JP2000324451A - 映像データ再生方法と映像データ再生装置および映像送出システム - Google Patents

映像データ再生方法と映像データ再生装置および映像送出システム

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JP2000324451A
JP2000324451A JP11134506A JP13450699A JP2000324451A JP 2000324451 A JP2000324451 A JP 2000324451A JP 11134506 A JP11134506 A JP 11134506A JP 13450699 A JP13450699 A JP 13450699A JP 2000324451 A JP2000324451 A JP 2000324451A
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Koichi Uchide
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成で簡単にマルチ画面表示を行う。 【解決手段】所望の映像素材の映像データDSをメモリ
制御部142によってメモリ部143に一時記憶する。
書き込まれている1表示画面分の映像データを複数の領
域に区分し、領域毎に映像データを所定の読み出しパタ
ーンに基づいて読み出すことにより、1表示画像分の映
像データDV-1〜DV-4を生成する。生成した映像デー
タDV-1〜DV-4を映像変換出力部144-1〜144-4
に供給して映像信号SV-1〜SV-4として映像出力装置
25-1〜25-4に供給する。所望の映像素材の画像を映
像出力装置25-1〜25-4によってマルチ画面表示でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像データ再生
方法と映像データ再生装置および映像送出システムに関
する。詳しくは、映像データを読み出してメモリ部に書
き込み、メモリ部に書き込まれた1表示画像分の映像デ
ータを複数の領域に区分し、領域毎に映像データを所定
の読み出しパターンに基づいて読み出すことにより、1
表示画像分の映像データを領域数分生成し、複数の映像
出力装置のそれぞれで領域毎の映像データに基づく分割
画を表示することにより、映像素材の1つの画像を複数
の映像出力装置で表示してマルチ画面表示を行うもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの画像を複数に分割すると共
に複数の映像出力装置のそれぞれで分割画を表示するこ
とにより、1つの画像をマルチ画面で表示することがで
きる映像送出システムが提供されている。この映像送出
システムでは、例えばビデオテープレコーダ等を時間管
理して、このビデオテープレコーダ等より出力される1
つの映像信号を映像プロセッサ等で処理することによ
り、1つの映像信号から分割画毎の映像信号が生成され
る。この分割画の映像信号を、画面の分割に応じて配置
された複数の映像出力装置の対応する映像出力装置に供
給することによってマルチ画面表示が行われている。
【0003】また、最近ではビデオテープレコーダ等に
替えて、ハードディスク等のノンリニアアクセス可能な
記録媒体を使用した映像サーバが用いられるようになっ
てきている。
【0004】映像サーバは、映像・音声データを蓄積す
るとともに並列処理が可能な複数のハードディスク装置
を含むデータ記録再生装置を用いることによりデータの
転送レートの高速化と大容量が図られている。更にパリ
ティデータを記録しておくことにより、万一いずれかの
ハードディスク装置が故障しても信頼性を確保できるよ
うにする試みがなされている。これより、複数の音声・
映像データからなる素材を分散的に記録しておき多チャ
ネル送出を同時に行ったり、再生時間をずらして同一の
素材を多チャネルで再生することにより、VOD(ビデ
オオンデマンド)やNVOD(ニアビデオオンデマン
ド)等のシステムを構築する等、多様な使用形態に対応
することができる。
【0005】また、映像サーバでは、割り当てられたタ
イムスロットで時分割にデータの記録や再生動作を行わ
せることで、複数チャネルの同時入出力を実現してい
る。例えば1チャネルをデータの記録に使用すると共に
4チャネルをデータの再生に使用するとき、1周期例え
ば1秒を分割して5つのタイムスロット「T1」〜「T
5」に分け、タイムスロット「T1」の期間で1チャネル
のデータを記録し、タイムスロット「T2」の期間でデ
ータを読み出すことにより1チャネルのデータを再生し
て出力する。さらに、タイムスロット「T3」〜「T5」
の期間も同様に、それぞれのタイムスロット内でデータ
を再生して出力する処理が行われて、1チャネルのデー
タの記録と4チャネルのデータの再生を同時に処理する
ことができる。
【0006】このような映像サーバーでは、送出の要求
に応じて任意の映像を任意のタイミングで任意のチャネ
ルに送出可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
映像サーバ50から出力される1つの映像信号Vaに基
づく画像を図17に示すように例えば4つの映像出力装
置60-1〜60-4を用いてマルチ画面表示する場合、倍
スキャンコンバータ70や映像プロセッサ75を用い
て、1つの映像信号Vaから分割画の映像信号Vb-1〜V
b-4を再構築することが行われる。しかし、このように
倍スキャンコンバータ70や映像プロセッサ75を用い
ることから高価となってしまう。
【0008】そこで、この発明では、安価であると共に
簡単にマルチ画面表示を行うことができる映像データ再
生方法と映像データ再生装置および映像送出システムを
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像デー
タ再生方法は、映像データをメモリ部に書き込むものと
し、メモリ部に書き込まれた1表示画像分の映像データ
を複数の領域に区分し、領域毎に映像データを所定の読
み出しパターンに基づいて読み出すことにより、1表示
画像分の映像データを領域数分生成して出力するもので
ある。
【0010】また、映像データ再生装置は、映像データ
を一時記憶するメモリ手段と、メモリ手段に対する映像
データの書き込みと読み出しを制御するメモリ制御手段
とを有し、メモリ制御手段では、メモリ手段に映像デー
タを書き込むと共に、書き込まれた1表示画面分の映像
データを複数の領域に区分し、領域毎に映像データを所
定の読み出しパターンに基づいて読み出すことにより、
1表示画像分の映像データを領域数分生成するものであ
