JP2000321385A - 時計システム、時計機能付ユニット、時計機能付ユニットの時計合わせ方法及び記録媒体 - Google Patents

時計システム、時計機能付ユニット、時計機能付ユニットの時計合わせ方法及び記録媒体

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JP2000321385A
JP2000321385A JP13482399A JP13482399A JP2000321385A JP 2000321385 A JP2000321385 A JP 2000321385A JP 13482399 A JP13482399 A JP 13482399A JP 13482399 A JP13482399 A JP 13482399A JP 2000321385 A JP2000321385 A JP 2000321385A
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clock
unit
function
units
timepiece
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Hiroshi Watanabe
博史 渡邉
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Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のユニットを有する時計システムにおい
て、各ユニットの時計表示を同一に設定する。 【解決手段】 複数の時計機能付ユニットからなる時計
システムにおいて、マスターユニット10から高精度時
計機能付ユニット20を基準時計ユニットとして指定
し、高精度時計機能付ユニット20から得られる時計情
報に基づいて、マスターユニット10及び他のユニット
30の時計合わせを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるオーディオユニット、ナビゲーションユニット、表
示ユニット等の時計機能を有する各種ユニットの時計合
わせ技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時の自動車には、時計ユニット、AM
/FMラジオユニットを初めとして、カセットテープレ
コーダユニット、コンパクトディスク(CD)プレーヤ
ユニット、ミニディスク(MD)プレーヤユニット等の
オーディオユニットや、ナビゲーションユニット、テレ
ビジョン(TV)ユニット、モニタユニット等の各種電
子機器ユニットが搭載されている。
【0003】このような車載電子機器ユニットは、それ
ぞれが時計機能を有しており、その時計機能に基づき現
在の時刻を表示したり、予約録音等を行うことができる
ようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、各ユニットが保有する時計の精度(時計用クロック
の精度)には差があり、高精度の時計を保有しているユ
ニットと、そのような高精度の時計を有さないユニット
との間で表示される時刻にばらつきが生じ、そのばらつ
きは時間の経過と共に大きくなるという問題があった。
【0005】このように、個々のユニットの時刻表示に
ばらつきが生じるとユーザーに混乱をきたし、不便であ
る。また、時計合わせを行う場合には、それぞれのユニ
ットの時計について時計合わせをする必要があり、非常
に面倒であり煩雑な作業が必要とされていた。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、複数のユニット間における時計
表示にばらつきが生じるのを防止することができ、ま
た、高精度の時計に基づき各ユニットの時計合わせを自
動的に行うことを可能とした時計システム、時計機能付
ユニット、時計機能付ユニットの時計合わせ方法及び記
録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の時計システム
は、複数の時計機能付ユニットからなる時計システムに
おいて、基準時計とされた時計機能付ユニットから得ら
れる時計情報に基づき他の時計機能付ユニットの時計合
わせを行うことを特徴とする。
【0008】本発明の時計システムの他の態様において
は、上記他の時計機能付ユニットで時計合わせ操作が行
われたとき、その時計調整情報を上記他の時計機能付ユ
ニットから上記基準時計とされた時計機能付ユニットに
送出し、上記基準時計とされた時計機能付ユニットは、
上記時計調整情報に基づき自己の時計合わせを行うこと
を特徴とする。
【0009】また、本発明の時計システムは、複数の時
計機能付ユニットからなる時計システムにおいて、基準
時計となる時計機能付ユニットを指定する基準時計指定
手段と、上記基準時計指定手段により指定された時計機
能付ユニットから時計情報を取得する時計情報取得手段
と、上記時計情報取得手段により取得された上記時計情
報に基づき他の時計機能付ユニットの時計合わせを行う
時計合わせ手段とを有することを特徴とする。
【0010】本発明の時計機能付ユニットは、通信手段
を介して接続されている複数の時計機能付ユニットを認
識する接続認識手段と、上記接続認識手段により認識さ
れた複数の時計機能付ユニットの中から、基準時計とな
る時計機能付ユニットを指定する基準時計指定手段と、
上記基準時計指定手段により指定された基準時計となる
時計機能付ユニットを各時計機能付ユニットに通知する
基準時計通知手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明の時計機能付ユニットは、基
準時計に指定されたことを認識する基準時計指定認識手
段と、上記基準時計指定認識手段により基準時計に指定
