JP2000324022A - 無線送信機 - Google Patents

無線送信機

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JP2000324022A
JP2000324022A JP11133469A JP13346999A JP2000324022A JP 2000324022 A JP2000324022 A JP 2000324022A JP 11133469 A JP11133469 A JP 11133469A JP 13346999 A JP13346999 A JP 13346999A JP 2000324022 A JP2000324022 A JP 2000324022A
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JP
Japan
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voltage
transmission output
circuit
output wave
output
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JP11133469A
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English (en)
Inventor
Takashi Kakizaki
貴 柿崎
Kiyoshi Morohashi
潔 諸橋
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Kenwood KK
Kenwood Engineering Corp
Original Assignee
Kenwood KK
Kenwood Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線送信機の内部、送信出力段以降における異
常をも検出して送信出力段を制御する無線送信機を提供
する。 【解決手段】送信出力波の電圧を検出する出力波検出回
路4と、出力波検出回路4によって検出された送信出力
波の電圧のレベルが予め定めた所定値未満であることを
検出する電圧判別回路9とを備え、送信出力波の電圧の
レベルが電圧判別回路9によって所定値未満と判別され
たとき送信出力を低下させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線送信機内部およ
び送信出力段以降における異常状態に対する保護対策を
施した無線送信機機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線送信機は、図5に示すよう
に、送信中において送信出力波は送信出力段1、送信と
受信とに対するアンテナ切換回路2、高周波スプリアス
除去のためのローパスフィルタ3、出力波検出回路4お
よびアンテナ端子5を経由して外部アンテナに供給され
る。出力波検出回路4では送信出力波の電圧を検出し
て、出力制御回路6では出力波検出回路4において検出
された送信出力波の電圧および出力設定回路8からの設
定出力を受けて送信出力段1の送信出力を出力設定回路
8による設定出力に基づく送信出力に保持する制御を行
う。
【0003】また、出力波検出回路4では、アンテナ端
子5に接続されたアンテナの異常状態、例えばアンテナ
オープン、アンテナショート、異なる周波数のためのア
ンテナ接続がされたことをも検出して、出力制御回路6
によって送信出力段1の送信出力を制御する。この場合
において出力設定回路8は半固定可変抵抗、またはマイ
クロコンピュータなどによって設定されている。
【0004】また、アンテナ切換回路と協働して送信中
オン状態に制御されて送信出力波をアンテナ切換回路2
へ送出するダイオード1A近傍の温度を、サーミスタ等
を用いた温度検出回路7によって検出し、検出温度が異
常のときは温度異常情報を出力制御回路6へ送出して、
出力制御回路6を介して送信出力段1からの出力を低下
させる制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
無線送信機において送信出力安定化のための制御回路
と、異常負荷に対する制御回路と、異常温度に対する制
御回路が単独に、または組合わされて設けられている。
これらの制御回路は、回路の負荷側に対する制御回路、
温度上昇の結果に対する制御回路であり、無線送信機内
部での異常、例えば部品の故障、異物の混入等による異
常に対して十分な効果を得ることができない場合がある
という問題点があった。
【0006】例えば、従来の無線送信機において、送信
出力段において出力が短絡する現象が生じた場合、出力
波検出回路および出力制御回路では、送信出力が少ない
と判断されて、さらに出力を増加するように送信出力段
が制御される。この結果、この状態が継続すると送信出
力段等の熱暴走、発煙、発火に至るという問題点が生ず
る。
【0007】このように、従来の無線送信機では無線送
信機の内部、送信出力段か以降から出力検出回路の間で
異常があった場合にそれを検出し、送信出力段を制御す
ることが行えない場合が存在するという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、無線送信機の内部、送信出力段
以降における異常をも検出して送信出力段を制御する無
線送信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る無線送信機は、送信出力波の電圧を検出する出力波検
出回路と、出力波検出回路によって検出された送信出力
波の電圧のレベルが予め定めた所定値未満であることを
検出する電圧判別回路とを備え、送信出力波の電圧のレ
