JP2000324447A - ディスク状記録媒体、記録装置及び再生装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体、記録装置及び再生装置

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JP2000324447A
JP2000324447A JP11132694A JP13269499A JP2000324447A JP 2000324447 A JP2000324447 A JP 2000324447A JP 11132694 A JP11132694 A JP 11132694A JP 13269499 A JP13269499 A JP 13269499A JP 2000324447 A JP2000324447 A JP 2000324447A
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signal
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Yukinori Yamamoto
行則 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記録媒体に記録された符号化動画
像信号を容易に検索可能とする。 【解決手段】 ディスク状記録媒体は、それぞれ複数の
トラックを有し、同一ゾーン内では記録再生時の回転数
を同一回転数とすると共に、ゾーン間で互いに記録再生
時の回転数が異なる複数のゾーンに分割され、各ゾーン
がそれぞれ、符号化された動画像信号用の第1のエリア
と、前記第1のエリアに記録される動画像信号と時間的
に対応する付加信号用の第2のエリアとを有する。構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体、記録装置及び再生装置に関し、特には、ディスク状
記録媒体に対する符号化されたデジタル画像信号の記録
再生に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル画像信号の記録媒体とし
て、ランダムアクセスの可能なディスク媒体が注目され
ている。
【0003】ディスクの記録方式としては、アクセス速
度の速いCAV(Constant AngularVelocity)方式、アク
セス性よりも記録容量を重視したCLV(Constant Line
arVelocity)方式、また両者の中間的な方式としてZC
LV(Zone CLV)方式などがある。特にZCLV方式は、
ディスクを同心円状にいくつかの領域(ゾーン)に分割
し、同じゾーン内では回転数一定(CAV動作)、外周
のゾーンでは内周のゾーンよりも回転数を落とし線速度
をほぼ一定(CLV動作)とする方式であり、アクセス
性と記録容量とをバランスさせた方式といえる。
【0004】一方、画像信号を効率的に圧縮符号化する
方式として、MPEG(Motion Picture coding Experts
Group)方式と呼ばれる高能率符号化方式が知られてい
る。
【0005】この方式は、1フレームの画像信号をマク
ロブロックと呼ぶブロックに分割し、各ブロックに対し
てDCT(Discrete Cosine Transform)処理を施し、量
子化したのち可変長符号化を行うものであり、更にフレ
ーム間の動き補償予測符号化の技術を組み合わせて大き
な圧縮率を得ている。符号化される各フレームはI、
P、Bの3つのピクチャタイプに分類される。
【0006】Iピクチャはフレーム内符号化を行うフレ
ームであり、他のフレームの情報を参照することなく単
独に符号化できるが、一般に符号量を多く必要とする。
Pピクチャは1〜数フレーム先行するIまたはPピクチ
ャの画像信号から動き補償予測した画像信号との差分を
符号化する、いわゆるフレーム間予測符号化を行うフレ
ームであり、Iピクチャに比べて符号量を大幅に削減す
ることが可能である。Bピクチャは先行するIまたはP
ピクチャから予測するだけでなく、後続するIまたはP
ピクチャからも予測を行う双方向フレーム間予測符号化
を行うフレームであり、Pピクチャより更に符号量を削
減することができる。
【0007】符号化効率を向上させる(符号量を削減す
る)ためには、Iピクチャをなるべく使わないようにす
ればよいが、MPEG符号化では伝送中にエラーが発生
すると後続のデータがこのエラーの影響で復元不能とな
ってしまう。自身のフレームだけで単独に復号が可能な