る。
【0011】さらに、映像送出システムは、映像素材の
映像データを記録媒体に記録するとともに、該記録媒体
に記録された映像データを再生するデータ記録再生装置
と、データ記録再生装置の動作を制御する制御装置と、
データ記録再生装置で再生された映像データに基づく画
像を表示する映像出力装置とを備え、制御装置によって
データ記録再生装置を制御し、要求に応じた映像素材の
映像データを読み出して要求に応じた映像素材を映像出
力装置に表示させる映像送出システムであって、データ
記録再生装置は、記録媒体から読み出された映像データ
を一時記憶するメモリ手段と、メモリ手段に対する映像
データの書き込みと読み出しを制御するメモリ制御手段
とを有し、メモリ制御手段では、メモリ手段に映像デー
タを書き込むと共に、書き込まれた1表示画面分の映像
データを複数の領域に区分し、領域毎に映像データを所
定の読み出しパターンに基づいて読み出すことにより、
1表示画像分の映像データを領域数分生成し、映像出力
装置は領域数分設けるものとし、データ記録再生装置で
生成された領域数分の映像データを対応する位置の映像
出力装置に供給して、領域毎の画像をそれぞれの映像出
力装置で表示することにより、要求に応じた映像素材の
1表示画像を複数の映像出力装置を用いて表示するもの
である。
【0012】この発明においては、所望の映像素材の送
出要求がなされたときには、ノンリニアアクセス可能な
ハードディスク装置等に記憶された所望の映像素材の符
号化された映像データが読み出されると共に復号化され
てメモリ部に書き込まれる。メモリ部に書き込まれた1
表示画面分の映像データは複数の領域に区分される。区
分された映像データは領域毎に所定の読み出しパターン
に基づき読み出されて、例えば水平方向および垂直方向
にそれぞれ2分割されて4つ領域に区分されているとき
には、領域毎に映像データが所定の順序で水平方向およ
び垂直方向に2度読みされて、1表示画像分の映像デー
タが領域数分生成される。この領域数分の映像データ
は、領域数分設けられている映像出力装置の、対応する
位置の映像出力装置にそれぞれ供給される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明
の映像送出システムの構成を示している。映像素材の映
像データDSは、エンコーダ5によって符号化処理が行
われて圧縮符号化データTDとして映像サーバ10に供
給される。なおエンコーダ5の動作は後述するコンピュ
ータ等を用いたコントロール装置20からの命令信号C
MDに基づいて制御される。
【0014】映像サーバ10は、メインコントロール部
11、ハードディスクコントロール部(HDDコントロ
ール部)12、ハードディスクユニット(HDDユニッ
ト)13、復号化部14、外部インタフェース部15を
有している。メインコントロール部11、HDDコント
ロール部12、復号化部14および外部インタフェース
部15は、それぞれコマンドバス17およびデータバス
18に接続される。また、HDDコントロール部12に
は、HDDユニット13が接続される。なお、映像サー
バでタイムスロット毎にデータの再生動作を行うことに
より例えばnチャネルの同時出力等を行う場合には、タ
イムスロットに応じた数の復号化部14-1〜14-nが設
けられる。
【0015】コントロール装置20で実行されているア
プリケーションからの命令信号CMDは、外部インタフ
ェース部15およびデータバス18を介してメインコン
トロール部11に供給される。なお、命令信号CMDは
エンコーダ5にも供給される。
【0016】メインコントロール部11では命令信号C
MDに基づき、HDDコントロール部12、復号化部1
4等の動作を制御するための制御信号CTを生成して、
コマンドバス17を介して各部に供給する。
【0017】ここで、エンコーダ5から圧縮符号化デー
タTDが供給されると、この圧縮符号化データTDは、
外部インタフェース部15およびデータバス18を介し
てHDDコントロール部12に供給される。
【0018】HDDコントロール部12は、メインコン
トロール部11からの制御信号CTに基づき、割り当て
られたタイムスロットで供給された圧縮符号化データT
DをHDDユニット13に書き込むと共に、コントロー
ル装置20側で要求された映像素材の圧縮符号化データ
TDを、割り当てられたタイムスロットでHDDユニッ
ト13から読み出すためのユニット制御信号CTHを生
成する。このユニット制御信号CTHはHDDユニット
13に供給される。
【0019】HDDユニット13は、例えば複数のハー
ドディスク装置が並列に組み合わせされたディスクアレ
イのような構造とされており、HDDコントロール部1
2から供給されたユニット制御信号CTHに基づいて、
ハードディスク装置に対する圧縮符号化データTDの書
き込みあるいは読み出しをノンリニアに行う。
【0020】HDDユニット13から割り当てられたタ
イムスロットで読み出された圧縮符号化データTDは、
データバス18を介してタイムスロットに応じた復号化
部14に供給される。
【0021】ここで、マルチ画面表示を行う場合には、
復号化部14に少なくとも画面分割数分の映像出力装置
が接続される。この復号化部14では、供給された圧縮
符号化データTDから分割画の映像データDVを生成し
て、画面の分割に応じて配置された複数の映像出力装置
の対応する映像出力装置25に供給する。
【0022】図2は復号化部14の構成を示している。
復号化部14は、復号処理部141、メモリ制御部14
2、メモリ部143、映像変換出力部144を有してい
る。この映像変換出力部144は映像出力装置25の数
だけ設けられており、マルチ画面表示で1つの画像を例
えば図3に示すように水平方向および垂直方向にそれぞ
れ2分割して、4つの分割画MP-1〜MP-4を4つの映
像出力装置25-1〜25-4を用いて表示する場合には、
4つの映像変換出力部144-1〜144-nが設けられ
る。
【0023】復号処理部141では、データバス18を
介して供給された圧縮符号化データTDを復号化してデ
ジタルの映像データDSに変換する。この映像データD
Sはメモリ制御部142に供給される。ここで、圧縮符
号化データTDの圧縮フォーマットが、例えばMPEG
(Moving Picture Experts Group)2のMP@MLであ
るとき、復号処理部141によって圧縮符号化データT
Dが、CCIR−601と呼ばれるフォーマットの映像
データDSに変換される。このCCIR−601と呼ば
れるフォーマットの概略を図4に示す。
【0024】映像データDSの信号ストリーム(図4
B)は1バイト単位とされており、水平制御信号(図4