されたことが認識されると、他の時計機能付ユニットに
時計情報を出力する時計情報出力手段とを有することを
特徴とする。
【0012】さらに、本発明の時計機能付ユニットは、
基準時計となる時計機能付ユニットから時計情報を取得
する時計情報取得手段と、上記時計情報取得手段により
取得された時計情報に基づき時計合わせを行う時計合わ
せ手段とを有することを特徴とする。
【0013】本発明の時計機能付ユニットの時計合わせ
方法は、複数の時計機能付ユニットの中から基準時計と
なる時計機能付ユニットを指定し、その指定された時計
機能付ユニットから得られる時計情報に基づき他の時計
機能付ユニットの時計合わせを行うことを特徴とする。
【0014】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、複数の時計機能付ユニットからなる時計システ
ムにおいて、基準時計とされた時計機能付ユニットから
得られる時計情報に基づき他の時計機能付ユニットの時
計合わせを行う手段としてコンピュータを機能させるプ
ログラムを記録したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、基準時計とされた時計機能付
ユニットの時計情報に基づいて、他の時計機能付ユニッ
トの時計合わせが行われるため、他の時計機能付ユニッ
トは基準時計とされた時計機能付ユニットと同じ時刻を
示すようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明に係る時計システムが実施
された車載電子機器ユニットシステムを構成する各車載
電子機器ユニットの自動車内での配置状態を示す図であ
る。また、図2は、各ユニットの接続例を示すブロック
図である。
【0018】図1及び図2に示すように、マスターユニ
ット10には、高精度時計機能付ユニット20、時計機
能付ユニット30及び時計機能なしユニット40がJ−
1850、CAN等の通信バス50を介して接続されて
いる。
【0019】マスターユニット10は、時計機能を有す
るAM/FMラジオ付カセットステレオ等のオーディオ
ヘッドユニットから成り、各ユニット20,30,40
と通信バス50を介して各種の情報の授受を行って各ユ
ニット20,30,40をコントロールすることができ
るように構成されている。また、高精度時計機能付ユニ
ット20は、比較的精度の高い時計機能が搭載されてい
るGPS(グローバルポジショニングシステム)を用い
たカーナビゲーションユニットから成っており、時計機
能付ユニット30は各種の電子機器に広く搭載される汎
用の時計回路のような特に精度が高いとは言えない時計
機能を有するCDプレーヤ等のオーディオオプションユ
ニットから成り、時計機能なしユニット40は時計機能
が設けられていないMDプレーヤ等のオーディオオプシ
ョンユニットから成っている。
【0020】図3は、上記のユニット10,20,30
の要素的特徴を示すブロック図である。
【0021】時計機能付ユニットであるマスターユニッ
ト10、高精度時計機能付ユニット20、時計機能付ユ
ニット30はそれぞれ通信バス50を介して接続されて
おり、この通信バス50を介して相互に各種の情報の授
受を行うことができるように構成されている。
【0022】マスターユニット10は、接続認識部1
1、基準時計指定・通知部12、時計情報送受信部1
3、時計合わせ部14、時計回路15、表示部16及び
時計調整情報送受信部17とを有している。
【0023】接続認識部11は、通信バス50を介して
自己に接続されている各ユニット20、30に関する情
報を認識する。基準時計指定・通知部12は、接続認識
部11で認識された情報に基づき、例えば高精度時計機
能付ユニット20を基準時計として指定する共に、高精
度時計機能付ユニット20が基準時計として指定された
ことを各ユニット20,30に通知する。
【0024】時計情報送受信部13は、基準時計とされ
たユニット20から通信バス50を介して送られてくる
時計情報を受信し、また、マスターユニット10自らが
基準時計となるときは時計回路15から得られる時計情
報を通信バス50に出力する。時計調整情報送受信部1
7は、マスターユニット10で、図示しないスイッチ等
の操作により時刻調整がなされたとき、その時計調整情
報を他のユニット20,30に送信し、また、他のユニ
ット20,30から送信されてくる時計調整情報を受信
する。
【0025】時計合わせ部14は、時計情報送受信部1
3で受信された時計情報或いは時計調整情報送受信部1
7で受信された時計調整情報に基づき、時計回路15の
時計(時刻)合わせを行う。また、この時計合わせ部1
4は、このマスターユニット10自身が基準時計になっ
ているときに、自ユニットのスイッチ等の操作により時
刻調整がなされると、その操作に応じて時計回路15の
時刻調整を行う。表示部16は、時計回路15から得ら
れる時計情報に基づき現在の時刻を表示する。
【0026】高精度時計機能付ユニット20は、高精度
時計機能保有情報出力部21、基準時計指定認識部2
2、時計情報送受信部23、時計合わせ部24、時計回
路25、表示部26及び時計調整情報送受信部27とを
有している。
【0027】この高精度時計機能付ユニット20は、G
PSを用いたカーナビゲーションユニットに限らず、ラ
ジオ受信装置と一体となった電波時計ユニット等の比較
的精度の高い時計機能が搭載されている各種ユニットに
より構成することができる。
【0028】高精度時計機能保有情報出力部21は、こ
のユニット20が高精度時計機能を保有していることを
示す情報を通信バス50を介してマスターユニット10
に出力する。基準時計指定認識部22は、マスターユニ
ット10によりユニット20が基準時計に指定されたか
否かを認識する。時計情報送受信部23は、ユニット2