のはIピクチャだけであるので、適当な間隔でIピクチ
ャを挿入する必要がある。
【0008】これらを考慮して、MPEG符号化では例
えば図11に示すようなピクチャ構成が用いられる。こ
のピクチャ構成の繰り返しパターンをGOP(Group Of
Pictures)と呼ぶ。
【0009】このようなMPEG符号化された画像信号
を前述のディスク記録媒体に記録した場合のサーチ再生
について考える。
【0010】ディスクの場合はテープ媒体のように高速
にテープを搬送する、つまりディスクを高速に回転させ
るといった必要はなく、ピックアップをトラックをまた
いで半径方向にジャンプさせる、ことでサーチ再生が可
能である。そして、適当なタイミングでこのトラックジ
ャンプを繰り返し、前述のIピクチャより復号を開始す
ることでサーチ再生を実現できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の如くサ
ーチ再生を行う場合、各フレームの符号量が異なるため
にフレーム単位での取り扱いが困難になる点、及び、特
に符号化効率や画質を重視したMPEG符号化では、G
OP長の途中変更や可変レートの符号化を行う点等によ
り、Iピクチャが所定の間隔とならず、サーチ速度が変
化してしまう問題がある。
【0012】また、MPEG符号化を用いると前述の如
き復号手順が必要なため、本質的に逆サーチが難しいと
いう問題がある。更に、トラックジャンプ後にはトラッ
キングを安定させ、且つ、Iピクチャの先頭を見つける
ためにある程度の時間が必要であり、頻繁にトラックジ
ャンプを必要とする高速サーチが難しいという問題があ
る。
【0013】本発明は、このような問題を解決すること
を目的とする。
【0014】本発明の他の目的は、符号化された画像信
号をディスクに記録再生する際、容易にサーチ再生を可
能とする処にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の如き問題を解決
し、前記目的を達成するため、本発明は、それぞれ複数
のトラックを有し、同一ゾーン内では記録再生時の回転
数を同一回転数とすると共に、ゾーン間で互いに記録再
生時の回転数が異なる複数のゾーンに分割され、各ゾー
ンがそれぞれ、符号化された動画像信号用の第1のエリ
アと、前記第1のエリアに記録される動画像信号と時間
的に対応する付加信号用の第2のエリアとを有する構成
とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明が適用される光磁気ディスク
100の要部の構造を示す図である。
【0018】ディスク100は同心円状に4つのゾーン
103、105、107、109に分割され、ZCLV
方式でデータが記録再生される。各ゾーンはそれぞれ複
数のトラックからなり、各トラックは複数のセクタ12
7に分割されている。各ゾーンに含まれる1トラック当
りのセクタ数は外周のゾーンへいくほど多くなり、回転
数はその分低回転となる。同じゾーン内では全てのトラ
ックが同じ数のセクタを有し、回転数も一定となる。
【0019】本形態では、各ゾーンに対して更に動画像
データ用の動画像領域113、117、121、125
と、サーチ画像用のサーチ画像領域111、115、1
19、123とを設け、符号化された動画像データを動
画像領域に記録再生し、サーチ用画像データをサーチ画
像領域に記録再生する。
【0020】本形態では、各ゾーンに記録される動画像
データに対応するサーチ画像データを必ず同じゾーンの
サーチ画像領域に記録している。
【0021】また、図中101はTOC(Table Of Cont
ents)と呼ばれるディスク100の記録データの管理情
報用のエリアである。
【0022】次に、ディスク100に対する画像データ
の記録再生動作について説明する。
【0023】図2はディスク100に対する画像データ
の記録再生装置200の記録系の構成を示す図である。
【0024】図において、ビデオカメラ等を含む入力部
201から入力されたデジタル動画像信号は、符号化回
路203、サーチ画像生成回路205に出力され、符号
化回路203において前述のMPEG方式の符号化が施
されてバッファ207に出力される。
【0025】一方、サーチ画像生成回路205は入力さ
れた動画像信号よりサーチ用画像信号を生成し、バッフ
ァ209に出力する。ここで、サーチ画像生成回路20
5は入力動画像信号の1フレームを複数のブロックに分
割し、各ブロックの直流成分によりサーチ画像を生成す
