JP2000320669A - 自動車両用動き出し防止装置 - Google Patents
自動車両用動き出し防止装置Info
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- transmission
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- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/26—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, of type of freewheel device
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/08—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/40—Constructional details characterised by features of the rotating cases
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/40—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
- F16H63/48—Signals to a parking brake or parking lock; Control of parking locks or brakes being part of the transmission
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変速機を備えた自動車両のための動き出し防
止装置にして、車両にて支持されるロック装置を含み、
このロック装置が、変速機の従動側の構成部材を回転に
抗してロックするために運転者座席から操作可能である
ものにおいて、複数の機能が満たされるように前記動き
出し防止装置を改善する。 【解決手段】 前記ロック装置が、制御可能な選択式ワ
ンウェイクラッチ(12、13、14)であり、この選
択式ワンウェイクラッチが、選択的に作動状態を、無効
に、前進方向にて有効に、後進方向にて有効に、または
両方の回転方向にて有効にする。
止装置にして、車両にて支持されるロック装置を含み、
このロック装置が、変速機の従動側の構成部材を回転に
抗してロックするために運転者座席から操作可能である
ものにおいて、複数の機能が満たされるように前記動き
出し防止装置を改善する。 【解決手段】 前記ロック装置が、制御可能な選択式ワ
ンウェイクラッチ(12、13、14)であり、この選
択式ワンウェイクラッチが、選択的に作動状態を、無効
に、前進方向にて有効に、後進方向にて有効に、または
両方の回転方向にて有効にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機を備えた自
動車両のための動き出し防止装置(Wegrollsicherung)に
関し、この動き出し防止装置は車両にて支持されるロッ
ク装置を含み、このロック装置は、変速機の従動側の構
成部材を回転に抗してロックするために運転者座席から
操作可能である。
動車両のための動き出し防止装置(Wegrollsicherung)に
関し、この動き出し防止装置は車両にて支持されるロッ
ク装置を含み、このロック装置は、変速機の従動側の構
成部材を回転に抗してロックするために運転者座席から
操作可能である。
【0002】
【従来の技術】殆どの国では、自動変速機(オートマチ
ックトランスミッション)を備えた自動車両のために、
従来技術として駐車ロック装置(駐車ブレーキ)が定着
している。
ックトランスミッション)を備えた自動車両のために、
従来技術として駐車ロック装置(駐車ブレーキ)が定着
している。
【0003】手動変速機(マニュアルトランスミッショ
ン)を備えた自動車両のために、動き出し防止装置は今
日まで法的に規定されていないが、ここでも、例えばギ
ヤが入れられている場合に原動機の始動を阻止する中継
器により、顧客側の誤操作に対する安全性を向上させる
ことが試行されている。手動変速機を備えた、停止され