0自身が基準時計となるときは時計回路25から得られ
る時計情報を通信バス50に出力し、基準時計とならな
かった場合には、基準時計として指定された他のユニッ
ト10から通信バス50を介して送られてくる時計情報
を受信する。時計調整情報送受信部27は、他のユニッ
ト10,30から送信されてくる時計調整情報を受信
し、また、このユニット20が基準時計となっていない
ときに、このユニット20の図示しないスイッチ等の操
作により時刻調整がなされたときには、その時計調整情
報を他のユニット10,30に送信する。
【0029】時計合わせ部24は、時計情報送受信部2
3で受信された時計情報或いは時計調整情報送受信部2
7で受信された時計調整情報に基づき、時計回路25の
時計(時刻)合わせを行う。また、この時計合わせ部2
4は、このユニット20自身が基準時計になっていると
きに、自ユニットのスイッチ等の操作により時刻調整が
なされると、その操作に応じて時計回路25の時刻調整
を行う。表示部26は、時計回路25から得られる時計
情報に基づき現在の時刻を表示する。
【0030】時計機能付ユニット30は、時計情報受信
部33、時計合わせ部34、時計回路35、表示部36
及び時計調整情報送受信部37とを有している。
【0031】時計情報受信部33は、基準時計とされた
ユニット20(10)から通信バス50を介して送られ
てくる時計情報を受信する。時計調整情報送受信部37
は、このユニット30の図示しないスイッチ等の操作に
より時刻調整がなされたとき、その時計調整情報を他の
ユニット10,20に送信し、また、他のユニット1
0,20から送信されてくる時計調整情報を受信する。
時計合わせ部34は、時計情報受信部33で受信された
時計情報に基づき、時計回路35の時計(時刻)合わせ
を行う。表示部36は、時計回路35から得られる時計
情報に基づき現在の時刻を表示する。
【0032】図4は、各ユニット10,20,30,4
0の具体的回路構成を示すブロック図である。
【0033】各ユニット10,20,30,40は、C
PU1、ROM2、RAM3、表示コントロール回路
4、ディスプレイ5、ユニット固有回路6、通信回路7
を備えている。
【0034】上述のマスターユニット10の接続認識部
11、基準時計指定・通知部12、時計情報送受信部1
3、時計合わせ部14、時計調整情報送受信部17又は
ユニット20の高精度時計機能保有情報出力部21、基
準時計指定認識部22、時計情報送受信部23、時計合
わせ部24、時計調整情報送受信部27或いはユニット
30の時計情報受信部33、時計合わせ部34、時計調
整情報送受信部37は、CPU1、ROM2、RAM3
から成るマイクロコンピュータシステムにより構成さ
れ、ROM3にはこれらの各部の機能を実現するプログ
ラムが格納されている。
【0035】表示コントロール回路4はディスプレイ5
の表示を制御し、この表示コントロール回路4とディス
プレイ5により上述の表示部16,26、36が構成さ
れている。ユニット固有回路6は、各ユニット10,2
0,30,40の固有の機能、すなわちユニット10の
場合には、ラジオ、カセットテープレコーダの機能、ユ
ニット20の場合にはカーナビゲーションの機能、ユニ
ット30,40の場合にはそれぞれCDプレーヤ、MD
プレーヤの機能を制御するための回路であり、上述の時
計回路15,25,35もここに設けられている。ま
た、通信回路7は、各ユニット10,20,30,40
間で行われる通信を制御するための回路である。
【0036】図5は、電源投入(ACC ON)時や新
しいユニットが接続された時などにマスターユニット1
0が通信バス50に接続されているユニットの接続状況
を確認するためにマスターユニット10と他のユニット
20,30,40との間で行われる接続状況確認の手順
の概略を示したものである。
【0037】同図に示すように、マスターユニット10
は、まず同報通信によって、予め分類された機能毎にそ
の機能を持った他のユニットに対してユニットID(シ
ステム内における各ユニット固有の識別番号)の返送を
要求する。ここでは、A機能を持ったユニットに対して
それぞれのユニットIDの返送を要求し(ステップS1
1)、A機能を有するユニットは自らのユニットIDを
返送する(ステップS12)。
【0038】次に、マスターユニット10は、B機能を
持ったユニットに対してそれぞれのユニットIDの返送
を要求し(ステップS13)、B機能を有するユニット
は自らのユニットIDを返送する(ステッップS1
4)。このような手順を繰り返すことによって、マスタ
ーユニット10は、通信バス50を介して接続されてい
る各ユニット20,30,40の機能情報を順次RAM
3に記憶させていき、接続認識部11において各ユニッ
ト20,30,40の機能を認識する。
【0039】この際、Z機能として高精度時計機能を割
り当てておくと、マスターユニット10からのZ機能を
持ったユニットに対する接続確認(ステップS15)に
対して、高精度時計機能を保有するユニット20がその
ユニットIDを返送する(ステップS16)。これによ
り、マスターユニット10はシステム内の高精度時計機
能付ユニットの存在を認識し、そのユニット、すなわち
ユニット20のユニットIDを取得することができる。
【0040】次に、図6を参照しながら、基準時計ユニ
ットの指定と時計データ(時計情報)の送受信の手順の
概略について説明する。
【0041】上述の図5の接続状況の確認によって、シ
ステム内における高精度時計機能付ユニットの存在とそ
の機能を持ったユニット20のユニットIDを取得した
マスターユニット10は、図6(a)に示すように、シ
ステム内の時計機能を持ったユニット20,30に対し
て同報通信で基準時計ユニットとして高精度時計機能付
ユニット20を指定する旨の通知を行う(ステップS2
1)。この指定及び通知は、図3に示す基準時計指定・