A)に同期して出力される。この水平制御信号の信号レ
ベルがローレベル「L」の部分に位置する信号ストリー
ムはアクティブビデオ部分であり、画像を表示する信号
となっている。このアクティブビデオ部分の信号ストリ
ームにおいて、「Y」は輝度データをあらわし、「C
B」および「CR」はそれぞれ色差データをあらわして
いる。また水平制御信号の信号レベルがハイレベル
「H」の部分に位置する信号ストリームは、アクティブ
ビデオ部分の終了を示すEAVコードやアクティブビデ
オ部分の開始を示すSAVコード、およびブランキング
データの信号ストリームである。
【0025】メモリ制御部142では、メインコントロ
ール部11からの制御信号CTに基づき、復号処理部1
41から供給された映像データDSをメモリ部143に
書き込む処理や、メモリ部143に書き込まれた映像デ
ータDSの読み出し順序を制御して、映像出力装置25
-1〜25-4によって1つの画像を表示するための分割画
の映像データDV-1〜DV-4の生成処理を行う。
【0026】メモリ部143は、映像データDSの書き
込みと読み出しを並行して行うことができるように、例
えば2つのバンクを有するものが用いられる。このた
め、例えば一方のバンクAの領域に映像データDSを書
き込むと共に他方のバンクBの領域に書き込まれている
映像データDSの読み出し順序を制御して映像データD
V-1〜DV-4の生成処理を同時に行うことができる。こ
のメモリ制御部142で生成された映像データDV-1は
映像変換出力部144-1に供給される。同様に、映像デ
ータDV-2〜DV-4は、映像変換出力部144-2〜14
4-4に供給される。
【0027】映像変換出力部144-1では、映像データ
DV-1をアナログの映像信号SV-1に変換して映像出力
装置25-1に供給する。同様に、映像変換出力部144
-2〜144-4では、映像データDV-2〜DV-4をアナロ
グの映像信号SV-2〜SV-4に変換して映像出力装置2
5-2〜25-4に供給する。
【0028】次に、メモリ制御部142の動作について
説明する。なお、メモリ部143は上述したように2つ
のバンクA,Bを有するものとして説明する。
【0029】図5に示すフローチャートは、メモリ部1
43に映像データDSを書き込む処理を示している。ス
テップST1-1では、書き込み位置を示す書き込みポイ
ンタを、メモリ部143の二つのバンクA,Bのうち、
書き込み可能なバンクの先頭位置に設定してステップS
T1-2に進む。
【0030】ステップST1-2では、映像データDSを
1バイト受信したか否かを判別する。ここで、復号処理
部141から映像データDSが供給されてないときには
ステップST1-2に戻り、映像データDSが1バイト供
給されたときにはステップST1-3に進む。
【0031】ステップST1-3では、設定された書き込
みポインタの位置に供給された1バイトのデータを書き
込んでステップST1-4に進む。
【0032】ステップST1-4では、映像データDSの
1表示画像分、例えば1フレーム分のデータ書き込みが
終了したか否かの判別を行う。ここで、1フレーム分の
データの書き込みが終了していないときにはステップS
T1-5に進み、書き込みポインタのポインタ値に「1」
を加算することによりポインタの位置を移動させてステ
ップST1-2に戻る。このため、書き込み可能なバンク
の先頭位置から、映像データDSが連続してメモリ部1
43に書き込まれる。
【0033】その後、1フレーム分のデータ書き込みが
終了するとステップST1-4からステップST1-6に進
む。
【0034】ステップST1-6では、映像出力装置25
-1〜25-4によってマルチ画面表示する映像素材の全フ
レーム分のデータ書き込みが終了したか否かの判別が行
われる。ここで、全フレーム分のデータ書き込みが終了
していないときにはステップST1-7に進み、バンクを
切り替えて、書き込みポインタを別のバンクの先頭位置
に設定してステップST1-2に戻る。このため、メモリ
部13のバンクA,Bに交互に1フレーム単位で映像デ
ータDSが書き込まれる。
【0035】また、ステップST1-6で全フレーム分の
データ書き込みが終了したと判別されたときには映像デ
ータDSの書き込み処理を終了する。
【0036】図6はメモリ部143のメモリマップの概
略を示している。メモリ部143のメモリ領域は、映像
データDSに対応するものとされており、例えばバンク
Aに映像データDSを書き込むことができる場合、書き
込みポインタは最初に位置P[0,0]に設定される。
なお、図6では映像データDSが525/60方式であ
る場合を示している。
【0037】映像データDSが1バイト毎に順次書き込
まれて、書き込みポインタの位置は水平方向に移動され
る。ここで、映像データDSが1716バイト分、すな
わち1ライン分書き込まれると、書き込みポインタはP
[0,n5]からP[1,0]の位置に移動される。以
下同様にして、映像データDSが1ライン分ずつ順次書
き込まれて、P[0,0]からP[m4,n5]の領域に
映像データDSが1フィールド分書き込まれる。
【0038】次に、書き込みポインタをP[m5,0]
に移動させて同様な処理を行うことによりP[m5,
0]からP[m9,n5]の領域に映像データDSが1フ
ィールド分書き込まれる。このようにして、バンクAに
対して映像データDSが1フレーム分書き込まれる。ま
た、同様にしてバンクBのP[0,0]から順次映像デ
ータDSを書き込むことで、バンクBに対して1フレー
ム分の映像データDSの書き込みが行われる。
【0039】このため、P[m2,n2]〜P[m2,n
5]、P[m2+1,n2]〜P[m2+1,n5]、・・
・、P[m4,n2]〜P[m4,n5]、およびP[m
7,n2]〜P[m7,n5]、P[m7+1,n2]〜P
[m7+1,n5]、・・・、P[m9,n2]〜P[m
9,n5]の領域には、アクティブビデオ部分のデータが
書き込まれると共に、他の領域にはブランキングのデー
タ等が書き込まれることとなる。
【0040】このようにして、メモリ部143のバンク
に映像データDSが1フレーム分書き込まれると、アク
ティブビデオ部分のデータが書き込まれた領域をフィー
ルド毎に画面分割数に区分する。すなわち、領域AR1
-1〜AR1-4,AR2-1〜AR2-4の4つの領域に区分
する。また、書き込まれた映像データを読み出して新た
な映像データの生成処理を領域毎に行うことで、分割画
を表示するための映像データDV-1〜DV-4が生成され
る。
【0041】ここで、メモリ部143の1つの領域AR
1-1と他のフィールドの映像データを記録した対応する