ている自動車両を不慮の動き出し(Wegrollen)から守る
ために、駐車ブレーキ(ハンドブレーキ)が操作され得
るか、またはギヤが、有利にはファーストギヤまたはバ
ックギヤが入れられ得て、クラッチが接続され得る。し
かしギヤを入れること及びクラッチを接続することは、
限定された動き出しを防止するのみである。上り勾配に
て車両を停止する場合で特に付随車(トレーラー)を運
転している際には、車両に作用する力、所謂勾配降下力
(Hangabtrieb)が場合によっては、原動機の圧縮により
生じる抵抗力よりも大きいことがある。また停止状態に
て停止モーメントを発生させない駆動機械(例えば電動
機)もある。この周知の動き出し防止装置の別の短所と
しては、この動き出し防止装置が原動機の停止を前提と
していることが挙げられる。更に、運転者がギヤを入れ
ることを忘れるという可能性がある。その上、車両内に
残っている、または乗り込んだ子供が、ギヤを外してし
まうという可能性も考慮しなくてはならない。また、例
えば駐車する、または駐車を終えて発進する他の車両に
よる激しい突き押しの際に引き起こされ得るような車両
の振動により、ギヤが外されるケースが知られるように
なった。
ン)を備えた自動車両のために、動き出し防止装置は今
日まで法的に規定されていないが、ここでも、例えばギ
ヤが入れられている場合に原動機の始動を阻止する中継
器により、顧客側の誤操作に対する安全性を向上させる
ことが試行されている。手動変速機を備えた、停止され
ている自動車両を不慮の動き出し(Wegrollen)から守る
ために、駐車ブレーキ(ハンドブレーキ)が操作され得
るか、またはギヤが、有利にはファーストギヤまたはバ
ックギヤが入れられ得て、クラッチが接続され得る。し
かしギヤを入れること及びクラッチを接続することは、
限定された動き出しを防止するのみである。上り勾配に
て車両を停止する場合で特に付随車(トレーラー)を運
転している際には、車両に作用する力、所謂勾配降下力
(Hangabtrieb)が場合によっては、原動機の圧縮により
生じる抵抗力よりも大きいことがある。また停止状態に
て停止モーメントを発生させない駆動機械(例えば電動
機)もある。この周知の動き出し防止装置の別の短所と
しては、この動き出し防止装置が原動機の停止を前提と
していることが挙げられる。更に、運転者がギヤを入れ
ることを忘れるという可能性がある。その上、車両内に
残っている、または乗り込んだ子供が、ギヤを外してし
まうという可能性も考慮しなくてはならない。また、例
えば駐車する、または駐車を終えて発進する他の車両に
よる激しい突き押しの際に引き起こされ得るような車両
の振動により、ギヤが外されるケースが知られるように
なった。
【0004】最近では、自動化されているクラッチによ
り、または自動化されているクラッチ及び追加的な(例
えば選択用及び切替用)切替アクチュエータによって、
より操作しやすくなっている手動変速機が知られるよう
になった。この種の自動化されている手動変速機は、多
かれ少なかれ、自動変速機の極めて際立った特性を有す
る。これにより運転者は、停止されている車両の所望と
しない動き出しを阻止する、自動変速機に通例の安全性
の特徴を期待することができる。このような自動化され
ている手動変速機では確かに、停止している原動機にて
動き出し防止装置としてギヤが入れられ、クラッチが接
続されるが、駐車ロック装置が自動変速機におけるよう
に効果的であるような誤解を自動車両の利用者がしてし
まう危険性がある。
り、または自動化されているクラッチ及び追加的な(例
えば選択用及び切替用)切替アクチュエータによって、
より操作しやすくなっている手動変速機が知られるよう
になった。この種の自動化されている手動変速機は、多
かれ少なかれ、自動変速機の極めて際立った特性を有す
る。これにより運転者は、停止されている車両の所望と
しない動き出しを阻止する、自動変速機に通例の安全性
の特徴を期待することができる。このような自動化され
ている手動変速機では確かに、停止している原動機にて
動き出し防止装置としてギヤが入れられ、クラッチが接
続されるが、駐車ロック装置が自動変速機におけるよう
に効果的であるような誤解を自動車両の利用者がしてし
まう危険性がある。
【0005】手動変速機を備えた自動車両に、自動変速
