JP2000321336A - 論理シミュレーション装置 - Google Patents

論理シミュレーション装置

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JP2000321336A
JP2000321336A JP11133350A JP13335099A JP2000321336A JP 2000321336 A JP2000321336 A JP 2000321336A JP 11133350 A JP11133350 A JP 11133350A JP 13335099 A JP13335099 A JP 13335099A JP 2000321336 A JP2000321336 A JP 2000321336A
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Tetsuya Tajima
哲也 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピン間スキューチェックを高速かつ容易に行い
得る論理シミュレーション装置を提供する. 【解決手段】タイミング検証装置1は、LSIの論理回
路の接続情報及び論理素子に対してタイミングチェック
値を定義した論理回路情報12に基いて、外部入出力ピ
ンに直接接続されているか、又はスキューチェックの対
象外の論理素子(例えばインバータ、NAND、NOR
等の論理回路)を介して外部入出力ピンに接続されてい
るスキューチェックの対象の論理素子を選択し、選択し
た論理素子のタイミングチェック値のみを更新してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路を構成す
る論理素子のタイミングチェック及びピン間スキューチ
ェック機能を備えた論理シミュレーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、LSI(論理回路)が正常
に動作するか否かを検証する論理シミュレーションが利
用されている。論理素子(例えばラッチ、フリップフロ
ップ、カウンタ等の順序回路)においては、一つの信号
の変化タイミングで他の信号を取り込む(又は出力す
る)ときに、該各信号の変化タイミングが重なると、取
り込まれる(又は出力される)信号のレベルが不安定と
なり、例えば誤った信号レベルがラッチされる。このた
め、LSIの動作中に、その様なタイミングが存在しな
いか否かを論理シミュレーションによって予め検証し、
エラーが無くなる様にタイミング調整や設計変更を行
う。例えば、エラーがシミュレーションによって与えら
れた信号のタイミングに起因するものであれば、信号の
タイミングを調整し(最も単純には、エラーとなった各
信号の一方が遅れる様に調整する)、エラーが回路構成
に起因するものであれば、回路を修正する。
【0003】その際のエラー判定基準として、各論理素
子の入力端子毎に許容される最小時間(例えば5nsec)
を持たせておき、これより近いタイミングで他の入力信
号が変化した場合に、信号の変化タイミングが重なった
とみなしてエラーと判定する。
【0004】ところで、コンピュータによるシミュレー
ションにおいては、LSIに入力される信号タイミング
は不変であり、相対的にずれることはない。ところが、
現実のテストにおいては、テスターから供給される信号
のタイミングのずれに応じて各信号間にタイミングのず
れ(テスターピン間のスキュー)が生じるので、テスタ
ーピン間のスキューによって上記最小時間が満足されな
いことがあり、この場合はLSIが誤動作してしまい、
良品のLSIであっても不良品と判定されることがあ
る。
【0005】テスターピン間のスキューを考慮した従来
の技術としては、例えば「LSIテスター入力スキュー
チェック用論理シミュレータの開発」(中嶋 弘明 他
2名、電子情報通信学会春季全国大会講演論文集、電子
情報通信学会、1991年3月15日、No.1、P127を参照)と
称されるものがある。ここでは、それぞれの信号が入力
される各外部入力ピン間のスキュー値を定め、シミュレ
ーションの実行に際しては、論理素子に到達するそれぞ
れの信号変化点の時間差(各信号の時間差)と、該論理
素子に対応する各外部入力ピン間のスキュー値を比較す
るというタイミングチェックを実施している。
【0006】また、特許公報第2728793号には、各論理
素子毎にクロック情報及びデータ情報を用いてスキュー
値を予め求めておき、シミュレーションの実行に際して
は、スキュー値と論理素子に到達するそれぞれの信号間
の時間差とを比較するというタイミングチェックを実施
している。
