JP2000322895A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2000322895A
JP2000322895A JP11127828A JP12782899A JP2000322895A JP 2000322895 A JP2000322895 A JP 2000322895A JP 11127828 A JP11127828 A JP 11127828A JP 12782899 A JP12782899 A JP 12782899A JP 2000322895 A JP2000322895 A JP 2000322895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの書き込み時間・読み出し時間を短縮
し、データの検出マージンを確保し、高密度化を実現す
る。 【解決手段】 開示される不揮発性半導体記憶装置は、
オン状態のリファレンス・セル61と、オフ状態のリ
ファレンス・セル61と、メモリ・セル31のデー
タを読み出すための信号によりオンしてメモリ・セル3
に電流を供給する駆動トランジスタ51と同一の
構造及び同一の特性を有し、上記信号によりオンしてリ
ファレンス・セル61及び61に電流を供給する駆
動トランジスタ65及び65と、駆動トランジスタ
51の出力電圧VMnが第1の入力端に供給され、駆
動トランジスタ65及び65の出力電圧VRon
びV Roffの平均(VRon+VRoff)/2が第
2の入力端に供給されるセンス・アンプ43とを備え
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源を切っても
メモリ・セルに記憶されたデータが保持される不揮発性
半導体記憶装置に関し、詳しくは、フラッシュEEPR
OM等の不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の不揮発性半導体記憶装置
の要部の電気的構成例を示す回路図である。この例の不
揮発性半導体記憶装置は、メモリ・セル1(m=1,
2,…,M)と、選択セル21m及び22mと、ワード
線3と、第1及び第2のカラム線4 及び4と、ワー
ド線駆動回路5と、カラム選択回路6及び6と、読
出回路7と、インバータ8と、読出駆動部9と、リフ
ァレンス部10と、センス・アンプ11と、データバ
ス12とから概略構成されている。なお、この例は、デ
ータの読み出しに関する回路であり、データの書き込み
及び消去に関する回路は図示していない。
【0003】メモリ・セル1は、通常のゲート(コン
トロール・ゲート)の他に、周囲から電気的に絶縁され
たフローティング・ゲートを有するMOSトランジスタ
からなり、互いのコントロール・ゲートがワード線3を
介して接続される共に、ワード線3を介してワード線駆
動回路5の出力端に接続されている。各メモリ・セル1
は、コントロール・ゲートにドレインに印加されてい
る電圧より充分高い電圧(10〜20V)が印加される
と、電子がドレインからフローティング・ゲートに貯え
られ(書き込み)、コントロール・ゲートに印加される
電圧の極性が変更されると、フローティング・ゲートに
貯えられていた電子がドレインに移動する(消去)。し
たがって、各メモリ・セル1のフローティング・ゲー
トに電子が貯えられていない場合には、外部からのデー
タ読み出しのコマンドが供給されることによりワード線
駆動回路5によってワード線3に"H"レベルの信号が印
加されると、コントロール・ゲートに"H"レベルの信号
が印加され、メモリ・セル1は、オンする。これに対
し、フローティング・ゲートに電子が貯えられている場
合には、ワード線駆動回路5によってワード線3に"H"
レベルの信号が印加されることにより、コントロール・
ゲートに"H"レベルの信号が印加されても、フローティ
ング・ゲートに貯えられている電子の負電荷によってチ
ャネルが誘起されにくくなり、メモリ・セル1は、オ
ンせずオフのまま、すなわち、しきい電圧Vが高くな
る。このオン状態とオフ状態が"0"及び"1"の1ビット
のデータに対応している。
【0004】選択セル21mは、MOSトランジスタか
らなり、互いのゲートが第1のカラム線4を介して接
続される共に、第1のカラム線4を介してカラム選択
回路6の出力端に接続されている。カラム選択回路6
は、外部から供給されるアドレスを第1段階のデコー
ディングによりデコードした結果、当該第1のカラム線
が選択された場合には、当該第1のカラム線4
に"H"レベルの信号を印加する。これにより、選択セ
ル21mは、ゲートに"H"レベルの信号が印加されるの
で、オンしてメモリ・セル1からデータを読み出すた
めのパスを形成する。選択セル22mは、MOSトラン
ジスタからなり、互いのゲートが第2のカラム線4
介して接続される共に、第2のカラム線4を介してカ
ラム選択回路6の出力端に接続されている。カラム選
択回路6は、外部から供給されるアドレスを第2段階
のデコーディングによりデコードした結果、当該第2の
カラム線4が選択された場合には、当該第2のカラム
線4に"H"レベルの信号を印加する。これにより、選
択セル22mは、ゲートに"H"レベルの信号が印加され
