JP2000323559A - ウェハケース及びウェハの移載方法 - Google Patents

ウェハケース及びウェハの移載方法

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JP2000323559A
JP2000323559A JP13103099A JP13103099A JP2000323559A JP 2000323559 A JP2000323559 A JP 2000323559A JP 13103099 A JP13103099 A JP 13103099A JP 13103099 A JP13103099 A JP 13103099A JP 2000323559 A JP2000323559 A JP 2000323559A
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wafer
case
wafer case
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cases
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Toru Yamaguchi
徹 山口
Takashi Kanao
剛史 金尾
Kuniaki Miyake
邦明 三宅
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハ移載器を用いて、半導体ウェハの移載
作業を簡易に実行し得るウェハケース、及び該ウェハケ
ースを用いたウェハの移載方法を得る。 【解決手段】 ウェハ移載器8の送り出し側の載置面9
a上にウェハカセット1を載置するとともに、受け側の
載置面9b上に、スペーサ7上に積み重ねられた複数の
ウェハケース3を載置する。ピッチA2はピッチA1に
等しく、距離B2は距離B1に等しいので、載置面9a
から各半導体ウェハ2までの高さは、載置面9bから各
ウェハ載置領域6までの高さに等しい。従って、アーム
12上に載せた状態で半導体ウェハ2をウェハカセット
1から引き出した後、その状態でウェハケース3内に半
導体ウェハ2を挿入する際に、上下ストロークの調整を
行うことなく、ウェハケース3内に半導体ウェハ2を挿
入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、等間隔に配置さ
れた複数のスロットのそれぞれに半導体ウェハが収納さ
れたウェハカセットから半導体ウェハを移載し、該半導
体ウェハを個別に収納・搬送するためのウェハケースの
構造、及び該ウェハケースを用いたウェハの移載方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来のウェハケースの構造を
模式的に示す斜視図である。ウェハケース101は、ケ
ース本体102とケース蓋103とを有している。ウェ
ハカセット(図示せず)からウェハケース101内に半
導体ウェハ104を移載・収納する場合、作業者は、ま
ずケース蓋103をケース本体102から取り外し、次
に、ピンセット等の工具を用いてウェハカセットから半
導体ウェハ104を抜き出し、次に、抜き出した半導体
ウェハ104をケース本体102内に入れ、最後にケー
ス蓋103をケース本体102に取り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のウェハケースによると、ピンセット等の工具を用い
てウェハケース内への半導体ウェハの収納作業が行われ
ているため、工具が半導体ウェハの表面にも接触する。
また、作業者による手作業で収納作業が行われているた
め、ウェハカセットから半導体ウェハを抜き出す際に、
抜き出すべき半導体ウェハが、ウェハカセットに収納さ
れている他の半導体ウェハに接触するおそれもある。そ
して、これらの接触によって、半導体ウェハに傷が付い
たり、異物が半導体ウェハに付着するという問題があっ
た。
【0004】かかる問題は、半導体ウェハの径が大きく
なるほど顕著になる。例えば次世代の300mmウェハ
では、ウェハカセットに収納された他の半導体ウェハに
接触させることなく、所望の半導体ウェハのみを手作業
で抜き出すのは困難である。
【0005】本発明はかかる問題を解決するために成さ
れたものであり、ウェハカセットからウェハケースへの
半導体ウェハの移載を自動で行うウェハ移載器を用い
て、半導体ウェハの移載作業を簡易に実行し得るウェハ
ケース、及び該ウェハケースを用いたウェハの移載方法
を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載のウェハケースは、第1のピッチを以て配置され
た複数のウェハを移載し、該ウェハを個別に収納する箱
形ウェハケースであって、ウェハケースは、ウェハの挿
入出面として開口した第1の側面を備え、ウェハケース
の厚さは、複数のウェハケースを積み重ねた場合に、ウ
ェハケース内にウェハが収納されるウェハ収納領域同士
の第2のピッチが、第1のピッチと同一、あるいは第1
のピッチの整数倍になる厚さであることを特徴とするも
のである。
【0007】また、この発明のうち請求項2に記載のウ
ェハケースは、請求項1に記載のウェハケースであっ
て、ウェハケースは、ウェハケース内に挿入されたウェ
ハの裏面周端部のみに接してウェハを載置することによ
りウェハをウェハ収納領域に収納する、第1の側面に直
交する第2及び第3の側面にそれぞれ設けられた傾斜構
造をさらに備えることを特徴とするものである。
【0008】また、この発明のうち請求項3に記載のウ
ェハケースは、請求項2に記載のウェハケースであっ