機にて基本的に周知のような駐車ロック装置を備えたい
とすると、ギヤシャフトの一つにて軸方向に必要とされ
るスペースは、決して僅かなものではない。この空間
は、特に前輪駆動部を有する自動車両では常に設けられ
ているわけではない。
機にて基本的に周知のような駐車ロック装置を備えたい
とすると、ギヤシャフトの一つにて軸方向に必要とされ
るスペースは、決して僅かなものではない。この空間
は、特に前輪駆動部を有する自動車両では常に設けられ
ているわけではない。
【0006】ドイツ特許出願公開第19710975号
明細書では、冒頭に掲げた形式の駐車ロック装置が開示
されていて、この駐車ロック装置では、差動装置の従動
側の構成部材が、運転者座席から操作可能で且つ車両に
て可動に支持されているロック構成部材と形状拘束的に
ロック可能である。このロック構成部材は作動状態を無
効または有効のみとし、この際、差動装置の従動側の構
成部材は、ロック構成部材の有効な作動状態にて両方の
回転方向における回転に抗してロックされている。
明細書では、冒頭に掲げた形式の駐車ロック装置が開示
されていて、この駐車ロック装置では、差動装置の従動
側の構成部材が、運転者座席から操作可能で且つ車両に
て可動に支持されているロック構成部材と形状拘束的に
ロック可能である。このロック構成部材は作動状態を無
効または有効のみとし、この際、差動装置の従動側の構
成部材は、ロック構成部材の有効な作動状態にて両方の
回転方向における回転に抗してロックされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に掲げた形式の動き出し防止装置が、複数の機能を満た
し得るように改善することにある。
に掲げた形式の動き出し防止装置が、複数の機能を満た
し得るように改善することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば本課題
は、ロック装置が、制御可能な選択式ワンウェイクラッ
チであり、この選択式ワンウェイクラッチが、選択的に
作動状態を、無効に、前進方向にて有効に、後進方向に
て有効に、または両方の回転方向にて有効にさせ得るこ
とにより解決する。
は、ロック装置が、制御可能な選択式ワンウェイクラッ
チであり、この選択式ワンウェイクラッチが、選択的に
作動状態を、無効に、前進方向にて有効に、後進方向に
て有効に、または両方の回転方向にて有効にさせ得るこ
とにより解決する。
【0009】本発明による動き出し防止装置は、停止さ
れている車両の移動を両方の方向にて阻止するために、
従来通りの方法で使用され得る。また、この動き出し防
止装置は、上り勾配における車両の不慮の後退り(Zurue
ckrollen)を阻止(所謂ヒルホルダー機能)するために
も使用され得る。動き出し防止装置のこの位置にて上り
方向における発進は著しく容易にされる。この長所は、
特に付随車を運転しているときに効果的である。
れている車両の移動を両方の方向にて阻止するために、
従来通りの方法で使用され得る。また、この動き出し防
止装置は、上り勾配における車両の不慮の後退り(Zurue
ckrollen)を阻止(所謂ヒルホルダー機能)するために
も使用され得る。動き出し防止装置のこの位置にて上り
方向における発進は著しく容易にされる。この長所は、
特に付随車を運転しているときに効果的である。
【0010】本発明は、選択式ワンウェイクラッチが変
速機ケーシングにて支持され且つ変速機従動軸に作用す
るという方法にて実現され得る。また、選択式ワンウェ
イクラッチがファイナルドライブ(最終駆動装置)ケー
シングにて支持され且つディファレンシャル(差動装
置)ケーシングに作用するという実施形態も可能であ
る。動き出し防止装置の両方の実施形態は、変速機の構
成に依存しない。例えば、手動変速機、自動変速機、無
段変速機、または電動機を備えた自動車両におけるステ
ップダウン変速機に適応される。
速機ケーシングにて支持され且つ変速機従動軸に作用す
るという方法にて実現され得る。また、選択式ワンウェ
イクラッチがファイナルドライブ(最終駆動装置)ケー
シングにて支持され且つディファレンシャル(差動装
置)ケーシングに作用するという実施形態も可能であ
る。動き出し防止装置の両方の実施形態は、変速機の構
成に依存しない。例えば、手動変速機、自動変速機、無
