JP2000320587A - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

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JP2000320587A
JP2000320587A JP11132221A JP13222199A JP2000320587A JP 2000320587 A JP2000320587 A JP 2000320587A JP 11132221 A JP11132221 A JP 11132221A JP 13222199 A JP13222199 A JP 13222199A JP 2000320587 A JP2000320587 A JP 2000320587A
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brake
degrees
wheel
brake rotor
rotor
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Toshitaka Murata
年隆 村田
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、アクスルハブへのブレー
キ部材の組付性を向上し得て、アクスルハブへのブレー
キ部材の組立時の自動化を有効にし得て、左右車輪への
共用化を果たすことにある。 【構成】 このため、この発明は、車軸の軸端に車輪回
転中心に位置させて設けたアクスルハブには車輪回転中
心に対して90度及び180度のいずれか一方の位相差
を設けてブレーキ部材用取付ボルトの螺着される2つの
ブレーキ部材用螺着孔を形成して設け、前記アクスルハ
ブに取付けられるブレーキ部材には車輪回転中心に対し
て90度及び180度のいずれか他方の位相差を設けて
前記ブレーキ部材用取付ボルトの挿通される2つのブレ
ーキ部材用挿通孔を形成して設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブレーキ装置に係
り、特に、アクスルハブへのブレーキ部材の組付性を向
上し得て、アクスルハブへのブレーキ部材の組立時の自
動化を有効にし得て、左右車輪への共用化を果たし得る
ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のブレーキ装置には、ディスク式や
ドラム式のものがある。ディスク式のブレーキ装置は、
車輪と一体に回転するブレーキ部材であるブレーキロー
タを両側からパッドで挟んで制動する。ドラム式のブレ
ーキ装置は、車輪と一体に回転するブレーキ部材である
ブレーキドラムの内周にブレーキシューを押し付けて制
動する。
【0003】ブレーキ装置のブレーキ部材であるブレー
キロータやブレーキドラムは、車軸の軸端のアクスルハ
ブに取付けられている。アクスルハブは、車軸が駆動車
軸の場合に、軸端の取付軸部に車輪回転中心に位置させ
て固定して設けられ、車軸が固定車軸の場合に、軸端の
取付軸部に車輪回転中心に位置させて軸支して設けられ
る。
【0004】ディスク式のブレーキ装置としては、図8
・図9に示すものがある。図において、102は駆動車
軸、104は取付軸部である。駆動車軸102は、軸端
に取付軸部104を設け、この取付軸部104に車輪回
転中心Cに位置させて車輪取付用のアクスルハブ106
を固定ナット108により固定して設けている。
【0005】アクスルハブ106は、ハブフランジ11
0を設けている。ハブフランジ110には、車輪回転中
心Cに対して90度の位相差を設けて車輪用取付ボルト
112の固定される4つの車輪用固定孔114−1〜1
14−4を形成して設けている。車輪用固定孔114−
1〜114−4には、それぞれ車輪用取付ボルト112
を固定して設けている。
【0006】ハブフランジ110に取付けられるブレー
キ装置のブレーキ部材たるブレーキロータ116には、
ロータフランジ118を設けている。ブレーキロータ1
16のロータフランジ118には、車輪回転中心Cに対
して90度の位相差を設けて車輪用取付ボルト112の
挿通される4つの車輪用挿通孔120−1〜120−4
を形成して設けている。
【0007】ブレーキ装置は、アクスルハブ106のハ
ブフランジ110に、ブレーキロータ用取付ボルト12