て、ウェハケースは、傾斜構造のうちウェハ収納領域に
収納されたウェハに接する部分に設けられた、接地され
た導電性の部材をさらに備えることを特徴とするもので
ある。
【0009】また、この発明のうち請求項4に記載のウ
ェハケースは、請求項1又は2に記載のウェハケースで
あって、ウェハケースは、ウェハケースの上面に選択的
に設けられた凹凸構造と、ウェハケースの底面に選択的
に設けられた、複数のウェハケースを積み重ねた場合に
凹凸構造に嵌合する凸凹構造とをさらに備えることを特
徴とするものである。
【0010】また、この発明のうち請求項5に記載のウ
ェハケースは、請求項1又は2に記載のウェハケースで
あって、ウェハケースは、複数のウェハケースを積み重
ねた場合に、積み重ねられた複数のウェハケース同士を
互いに密着して固定するための連結手段をさらに備える
ことを特徴とするものである。
【0011】また、この発明のうち請求項6に記載のウ
ェハケースは、請求項1又は2に記載のウェハケースで
あって、ウェハケースは、第1の側面に対向する第4の
側面に設けられ、ウェハケース内に収納されたウェハの
表面周端部のみに接する第1の傾斜部と、ウェハケース
内に収納されたウェハの裏面周端部のみに接する第2の
傾斜部とを有する第1のウェハ支持構造と、第1の側面
に密着する、着脱自在な蓋と、蓋の着状態において第4
の側面に対向する蓋の側面に設けられ、ウェハケース内
に収納されたウェハの表面周端部のみに接する第3の傾
斜部と、ウェハケース内に収納されたウェハの裏面周端
部のみに接する第4の傾斜部とを有する第2のウェハ支
持構造とをさらに備えることを特徴とするものである。
【0012】また、この発明のうち請求項7に記載のウ
ェハケースは、請求項1,2,6のいずれか一つに記載
のウェハケースであって、ウェハケースは、第2〜第4
の側面、及び蓋の側面のいずれか一つに設けられた透明
部材からなる窓と、ウェハケース内に収納されたウェハ
の表面を窓に写し出すように、ウェハケース内に配置さ
れたミラーとをさらに備えることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、この発明のうち請求項8に記載のウ
ェハケースは、請求項1又は2に記載のウェハケースで
あって、ウェハケースの少なくとも一面は、一面を除く
ウェハケースの他の面から取り外し可能であることを特
徴とするものである。
【0014】また、この発明のうち請求項9に記載のウ
ェハの移載方法は、請求項1に記載のウェハケースを用
いたウェハの移載方法であって、複数のウェハが第1の
ピッチを以て収納されているウェハ収納体に対向させ
て、複数のウェハケースを積み重ねて配置し、ウェハ収
納体に収納されているウェハを、ウェハ移載器によって
ウェハケース内に移載するものである。
【0015】また、この発明のうち請求項10に記載の
ウェハの移載方法は、請求項9に記載のウェハの移載方
法であって、複数のウェハケースは積み重ねられた状態
で載置台上に載置され、積み重ねの最下段にあるウェハ
ケースのウェハ収納領域から載置台の底面までの第1の
距離は、ウェハ収納体の最下段に収納されたウェハから
ウェハ収納体の底面までの第2の距離、あるいは該第2
の距離に第1のピッチを整数倍して得られる距離を加え
た第3の距離に等しいことを特徴とするものである。
【0016】また、この発明のうち請求項11に記載の
ウェハの移載方法は、請求項10に記載のウェハの移載
方法であって、第2のピッチは第1のピッチに等しく、
第1の距離は第2の距離に等しいことを特徴とするもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、従来から
使用されているウェハカセットの構造を示す正面図であ
る。ウェハカセット1は、ピッチA1を以て等間隔に配
置された複数のスロットを有しており、この複数のスロ
ットのそれぞれに半導体ウェハ2が収納されている。そ
の結果、ウェハカセット1内において上下に隣り合う半
導体ウェハ2同士のピッチもA1となっている。また、
ウェハカセット1の最下スロットに収納された半導体ウ
ェハ2の裏面からウェハカセット1の底面までの距離を
B1とする。
【0018】図2は、本発明の実施の形態1に係るウェ
ハケースの全体構造を示す斜視図である。ウェハケース
3は、半導体ウェハ2の挿入出面として開口した第1の
側面4aと、第1の側面4aに直交する第2及び第3の
側面4b,4cと、第1の側面4aに対向する第4の側
面4dと、上面4eと、底面4fとを有する箱形形状を
成している。
【0019】図3は、図2に示したウェハケースの内部
構造を示す斜視図である。但し、第2の側面4b及び上
面4eの記載は省略している。半導体ウェハ2が第1の
側面4aからウェハケース3内に挿入されると、その半
導体ウェハ2は、ウェハケース3内のウェハ載置領域6
に載置収納される。そして、ウェハケース3の第2及び
第3の側面4b,4cには、半導体ウェハ2をウェハ載
置領域6に載置収納するための傾斜構造5がそれぞれ設
けられている。
【0020】図4,5は、ウェハカセット1からウェハ
ケース3への半導体ウェハ2の移載方法を説明するため
の図である。まず、図4に示すように、複数のウェハケ
ース3を上下方向に積み重ねて、スペーサ(載置台)7
上に載置する。ここで、複数のウェハケース3を積み重
ねた場合に上下に隣り合うウェハ載置領域6同士のピッ
チをA2とする。そして、このピッチA2が上記ピッチ
A1に等しくなるように、ウェハケースの厚さ(高さ)
もA1に等しくする。また、スペーサ7は、積み重ねの
最下段に在るウェハケース3のウェハ載置領域6の仮想
