JP2000323719A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000323719A
JP2000323719A JP11134693A JP13469399A JP2000323719A JP 2000323719 A JP2000323719 A JP 2000323719A JP 11134693 A JP11134693 A JP 11134693A JP 13469399 A JP13469399 A JP 13469399A JP 2000323719 A JP2000323719 A JP 2000323719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
region
layer
insulating layer
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11134693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Suzuki
裕二 鈴木
Masahiko Suzumura
正彦 鈴村
Yoshiki Hayazaki
嘉城 早崎
Yoshifumi Shirai
良史 白井
Takashi Kishida
貴司 岸田
仁路 ▲高▼野
Masamichi Takano
Takeshi Yoshida
岳司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11134693A priority Critical patent/JP2000323719A/ja
Publication of JP2000323719A publication Critical patent/JP2000323719A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オン抵抗を増大させることなく破壊耐量の向上
が可能な半導体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】絶縁層11上のn形半導体層1内には、p
形ウェル領域4と、n +形ドレイン領域2とが離間して
形成され、n+形ソース領域3がp形ウェル領域4内に
形成されている。p形ウェル領域4は、n形半導体層1
の表面から絶縁層11に達する深さまで形成されてい
る。n+形ソース領域3とp形ウェル領域4におけるp+
形ベースコンタクト領域9とに跨る形でソース電極8が
形成されている。p形ウェル領域4と半導体支持基板1
0とを短絡する低抵抗の低抵抗接続層13が絶縁層11
に貫設されている。低抵抗接続層13は、ゲート電極6
下方においてp形ウェル領域4直下の絶縁層11に貫設
されている。半導体支持基板10は、ソース電極8に接
続され接地されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に絶縁層上に形成された半導体層にデバイスが形
成される半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波信号をオン・オフするスイ
ッチ要素として半導体スイッチのニーズが高まってい
る。このような半導体スイッチとしては、アナログスイ
ッチや半導体リレーなどが知られている。半導体リレー
は、発光ダイオードのような発光素子と、フォトダイオ
ードのような受光素子と、受光素子の出力によりオン・
オフされる半導体スイッチ素子(出力接点用の半導体ス
イッチ素子)とをパッケージに内蔵したものである。高
周波の信号のオン・オフに用いる半導体スイッチでは、
オン時における抵抗が小さく且つ電流−電圧特性が線形
(つまりオフセットがない)であり、オフ時における出
力容量が小さく高周波遮断特性が良いことが要求され
る。また、この類の半導体スイッチにおいてはある程度
の高耐圧が要求され、オン・オフの切り換えの瞬間に生
じるスパイク電圧などに対する耐量も必要である。
【0003】ところで、半導体リレーの出力接点用に用
いられる半導体スイッチ素子としては、本願発明者らが
提案しているSOI構造を利用した横型二重拡散型MO
SFET(Lateral Double Diffused MOSFET:以
下、SOI−LDMOSと称す)がある。
【0004】SOI−LDMOSは、図4及び図5に示
すように、単結晶シリコン基板よりなる半導体支持基板
10の一表面上にシリコン酸化膜よりなる絶縁層11を
介してn形シリコン層よりなるn形半導体層1が形成さ
れたSOI構造を有している。
【0005】なお、SOI構造を有する基板(いわゆる
SOIウェハ)の形成方法としては、単結晶シリコン中
に酸素イオンを注入して内部に絶縁層を形成するSIM
OX(Separation Implanted Oxygen)法、2枚の単
結晶シリコン基板の一方若しくは両方に熱酸化膜を形成
しそれらを貼り合わせる貼り合わせSOI法、半導体基
板上に形成した絶縁層上に単結晶シリコンを成長させる
SOI成長法、陽極酸化によってシリコンを部分的に多
孔質化し酸化することによって形成する方法などが知ら
れている。SOI成長法での単結晶シリコンは、気相、
液相、固相のいずれかで成長させる。
【0006】このSOI−LDMOSでは、n形シリコ
ン層よりなるn形半導体層1内に、p形ウェル領域4
と、n+形ドレイン領域2とが離間して形成され、n+
ソース領域3がp形ウェル領域4内に形成されている。
