JP2000324154A - 経路多重化方式及び方法、並びに該方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

経路多重化方式及び方法、並びに該方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000324154A
JP2000324154A JP11133463A JP13346399A JP2000324154A JP 2000324154 A JP2000324154 A JP 2000324154A JP 11133463 A JP11133463 A JP 11133463A JP 13346399 A JP13346399 A JP 13346399A JP 2000324154 A JP2000324154 A JP 2000324154A
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Masao Yamamoto
昌夫 山本
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ネットワークシステムにおいて、マ
シントラブルやネットワークの障害によるシステム故障
に備え、複数台のルータを設置する場合に発生する経路
選択のばらつきを無くし、障害発生時の経路切替え時間
を早め、高信頼なネットワーク環境を提供することを目
的としている。 【解決手段】本発明の経路多重化方式は、RIPプロト
コルを使用したダイナミックルーティングを行う複数台
のルータを同一ネットワーク間に設置する。該複数台の
ルータはそれぞれ互いに経路の優先付けを行うように、
広報する経路情報のメトリック値を異なる値に変更して
経路順位を設定する。また、障害発生時、自システムの
異常を検出したルータではメトリック値を上げて経路の
優先度を下げ、かつ他システムの異常を検出したルータ
ではメトリック値を下げて経路の優先度を上げて、ネッ
トワーク経路の優先順位を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RIPプロトコル
を使用したダイナミックルーティングを行う複数台のル
ータを同一ネットワーク間に設置した経路多重化方式及
び方法、並びに該方法を実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワークシステムとしては、物理的
および論理的な制限により分割されたネットワークをゲ
ートウエイで接続し、1つの大きなネットワークとして
使用している。分割された別々のネットワークに属する
システム間で高信頼なネットワーク使用を行うためにネ
ットワークを繋げるゲートウエイシステムの信頼性を上
げる必要がある。このため、同一ネットワーク間に複数
台のネットワークルータを設置することが行われてい
る。
【0003】この場合、どちらのルータも同じであるた
めに、ネットワーク上のシステムが別ネットワークのシ
ステムと通信する時に使用することとなるルータは固定
されない。また、ルータが正常に動作している場合には
問題ないが、異常が発生した場合には経路が変更される
までにある程度の時間(3分程度)を必要としていた。
また、異常発生箇所によっては、経路変更されない場合
があった。
【0004】例えば、ルータを二重化したシステムにお
いて、上り下りの経路が1つのルータに集中している場
合は、そのルータに異常が発生するまでは正常に通信で
きる。これに対し、上り下りの経路が2つのルータ経由
に分かれていたとすると、どちらのルータが故障しても
通信は経路情報がタイムアウトするまで、3分程度の
間、途絶えることになる。
【0005】また、ファイアウオールシステムにおいて
NAT機能などを使用している場合、コネクション情報
をルータ(ファイアウオール)で保持しており、コネク
ション情報を保持しないルータを経由すると通信できな
くなるといった問題が発生する。
【0006】図6は、同一ネットワーク間に複数台のル
ータを設置した場合の従来技術の問題点をさらに説明す
るための図である。図中、ルータAは、ネットワークN
W1を介して、さらにルータ1又はルータ2のいずれか
を通り、ネットワークNW2を通り、ルータBに送信
し、又は受信する構成になっている。そして、この場
合、同一ネットワーク(即ちネットワークNW1とネッ
トワークNW2)の間に、複数台のルータ(ルータ1と
ルータ2の2台)が設置されていると仮定する。
【0007】従来、ネットワーク間を3層で中継するI
Pプロトコルを実装したネットワーク間接続装置(ルー
タ)では、動的経路決定(ダイナミック・ルーティン
グ)プロトコルとしてRIP(Routing Information Pr
otocol)を実装し、伝送経路の選択を行っている。この
RIPでは、経路決定の尺度となるメトリック値に1と