底面からスペーサ7の底面までの距離B2が上記距離B
1に等しくなるような厚さ(高さ)を有している。な
お、図4に示すように、ウェハ載置領域6の仮想上面は
ウェハケース3の上面4eから距離C1だけ離れてお
り、ウェハ載置領域6の仮想底面はウェハケース3の底
面4fから距離C2だけ離れている。
【0021】次に、図5に示すように、ウェハ移載器8
の送り出し側の載置面9a上にウェハカセット1を載置
するとともに、受け側の載置面9b上に、スペーサ7上
に積み重ねられた複数のウェハケース3を載置する。上
述のようにピッチA2はピッチA1に等しく、距離B2
は距離B1に等しいので、載置面9aから各半導体ウェ
ハ2までの高さは、載置面9bから各ウェハ載置領域6
までの高さに等しくなっている。なお、ウェハカセット
1の底面は、ウェハカセット1を載置面9a上に載置・
固定するための所定の形状を成している。同様に、スペ
ーサ7の底面は、スペーサ7を載置面9b上に載置・固
定するための所定の形状を成している。
【0022】ウェハ移載器8は、駆動部10と、駆動部
10に繋がれた支柱11と、ピッチA1を以て支柱11
に繋がれた複数のアーム12とを有している。駆動部1
0は、支柱11を上下左右及び回転方向に駆動可能であ
る。まず、駆動部10によって支柱11を図中左方向に
駆動することにより、各アーム12を各半導体ウェハ2
の裏面下に潜り込ませる。次に、上方向に駆動すること
により、各アーム12上に半導体ウェハ2を載せて半導
体ウェハ2を持ち上げる。このとき、アーム12が半導
体ウェハ2を距離C1以上持ち上げないように、駆動部
10による駆動量を調整する。次に、図中右方向に駆動
することにより、各アーム12上に載せた状態で各半導
体ウェハ2をウェハカセット1から引き出す。次に、回
転方向に駆動することにより、各半導体ウェハ2を各ウ
ェハケース3の第1の側面4aに対向させる。次に、図
中右方向に駆動することにより、第1の側面4aから各
ウェハケース3内に各半導体ウェハ2を挿入する。次
に、下方向に駆動することにより、各半導体ウェハ2を
傾斜構造5(図5には現れない)上に載置し、ウェハ載
置領域6に載置収納する。最後に、図中左方向に駆動す
ることにより、アーム12をウェハケース3から引き出
す。以上の動作により、ウェハカセット1からウェハケ
ース3への半導体ウェハ2の移載が完了する。
【0023】図6は、傾斜構造5上に半導体ウェハ2が
載置収納された状態を示す正面図である。半導体ウェハ
2は、裏面の周端部のみを接して傾斜構造5上に載置さ
れている。また、半導体ウェハ2の表面の中心は、ウェ
ハケース3の上面4eの中心に一致している。さらに、
半導体ウェハ2の表面とウェハケース3の上面4eとの
間には空間8aが生じており、半導体ウェハ2の裏面と
ウェハケース3の底面4fとの間には空間8bが生じて
いる。従って、ウェハケース3から半導体ウェハ2を取
り出す場合は、空間8bにアームを挿入した後、アーム
を上方向に駆動して、空間8a内において半導体ウェハ
2を持ち上げる。そして、この状態でウェハケース3か
らアームを引き出すことにより、半導体ウェハ2の表面
に接触することなく半導体ウェハ2を取り出すことがで
きる。
【0024】このように本実施の形態1に係るウェハケ
ースによれば、ウェハカセット1に収納されている複数
の半導体ウェハ2を、一括して各ウェハケース3内に移
載・収納することができる。ここで、以上の説明では7
枚の半導体ウェハ2を一括移載する場合について説明し
たが、通常、ウェハカセット1には25枚の半導体ウェ
ハ2が収納されており、この場合は、スペーサ7上に2
5個のウェハケース3を積み重ねて配置し、上記と同様
の動作を実行することにより、25枚の半導体ウェハ2
を各ウェハケース3内に一括して移載することができ
る。
【0025】また、アーム12は半導体ウェハ2の裏面
にのみ接触し、半導体ウェハ2の表面にはアーム12や
ウェハケース3の上面4eが接触しないため、半導体ウ
ェハ2の表面に傷を付けたり異物が付着することもな
い。
【0026】さらに、載置面9aから各半導体ウェハ2
までの高さは、載置面9bから各ウェハ載置領域6まで
の高さに等しい。このため、アーム12上に載せた状態
で半導体ウェハ2をウェハカセット1から引き出した
後、その状態でウェハケース3内に半導体ウェハ2を挿
入する際に、上下ストロークの調整を行うことなく、ウ
ェハケース3内に半導体ウェハ2を挿入することができ
る。
【0027】図7は、本発明の実施の形態1に係るウェ
ハケースの他の構造を、ウェハカセット1及びウェハ移
載器8とともに示す側面図である。上記の説明では、ピ
ッチA2がピッチA1に等しく、かつ、距離B2が距離
B1に等しい場合について説明した。しかし、これに限
定するものではなく、図7に示すように、複数のウェハ
ケース3を積み重ねたときのウェハ載置領域6同士のピ
ッチA3が、ウェハカセット1に収納された半導体ウェ
ハ2同士のピッチA1の整数倍(図7の例では2倍)で
あってもよい。また、積み重ねの最下段に在るウェハケ
ース3のウェハ載置領域6の仮想底面からスペーサ7の
底面までの距離B3が、ウェハカセット1の最下スロッ
トに収納された半導体ウェハ2の裏面からウェハカセッ
ト1の底面までの距離B1に、前記ピッチA1を整数倍
(図7の例では1倍)して得られる距離を加えた距離
(B1+A1)に等しくてもよい。
【0028】この場合、ウェハカセット1に収納されて
いる全ての半導体ウェハ2を一括してウェハケース3に
移載できるという効果は得られない。しかし、例えば図
7に示す半導体ウェハ2aを指定してウェハケース3a
のウェハ載置領域4aに移載する場合に、載置面9aか