2の螺着される2つのブレーキロータ用螺着孔124−
1〜124−2を形成して設けている。ブレーキロータ
用螺着孔124−1〜124−2は、車輪用固定孔11
4−1〜114−4の間に位置させて、車輪回転中心C
に対して180度の位相差を設けて形成して設けてい
る。
【0008】また、ブレーキ装置は、ブレーキロータ1
16のロータフランジ118に、ブレーキロータ用取付
ボルト122の挿通される2つのブレーキロータ用挿通
孔126−1〜126−2を形成して設けている。ブレ
ーキロータ用挿通孔126−1〜126−2は、車輪用
挿通孔120−1〜120−4の間に位置させて、車輪
回転中心Cに対して180度の位相差を設けて形成して
設けている。
【0009】アクスルハブ106にブレーキロータ11
6を組付ける際には、アクスルハブ106に固定された
4本の車輪用取付ボルト112−1〜112−4にブレ
ーキロータ116の車輪用挿通孔120−1〜120−
04を一致させて挿通し、ブレーキロータ116のブレ
ーキロータ用挿通孔126−1〜126−2に挿通した
ブレーキロータ用取付ボルト122−1〜122−2を
アクスルハブ106のブレーキロータ用螺着孔124−
1〜124−2に螺着することにより組付ける。
【0010】このようなブレーキ装置としては、実開平
6−55803号公報、特開平9−222140号公報
に開示されるものがある。
【0011】実開平6−55803号公報に開示される
ものは、アクスル端部のハブのフランジとこのフランジ
に取付けられるディスクホイールとの間にスペーサを介
在させ、このスペーサとディスクホイールとに、それぞ
れディスクホイールを正規に取付けたときのみ互いに嵌
合する誤組付け防止用のピンとピン孔とを設けたもので
ある。
【0012】特開平9−222140号公報に開示され
るものは、アクスルシャフトの端部に結合されるハブに
ブレーキ部材を結合するボルトを螺合するねじ孔を設
け、ハブとブレーキ部材との分解時にボルトを螺合する
ねじ孔をブレーキ部材に設け、前記ハブのネジ孔と前記
ブレーキ部材のネジ孔とを同心軸上に合致させて設けた
ものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図8・
図9に示すブレーキ装置は、アクスルハブ106に車輪
回転中心Cに対して180度の位相差を設けて2つのブ
レーキロータ用螺着孔124−1〜124−2を形成し
て設け、ブレーキロータ116に車輪回転中心Cに対し
て180度の位相差を設けて2つのブレーキロータ用挿
通孔126−1〜126−2を形成して設けている。
【0014】ところが、アクスルハブ106にブレーキ
ロータ116を組付ける際に、ブレーキロータ用螺着孔
124−1〜124−2とブレーキロータ用挿通孔12
6−1〜126−2との位相が90度ずれた場合には、
ブレーキロータ用挿通孔126−1〜126−2に挿通
したブレーキロータ用取付ボルト122−1〜122−
2をブレーキロータ用螺着孔124−1〜124−2に
螺着することができない問題がある。
【0015】このため、組付けの際には、アクスルハブ
106のブレーキロータ用螺着孔124−1〜124−
2とブレーキロータ116のブレーキロータ用挿通孔1
26−1〜126−2との位相が合致しているか否かの
確認をしなければならず、確認のために時間を要するこ
とにより組付性を低下させる不都合があり、また、位相
の確認を要することにより組立時の自動化の妨げとなる
不都合がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車軸の軸端に車輪回転中
心に位置させてアクスルハブを設け、このアクスルハブ
には車輪回転中心に対して90度及び180度のいずれ
か一方の位相差を設けてブレーキ部材用取付ボルトの螺
着される2つのブレーキ部材用螺着孔を形成して設け、
前記アクスルハブに取付けられるブレーキ部材には車輪
回転中心に対して90度及び180度のいずれか他方の
位相差を設けて前記ブレーキ部材用取付ボルトの挿通さ
れる2つのブレーキ部材用挿通孔を形成して設けたこと
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のブレーキ装置は、アク
スルハブ及びブレーキ部材に90度及び180度のいず
れかの位相差を設けてそれぞれブレーキ部材用螺着孔及
びブレーキ部材用挿通孔を形成して設けていることによ