ここに、p形ウェル領域4は、n形半導体層1の表面か
ら絶縁層11に達する深さまで形成され、且つ、所定の
耐圧を保持できるようにn+形ドレイン領域2から所定
距離(ドリフト距離)だけ離間して形成されている。な
お、p形ウェル領域4の平面形状はn+形ドレイン領域
2を全周に亙って囲むドーナツ状に形成されている(図
4(b)参照)。
【0007】p形ウェル領域4の主表面側においてn形
半導体層1とn+形ソース領域3とで挟まれた領域上は
ゲート絶縁膜5を介してポリシリコンなどからなる絶縁
ゲート型のゲート電極6が形成されている。また、p形
ウェル領域4とn+形ソース領域3とに跨る形でソース
電極8が形成されている。ここに、ソース電極8は、p
形ウェル領域4内に設けられたp+形ベースコンタクト
領域9により接続されている。さらに、n+形ドレイン
領域2上にはドレイン電極7が形成されている。この構
成では、ゲート電極6への印加電圧を制御すればドレイ
ン電極7・ソース電極8間に流れる電流のオン・オフを
制御することができる。
【0008】以下、前記SOI−LDMOSの動作につ
いて説明する。
【0009】上述したSOI−LDMOSでは、ゲート
電極6とソース電極8との間にゲート電極6が高電位に
なるように電圧を印加することによって、p形ウェル領
域4におけるゲート絶縁膜5直下にチャネルが形成さ
れ、チャネルを通してn+形ドレイン領域2とn+形ソー
ス領域3との間に電流が流れオン状態となる。このとき
は、電流通路にpn接合が介在しないので、電流−電圧
特性は微小電流領域で線形になる(つまりオフセットが
ない)。
【0010】これに対し、SOI−LDMOSがオフの
状態において、図6に示すようにドレイン電極7とソー
ス電極8との間に、ドレイン電極7が高電位となるドレ
イン電圧VDが印加されている場合、p形ウェル領域4
とn形半導体層1との接合に空乏層が形成される。そし
て、ドレイン電圧VDが耐圧を越えると、電界が最も大
きくなるp形ウェル領域4とn形半導体層1との接合近
傍で、なだれ増倍的に電子・正孔対が生成される(ブレ
ークダウンが起こる)。このようなpn接合の降伏時に
生成されるキャリアはポテンシャルの勾配に従って移動
する。すなわち、正孔hはp形ウェル領域4を通ってソ
ース電極8へ移動し、電子eはn形半導体層1、n+
ドレイン領域2を通ってドレイン電極7へ移動する。こ
こにおいて、上述の正孔hはp形ウェル領域4における
+形ソース領域3直下を通過してソース電極8へ移動
する。
【0011】ところで、SOI−LDMOSにおいて出
力容量を小さくするにはn形半導体層1(SOI層)の
厚さを薄くすればよいが、n形半導体層1の厚みが薄く
なると、n+形ソース領域3と絶縁層11との間の距離
が小さくなるので、n+形ソース領域3と絶縁層11と
の間におけるp形ウェル領域4の断面積が小さくなっ
て、p形ウェル領域4の抵抗R(図6参照)の抵抗値が
大きくなり、結果として降伏時においてp形ウェル領域
4の抵抗Rでの電圧降下が大きくなる。
【0012】一方、上述のSOI−LDMOSでは、n
形半導体層1、p形ウェル領域4、n+形ソース領域3
をそれぞれコレクタ、ベース、エミッタとするnpn寄
生バイポーラトランジスタTrが形成されているので、
上述の抵抗Rでの電圧降下が増大することによって、n
pn寄生バイポーラトランジスタTrのベース・エミッ
タ間が順バイアスされ、やがてこのnpn寄生バイポー
ラトランジスタTrがオンする。このようなnpn寄生
バイポーラトランジスタTrが動作される現象(バイポ
ーラアクション、寄生バイポーラ効果などと呼ばれてい
る)はSOI−LDMOSのチップ面内において一部の
領域で発生するので、当該一部領域の温度が上昇し(い
わゆるホットスポットが生じ)、電子・正孔対の生成が
加速されて流れる電流が大きくなり、さらにこの一部領
域の温度が上昇するという正帰還がかかるようになり、
ついには電流の集中によって故障を誘発する。
【0013】そこで、上述のバイポーラアクションの発
生を防止して故障の誘発を防止する(つまり、破壊耐量
を向上させる)目的で、図7ないし図9に示すように、
+形ソース領域3を平面形状の周方向において一定間
隔で分断し且つp形ウェル領域4のうちソース電極8に
接続された部分とゲート電極6直下の部分とを接続する
p形半導体領域よりなるボディコンタクト領域12を形
成して抵抗を小さくしたものが提案されている。このボ
ディコンタクト領域12を備えたSOI−LDMOSで
は、降伏時に生成される電子・正孔対の正孔hをボディ
コンタクト領域12を通してソース電極8に引き抜くこ
とができるので、バイポーラアクションが発生しにく
く、アバランシェ耐量やESD耐量などの破壊耐量が向
上する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ボディコンタクト領域12を備えたSOI−LDMOS
では、n+形ソース領域3がボディコンタクト領域12
により分断されているので、実効的なチャネル幅が減少
し、オン抵抗が増大するという不具合があった。
【0015】本発明は前記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、オン抵抗を増大させることなく破壊
耐量の向上が可能な半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、半導体支持基板上に絶縁層を介
して形成された第1導電形の半導体層と、前記半導体層