段変速機、または電動機を備えた自動車両におけるステ
ップダウン変速機に適応される。
【0011】選択式ワンウェイクラッチは、手動で制御
可能である。選択式ワンウェイクラッチの実際の駆動
は、純粋に、機械的に、電動的に、電磁的に、または液
圧的または気体的に行うことができる。
可能である。選択式ワンウェイクラッチの実際の駆動
は、純粋に、機械的に、電動的に、電磁的に、または液
圧的または気体的に行うことができる。
【0012】動き出しロック装置(Wegrollsperre)とし
て設けられている選択式ワンウェイクラッチでは、従動
側の構成部材の回転方向を検知するセンサーにより前記
選択式ワンウェイクラッチが制御可能である。自動車両
が重力の影響のもとで不慮に動きだすと、走行方向はセ
ンサーにより検知され、そして選択式ワンウェイクラッ
チは、車両が下り方向へ移動することを阻止するため
に、また、それにもかかわらず上り方向へ移動すること
を可能とするために作動される。センサーは例えば従動
側の構成部材の回転方向を検知する摩擦バンドにより形
成され得る。また選択式ワンウェイクラッチは車両の傾
斜を検知するセンサーによっても制御され得る。
て設けられている選択式ワンウェイクラッチでは、従動
側の構成部材の回転方向を検知するセンサーにより前記
選択式ワンウェイクラッチが制御可能である。自動車両
が重力の影響のもとで不慮に動きだすと、走行方向はセ
ンサーにより検知され、そして選択式ワンウェイクラッ
チは、車両が下り方向へ移動することを阻止するため
に、また、それにもかかわらず上り方向へ移動すること
を可能とするために作動される。センサーは例えば従動
側の構成部材の回転方向を検知する摩擦バンドにより形
成され得る。また選択式ワンウェイクラッチは車両の傾
斜を検知するセンサーによっても制御され得る。
【0013】本発明の全ての実施形態にて、選択式ワン
ウェイクラッチは締付固定装置(サイレントラチェッ
ト)であり得る。このような締付固定装置は僅かな構成
空間によって際立っていて、爪式固定装置とは異なり、
爪の噛合いのための所定の相対位置は必要ではなく、更
に噛合い騒音が無くなる。
ウェイクラッチは締付固定装置(サイレントラチェッ
ト)であり得る。このような締付固定装置は僅かな構成
空間によって際立っていて、爪式固定装置とは異なり、
爪の噛合いのための所定の相対位置は必要ではなく、更
に噛合い騒音が無くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の二つの実施形態を図面を
用いて次に詳細に説明する。
用いて次に詳細に説明する。
【0015】図1には自動車両の変速機ケーシング10
が図示されている。変速機自体は図示されず、変速機と
しては、任意の手動変速機、自動変速機、無段変速機、
または電動機用ステップダウン変速機が挙げられる。変
速機からは従動軸11だけが図示されている。変速機ケ
ーシング10と従動軸11との間には制御可能な選択式
ワンウェイクラッチが配置されている。この選択式ワン
ウェイクラッチは作動状態を選択的に、無効に、前進方
向にて有効に、後進方向にて有効に、または両方の回転
方向にて有効にすることができる。方向と結びついたフ
リーホイールクラッチとも称されるこの種の選択式ワン
ウェイクラッチは、在ヴァイツ(オーストリア−816
0)のテスマ−原動機及び伝動装置技術−有限会社によ
り販売されている。前記選択式ワンウェイクラッチは、
変速機ケーシング10に相対回転不能に支持されている
外リング12、変速機従動軸11と相対回転不能に結合
されている内リング13、及び前記外リングと前記内リ
ングとの間に配置されているローラー14を有する。こ
の選択式ワンウェイクラッチは(図示されていない)操
作装置を用いて選択的に、右へ、または左へ、または両
方向にてロックされ得る。
が図示されている。変速機自体は図示されず、変速機と
しては、任意の手動変速機、自動変速機、無段変速機、
または電動機用ステップダウン変速機が挙げられる。変
速機からは従動軸11だけが図示されている。変速機ケ
ーシング10と従動軸11との間には制御可能な選択式
ワンウェイクラッチが配置されている。この選択式ワン
ウェイクラッチは作動状態を選択的に、無効に、前進方
向にて有効に、後進方向にて有効に、または両方の回転