通知部12によって行われる。
【0042】基準時計ユニット指定の通知を受けたユニ
ット20は、自ユニット内の時計(時刻)情報が変化し
たタイミングなどでこの時計情報を時計データとして同
報通信で通信バス50上に送信する(ステップS2
2)。本実施の形態では、時計データの送信は、時計表
示が変化する1分単位で行われるように構成されてお
り、この時計データの送信は、図3に示す時計情報送受
信部23により行われる。なお、この時計データの送信
は、任意の秒、分、時、日、月、年毎に行うようにして
も良い。
【0043】ここで、通信バス50上に時計データを送
信できるのは基準時計とされたユニット20のみであ
る。システム内に高精度時計機能を持ったユニットが複
数存在した場合には、ステップS21においてマスター
ユニット10がその中から任意の1ユニットのみを選択
して基準時計ユニットに指定する。
【0044】また、システム内に高精度時計機能を有す
るユニットが存在しなかった場合には、図6(b)に示
すように、マスターユニット10自身が基準時計ユニッ
トになる。すなわち、この場合には、マスターユニット
10は、自らを基準時計ユニットとして指定し(ステッ
プS25)、基準時計として時計データを通信バス50
を介して同報通信で他のユニットに送信する(ステップ
S26,27)。これらの処理により、通信バス50上
には常に1台の基準時計ユニットからの時計データが送
信されることとなる。
【0045】図6(a)のステップS22でユニット2
0から通信バス50上に送信された時計データは、シス
テム内の他の時計機能付ユニット30によって受信され
(ステップS23)、また、マスターユニット10自身
もこの時計データを受信する(ステップS24)。この
時計データの受信は、図3に示すマスターユニット10
の時計情報送受信部13、ユニット30の時計情報受信
部33において行われ、この受信された時計データに基
づき各ユニット10,30はその時計合わせ部14,3
4によって時計回路15,35の時間(時刻)合わせを
行う。この時間合わせにより各ユニット10,30の表
示部16,36に表示される時間(時刻)が基準時計で
あるユニット20の表示部26に表示される時間(時
刻)と一致すようになる。
【0046】なお、時計機能なしユニット40は時計機
能は有さないが、ユニット20から送信された時計デー
タに基づいてディスプレイ5に時刻の表示を行うように
構成しても良い。
【0047】また、各ユニット10,20,30の時間
表示を一致させるのに、上述のように基準時計とされた
ユニット20からの時間データに基づき各ユニット1
0,30の時計合わせ部14,34により時計回路1
5,35の時刻補正を行うのではなく、ユニット10,
30で受信した時間データに基づき直接、表示部16,
36へその時間データで示された時間を表示させるよう
にしても良い。
【0048】以上のように、本実施形態によれば、1つ
の時計機能付ユニット20からの時計データに基づきシ
ステム内の時計機能付ユニット10,30の時間合わせ
が行われるので、システム内の全ての時計機能付ユニッ
ト10,20,30の時計表示は全て同一となる。従っ
て、各ユニット10,20,30の時間表示が異なるこ
とにより生ずる使用者の混乱、不便を解消することがで
きる。
【0049】また、本実施形態のように、基準時計とし
てGPS受信データなどを用いた高い精度の時計機能を
持ったユニット20を指定することによって、システム
内のユニット10,20,30の時計表示が全て高精度
のものとなって、時計表示に対する信頼性が向上し、予
約録音等も確実に行うことができるようになると共に、
頻繁な時計合わせ作業をしなくて済むようになる。
【0050】図7は、高精度時計機能付ユニット20の
時計に狂いが生じた場合等に行われる時計調整の手順の
概略を示したものである。
【0051】時計調整を行う場合、ユーザは時計機能を
持ったいずれかのユニット10,20、30の時計調整
用のスイッチ等の入力手段を操作してそのユニットの時
計表示を現在の時刻に合わせる。
【0052】この時計調整操作が行われたユニットは、
システム内で基準時計とされているユニット20に時計
調整コマンドを送信する(ステップS31)。この時計
調整コマンドの送受信は、図3の時計調整情報送受信部
17,27,37により行われる。
【0053】基準時計ユニットであるユニット20で
は、時計調整情報送受信部27で受信された時計調整コ
マンドに基づいて、時計合わせ部24が時計回路25の
時刻を調整し、調整後の時刻を表す時計データが時計情
報送受信部23を介して同報通信で通信バス50上に送
信される(ステップS32)。なお、ユニット20にお
いて時計調整操作が行われた場合には、その操作に応じ
た時計合わせ部24による時計回路25の時間調整が行
われ、その調整後の時計データが時計情報送受信部23
を介して他のユニット10,30に送信される。
【0054】ユニット20からの時計データを受信した
他のユニット10,30は、受信した時計データに基づ
き時計合わせ部14,34により時計回路15,35の
時刻を時計データが示す時刻に調整する(ステップS3
3,S34)。これにより、システム内の1つの時計機
能付ユニットの時計調整を行うだけで、システム内の全
ての時計機能付ユニットの時計調整を行うことが可能と
なり、時計調整作業の容易化を図ることができる。
【0055】次に、通信バス50としてJ1850を使
用したシステム構成例につき説明する。
【0056】図8は、各ユニット10,20、30、4
0に対する物理アドレス、機能アドレスの割り当て例を
示したものである。
【0057】図8の例では、マスターユニット10に
は、物理アドレスとして80hが割り当てられ、機能ア
ドレスとして、それぞれ時計機能、RADIO機能、T
APE機能、ステータス受信機能を表す83h,96