の主表面側に形成された高濃度第1導電形のドレイン領
域と、ドレイン領域と離間して且つ前記半導体層の主表
面から絶縁層まで形成された第2導電形のウェル領域
と、ウェル領域内の主表面側に形成された高濃度第1導
電形のソース領域と、ドレイン領域とソース領域との間
のウェル領域の表面上にゲート絶縁膜を介して配置され
たゲート電極と、ドレイン領域に接続されたドレイン電
極と、ソース領域とウェル領域とに跨って接続されたソ
ース電極とを備え、ウェル領域と半導体支持基板とを短
絡する低抵抗の低抵抗接続層がゲート電極下方において
前記絶縁層に貫設されてなることを特徴とするものであ
り、ゲート電極下方において前記絶縁層に低抵抗接続層
が設けられていることにより、ドレイン電極・ソース電
極間に耐圧以上の電圧が印加されることによるウェル領
域と前記半導体層とのpn接合の降伏時に生成されるキ
ャリアのうち、ソース電極へ移動しようとするキャリア
の一部が低抵抗接続層を通して半導体支持基板へ移動す
ることになり、ソース領域直下におけるウェル領域での
電圧降下を小さくすることができるので、前記半導体
層、ウェル領域、ソース領域で形成される寄生バイポー
ラトランジスタがオンするのを防止することができて破
壊耐量を向上させることができ、且つ、従来のようなボ
ディコンタクト領域を設ける必要がなくてチャネル幅が
小さくなることもないから、オン抵抗を増大させること
なしに破壊耐量を向上させることができる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記低抵抗接続層は、チャネル長方向においてソー
ス領域の全域及びウェル領域におけるソース領域両側の
各部位に跨って、前記絶縁層に貫設されているので、ド
レイン電極・ソース電極間に耐圧以上の電圧が印加され
ることによるウェル領域と前記半導体層とのpn接合の
降伏時に生成されるキャリアのうち、低抵抗接続層を通
して半導体支持基板へ移動するキャリアの割合が増える
とともにソース領域直下のキャリアの通過断面積が大き
くなることになり、ソース領域直下におけるウェル領域
での電圧降下をより一層小さくすることができるから、
前記半導体層、ウェル領域、ソース領域で形成される寄
生バイポーラトランジスタがオンするのをより確実に防
止することができて破壊耐量を向上させることができ
る。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記低抵抗接続層は、ポリシリコンよ
りなるので、前記低抵抗接続層の材料がゲート電極とし
て一般的に使用される材料と同じであり、低抵抗接続層
とゲート電極とで同じ製造装置を利用できるから、低抵
抗接続層の形成が簡単であり且つ低コスト化を図ること
ができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記絶縁層は、窒化アルミニウム、
あるいは、二酸化シリコンよりも誘電率が低く且つ熱伝
導度が高い材料よりなるので、前記絶縁層として二酸化
シリコンを用いる場合に比べて、寄生容量を低減するこ
とができて低消費電力化及び高速化を図ることができ、
しかも、ドリフト領域を流れる電流による熱を効率良く
半導体支持基板へ逃がすことができ、前記電流による発
熱を抑制することができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記半導体層のうち少なくともドリ
フト領域は、シリコンカーバイド、あるいは、シリコン
よりも広いバンドギャップを持つ材料よりなるので、前
記ドリフト領域がシリコンにより形成されている場合に
比べて、オン抵抗を低く且つ耐圧を高くでき、しかも半
導体層内で発生する熱を効率良く半導体支持基板へ逃が
すことができ、前記熱による熱破壊を抑制できる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
記載の半導体装置の製造方法であって、半導体支持基板
上に形成された絶縁層を一部だけ厚み方向に貫通するよ
うにエッチングすることにより前記絶縁層に開孔部を形
成した後、前記低抵抗接続層となる材料を前記開孔部が
埋め込まれるように堆積させ、その後、前記絶縁層の表
面側を平坦化することにより前記低抵抗接続層を形成
し、次いで、前記絶縁層及び前記低抵抗接続層が形成さ
れた半導体支持基板とデバイス形成用の半導体基板とを
前記両基板間に前記絶縁層が介在する形で貼り合わせた
後、前記半導体基板を薄膜化することにより前記半導体
層を形成することを特徴とし、前記絶縁層の一部をエッ
チングして開孔部を形成する工程や、前記低抵抗接続層
となる材料を前記開孔部が埋め込まれるように堆積させ
る工程には前記半導体層に形成するデバイスの製造に用
いるエッチング装置やCVD装置などの製造装置を利用
することができ、専用の製造装置を別途に必要としない
ので、簡単に且つ低コストで前記低抵抗接続層を形成す
ることができ、結果としてオン抵抗を増大させることな
しに破壊耐量を向上させることが可能な半導体装置を低
コストで製造することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態では、
図1に示す構成のSOI−LDMOSを例示する。図4
及び図5に示した従来例と同様に、本実施形態において
も、単結晶シリコン基板よりなる半導体支持基板10上
に二酸化シリコンよりなる絶縁層11を介してn形シリ
コン層よりなるn形半導体層1が形成されている。n形
半導体層1内には、p形ウェル領域4と、n+形ドレイ