る。例えば、1ブロックを8画素×8画素で構成した場
合、このサーチ画像は符号化回路203にて得られるD
CT係数のうち、DC成分を用いることで実現できる。
また、サーチ画像生成回路205は全てのフレームにつ
いてサーチ画像を生成せず、入力動画像信号のNフレー
ムに1フレームの割合でサーチ画像を生成する。このN
は記録媒体の容量や、サーチ速度に応じて決定すること
ができる。
【0026】また、バッファ207、209には、MP
EG方式における可変長符号化により変動するデータレ
ートを一定にすることと、ディスク100へのデータの
書き込みを間欠的に行うためのバッファリングという役
割がある。
【0027】各バッファ207、209に記憶された符
号化動画像信号とサーチ用画像信号はスイッチ211を
介して記録処理回路213に出力される。
【0028】記録処理回路213は複数セクタ分の記録
信号に対してエラー訂正符号化を行い、シンク、ヘッダ
等のデータを付加し、更に記録のための変調処理を施し
てピックアップ215に出力する。ピックアップ215
は記録信号に従ってディスク100に信号を記録する。
【0029】システム制御回路217はメカ制御サーボ
回路221によりモータ223を制御して、前述の通り
ディスク100の記録ゾーンが外周側である程回転数を
低くすると共に各ゾーン内では一定の速度で回転するよ
うディスク100の回転動作を制御すると共に、ピック
アップ215を制御してディスク100に対する信号の
記録動作を制御する。
【0030】また、システム制御回路217は符号化回
路203により符号化された動画像信号の符号量やサー
チ画像生成回路205により生成されたサーチ用画像信
号の符号量に基づいてバッファ207、209からの画
像信号の読み出しタイミング、スイッチ211の切り換
えタイミングを制御する。
【0031】本形態の記録装置は、符号量が略一定とな
るように符号化を行うCBR(Constant Bi
t Rate)モードと、画面の内容に応じて符号量は
変動するが画質はほぼ一定となるVBR(Variab
le Bit Rate)モードの2つの記録モードを
有し、ユーザは操作部219を操作することによりこれ
ら2つの記録モードを設定することができる。システム
制御回路210は操作部219により設定されたモード
に従って符号化回路203の量子化パラメータを設定し
て符号化を行う。
【0032】図4は本形態におけるディスク100の動
画像領域とサーチ画像領域に対する信号の記録タイミン
グを示す図である。図において、ハイレベルとなってい
る期間が実際にディスク100に信号を記録している期
間である。本形態では、図に示したように、ディスク1
00に対して間欠的に記録を行っている。
【0033】図4(a)は動画像領域に対する記録タイ
ミングを示しており、本形態では、動画像信号の符号化
は連続して行っているが、図4(a)がローレベルの期
間はバッファ207に符号化動画像信号を蓄積してい
る。そして、システム制御回路217により所定量の符
号化動画像信号がバッファ207に蓄積されたことが検
出されると、ハイレベルの期間、符号化レートの数倍の
速度で記録を行う。
【0034】本形態でこのような間欠的な記録を行うの
にはいくつかの目的がある。
【0035】まず、ピックアップ217が外部の衝撃等
によりトラッキングはずれを起こした場合でも、バッフ
ァ207にデータを蓄積しておくことで再度同じ信号の
記録を行うことが可能となり、記録データの欠落を防止
できる。
【0036】また、ある程度バッファメモリの容量を多
く持つことにより、図4のローレベル期間を長くするこ
とができるため、その間ディスク100の回転を停止す
る等の省電力化が図れる。
【0037】更に、MPEG符号化において画質を重視
した可変データレートの符号化、即ちVBRモードにも
容易に対応することができる。例えば、ディスクに対し
て連続的に記録を行う場合、データレートの変動に応じ
てディスクの回転数を連続的に変える必要があるが、こ
のような制御は非常に難しい。これに対し、本形態のよ
うに間欠的に記録を行っている場合には、符号化信号の
データレートに応じて記録間隔を変更することで容易に
対応可能となる。
【0038】また、図4(b)はサーチ画像領域に対す
るサーチ用画像信号の記録タイミングを示す図である。
本形態では動画像領域への記録を停止している期間を利
用してサーチ用画像信号を記録する。
【0039】前述のように、サーチ用画像信号は直流成