h,A2h,F1hが割り当てられている。
【0058】J1850では、通信バス50上に接続さ
れた各ユニット10,20,30,40が全て対等にメ
ッセージを送信することができ、各ユニット10,2
0,30,40はそれぞれを区別するために、図8に示
すような識別コード(物理アドレス及び機能アドレス)
を持っている。物理アドレスとは各ユニット固有の番地
であり、通信バス50上には同じ物理アドレスを持った
ユニットは存在しない。これが、システム内における各
ユニット固有の識別番号であるユニットIDとなる。
【0059】一方、機能アドレスとは各機能に対して付
けられた番地であり、同じ機能を持ったユニットが複数
ある場合には複数のユニットが同じ機能アドレスを持
ち、また、複数の機能を持ったユニットは、複数の機能
アドレスを持つことになる。ここでは、この機能アドレ
スが、接続状況確認におけるあらかじめ分類された機能
毎に割り当てられているものとする。
【0060】また、ユニット10,20,30,40間
の通信は、メッセージの中に受信先のアドレスを指定し
て行われ、受信先アドレスに物理アドレスを指定すると
特定のユニットのみがそのメッセージを受信するが、受
信先アドレスに機能アドレスを指定すると、同じ機能ア
ドレスを持った複数のユニットに対する同報通信を行う
ことができるなど、複数メッセージタイプを持ってい
る。
【0061】さらに、メッセージを送信したユニット
(メッセージ送信ノード)が、指定した受信先ユニット
で正常に受信できたかどうかを知るために、正常に受信
できれば、メッセージ受信ユニットの全てあるいは代表
が、自分の物理アドレスを返送するインフレームレスポ
ンスの送信機能を備えている。
【0062】高精度時計機能付ユニット20には、物理
アドレスとして88hが割り当てられ、機能アドレスと
してそれぞれ時計機能、高精度時計機能、ナビゲーショ
ン機能、ステータス受信機能を表す83h,82h,8
8h,F1hが割り当てられている。
【0063】時計機能付ユニット30には、物理アドレ
スとして94hが割り当てられ、機能アドレスとしてそ
れぞれ時計機能、CD機能、ステータス受信機能を表す
83h,91h,F1hが割り当てられている。
【0064】時計機能なしユニット40には、物理アド
レスとして96hが割り当てられ、機能アドレスとして
それぞれMD機能、ステータス受信機能を表す92h,
F1hが割り当てられている。
【0065】なお、図8において、ステータス受信機能
とは、システム内の自ユニット以外のユニットが通信バ
ス50上に送信する動作ステータスなどのデータを受信
する機能であり、時計データ、時計調整情報を受信する
こともこの機能に含まれる。
【0066】図9はJ1850のフレームデータフォー
マット、図10はインフレームレスポンスタイプ別のフ
レームデータ構成、図11はメッセージタイプとインフ
レームレスポンスタイプ一覧を示したものである。尚、
図9、図10、図11の中で、送信ノードとはデータを
送信するユニットのことであり、受信ノードおよびリス
ナとはデータを受信するユニットのことである。また、
IDはユニットIDと同意のものである。
【0067】図9に示すように、J1850のフレーム
データフォーマットは最大101ビットのデータ列から
成り、最小1バイト単位で区分されている。本実施形態
の時計システムにおける通信においては、3バイトのヘ
ッダ領域(A),(B),(C)、及びデータ領域
(D)、レスポンス領域(E)を主に使用する。
【0068】また、J1850のフレームデータフォー
マットによる通信においては、送信ノードの送信中に受
信ノードが応答することが可能であり、受信ノードの応
答は、図9に示すレスポンス領域(E)に取り込まれ
る。
【0069】図10はこのレスポンスのタイプ別のフレ
ームデータ構成を示している。本実施形態の時計システ
ムでは、主にインフレームレスポンスタイプ1とインフ
レームレスポンスタイプ2を使用する。インフレームレ
スポンスタイプ1は、送信ノードが1つの受信ノードに
対してIDを要求するものであって、送信ノードと受信
ノードの対応は1対1である。このインフレームレスポ
ンスタイプ1は、上述の基準時計ユニットの指定時に用
いられる。
【0070】インフレームレスポンスタイプ2は、複数
の受信ノードに対してIDを要求するものであって、送
信ノードと受信ノードの対応は1対n(nは整数)であ
る。このインフレームレスポンスタイプ2は上述の接続
状況確認時に用いられる。
【0071】これらのインフレームレスポンスタイプと
メッセージタイプとの対応関係を示したのが図11であ
る。同図に示すようにメッセージタイプ別に、インフレ
ームレスポンスタイプと受信ノードアドレスの種類が決
められる。
【0072】図12は、図5で説明したマスターユニッ
ト10による接続状況確認時のデータの通信状態を示し
た図であり、図12(a)はマスターユニット10から
通信バス50上へのデータ通信状態を示し、図12
(b)は高精度時計機能付ユニット20から通信バス5
0上へのデータ通信状態を示し、また、図12(c)
は、通信バス50上のデータ通信状態を示したものであ
る。
【0073】接続状況確認時、マスターユニット10
は、確認する機能毎に順次その機能アドレスを受信ノー
ドアドレスに設定したメッセージタイプ2(メッセージ
タイプコード2h)の接続確認コマンド(コマンドコー
ド 01h)を送信する。高精度時計機能を持ったユニ
ットに対する接続確認コマンドで設定される受信ノード
アドレスは82hであり(図12(a)参照)、この
時、インフレームレスポンスとして高精度時計機能付ユ
ニット20からマスターユニット10ヘその物理アドレ
ス88hが返送される(図12(b)参照)。なお、こ
の際、時計機能付ユニット20以外にも高精度時計機能