ら半導体ウェハ2aまでの高さは、載置面9bからウェ
ハ載置領域6aまでの高さに等しい。従って、上記と同
様にアーム12上に載せた状態で半導体ウェハ2aをウ
ェハカセット1から引き出した後、その状態でウェハケ
ース3a内に半導体ウェハ2aを挿入する際に、上下ス
トロークの調整を行うことなく、ウェハケース3a内に
半導体ウェハ2aを挿入できるという効果は得られる。
【0029】実施の形態2.図8は、本発明の実施の形
態2に係るウェハケースの構造を示す断面図である。ウ
ェハケース3の第2及び第3の側面4b,4cに厚みを
持たせ、第2及び第3の側面4b,4c部分におけるウ
ェハケース3の上面4e上に、凸部13をそれぞれ設け
た。また、第2及び第3の側面4b,4c部分における
ウェハケース3の底面4f内に、凹部14をそれぞれ設
けた。但し、上面4e内に凹部を、底面4f上に凸部を
それぞれ設けてもよい。図8に示すように、凸部13の
上部にはテーパが設けられている。本実施の形態2に係
るウェハケースのその他の構造は、上記実施の形態1に
係るウェハケースの構造と同様である。
【0030】図9は、図8に示したウェハケース3を複
数積み重ねてスペーサ7上に載置した状態を示す斜視図
である。各ウェハケース3の上面4e上には、4つの凸
部13が選択的に設けられている。また、各ウェハケー
ス3の底面4f内には、ウェハケース3を積み重ねた場
合に4つの凸部13のそれぞれに嵌合する4つの凹部1
4(図9には現れない)が選択的に設けられている。こ
こで、凸部13の上部にはテーパが設けられているた
め、凸部13を凹部14内に容易に挿入することができ
る。また、スペーサ7の上面上には、積み重ねの最下段
に在るウェハケース3の底面4fに設けられた4つの凹
部14にそれぞれ嵌合するように、凸部13と同様の4
つの凸部(図9には現れない)が選択的に設けられてい
る。
【0031】また、積み重ねられた複数のウェハケース
3同士、及び積み重ねの最下段に在るウェハケース3と
スペーサ7とは、コネクタ15(連結手段)によって互
いに密着固定されている。図9には第2の側面4b側の
コネクタ15のみが現れているが、第3の側面4c側に
も同様のコネクタ15が設けられている。
【0032】図10,11は、コネクタ15部分の具体
的な構造を示す斜視図及び側面図である。ウェハケース
3には、第2の側面4bの上部に上部ガイド16が、下
部に下部ガイド17がそれぞれ設けられている。図10
に示すように、上部ガイド16及び下部ガイド17はい
ずれも断面がL字型の対称構造を成しており、第2の側
面4bとの固着面とは反対側のL字の頂部が互いに対向
するように、互いに隣接して配置されている。また、図
11に示すように、上部ガイド16及び下部ガイド17
の各頂部にはテーパが設けられている。2つのウェハケ
ース3を積み重ねると、下側のウェハケース3の上部ガ
イド16と、上側のウェハケース3の下部ガイド17と
が互いに接触し、一体として断面がT字型のガイド30
が形成される。
【0033】ウェハケース3とは別部品であるコネクタ
15は、直方体からガイド30のT字型構造をくり抜い
た構造を成している。コネクタ15を矢印C方向にガイ
ド30にはめ込むと、上部ガイド16及び下部ガイド1
7はコネクタ15によって両側から押し付けられる。こ
れにより、積み重ねられた2つのウェハケース3同士を
互いに密着して固定させることができる。また、コネク
タ15による固定を解く場合には、矢印D方向にコネク
タ15を移動し、ガイド30からコネクタ15を取り外
せばよい。
【0034】このように本実施の形態2に係るウェハケ
ースによれば、ウェハケース3の上面4eには凸部13
が、底面4fには凹部14がそれぞれ設けられている。
従って、ウェハケース3を積み重ねる際に、凸部13と
凹部14との嵌合により、複数のウェハケース3を正確
かつ容易に積み重ねることができる。
【0035】また、コネクタ15によって、積み重ねら
れたウェハケース3同士、及び積み重ねの最下段に在る
ウェハケース3とスペーサ7とを互いに密着して固定で
きるため、ピッチA2や距離B2にばらつきが生じるこ
とを回避することができる。
【0036】なお、以上説明した凸部13、凹部14、
コネクタ15、上部ガイド16、及び下部ガイド17等
の各構成要素は、上記実施の形態1に係るウェハケース
3の目的を阻害することなく各構成要素の目的とする機
能を果たし得るものであれば、形状、位置、個数等は上
記の説明に限定されるものではない。
【0037】実施の形態3.図12は、本発明の実施の
形態3に係るウェハケースの構造を、内部に半導体ウェ
ハ2が収納された状態で示す断面図である。図12に示
すように、本実施の形態3に係るウェハケース3は、第
4の側面4dに設けられ、半導体ウェハ2の表面周端部
のみに接する傾斜面18aと、半導体ウェハ2の裏面周
端部のみに接する傾斜面18bとを有する第1のウェハ
ホルダー18を備えている。傾斜面18bは傾斜面18
aよりも長く延びており、第1のウェハホルダー18
は、下部の厚みが上部の厚みよりよりも厚い形状となっ
ている。また、本実施の形態3に係るウェハケース3
は、第1の側面4aの開口形状に合わさり、第1の側面
4aに着脱自在な蓋19を備えている。蓋19は、ウェ
ハケース3の第4の側面4dに対向する第5の側面20
に設けられ、半導体ウェハ2の表面周端部のみに接する
傾斜面21aと、半導体ウェハ2の裏面周端部のみに接
する傾斜面21bとを有する第2のウェハホルダー21
を備えている。半導体ウェハ2は、第1及び第2のウェ
ハホルダー18,21によって両側から挟み込まれる格
好で、ウェハケース3内に固定収納されている。なお、