分のみから構成され、また、Nフレームに1フレームの
割合で生成されるため、符号化動画像信号よりもデータ
量が少ない。そのため、動画像信号に比べてより長期間
データのバッファリングが可能であり、図4(b)に示
した通り動画像領域に対する書き込み回数に比べてその
頻度が少ない。
【0040】図3は本形態でディスク100の動画像領
域とサーチ画像領域とに記録するデータの様子を示した
図である。ディスク100に対するデータの記録再生は
セクタ単位で行われる。
【0041】まず、(b)に示した動画像領域に記録さ
れるデータについて説明する。
【0042】動画像領域には、セクタID等を含むセク
タヘッダが記録される。そして、引き続き、I、P、B
の順に符号化された各ピクチャの符号化画像データと、
各ピクチャに対応したサーチ画像がサーチ画像生成回路
205にて生成され、記録されている場合にはそのピク
チャの先頭にポインタが記録される。ポインタの内容
は、対応するサーチ画像が記録されるセクタの位置を示
すセクタIDをサーチ画面IDである。サーチ画面ID
はそのセクタ中に複数のサーチ画面が含まれている場合
に、先頭から何番目の画面であるかを示し、もしサーチ
画面のデータ量が多く1つのセクタ内に複数の画面がな
い場合には不要である。
【0043】各ピクチャは可変長符号化により符号量が
異なっており、また、前述の如くP、Bピクチャは単独
で復号できずIピクチャから順に復号していく必要があ
るため、Iピクチャは図のようにセクタの先頭に記録し
ている。
【0044】次に、サーチ用画像信号は、(b)に示し
たようにセクタヘッダの後、サーチ用画像信号と対応す
る動画像信号のフレーム位置を示すためのポインタとが
ペアで記録される。ポインタの内容は、目的のフレーム
を含むGOPのIピクチャの記録位置を示すセクタID
と、目的のフレームがGOP内で何番目のフレームかを
示すフレームIDである。動画像信号はサーチ用画像信
号とは異なり、対応するフレームがPまたはBピクチャ
であった場合には動画像信号は単独では復号できないた
め、これら2つのポインタが必須になる。
【0045】このように、本形態では、動画像領域とサ
ーチ画像領域とに分けてそれぞれ符号が動画像信号とサ
ーチ用画像信号とを記録した場合であっても、動画像領
域とサーチ画像領域の各領域に他方へのポインタを記録
することで、いずれの領域からも相互にアクセスが可能
となる。システム制御回路217は符号化回路203及
びサーチ用画像生成回路205からそれぞれ符号化動画
像信号とサーチ用画像信号のデータ量の情報を得て前記
各ポインタを生成し、記録処理回路213に出力する。
【0046】次に再生時の動作について説明する。
【0047】図5は記録再生装置200の再生系の構成
を示す図であり、図2と同じ構成には同一番号を付して
説明する。
【0048】図において、ピックアップ215によりデ
ィスク100から再生された信号は再生処理回路225
に出力される。再生処理回路225は再生信号を復調し
てもとのデジタル信号を検出し、更に、再生画像信号に
対してエラー訂正復号処理を施して再生信号中のエラー
を訂正する。また、再生処理回路225はセクタヘッダ
の情報や、各ポインタの情報をシステム制御回路217
に出力する。
【0049】再生処理回路225から出力された再生画
像信号はバッファ227に書き込まれる。本形態では、
再生時においても記録時と同様、ディスク100からの
データの再生動作を間欠的に行っており、バッファ22
7はこのように間欠的に再生されるデータを所定期間蓄
積する役割と、更に、いわゆるショックプルーフメモリ
の役割を持っている。
【0050】バッファ227から読み出された画像信号
はスイッチ229を介して復号回路231及びサーチ画
像復元回路233に出力される。復号回路231は再生
された符号化動画像信号をMPEG方式に従って復号
し、スイッチ235、237を介して出力回路239及
び表示部241に出力する。
【0051】また、サーチ画像復元回路233は再生さ
れたサーチ画像信号に基づいて元のサーチ用画像信号を
復元し、スイッチ235及び237を介して出力回路2
39及び表示部241に出力する。
【0052】出力回路239はスイッチ235を介して
供給される各画像信号を外部機器に適した形態に変換し
た後出力する。また、表示部241はスイッチ237を
介して入力される動画像信号及びサーチ用画像信号にそ
れぞれ応じた動画像とサーチ用画像を表示する。
【0053】次に、本形態におけるサーチ時の動作につ