り、アクスルハブにブレーキ部材を組付ける際に、ブレ
ーキ部材用螺着孔及びブレーキ部材用挿通孔のそれぞれ
90度及び180度の位相差によって、アクスルハブの
2つの螺着孔に対してブレーキ部材の2つの挿通孔のい
ずれか1つを合致させることができ、この合致したブレ
ーキ部材用挿通孔にブレーキ部材用取付ボルトを挿通し
てブレーキ部材用螺着孔に螺着することにより組付ける
ことができる。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図4は、この発明の実施例を示すもので
ある。図4において、2は図示しない車両の駆動車軸、
4は取付軸部である。駆動車軸2は、軸端に取付軸部4
を設け、この取付軸部4に車輪回転中心Cに位置させて
車輪取付用のアクスルハブ6を固定ナット8により固定
して設けている。
【0019】アクスルハブ6は、図1に示す如く、取付
軸部4に嵌合して固定される円筒形状のハブボス部10
を設け、このハブボス部10の軸方向一端にハブフラン
ジ12を径方向に突出させて設けている。アクスルハブ
6は、ステアリングナックル14のナックル軸支部16
にハブボス部10をハブ軸受18により軸支して設けて
いる。
【0020】ステアリングナックル14は、ナックル軸
支部16にナックルアーム20とステアリングアーム2
2とストラットアーム24とを設けている。
【0021】ナックルアーム20には、ナックル26に
よりロアアーム28の一端側を枢支して設け、ロアアー
ム28の途中にスタビライザ30の一端を取付けて設
け、ロアアーム28の他端側を図示しない車体側に枢支
して設けている。スタビライザ30は、スタビライザ取
付部材32により車体側に取付けられている。
【0022】ステアリングアーム22には、タイロッド
枢支部34によりタイロッド36の一端側を枢支して設
け、タイロッド36の他端側をステアリングギヤボック
ス(図示せず)を介してステアリングに連絡している。
【0023】ストラットアーム24は、ストラット38
下端のブラケット40にアーム取付ボルト42により取
付けている。ストラット38は、ショックアブソーバ4
3とこのショックアブソーバ43に一体的に外装したス
プリング44とからなり、ストラットロッド46上端を
マウント48により図示しない車体に取付けている。
【0024】前記アクスルハブ6のハブフランジ12に
は、図3に示す如く、車輪回転中心Cに対して90度の
位相差を設けて車輪用取付ボルト50の固定される4つ
の車輪用固定孔52−1〜52−4を形成して設けてい
る。車輪用固定孔52−1〜52−4には、それぞれ車
輪用取付ボルト50−1〜50−4を固定して設けてい
る。
【0025】前記ハブフランジ12には、ブレーキ装置
のブレーキ部材たるブレーキロータ54が取付けられ
る。ブレーキロータ54には、図2に示す如く、ハブフ
ランジ12に取付けられるロータフランジ56を設け、
このロータフランジ56に筒状延長部58を介してブレ
ーキディスク60を設けている。
【0026】ブレーキロータ54のロータフランジ56
には、車輪回転中心Cに対して90度の位相差を設けて
車輪用取付ボルト50−1〜50−4の挿通される4つ
の車輪用挿通孔62−1〜62−4を形成して設けてい
る。
【0027】アクスルハブ6のハブフランジ12に固定
されて、ブレーキロータ54のロータフランジ56の車
輪用挿通孔62−1〜62−4を挿通した車輪用取付ボ
ルト50−1〜50−4には、車輪用取付ナット64−
1〜64−4によりホイール66が装着される。ホイー
ル66には、タイヤ68が装着され、車輪70が形成さ
れる。
【0028】このブレーキ装置は、アクスルハブ6のハ
ブフランジ12に、ブレーキロータ用取付ボルト72の
螺着される2つのブレーキロータ用螺着孔74−1〜7
4−2を形成して設けている。ブレーキロータ用螺着孔
74−1〜74−2は、車輪用固定孔52−1・52−
4、52−2・52−3の間に位置させて、車輪回転中
心Cに対して90度及び180度のいずれか一方の位相
差、この実施例においては180度の位相差を設けて形
成して設けている。
【0029】これにより、アクスルハブ6には、車輪回
転中心Cに対して180度の位相差を設けるとともに、
車輪回転中心Cに対して車輪用固定孔52−1〜52−
4と45度の位相差を設けて2つのブレーキロータ用螺
着孔74−1〜74−2をそれぞれ形成して設けてい
る。