【0007】こうしてタイミングチェックを実施した
後、テスターピン間のスキューに影響を受けない様なシ
ミュレーションによってLSIが良品であるか否かを検
証する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様に上記従来の装
置においては、シミュレーション実行中又はシミュレー
ション実行前に、実際にデータ信号及びクロック信号を
各論理素子に入力して検出し、該各論理素子の信号のタ
イミングがテスターピン間のスキューに起因して問題と
なるのか否かを判定している。
【0009】図6は、シミュレーション実行中に、各外
部入力ピン間のスキュー値と、論理素子に到達するデー
タ信号とクロック信号間の時間差とを比較検証するとい
う従来の装置を示している。
【0010】図6において、タイミングシミュレーショ
ン装置102は、論理回路情報112及びテストパター
ン111に基き、論理素子に到達するデータ信号とクロ
ック信号の時間差を検出し、この時間差と、該各信号の
経路上の各外部入力ピン間のスキュー値とを比較してタ
イミングチェックを行っている。最後に、タイミングエ
ラーとなった対象を示すタイミングエラーレポート11
5を出力する。
【0011】図7のフローチャートは、図6の装置にお
ける処理を概略的に示している。図7において、論理シ
ミュレーションが開始されると(ステップ121)、論
理素子に到達する各信号の変化を検出し(ステップ12
2)、信号が変化したときには(ステップ122,Ye
s)、該各信号の経路上の各外部入力ピン間のスキュー
値を更新するか否かを判断して、必要であればスキュー
値を更新してから、必要でなければスキュー値を更新せ
ずにタイミングチェックを行う(ステップ123)。ま
た、信号が変化しないときには(ステップ122,N
o)、論理シミュレーションを終了するか否かを判断し
て(ステップ124)、論理シミュレーションを継続す
るか(ステップ125)、又は論理シミュレーションを
終了する。
【0012】しかしながら、図6に示す従来装置におい
ては、論理素子に到達する各信号が変化する度に、論理
回路情報112に基いて該各信号の経路上の各外部入力
ピンを求める必要があり、通常のシミュレーションの時
間に、回路情報をトレースする処理が加わるため、処理
時間が長くなった。
【0013】例えば、図3に示す論理回路において、論
理素子D4に到来するデータ信号とクロック信号の時間
差を検出した場合は、各論理素子D3,D2,D1をトレ
ースして、外部入力ピンT1,T2を検索する必要があ
り、この様なトレースをそれぞれの論理素子について行
っていた。
【0014】一方、図8は、シミュレーション実行前
に、各論理素子毎にクロック情報及びデータ情報を用い
てスキュー値を予め求めるという従来の装置を示してい
る。
【0015】図8において、スキューチェック前処理装
置223は、論理回路情報212とクロック信号情報2
14に基いて各外部入力ピン間のスキュー値を調整し
て、この調整されたスキュー値を示すピン間スキューチ
ェック論理情報215を作成する。タイミング検証装置
222は、ピン間スキューチェック論理情報215とテ
ストパターン211に基いて、論理素子に到達するデー
タ信号とクロック信号の時間差を検証するタイミングチ
ェックを行い、最後にタイミングエラーとなった対象を
示すタイミングエラーレポート213を出力する。
【0016】図9のフローチャートは、図8の装置にお
ける処理を概略的に示している。図9において、スキュ
ーチェック前処理装置223は、クロック信号及びデー
タ信号をそれぞれの外部入力ピンに入力して、該各信号
を外部出力ピンまで伝播させ(ステップ201〜20
3)、これを全ての論理ゲートについて繰り返す(ステ
ップ204)。各論理ゲート毎に、タイミングチェック
すべき論理ゲートか否かを判定し(ステップ205)、
タイミングチェックすべき論理ゲートであれば(ステッ
プ205,Yes)、該論理ゲートに対する各種のタイミ
ングチェック項目についてピン間スキューチェックを行
い(ステップ206)、スキュー値を更新する必要があ
れば更新する(ステップ207)。こうして更新された
全ての論理ゲート名及びスキュー値を示すピン間スキュ
ーチェック論理情報215を作成する(ステップ20
8)。
【0017】この後、タイミング検証装置222は、ピ
ン間スキューチェック論理情報215とテストパターン
211に基いて、論理素子に到達するデータ信号とクロ
ック信号の時間差を検証するタイミングチェックを行う
(ステップ209)。
【0018】しかしながら、図8に示す装置において
は、図6の装置と比較すると処理時間が短縮されるもの
