JP2000324732A - モータのマグネット保持構造 - Google Patents

モータのマグネット保持構造

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JP2000324732A
JP2000324732A JP11132645A JP13264599A JP2000324732A JP 2000324732 A JP2000324732 A JP 2000324732A JP 11132645 A JP11132645 A JP 11132645A JP 13264599 A JP13264599 A JP 13264599A JP 2000324732 A JP2000324732 A JP 2000324732A
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JP
Japan
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yoke
magnet
cut
magnets
pair
Prior art date
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Pending
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JP11132645A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsuura
良裕 松浦
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でマグネットを固定することが可能
なモータのマグネット保持構造を提供すること。 【解決手段】ヨーク10には、マグネット20を係止す
るための帯状の第1〜第4切起片11〜14が形成され
ている。その第1〜第4切起片11〜14と対向するヨ
ーク10には、マグネット20を係止するための内側に
向かう一対の突条15が形成されている。一方、一対の
マグネット20における周方向の両端部には、段差部2
1が形成されている。そして、第1〜第4切起片11〜
14と一対の突条15との間に一対のマグネット20が
配設される。このとき、第1〜第4切起片11〜14の
先端部とマグネット20の段差部21とが係止される。
従って、簡単な構成でマグネットを固定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのマグネッ
ト保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータのマグネット保持構造としては、
図5(a)に示すように、ヨーク100の内周面または
マグネット110の外周面に、2種類の接着剤101,
102を交互に塗布して、ヨーク100の内周面にマグ
ネット110を固定する構造がある。この構造において
は、ヨーク100の内周面でマグネット110を移動さ
せて、2種類の接着剤101,102を混合させること
によってマグネット110を固定している。
【0003】また、図5(b)に示すように、ヨーク1
00の内周面において、一対のマグネット110間にU
字状のバネ120を配設して、一対のマグネット110
を固定する構造もある。
【0004】さらに、図5(c)に示すように、ヨーク
100の内周面において、一対のマグネット110間に
板バネ130を配設して、一対のマグネット110を固
定する構造もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヨーク
100の内周面に2種類の接着剤101,102を交互
に塗布して、一対のマグネット110を固定する構造で
は、組付工数を要する。加えて、2種類の接着剤比率、
マグネットの移動量、乾燥時間等によって、マグネット
110の固定強度が変化する場合があった。
【0006】また、一対のマグネット110間にU字状
のバネ120を配設して固定する構造では、一対のマグ
ネット110とバネ120とが点接触するため、一対の
マグネット110が安定しにくい。
【0007】さらに、一対のマグネット110間に板バ
ネ130を配設して固定する構造では、板バネ130の
バネ定数が高くなり、組付時や経年変化等によって、マ
グネット110が割れるおそれがあった。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、簡単な構成でマグネ
ットを固定することが可能なモータのマグネット保持構
造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、筒状ヨークの内周面
に複数のマグネットを保持するためのモータのマグネッ
ト保持構造において、前記マグネットにおける周方向の
一端を係止するための切起片をヨークに形成し、その切
起片と対向するヨークの内周面に前記マグネットにおけ
る周方向の他端を係止するための突条を形成した。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
切起片と突条との間にマグネットが配設される。請求項
2に記載の発明では、筒状ヨークの内周面に複数のマグ
ネットを保持するためのモータのマグネット保持構造に
おいて、前記マグネットにおける周方向の一端を係止す
るための切起片をヨークに形成し、その切起片と対向す
る位置にも、前記マグネットにおける周方向の他端を係
止するための切起片を形成した。