領域AR2-1のデータを用いて1フレーム分の映像デー
タDV-1を生成する場合、1つの領域AR1-1,AR2
-1のデータ量は、水平方向および垂直方向ともにデータ
量がほぼ半分である。また、領域AR1-2〜AR1-4,
AR2-2〜AR2-4のデータ量も同様である。
【0042】このため、書き込まれた映像データDSを
読み出す際には、例えば図7に示すように、書き込まれ
た2画素を構成する4バイト分の映像データDS(図7
A)を、輝度データ「Y」と色差データ「CB」,「C
Y」が正しい順序となるように2度読み込んで、4画素
を構成する8バイ卜分の映像データDV(図7B)を生
成することにより水平方向のデータ量を2倍とすること
ができる。また、垂直方向に対しては1ライン分のデー
タを2回続けて読み出すと共に、領域AR1-1と領域A
R1-3および領域AR2-1と領域AR2-3の境界部分の
データは1回読み出すことで、垂直方向のデータ量を2
倍にできる。また、他の領域でも同様な読み出しを行う
ことで、データ量を2倍とすることができる。
【0043】このようにしてアクティブビデオ部分のデ
ータ量を2倍とすると共に、ブランキングのデータ等を
順次読み出すことで、分割画の映像データDV-1〜DV
-4を生成することができる。
【0044】図8から図16に示すフローチャートは、
メモリ部143に書き込まれた映像データDSを読み出
して分割画の映像データDV-1〜DV-4を生成する処理
を示している。ここで、図8は映像データDV-1〜DV
-4を生成する全体の処理を示しており、図9および図1
0はメモリ部13に書き込まれている映像データDSの
読み出しを制御して分割画MP-1を表示するための映像
データDV-1を生成する処理を示している。また、図1
1および図12、図13および図14、図15および図
16は、それぞれ分割画MP-2,MP-3,MP-4を表示
するための映像データDV-2,DV-3,DV-4の生成処
理を示している。
【0045】まず、図8のステップST2-1では、読み
出しポインタを読み出し可能なバンクの先頭位置である
P[0,0]に設定してステップST2-2に進む。
【0046】ステップST2-2では、後述する映像デー
タDV-1の生成処理によって例えば1バイト分のデータ
を読み出して映像変換出力部144-1に供給したのちス
テップST2-3に進む。また、ステップST2-3でも同
様にして、後述する映像データDV-2の生成処理によっ
て1バイト分のデータを読み出して映像変換出力部14
4-2に供給したのちステップST2-4に進む。
【0047】同様に、ステップST2-4およびステップ
ST2-5でも後述する映像データDV-3,DV-4の生成
処理によって1バイト分のデータを読み出して映像変換
出力部144-3,144-4に供給する。
【0048】次に、ステップST2-6では、映像データ
DV-1〜DV-4の生成がそれぞれ1フレーム分完了した
か否かの判別が行われる。ここで、映像データDV-1〜
DV-4の生成がそれぞれ1フレーム分完了していないと
きにはステップST2-2に戻り、引き続き1バイト分の
データの読み出しが行われる。また、映像データDV-1
〜DV-4の生成が1フレーム分完了するとステップST
2-7に進み、映像素材の全フレーム分の映像データDV
の生成が完了したか否かの判別が行われる。ここで、全
フレーム分の映像データDV-1〜DV-4の生成が完了し
ていないときには、ステップST2-8に進む。
【0049】ステップST2-8では、映像データの読み
出しポインタを新たなバンクの先頭位置であるP「0,
0]に設定してステップST2-2に戻る。
【0050】その後、ステップST2-7で全フレーム分
の映像データDV-1〜DV-4の生成が完了したと判別さ
れたときには、メモリ部143に書き込まれた映像デー
タDSの読み出し処理が終了される。
【0051】なお、図8に示す処理では、1バイトずつ
映像データを読み出しながら映像データDV-1〜DV-4
を順次生成するものとしたが、1フレーム分の映像デー
タDV-1を生成してから1フレーム分の映像データDV
-2を生成し、以下順次映像データDV-1〜DV-4を生成
するものとしてもよい。
【0052】次に、映像データDV-1の生成処理を図9
および図10のフローチャートを用いて説明する。
【0053】まず、ステップST3-1では、分割画MP
-1を生成するための映像データDV-1を構成するのに必
要な垂直ブランキングのデータ等である図6のP[0,
0]〜P[m1,n5]のデータを、P[0,0]から水
平方向に順次1バイトずつ1ライン分読み出すと共に、
「m1」ラインまで読み出してステップST3-2に進
む。なお、上述のステップST2-2で1バイトのデータ
の読み出しが行われたときには、ステップST2-2から
ステップST2-3に進み、映像データDV-2の生成処理
によって1バイト分の映像データの読み出しが行われる
ものとしたが、説明を簡単とするため映像データDV-
1,DV-2,DV-3,DV-4の生成を個別に説明する。
【0054】ステップST3-2では、垂直方向の位置を
あらわす変数yおよび変数yblkを、垂直帰線期間終了
後の最初のラインである「m2」にセットして、ステッ
プST3-3に進む。
【0055】ステップST3-3では、映像データが垂直
方向に2回読み出されたかを判別するためのフラグYfg
を「1」に設定してステップST3-4に進む。このフラ
グYfgの値は、値が「1」であるときには同じラインの
映像データをもう一度読み出すことを示しており、値が
「0」であるときには同じラインの映像データをもう一
度読み出す必要がないことを示している。
【0056】ステップST3-4では、P[yblk,0]
からP[yblk,n1]までの水平ブランキングのデータ
等を読み出してステップST3-5に進む。
【0057】ステップST3-5では、変数yblkの値に
「1」を加算して変数yblkの新たな値に設定する。ま
た水平方向の位置をあらわす変数xにアクティブビデオ
部分のデータが書き込まれた領域AR1-1の先頭位置で
ある「n2」を設定する。
【0058】ステップST3-6では、領域AR1-1のP
[y,x]からP[y,x+3]までの4バイトのデー
タを、8バイト分のデータとなるように上述の図7に示
す所定の順序で読み出してステップST3-7に進む。
【0059】ステップST3-7では、変数xの値が領域
AR1-1の終了位置である「n3」から「3」を減算し
た値と等しいか否かが判別される。ここで、領域AR1
-1のデータ数、すなわち「n2」から「n3」までのデー
タ数が「4」の整数倍であり、上述したようにデータを
読み出した場合には、変数xの値が「n3−3」である