るので、オンしてメモリ・セル1からデータを読み出
すためのパスを形成する。
【0005】読出回路7は、外部からデータ読み出しの
コマンドが供給されると、データ読み出しの開始を示
す"H"レベルの信号をインバータ8、読出駆動部9
びリファレンス部10に供給する。インバータ8は、読
出回路7から供給される"H"レベルの信号を"L"レベル
の信号に反転して読出駆動部9及びリファレンス部1
0に供給する。読出駆動部9は、駆動トランジスタ1
と、パス形成トランジスタ14と、パス遮断トラ
ンジスタ15と、ノア・ゲート16とから概略構成
されている。駆動トランジスタ13は、MOSトラン
ジスタからなり、読出回路7から供給される"H"レベル
の信号によりオンして、センス・アンプ11の第1の
入力端にメモリ・セル1のオン状態又はオフ状態に応
じた電圧VDmを印加する。パス形成トランジスタ14
は、MOSトランジスタからなり、ノア・ゲート16
から供給される"H"レベルの信号によりオンして、メ
モリ・セル1からデータを読み出すためのパスを形成
する。パス遮断トランジスタ15は、MOSトランジ
スタからなり、インバータ8から供給される"H"レベル
の信号によりオンして、メモリ・セル1からデータを
読み出すためのパスを遮断する。ノア・ゲート16
は、第1の入力端にインバータ8の出力信号が供給さ
れ、第2の入力端がパス形成トランジスタ14のソー
スと接続され、インバータ8の出力信号及びパス形成ト
ランジスタ14のソースの電圧がいずれも"L"レベル
の場合に、"H"レベルの信号を出力し、パス形成トラン
ジスタ14をオンする。
【0006】リファレンス部10は、リファレンス・セ
ル21と、選択セル22及び22 と、ワード線駆動
回路23と、カラム選択回路24及び24と、駆動
トランジスタ25と、パス形成トランジスタ26と、パ
ス遮断トランジスタ27と、ノア・ゲート28とから概
略構成されている。リファレンス・セル21は、メモリ
・セル1と同一構造及び同一特性のMOSトランジス
タであり、フローティング・ゲートに電子が貯えられて
いない状態、すなわち、オン状態に予め設定されてい
る。選択セル22は選択セル21mと、選択セル22
は選択セル22mと、ワード線駆動回路23はワード
線駆動回路5と、カラム選択回路24はカラム選択回
路6と、カラム選択回路24 はカラム選択回路6
と、パス形成トランジスタ26はパス形成トランジスタ
14と、パス遮断トランジスタ27はパス遮断トラン
ジスタ15と、ノア・ゲート28はノア・ゲート16
とそれぞれ同一構造及び同一特性である。これは、セ
ンス・アンプ11が差動増幅器により形成されている
ため、その第1の入力端に接続される負荷と、その第2
の入力端に接続される負荷とをできるだけ等しくするた
めのである。
【0007】一方、読出駆動部9が1個のメモリ・セ
ル1当たり1個設けられているのに対し、M個のセン
ス・アンプ11当たり1個のリファレンス部10が設
けられているので、駆動トランジスタ25は、電流駆動
能力を確保するために、通常、駆動トランジスタ13
のサイズの2〜3倍のサイズを有している。駆動トラン
ジスタ25は、読出回路7から供給される"H"レベルの
信号によりオンして、センス・アンプ11の第2の入
力端にリファレンス・セル21のオン状態に応じた電圧
を印加する。センス・アンプ11は、上記したよ
うに、差動増幅器からなり、読出駆動部9から供給さ
れる電圧VDmとリファレンス部10から供給される電
圧Vとの差を検出・増幅してデータバス12を介して
データを外部に出力する。
【0008】このような従来の不揮発性半導体記憶装置
の定常的な特性は、図4に示すように、駆動トランジス
タ13の電圧・電流特性が曲線aで表され、駆動トラ
ンジスタ25の電圧・電流特性が曲線bで表される。す
なわち、駆動トランジスタ13と駆動トランジスタ2
5とではそのサイズに応じて電流駆動能力が異なるた
め、特性曲線の傾きが異なる。以下、その理由について
説明する。メモリ・セル1のフローティング・ゲート
に電子が貯えられていない場合、駆動トランジスタ13
、パス形成トランジスタ14、選択セル21m及び
2mをオンさせると共に、メモリ・セル1のコント
ロール・ゲートに"H"レベルの信号を印加すると、メモ
リ・セル1がオン状態となるので、駆動トランジスタ
13がセンス・アンプ11の第1の入力端に印加す
る電圧VDmは、電源電圧VCCからパス形成トランジ
スタ14、選択セル21m及び22m並びにメモリ・
セル1のオン抵抗の合計に応じた電圧だけ電圧降下し
て電圧VDo となり、駆動トランジスタ13には、
図4に点Aで示すように、電流Ionが流れる。
【0009】これに対し、メモリ・セル1のフローテ
ィング・ゲートに電子が貯えられている場合、駆動トラ
ンジスタ13、パス形成トランジスタ14、選択セ
ル2 1m及び22mをオンさせると共に、メモリ・セル
のコントロール・ゲートに"H"レベルの信号を印加
しても、メモリ・セル1はオフ状態のままであるの
で、駆動トランジスタ13がセンス・アンプ11
第1の入力端に印加する電圧VDmは、電源電圧VCC
にほぼ等しくなり、駆動トランジスタ13には、図4