ン領域2とが離間して形成され、n+形ソース領域3が
p形ウェル領域4内に形成されている。ここに、p形ウ
ェル領域4は、n形半導体層1の主表面から絶縁層11
に達する深さまで形成され、且つ、所定の耐圧を保持で
きるようにn+形ドレイン領域2から所定距離(ドリフ
ト距離)だけ離間して形成されている。
【0023】p形ウェル領域4の主表面側においてn形
半導体層1とn+形ソース領域3とで挟まれた領域上に
はゲート絶縁膜5を介してポリシリコンなどからなる絶
縁ゲート型のゲート電極6が形成され、p形ウェル領域
4の主表面側においてn+形ソース領域3に隣接し且つ
+形ドレイン領域2から遠い側にp+形ベースコンタク
ト領域9が形成されている。なお、p形ウェル領域4、
+形ソース領域3、p+形ベースコンタクト領域9それ
ぞれの平面形状はn+形ドレイン領域2を全周に亙って
囲むドーナツ状に形成されている。
【0024】また、n+形ソース領域3とp形ウェル領
域4におけるp+形ベースコンタクト領域9とに跨る形
でソース電極8が形成されている。さらに、n+形ドレ
イン領域2上にはドレイン電極7が形成されている。こ
の構成では、図4及び図5の従来例と同様に、ゲート電
極6への印加電圧を制御すればドレイン電極7・ソース
電極8間に流れる電流のオン・オフを制御することがで
きる。
【0025】ところで、本実施形態のSOI−LDMO
Sは、p形ウェル領域4と半導体支持基板10とを短絡
する低抵抗の低抵抗接続層13が絶縁層11に貫設され
ている点に特徴がある。ここにおいて、低抵抗接続層1
3は、図1におけるゲート電極6下方においてp形ウェ
ル領域4直下の絶縁層11に貫設されている。すなわ
ち、本実施形態では、絶縁層11に貫設される低抵抗接
続層13は、チャネル長方向(図1における左右方向)
においてp形ウェル領域4とn形半導体層1との接合に
近い部位に設けられている。また、半導体支持基板10
は、ソース電極8に接続され接地されている。なお、本
実施形態では、図7ないし図9に示した従来構成のよう
なボディコンタクト領域12は設けていない。
【0026】以下、本実施形態のSOI−LDMOSの
動作について説明する。
【0027】本実施形態のSOI−LDMOSは図4及
び図5の従来構成と同様に、ゲート電極6とソース電極
8との間にゲート電極6が高電位になるように電圧を印
加することによって、p形ウェル領域4におけるゲート
絶縁膜5直下にチャネルが形成され、チャネルを通して
+形ドレイン領域2とn+形ソース領域3との間に電流
が流れオン状態となる。このときは、電流通路にpn接
合が介在しないので、電流−電圧特性は微小電流領域で
線形になる(つまりオフセットがない)。
【0028】これに対し、SOI−LDMOSがオフの
状態において、ドレイン電極7とソース電極8との間
に、ドレイン電極8が高電位となるドレイン電圧V
D(図6参照)が印加されている場合、p形ウェル領域
4とn形半導体層1との接合に空乏層が形成される。そ
して、ドレイン電圧VDが耐圧を越えると、電界が最も
大きくなるp形ウェル領域4とn形半導体層1との接合
近傍で、なだれ増倍的に電子・正孔対が生成される(ブ
レークダウンが起こる)。このようなpn接合の降伏時
に生成されるキャリアはポテンシャルの勾配に従って移
動しようとする。すなわち、正孔h(図6参照)はp形
ウェル領域4を通ってソース電極8へ移動し、電子e
(図6参照)はn形半導体層1、n+形ドレイン領域2
を通ってドレイン電極7へ移動する。以上説明した動作
は図4及び図5に示した従来例と同様である。
【0029】一方、上述の正孔hは、図4及び図5に示
した従来例と同様にp形ウェル領域4におけるn+形ソ
ース領域3直下を通過してソース電極8へ移動するが、
それに加えて上述の正孔hは低抵抗接続層13を通過し
て半導体支持基板10へ移動する。したがって、ゲート
電極6下方において絶縁層11に低抵抗接続層13が設
けられていることにより、ドレイン電極7・ソース電極
8間に耐圧以上の電圧が印加されることによるp形ウェ
ル領域4とn形半導体層1とのpn接合の降伏時に生成
されるキャリアのうち、ソース電極8へ移動しようとす
るキャリア(正孔h)の一部が低抵抗接続層13を通し
て半導体支持基板10へ移動することになり、n+形ソ
ース領域3直下におけるp形ウェル領域4での電圧降下
を小さくすることができるので、n形半導体層1、p形
ウェル領域4、n+形ソース領域3をそれぞれコレク
タ、ベース、エミッタとするnpn寄生バイポーラトラ
ンジスタがオンするのを防止することができる。しかし
て、従来例で説明した正帰還による電流の集中、熱破壊
という故障が発生し難く、破壊耐量を向上することがで
きる。しかも、本実施形態のSOI−LDMOSでは、
図7ないし図9に示した従来例で設けていたボディコン
タクト領域12が不要なので、実効的なチャネル幅が減
少することもなく、当然、オン抵抗が増大することもな
い。要するに、本実施形態では、図4及び図5の従来例
と比較して、オン抵抗を増大させることなしに破壊耐量
を向上させることができるのである。
【0030】次に、本実施形態のSOI−LDMOSの
製造方法について特にSOI構造を有する基板の形成方
法を、図2を参照しながら説明する。なお、本実施形態
では、上述の貼り合わせSOI法を基本としてSOI構
造を有する基板を形成している。
【0031】まず、フォトリソグラフィ技術及びエッチ
ング技術などを利用して、半導体支持基板10上に形成