ベルが電圧判別回路によって所定値未満と判別されたと
き送信出力を低下させることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1にかかる無線送信機によ
れば、送信出力波の電圧のレベルが予め定めた所定値未
満であることが検出されたとき送信出力が低下させられ
て、送信出力段を損傷させるようなことは避けられる。
【0011】本発明の請求項2にかかる無線送信機は、
送信出力波の電圧を検出する出力波検出回路と、出力波
検出回路によって検出された送信出力波の電圧のレベル
が予め定めた所定値を超過していることを検出する電圧
判別回路とを備え、送信出力波の電圧のレベルが電圧判
別回路によって所定値を超過していると判別されたとき
送信出力を低下させることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2にかかる無線送信機によ
れば、送信出力波の電圧のレベルが予め定めた所定値を
超過していることが検出されたとき送信出力が低下させ
られて、送信出力段を損傷させるようなことは避けられ
る。
【0013】本発明の請求項3にかかる無線送信機は、
送信出力波の電圧を検出する出力波検出回路と、出力波
検出回路によって検出された送信出力波の電圧のレベル
が予め定めた第1の所定値未満であるか、または予め定
めた第2の所定値を超過していることを検出する電圧判
別回路とを備え、送信出力波の電圧のレベルが電圧判別
回路によって第1の所定値未満であると判別されたと
き、または第2の所定値を超過していると判別されたと
き送信出力を低下させることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3にかかる無線送信機によ
れば、送信出力波の電圧のレベルが電圧判別回路によっ
て第1の所定値未満であると判別されたとき、または第
2の所定値を超過していると判別されたとき送信出力が
低下させられて、送信出力段を損傷させるようなことは
避けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる無線送信機
を実施の形態によって説明する。
【0016】図1は本発明の実施の一形態にかかる無線
送信機の構成を示すブロック図である。
【0017】本発明の実施の一形態にかかる無線送信機
において、従来の無線送信機と同一の構成要素には同一
の符号を付して示し、その説明は省略する。
【0018】本発明の無線送信機においては、出力波検
出回路4によって検出された出力電圧が予め定めた所定
値未満か否かを判別する電圧判別回路9と、温度検出回
路7から異常温度と検出されたとき送信出力段1の出力
を制御し、出力設定回路8によって設定された出力を受
けて送信出力段1の出力を出力設定回路8において設定
された値に基づいて制御し、かつ電圧判別回路9によっ
て出力電圧が所定値未満と判別されたとき送信出力段1
の出力を低下させる出力制御回路6Aとを備え、その他
の構成は従来の無線送信機と同一である。
【0019】出力制御回路6Aは、従来の出力制御回路
6に、電圧判別回路9によって送信出力波の出力電圧レ
ベルが所定値未満と判別されたとき送信出力段1の出力
を低下させる構成が加わったものである。
【0020】電圧判別回路9は、図2に示すように、反
転入力端子に出力波検出回路4によって検出された送信
出力波の電圧が印加され、第1の基準電圧Vref1が
非反転入力端子に印可される演算増幅器11と、演算増
幅器11の出力を入力とする時定数回路12と、時定数
回路12を介して出力される演算増幅器11の出力を増
幅して出力制御回路6Aによって送信出力段1の送信出
力を低下させるための増幅回路13とからなるレベルコ
ンパレータにて構成してある。
【0021】電圧判別回路9において、出力波検出回路
4によって検出された送信出力波の電圧のレベルが、第
1の基準電圧Vref1未満に低下したときは、時定数
回路12の時定数に基づく時間遅れて増幅回路13が駆
動されて、出力制御回路6Aによって送信出力段1の送
信出力が低下させられる。したがって、送信出力波の電
圧のレベルが第1の基準電圧Vref1未満に低下した
ときに、送信出力が低減させられて、送信出力波の電圧
のレベルを第1の基準電圧Vref1未満に低下させた
原因に基づく送信出力段1の損傷が避けられる。
【0022】電圧判別回路9に代わって電圧判別回路9
Aを設けてもよい。電圧判別回路9Aは、図3に示すよ
うに、非反転入力端子に出力波検出回路4によって検出
された送信出力波の電圧が印加され、第2の基準電圧V
ref2が反転入力端子に印可される演算増幅器21
と、演算増幅器21の出力を入力とする時定数回路22
と、時定数回路22を介して出力される演算増幅器21
の出力を増幅して出力制御回路6Aによって送信出力段
1の送信出力を低下させるための増幅回路23とからな
るレベルコンパレータにて構成してある。
【0023】電圧判別回路9Aにおいて、出力波検出回
路4によって検出された送信出力波の電圧のレベルが、
第2の基準電圧Vref2を超過したときは、時定数回
路22の時定数に基づく時間遅れて増幅回路23が駆動
されて、出力制御回路6Aによって送信出力段1の送信
出力が低下させられる。したがって、送信出力波の電圧
のレベルが第2の基準電圧Vref2を超過したとき
に、送信出力が低減させられて、送信出力波の電圧のレ
ベルをして第2の基準電圧Vref2を超過させた原因
に基づく送信出力段1の損傷が避けられる。
【0024】電圧判別回路9に代わって電圧判別回路9
Bを設けてもよい。電圧判別回路9Bは、図4に示すよ
うに、反転入力端子に出力波検出回路4によって検出さ
れた送信出力波の電圧が印加され、かつ第1の基準電圧