に点Bで示すように、ほとんど電流が流れない。このよ
うに、メモリ・セル1がオン状態の場合には、電圧V
Dmは電圧V onとなり、メモリ・セル1がオフ状
態の場合には、電圧VDmは略電源電圧VCCとなるの
で、センス・アンプ11においてメモリ・セル1
オン状態かオフ状態かを検出するために、リファレンス
・セル21がオン状態である場合に駆動トランジスタ2
5がセンス・アンプ11の第2の入力端に印加する電
圧Vが電圧VDonと略電源電圧VCCとの中間とな
る(図4の点C参照)ような電圧・電流特性を有するよ
うに、駆動トランジスタ25のサイズを設定しているの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の不揮発性半導体記憶装置においては、パス形成トラ
ンジスタ14、選択セル21m及び22mがオンした
場合、メモリ・セル1が直接センス・アンプ11
第1の入力端に接続されることになるので、メモリ・セ
ル1がオン状態の場合には、メモリ・セル1自体が
センス・アンプ11の第1の入力端に印加される電圧
Dmを電源電圧VCCから電圧VDonまで引き下げ
ることになる。しかし、近年の不揮発性半導体記憶装置
の高密度化、素子の微細化に伴ってメモリ・セル1
流れる電流は、10〜20μAと非常に少ないため、メ
モリ・セル1が電圧VDmを電源電圧VCCから電圧
Donまで引き下げのに時間がかかってしまい、デー
タの読み出し時間が遅くなるという欠点があった。
【0011】また、上記した従来の不揮発性半導体記憶
装置においては、1個のリファレンス部10でM個のセ
ンス・アンプ11を駆動するため、駆動トランジスタ
25のサイズを駆動トランジスタ13のサイズの2〜
3倍としているので、過渡的な特性において、以下に示
すような問題があった。すなわち、データの読み出しが
開始されると、センス・アンプ11の第1及び第2の
入力端にそれぞれ印加される電圧VDm及び電圧V
は、選択セル2 及び22m並びに選択セル22
及び22がオンする(これらはいずれもほぼ同時にオ
ンする)まで(時刻t)は、図5に示すように、ほぼ
同様な経過で上昇していく。ところが、上記したよう
に、駆動トランジスタ25のサイズが大きく、電流駆動
能力が大きいため、選択セル21m及び22m並びに選
択セル22及び22 がオンしてからは、電圧V
は、曲線cで示すように、電圧VDmよりその傾斜が
急になって上昇していく。そして、ワード線3に"H"レ
ベルの信号が印加される(時刻t)と、電圧V につ
いては、ワード線駆動回路23がダミーであるので、時
刻tまでと変わらない傾斜で上昇していき、飽和状態
となる。一方、電圧VDmについては、メモリ・セル1
のフローティング・ゲートに電子が貯えられていない
場合には、メモリ・セル1がオン状態となるので、多
少下降していく(図5の曲線a参照)のに対し、メモリ
・セル1のフローティング・ゲートに電子が貯えられ
ている場合には、メモリ・セル1がオフ状態のままで
あるので、さらに上昇していく(図5の破線の曲線b参
照)。したがって、時刻t以降でなければ、電圧V
に対して電圧VDmの高低が正確に判定できない、すな
わち、時刻tから時刻tまではデータをデータ・バ
ス44に供給することができないので、この場合にも、
読み出し時間がかかってしまう。
【0012】さらに、上記した従来の不揮発性半導体記
憶装置においては、センス・アンプ11が差動増幅器
であるにもかかわらず、差動入力の一方にだけ重い負荷
が加えられるので、オフセット電圧が発生するなど、ア
ンバランスな状態となりやすい。したがって、センス・
アンプ11の2つの入力端において、アンバランスな
状態になった場合には、メモリ・セル1のオン状態又
はオフ状態のいずれかを検出するマージンが少なくなっ
てしまい、正確にデータの検出・増幅ができなくなると
いう問題もあった。このアンバランスな状態が発生する
のを防止する1つの手段として、1個のリファレンス部
10が接続されるセンス・アンプ11の個数Mを少な
くすることが考えられるが、その場合には、不揮発性半
導体記憶装置の高密度化の妨げになってしまう。
【0013】また、上記した従来の不揮発性半導体記憶
装置においては、メモリ・セル1がオフ状態の場合に
は、駆動トランジスタ13をオンしてもほとんど電流
が流れないようにしなければ、メモリ・セル1のオフ
状態を検出するマージンが少なくなってしまうので、デ
ータの書き込み時には、メモリ・セル1のフローティ
ング・ゲートに電子をドレインから充分に貯える必要が
ある。しかし、フローティング・ゲートに電子を充分に
貯えるには、時間がかかるため、書き込み時間が長くな
ってしまうという問題もあった。
【0014】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、データの書き込み時間も読み出し時間も短縮で
きると共に、メモリ・セルのオン状態又はオフ状態の検
出マージンを確保でき、しかも、不揮発性半導体記憶装
置の高密度化も実現できる不揮発性半導体記憶装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、メモリ・セルのデータの記
憶状態に応じた電圧と、リファレンス・セルの疑似的な