いて図6のフローチャートを用いて説明する。
【0054】まず、操作部219によりサーチ再生の指
示があると、システム制御回路217はメカ制御サーボ
回路221を制御してディスク100を所定速度で回転
させると共に、ピックアップ215をサーチ画像領域に
移動(シーク)し、直前に通常再生していたフレームに
対応するサーチ画面より再生を開始する(S601)。
【0055】サーチ画像領域から再生されたサーチ画像
信号は再生処理回路225、バッファ227、スイッチ
229を介してサーチ画像復元回路233に出力され、
ここでサーチ画像が復元されて表示部241に出力され
る。そして、操作部219より動画像の再生の指示があ
ると(S602)、システム制御回路217はサーチ画
像信号に付加されたポインタに基づき、そのとき再生し
ているサーチ画面に対応する動画像を再生するべくピッ
クアップ215を同一ゾーン内の動画像領域に移動し、
対応する符号化動画像信号の再生を開始する(S60
3)。
【0056】再生された動画像信号は再生処理回路22
5、バッファ227、スイッチ229を介して復号回路
231に出力され、ここで復号されて表示部241に出
力される。そして、操作部219から動画像再生終了の
指示があると再生を終了する(S604)。また、動画
像再生終了の指示がなく、再びサーチ再生を行う旨の指
示があると、S601に戻ってそのとき再生していた動
画像に対応するサーチ画像を再生するよう再びサーチ画
像領域からサーチ画像信号を再生する(S605)。
【0057】このように、本形態においては、ZCLV
方式でディスク100に対して画像信号を記録再生する
際、各ゾーンをディスク半径方向に動画像領域とサーチ
画像領域とに分け、それぞれ対応する画像信号が記録さ
れている位置を示すポインタと共に記録することで、快
適なサーチを実現することができる。
【0058】即ち、本形態では、サーチ画像信号は前述
のようにデータ量が少なく且つ各画面のデータ量が同一
のため、1回の再生期間で多くの画面を再生でき、バッ
ファ227上にも規則的に配置できる。これは動画像領
域から可変長符号化された動画像信号を再生する場合に
比べて大きな利点である。
【0059】このため非常に高速なサーチも簡単に実現
することができ、またサーチの方向が逆方向になっても
バッファ227からの読み出し順を変更することで実現
可能となる。
【0060】本形態では、図4に示したように、符号化
号画像信号の記録を停止している期間を利用してサーチ
画像信号をリアルタイムにディスクに記録していたが、
例えば、これ以外にも動画像信号の記録中はサーチ画像
信号をバッファしておいて動画像信号のみを記録し、動
画像信号の記録停止後にサーチ画像信号をサーチ画像領
域に記録することも可能である。このように構成するこ
とで、動画像信号の記録停止期間はディスクの回転を停
止させることができ、また、動画像領域とサーチ画像領
域との間で頻繁にピックアップを移動させる必要がない
ため、記録時の消費電力を削減することができる。
【0061】また、各ゾーン内の動画像領域とサーチ画
像領域の分割方法は、本形態のように内周側と外周側と
いうように大きく2つに分割してもよいし、また、1つ
のゾーンをmトラック毎に細かく分割し、そのうちのn
トラックを動画像領域、残りのm−nトラックをサーチ
画像領域とすることも可能である。
【0062】また、DVD−RAMで採用されているよ
うなランド/グルーブ記録方式(ディスク上に切られた
スパイラル溝の山と谷の両方の部分に情報を記録して記
録密度を上げる方式)において、ランド(山)側を動画
像領域、グルーブ(谷)側をサーチ画像領域とすること
も可能である。
【0063】また、複数画面分のサーチ画像信号を同一
画面に所定時間表示し、ユーザがこれら複数画面のサー
チ画面から所望の画面を選択するように構成してもよ
い。
【0064】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0065】本形態では、図1のサーチ画像領域に音声
信号を記録するものである。
【0066】MPEG符号化では、動画像信号と音声信
号とを多重して1つのストリームとするのが一般的であ
る。MPEGではこれをプログラムストリーム(以下P
S)と呼んでいる。
【0067】本形態ではこのようなPSを記録する。
【0068】図7は動画像信号(V)と音声信号(A)
とが多重化されたPSを示している。図7では、前記V
BRの符号化を行っているため、Vの期間が変動してお