【0011】従って、請求項2に記載の発明によれば、
対向する切起片の間にマグネットが配設される。請求項
3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の
モータのマグネット保持構造において、前記切起片をヨ
ークの両端側に形成した。
【0012】従って、請求項3に記載の発明によれば、
ヨークの中央部が大きくなる。請求項4に記載の発明で
は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータ
のマグネット保持構造において、前記切起片は、ヨーク
の外側に向かう付勢力を有する。
【0013】従って、請求項4に記載の発明によれば、
切起片によって、マグネットはヨークの内周面に付勢さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体化した一実
施形態を図面を用いて説明する。図1(a)〜(d)に
示すように、モータ1は、ヨーク10、一対のマグネッ
ト20、回転子30を備えている。
【0015】ヨーク10は、金属より構成され、略円筒
状に形成されている。一対のマグネット20は、ヨーク
10の内周面に配設されている。回転子30は、一対の
マグネット20間に回転可能に配設されている。
【0016】ヨーク10には、マグネット20を係止す
るための帯状の第1〜第4切起片11〜14が形成され
ている。図1(b)に示すように、その第1〜第4切起
片11〜14は、ヨーク10の側面において、左右方向
から互い違いに形成され、ヨーク10の内側に向かって
折り曲げられている。その第1〜第4切起片11〜14
と対向するヨーク10には、マグネット20を係止する
ための内側に向かう一対の突条15が形成されている。
一方、一対のマグネット20における周方向の両端部に
は、段差部21が形成されている。
【0017】そして、第1〜第4切起片11〜14と一
対の突条15との間にマグネット20が配設される。こ
のとき、第1〜第4切起片11〜14の先端部とマグネ
ット20の段差部21とが係止される。また、第1〜第
4切起片11〜14の外側に向かう付勢力によって、マ
グネット20は、ヨーク10の内周面に付勢される。そ
の結果、図1(a)に示すように、一対のマグネット2
0は、ヨーク10の内周面に係止され、ヨーク10の周
方向への移動が規制される。加えて、第1〜第4切起片
11〜14は、左右方向から互い違いに配設されている
ため、マグネット20は、ヨーク10の内周面で確実に
係止される。
【0018】ここで、第1〜第4切起片11〜14の長
さLを長くすると、第1〜第4切起片11〜14のバネ
定数が小さくなる。また、第1〜第4切起片11〜14
の幅Dを狭くすると、第1〜第4切起片11〜14のバ
ネ定数が小さくなる。しかも、第1〜第4切起片11〜
14の幅Dを狭くすることにより、ヨーク10の中央部
が大きくなる。換言すれば、ヨーク10の磁気回路が大
きくなる。さらに、ヨーク10を構成する金属の厚みT
を薄くすると、第1〜第4切起片11〜14のバネ定数
が小さくなる。その結果、マグネット20に加わる第1
〜第4切起片11〜14の付勢力を小さくすることがで
きる。
【0019】また、図1(b)〜(d)に示すように、
ヨーク10の両端側(図1(b),(c)において、上
端側及び下端側)には、ヨーク10の内側に向かう規制
部16が形成されている。このため、図1(b),
(c)において、ヨーク10内でマグネット20が上下
方向へ移動するのが規制される。
【0020】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)ヨーク10には、マグネット20を係止するため
の帯状の第1〜第4切起片11〜14が形成されてい
る。その第1〜第4切起片11〜14と対向するヨーク
10には、マグネット20を係止するための内側に向か
う一対の突条15が形成されている。一方、一対のマグ
ネット20における周方向の両端部には、段差部21が
形成されている。そして、第1〜第4切起片11〜14
と一対の突条15との間に一対のマグネット20が配設
される。このとき、第1〜第4切起片11〜14の先端
部とマグネット20の段差部21とが係止される。従っ
て、簡単な構成でマグネットを固定することができる。
【0021】(2)加えて、第1〜第4切起片11〜1
4の外側に向かう付勢力によって、マグネット20は、
ヨーク10の内周面に付勢されている。しかも、第1〜
第4切起片11〜14は、左右方向から互い違いに配設
されている。従って、マグネット20をヨーク10の内
周面で確実に係止することができる。
【0022】(3)第1〜第4切起片11〜14の長さ
Lを長く、第1〜第4切起片11〜14の幅Dを狭く、
ヨーク10を構成する金属の厚みTを薄く構成してい
る。このため、第1〜第4切起片11〜14のバネ定数
が小さくなる。従って、組付時や経年変化等によって、
マグネット20が割れるおそれを防止することができ
る。
【0023】(4)第1〜第4切起片11〜14の幅D
を狭くし、その第1〜第4切起片11〜14をヨーク1
0の両端側に形成している。このため、ヨーク10の磁
気回路が大きくなる。従って、第1〜第4切起片11〜
14をヨーク10に形成しても、モータ1に何ら影響は
ない。
【0024】(5)ヨーク10の両端側には、ヨーク1
0の内側に向かう規制部16が形成されている。このた
め、ヨーク10内でマグネット20が上下方向へ移動す