【0030】また、このブレーキ装置は、ブレーキロー
タ54のロータフランジ56に、ブレーキロータ用取付
ボルト72の挿通される2つのブレーキロータ用挿通孔
76−1〜76−2を形成して設けている。ブレーキロ
ータ用挿通孔76−1〜76−2は、車輪用挿通孔62
−1・62−4、62−1・62−2の間に位置させ
て、車輪回転中心Cに対して90度及び180度のいず
れか他方の位相差、この実施例においては90度の位相
差を設けて形成して設けている。
【0031】これにより、ブレーキロータ54には、車
輪回転中心Cに対して90度の位相差を設けるととも
に、車輪回転中心Cに対して車輪用挿通孔62−1、6
2−2、62−4と45度の位相差を設けて2つのブレ
ーキロータ用挿通孔76−1〜76−2をそれぞれ形成
して設けている。
【0032】次に作用を説明する。
【0033】アクスルハブ6にブレーキロータ54を組
付ける際には、アクスルハブ6に固定された車輪取付ボ
ルト50−1〜50−4にブレーキロータ54の車輪用
挿通孔62−1〜62−4を一致させて挿通すると、ア
クスルハブ6の2つのブレーキロータ用螺着孔74−1
〜74−2のいずれか1つに、ブレーキロータ54の2
つのブレーキロータ用挿通孔76−1〜76−2のいず
れか1つが合致されることになる。
【0034】図1においては、ブレーキロータ用螺着孔
74−1にブレーキロータ用挿通孔76−1が合致され
ている。この合致されたブレーキロータ用挿通孔76−
1にブレーキロータ用取付ボルト72を挿通してブレー
キロータ用螺着孔74−1に螺着することにより、アク
スルハブ6にブレーキロータ54を組付けることができ
る。
【0035】また、図1において、アクスルハブ6に対
してブレーキロータ54が矢印A方向に90度回転した
状態で組付けられた場合には、ブレーキロータ用螺着孔
74−2にブレーキロータ用挿通孔76−2が合致され
ることになる。
【0036】さらに、図1において、アクスルハブ6に
対してブレーキロータ54が矢印A方向に180度回転
した状態で組付けられた場合には、ブレーキロータ用螺
着孔74−2にブレーキロータ用挿通孔76−1が合致
されることになる。
【0037】一方、図1において、アクスルハブ6に対
してブレーキロータ54が矢印B方向に90度回転した
状態で組付けられた場合には、ブレーキロータ用螺着孔
74−1にブレーキロータ用挿通孔76−2が合致され
ることになる。
【0038】このように、このブレーキ装置は、アクス
ルハブ6にブレーキロータ54を組付ける際に、ブレー
キロータ用螺着孔74−1〜74−2及びブレーキロー
タ用挿通孔76−1〜76−2のそれぞれ90度及び1
80度の位相差によって、アクスルハブ6の2つのブレ
ーキロータ用螺着孔74−1〜74−2に対してブレー
キロータ54の2つのブレーキロータ用挿通孔76−1
〜76−2のいずれか1つを必ず合致させることがで
き、この合致したブレーキ部材用挿通孔76−1〜76
−2の1つにブレーキ部材用取付ボルト72を挿通して
ブレーキ部材用螺着孔74−1〜74−2の1つに螺着
することにより組付けることができる。
【0039】このため、このブレーキ装置は、組付けの
際にアクスルハブ6のブレーキロータ用螺着孔74−1
〜74−2とブレーキロータ54のブレーキロータ用挿
通孔76−1〜76−2との位相が合致しているか否か
の確認をする必要がなく、確認のための時間を必要しな
いことにより組付性を向上することができ、また、位相
の確認を不要とし得ることにより組立時の自動化を有効
にすることができる。
【0040】なお、この実施例においては、アクスルハ
ブ6にブレーキロータ用螺着孔74−1〜74−2を車
輪回転中心Cに対して180度の位相差を設けて形成し
て設け、ブレーキロータ54にブレーキロータ用挿通孔
76−1〜76−2を車輪回転中心Cに対して90度の
位相差を設けて形成したが、アクスルハブ6にブレーキ
ロータ用螺着孔74−1〜74−2を車輪回転中心Cに
対して90度の位相差を設けて形成して設け、ブレーキ
ロータ54にブレーキロータ用挿通孔76−1〜76−
2を車輪回転中心Cに対して180度の位相差を設けて
形成することもできる。
【0041】また、この実施例においては、ブレーキ部
材としてディスク式のブレーキ装置のブレーキロータ5
4を例示したが、ドラム式のブレーキ装置のブレーキ部
材であるブレーキドラムとすることもできる。