方向にて有効にすることができる。方向と結びついたフ
リーホイールクラッチとも称されるこの種の選択式ワン
ウェイクラッチは、在ヴァイツ(オーストリア−816
0)のテスマ−原動機及び伝動装置技術−有限会社によ
り販売されている。前記選択式ワンウェイクラッチは、
変速機ケーシング10に相対回転不能に支持されている
外リング12、変速機従動軸11と相対回転不能に結合
されている内リング13、及び前記外リングと前記内リ
ングとの間に配置されているローラー14を有する。こ
の選択式ワンウェイクラッチは(図示されていない)操
作装置を用いて選択的に、右へ、または左へ、または両
方向にてロックされ得る。
【0016】一方向または二方向にて選択式ワンウェイ
クラッチを選択的に解放または遮断するための前記操作
装置は、運転者座席から操作可能である。この(図示さ
れていない)操作装置は、機械的、電動的、電磁的、ま
たは液圧的または気体的に形成され得る。
クラッチを選択的に解放または遮断するための前記操作
装置は、運転者座席から操作可能である。この(図示さ
れていない)操作装置は、機械的、電動的、電磁的、ま
たは液圧的または気体的に形成され得る。
【0017】通常の走行稼動では、選択式ワンウェイク
ラッチは両方向にて開放している。それにより選択式ワ
ンウェイクラッチは両方の回転方向にてフリーホイール
(自由輪)として作用し、その結果従動軸11は、前進
走行及び後進走行のために両方向にて変速機ケーシング
10に対して回転することができる。
ラッチは両方向にて開放している。それにより選択式ワ
ンウェイクラッチは両方の回転方向にてフリーホイール
(自由輪)として作用し、その結果従動軸11は、前進
走行及び後進走行のために両方向にて変速機ケーシング
10に対して回転することができる。
【0018】自動車両が停止されると、選択式ワンウェ
イクラッチは、両方の方向にてロックされるように作動
される。この作動状態にて選択式ワンウェイクラッチは
固定クラッチとして作用し、その結果従動軸11は変速
機ケーシング10とロックされ、従動軸11の両方の方
向における回転が阻止される。これにより選択式ワンウ
ェイクラッチは、駐車ロック装置の機能を果たす。
イクラッチは、両方の方向にてロックされるように作動
される。この作動状態にて選択式ワンウェイクラッチは
固定クラッチとして作用し、その結果従動軸11は変速
機ケーシング10とロックされ、従動軸11の両方の方
向における回転が阻止される。これにより選択式ワンウ
ェイクラッチは、駐車ロック装置の機能を果たす。
【0019】選択式ワンウェイクラッチが選択されてい
る方向にてロックされると、選択式ワンウェイクラッチ
は、ヒルホルダー(Hillholder)とも称される動き出しロ
ック装置の機能を果たす。選択式ワンウェイクラッチの
この作動状態は、傾斜部における発進に際して選択され
る。選択式ワンウェイクラッチの一方のロック作用によ
り、下り方向への自動車両の後退りが阻止され、他方に
おいて上り方向への発進は阻止されない。動き出しロッ
ク装置としての選択式ワンウェイクラッチの機能は、対
応的なロック作用の選択により、傾斜部における発進に
際して、前進方向にも後進方向にも使用され得る。
る方向にてロックされると、選択式ワンウェイクラッチ
は、ヒルホルダー(Hillholder)とも称される動き出しロ
ック装置の機能を果たす。選択式ワンウェイクラッチの
この作動状態は、傾斜部における発進に際して選択され
る。選択式ワンウェイクラッチの一方のロック作用によ
り、下り方向への自動車両の後退りが阻止され、他方に
おいて上り方向への発進は阻止されない。動き出しロッ
ク装置としての選択式ワンウェイクラッチの機能は、対
応的なロック作用の選択により、傾斜部における発進に
際して、前進方向にも後進方向にも使用され得る。
【0020】選択式ワンウェイクラッチが前記の方法で
動き出しロック装置として、またはヒルホルダーとして
使用されると、一つの回転方向にて選択式ワンウェイク
ラッチをロックするための装置を自動制御または半自動
制御するために、異なる装置が可能である。ロック装置
は、例えば従動軸11の回転方向を検知するセンサーに
より、または車両の傾斜を検知するセンサーにより制御
され得る。両方の場合にて、選択式ワンウェイクラッチ