いう固定した値を設定し、ルータを経由した数に応じて
各経路のメトリック値を加算し、伝送先のネットワーク
までのメトリックが最小となる経路を選び、IP層のル
ーティング・テーブルを作成する。ルータでは、このル
ーティング・テーブルに従って、パケットの伝送経路を
制御する。
【0008】図示の場合、ルータ1とルータ2のいずれ
を経由しても、ネットワーク経由のコスト(メトリック
値)が同じであるため、経路情報を受信した時間が早い
経路が優先される。このため、同じアドレス間で送受信
するパケットが通過するルータが異なる場合が生じる。
例えば、図示したように、ルータAは、ルータ1からの
経路情報をt秒で受信し、かつ、ルータ2からの経路情
報をt+α秒で受信したと仮定する。この場合、ルータ
Aは、先に受信したルータ1からの経路情報を優先す
る。一方、ルータBは、ルータ1からの経路情報をt+
α秒で受信し、かつ、ルータ2からの経路情報をt秒で
受信したと仮定する。この場合、ルータBは、先に受信
したルータ2からの経路情報を優先する。この結果、ル
ータAは、ルータB宛へのパケットをルータ1経由で送
信する一方、ルータBは、ルータA宛へのパケットをル
ータ2経由で送信する。即ち、通過するルータが異なる
場合が生じる。
【0009】図7は、同一ネットワーク間に複数台のル
ータを設置した場合の従来技術の別の問題点を説明する
ための図である。ルータの異常監視は、経路情報を受信
するシステムが、ルータから送信される経路情報を受信
できなくなることで判断する。ルータ自身は、送信した
経路情報が正常に配布されているかを監視してはいな
い。
【0010】図示したように、ネットワークNW1とル
ータ1との間で異常が発生したと仮定する。このルータ
1経由の経路異常は、ルータAがルータ1からの経路情
報を受信できなくなることにより検出することが可能で
ある。ルータ1は、ルータAからの経路情報を受信でき
なくなるため、ルータAの先のネットワークNW3の情
報をルータB側に広報しなくなるため、ルータBは、ネ
ットワークNW3宛のパケットをルータ2経由で送信す
る。しかし、ルータ1は、ルータAに経路情報が配布さ
れていないことを検出できず、自システムが直接接続す
るネットワークNW1の経路情報を含む経路情報をルー
タBに広報し続けるため、ルータBは、ネットワークN
W1宛のパケットをルータ1経由で送信するため、パケ
ットが到達できない現象が発生する場合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点を解決し、ネットワークシステムにおいて、マシント
ラブルやネットワークの障害によるシステム故障に備
え、複数台のルータを設置する場合に発生する経路選択
のばらつきを無くし、障害発生時の経路切替え時間を早
め、高信頼なネットワーク環境を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、経路多重化方
式及び方法、並びに該方法を実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
する。そして、本発明は、RIPプロトコルを使用した
ダイナミックルーティングを行う複数台のルータを同一
ネットワーク間に設置する。該複数台のルータはそれぞ
れ互いに経路の優先付けを行うように、広報する経路情
報のメトリック値を異なる値に変更して経路順位を設定
することを特徴としている。
【0013】また、本発明は、複数台のルータが、各ル
ータ及びネットワークが正常に動作していることを各ル
ータ及び第3者システムに対するネットワークを使用し
た定期的な存在確認を実施することにより監視して、異
常検出時に自システム又は他システムの異常を特定する
ことを特徴としている。
【0014】また、本発明は、複数台のルータが、自シ
ステムの異常を検出したルータではメトリック値を上げ
て経路の優先度を下げ、かつ他システムの異常を検出し
たルータではメトリック値を下げて経路の優先度を上げ
ることにより、ネットワーク経路の優先順位を切り替え
ることを特徴としている。
【0015】これによって、本発明は、複数台のルータ
を設置する場合に発生する経路選択のばらつきを無く
し、障害発生時の経路切替え時間を早め、高信頼なネッ
トワーク環境を提供することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の経路多重化方式及
び方法を、例示により説明する。図1は、同一ネットワ
ーク間に3台のルータを設置した場合の経路の優先付け
を行う構成を説明するための図である。図中、ルータA
は、ネットワークNW1を通り、そして、ルータ1、ル
ータ2、又はルータ3のいずれかを通り、さらにネット
ワークNW2を通り、ルータBに送信し、或いは受信す
ると仮定する。このように、同一ネットワーク間に、複
数台のルータ(ルータ1、ルータ2およびルータ3の3
