JP2000323085A - 集束イオンビーム装置 - Google Patents

集束イオンビーム装置

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JP2000323085A
JP2000323085A JP11133571A JP13357199A JP2000323085A JP 2000323085 A JP2000323085 A JP 2000323085A JP 11133571 A JP11133571 A JP 11133571A JP 13357199 A JP13357199 A JP 13357199A JP 2000323085 A JP2000323085 A JP 2000323085A
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JP
Japan
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ion beam
gas
gas introduction
focused ion
target
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Withdrawn
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JP11133571A
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English (en)
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Yoshihiro Sakagami
好弘 坂上
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲツト上へのガス化材料の固まりが付着
するのを防止する。 【解決手段】 ガス導入管7中にガスの流れを不完全に
妨げる手段を設ける。例えば、ガス導入管7が途中の一
部分で一旦3分岐され、再び1本化された構造にし、そ
の3分岐箇所にガスの流れを両側の2分岐部に分流さ
せ、再び一本化した管に合流させる為の分岐板12を設
ける。ガス化材料収納部6及び該ガス化材料収納部6と
ガス導入管7内で昇華(ガス化)せずに固まったガス化
材料が存在しても、該固まったガス化材料は前記分岐板
12に衝突し、該分岐板に付着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ターゲットチャンバー
内にガスを供給する機構を備えた集束イオンビーム装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン源からのイオンビームをターゲッ
ト上で集束して照射する集束イオンビーム装置の中に、
ターゲットのエッチングやデポジション等を行う為に、
ターゲットのイオンビーム照射点に適宜なガスを吹き付
ける為のガス導入機構を備えたものがある。
【0003】図1はこの様なガス導入機構を備えた集束
イオンビーム装置の概略を示したものである。図中1は
集束イオンビーム光学系鏡筒で、内部には、イオン源、
イオン源からのイオンビームをターゲット上で集束させ
るための集束レンズ、該イオンビームのターゲット上で
の照射位置をコントロールするための偏向器、該イオン
ビームのターゲツト方向への照射/非照射(オン/オ
フ)を行うためのブランキング機構等が設けられてい
る。
【0004】図中2は前記集束イオンビーム光学系1を
載置しているターゲットチャンバーで、内部に、ターゲ
ット3を載置したステージ4及びガス導入機構5が設け
られている。
【0005】該ガス導入機構5はチャンバー2の上部壁
に取り付けられ、二重管構造になっており、外側の管が
ガス化するための材料(ガス化材料と称す)を収納する
ためのガス化材料収納部6に成っており、内側の管、即
ち、中心軸O上の管がガス導入管7となっている。この
ガス導入管そのまま前記二重管構造の部材からターゲッ
ト側に延びており、先端部がノズル状になっている。前
記ガス化材料収納部6とガス導入管7とは上部空間部8
で繋がっており、この空間部に、中心軸Oに沿って移動
するガス供給コントロール用バルブ9が設けられてい
る。10は該バルブの移動を制御するアクチュエータで
ある。前記二重管構造部材及びガス導入管が延びた単管
部の外側には加熱用ヒータ11が設けられている。
【0006】この様な集束イオンビーム装置において、
例えば、デポジションを行う場合、外部からの指令に基
づいてアクチュエータ10を作動させ、ガス供給コント
ロール用バルブ9をターゲット方向に移動させガス化材
料収納部6とガス導入管7との間を遮断した状態にして
おき、排気手段(図示せず)によりターゲットチャンバ
ー2内を所定の真空度にした後、加熱用ヒータ11をオ
ンの状態にしてガス化材料収納部6に収容されたガス化
材料(例えば、デポジション等の場合には、有機金属)
を加熱し昇華(ガス化)させる。この時、外部からの指
令に基づいてアクチュエータ10を作動させ、前記ガス
供給コントロール用バルブ9を反ターゲット方向に移動
させガス化材料収納部6とガス導入管7との間を連通し
た状態する。この結果、前記収納部6で昇華したガス化
材料はガス導入管7を通り、その先端のノズル部からタ
ーゲット3上に向け吹き出される。このガス化材料の材
料上への噴射と共に、集束イオンビーム光学系鏡筒1の
イオン源(図示せず)からの集束イオンビームをターゲ
ット上の所定の位置に照射することにより、その位置に
ガス化材料が堆積する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、この様な装置に