は、従動軸11が車両の下り走行に対応する回転方向で
遮断されている方向にてロックされる。
動き出しロック装置として、またはヒルホルダーとして
使用されると、一つの回転方向にて選択式ワンウェイク
ラッチをロックするための装置を自動制御または半自動
制御するために、異なる装置が可能である。ロック装置
は、例えば従動軸11の回転方向を検知するセンサーに
より、または車両の傾斜を検知するセンサーにより制御
され得る。両方の場合にて、選択式ワンウェイクラッチ
は、従動軸11が車両の下り走行に対応する回転方向で
遮断されている方向にてロックされる。
【0021】選択式ワンウェイクラッチに付設されてい
るロック装置は、摩擦バンドを用いても制御され得る。
これは、選択式ワンウェイクラッチを、従動軸11に作
用するトルクの方向に依存して制御することを可能とす
る。
るロック装置は、摩擦バンドを用いても制御され得る。
これは、選択式ワンウェイクラッチを、従動軸11に作
用するトルクの方向に依存して制御することを可能とす
る。
【0022】図2に示されている動き出し防止装置の第
二実施形態では、選択式ワンウェイクラッチがファイナ
ルドライブケーシング15と、付属のディファレンシャ
ルケーシング16との間に配置されている。選択式ワン
ウェイクラッチの外リング12は、ファイナルドライブ
ケーシング15と相対回転不能に結合されていて、内リ
ング13はディファレンシャルケーシング16と相対回
転不能に結合されている。ここでも第一実施形態の場合
のように、選択式ワンウェイクラッチを選択的に、時計
回りにて、または逆時計回りにて、または両方の方向に
てロックすることを可能とする(図示されていない)装
置が設けられている。それによりディファレンシャルケ
ーシング16はファイナルドライブケーシング15に対
して選択的に、両方の回転方向にて、または一つの回転
方向にてロックされ得て、その結果選択式ワンウェイク
ラッチは駐車ロック装置として、または下り方向におけ
る動き出しロック装置として作用する。
二実施形態では、選択式ワンウェイクラッチがファイナ
ルドライブケーシング15と、付属のディファレンシャ
ルケーシング16との間に配置されている。選択式ワン
ウェイクラッチの外リング12は、ファイナルドライブ
ケーシング15と相対回転不能に結合されていて、内リ
ング13はディファレンシャルケーシング16と相対回
転不能に結合されている。ここでも第一実施形態の場合
のように、選択式ワンウェイクラッチを選択的に、時計
回りにて、または逆時計回りにて、または両方の方向に
てロックすることを可能とする(図示されていない)装
置が設けられている。それによりディファレンシャルケ
ーシング16はファイナルドライブケーシング15に対
して選択的に、両方の回転方向にて、または一つの回転
方向にてロックされ得て、その結果選択式ワンウェイク
ラッチは駐車ロック装置として、または下り方向におけ
る動き出しロック装置として作用する。
【0023】図示されている実施形態では、リアファイ
ナルドライブのディファレンシャルケーシングに関して
いるのだが、この構成原則は同様の方法でフロントファ
イナルドライブにおいても使用可能であることが認識で
きる。選択式ワンウェイクラッチが四つの作動状態を取
ることが重要であり、これらの四つの作動状態では、フ
ァイナルドライブケーシングに対してディファレンシャ
ルケーシング及びそれと共にアクスルシャフトが、両方
の方向で自由に回転可能であり、または選択的に一つの
回転方向で自由に回転可能であり且つ他の回転方向では
ロックされ、または両方の方向における回転に対してロ
ックされている。
ナルドライブのディファレンシャルケーシングに関して
いるのだが、この構成原則は同様の方法でフロントファ
イナルドライブにおいても使用可能であることが認識で
きる。選択式ワンウェイクラッチが四つの作動状態を取
ることが重要であり、これらの四つの作動状態では、フ
ァイナルドライブケーシングに対してディファレンシャ
ルケーシング及びそれと共にアクスルシャフトが、両方
の方向で自由に回転可能であり、または選択的に一つの
回転方向で自由に回転可能であり且つ他の回転方向では
ロックされ、または両方の方向における回転に対してロ
ックされている。
【図1】自動車両用動き出し防止装置の第一実施形態を
示す図である。