Vref1が非反転入力端子に印可される演算増幅器1
1と、演算増幅器11の出力を入力とする時定数回路1
2と、非反転入力端子に出力波検出回路4によって検出
された送信出力波の電圧が印加され、かつ第2の基準電
圧Vref2が反転入力端子に印可される演算増幅器2
1と、演算増幅器21の出力を入力とする時定数回路2
2と、時定数回路12を介して出力される演算増幅器1
1の出力と時定数回路22を介して出力される演算増幅
器21の出力を入力するオア回路24と、オア回路24
の出力を増幅して出力制御回路6Aによって送信出力段
1の送信出力を低下させるための増幅回路25とからな
るウインドコンパレータにて構成してある。
【0025】電圧判別回路9Bにおいて、出力波検出回
路4によって検出された送信出力波の電圧のレベルが、
第1の基準電圧Vref1未満に低下したときは、時定
数回路12の時定数に基づく時間遅れてオア回路24を
介して出力され、増幅回路25が駆動されて、出力制御
回路6Aによって送信出力段1の送信出力が低下させら
れる。したがって、送信出力波の電圧のレベルが第1の
基準電圧Vref1未満に低下したときに、送信出力が
低減させられて、送信出力波の電圧のレベルを第1の基
準電圧Vref1未満に低下させた原因に基づく送信出
力段1の損傷が避けられる。
【0026】電圧判別回路9Bにおいて、出力波検出回
路4によって検出された送信出力波の電圧のレベルが、
第2の基準電圧Vref2を超過したときは、時定数回
路22の時定数に基づく時間遅れてオア回路24を介し
て増幅回路25が駆動されて、出力制御回路6Aによっ
て送信出力段1の送信出力が低下させられる。したがっ
て、送信出力波の電圧のレベルが第2の基準電圧Vre
f2を超過したときに、送信出力が低減させられて、送
信出力波の電圧のレベルをして第2の基準電圧Vref
2を超過させた原因に基づく送信出力段1の損傷が避け
られる。
【0027】なお、図1において一点鎖線内によって示
したように、出力制御回路6A、出力設定回路8および
電圧判別回路9(9A、9B)をマイクロコンピュータ
によって構成することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる無線
送信機によれば、出力波検出回路によって検出された送
信出力波の電圧のレベルが、第1の所定値未満のとき、
第2の所定値を超過したとき、送信出力が低下させられ
るために、それぞれの原因に基づく送信出力段の損傷を
避けることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる無線送信機の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる無線送信機にお
ける電圧判別回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる無線送信機にお
ける電圧判別回路の他の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる無線送信機にお
ける電圧判別回路のさらに他の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】従来の無線送信機の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 送信出力段 2 アンテナ切換回路 3 ローパスフィルタ 4 出力波検出回路 6および6A 出力制御回路 7 温度検出回路 8 出力設定回路 9、9Aおよび9B 電圧判別回路 11および21 演算増幅器 12および22 時定数回路 13、23および25 増幅回路 24 オア回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸橋 潔 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5K021 CC06 GG01 5K042 AA06 BA11 CA02 CA11 CA17 DA16 EA03 FA24 FA29 GA02 5K067 AA26 EE10 GG08 KK01 LL15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信出力波の電圧を検出する出力波検出回
    路と、出力波検出回路によって検出された送信出力波の
    電圧のレベルが予め定めた所定値未満であることを検出
    する電圧判別回路とを備え、送信出力波の電圧のレベル
    が電圧判別回路によって所定値未満と判別されたとき送
    信出力を低下させることを特徴とする無線送信機。
  2. 【請求項2】送信出力波の電圧を検出する出力波検出回
    路と、出力波検出回路によって検出された送信出力波の
    電圧のレベルが予め定めた所定値を超過していることを
    検出する電圧判別回路とを備え、送信出力波の電圧のレ
    ベルが電圧判別回路によって所定値を超過していると判
    別されたとき送信出力を低下させることを特徴とする無
    線送信機。
  3. 【請求項3】送信出力波の電圧を検出する出力波検出回
    路と、出力波検出回路によって検出された送信出力波の
    電圧のレベルが予め定めた第1の所定値未満であるか、
    または予め定めた第2の所定値を超過していることを検
    出する電圧判別回路とを備え、送信出力波の電圧のレベ
    ルが電圧判別回路によって第1の所定値未満であると判
    別されたとき、または第2の所定値を超過していると判
    別されたとき送信出力を低下させることを特徴とする無
    線送信機。
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