ウェハケース3の蓋19を除く本体部分を、以下「ウェ
ハケース本体」とも称する。
【0038】図13,14は、第1及び第2のウェハホ
ルダー18,21による半導体ウェハ2の固定収納方法
を説明するための断面図である。図13に示す状態にお
いて、半導体ウェハ2は、図13には現れない傾斜構造
5上に載置される格好で(図6参照)、ウェハ載置領域
6内に載置収納されている。このとき、半導体ウェハ2
は第1及び第2のウェハホルダー18,21には接触し
ていない。図13において蓋19を図中右方向に移動す
ると、第2のウェハホルダー21の傾斜面21bはやが
て半導体ウェハ2の裏面周端部に接触する。さらに蓋1
9を右方向に移動すると、図14に示すように、半導体
ウェハ2の蓋19側の端部は傾斜面21bによって上方
に押し上げられる。このとき、半導体ウェハ2の第4の
側面4d側の端部は、図14には現れない傾斜構造5が
支点となって下方に押し下げられ、半導体ウェハの裏面
周端部が第1のウェハホルダー18の傾斜面18bに接
触する。図14に示す状態から蓋19をさらに右方向に
移動すると、半導体ウェハ2は蓋19によって押し込ま
れて、裏面周端部が傾斜面18bに接触した状態で傾斜
面18b上を滑り上がる。そして、蓋19がウェハケー
ス3本体に接触すると、半導体ウェハ2の上面周端部が
第1のウェハホルダー18の傾斜面18a及び第2のウ
ェハホルダー21の傾斜面21aにそれぞれ接触し、図
12に示したように、半導体ウェハ2はウェハケース3
内に水平状態に保持される。
【0039】図15は、本発明の実施の形態3に係るウ
ェハケース3の全体構造を示す斜視図である。蓋19と
ウェハケース3本体とは、フック31によって互いに密
着固定されている。フック31は、ウェハケース3の第
2の側面4b側のみならず、図15には現れない第3の
側面4c側にも設けられている。
【0040】図16は、フック31の具体的な構造を示
す上面図である。フック31は突起部23を有してお
り、蓋19の側面に設けられたヒンジ22を回転中心と
して回転自在である。このフック31は、多少のしなり
を有する材質によって作製されている。また、ウェハケ
ース3の第2の側面4bには、突起部23に掛合する形
状を有する溝24が設けられている。フック31を矢印
E方向に移動して突起部23を溝24に掛け合わせるこ
とにより、蓋19とウェハケース3本体とが密着し、ウ
ェハケース3の内部が密閉される。また、溝24に掛合
されたフック31を矢印F方向に移動して掛合を解くこ
とにより、蓋19とウェハケース3本体との密着固定を
解除することができる。
【0041】このように本実施の形態3に係るウェハケ
ースによれば、第1及び第2のウェハホルダー18,2
1によって両側から挟み込む格好で、半導体ウェハ2を
ウェハケース3内に固定収納することができる。従っ
て、ウェハケース3を搬送する際に、ウェハケース3あ
るいは半導体ウェハ2自身の揺動により半導体ウェハ2
に傷が付くことを防止することができる。
【0042】また、蓋19とウェハケース3本体とをフ
ック31によって密着固定することでウェハケース3の
内部を密閉できるため、ウェハケース3外部の異物がウ
ェハケース3内に収納された半導体ウェハ2に付着する
ことを防止することができる。
【0043】なお、以上説明した第1及び第2のウェハ
ホルダー18,21、ヒンジ22、フック31、突起部
23、及び溝24等の各構成要素は、上記実施の形態
1,2に係るウェハケース3の目的を阻害することなく
各構成要素の目的とする機能を果たし得るものであれ
ば、形状、位置、個数等は上記の説明に限定されるもの
ではない。
【0044】実施の形態4.図17は、本発明の実施の
形態4に係るウェハケースの構造を、内部に半導体ウェ
ハ2が収納された状態で部分的に拡大して示す断面図で
ある。半導体ウェハ2の表面には、例えば半導体ウェハ
2の識別番号等、半導体ウェハ2を管理するための情報
が付された印字部32が形成されている。また、蓋19
の第5の側面20には、第2のウェハホルダー21より
も上方部分の所定箇所に、透明部材からなる窓33が設
けられている。また、ウェハケース3の上面4eには、
ウェハケース3内に固定収納された半導体ウェハ2の表
面を窓33に写し出すように、半導体ウェハ2の表面及
び窓33のそれぞれに対して45度の角度を以て配置さ
れたミラー34が設けられている。
【0045】従って、本実施の形態4に係るウェハケー
スによれば、ミラー34の真下に印字部32が来るよう
に半導体ウェハ2をウェハケース3内に固定収納するこ
とにより、作業者は、複数のウェハケース3が積み重ね
られた状態で、しかもウェハケース3内の気密性を保っ
たまま、窓33を通してミラー34に写った印字部32
を観察することができる。
【0046】以上の説明では、上記実施の形態3に係る
ウェハケース3を基礎として、蓋19の第5の側面20
に窓33を設ける場合について説明した。しかし、これ
に限定するものではなく、上記実施の形態1,2に係る
ウェハケースを基礎として、第2〜第4の側面4b,4
c,4dのいずれか一つに窓33を設け、この窓33に
対向する箇所にミラー34を設けてもよい。この場合で
あっても、複数のウェハケース3が積み重ねられた状態
で、窓33を通してミラー34に写った印字部32を観
察できるという効果は得られる。
【0047】なお、以上説明した印字部32、窓33、
及びミラー34等の各構成要素は、上記実施の形態1〜
3に係るウェハケース3の目的を阻害することなく各構
成要素の目的とする機能を果たし得るものであれば、形
状、位置、個数等は上記の説明に限定されるものではな
い。
【0048】実施の形態5.図18は、本発明の実施の
