内
部で膨張し消音構造部により方向を規制されながら筒部
の内部を上昇する過程で音が減衰されるため、調理器か
ら噴出される蒸気の音を有効に減衰することができる効
果がある。
【0062】また、台部が調理器の蒸気口の動作を許容
する周囲空間を確保しているため、圧力調理器について
使用した場合に調圧弁の動作を阻害することがない効果
がある。
【0063】さらに、本発明に係る圧力調理装置は、圧
力調理器の調理中に噴出される蒸気と調理後に排出され
る蒸気との双方の音が調理器用消音器で減衰されるた
め、調理器用消音器と圧力調理器とが効果的に組合わせ
られている効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る調理器用消音器の実施の形態
(1)を示す断面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の要部の横断面図である。
【図4】 本発明に係る圧力調理装置の実施の形態を示
す側面図である。
【図5】 図4の要部の拡大縦断面図である。
【図6】 図4の要部の拡大横断面図である。
【図7】 図4の拡大平面図である。
【図8】 図4の他の使用状態図である。
【図9】 本発明に係る調理器用消音器の実施の形態
(2)を示す断面図である。
【符号の説明】
1 台部 100 開口部 2、200 筒部 3、301〜306 消音板 4 おもり 5 吸音材 50 調圧弁 60 安全弁 70 開閉弁 a 周囲空間 b 隙間 A 調理器用消音器 B 圧力調理器 S 蒸気
フロントページの続き Fターム(参考) 4B054 AA12 AA16 AA23 AB01 AC20 BA08 BA12 BB11 CC17 CC18 CE20 CH19 4B055 AA02 AA08 AA22 AA32 BA32 CA01 CA22 CA61 CA69 CA70 CB08 CB13 CB16 CB17 CB27 CB30 CC28 CC29 CC30 CC39 CC43 CC52 CC58 CC68 FA14 FB33 FC09 FC13 FD10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器の上部に載せられ調理器の蒸気口
    の周囲空間を囲む開口部と、開口部から立上げられた筒
    部と、筒部の内部に取付けられ少なくとも調理器の蒸気
    口から噴出した蒸気の直上昇を阻止する消音構造部を備
    えてなる調理器用消音器。
  2. 【請求項2】 請求項1の調理器用消音器において、開
    口部が径大の台部の下端に開口され、筒部が台部から径
    小に立ち上げられていることを特徴とする調理器用消音
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1の調理器用消音器において、開
    口部から筒部へと減径して立ち上げられていることを特
    徴とする調理器用消音器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の調理器用消音器におい
    て、消音構造部は消音板であることを特徴とする調理器
    用消音器。
  5. 【請求項5】 請求項4の調理器用消音器において、消
    音板は筒部の内部を少しの隙間を介して階層状に区画す
    るものであることを特徴とする調理器用消音器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの調理器用消音
    器において、内部の少なくとも調理器の蒸気口に近い部
    分に耐熱性,耐湿性を有する吸音材を積層したことを特
    徴とする調理器用消音器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの調理器用消音
    器において、少なくとも調理器の蒸気口に近い部分にお
    もりを取付けたことを特徴とする調理器用消音器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの調理器用消音
    器が載置可能とされるものであって、内部圧力を一定に
    保持する調圧弁と内部圧力を開放可能な開閉弁とを上部
    に備え、調圧弁,開閉弁が上部外側から調理器用消音器
    の開口部で囲込み可能に集中して配置されていることを
    特徴とする圧力調理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の圧力調理装置において、開閉
    弁は開閉度を調整可能であることを特徴とする圧力調理
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9の圧力調理装置にお
    いて、圧力調理器は内部圧力の高圧限界で開放される安
    全弁を上部に備え、調圧弁,開閉弁,安全弁が上部外側
    から調理器用消音器の開口部で囲込み可能に集中して配
    置されていることを特徴とする圧力調理装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかの圧力調理
    装置において、上部に調理器用消音器を載せ位置を案内
    するガイドを備えていることを特徴とする圧力調理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108201339A (zh) * 2016-12-20 2018-06-26 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 降噪组件、破泡器及电压力锅
CN108652480A (zh) * 2017-03-27 2018-10-16 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 杯盖组件及破壁机
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