り、これに応じてAの間隔も変動している。図7のPS
をそのままディスクに記録した場合、音声信号だけを取
り出して別の音声信号に書き換えたり、別の音声信号を
新たに追加するいわゆるアフレコの機能を実現すること
は難しい。
【0069】そこで、本形態では、図7の如きPSデー
タを記録する際、動画像信号Vを図1の動画像領域に記
録し、音声信号Aをサーチ画像領域に記録する。
【0070】図8は本形態の記録再生装置200の記録
系の構成を示す図である。図8において図2と同様の構
成については同一番号を付して説明する。
【0071】図8において、画像入力部201から入力
した動画像信号は画像符号化回路203によりMPEG
符号化され、バッファ207に出力される。また、音声
入力部243から入力した音声信号は音声符号化回路2
45によりMPEGオーディオ符号化され、バッファ2
09に出力される。これらバッファ207、209には
それぞれ対応する動画像信号、音声信号が記憶されてお
り、システム制御回路217はバッファ207、209
からの符号化動画像信号、音声信号の読み出しタイミン
グ及びスイッチ211の切り換えを制御して、各バッフ
ァより符号化動画像信号、音声信号を読み出して記録処
理回路213に出力する。記録処理回路213はスイッ
チ211より入力した符号化動画像信号と音声信号とに
対してエラー訂正符号化、ヘッダ付加、デジタル変調等
の処理を施し、ピックアップ215を介してディスク1
00に記録する。
【0072】本形態では、前述の通り、動画像信号を動
画像領域に記録し、音声信号をサーチ画像領域に記録す
る。そのため、システム制御回路217は図4に示した
タイミングで動画像信号、音声信号を記録するようバッ
ファ207、209の読み出しタイミング及びメカ制御
サーボ回路221を制御する。
【0073】即ち、図4(a)のハイレベルの期間にバ
ッファ207から符号化動画像信号を読み出すと共にピ
ックアップ215を動画像領域に移動して符号化動画像
信号を記録し、(b)のハイレベルの期間にバッファ2
09から音声信号を読み出すと共にピックアップ215
をサーチ画像領域に移動して御背信号を記録する。
【0074】図9は本形態において動画像領域とサーチ
画像領域に記録される各データの様子を示す図である。
【0075】図9(b)は動画像領域に記録されるデー
タの様子を示しており、I、P、Bの各符号化データに
対してポインタが付加され、更にセクタヘッダが付加さ
れている。本形態では、動画像信号に付加されるポイン
タの内容は、対応する音声信号が記録されるセクタのI
D及び各セクタ内における音声フレームのIDである。
【0076】図9(a)はサーチ画像領域に記録されデ
ータの様子を示しており、音声データに対してポインタ
が付加され、更にセクタヘッダが付加されている。本形
態では、音声信号に付加されるポインタの内容は、対応
する動画像信号が記録されるセクタのID及び各セクタ
内における画像フレームのIDである。このように各デ
ータに対してポインタを付加することにより、動画像デ
ータと音声データとを異なる領域に記録した場合であっ
ても対応する音声信号、動画像信号を容易に検出するこ
とができる。
【0077】図10は本形態の記録再生装置200の再
生系の構成を示す図である。また、図5と同様の構成は
同一番号を付して説明する。
【0078】図において、ピックアップ215によりデ
ィスク100から再生された信号は再生処理回路225
に出力される。再生処理回路225は再生信号を復調し
てもとのデジタル信号を検出し、更に、再生信号に対し
てエラー訂正復号処理を施して再生信号中のエラーを訂
正する。また、再生処理回路225はセクタヘッダの情
報や、各ポインタの情報をシステム制御回路217に出
力する。
【0079】システム制御回路217は再生処理回路か
らのポインタに従ってメカサーボ制御回路221を制御
し、ディスク100の動画像領域から動画像信号を再生
すると共に、対応する音声信号をサーチ画像領域から再
生するようピックアップ215の移動及びディスク10
0の回転を制御する。
【0080】再生処理回路225から出力された再生信
号はバッファ227に書き込まれる。本形態では、再生
時においても記録時と同様、ディスク100からのデー
タの再生動作を間欠的に行っており、バッファ227は
このように間欠的に再生されるデータを所定期間蓄積す
る役割と、更に、いわゆるショックプルーフメモリの役
割を持っている。
【0081】バッファ227から読み出された画像信号