の、論理素子の数が多いと、スキューチェック前処理装
置223による処理時間が増大するという問題があっ
た。また、全く異なる別のシミュレーションによりクロ
ック信号情報214を準備する必要があるため、全体の
処理手順が通常のシミュレーションと比較して煩雑にな
るという問題があった。
【0019】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
なされたものであり、ピン間スキューチェックを高速か
つ容易に行い得る論理シミュレーション装置を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、論理回路を構成する論理素子への各入力
信号の変化点の時間差が該論理素子のタイミングチェッ
ク値に入るか否かを検証する機能を具備する論理シミュ
レーション装置において、前記検証に先立ち、前記論理
回路の構成を示す論理回路情報に基いて、該論理回路の
外部ピンに直接接続されているか、又は該論理回路の外
部ピンに該検証対象外の論理素子を介して接続されてい
る該検証対象の論理素子を求め、該検証対象の論理素子
のタイミングチェック値にスキュー値を加算して、該該
検証対象の論理素子のタイミングチェック値を更新する
手段を備えている。
【0021】本発明によれば、論理回路の論理素子の検
証に先立ち、該論理回路の構成を示す論理回路情報に基
いて、該論理回路の外部ピンに直接接続されているか、
又は該論理回路の外部ピンに該検証対象外の論理素子を
介して接続されている該検証対象の論理素子を求め、該
検証対象の論理素子のタイミングチェック値を更新して
いる。この様に論理回路情報に基いて、外部ピンに直接
又は検証対象外の論理素子を介して接続されている該検
証対象の論理素子を求める場合は、論理素子の数が多く
ても、処理内容が複雑化せず、高速かつ容易に該検証対
象の論理素子のタイミングチェック値を更新することが
できる。
【0022】一実施形態では、前記検証対象の複数の論
理素子が1つの信号を伝播する場合は、該各論理素子の
うちの該信号を最初に入力する論理素子のタイミングチ
ェック値のみを更新している。
【0023】信号を最初に入力する論理素子のみを検証
する場合には、該論理素子のタイミングチェック値を更
新するだけで良い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の論理シミュレーション装
置の一実施形態を示している。図1において、スキュー
チェック対象検出機能付きタイミング検証装置1は、L
SIの論理回路の接続情報、及び各種の論理素子(例え
ばラッチ、フリップフロップ、カウンタ等の順序回路)
毎に論理素子に到達する各信号の時間差の許容値(タイ
ミングチェック値と称す)を定義した論理回路情報12
と、論理シミュレーション用のテストパターン11と、
テスターのバラツキ範囲における代表となるスキュー値
10とに基いて、テスターピン間スキュー値を考慮した
タイミングチェックを行う。
【0026】図2は、図1の装置における処理を示すフ
ローチャートである。図2において、タイミング検証装
置1は、論理回路情報12を読み込んで(ステップ30
1)、LSIの外部入出力ピンを求め(ステップ30
2)、外部入出力ピンを求める度に、ステップ303〜
308を逐一繰り返す。全ての外部入出力ピンについて
ステップ303〜308の処理を終了すると(ステップ
303,Yes)、周知のシミュレーションに移る(ステ
ップ309)。
【0027】図3は、複数の外部入出力ピン及び複数の
論理素子からなるLSIを示している。このLSIの場
合は、各外部入出力ピンT1,T2,T3が順次求められ
る。
【0028】次に、タイミング検証装置1は、各外部入
出力ピンT1,T2,T3毎に、外部入出力ピンに直接接
続されている論理素子を選択し(ステップ304)、論
理素子を選択する度に、ステップ305〜308を逐一
繰り返し、選択された全ての論理素子についてステップ
305〜308の処理を終了すると(ステップ305,
Yes)、ステップ302に戻る。
【0029】従って、各外部入出力ピン毎に、外部入出
力ピンに直接接続されている論理素子を選択し、全ての
論理素子についてステップ305〜ステップ308の処
理を終了したときに、周知のシミュレーションに移るこ
とになる(ステップ309)。
【0030】図3に示すLSIの場合は、外部入出力ピ
ンT1について論理素子D1が選択され、外部入出力ピン
T2について論理素子D2,D4,D5が選択され、外
部入出力ピンT3について論理素子D5が選択される。
【0031】タイミング検証装置1は、選択した論理素
子に対してタイミングチェック値が定義されているか否