データの記憶状態に応じた電圧との電圧差に基づいて、
上記メモリ・セルに記憶されたデータが読み出される不
揮発性半導体記憶装置に係り、上記リファレンス・セル
は、上記疑似的なデータが書き込まれた状態の第1のリ
ファレンス・セルと、上記疑似的なデータが消去された
状態の第2のリファレンス・セルとからなり、上記デー
タを読み出すための信号によりオンして上記メモリ・セ
ルに電流を供給する第1の駆動トランジスタと同一の構
造及び同一の特性を有し、上記信号によりオンして上記
第1及び第2のリファレンス・セルに電流を供給する第
2及び第3の駆動トランジスタと、上記第1の駆動トラ
ンジスタの出力電圧が第1の入力端に供給され、上記第
2及び第3の駆動トランジスタの出力電圧の平均が第2
の入力端に供給され、上記電圧差を検出するセンス・ア
ンプとを備えてなることを特徴としている。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の不揮発性半導体記憶装置に係り、上記第1及び第2
のリファレンス・セルと、上記第2及び第3の駆動トラ
ンジスタとは、複数個のメモリ・セルに共通して設けら
れていることを特徴としている。
【0017】また、請求項3記載の発明は、メモリ・セ
ルのデータの記憶状態に応じた電圧と、リファレンス・
セルの疑似的なデータの記憶状態に応じた電圧との電圧
差に基づいて、上記メモリ・セルに記憶されたデータが
読み出される不揮発性半導体記憶装置に係り、上記デー
タを読み出すための信号によりオンして上記メモリ・セ
ルに電流を供給する第1の駆動トランジスタと同一の構
造及び同一の特性を有し、上記信号によりオンして上記
リファレンス・セルに電流を供給する第2の駆動トラン
ジスタと、上記第1の駆動トランジスタの出力を増幅し
て上記電圧差を検出するセンス・アンプの第1の入力端
に供給する第1のバッファと、上記第2の駆動トランジ
スタの出力を増幅して上記センス・アンプの第2の入力
端に供給する第2のバッファとを備えてなることを特徴
としている。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の不揮発性半導体記憶装置に係り、上記第2の駆動ト
ランジスタ及び上記第2のバッファは、複数個のメモリ
・セルに共通して設けられていることを特徴としてい
る。
【0019】また、請求項5記載の発明は、メモリ・セ
ルのデータの記憶状態に応じた電圧と、リファレンス・
セルの疑似的なデータの記憶状態に応じた電圧との電圧
差に基づいて、上記メモリ・セルに記憶されたデータが
読み出される不揮発性半導体記憶装置に係り、上記リフ
ァレンス・セルは、上記疑似的なデータが書き込まれた
状態の第1のリファレンス・セルと、上記疑似的なデー
タが消去された状態の第2のリファレンス・セルとから
なり、上記データを読み出すための信号によりオンして
上記メモリ・セルに電流を供給する第1の駆動トランジ
スタと同一の構造及び同一の特性を有し、上記信号によ
りオンして上記第1及び第2のリファレンス・セルに電
流を供給する第2及び第3の駆動トランジスタと、上記
第1の駆動トランジスタの出力を増幅して上記電圧差を
検出するセンス・アンプの第1の入力端に供給する第1
のバッファと、上記第2及び第3の駆動トランジスタの
出力をそれぞれ増幅し、その平均を上記センス・アンプ
の第2の入力端に供給する第2のバッファとを備えてな
ることを特徴としている。
【0020】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の不揮発性半導体記憶装置に係り、上記第1及び第2
のリファレンス・セルと、上記第2及び第3の駆動トラ
ンジスタと、上記第2のバッファとは、複数個のメモリ
・セルに共通して設けられていることを特徴としてい
る。
【0021】
【作用】この発明の構成によれば、データの書き込み時
間も読み出し時間も短縮することができる。また、メモ
リ・セルのオン状態又はオフ状態の検出マージンを確保
することができる。さらに、不揮発性半導体記憶装置の
高密度化も実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である不
揮発性半導体記憶装置の要部の電気的構成を示す回路図
である。この例の不揮発性半導体記憶装置は、メモリ・
セル31(n=1,2,…,N)と、選択セル32
1n及び322nと、ワード線33と、第1及び第2の
カラム線34及び34と、ワード線駆動回路35
と、カラム選択回路36及び36と、読出回路37
と、インバータ38と、読出駆動部39と、バッファ
40と、パス遮断トランジスタ41及び41と、
リファレンス部42と、センス・アンプ43と、デー
タバス44とから概略構成されている。なお、この例
は、データの読み出しに関する回路であり、データの書
き込み及び消去に関する回路は図示していない。
【0023】メモリ・セル31は、コントロール・ゲ
ート及びフローティング・ゲートを有するMOSトラン
ジスタからなり、互いのコントロール・ゲートがワード
線33を介して接続される共に、ワード線33を介して
ワード線駆動回路35の出力端に接続されている。メモ