台)が設置されている場合に、本発明の経路多重化方式
は、広報する経路情報のコスト(メトリック値)とし
て、それぞれが異なる値を広報することにより、経路の
優先付けを行う。即ち、図示したように、広報するルー
タ1のメトリック値を3,ルータ2のメトリック値を
4,ルータ3のメトリック値を5にそれぞれ設定する。
これによって、優先順位は、ルータ1,ルータ2,ルー
タ3の順となるので、ルータAおよびルータBは、最も
コストの低い経路として、ルータ1経由の経路を選択す
る。
【0017】このようにして、ネットワーク上のシステ
ムが別ネットワークのシステムと通信する時に使用する
こととなるルータを固定することが可能となる。それ
故、本技術を,NAT機能などを使用しているファイア
ウオールシステムに適用した場合、少なくともルータの
内の1台はファイアウオールとしてコネクション情報を
保持することになるが、本発明によれば、コネクション
情報を保持しないルータを経由するために通信できなく
なるといった問題が発生することはない。
【0018】図2は、同一ネットワーク間に複数台のル
ータを設置した場合のPING型の状態監視を行う構成
を概念的に示す図である。多重に設置したルータにおい
て、隣接する第3者システムであるルータAおよびルー
タBに対し、PING型の状態監視を行う。また、最も
優先順位の高いルータを除くルータ(待機ルータ:図1
のルータ2およびルータ3)は、最も優先順位の高いル
ータ(現用ルータ:図1のルータ1)に対し、PING
型の状態監視を行う。PING型の状態監視自体は周知
であり、これは、TCP/IPのPINGコマンドと同
等の予め決められたデータフォーマットのフレームをエ
ンドシステムに対して送信し、このフォーマットを受信
したエンドシステムは適切な応答フレームを送信元に送
信し、その応答有無のパターンにより定期的な存在確認
を実施して、異常発生システムを特定するものである。
【0019】・現用ルータは、隣接する第3者システム
からの応答が途絶えた場合、異常発生システムを自シス
テムであると判断する。
【0020】・待機ルータは、隣接する第3者システム
からの応答、及び現用ルータからの応答が途絶えた場
合、異常発生システムは自システムであると判断する。
このように、両方から応答がない場合、考え得る異常発
生箇所は以下のいずれかである。
【0021】(1) 自システムのインターフェース異常に
より、状態監視用のパケットをネットワーク上に送信で
きないため。
【0022】(2) 第3者システム(ルータA)と現用ル
ータが共に異常であるため。
【0023】(3) ネットワークNW1が異常となったた
め。
【0024】上記(1) の場合に現用ルータの故障と判断
した場合、正常な現用ルータから異常な待機ルータに経
路変更してしまうことになる。また、上記(2) 及び(3)
の場合に、現用ルータの故障と判断し、経路切替えが行
われたとしても、ルータAの故障又はネットワークNW
1の異常によりルーティングできないため、切替えを行
っても無駄ということになる。したがって、この場合
は、異常システムを自システムと判断することが妥当で
ある。
【0025】・待機ルータは隣接する第3者システムか
らの応答のみが途絶えた場合、異常発生システムを自シ
ステムであると判断する。この場合、現用システムは応
答を返すので、現用システムに異常はないと判断でき
る。経路切替えを行う必要はない。したがって、この場
合は、異常システムを自システムであるとするのが妥当
である。
【0026】・待機ルータは、現用ルータからの応答の
みが途絶え、隣接する第3者システムからの応答がある
場合、異常発生システムを現用ルータであると判断す
る。この場合、第3者システム(ルータA)は応答を返
すので、自システムのインターフェースに異常がないこ
とは明らかであり、応答を返さない現用ルータに異常が
発生したと判断できる。
【0027】図3は、図1に例示したように多重に設置
したルータにおいて、異常を検出した場合の経路切替え
を説明するための図である。
【0028】図3(a)は、現用のルータ1の経路情報
のメトリック値が3である場合に、自システムの異常を
検出すると、これを設置ルータの台数である3を加算し
て、6を広報することにより、自システム経由の経路の
優先度を下げ、そして、異常が解消されると、メトリッ
ク値を元の値3に戻し、優先度を再び上げることを示し
ている。
【0029】図3(b)は、待機のルータ2が、現用ル
ータの異常を検出すると、メトリック値4から設置ルー
タの台数分である3を減算して1を広報することによ
り、現用ルータより優先度を上げ、そして、優先度は一
時的に上げた後、元のメトリック値4に戻すことを示し
ている。
【0030】現用ルータは、図3(a)に示すように、
異常発生を検出した場合、メトリック値を上げ、経路の
優先度を下げる。しかし、異常発生側に新たなメトリッ