はスイッチ229を介して画像復号回路231に出力さ
れ、また、音声信号はスイッチ229を介して音声復号
回路247に出力される。
【0082】画像復号回路231は再生された符号化動
画像信号をMPEG方式に従って復号し、バッファ24
9に出力する。また、音声復号回路247は再生された
音声信号を復号してバッファ247に出力する。
【0083】システム制御回路217はタイミング制御
回路255を制御して、バッファ249に記憶された動
画像信号とバッファ247に記憶された音声信号とをそ
れぞれ同期させて読み出す。バッファ249から読み出
された動画像信号は表示部241及び出力部239に供
給され、バッファ257から読み出された音声信号はス
ピーカ253及び出力部239に供給される。
【0084】表示部241はバッファ249からの動画
像信号に対応する動画像を表示し、また、スピーカ25
3はバッファ247からの音声信号に対応する音声を出
力する。出力回路239はバッファ247、249より
供給される音声信号及び動画像信号を外部機器に適した
形態に変換した後出力する。
【0085】また、図8及び図10の装置において、デ
ィスク100に記録されている音声信号の一部を書き換
える、いわゆるアフレコを行う場合には、システム制御
回路217は直前に再生していた音声信号の記録位置を
確認し、同じゾーンにおけるサーチ画像領域の無記録部
分に引き続き音声信号を記録する。そして、アフレコが
終了すると、アフレコ開始時点からアフレコされた時間
に相当する時間の音声信号が消去された旨の内容にTO
Cデータを書き換える。
【0086】このように、本形態によれば、動画像信号
と時間的に対応する音声信号を各ゾーン内の動画像信号
とは別の領域に記録することにより、MPEG符号化さ
れた動画像データと音声データとをディスクに記録する
場合でも容易にアフレコを行うことができる。
【0087】本形態では、サーチ画像領域に音声信号を
記録するように構成したが、例えば、図2と図5に示し
た第1の実施形態と同様に動画像信号の記録時にサーチ
用画像信号を生成し、これをサーチ画像領域に記録する
と共に、同一ゾーン内に音声信号領域を設け、音声信号
はこの音声信号領域に記録するようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2のエリアに記録される付加信号を用いて第1のエリ
アに記録される動画像信号の検索を容易に行うことが容
易に実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるディスク状記録媒体の構成
例を示す図である。
【図2】本発明が適用される記録再生装置の記録系の構
成を示す図である。
【図3】図2の装置により記録されるデータの様子を示
す図である。
【図4】図2の装置のによる記録タイミングを示す図で
ある。
【図5】図本発明が適用される記録再生装置の再生系の
構成を示す図である。
【図6】図5の装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】プログラムストリームの様子を示す図である。
【図8】本発明が適用される記録再生装置の記録系の他
の構成を示す図である。
【図9】図8の装置により記録されるデータの様子を示
す図である。
【図10】本発明が適用される記録再生装置の再生系の
他の構成を示す図である。
【図11】MPEG符号化を説明するための図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数のトラックを有し、同一ゾ
    ーン内では記録再生時の回転数を同一回転数とすると共
    に、ゾーン間で互いに記録再生時の回転数が異なる複数
    のゾーンに分割され、各ゾーンがそれぞれ、符号化され
    た動画像信号用の第1のエリアと、前記第1のエリアに
    記録される動画像信号と時間的に対応する付加信号用の
    第2のエリアとを有することを特徴とするディスク状記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記付加信号はサーチ用画像信号を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク状記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記付加信号は音声信号を含むことを特