リ・セル31及びワード線駆動回路35のデータの書
き込み及び消去に関する動作については、上記したメモ
リ・セル1及びワード線駆動回路5のデータの書き込
み及び消去に関する動作と略同様であるので、その説明
を省略する。選択セル321nは、MOSトランジスタ
からなり、互いのゲートが第1のカラム線34を介し
て接続される共に、第1のカラム線34を介してカラ
ム選択回路36の出力端に接続されている。カラム選
択回路36は、外部から供給されるアドレスを第1段
階のデコーディングによりデコードした結果、当該第1
のカラム線34が選択された場合には、当該第1のカ
ラム線34に"H"レベルの信号を印加する。これによ
り、選択セル321nは、ゲートに"H"レベルの信号が
印加されるので、オンしてメモリ・セル31からデー
タを読み出すためのパスを形成する。選択セル322n
は、MOSトランジスタからなり、互いのゲートが第2
のカラム線34を介して接続される共に、第2のカラ
ム線34を介してカラム選択回路36の出力端に接
続されている。カラム選択回路36は、外部から供給
されるアドレスを第2段階のデコーディングによりデコ
ードした結果、当該第2のカラム線34が選択された
場合には、当該第2のカラム線34に"H"レベルの信
号を印加する。これにより、選択セル322nは、ゲー
トに"H"レベルの信号が印加されるので、オンしてメモ
リ・セル31からデータを読み出すためのパスを形成
する。
【0024】読出回路37は、外部からデータの読み出
しのコマンドが供給されると、データ読み出しの開始を
示す"H"レベルの信号をインバータ38、読出駆動部3
及びリファレンス部42に供給する。インバータ3
8は、読出回路37から供給される"H"レベルの信号
を"L"レベルの信号に反転して読出駆動部39、バッ
ファ40、パス遮断トランジスタ41及び41
びリファレンス部42に供給する。読出駆動部39
は、駆動トランジスタ51と、パス形成トランジス
タ52 と、パス遮断トランジスタ53と、ノア・ゲ
ート54とから概略構成されている。駆動トランジス
タ51は、MOSトランジスタからなり、読出回路3
7から供給される"H"レベルの信号によりオンして、バ
ッファ40の入力端にメモリ・セル31のオン状態
又はオフ状態に応じた電圧VMnを印加する。パス形成
トランジスタ52は、MOSトランジスタからなり、
ノア・ゲート54から供給される"H"レベルの信号に
よりオンして、メモリ・セル31からデータを読み出
すためのパスを形成する。パス遮断トランジスタ53
は、MOSトランジスタからなり、インバータ38から
供給される"H"レベルの信号によりオンして、メモリ・
セル31からデータを読み出すためのパスを遮断す
る。ノア・ゲート54は、第1の入力端にインバータ
38の出力信号が供給され、第2の入力端がパス形成ト
ランジスタ52のソースと接続され、インバータ38
の出力信号及びパス形成トランジスタ52のソースの
電圧がいずれも"L"レベルの場合に、"H"レベルの信号
を出力し、パス形成トランジスタ52をオンする。
【0025】バッファ40は、パワーMOSトランジ
スタ55及び56と、定電流源を構成するMOSト
ランジスタ57とから概略構成され、入力電圧VMn
を緩衝及び増幅して出力電圧VDnとしてセンス・アン
プ43の第1の入力端に印加する。パス遮断トランジ
スタ41及び41は、インバータ38の出力信号に
よりオンして、センス・アンプ43の第1及び第2の
入力端を接地する、すなわち、データの読み出しが行わ
れない場合には、センス・アンプ43の入力電圧V
Dm及びVを0Vにする。
【0026】リファレンス部42は、リファレンス・セ
ル61及び61と、選択セル6211、6212
6221及び6222と、ワード線駆動回路63と、カ
ラム選択回路64及び64と、駆動トランジスタ6
及び65と、パス形成トランジスタ66及び6
と、パス遮断トランジスタ67及び67と、ノ
ア・ゲート68及び68と、パワーMOSトランジ
スタ69、69、70及び70と、定電流源を
構成するMOSトランジスタ71及び71とから概
略構成されている。
【0027】リファレンス・セル61及び61は、
メモリ・セル31と同一構造及び同一特性のMOSト
ランジスタであり、リファレンス・セル61はフロー
ティング・ゲートに電子が貯えられていない状態、すな
わち、オン状態に、リファレンス・セル61はフロー
ティング・ゲートに電子が貯えられている状態、すなわ
ち、オフ状態に、それぞれ予め設定されている。選択セ
ル6211及び6212は選択セル321nと、選択セ
ル6221及び6222は選択セル322nと、ワード
線駆動回路63はワード線駆動回路35と、カラム選択
回路64はカラム選択回路36と、カラム選択回路
64はカラム選択回路36と、駆動トランジスタ6
及び65は駆動トランジスタ51と、パス形成
トランジスタ66及び66はパス形成トランジスタ
52とそれぞれ同一構造及び同一特性である。同様
に、パス遮断トランジスタ67及び67はパス遮断
トランジスタ53と、ノア・ゲート68及び68
はノア・ゲート54と、パワーMOSトランジスタ6
、69、70及び70はパワーMOSトラン
ジスタ55及び56と、MOSトランジスタ71