ク値の経路情報は広報できないため、異常発生側に位置
するルータは、一定時間の間、先のメトリック値を保持
することとなり、経路が切り替わらない。これを解決す
るため、待機ルータは、一時的に(現用ルータの異常を
解消する3分程度)現用ルータのメトリック値より小さ
なメトリック値で経路情報を広報し、経路切替を行う。
【0031】現用ルータが異常解消を検出して、メトリ
ック値を戻した場合に、再び経路の優先度を最も高くす
ることが可能なように、待機ルータは一時的に小さくし
たメトリック値を元の値に戻しておく。
【0032】図3(c)は、待機のルータ3が、現用ル
ータの異常を検出すると、メトリック値5から設置ルー
タの台数分である3を減算して2を広報することによ
り、現用ルータより優先度を上げ、そして、優先度は一
時的に上げた後、元のメトリック値5に戻すことを示し
ている。
【0033】以上のことをまとめると、・現用システム
が、自システムの異常を検出した場合、経路情報のメト
リック値を設置ルータの台数分加算して広報することに
より、自システム経由の経路の優先度を下げる。
【0034】・待機ルータが、現用ルータの異常を検出
した場合、経路情報のメトリック値から設置ルータの台
数分減算して広報することにより、現用ルータより優先
度を上げる。優先度を一時的に上げた後、元のメトリッ
ク値に戻す。
【0035】・現用ルータは、自システムの異常が解消
されることを監視し、異常が解消された場合にメトリッ
ク値を元の値に戻し、優先度を上げる。
【0036】次に、図4及び図5を参照して、同一ネッ
トワーク間に2台のルータを設置した場合を例にして、
経路の優先付け、状態監視、及び優先度の変更等につい
てさらに説明する。図4は、経路の優先付けを説明する
ための図であり、図示したように、ネットワークNW1
とネットワークNW2の間に、現用系のルータ1と、待
機系のルータ2が設置されていると仮定する。
【0037】(1)初期状態 初期状態として、ルータ1がルータA及びルータBに広
報する経路情報のメトリック値を2,ルータ2がルータ
A及びルータBに広報する経路情報のメトリック値を3
に設定する。このとき、各ルータが広報するメトリック
値は以下の通りである。
【0038】・ルータ1(現用)がルータA側に広報す
る経路情報:ネットワークNW2及びネットワークNW
4へは、メトリック値2 ・ルータ1(現用)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値2 ・ルータ2(待機)がルータA側に広報する経路情報:
ネットワークNW2及びネットワークNW4へは、メト
リック値3 ・ルータ2(待機)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値3 この結果、ルータA及びルータB上の経路情報は以下の
ように選択される。
【0039】・ルータA:ネットワークNW2及びネッ
トワークNW4へは、ルータ1 ・ルータB:ネットワークNW1及びネットワークNW
3へは、ルータ1 (2)状態監視 PING型の状態監視が実施される。
【0040】・ルータ1(現用)は、ルータA及びルー
タBに対しPING型の状態監視を実施する。
【0041】・ルータ2(待機)は、ルータA及びルー
タBと、ルータ1のネットワークNW1及びネットワー
クNW2側のインターフェースに対してPING型の状
態監視を実施する。
【0042】(3)異常検出 ここで、図5に示すように、ルータ1のネットワークN
W1側で異常が発生したと仮定する。上記(2)の状態
監視は、以下のように異常を検出する。
【0043】・ルータ1はルータAからの応答がない。
自システムに異常が発生したと判断する。
【0044】・ルータ2は、ルータAからの応答はある
が、ルータ1のネットワークNW1側のインターフェー
スの応答のみがない。ルータ1で異常が発生したと判断
する。
【0045】(4)経路優先度の変更 上記(3)により異常が検出されると、ルータ1は経路
の優先度を下げ、ルータ2は経路の優先度を一時的に上
げる。そして、以下のように、経路情報を広報する。
【0046】・ルータ1(現用)がルータA側に広報す
る経路情報:ネットワークNW2及びネットワークNW
4へは、メトリック値4(異常発生のため、ルータAは
受信しない) ・ルータ1(現用)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値4 ・ルータ2(待機)がルータA側に広報する経路情報:
ネットワークNW2及びネットワークNW4へは、メト
リック値1 ・ルータ2(待機)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値1 これにより、ルータA及びルータB上の経路情報は以下
のように変化する。
【0047】・ルータA:ネットワークNW2及びネッ