形態5に係るウェハケースの構造を、内部に半導体ウェ
ハ2が収納された状態で部分的に拡大して示す断面図で
ある。傾斜構造5には、ウェハ載置領域6に載置収納さ
れた半導体ウェハ2に接触する部分に、接地された導電
性部材25が埋設されている。
【0049】図19は、上記実施の形態2に係るウェハ
ケース3を例にとり、導電性部材25を適切に接地する
ための構造を示す断面図である。傾斜構造5及び第2及
び第3の側面4b,4cの内部には、導電性部材25に
接続された配線27が埋設されている。また、第2及び
第3の側面4b,4cの内部には、配線27に接続され
た配線26が埋設されている。配線26は凸部13の上
面及び凹部14の上面においてそれぞれ露出しており、
複数のウェハケース3を積み重ねると、各ウェハケース
3の有する配線26同士は互いに接触する。また、スペ
ーサ7の内部には配線28が埋設されており、積み重ね
の最下段にあるウェハケース3の有する配線26と、ウ
ェハ移載器8の載置面9bとの間は、配線28を介して
電気的に接続されている。以上より、ウェハ載置領域6
に収納された半導体ウェハ2は、導電性部材25及び配
線26〜28を介して載置面9bに電気的に接続され、
接地される。
【0050】このように本実施の形態5に係るウェハケ
ース3によれば、ウェハケース3は、傾斜構造5のうち
ウェハ載置領域6内に載置収納された半導体ウェハ2に
接する部分に設けられた、接地された導電性部材25を
備える。従って、ウェハ載置領域6に載置収納されてい
る半導体ウェハ2に帯電している静電気を除電したり、
半導体ウェハ2の帯電を防止することができる。
【0051】なお、以上説明した導電性部材25や配線
26〜28等の各構成要素は、上記実施の形態1〜4に
係るウェハケース3の目的を阻害することなく各構成要
素の目的とする機能を果たし得るものであれば、形状、
位置等は上記の説明に限定されるものではない。
【0052】実施の形態6.図20は、本発明の実施の
形態6に係るウェハケースの構造を示す斜視図である。
本実施の形態6に係るウェハケース3は、上面4eがウ
ェハケース3本体から取り外し可能な構造となってい
る。
【0053】従って、実施の形態6に係るウェハケース
によれば、上面4eを取り外すことにより、ウェハケー
ス3内部の洗浄を容易に行うことができる。
【0054】なお、以上の説明では上面4eが取り外し
可能である場合について説明したが、底面4fあるいは
第2〜第4の側面4b〜4dの少なくとも一つが取り外
し可能であってもよく、この場合も上記目的を達成する
ことができる。
【0055】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、第1のピッチを以て複数のウェハを収納するウェ
ハカセットと、複数のウェハケースを積み重ねたものと
を対向させて配置した場合、一つのウェハケースのウェ
ハ収納領域の高さを、ウェハカセットに収納されている
任意のウェハの高さに合わせることにより、残り全ての
ウェハケースのウェハ収納領域の高さを、ウェハカセッ
トに収納されているいずれかのウェハの高さに合わせる
ことができる。従って、ウェハカセット内に収納されて
いるウェハをウェハ移載器を用いてウェハケースに移載
するにあたり、各ウェハの移載に際して上下ストローク
の調整が不要となる。
【0056】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、傾斜構造にはウェハの裏面周端部のみしか接
触しないため、ウェハの表面やウェハの裏面中央部等に
傷が付くことを防止することができる。また、ウェハは
傾斜構造上に載置されるため、ウェハ収納領域に収納さ
れたウェハとウェハケースの上面及び底面との間にはそ
れぞれ空間が生じる。従って、ウェハ収納領域に収納さ
れているウェハをウェハケースから容易に取り出すこと
ができる。
【0057】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、ウェハ収納領域に載置収納されているウェハ
に帯電している静電気を除電したり、ウェハの帯電を防
止することができる。
【0058】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、複数のウェハケースを積み重ねる際に、凹凸
構造と凸凹構造との嵌合により、ウェハケースを正確か
つ容易に積み重ねることができる。
【0059】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、積み重ねられた複数のウェハケース同士を連
結手段によって互いに密着して固定できるため、第2の
ピッチにばらつきが生じることを回避することができ
る。
【0060】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、第1及び第2のウェハ支持構造によって両側
から挟み込む格好で、ウェハをウェハケース内に固定収
納することができる。従って、ウェハケースを搬送する
際の揺動によってウェハに傷が付くことを防止すること
ができる。また、蓋と第1の側面とを密着させることで
ウェハケースの内部を密閉できるため、ウェハケース外
部の異物がウェハケース内に収納されたウェハに付着す
ることを防止することができる。
【0061】また、この発明のうち請求項7に係るもの
によれば、ウェハを管理するための情報が付された印字
部が表面に形成されたウェハをウェハケース内に収納す
る場合に、ミラーの真下に印字部が来るようにウェハを
ウェハケース内に収納することにより、作業者は、複数