【0042】図5は、別の実施例を示すものである。こ
の別の実施例のブレーキ装置は、アクスルハブ6のハブ
フランジ12に、車輪回転中心Cに対して90度の位相
差を設けるとともに車輪回転中心Cに対して車輪用固定
孔52−1〜52−4と45度の位相差を設けて4つの
ブレーキロータ用螺着孔74−1〜74−4を形成して
設け、また、ブレーキロータ54のロータフランジ56
に、車輪回転中心Cに対して車輪用挿通孔62−1、6
2−4と45度の位相差を設けて1つのブレーキロータ
用挿通孔76−1を形成して設けたものである。
【0043】この別の実施例のブレーキ装置は、アクス
ルハブ6にブレーキロータ54を組付ける際に、どのよ
うな位相おいても4つのブレーキロータ用螺着孔74−
1〜74−4に対して1つのブレーキロータ用挿通孔7
6−1を必ず合致させることができるため、ブレーキロ
ータ用螺着孔74−1〜74−4とブレーキロータ用挿
通孔76−1との位相が合致しているか否かの確認をす
る必要がなく、確認のための時間を必要しないことによ
り組付性を向上することができ、また、位相の確認を不
要とし得ることにより組立時の自動化を有効にすること
ができる。
【0044】さらに、この別の実施例のブレーキ装置
は、ブレーキロータ54のロータフランジ56に1つの
ブレーキロータ用挿通孔76−1を形成して設けている
ことにより、2つのブレーキロータ用挿通孔76−1・
76−2を形成したブレーキロータ54の場合のよう
に、ブレーキロータ用螺着孔74−1〜74−4に対し
てブレーキロータ用挿通孔76−1・76−2のどちら
が合致しているかを確認する必要がなく、ブレーキ部材
取付用ボルト72を容易・確実に螺着することができ
る。
【0045】図6は、変形例を示すものである。この変
形例のブレーキ装置は、アクスルハブ6のハブフランジ
12に、車輪回転中心Cに対して90度の位相差を設け
るとともに車輪回転中心Cに対して車輪用固定孔52−
1、52−2、52−4と45度の位相差を設けて2つ
のブレーキロータ用螺着孔74−1〜74−2を形成し
て設け、ブレーキロータ54のロータフランジ56に、
車輪回転中心Cに対して90度の位相差を設けるととも
に車輪回転中心Cに対して車輪用挿通孔62−1、62
−2、62−4と45度の位相差を設けて2つのブレー
キロータ用挿通孔76−1〜76−2を形成して設けた
ものである。
【0046】この変形例のブレーキ装置は、アクスルハ
ブ6に対してブレーキロータ54が矢印A方向あるいは
矢印B方向に180度回転した状態で組付けられた場合
以外においては、2つのブレーキロータ用螺着孔74−
1〜74−2と2つのブレーキロータ用挿通孔76−1
〜76−2の少なくとも1つを合致するさせることがで
きるため、従来の図8・図9に示すブレーキ装置の位相
が合致する確立が1/2であることに対して、位相が合
致する確立を3/4に高めることができるため、組付性
を向上することができる。
【0047】図7は、別の変形例を示すものである。こ
の別の変形例のブレーキ装置は、アクスルハブ6のハブ
フランジ12に、車輪回転中心Cに対して180度の位
相差を設けるとともに車輪回転中心Cに対して車輪用固
定孔52−1、52−2と45度の位相差を設けて2つ
のブレーキロータ用螺着孔74−1・74−3を形成し
て設け、これら2つのブレーキロータ用螺着孔74−1
・74−3と90度の位相差を設けて1つのブレーキロ
ータ用螺着孔74−2を形成して設け、ブレーキロータ
54のロータフランジ56に、車輪回転中心Cに対して
180度の位相差を設けるとともに車輪回転中心Cに対
して車輪用挿通孔62−1、62−2と45度の位相差
を設けて2つのブレーキロータ用挿通孔76−1〜76
−2を形成して設けたものである。
【0048】この別の変形例のブレーキ装置は、アクス
ルハブ6にブレーキロータ54を組付ける際に、どのよ
うな位相においても3つのブレーキロータ用螺着孔74
−1〜74−3に対して2つのブレーキロータ用挿通孔
76−1〜76−2のいずれか1つを必ず合致させるこ
とができ、ブレーキロータ用螺着孔74−1〜74−3
とブレーキロータ用挿通孔76−1〜76−2との位相
が合致しているか否かの確認をする必要がなく、確認の
ための時間を必要しないことにより組付性を向上するこ
とができ、また、位相の確認を不要とし得ることにより
組立時の自動化を有効にすることができる。