及び71はMOSトランジスタ57とそれぞれ同一
構造及び同一特性である。これは、センス・アンプ43
が差動増幅器により形成されているため、その第1の
入力端に接続される負荷と、その第2の入力端に接続さ
れる負荷とをできるだけ等しくするためのである。
【0028】駆動トランジスタ65は、読出回路37
から供給される"H"レベルの信号によりオンして、パワ
ーMOSトランジスタ70のゲートにリファレンス・
セル61のオン状態に応じた電圧VRonを印加す
る。同様に、駆動トランジスタ65は、読出回路37
から供給される"H"レベルの信号によりオンして、パワ
ーMOSトランジスタ70のゲートにリファレンス・
セル61のオフ状態に応じた電圧VRoffを印加す
る。パワーMOSトランジスタ69及び70と、定
電流源を構成するMOSトランジスタ71とは、駆動
トランジスタ65の出力電圧VRonを緩衝及び増幅
する。一方、パワーMOSトランジスタ69及び70
と、定電流源を構成するMOSトランジスタ71
は、駆動トランジスタ65の出力電圧V offを緩
衝及び増幅する。すなわち、パワーMOSトランジスタ
69、69 、70及び70と、MOSトランジ
スタ71及び71とは、バッファ72を構成してい
る。
【0029】したがって、パワーMOSトランジスタ7
のバッファの出力電流を電流I とし、パワーMO
Sトランジスタ70の出力電流を電流Iとすると、
MOSトランジスタ71及び71それぞれによって
構成される定電流源には、式(1)に示すように、電流
と電流Iとを平均した電流Iが流れる。これに
より、センス・アンプ43の第2の入力端には、式
(2)に示すように、リファレンス・セル61のオン
状態に応じた電圧VRonと、リファレンス・セル61
のオフ状態に応じた電圧VRoffとの中間の電圧V
が印加されることになる。
【0030】
【数1】I=(I+I)/2…(1)
【0031】
【数2】V=(VRon+VRoff)/2…(2)
【0032】センス・アンプ43は、上記したよう
に、差動増幅器からなり、バッファ40から供給され
る電圧VDnとリファレンス部42から供給される電圧
との差を検出・増幅してデータバス44を介してデ
ータを外部に出力する。
【0033】上記したように、センス・アンプ43
第2の入力端に、リファレンス・セル61のオン状態
に応じた電圧VRonと、リファレンス・セル61
オフ状態に応じた電圧VRoffとの中間の電圧V
印加される(式(2))ので、電圧Vは、常に、メモ
リ・セル31がオン状態である場合における電圧V
Donと、メモリ・セル31がオフ状態である場合に
おける電圧VDoffとの中間に自動的に設定される。
これにより、メモリ・セル31のオン状態及びオフ状
態を検出するマージンをいずれも充分に確保することが
できる。さらに、上記したように、電圧Vは、常に、
電圧VDonと電圧VDoffとの中間に自動的に設定
されるため、電圧VDoffは電圧Vよりわずかに高
ければ良いので、メモリ・セル31をオフ状態とする
ためには、駆動トランジスタ51をオンした際にほと
んど電流が流れないようにするほど充分に、メモリ・セ
ル31のフローティング・ゲートに電子を貯える必要
はない。したがって、データの書き込み時間を従来に比
べて短縮することができる。
【0034】また、この例では、バッファ40を設け
ることにより、パス形成トランジスタ52、選択セル
321n及び選択セル322nがオンした場合、メモリ
・セル31が直接センス・アンプ43の第1の入力
端に接続されないようにしている。したがって、メモリ
・セル31は、オン状態の場合、駆動トランジスタ5
のソースに印加される電圧VMnを電源電圧VCC
から所定の電圧まで引き下げれば良いので、データの読
み出し時間を従来に比べて短縮することができる。
【0035】さらに、この例では、センス・アンプ43
の2つの入力端には、バッファ40及びリファレン
ス部42内部のバッファ72を介してすべて同一構造及
び同一特性を有する回路素子が接続されるので、従来の
ような、オフセット電圧が発生する等のアンバランスな
状態が発生しにくい。したがって、このアンバランスな
状態に起因して、メモリ・セル31のオン状態及びオ
フ状態を検出するマージンがいずれかにかたよるという
事態の発生が抑えられる。これにより、正確にデータの
検出・増幅ができ、信頼性が向上する。加えて、リファ
レンス部42内部にバッファ72を設けており、このバ
ッファ72を構成するパワーMOSトランジスタ70
及び70が負荷としてのセンス・アンプ43の第2
の入力端を駆動するので、1個のリファレンス部42に
接続可能なセンス・アンプ43の個数Nを従来の個数
M(例えば、M=16)よりも少なくとも2倍(例え
ば、N=32)とすることができる。これにより、不揮
発性半導体記憶装置の高密度化に貢献することができ
る。
【0036】次に、上記構成の不揮発性半導体記憶装置
の過渡的な特性について、図2を参照して、説明する。
まず、データの読み出しが開始されると、センス・アン
プ43の第1及び第2の入力端にそれぞれ印加される
電圧VDn及び電圧Vは、選択セル321n及び32
2n、選択セル6211及び6221並びに選択セル6