ときにステップST3-6の処理によって「n3−3」
「n3−2」「n3−1」「n3」の映像データが読み出
されることから、変数xの値が「n3−3」と等しいか
否かを判別することで分割画MP-1の1ライン分の映像
データの読み出しが完了したか否かを判別できる。ここ
で、1ライン分の映像データの読み出しが完了していな
い場合はステップST3-8に進み、このステップST3
-8で、変数xの値に「4」を加算して変数xの新たな値
に設定してステップST3-6に戻る。また、ステップS
T3-7で1ライン分の映像データの読み出しが完了した
場合にはステップST3-9に進む。
【0060】ステップST3-9では、フラグYfgの値が
「0」に設定されているか否かの判別を行う。ここで、
フラグYfgの値が「0」に設定されていないときにはス
テップST3-10に進み、フラグYfgの値を「0」に設
定してステップST3-4に戻る。また、フラグYfgの値
が「0」に設定されているときにはステップST3-11
に進む。
【0061】ステップST3-11では、変数yの値が分
割画MP-1の最終ラインの位置「m3」から「1」を減
算した値と等しいか否かが判別される。すなわち、分割
画MP-1の1フィールド分のデータ読み出し終了の1ラ
イン前であるか否かが判別される。なお、分割画MP-1
の最終ラインのデータは、分割画MP-3の最初のライン
のデータとしても用いられるものである。
【0062】ここで、データ読み出し終了の1ライン前
であると判別されたときにはステップST3-12に進
み、変数yの値に「1」を加算して変数yの新たな値に
設定してステップST3-10に戻ると共に、ステップS
T3-10でフラグYfgの値を「0」に設定してステップ
ST3-4に戻る。また、データ読み出し終了の1ライン
前であると判別されないときにはステップST3-13に
進む。
【0063】ステップST3-13では、変数yの値が分
割画MP-1の最終ラインを示す位置「m3」と等しく、
分割画MP-1の1フィールド分のデータ読み出しが終了
したか否かが判別される。ここで、分割画MP-1の1フ
ィールド分のデータ読み出し終了と判別されないときに
はステップST3-14に進み、ステップST3-14で変数
yの値に「1」を加算した値が変数yの新たな値に設定
されてステップST3-3に戻る。また、データ読み出し
終了と判別されたときにはステップST3−15に進む。
【0064】このように、ステップST3-1〜ST3-1
4の処理によって、ブランキングのデータ等を1ライン
毎に1バイトずつ読み出すと共に、アクティブビデオ部
分のデータは所定の順序に従いデータ量が2倍となるよ
うに読み出す。さらに、フラグYfgを用いることで1ラ
イン分のアクティブビデオ部分のデータを2回読み出す
と共に、最後のラインは1回のデータ読み出しとする。
このような読み出しパターンで、メモリ部143に書き
込まれた映像データDSを読み出すことで、映像データ
DV-1を1フィールド分生成することができる。
【0065】例えば、図6に示すメモリマップにおい
て、書き込まれる映像データDSが525/60の方式
のときには、「m2」=20、「m3」=141、「m
4」=262、「n2」=276、「n3」=995、
「n5」=1715であることから、「n2」から「n
3」までの720バイトのデータで「n2」から「n5」
までの1740バイトに相当するデータが生成される。
また、「m2」から「m3−1」までの121ライン分の
アクティブビデオ部分のデータが2回読み出されると共
に「m3」ラインのアクティブビデオ部分のデータは1
回だけ読み出されて、「m2」から「m4」までの243
ライン分に相当するデータが生成される。この読み出さ
れたデータと1ライン毎に順次読み出されたブランキン
グのデータ等から映像データDV-1を1フィールド分生
成することができる。
【0066】ステップST3-13からステップST3-15
に進むと、ステップST3-15以降の処理によって次の
フィールドの映像データDV-1の生成が行われる。
【0067】ステップST3-15では、ステップST3-
1と同様にして垂直ブランキングのデータ等を1バイト
毎に読み出す。なお、ステップST3-1に於けるP
[0,0]、P[m1,n5]は、ステップST3-15で
はP[m5,0]、P[m6,n5]となる。
【0068】ステップST3-16では、変数yおよび変
数yblkを垂直帰線期間終了後の最初のラインである
「m7」に設定して、ステップST3-17に進む。
【0069】ステップST3-17では、フラグYfgを
「1」に設定してステップST3-18に進む。
【0070】ステップST3-18では、P[yblk,0]
からP[yblk,n1]までの水平ブランキングのデータ
等を読み出してステップST3-19に進む。
【0071】ステップST3-19では、変数yblkの値に
「1」を加算して変数yblkの新たな値に設定する。ま
た変数xをアクティブビデオ部分のデータが書き込まれ
た領域AR2-1の先頭位置である「n2」に設定する。
【0072】ステップST3-20では、領域AR2-1の
P[y,x]からP[y,x+3]までの4バイトのデ
ータを、8バイト分のデータとなるように所定の順序で
読み出してステップST3-21に進む。
【0073】ステップST3-21では、ステップST3-
7と同様にして、分割画MP-1の1ライン分の映像デー
タの読み出しが完了したか否かを判別する。ここで、1
ライン分の映像データの読み出しが完了していない場合
はステップST3-22に進み、このステップST3-22
で、変数xの値に「4」を加算して変数xの新たな値に
設定してステップST3-20に戻る。また、ステップS
T3-21で1ライン分の映像データの読み出しが完了し
たと判別されたときにはステップST3-23に進む。
【0074】ステップST3-23では、フラグYfgの値
が「0」に設定されているか否かの判別を行う。ここ
で、フラグYfgの値が「0」に設定されていないときに
はステップST3-24に進み、フラグYfgの値を「0」
に設定してステップST3-18に戻る。また、フラグYf
gの値が「0」に設定されているときにはステップST
3-25に進む。
【0075】ステップST3-25では、変数yの値が分
割画MP-1の最終ラインの位置「m8」から「1」を減
算した値と等しいか否かが判別される。すなわち、分割
画MP-1の1フィールド分のデータ読み出し終了の1ラ
イン前であるか否かが判別される。ここで、データ読み
出し終了の1ライン前であると判別されたときにはステ
ップST3-26に進み、変数yの値に「1」を加算した