おいて、前記ガス化材料収納部6及び該ガス化材料収納
部6とガス導入管7の先端の間で昇華(ガス化)せずに
固まったガス化材料がターゲット3上に付着することが
ある。この様に付着したガス化材料はターゲットにとっ
てはゴミ(パーティクル)同然となる。
【0008】本発明は、この様な問題点を解決する為に
なされたもので、新規な集束イオンビーム装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の集束イオンビー
ム装置は、ステージ上に載置されたターゲットに集束イ
オンビームを照射するためのイオンビーム照射系と、タ
ーゲット上のイオンビーム照射箇所にガスを吹き付ける
ためのガス導入機構を備えた集束イオンビーム装置であ
って、前記ガス導入機構は、ガス化材料収納部,該収納
部でガス化したガスを前記ターゲット上に導くためのガ
ス導入管,及び前記ガス化材料を加熱するための加熱手
段を備えており、前記ガス導入管中にガスの流れを不完
全に妨げる手段を設けたことを特徴とする。
【0010】又、本発明の集束イオンビーム装置は、ガ
スの流れを不完全に妨げる手段として、ガス導入管中に
ガスの流れを迂回させる障害物を設けたことを特徴とす
る。又、本発明の集束イオンビーム装置は、ガスの流れ
を不完全に妨げる手段として、ガス導入管中にガスの流
れに対し垂直にメッシュ体を張り付けたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0012】図2は本発明の集束イオンビーム装置の1
概略例を示したもので、図中前記図1と同一記号の付さ
れたものは同一構成要素を示す。
【0013】図2に示す構成が図1に示す構成と異なる
ところは、ガス導入管7の構造にある。図2では、前記
ガス導入管7中にガスの流れを不完全に妨げる手段が設
けられている。即ち、ガス導入管7が途中の一部分で一
旦3分岐され、再び1本化された構造になっている。そ
して、その3分岐箇所にガスの流れを両側の2分岐部に
分流させ、再び一本化した管に合流させる為の分岐板1
2が設けられている。
【0014】しかして、ガス化材料収納部6で昇華した
ガス化材料はガス導入管7を通り、その先端のノズル部
からターゲット3上に向け吹き出される。このガス化材
料の材料上への噴射と共に、集束イオンビーム光学系鏡
筒1のイオン源(図示せず)からの集束イオンビームを
ターゲット上の所定の位置に照射することにより、その
位置にガス化材料が堆積する。この際、前記ガス化材料
収納部6及び該ガス化材料収納部6とガス導入管7内で
昇華(ガス化)せずに固まったガス化材料が存在して
も、該固まったガス化材料は前記分岐板12に衝突し、
該分岐板に付着する。従って、この様な固まったガス化
材料がターゲット3上に付着することが大幅に減少す
る。
【0015】尚、前記の例のように、ガス導入管7を途
中で3分岐せず、1本のガス導入管の途中に該ガス導入
管の径より小さい径の分岐板を設けるようにしても良
い。
【0016】又、前記ガス導入管7中に設けられるガス
の流れを不完全に妨げる手段として、ガス導入管の途中
にガスの流れに対して垂直にメッシュ板を張り、このメ
ッシュ板に固まったガス化材料を付着させるように成し
ても良い。
【0017】又、前記例では、ガス導入機構がチャンバ
ー内に設けられる集束イオンビーム装置を示したが、ガ
ス導入管の一部はチャンバー内に設けられるが、ガス化
材料が収納されるガス化収納容器や、該ガス化収納容器
でガス化したガス化材料をチャンバー内のガス導入管に
導く管や、チャンバー内へのガス化したガス化材料の導
入をコントロールするバルブ等がチャンバー外に設けら
れた構成のガス導入機構にも、本発明が応用可能である
ことは当然のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の集束イオンビーム装置の1概略例を示
している。
【図2】 本発明の集束イオンビーム装置の1概略例を
示している。
【符号の説明】
1…集束イオンビーム光学鏡筒 2…ターゲットチャンバー 3…ターゲット 4…ステージ 5…ガス導入機構 6…ガス化材料収納部 7…ガス導入管 8…空間部 9…ガス供給コントロール用バルブ 10…アクチュエータ 11…加熱用ヒータ 12…分岐板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上に載置されたターゲットに集
    束イオンビームを照射するためのイオンビーム照射系
    と、ターゲット上のイオンビーム照射箇所にガスを吹き
    付けるためのガス導入機構を備えた集束イオンビーム装
    置であって、前記ガス導入機構は、ガス化材料収納部,
    該収納部でガス化したガスを前記ターゲット上に導くた
    めのガス導入管,及び前記ガス化材料を加熱するための
    加熱手段を備えており、前記ガス導入管中にガスの流れ
    を不完全に妨げる手段を設けた集束イオンビーム装置。
  2. 【請求項2】 前記ガスの流れを不完全に妨げる手段と
    して、ガス導入管中にガスの流れを迂回させる障害物を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の集束イオンビー
    ム装置。
  3. 【請求項3】 前記ガスの流れを不完全に妨げる手段と
    して、ガス導入管中にガスの流れに対し垂直にメッシュ
    体を張り付けたことを特徴とする請求項1記載の集束イ
    オンビーム装置。
JP11133571A 1999-05-14 1999-05-14 集束イオンビーム装置 Withdrawn JP2000323085A (ja)

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