12及び62 22がオンする(これらはいずれもほぼ
同時にオンする)まで(時刻t)は、図2に示すよう
に、ほぼ同様な経過で上昇していく。次に、時刻t
らワード線33に"H"レベルの信号が印加される(時刻
)までについても、電圧VDn及び電圧Vは、図
2に示すように、ほぼ同様な経過で上昇していく。これ
は、バッファ40によって電圧VMnが増幅されて電
圧VDnとしてセンス・アンプ43の第1の入力端に
印加されると共に、読出駆動部39の各回路素子と同
一構造及び同一構成を有する回路素子によって構成され
たリファレンス部42の内部で生成された電圧VRon
及びVRoffがバッファ72によって増幅され、その
平均が電圧Vとしてセンス・アンプ43の第2の入
力端に印加されているので、電圧・電流特性が略等しい
からである。そして、ワード線33に"H"レベルの信号
が印加される(時刻t)と、電圧Vについては、ワ
ード線駆動回路63がダミーであるので、時刻tまで
と変わらない傾斜で上昇していき、飽和状態となる。一
方、電圧VDnについては、メモリ・セル31のフロ
ーティング・ゲートに電子が貯えられていない場合に
は、メモリ・セル31がオン状態となるので、多少下
降していく(図2の曲線a参照)のに対し、メモリ・セ
ル31のフローティング・ゲートに電子が貯えられて
いる場合には、メモリ・セル31がオフ状態のままで
あるので、さらに上昇していく(図2の破線の曲線b参
照)。したがって、時刻t以降であれば、曲線a〜c
が点Aから3方向に別れて行くので、図5に示す従来の
ように、ワード線33に"H"レベルの信号が印加されて
から曲線bが曲線cを越えるまでの時間(t−t
待機しなくても、直ちに電圧Vに対して電圧VDn
高低が正確に判定でき、データをデータ・バス44に供
給することができる。これにより、読み出し時間を従来
に比べて短縮することができる。
【0037】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、バッファ40及び72並びに電
圧VRo 及びVRoffを生成する回路を設けると共
に、駆動トランジスタ65及び65を駆動トランジ
スタ55と同一構造及び同一特性とする例を示した
が、これに限定されない。例えば、バッファ40と、
パワーMOSトランジスタ69、70及びMOSト
ランジスタ71からなるバッファと、電圧VRon
生成する回路とを設けると共に、駆動トランジスタ65
を駆動トランジスタ55と同一構造及び同一特性と
する構成、あるいは電圧VRon及びVRof を生成
する回路を設けると共に、駆動トランジスタ65及び
65を駆動トランジスタ55と同一構造及び同一特
性とする構成でも良い。また、上述の実施例において
は、バッファ40をパワーMOSトランジスタ55
及び56並びにMOSトランジスタ57により構成
すると共に、バッファ72をパワーMOSトランジスタ
69、69、70及び70並びにMOSトラン
ジスタ71及び71により構成する例を示したが、
これに限定されない。要するに、バッファ40及び7
2は、入力インピーダンスが高く、出力インピーダンス
が低くて、入力側に直接負荷が接続されずに、充分に高
い電流駆動能力が得られるならば、どのような構成でも
良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、疑似的なデータが書き込まれた状態の第1のリ
ファレンス・セルと、疑似的なデータが消去された状態
の第2のリファレンス・セルとを設けると共に、メモリ
・セルのデータを読み出すための信号によりオンしてメ
モリ・セルに電流を供給する第1の駆動トランジスタと
同一の構造及び同一の特性を有し、上記信号によりオン
して第1及び第2のリファレンス・セルに電流を供給す
る第2及び第3の駆動トランジスタとを設けて、第2及
び第3の駆動トランジスタの出力電圧の平均をセンス・
アンプの第2の入力端に供給するようにしたので、デー
タの書き込み時間も読み出し時間も短縮することができ
る。また、センス・アンプの第2の入力端に供給される
電圧は、常に、メモリ・セルのオン状態における電圧
と、メモリ・セルにデータがオフ状態における電圧との
中間に自動的に設定されるので、メモリ・セルのオン状
態及びオフ状態の検出マージンを充分に確保することが
できる。これにより、センス・アンプが正確にデータを
検出及び増幅することができ、信頼性が向上する。さら
に、この発明の別の構成によれば、メモリ・セルのデー
タを読み出すための信号によりオンしてメモリ・セルに
電流を供給する第1の駆動トランジスタと同一の構造及
び同一の特性を有し、上記信号によりオンしてリファレ
ンス・セルに電流を供給する第2の駆動トランジスタ
と、第1の駆動トランジスタの出力を増幅してセンス・
アンプの第1の入力端に供給する第1のバッファと、第
2の駆動トランジスタの出力を増幅してセンス・アンプ
の第2の入力端に供給する第2のバッファとを設けたの
で、共通に設けるメモリ・セルの個数を従来より多くす
ることができ、不揮発性半導体記憶装置の高密度化を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である不揮発性半導体記憶
装置の要部の電気的構成を示す回路図である。