(機能アドレス82h)を保有するユニットがあれば、
そのユニットの物理アドレスも返送される(インフレー
ムレスポンスタイプ2)。
【0074】このようにして、マスターユニット10
は、システム内において高精度時計機能を有するユニッ
トが、ユニットID88hのユニット20であることを
認識し、これを基準時計ユニットとして指定する。この
際、ユニット20以外に高精度時計機能(機能アドレス
82h)を保有するユニットがあった場合には、物理ア
ドレスのプライオリティが高いユニット、例えば物理ア
ドレスの番号が若いユニットを基準時計として指定する
ようにしてもよいし、所定の物理アドレスのユニットを
基準時計とするように予め設定しておいてもよい。
【0075】ここでは、マスターユニット10がユニッ
ト20を基準時計ユニットとして指定するために、図1
3に示すように時計機能に割り当てられた機能アドレス
83hを受信ノードアドレスに設定したメッセージタイ
プ1(メッセージタイプコード 1h)の基準時計指定
コマンド(コマンドコード 02h+指定ユニット物理
アドレス88h)を送信する。
【0076】基準時計指定コマンドを受信したユニット
20は、その後、自ユニット内の時計データ変化時に、
ステータス受信機能の機能アドレス(F1h)を受信ノ
ードアドレスに設定したメッセージタイプ1(メッセー
ジタイプコード1h)の時計データ(時計ステータス)
を通信バス50上に送信する。
【0077】この時計データを受信したシステム内のス
テータス受信機能を持ったユニット(図8の構成例では
全てのユニット)の内、基準時計に指定されていない時
計機能を持ったユニット(図8の構成例ではユニット1
0とユニット30)は、受信した時計データにそれぞれ
のユニット内の時計を合わせる処理を行う。
【0078】図14は、マスターユニット10の時計調
整用入力手段が操作されて時計調整が行われ、マスター
ユニット10から時計調整コマンドが送信される際の通
信バス50上のデータの通信状態を示したものである。
【0079】マスターユニット10は、時計調整用入力
手段の操作が行われる度に、時計機能の機能アドレス
(83h)を受信ノードアドレスに設定したメッセージ
タイプ1(メッセージタイプコード 1h)の時計調整
コマンド(コマンドコードE0h+調整対象コード(時
+分、時、分)+調整データ(調整対象が時+分の場合
は時と分のそれぞれの直接データ、時または分の場合は
時または分データの1カウントUP/DOWNデー
タ))を通信バス50上に送信する。
【0080】送信された時計調整コマンドを受信したシ
ステム内の時計機能を持ったユニット(図8の構成例で
はユニット10,20,30)の内、基準時計に指定さ
れている高精度時計機能付ユニット20は、受信した時
計調整コマンドによって自ユニット内の時計を調整する
処理を行う。
【0081】そして、この調整によって時計データが変
化するので、ユニット20はステータス受信機能の機能
アドレス(F1h)を受信ノードアドレスに設定したメ
ッセージタイプ1(メッセージタイプコード 1h)の
時計データ(時計ステータス)を通信バス50上に送信
する。この時計データを受信してシステム内の基準時計
に指定されていない時計機能を持ったユニット10,3
0は、それぞれのユニット内の時計を合わせる処理を行
うのは前述の通りである。
【0082】なお、時計調整コマンドのメッセージタイ
プは1なので、図中のID部分はシステム内の時計機能
を持ったユニットの中で最も優先順位の高い物理アドレ
スを持ったユニット(図8の構成例ではマスターユニッ
ト10自身)からのインフレームレスポンスとなる。
【0083】図15は、基準時計を指定して各ユニット
の時計合わせを行う際の処理手順を示すフローチャート
である。
【0084】マスターユニット10は、図15(a)に
示すように、ステップS41でACCがONされ、シス
テムの電源が立ち上げられた後、ステップS42で、機
能毎に順次接続状況を確認し、高精度時計機能を保有す
るユニットの存在をチェックする。
【0085】そして、ステップS43でシステム内に高
精度時計機能を保有するユニットが存在すると判定する
と、ステップS44へ進み、高精度時計機能付ユニット
の中から基準時計ユニットを選択し、システム内の時計
機能付ユニットにその旨を通報する。以降は、基準時計
ユニットから受信した時計データに自ユニット内の時計
を合わせる(ステップS45)。
【0086】一方、ステップS43において、システム
内に高精度時計機能を保有するユニットが存在しないと
判定した場合には、ステップS46へ進んでマスターユ
ニット10自身が基準時計であることをシステム内の時
計機能付ユニットに通報する。そして以降は、時計デー
タ変化時などに時計データを他のユニットに送信する
(ステップS47)。
【0087】高精度時計機能付ユニット20は、図15
(b)に示すように、ステップS51で、ACCがON
された後、ステップS52で、高精度時計機能に関する
接続状況確認に対し応答をする。
【0088】その後、ステップS53で、基準時計に指
定されたか否かをチェックし、ステップS54で基準時
計に指定されたと判定すると、ステップS55で、以
後、時計データ変化時などに時計データを送信する。
【0089】一方、ステップS54で基準時計に指定さ
れていないと判定した場合には、ステップS56へ進ん
で、以後、基準時計ユニットから受信した時計データに
自ユニット内の時計を合わせる。
【0090】高精度時計機能を保有しない時計機能付ユ
ニット30は、図15(c)に示すように、ステップS
61で、ACCがONされた後、ステップS62で、高
精度時計機能に関する接続状況確認に対しては応答せ
ず、以降、基準時計ユニットから受信した時計データに
自ユニット内の時計を合わせる(ステップS63)。
【0091】図16は、時計調整操作が行われた際に各