るのが規制される。また、ヨーク10内でマグネット2
0は、第1〜第4切起片11〜14と一対の突条15と
の間で係止されている。従って、ヨーク10内でマグネ
ット20が移動するのを防止することができる。
【0025】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・図2に示すように、左方向から第1及び第4切起片1
1,14を形成し、右方向から第2及び第3切起片1
2,13を形成しても良い。このように構成しても、マ
グネット20は、ヨーク10の内周面で確実に係止する
ことができる。
【0026】・図3に示すように、ヨーク10の側面に
形成した突条15を、第1〜第4切起片11〜14(第
1、第4切起片11,14は、図示略)に変更しても良
い。 ・図4に示す扁平ヨークに前記実施形態を適用しても良
い。
【0027】・深しぼりヨークに前記実施形態を適用し
ても良い。さらに、上記実施形態より把握される請求項
以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に
記載する。
【0028】〔1〕請求項1〜請求項4のいずれか1項
に記載のモータのマグネット保持構造において、前記切
起片は、複数であって、それぞれ互い違いに配設されて
いるモータのマグネット保持構造。
【0029】このように構成すれば、マグネットをヨー
クの内周面で確実に係止することができる。 〔2〕請求項1〜請求項4、前記〔1〕のいずれか1項
に記載のモータのマグネット保持構造において、前記切
起片の長さを長くし、幅を狭くし、厚みを薄くしたモー
タのマグネット保持構造。
【0030】このように構成すれば、切起片の付勢力を
小さくすることができ、マグネットの組付時や経年変化
等によって、マグネットが割れるおそれを防止すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1または請求項
2に記載の発明によれば、簡単な構成でマグネットを固
定することができる。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明の効果に加えて、ヨークの
磁気回路を大きくすることができる。請求項4に記載の
発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の発明の効果に加えて、マグネットをヨークの内周面
で確実に係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図1(b)におけるモータの横断面図。 (b)図1(a)におけるモータの左側面図。 (c)図1(a)におけるモータの右側面図。 (d)図1(a)におけるモータの底面図。
【図2】切起片の構成を示す側面図。
【図3】モータの横断面図。
【図4】扁平ヨークを有するモータの横断面図。
【図5】(a)従来におけるマグネットの保持構造を示
す説明図。 (b)従来におけるマグネットの保持構造を示す説明
図。 (c)従来におけるマグネットの保持構造を示す説明
図。
【符号の説明】
1…モータ、10…ヨーク、11〜14…第1〜第4切
起片、15…突条、20…マグネット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ヨークの内周面に複数のマグネット
    を保持するためのモータのマグネット保持構造におい
    て、 前記マグネットにおける周方向の一端を係止するための
    切起片をヨークに形成し、その切起片と対向するヨーク
    の内周面に前記マグネットにおける周方向の他端を係止
    するための突条を形成したモータのマグネット保持構
    造。
  2. 【請求項2】 筒状ヨークの内周面に複数のマグネット
    を保持するためのモータのマグネット保持構造におい
    て、 前記マグネットにおける周方向の一端を係止するための
    切起片をヨークに形成し、その切起片と対向する位置に
    も、前記マグネットにおける周方向の他端を係止するた
    めの切起片を形成したモータのマグネット保持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のモータ
    のマグネット保持構造において、 前記切起片をヨークの両端側に形成したモータのマグネ
    ット保持構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載のモータのマグネット保持構造において、 前記切起片は、ヨークの外側に向かう付勢力を有するモ
    ータのマグネット保持構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227229A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラインフィルタ
JP2016019456A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 日本電産セイミツ株式会社 モータ及びこのモータに用いる永久磁石の固定方法

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JP2008227229A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラインフィルタ
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