かを判定し(ステップ306)、タイミングチェック値
が定義されていれば(ステップ306,Yes)、タイミ
ングチェックを行うべき論理素子であるため、該論理素
子のタイミングチェック値(例えば5nsec)にスキュー
値(例えば10nsec)10を加算して、該論理素子のタ
イミングチェック値(15nsec)を更新する(ステップ
307)。
【0032】また、選択した論理素子に対してタイミン
グチェック値が定義されていなければ(ステップ30
6,No)、該論理素子の出力側に接続されている論理素
子を求め(ステップ308)、ステップ304に戻り、
この論理素子に対してタイミングチェック値が定義され
ているか否かを判定することになる(ステップ30
6)。
【0033】例えば、外部入出力ピンT1に直接接続さ
れている論理素子D1に対してタイミングチェック値が
定義されていないので、論理素子D1の出力側に接続さ
れている論理素子D2を求める。この論理素子D2に対し
てタイミングチェック値が定義されているので、該論理
素子のタイミングチェック値にスキュー値10を加算し
て、該論理素子のタイミングチェック値を更新する。
【0034】また、外部入出力ピンT2に直接接続され
ている論理素子D4に対してタイミングチェック値が定
義されているので、該論理素子のタイミングチェック値
にスキュー値10を加算して、該論理素子のタイミング
チェック値を更新する。
【0035】これによって、外部入出力ピンに直接接続
されているか、又はスキューチェックの対象外の論理素
子(例えばインバータ、NAND、NOR等の論理回
路)を介して外部入出力ピンに接続されているスキュー
チェックの対象の論理素子を選択し、選択した論理素子
のタイミングチェック値のみを更新することになる。
【0036】この様にLSIの論理回路の接続情報及び
論理素子に対してタイミングチェック値を定義した論理
回路情報12に基いて、外部入出力ピンに直接接続され
ているか、又はスキューチェックの対象外の論理素子を
介して外部入出力ピンに接続されているスキューチェッ
クの対象の論理素子を選択し、選択した論理素子のタイ
ミングチェック値のみを更新しているので、このための
処理時間が短くて済み、処理内容も簡単である。
【0037】こうして選択した全ての論理素子のタイミ
ングチェック値を更新した後に、周知のシミュレーショ
ンに移り(ステップ309)、論理素子のタイミングチ
ェック値とテストパターン11に基いて論理回路が正し
く動作するか否かを判定する。すなわち、各論理素子の
入力端子毎に、タイミングチェック値より近いタイミン
グで他の入力信号が変化したか否かを判定し、入力信号
が変化した場合は、信号の変化タイミングが重なったと
みなしてエラーと判定する。そして、タイミング検証装
置1は、エラーと判定した論理素子を示すタイミングエ
ラーレポート13を作成して出力する。
【0038】図4は、図2のフローチャートにおけるス
テップ307の処理を詳しく示している。ここでは、1
つの論理素子にタイミングチェック値を複数回繰り返し
て加算しない様にしている。
【0039】図4のフローチャートにおいて、スキュー
チェックの対象の論理素子にタイミングチェック値を加
えるに先立ち、タイミング検証装置1は、該論理素子に
ついてタイミングチェック値の加算が既に行われたか否
かを判定する(ステップ401)。そして、タイミング
チェック値の加算が既に行われていれば(ステップ40
1,Yes)、タイミングチェック値の加算を行わずにス
テップ304に戻る。また、タイミングチェック値の加
算が未だに行われていなければ(ステップ401,N
o)、タイミング検証装置1は、該論理素子のタイミン
グチェック値にスキュー値10を加算して、該論理素子
のタイミングチェック値を更新する(ステップ40
2)。
【0040】この様な図4のフローチャートの処理を図
2のフローチャートにおけるステップ307の処理に置
き換えた場合は、図3に示すLSIにおいて、論理素子
D2,D4,D5が選択されることになる。
【0041】図5は、図2のフローチャートにおけるス
テップ307の処理の他の例を詳しく示している。ここ
では、スキューチェックの対象の論理素子を介して信号
を入力する論理素子についてはタイミングチェック値を
更新しない様にしている。
【0042】図5のフローチャートにおいて、スキュー
チェックの対象の論理素子にタイミングチェック値を加
えるに先立ち、タイミング検証装置1は、該論理素子に
ついてタイミングチェック値の加算が既に行われたか否
かを判定する(ステップ501)。そして、タイミング
チェック値の加算が既に行われていれば(ステップ50
1,Yes)、タイミングチェック値の加算を行わずにス