値が変数yの新たな値に設定してステップST3-24に
戻ると共に、ステップST3-24でフラグYfgの値を
「0」に設定してステップST3-18に戻る。また、デ
ータ読み出し終了の1ライン前であると判別されないと
きにはステップST3-27に進む。
【0076】ステップST3-27では、変数yの値が分
割画MP-1の最終ラインを示す位置「m8」と等しく、
分割画MP-1の1フィールド分のデータ読み出しが終了
したか否かが判別される。ここで、データ読み出し終了
と判別されないときにはステップST3-28に進み、こ
のステップST3-28では、変数yの値に「1」を加算
した値が変数yの新たな値として設定されてステップS
T3-17に戻る。また、データ読み出し終了と判別され
たときには、分割画MP-1の映像データDV-1が1フレ
ーム分生成させて処理が終了される。
【0077】次に、分割画MP-2を表示するための映像
データDV-2の生成処理を図11および図12のフロー
チャートを用いて説明する。ステップST4-1では、ス
テップST3-1と同様にして映像データDV-2を構成す
るのに必要な垂直ブランキングのデータ等であるP
[0,0]〜P[m1,n5]までのデータを1バイトず
つ読み出してステップST4-2に進む。
【0078】ステップST4-2では、垂直方向の位置を
あらわす変数yおよび変数yblkを、垂直帰線期間終了
後の最初のラインである「m2」にセットして、ステッ
プST4-3に進む。
【0079】ステップST4-3では、フラグYfgを
「1」に設定してステップST4-4に進む。
【0080】ステップST4-4では、P[yblk,0]
からP[yblk,n1]までの水平ブランキングのデータ
等を読み出してステップST4-5に進む。
【0081】ステップST4-5では、変数yblkの値に
「1」を加算して変数yblkの新たな値に設定する。ま
た水平方向の位置をあらわす変数xにアクティブビデオ
部分のデータが書き込まれた領域AR1-2の先頭位置で
ある「n4」を設定する。
【0082】ステップST4-6では、アクティブビデオ
部分のデータが書き込まれた領域AR1-2のP[y,
x]からP[y,x+3]までの4バイトのデータを、
8バイト分のデータとなるように所定の順序で読み出し
てステップST4-7に進む。
【0083】ステップST4-7では、変数xの値が領域
AR1-2の終了位置である「n5」から「3」を減算し
た値と等しいか否かを判別することにより、分割画MP
-2の1ライン分の映像データの読み出しが完了したか否
かを判別できる。ここで、1ライン分の映像データの読
み出しが完了していない場合はステップST4-8に進
み、このステップST4-8で、変数xの値に「4」を加
算して変数xの新たな値に設定してステップST4-6に
戻る。また、ステップST4-7で1ライン分の映像デー
タの読み出しが完了した場合にはステップST4-9に進
む。
【0084】以下、分割画MP-1の映像データDV-1の
生成と同様な処理を行うことで1フィールド分の映像デ
ータDV-2を生成することができる。
【0085】さらにステップST4-15以降の処理を映
像データDV-1の生成と同様に行うと共に、ステップS
T4-16では変数yおよび変数yblkを垂直帰線期間終了
後の最初のラインである「m7」に設定し、ステップS
T4-19では、変数yblkの値に「1」を加算して変数y
blkの新たな値に設定すると共に、変数xに領域AR2-
2の先頭位置である「n4」を設定して1フィールド分の
映像データを読み出すことでき、分割画MP-1の映像デ
ータDV-2が1フレーム分生成させて処理が終了され
る。
【0086】次に、分割画MP-3を表示するための映像
データDV-3の生成処理を図13および図14のフロー
チャートを用いて説明する。ステップST5-1では、ス
テップST3-1と同様にして映像データDV-3を構成す
るのに必要な垂直ブランキングのデータ等であるP
[0,0]〜P[m1,n5]のデータを1バイトずつ読
み出してステップST5-2に進む。
【0087】ステップST5-2では、垂直方向の位置を
あらわす変数yを、分割画MP-1の最後のラインである
と共に分割画MP-3の垂直帰線期間終了後の最初のライ
ンである「m3」に設定する。また、水平ブランキング
のデータ等を1ラインずつ順次読み出すことができるよ
うに変数yblkを垂直帰線期間終了後の最初のラインで
ある「m2」に設定する。さらに、フラグYfgを「0」
に設定してステップST5-3に進む。
【0088】ステップST5-3では、P[yblk,0]
からP[yblk,n1]までの水平ブランキングのデ―タ
等を読み出してステップST5-4に進む。
【0089】ステップST5-4では、変数yblkの値に
「1」を加算して変数yblkの新たな値に設定する。ま
た水平方向の位置をあらわす変数xにアクティブビデオ
部分のデータが書き込まれた領域AR1-3の先頭位置で
ある「n2」を設定する。
【0090】ステップST5-5では、領域AR1-2のP
[y,x]からP[y,x+3]までの4バイトのデー
タを、8バイト分のデータとなるように所定の順序で読
み出してステップST5-6に進む。
【0091】ステップST5-6では、変数xの値が領域
AR1-3の終了位置である「n3」から「3」を減算し
た値と等しいか否かを判別することにより、分割画MP
-3の1ライン分の映像データの読み出しが完了したか否
かを判別できる。ここで、1ライン分の映像データの読
み出しが完了していない場合はステップST5-7に進
み、このステップST5-7で、変数xの値に「4」を加
算して変数xの新たな値に設定してステップST5-5に
戻る。また、ステップST5-6で1ライン分の映像デー
タの読み出しが完了した場合にはステップST5-8に進
む。
【0092】ステップST5-8では、フラグYfgの値が
「0」に設定されているか否かの判別を行う。ここで、
フラグYfgの値が「0」に設定されていないときにはス
テップST5-9に進み、ステップST5-9でフラグYfg
の値を「0」に設定してステップST5-3に戻る。ま
た、フラグYfgの値が「0」に設定されているときには
ステップST5-10に進む。
【0093】ステップST5-10では、変数yの値が分
割画MP-3の最終ラインの位置「m9」と等しいか否か
が判別される。ここで、最終ラインの位置「m9」と等
しいと判別されないときにはステップST5-11に進
み、変数yの値に「1」を加算した値を変数yの新たな
値に設定してステップST5-12に進む。ステップST
5-12ではフラグYfgを「1」に設定してステップST
5-3に戻る。また、ステップST5-10で変数yの値が