された絶縁層11を一部だけ厚み方向に貫通するように
(つまり、半導体支持基板10の表面の一部が露出する
ように)エッチングすることによって絶縁層11におけ
る低抵抗接続層13の形成予定部位に開孔部11aを形
成することにより、図2(a)に示す構造が得られる。
【0032】その後、前記低抵抗接続層13となる材料
(以下では、ポリシリコンの場合について説明する)を
前記開孔部11aが埋め込まれるようにCVD法などに
よって堆積させることにより、図2(b)に示す構造が
得られる。なお、図2(b)における23は堆積された
ポリシリコン層を示す。ここにおいて、ポリシリコン層
23の堆積に用いる装置(例えば、CVD装置)には、
ポリシリコンよりなるゲート電極6の堆積に用いる装置
を流用することもできる。
【0033】上述のポリシリコン層23を堆積した後、
絶縁層11の表面側を平坦化することにより、つまり、
開孔部11aに埋め込まれたポリシリコン層23の表面
と絶縁層11の表面とが同一平面上に位置する(面一に
なる)ように平坦化することにより、ポリシリコン層2
3の一部よりなる低抵抗接続層13が形成され、図2
(c)に示す構造が得られる。ここに、上述の平坦化に
あたっては、一般にLSIなどの製造プロセスで用いら
れているエッチバックやCMP(化学的機械研磨)法に
よる研磨などの平坦化プロセスを利用すればよい。
【0034】その後、図2(d)に示すように絶縁層1
1及び低抵抗接続層13が形成された半導体支持基板1
0とデバイス形成用のシリコン基板よりなる半導体基板
20とを両基板10,20間に絶縁層11が介在する形
で対向させ、続いて両基板10,20を貼り合わせた
後、熱処理により貼り合わせ界面における結合強度を高
め、さらに、半導体基板20を所望の厚みT1(図2
(d)参照)になるまで研磨する(薄膜化する)ことに
より、図2(e)に示すようなSOI構造を有する基板
が形成される。
【0035】その後、半導体基板20の一部よりなるn
形半導体層1に対し、前記各領域2,3,4,9を形成
すればよい。なお、各領域2,3,4,9の形成方法は
DMOSFET(いわゆるDMOS)などの製造方法に
おいて周知なので説明を省略する。
【0036】しかして、本実施形態の製造方法によれ
ば、絶縁層11の一部をエッチングして開孔部11aを
形成する工程や、低抵抗接続層13となる材料を開孔部
11aが埋め込まれるように堆積させる工程にはn形半
導体層1に形成するデバイスの製造に用いるエッチング
装置やCVD装置などの製造装置を利用することがで
き、専用の製造装置を別途に必要としないので、簡単に
且つ低コストで低抵抗接続層13を形成することがで
き、結果としてオン抵抗を増大させることなしに破壊耐
量を向上させることが可能なSOI−LDMOSを低コ
ストで製造することができる。また、低抵抗接続層13
としてポリシリコンを用いることにより、低抵抗接続層
13とゲート電極6とで材料を同じにすることができ、
低抵抗接続層13とゲート電極6とで同じ製造装置を利
用できるから、低抵抗接続層13の形成が簡単であり且
つ低コスト化を図ることができる。しかも低抵抗接続層
13としてポリシリコンを用いることにより、低抵抗接
続層13によるSOI−LDMOSの汚染などの問題が
発生することもない。
【0037】(実施形態2)本実施形態では図3に示す
構成のSOI−LDMOSを例示する。
【0038】本実施形態のSOI−LDMOSの基本構
成は図1に示した実施形態1と略同じであって、図3に
示すように、低抵抗接続層13が、ゲート電極6下方の
部位とp+形ベースコンタクト領域9下方の部位との間
に亙って形成されている点に特徴がある。すなわち、本
実施形態では、低抵抗接続層13は、チャネル長方向
(図3における左右方向)においてn+形ソース領域3
の全域及びp形ウェル領域4におけるn+形ソース領域
3両側の各部位に跨って、絶縁層11に貫設されてい
る。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0039】本実施形態においても、ドレイン電極7・
ソース電極8間に耐圧以上の電圧が印加されることによ
るp形ウェル領域4とn形半導体層1とのpn接合の降
伏時に生成されるキャリアのうち、ソース電極8へ移動
しようとするキャリア(正孔h)の一部が低抵抗接続層
13を通して半導体支持基板10へ移動することにな
り、n+形ソース領域3直下におけるp形ウェル領域4
での電圧降下を小さくすることができるので、n形半導
体層1、p形ウェル領域4、n+形ソース領域3をそれ
ぞれコレクタ、ベース、エミッタとするnpn寄生バイ
ポーラトランジスタがオンするのを防止することができ
る。しかも、n+形ソース領域3直下の部位における電
流の通過断面積が実施形態1に比べて大きくなるので、
+形ソース領域3直下のp形ウェル領域4での電圧降
下をより一層小さくすることができる。
【0040】なお、本実施形態のSOI−LDMOSの
製造方法は、実施形態1と略同じであり、図2で説明し
た開孔部11aの開孔幅が異なるだけでその他の工程は
同じなので、図示及び説明を省略する。
【0041】ところで、前記各実施形態では、絶縁層1
1が二酸化シリコンにより形成されているが、絶縁層1
1として、窒化アルミニウム、あるいは、窒化アルミニ
ウムと同様に二酸化シリコンよりも誘電率が低く且つ熱
伝導度が高い材料を用いてもよく、これらの材料を用い
ることにより、二酸化シリコンを用いる場合に比べて、
寄生容量を低減することができて低消費電力化及び高速