テップ304に戻る。また、タイミングチェック値の加
算が未だに行われていなければ(ステップ501,N
o)、タイミング検証装置1は、該論理素子がスキュー
チェックの対象の論理素子を介して信号を入力するもの
であるか否かを判定する(ステップ502)。該論理素
子がスキューチェックの対象の論理素子を介して信号を
入力するものであれば(ステップ502,Yes)、タイ
ミングチェック値の加算を行わずにステップ304に戻
る。また、該論理素子がスキューチェックの対象の論理
素子を介して信号を入力するものでなければ(ステップ
502,No)、タイミング検証装置1は、該論理素子の
タイミングチェック値にスキュー値10を加算して、該
論理素子のタイミングチェック値を更新する(ステップ
503)。
【0043】この様な図5のフローチャートの処理を図
2のフローチャートにおけるステップ307の処理に置
き換えた場合は、図3に示すLSIにおいて、論理素子
D2,D5が選択され、論理素子D2を介して信号を入
力する論理素子D4が選択されないことになる。
【0044】論理素子D2のタイミングエラーを修正す
ることにより論理素子D4のタイミングエラーが回避さ
れるテストパターン11を用いる場合は、シミュレーシ
ョン実行後に出力されるタイミングエラーレポート13
によって報告されるタイミングエラー数が図4のフロー
チャートの処理よりも少なくなるので、タイミングエラ
ーの原因の特定が容易になる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、論理
回路の論理素子の検証に先立ち、該論理回路の構成を示
す論理回路情報に基いて、該論理回路の外部ピンに直接
接続されているか、又は該論理回路の外部ピンに該検証
対象外の論理素子を介して接続されている該検証対象の
論理素子を求め、該検証対象の論理素子のタイミングチ
ェック値を更新している。この様に論理回路情報に基い
て、外部ピンに直接又は検証対象外の論理素子を介して
接続されている該検証対象の論理素子を求める場合は、
論理素子の数が多くても、処理内容が複雑化せず、高速
かつ容易に該検証対象の論理素子のタイミングチェック
値を更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の論理シミュレーション装置の一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】図1の装置における処理を示すフローチャート
である。
【図3】複数の外部入出力ピン及び複数の論理素子から
なるLSIを示すブロック図である。
【図4】図2のステップ307の処理を詳しく示すフロ
ーチャートである。
【図5】図2のステップ307の処理の他の例を詳しく
示すフローチャートである。
【図6】従来の装置を示すブロック図である。
【図7】図6の装置における処理を概略的に示すフロー
チャートである。
【図8】従来の他の装置を示すブロック図である。
【図9】図8の装置における処理を概略的に示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 スキューチェック対象検出機能付きタイミング検証
装置 10 スキュー値 11 テストパターン 12 論理回路情報 13 タイミングエラーレポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路を構成する論理素子への各入力
    信号の変化点の時間差が該論理素子のタイミングチェッ
    ク値に入るか否かを検証する機能を具備する論理シミュ
    レーション装置において、 前記検証に先立ち、前記論理回路の構成を示す論理回路
    情報に基いて、該論理回路の外部ピンに直接接続されて
    いるか、又は該論理回路の外部ピンに該検証対象外の論
    理素子を介して接続されている該検証対象の論理素子を
    求め、該検証対象の論理素子のタイミングチェック値に
    スキュー値を加算して、該該検証対象の論理素子のタイ
    ミングチェック値を更新する手段を備える論理シミュレ
    ーション装置。
  2. 【請求項2】 前記検証対象の複数の論理素子が1つの
    信号を伝播する場合は、該各論理素子のうちの該信号を
    最初に入力する論理素子のタイミングチェック値のみを
    更新する請求項1に記載の論理シミュレーション装置。
JP11133350A 1999-05-13 1999-05-13 論理シミュレーション装置 Withdrawn JP2000321336A (ja)

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