示す図である。
【図2】自動車両用動き出し防止装置の第二実施形態を
示す図である。
示す図である。
10 変速機ケーシング 11 従動軸 12 外リング 13 内リング 14 ローラー 15 ファイナルドライブケーシング 16 ディファレンシャルケーシング
フロントページの続き (72)発明者 エーヴァルト エルバースドプラー ドイツ連邦共和国 デー・81476 ミュン ヘン ブライヒャーホルンシュトラーセ 21 ツェー (72)発明者 エルンスト ビスクプ ドイツ連邦共和国 デー・82223 アイヒ ェナウ カール・オルフシュトラーセ 15
Claims (9)
- 【請求項1】変速機を備えた自動車両のための動き出し
防止装置であって、車両にて支持されるロック装置を含
み、このロック装置は、変速機の従動側の構成部材を回
転に抗してロックするために運転者座席から操作可能で
ある前記動き出し防止装置において、ロック装置が、制
御可能な選択式ワンウェイクラッチ(12、13、1
4)であり、この選択式ワンウェイクラッチは、選択的
に作動状態を、無効に、前進方向にて有効に、後進方向
にて有効に、または両方の回転方向にて有効にさせ得る
ことを特徴とする動き出し防止装置。 - 【請求項2】選択式ワンウェイクラッチ(12、13、
14)が、変速機ケーシング(10)にて支持され且つ
変速機従動軸(11)に作用することを特徴とする、請
求項1に記載の動き出し防止装置。 - 【請求項3】選択式ワンウェイクラッチ(12、13、
14)が、ファイナルドライブケーシング(15)にて
支持され且つディファレンシャルケーシング(16)に
作用することを特徴とする、請求項1に記載の動き出し
防止装置。 - 【請求項4】前記選択式ワンウェイクラッチが、手動で
制御可能であることを特徴とする、請求項2または請求
項3に記載の動き出し防止装置。 - 【請求項5】前記選択式ワンウェイクラッチが、傾斜部
における車両の動き出しを阻止する動き出しロック装置
として設けられていることを特徴とする、請求項2また
は請求項3に記載の動き出し防止装置。 - 【請求項6】選択式ワンウェイクラッチ(12、13、
14)が、従動側の構成部材(11、16)の回転方向
を検知するセンサーにより制御可能であることを特徴と
する、請求項5に記載の動き出し防止装置。 - 【請求項7】前記センサーが、摩擦バンドであることを
特徴とする、請求項6に記載の動き出し防止装置。 - 【請求項8】前記選択式ワンウェイクラッチが、車両の
傾斜を検知するセンサーにより制御可能であることを特
徴とする、請求項5に記載の動き出し防止装置。 - 【請求項9】選択式ワンウェイクラッチ(12、13、
14)が、締付固定装置であることを特徴とする、請求
項1から請求項8のいずれか一項に記載の動き出し防止
装置。
Applications Claiming Priority (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002317831A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Nsk Warner Kk | 自動変速機用ワンウェイクラッチ |
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-
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- 2000-04-17 JP JP2000115175A patent/JP2000320669A/ja active Pending
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JP2002317831A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Nsk Warner Kk | 自動変速機用ワンウェイクラッチ |
Also Published As
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DE19921200A1 (de) | 2000-11-09 |
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