トワークNW4へは、ルータ2 ・ルータB:ネットワークNW1及びネットワークNW
3へは、ルータ2 (5)一定時間後 ルータ2は、一時的に変更した(減算した)メトリック
値を元の値に戻す。
【0048】・ルータ1(現用)がルータA側に広報す
る経路情報:ネットワークNW2及びネットワークNW
4へは、メトリック値4(異常発生のため、ルータAは
受信しない) ・ルータ1(現用)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値4 ・ルータ2(待機)がルータA側に広報する経路情報:
ネットワークNW2及びネットワークNW4へは、メト
リック値3 ・ルータ2(待機)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値3 ルータAの経路は、上記(4)の処理により切り替えら
れており、経路情報は(4)の状態と同じである。
【0049】・ルータA:ネットワークNW2及びネッ
トワークNW4へは、ルータ2 ・ルータB:ネットワークNW1及びネットワークNW
3へは、ルータ2 (6)状態監視の継続 PING型の状態監視を継続する。
【0050】・ルータ1は、ルータA及びルータBに対
しPING型の状態監視を実施する。
【0051】・ルータ2は、ルータA及びルータBと、
ルータ1のネットワークNW1及びネットワークNW2
側のインターフェースに対してPING型の状態監視を
実施する。
【0052】(7)異常解消 ここで、ルータ1のネットワークNW1側で発生してい
た異常が解消したとすると、(6)の状態監視は、以下
のように異常解消を検出する。
【0053】・ルータ1は、ルータAからの応答があ
る。自システムの異常解消。
【0054】・ルータ2は、ルータ1のネットワークN
W1側のインターフェースの応答がある。ルータ1で発
生していた異常解消。
【0055】(8)経路優先度の復元 上記(7)により異常解消を検出すると、ルータ1は経
路の優先度を上げる。広報される経路情報は以下の通り
となる。
【0056】・ルータ1(現用)がルータA側に広報す
る経路情報:ネットワークNW2及びネットワークNW
4へは、メトリック値2 ・ルータ1(現用)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値2 ・ルータ2(待機)がルータA側に広報する経路情報:
ネットワークNW2及びネットワークNW4へは、メト
リック値3 ・ルータ2(待機)がルータB側に広報する経路情報:
ネットワークNW1及びネットワークNW3へは、メト
リック値3 これにより、ルータA及びルータB上の経路情報は以下
のように変化する。
【0057】・ルータA:ネットワークNW2及びネッ
トワークNW4へは、ルータ1 ・ルータB:ネットワークNW1及びネットワークNW
3へは、ルータ1 以上のように、(2)〜(8)の処理を継続して行い、
ネットワーク異常が発生した場合の経路切替えを行う。
【0058】
【発明の効果】本発明は、複数台のルータを設置したネ
ットワークにおいて、明確な経路の設定をすることが可
能となり、これによって、複数台のルータを設置する場
合に発生する経路選択のばらつきを無くすことができ
る。
【0059】また、本発明は、異常発生時に、異常のあ
るシステムの切り分けが可能であり、異常発生時の経路
切替え時間を短縮して、高信頼なネットワーク環境を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同一ネットワーク間に3台のルータを設置した
場合の経路の優先付けを行う構成を説明するための図で
ある。
【図2】同一ネットワーク間に複数台のルータを設置し
た場合のPING型の状態監視を行う構成を概念的に示
す図である。
【図3】図1に例示した多重に設置したルータにおい
て、異常を検出した場合の経路切替えを説明するための
図である。
【図4】同一ネットワーク間に2台のルータを設置した
場合の、経路の優先付けを説明するための図であり、
【図5】同一ネットワーク間に2台のルータを設置した
場合について、ルータ1のネットワークNW1側で異常
が発生した場合を説明するための図である。
【図6】同一ネットワーク間に複数台のルータを設置し
た場合の従来技術の問題点を説明するための図である。
【図7】同一ネットワーク間に複数台のルータを設置し
た場合の従来技術の別の問題点を説明するための図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA12 HA08 HC13 HD03 HD07 JL07 KA01 KA05 LB05 MA01 MB16 MD02 5K033 AA02 AA06 CB08 CB14 CB18 DA05 DB16 DB18 DB20 EA02 EA07 EB02 9A001 CC06 LL02 LL07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RIPプロトコルを使用したダイナミッ