    徴とする請求項1記載のディスク状記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記各ゾーンにおいてディスク内周側か
    らnトラックを前記第2のエリアとし、残りのトラック
    を前記第1のエリアとすることを特徴とする請求項1記
    載のディスク状記録媒体。
  5. 【請求項5】 符号化された動画像信号を発生する動画
    像発生手段と、前記符号化動画像信号と時間的に対応す
    る付加信号を発生する付加信号発せ手段と、 それぞれ複数のトラックを有し、同一ゾーン内では記録
    再生時の回転数を同一回転数とすると共に、ゾーン間で
    互いに記録再生時の回転数が異なるディスク状記録媒体
    に対して前記動画像信号と付加信号とを記録する記録手
    段とを備え、 前記記録手段は前記各ゾーンをそれぞれディスク半径方
    向に第1のエリアと第2のエリアとに分割し、前記第1
    のエリアに前記符号化動画像信号を記録すると共に前記
    第2のエリアに前記付加信号を記録する記録装置。
  6. 【請求項6】 前記動画像発生手段は入力動画像信号を
    符号化する符号化手段を有することを特徴とする請求項
    5記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化手段は可変長符号化を行うこ
    とを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記符号化手段はMPEG方式に従う符
    号化を行うことを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記付加信号はサーチ用画像信号を含
    み、前記付加信号生成手段は前記入力動画像信号に基づ
    いて前記サーチ用画像信号を生成することを特徴とする
    請求項6記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は前記符号化動画像信号
    を間欠的に前記ディスク状記録媒体に記録することを特
    徴とする請求項5記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録手段は前記符号化動画像信号
    の記録停止期間に前記付加信号を記録することを特徴と
    する請求項10記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録手段は更に、対応する前記付
    加信号の記録位置を示す第1のポインタ信号を前記第1
    のエリアに記録し、対応する前記符号化動画像信号の記
    録位置を示す第2のポインタ信号を前記第2のエリアに
    記録することを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記複数のトラックはそれぞれ複数の
    セクタを有し、前記第1、第2のポインタ信号はそれぞ
    れ前記セクタの位置を示すことを特徴とする請求項12
    記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記第2のポインタ信号は更に、前記
    各セクタにおける対応する前記動画像信号の記録位置を
    示すことを特徴とする請求項13記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 それぞれ複数のトラックを有し、同一
    ゾーン内では記録再生時の回転数を同一回転数とすると
    共に、ゾーン間で互いに記録再生時の回転数が異なる複
    数のゾーンに分割され、各ゾーンがそれぞれ符号化され
    た動画像信号が記録された第1のエリアと、前記第1の
    エリアに記録された動画像信号と時間的に対応する付加
    信号が記録された第2のエリアとを有するディスク状記
    録媒体から前記符号化動画像信号と付加信号とを再生す
    る再生手段と、 前記再生された動画像信号を復号する復号手段と、 前記再生された付加信号を用いて前記再生手段の再生動
    作を制御する制御手段とを備える再生装置。
  16. 【請求項16】 前記付加信号はサーチ用画像信号を含
    み、前記サーチ用画像信号に係るサーチ用画像を表示す
    る表示手段を備えたことを特徴とする請求項16記載の
    再生装置。
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