【0049】また、この別の変形例のブレーキ装置は、
図8・図9に示す従来のアクスルハブ110に対して、
90度の位相差を設けて1つのブレーキロータ用螺着孔
74−2を追加形成するだけで実施することができ、既
存のブレーキ装置にも容易に実施することができるもの
である。
【0050】
【発明の効果】このように、この発明のブレーキ装置
は、アクスルハブにブレーキ部材を組付ける際に、ブレ
ーキ部材用螺着孔及びブレーキ部材用挿通孔のそれぞれ
90度及び180度の位相差によって、アクスルハブの
2つのブレーキ部材用螺着孔に対してブレーキ部材の2
つのブレーキ部材用挿通孔のいずれか1つを合致させる
ことができ、この合致したブレーキ部材用挿通孔にブレ
ーキ部材用取付ボルトを挿通してブレーキ部材用螺着孔
に螺着することにより組付けることができる。
【0051】このため、このブレーキ装置は、組付けの
際にアクスルハブのブレーキ部材用螺着孔とブレーキ部
材のブレーキ部材用挿通孔との位相が合致しているか否
かの確認をする必要がなく、確認のための時間を必要し
ないことにより組付性を向上することができ、また、位
相の確認を不要とし得ることにより組立時の自動化を有
効にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すアクスルハブ及びブレ
ーキロータの斜視図である。
【図2】ブレーキロータの正面図である。
【図3】アクスルハブの正面図である。
【図4】ブレーキ装置を備えた車輪の断面図である。
【図5】別の実施例を示すアクスルハブ及びブレーキロ
ータの斜視図である。
【図6】変形例を示すアクスルハブ及びブレーキロータ
の斜視図である。
【図7】別の変形例を示すアクスルハブ及びブレーキロ
ータの斜視図である。
【図8】従来例を示すアクスルハブ及びブレーキロータ
の斜視図である。
【図9】アクスルハブ及びブレーキロータの断面図であ
る。
【符号の説明】
2 駆動車軸 4 取付軸部 6 アクスルハブ 12 ハブフランジ 14 ステアリングナックル 28 ロアアーム 30 スタビライザ 36 タイロッド 38 ストラット 50−1〜50−4 車輪用取付ボルト 54 ブレーキロータ 56 ロータフランジ 62−1〜62−4 車輪用挿通孔 70 車輪 72 ブレーキロータ用取付ボルト 74−1〜74−2 ブレーキロータ用螺着孔 76−1〜76−2 ブレーキロータ用挿通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸の軸端に車輪回転中心に位置させて
    アクスルハブを設け、このアクスルハブには車輪回転中
    心に対して90度及び180度のいずれか一方の位相差
    を設けてブレーキ部材用取付ボルトの螺着される2つの
    ブレーキ部材用螺着孔を形成して設け、前記アクスルハ
    ブに取付けられるブレーキ部材には車輪回転中心に対し
    て90度及び180度のいずれか他方の位相差を設けて
    前記ブレーキ部材用取付ボルトの挿通される2つのブレ
    ーキ部材用挿通孔を形成して設けたことを特徴とするブ
    レーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記アクスルハブには車輪回転中心に対
    して90度の位相差を設けて車輪用取付ボルトの固定さ
    れる4つの車輪用固定孔を形成して設け、前記ブレーキ
    部材には車輪回転中心に対して90度の位相差を設けて
    前記車輪用取付ボルトの挿通される4つの車輪用挿通孔
    を形成して設け、前記アクスルハブには前記車輪回転中
    心に対して前記車輪用固定孔と45度の位相差を設けて
    前記2つのブレーキ部材用螺着孔をそれぞれ形成して設
    け、前記ブレーキ部材には前記車輪回転中心に対して前
    記車輪用挿通孔と45度の位相差を設けて前記2つのブ
    レーキ部材用挿通孔をそれぞれ形成して設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022646A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Robert Bosch Gmbh 遮断固定箇所を備えた制御装置

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