化を図ることができ、しかも、ドリフト領域を流れる電
流による熱(ジュール熱)を効率良く半導体支持基板1
0へ逃がすことができ、前記電流による発熱を抑制する
ことができる。
【0042】また、前記各実施形態において、n形半導
体層1のうち少なくともドリフト領域を、シリコンカー
バイド、あるいは、シリコンカーバイドと同様にシリコ
ンよりも広いバンドギャップを持つ材料により形成すれ
ば、オン抵抗を低く且つ耐圧を高くすることができ、し
かもn形半導体層1内で発生する熱を効率良く半導体支
持基板10へ逃がすことができて発熱を抑制することが
でき、素子の熱破壊を抑制できる。
【0043】なお、前記各実施形態では、nチャネルの
SOI−LDMOSについて説明したが、pチャネルの
SOI−LDMOSであってもよいことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、半導体支持基板上に
絶縁層を介して形成された第1導電形の半導体層と、前
記半導体層の主表面側に形成された高濃度第1導電形の
ドレイン領域と、ドレイン領域と離間して且つ前記半導
体層の主表面から絶縁層まで形成された第2導電形のウ
ェル領域と、ウェル領域内の主表面側に形成された高濃
度第1導電形のソース領域と、ドレイン領域とソース領
域との間のウェル領域の表面上にゲート絶縁膜を介して
配置されたゲート電極と、ドレイン領域に接続されたド
レイン電極と、ソース領域とウェル領域とに跨って接続
されたソース電極とを備え、ウェル領域と半導体支持基
板とを短絡する低抵抗の低抵抗接続層がゲート電極下方
において前記絶縁層に貫設されているので、ゲート電極
下方において前記絶縁層に低抵抗接続層が設けられてい
ることにより、ドレイン電極・ソース電極間に耐圧以上
の電圧が印加されることによるウェル領域と前記半導体
層とのpn接合の降伏時に生成されるキャリアのうち、
ソース電極へ移動しようとするキャリアの一部が低抵抗
接続層を通して半導体支持基板へ移動することになり、
ソース領域直下におけるウェル領域での電圧降下を小さ
くすることができるから、前記半導体層、ウェル領域、
ソース領域で形成される寄生バイポーラトランジスタが
オンするのを防止することができて破壊耐量を向上させ
ることができ、且つ、従来のようなボディコンタクト領
域を設ける必要がなくてチャネル幅が小さくなることも
ないから、オン抵抗を増大させることなしに破壊耐量を
向上させることができるという効果がある。
【0045】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記低抵抗接続層は、チャネル長方向においてソー
ス領域の全域及びウェル領域におけるソース領域両側の
各部位に跨って、前記絶縁層に貫設されているので、ド
レイン電極・ソース電極間に耐圧以上の電圧が印加され
ることによるウェル領域と前記半導体層とのpn接合の
降伏時に生成されるキャリアのうち、低抵抗接続層を通
して半導体支持基板へ移動するキャリアの割合が増える
とともにソース領域直下のキャリアの通過断面積が大き
くなることになり、ソース領域直下におけるウェル領域
での電圧降下をより一層小さくすることができるから、
前記半導体層、ウェル領域、ソース領域で形成される寄
生バイポーラトランジスタがオンするのをより確実に防
止することができて破壊耐量を向上させることができる
という効果がある。
【0046】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記低抵抗接続層は、ポリシリコンよ
りなるので、前記低抵抗接続層の材料がゲート電極とし
て一般的に使用される材料と同じであり、低抵抗接続層
とゲート電極とで同じ製造装置を利用できるから、低抵
抗接続層の形成が簡単であり且つ低コスト化を図ること
ができるという効果がある。
【0047】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記絶縁層は、窒化アルミニウム、
あるいは、二酸化シリコンよりも誘電率が低く且つ熱伝
導度が高い材料よりなるので、前記絶縁層として二酸化
シリコンを用いる場合に比べて、寄生容量を低減するこ
とができて低消費電力化及び高速化を図ることができ、
しかも、ドリフト領域を流れる電流による熱を効率良く
半導体支持基板へ逃がすことができ、前記電流による発
熱を抑制することができるという効果がある。
【0048】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記半導体層のうち少なくともドリ
フト領域は、シリコンカーバイド、あるいは、シリコン
よりも広いバンドギャップを持つ材料よりなるので、前
記ドリフト領域がシリコンにより形成されている場合に
比べて、オン抵抗を低く且つ耐圧を高くでき、しかも半
導体層内で発生する熱を効率良く半導体支持基板へ逃が
すことができ、前記熱による熱破壊を抑制できるという
効果がある。
【0049】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
記載の半導体装置の製造方法であって、半導体支持基板
上に形成された絶縁層を一部だけ厚み方向に貫通するよ
うにエッチングすることにより前記絶縁層に開口部を形
成した後、前記低抵抗接続層となる材料を前記開口部が
埋め込まれるように堆積させ、その後、前記絶縁層の表
面側を平坦化することにより前記低抵抗接続層を形成
し、次いで、前記絶縁層及び前記低抵抗接続層が形成さ