    クルーティングを行う複数台のルータを同一ネットワー
    ク間に設置した経路多重化方式において、 該複数台のルータはそれぞれ互いに経路の優先付けを行
    うように、広報する経路情報のメトリック値を異なる値
    に変更して経路順位を設定した、 ことを特徴とする経路多重化方式。
  2. 【請求項2】 前記複数台のルータの内の1つにコネク
    ション情報を保持させて、ファイアウオールシステムと
    して用いることを特徴とする請求項1に記載の経路多重
    化方式。
  3. 【請求項3】 前記複数台のルータは、各ルータ及びネ
    ットワークが正常に動作していることを各ルータ及び第
    3者システムに対するネットワークを使用した定期的な
    存在確認を実施することにより監視して、異常検出時に
    自システム又は他システムの異常を特定することを特徴
    とする請求項1に記載の経路多重化方式。
  4. 【請求項4】 前記複数台のルータは、自システムの異
    常を検出したルータではメトリック値を上げて経路の優
    先度を下げ、かつ他システムの異常を検出したルータで
    はメトリック値を下げて経路の優先度を上げることによ
    り、ネットワーク経路の優先順位を切り替えることを特
    徴とする請求項3に記載の経路多重化方式。
  5. 【請求項5】 RIPプロトコルを使用したダイナミッ
    クルーティングを行う複数台のルータを同一ネットワー
    ク間に設置した経路多重化方法において、 該複数台のルータはそれぞれ互いに経路の優先付けを行
    うように、広報する経路情報のメトリック値を異なる値
    に変更して経路順位を設定した、ことを特徴とする経路
    多重化方法。
  6. 【請求項6】 前記複数台のルータの内の1つにコネク
    ション情報を保持させて、ファイアウオールシステムと
    して用いることを特徴とする請求項5に記載の経路多重
    化方法。
  7. 【請求項7】 前記複数台のルータは、各ルータ及びネ
    ットワークが正常に動作していることを各ルータ及び第
    3者システムに対するネットワークを使用した定期的な
    存在確認を実施することにより監視して、異常検出時に
    自システム又は他システムの異常を特定することを特徴
    とする請求項5に記載の経路多重化方法。
  8. 【請求項8】 前記複数台のルータは、自システムの異
    常を検出したルータではメトリック値を上げて経路の優
    先度を下げ、かつ他システムの異常を検出したルータで
    はメトリック値を下げて経路の優先度を上げることによ
    り、ネットワーク経路の優先順位を切り替えることを特
    徴とする請求項7に記載の経路多重化方法。
  9. 【請求項9】 RIPプロトコルを使用したダイナミッ
    クルーティングを行う複数台のルータを同一ネットワー
    ク間に設置した経路多重化方法において、 該複数台のルータはそれぞれ互いに経路の優先付けを行
    うように、広報する経路情報のメトリック値を異なる値
    に変更して経路順位を設定した、 ことを特徴とする経路多重化方法を実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記複数台のルータの内の1つにコネ
    クション情報を保持させて、ファイアウオールシステム
    として用いることを特徴とする請求項9に記載の経路多
    重化方法を実行させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記複数台のルータは、各ルータ及び
    ネットワークが正常に動作していることを各ルータ及び
    第3者システムに対するネットワークを使用した定期的
    な存在確認を実施することにより監視して、異常検出時
    に自システム又は他システムの異常を特定することを特
    徴とする請求項9に記載の経路多重化方法を実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記複数台のルータは、自システムの
    異常を検出したルータではメトリック値を上げて経路の
    優先度を下げ、かつ他システムの異常を検出したルータ
    ではメトリック値を下げて経路の優先度を上げることに
    より、ネットワーク経路の優先順位を切り替えることを
    特徴とする請求項11に記載の経路多重化方法を実行さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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