最終ラインの位置「m9」と等しいと判別されたときに
はステップST5-13に進む。
【0094】このように、ステップST5-1〜ST5-1
2の処理によって、ブランキングのデータ等を1ライン
毎に1バイトずつ読み出すと共に、アクティブビデオ部
分のデータは所定の順序に従いデータ量が2倍となるよ
うに読み出す。さらに、フラグYfgが最初に「1」に設
定されていることで最初の1ライン分のアクティブビデ
オ部分のデータを1回読み出すと共に、他のラインは2
回データの読み出しを行う。このような読み出しパター
ンで、メモリ部143に書き込まれた映像データDSを
読み出すことで、映像データDV-3を1フィールド分生
成することができる。
【0095】例えば、上述したように「m2」=20、
「m3」=141、「m4」=262、「n2」=27
6、「n3」=995、「n5」=1715である場合
に、「n2」から「n3」までの720バイトのデータ
で「n2」から「n5」までの1740バイトに相当する
データが生成される。また、「m3」ラインのアクティ
ブビデオ部分のデータが1回読み出されると共に「m3
+1」から「m4」までの121ライン分のアクティブ
ビデオ部分のデータが2回読み出されて、「m2」から
「m4」までの243ライン分に相当するデータが読み
出される。この読み出されたデータとブランキングのデ
ータ等から1フィールド分の映像データDV-3が生成さ
れる。
【0096】ステップST5-10からステップST5-13
に進むと、ステップST5-13からの処理によって次の
フィールドの映像データDV-3の生成が行われるステッ
プST5-13では、ステップST5-1と同様にしてブラ
ンキングのデータ等を読み出しステップST5-14に進
む。なお、ステップST5-1に於けるP[0,0]、P
[m1,n5]は、ステップST5-13ではP[m5,
0]、P[m6,n5]となる。
【0097】ステップST5-14では、変数yを分割画
MP-1の最後のラインであると共に分割画MP-3の垂直
帰線期間終了後の最初のラインである「m8」に設定す
る。また、ブランキングのデータ等を1ラインずつ順次
読み出すことができるように変数yblkを垂直帰線期間
終了後の最初のラインである「m7」に設定する。さら
に、フラグYfgを「0」に設定してステップST5-15
に進む。
【0098】以下ステップST5-15からステップST
5-21の処理をステップST5-3からステップST5-9
と同様に行い、ステップST5-20からステップST5-
22に進むと、ステップST5-22では、変数yの値が分
割画MP-3の最終ラインの位置「m9」と等しく、分割
画MP-3の1フィールド分のデータ読み出しが終了した
か否かが判別される。ここで、データ読み出し終了と判
別されないときにはステップST5-23に進み、このス
テップST5-23では、変数yの値に「1」を加算した
値が変数yの新たな値として設定されてステップST5
-15に戻る。また、データ読み出し終了と判別されたと
きには、分割画MP-3の映像データDV-3が1フレーム
分生成されて処理が終了される。
【0099】次に、分割画MP-4を表示するための映像
データDV-4の生成処理では、図15と図16のフロー
チャートで示すように、上述の分割画MP-1〜MP-3を
生成するための映像データDV-1〜DV-3の生成処理と
同様な処理を行うと共に、変数x,y等を領域AR1-
4、AR2-4に合わせて設定することにより、1フレー
ム分の映像データDV-4を生成することができる。
【0100】また、バンクBに書き込まれている映像デ
ータをP[0,0]から1バイト毎に順次同様にして読
み出すことにより、映像データDV-1〜DV-4を1フ
レーム分生成することができる。
【0101】上述のように、メモリ部143に書き込ま
れた映像データDSを所定の読み出しパターンで読み出
すことにより1フレーム分の映像データDV-1〜DV-4
を生成することができる。また、バンク切り替えを行う
ことにより、順次1フレーム分の映像データDV-1〜D
V-4が生成されると共に、全フレーム完了まで映像デー
タDV-1〜DV-4の生成が行われる。このため、映像デ
ータDV-1〜DV-4を映像変換出力部144-1〜144
-4に順次供給することで、映像出力装置25-1〜25-4
のそれぞれで順次分割画が表示されることから、映像出
力装置25-1〜25-4でもって送出の要求がなされた映
像素材の画像を、映像プロセッサ等を用いることなく安
価な構成で簡単にマルチ画面表示することができる。
【0102】なお、上述の実施の形態では、1つの表示
画像を水平方向および垂直方向にそれぞれ2分割して、
4つの分割画を用いてマルチ画面表示を行うものとし、
図7に示すように読み出しを行って水平方向のデータ量
を2倍とすると共に垂直方向に対しては1ライン分のデ
ータを2度読み出すことでデータ量を2倍としたが、画
像の分割すなわち領域の区分に応じてデータの繰り返し
読み出し回数を変更することにより、1表示画像分の映
像データを領域数分生成することができる。例えば水平
方向に3分割する場合には、各領域のデータを水平方向
のデータ量が3倍となるように繰り返し読み出すこと
で、1表示画像分の映像データを3つの領域数分生成す
ることができる。
【0103】また、上述の実施の形態では、映像変換出
力部144によって映像データDVをアナログ映像信号
SVに変換して出力するものとしたが、例えばSDlの
ようなデジタル信号のまま出力することもできる。この
場合、映像変換出力部144を削減することができ、さ
らなるコスト削減の効果が期待できる。
【0104】
【発明の効果】この発明によれば、メモリ部に書き込ま
れた1表示画像分の映像データが複数の領域に区分され
て、領域毎に映像データが所定の読み出しパターンに基
づいて読み出されて1表示画像分の映像データが領域数
分生成される。この生成された領域毎の映像データが領
域数分設けられた映像出力装置の対応する映像出力装置
に供給される。このため、1つの映像データが複数の分
割画の映像データとされて送出されることから、映像プ
ロセッサ等を用いることなく安価であると共に簡単にマ
ルチ画面表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る映像送出システムの構成を示す
図である。
【図2】復号化部の構成を示す図である。
【図3】マルチ画面表示での分割画を示す図である。
【図4】映像データのフォーマットを示す図である。
【図5】メモリ部143に対する映像データの書き込み
処理を示すフローチャートである。
【図6】メモリ部143のメモリマップである。