のウェハケースが積み重ねられた状態で、窓を通してミ
ラーに写った印字部を観察することができる。しかも、
請求項6に係る発明に対して本請求項7に係る発明を適
用した場合は、ウェハケース内の気密性を保ったまま、
印字部を観察することができる。
【0062】また、この発明のうち請求項8に係るもの
によれば、ウェハケースの少なくとも一面が取り外し可
能であるため、ウェハケース内部の洗浄を容易に行うこ
とができる。
【0063】また、この発明のうち請求項9に係るもの
によれば、一つのウェハケースのウェハ収納領域の高さ
を、ウェハ収納体に収納されている任意のウェハの高さ
に合わせることにより、残り全てのウェハケースのウェ
ハ収納領域の高さを、ウェハ収納体に収納されているい
ずれかのウェハの高さに合わせることができる。従っ
て、ウェハ収納体に収納されているウェハをウェハ移載
器を用いてウェハケースに移載するにあたり、各ウェハ
の移載に際して上下ストロークの調整が不要となる。
【0064】また、この発明のうち請求項10に係るも
のによれば、複数のウェハケースを積み重ねたものを載
置台上に載置するだけで、全てのウェハケースのウェハ
収納領域の高さを、ウェハカセットに収納されているい
ずれかのウェハの高さに合わせることができる。
【0065】また、この発明のうち請求項11に係るも
のによれば、ウェハ収納体に収納されているウェハの枚
数と同数のウェハケースを積み重ねて載置台上に載置す
ることにより、ウェハの枚数と同数のアームを有するウ
ェハ移載器を用いて、ウェハ収納体に収納されている全
てのウェハを一括してウェハケース内に移載することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ウェハカセットの構造を示す正面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るウェハケースの
全体構造を示す斜視図である。
【図3】 図2に示したウェハケースの内部構造を示す
斜視図である。
【図4】 ウェハカセットからウェハケースへの半導体
ウェハの移載方法を説明するための図である。
【図5】 ウェハカセットからウェハケースへの半導体
ウェハの移載方法を説明するための図である。
【図6】 傾斜構造上に半導体ウェハが載置収納された
状態を示す正面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に係るウェハケースの
他の構造を、ウェハカセット及びウェハ移載器とともに
示す側面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2に係るウェハケースの
構造を示す断面図である。
【図9】 図8に示したウェハケースを複数積み重ねて
スペーサ上に載置した状態を示す斜視図である。
【図10】 コネクタの具体的な構造を示す斜視図であ
る。
【図11】 コネクタの具体的な構造を示す側面図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態3に係るウェハケース
の構造を、内部に半導体ウェハが収納された状態で示す
断面図である。
【図13】 第1及び第2のウェハホルダーによる半導
体ウェハの固定収納方法を説明するための断面図であ
る。
【図14】 第1及び第2のウェハホルダーによる半導
体ウェハの固定収納方法を説明するための断面図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態3に係るウェハケース
の全体構造を示す斜視図である。
【図16】 フックの具体的な構造を示す上面図であ
る。
【図17】 本発明の実施の形態4に係るウェハケース
の構造を、内部に半導体ウェハが収納された状態で部分
的に拡大して示す断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態5に係るウェハケース
の構造を、内部に半導体ウェハが収納された状態で部分
的に拡大して示す断面図である。
【図19】 導電性部材を適切に接地するための構造を
示す断面図である。
【図20】 本発明の実施の形態6に係るウェハケース
の構造を示す斜視図である。
【図21】 従来のウェハケースの構造を模式的に示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ウェハカセット、2,2a 半導体ウェハ、3,3
a ウェハケース、4a 第1の側面、4b 第2の側
面、4c 第3の側面、4d 第4の側面、4e 上
面、4f 底面、5 傾斜構造、6,6a ウェハ載置
領域、7 スペーサ、13 凸部、14 凹部、18
第1のウェハホルダー、19 蓋、20第5の側面、2
1 第2のウェハホルダー、18a,18b,21a,
21b傾斜面、32 印字部、33 窓、34 ミラ
ー、25 導電性部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金尾 剛史 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 三宅 邦明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3E096 AA01 BA16 BB04 CA02 CB02 DA11 DA17 DA18 DA25 DB01 DB07 FA03 FA07 FA09 FA10 FA12 FA27 FA28 FA30 GA02 GA03 GA04 GA07 GA13 5F031 CA02 DA12 EA19 EA20 FA01 FA03 FA07 FA09 FA11 PA21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のピッチを以て配置された複数のウ