【図2】同装置の過渡的な特性の一例を説明するための
波形図である。
【図3】従来の不揮発性半導体記憶装置の要部の電気的
構成例を示す回路図である。
【図4】同装置の定常的な特性の一例を説明するための
特性図である。
【図5】同装置の過渡的な特性の一例を説明するための
波形図である。
【符号の説明】
31 メモリ・セル 39 読出駆動部 40 バッファ(第1のバッファ) 42 リファレンス部 43 センス・アンプ 51,65,65 駆動トランジスタ(第1〜第
3の駆動トランジスタ) 61,61 リファレンス・セル(第1及び第
2のリファレンス・セル)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ・セルのデータの記憶状態に応じ
    た電圧と、リファレンス・セルの疑似的なデータの記憶
    状態に応じた電圧との電圧差に基づいて、前記メモリ・
    セルに記憶されたデータが読み出される不揮発性半導体
    記憶装置であって、 前記リファレンス・セルは、前記疑似的なデータが書き
    込まれた状態の第1のリファレンス・セルと、前記疑似
    的なデータが消去された状態の第2のリファレンス・セ
    ルとからなり、 前記データを読み出すための信号によりオンして前記メ
    モリ・セルに電流を供給する第1の駆動トランジスタと
    同一の構造及び同一の特性を有し、前記信号によりオン
    して前記第1及び第2のリファレンス・セルに電流を供
    給する第2及び第3の駆動トランジスタと、 前記第1の駆動トランジスタの出力電圧が第1の入力端
    に供給され、前記第2及び第3の駆動トランジスタの出
    力電圧の平均が第2の入力端に供給され、前記電圧差を
    検出するセンス・アンプとを備えてなることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のリファレンス・セル
    と、前記第2及び第3の駆動トランジスタとは、複数個
    のメモリ・セルに共通して設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 メモリ・セルのデータの記憶状態に応じ
    た電圧と、リファレンス・セルの疑似的なデータの記憶
    状態に応じた電圧との電圧差に基づいて、前記メモリ・
    セルに記憶されたデータが読み出される不揮発性半導体
    記憶装置であって、 前記データを読み出すための信号によりオンして前記メ
    モリ・セルに電流を供給する第1の駆動トランジスタと
    同一の構造及び同一の特性を有し、前記信号によりオン
    して前記リファレンス・セルに電流を供給する第2の駆
    動トランジスタと、 前記第1の駆動トランジスタの出力を増幅して前記電圧
    差を検出するセンス・アンプの第1の入力端に供給する
    第1のバッファと、 前記第2の駆動トランジスタの出力を増幅して前記セン
    ス・アンプの第2の入力端に供給する第2のバッファと
    を備えてなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の駆動トランジスタ及び前記第
    2のバッファは、複数個のメモリ・セルに共通して設け
    られていることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 メモリ・セルのデータの記憶状態に応じ
    た電圧と、リファレンス・セルの疑似的なデータの記憶
    状態に応じた電圧との電圧差に基づいて、前記メモリ・
    セルに記憶されたデータが読み出される不揮発性半導体
    記憶装置であって、 前記リファレンス・セルは、前記疑似的なデータが書き
    込まれた状態の第1のリファレンス・セルと、前記疑似
    的なデータが消去された状態の第2のリファレンス・セ
    ルとからなり、 前記データを読み出すための信号によりオンして前記メ
    モリ・セルに電流を供給する第1の駆動トランジスタと
    同一の構造及び同一の特性を有し、前記信号によりオン
    して前記第1及び第2のリファレンス・セルに電流を供
    給する第2及び第3の駆動トランジスタと、 前記第1の駆動トランジスタの出力を増幅して前記電圧
    差を検出するセンス・アンプの第1の入力端に供給する
    第1のバッファと、 前記第2及び第3の駆動トランジスタの出力をそれぞれ
    増幅し、その平均を前記センス・アンプの第2の入力端
    に供給する第2のバッファとを備えてなることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のリファレンス・セル
    と、前記第2及び第3の駆動トランジスタと、前記第2
    のバッファとは、複数個のメモリ・セルに共通して設け
    られていることを特徴とする請求項5記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
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