【図7】映像データの読み出し処理を説明するための図
である。
【図8】映像データの生成の処理を示すフローチャート
である。
【図9】映像データDV-1の生成処理(1/2)を示す
フローチャートである。
【図10】映像データDV-1の生成処理(2/2)を示
すフローチャートである。
【図11】映像データDV-2の生成処理(1/2)を示
すフローチャートである。
【図12】映像データDV-2の生成処理(2/2)を示
すフローチャートである。
【図13】映像データDV-3の生成処理(1/2)を示
すフローチャートである。
【図14】映像データDV-3の生成処理(2/2)を示
すフローチャートである。
【図15】映像データDV-4の生成処理(1/2)を示
すフローチャートである。
【図16】映像データDV-4の生成処理(2/2)を示
すフローチャートである。
【図17】従来の構成を示す図である。
【符号の説明】
5・・・エンコーダ、10,50・・・映像サーバ、1
1・・・メインコントロール部、12・・・HDDコン
トロール部、13・・・HDDユニット、14・・・復
号化部、15・・・外部インタフェース部、17・・・
コマンドバス、18・・・データバス、20・・・コン
トロール装置、25,60・・・映像出力装置、70・
・・倍スキャンコンバータ、75・・・映像プロセッ
サ、141・・・復号処理部、142・・・メモリ制御
部、143・・・メモリ部、144・・・映像変換出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA01 AA17 CC06 CC11 CC20 DD08 GA03 GA04 GA07 GB06 GC03 GC06 GD09 GE04 GF01 5C053 FA06 FA23 FA28 GA11 GB01 GB21 GB38 HA33 KA03 KA22 KA24 LA06 5C082 BA20 BA41 BB15 BB44 BD07 CB01 DA26 DA54 DA55 DA87 MM04 MM07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データをメモリ部に書き込むものと
    し、 前記メモリ部に書き込まれた1表示画像分の映像データ
    を複数の領域に区分し、 前記領域毎に映像データを所定の読み出しパターンに基
    づいて読み出すことにより、1表示画像分の映像データ
    を前記領域数分生成して出力することを特徴とする映像
    データ再生方法。
  2. 【請求項2】 前記領域毎に映像データを前記領域の区
    分に応じて所定の順序で繰り返し読み出すことにより1
    表示画像分の映像データを前記領域数分生成することを
    特徴とする請求項1記載の映像データ再生方法。
  3. 【請求項3】 映像データを一時記憶するメモリ手段
    と、 前記メモリ手段に対する映像データの書き込みと読み出
    しを制御するメモリ制御手段とを有し、 前記メモリ制御手段では、前記メモリ手段に映像データ
    を書き込むと共に、書き込まれた1表示画面分の映像デ
    ータを複数の領域に区分し、前記領域毎に映像データを
    所定の読み出しパターンに基づいて読み出すことによ
    り、1表示画像分の映像データを前記領域数分生成する
    ことを特徴とする映像データ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ制御手段では、前記領域毎に
    映像データを前記領域の区分に応じて所定の順序で繰り
    返し読み出すことを特徴とする請求項3記載の映像デー
    タ再生装置。
  5. 【請求項5】 映像素材の映像データを記録媒体に記録
    するとともに、該記録媒体に記録された前記映像データ
    を再生するデータ記録再生装置と、 前記データ記録再生装置の動作を制御する制御装置と、 前記データ記録再生装置で再生された映像データに基づ
    く画像を表示する映像出力装置とを備え、 前記制御装置によって前記データ記録再生装置を制御
    し、要求に応じた映像素材の映像データを読み出して要
    求に応じた映像素材を前記映像出力装置に表示させる映
    像送出システムにおいて、 前記データ記録再生装置は、前記記録媒体から読み出さ
    れた映像データを一時記憶するメモリ手段と、 前記メモリ手段に対する映像データの書き込みと読み出
    しを制御するメモリ制御手段とを有し、 前記メモリ制御手段では、前記メモリ手段に映像データ
    を書き込むと共に、書き込まれた1表示画面分の映像デ
    ータを複数の領域に区分し、前記領域毎に映像データを
    所定の読み出しパターンに基づいて読み出すことによ
    り、1表示画像分の映像データを前記領域数分生成し、 前記映像出力装置は前記領域数分設けるものとし、 前記データ記録再生装置で生成された前記領域数分の映
    像データを対応する位置の前記映像出力装置に供給し
    て、前記領域毎の画像をそれぞれの映像出力装置で表示
    することにより、前記要求に応じた映像素材の1表示画
    像を前記複数の映像出力装置を用いて表示することを特
    徴とする映像送出システム。
  6. 【請求項6】 前記メモリ制御手段では、前記領域毎に
    映像データを前記領域の区分に応じて所定の順序で繰り
    返し読み出すことを特徴とする請求項5記載の映像送出
    システム。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体には映像素材の映像データ
    を符号化して記録するものとし、前記メモリ手段には前
    記記録媒体に記録された符号化された映像データを復号
    化して記憶することを特徴とする請求項5記載の映像送
    出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009060660A1 (ja) * 2007-11-06 2009-05-14 Sharp Kabushiki Kaisha 表示システム、表示用データ出力装置、表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8339255B2 (en) 2008-01-22 2012-12-25 Sharp Kabushiki Kaisha Display system, display control device and image display device

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