    ェハを移載し、該ウェハを個別に収納する箱形ウェハケ
    ースであって、 前記ウェハケースは、前記ウェハの挿入出面として開口
    した第1の側面を備え、 前記ウェハケースの厚さは、複数の前記ウェハケースを
    積み重ねた場合に、前記ウェハケース内に前記ウェハが
    収納されるウェハ収納領域同士の第2のピッチが、前記
    第1のピッチと同一、あるいは前記第1のピッチの整数
    倍になる厚さであることを特徴とするウェハケース。
  2. 【請求項2】 前記ウェハケースは、前記ウェハケース
    内に挿入された前記ウェハの裏面周端部のみに接して前
    記ウェハを載置することにより前記ウェハを前記ウェハ
    収納領域に収納する、前記第1の側面に直交する第2及
    び第3の側面にそれぞれ設けられた傾斜構造をさらに備
    える、請求項1に記載のウェハケース。
  3. 【請求項3】 前記ウェハケースは、前記傾斜構造のう
    ち前記ウェハ収納領域に収納された前記ウェハに接する
    部分に設けられた、接地された導電性の部材をさらに備
    える、請求項2に記載のウェハケース。
  4. 【請求項4】 前記ウェハケースは、 前記ウェハケースの上面に選択的に設けられた凹凸構造
    と、 前記ウェハケースの底面に選択的に設けられた、複数の
    前記ウェハケースを積み重ねた場合に前記凹凸構造に嵌
    合する凸凹構造とをさらに備える、請求項1又は2に記
    載のウェハケース。
  5. 【請求項5】 前記ウェハケースは、複数の前記ウェハ
    ケースを積み重ねた場合に、積み重ねられた複数の前記
    ウェハケース同士を互いに密着して固定するための連結
    手段をさらに備える、請求項1又は2に記載のウェハケ
    ース。
  6. 【請求項6】 前記ウェハケースは、 前記第1の側面に対向する第4の側面に設けられ、前記
    ウェハケース内に収納された前記ウェハの表面周端部の
    みに接する第1の傾斜部と、前記ウェハケース内に収納
    された前記ウェハの裏面周端部のみに接する第2の傾斜
    部とを有する第1のウェハ支持構造と、 前記第1の側面に密着する、着脱自在な蓋と、 前記蓋の着状態において前記第4の側面に対向する前記
    蓋の側面に設けられ、前記ウェハケース内に収納された
    前記ウェハの表面周端部のみに接する第3の傾斜部と、
    前記ウェハケース内に収納された前記ウェハの裏面周端
    部のみに接する第4の傾斜部とを有する第2のウェハ支
    持構造とをさらに備える、請求項1又は2に記載のウェ
    ハケース。
  7. 【請求項7】 前記ウェハケースは、 前記第2〜第4の側面、及び前記蓋の前記側面のいずれ
    か一つに設けられた透明部材からなる窓と、 前記ウェハケース内に収納された前記ウェハの前記表面
    を前記窓に写し出すように、前記ウェハケース内に配置
    されたミラーとをさらに備える、請求項1,2,6のい
    ずれか一つに記載のウェハケース。
  8. 【請求項8】 前記ウェハケースの少なくとも一面は、
    前記一面を除く前記ウェハケースの他の面から取り外し
    可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    ウェハケース。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のウェハケースを用いた
    ウェハの移載方法であって、 前記複数のウェハが前記第1のピッチを以て収納されて
    いるウェハ収納体に対向させて、複数の前記ウェハケー
    スを積み重ねて配置し、前記ウェハ収納体に収納されて
    いる前記ウェハを、ウェハ移載器によって前記ウェハケ
    ース内に移載する、ウェハの移載方法。
  10. 【請求項10】 複数の前記ウェハケースは積み重ねら
    れた状態で載置台上に載置され、 積み重ねの最下段にある前記ウェハケースの前記ウェハ
    収納領域から前記載置台の底面までの第1の距離は、前
    記ウェハ収納体の最下段に収納された前記ウェハから前
    記ウェハ収納体の底面までの第2の距離、あるいは該第
    2の距離に前記第1のピッチを整数倍して得られる距離
    を加えた第3の距離に等しいことを特徴とする、請求項
    9に記載のウェハの移載方法。
  11. 【請求項11】 前記第2のピッチは前記第1のピッチ
    に等しく、前記第1の距離は前記第2の距離に等しいこ
    とを特徴とする、請求項10に記載のウェハの移載方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201066A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Murata Mach Ltd 枚葉搬送用トレイ及び枚葉搬送用トレイの保管又は搬送装置
US8142258B2 (en) 2007-05-14 2012-03-27 United Microelectronics Corp. Method of transferring a wafer
JP2013540372A (ja) * 2010-10-19 2013-10-31 インテグリス・インコーポレーテッド ウエハクッションを備える前面開放式ウエハ容器

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