ユニットで実行される時計合わせ処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【0092】この処理では先ず、ステップS71で、時
計調整入力操作の有無をチェックし、ステップS72
で、時計調整入力操作が行われたと判定すると、ステッ
プS73で、自ユニットが基準時計に指定されているか
否かをチェックする。そして、ステップS74で、基準
時計に指定されていないと判定した場合には、ステップ
S75へ進み、調整入力操作に従って時計調整コマンド
を送信する。
【0093】一方、ステップS74において、基準時計
に指定されていると判定した場合にはステップS76へ
進み、調整入力操作に従って自ユニット内の時計を調整
し、時計データを送信する。
【0094】上記ステップS72で、時計調整入力操作
が成されていないと判定した場合にはステップS77へ
進み、時計調整コマンドの受信の有無をチェックする。
そして、ステップS78で、時計調整コマンドが受信さ
れたと判定すると、ステップS79で、自ユニットが基
準時計に指定されているか否かをチェックし、指定され
ている場合にはステップS80からステップS81へ進
んで、受信した時計調整コマンドに基づき自ユニット内
の時計を調整し、調整後の時計データを送信する。ま
た、基準時計に指定されていない場合にはステップS8
1の処理を行わない。
【0095】また、上記ステップS78で時計調整コマ
ンドが受信されていないと判定した場合には、ステップ
S82へ進んで、時計データ受信の有無をチェックす
る。そして、ステップS83で時計データを受信してい
ると判定した場合にはステップS84へ進んで自ユニッ
トが基準時計に指定されているか否かをチェックし、指
定されていなければステップS85からステップS86
へ進み、受信した時計データに自ユニット内の時計を合
わせ、また、指定されていればステップS86の処理は
行わない。
【0096】また、上記ステップS83で時計データを
受信していないと判定した場合には、ステップS84〜
86の処理を行うことなく次の処理へ移行する。
【0097】本実施形態の時計システムの上述の機能を
実現するプログラムは、ROM2に格納されているが、
これ以外にも本実施形態の時計システムに上記プログラ
ムを外部から供給し、供給されたプログラムが動作する
ことによって上記機能を実現することも可能である。
【0098】この場合、上記プログラムを供給するため
の手段、例えば上記プログラムを格納した記録媒体は、
本発明を構成する。なお、上記プログラムを記憶する記
録媒体としては、ROM2の他に、例えばフロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、DVD、磁気テープ、不揮発性のメ
モリカード、RAM等を用いることができる。
【0099】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは
本発明の実施形態に含まれる。
【0100】なお、上記に説明した本実施形態は、何れ
も本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示した
ものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本
発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱するこ
となく、様々な形で実施することができる。
【0101】例えば、時計機能付ユニットはユニット1
0,20,30,40に限らず、時計機能を有するエア
ーコンディショナーユニット、TVユニット、情報表示
用モニタユニット、CDチェンジャーユニット、その他
の各種車載ユニットであってよい。また、上記実施形態
では、マスターユニット10を時計機能を有するオーデ
ィオヘッドユニットとしたが、図1に一点鎖線で示した
ような時計機能のみを有する時計ユニット70、或いは
ユニット20,30、40等の各種車載ユニットをマス
ターユニットとしてもよい。
【0102】また、本発明は車載電子機器ユニットシス
テムに限らず、家庭用電気製品等の各種の電子機器を複
数接続して使用する各種システムに適用可能である。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、基準時計とされた時計
機能付ユニットから得られる時計情報に基づき他の時計
機能付ユニットの時計合わせが行われるので、他の時計
機能付ユニットは、基準時計とされた時計機能付ユニッ
トと同じ時間(時刻)を示すようになる。従って、各時
計機能付ユニットの時間表示にばらつきが生じることに
よりユーザに混乱や不便を与えるのを防止することがで
きる。
【0104】また、高精度の時計機能を有する時計機能
付ユニットを基準時計にするようにすれば、全ての時計
機能付ユニットの時間が高精度の時計に合わせられ、正
確な時間表示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各車載電子機器ユニットの自動車内での配置状
態を示す図である。
【図2】各ユニットの接続例を示すブロック図である。
【図3】各ユニットの要素的特徴を示すブロック図であ
る。
【図4】各ユニットの具体的回路構成を示すブロック図
である。
【図5】マスターユニットが接続状況を確認するために
他のユニットとの間で行う接続状況確認の手順の概略を
示すフローチャートである。
【図6】基準時計ユニットの指定と時計データ(時計情
報)の送受信の手順を示すフローチャートである。
【図7】時計調整の手順の概略を示すフローチャートで
ある。
【図8】各ユニットに対する物理アドレス、機能アドレ
スの割り当て例を示したブロック図である。
【図9】J1850のフレームデータフォーマットを示