れた半導体支持基板とデバイス形成用の半導体基板とを
前記両基板間に前記絶縁層が介在する形で貼り合わせた
後、前記半導体基板を薄膜化することにより前記半導体
層を形成するので、前記絶縁層の一部をエッチングして
開口部を形成する工程や、前記低抵抗接続層となる材料
を前記開口部が埋め込まれるように堆積させる工程には
前記半導体層に形成するデバイスの製造に用いるエッチ
ング装置やCVD装置などの製造装置を利用することが
でき、専用の製造装置を別途に必要としないから、簡単
に且つ低コストで前記低抵抗接続層を形成することがで
き、結果としてオン抵抗を増大させることなしに破壊耐
量を向上させることが可能な半導体装置を低コストで製
造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す要部概略断面図である。
【図2】同上の製造方法を説明する主要工程断面図であ
る。
【図3】実施形態2を示す要部概略断面図である。
【図4】従来例を示し、(a)は概略断面図、(b)は
SOI層の概略平面図である。
【図5】同上の要部概略断面図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】他の従来例を示す一部破断した概略平面図であ
る。
【図8】図7のX−X’断面図である。
【図9】図7のY−Y’断面図である。
【符号の説明】
1 n形半導体層 2 n+形ドレイン領域 3 n+形ソース領域 4 p形ウェル領域 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 ドレイン電極 8 ソース電極 9 p+形ベースコンタクト領域 10 半導体支持基板 11 絶縁層 13 低抵抗接続層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早崎 嘉城 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 白井 良史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岸田 貴司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 ▲高▼野 仁路 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉田 岳司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5F110 AA02 AA09 AA13 AA15 AA18 BB12 CC02 DD05 DD12 DD13 DD22 EE09 GG01 GG02 GG12 GG13 GG44 GG60 HM12 HM13 HM14 QQ03 QQ17 QQ19 QQ30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体支持基板上に絶縁層を介して形成
    された第1導電形の半導体層と、前記半導体層の主表面
    側に形成された高濃度第1導電形のドレイン領域と、ド
    レイン領域と離間して且つ前記半導体層の主表面から絶
    縁層まで形成された第2導電形のウェル領域と、ウェル
    領域内の主表面側に形成された高濃度第1導電形のソー
    ス領域と、ドレイン領域とソース領域との間のウェル領
    域の表面上にゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電
    極と、ドレイン領域に接続されたドレイン電極と、ソー
    ス領域とウェル領域とに跨って接続されたソース電極と
    を備え、ウェル領域と半導体支持基板とを短絡する低抵
    抗の低抵抗接続層がゲート電極下方において前記絶縁層
    に貫設されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記低抵抗接続層は、チャネル長方向に
    おいてソース領域の全域及びウェル領域におけるソース
    領域両側の各部位に跨って、前記絶縁層に貫設されてな
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記低抵抗接続層は、ポリシリコンより
    なることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層は、窒化アルミニウム、ある
    いは、二酸化シリコンよりも誘電率が低く且つ熱伝導度
    が高い材料よりなることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体層のうち少なくともドリフト
    領域は、シリコンカーバイド、あるいは、シリコンより
    も広いバンドギャップを持つ材料よりなることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の半導体装置
    の製造方法であって、半導体支持基板上に形成された絶
    縁層を一部だけ厚み方向に貫通するようにエッチングす
    ることにより前記絶縁層に開孔部を形成した後、前記低
    抵抗接続層となる材料を前記開孔部が埋め込まれるよう
    に堆積させ、その後、前記絶縁層の表面側を平坦化する
    ことにより前記低抵抗接続層を形成し、次いで、前記絶
    縁層及び前記低抵抗接続層が形成された半導体支持基板
    とデバイス形成用の半導体基板とを前記両基板間に前記