す図である。
【図10】インフレームレスポンスタイプ別のフレーム
データフォーマット構成を示す図である。
【図11】J1850におけるメッセージタイプとイン
フレームレスポンスタイプの一覧を示す図である。
【図12】マスターユニットによる接続状況確認時のデ
ータの通信状態を示す図である。
【図13】基準時計ユニット指定時におけるデータの通
信状態を示す図である。
【図14】マスターユニットから時計調整コマンドが送
信される際のデータの通信状態を示す図である。
【図15】基準時計を指定して各ユニットの時計合わせ
を行う際の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】時計調整操作が行われた際に各ユニットで実
行される時計合わせ処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 表示コントロール回路 5 ディスプレイ 6 ユニット固有回路 7 通信回路 10 マスターユニット 11 接続認識部 12 基準時計指定・通知部 13 時計情報送受信部 14 時計合わせ部 15 時計回路 16 表示部 17 時計調整情報送受信部 20 高精度時計機能付ユニット 21 高精度時計保有情報出力部 22 基準時計指定認識部 23 時計情報送受信部 24 時計合わせ部 25 時計回路 26 表示部 27 時計調整情報送受信部 30 時計機能付ユニット 33 時計情報受信部 34 時計合わせ部 35 時計回路 36 表示部 37 時計調整情報送受信部 40 時計機能なしユニット 50 通信バス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の時計機能付ユニットからなる時計
    システムにおいて、 基準時計とされた時計機能付ユニットから得られる時計
    情報に基づき他の時計機能付ユニットの時計合わせを行
    うことを特徴とする時計システム。
  2. 【請求項2】 上記他の時計機能付ユニットで時計合わ
    せ操作が行われたとき、その時計調整情報を上記他の時
    計機能付ユニットから上記基準時計とされた時計機能付
    ユニットに送出し、上記基準時計とされた時計機能付ユ
    ニットは、上記時計調整情報に基づき自己の時計合わせ
    を行うことを特徴とする請求項1記載の時計システム。
  3. 【請求項3】 複数の時計機能付ユニットからなる時計
    システムにおいて、 基準時計となる時計機能付ユニットを指定する基準時計
    指定手段と、上記基準時計指定手段により指定された時
    計機能付ユニットから時計情報を取得する時計情報取得
    手段と、 上記時計情報取得手段により取得された上記時計情報に
    基づき他の時計機能付ユニットの時計合わせを行う時計
    合わせ手段とを有することを特徴とする時計システム。
  4. 【請求項4】 通信手段を介して接続されている複数の
    時計機能付ユニットを認識する接続認識手段と、 上記接続認識手段により認識された複数の時計機能付ユ
    ニットの中から、基準時計となる時計機能付ユニットを
    指定する基準時計指定手段と、 上記基準時計指定手段により指定された基準時計となる
    時計機能付ユニットを各時計機能付ユニットに通知する
    基準時計通知手段とを有することを特徴とする時計機能
    付ユニット。
  5. 【請求項5】 基準時計に指定されたことを認識する基
    準時計指定認識手段と、 上記基準時計指定認識手段により基準時計に指定された
    ことが認識されると、他の時計機能付ユニットに時計情
    報を出力する時計情報出力手段とを有することを特徴と
    する時計機能付ユニット。
  6. 【請求項6】 基準時計となる時計機能付ユニットから
    時計情報を取得する時計情報取得手段と、 上記時計情報取得手段により取得された時計情報に基づ
    き時計合わせを行う時計合わせ手段とを有することを特
    徴とする時計機能付ユニット。
  7. 【請求項7】 複数の時計機能付ユニットの中から基準
    時計となる時計機能付ユニットを指定し、その指定され
    た時計機能付ユニットから得られる時計情報に基づき他
    の時計機能付ユニットの時計合わせを行うことを特徴と
    する時計機能付ユニットの時計合わせ方法。
  8. 【請求項8】 複数の時計機能付ユニットからなる時計
    システムにおいて、基準時計とされた時計機能付ユニッ
    トから得られる時計情報に基づき他の時計機能付ユニッ
    トの時計合わせを行う手段としてコンピュータを機能さ
    せるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
JP13482399A 1999-05-14 1999-05-14 時計システム、時計機能付ユニット、時計機能付ユニットの時計合わせ方法及び記録媒体 Pending JP2000321385A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243874A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Komatsu Ltd 建設機械における時刻較正装置
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JP4892170B2 (ja) * 2000-11-08 2012-03-07 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト Linバス、特に自動車両内のlinバス

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