    絶縁層が介在する形で貼り合わせた後、前記半導体基板
    を薄膜化することにより前記半導体層を形成することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
JP11134693A 1999-05-14 1999-05-14 半導体装置及びその製造方法 Withdrawn JP2000323719A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11134693A JP2000323719A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11134693A JP2000323719A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000323719A true JP2000323719A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15134394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11134693A Withdrawn JP2000323719A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000323719A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159349A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Agere Systems Inc シリコン・オン・インシュレータ内に形成された金属酸化膜半導体デバイス
JP2007158321A (ja) * 2005-11-14 2007-06-21 Denso Corp 半導体装置
JP2010171085A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159349A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Agere Systems Inc シリコン・オン・インシュレータ内に形成された金属酸化膜半導体デバイス
JP2007158321A (ja) * 2005-11-14 2007-06-21 Denso Corp 半導体装置
JP2010171085A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4344081A (en) Combined DMOS and a vertical bipolar transistor device and fabrication method therefor
KR100321540B1 (ko) 매립된다이오드가있는래터럴반도체-온-절연체반도체디바이스
US20080298291A1 (en) Semiconductor device
JP2007123887A (ja) レトログレード領域を備える横型dmosトランジスタ及びその製造方法
KR20030070264A (ko) 고전압 수평형 디모스 트랜지스터 및 그 제조 방법
JP2017028250A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4618629B2 (ja) 誘電体分離型半導体装置
US5886384A (en) Semiconductor component with linear current to voltage characteristics
CN110914997A (zh) 具有locos沟槽的半导体器件
JPH1174524A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100278526B1 (ko) 반도체 소자
US11552193B2 (en) Semiconductor device
JP3921816B2 (ja) 炭化珪素半導体装置及びその製造方法
JP2000260990A (ja) 高電圧素子及びその製造方法
JP3785794B2 (ja) 炭化珪素半導体装置及びその製造方法
JP2003031821A (ja) 半導体装置
JP3161091B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP4761011B2 (ja) サイリスタを有する半導体装置及びその製造方法
JP3489362B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000068372A (ja) 半導体デバイス及びその製造方法
JP2000323719A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4945969B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
WO1998012755A1 (fr) Dispositif semi-conducteur
JPH09260648A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH1174517A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801