JP2000319912A - 函体の沈設方法 - Google Patents

函体の沈設方法

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JP2000319912A
JP2000319912A JP11130564A JP13056499A JP2000319912A JP 2000319912 A JP2000319912 A JP 2000319912A JP 11130564 A JP11130564 A JP 11130564A JP 13056499 A JP13056499 A JP 13056499A JP 2000319912 A JP2000319912 A JP 2000319912A
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JP
Japan
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box
box body
barge
wire
adjustment
Prior art date
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Pending
Application number
JP11130564A
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English (en)
Inventor
Kenji Wada
憲治 和田
Masaki Takaku
雅喜 高久
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タワーを不要とすると共に、沈設コストの
低減を図り、函体位置を微調整して正確な位置に沈設す
ること。 【解決手段】 函体20上に、この函体20のX軸方
向及びY軸方向に牽引する複数の調整ウインチ30,3
1,32を搭載する。これらの各調整ウインチ30,3
1,32と着底地盤に設けた固定アンカ35との間に複
数組の操作用ワイヤ33,33を配索し、固定アンカ3
5から反力を得ながら、函体20上で操作用ワイヤ33
の巻取り操作及び繰り出し操作を行って函体20の沈設
位置の微調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沈設位置の微調整を
行いながら沈設する函体の沈設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンツーン方式の沈設方法は、函体を吊
り下げるバージ(作業船)二隻と、係留用ウインチを搭
載したタワーニ基を使用し、各バージに搭載の吊下用ウ
インチと係留用ウインチの各ワイヤを繰リ出し操作する
ことにより、函体を所定位置に沈設する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来はタワーを使用す
ることからタワーの製作費や仮置き場の確保、タワー組
立・解体用クレーンを必要とし、沈設コストが嵩む難点
がある。また流れの速い現場では函体を所定の沈設位置
へ誘導するのに多くの時間がかかる。殊に航行量の多い
海域では作業時間に制約を受けるため、その対応策の提
案が望まれている。
【0004】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところはタワーを不要とすると共
に、沈設コストの低減を図り、函体位置を微調整して正
確な位置に沈設できる、函体の沈設方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はバージに搭載し
た吊下ウインチと函体との間に吊ワイヤを配索して函体
を昇降可能に垂下し、吊ワイヤを繰り出し操作しつつ函
体を沈設する方法において、函体上に、該函体の長手方
向及び函体の長手方向と交差する方向に牽引する複数の
調整ウインチを搭載し、前記調整ウインチと着底地盤に
設けた固定アンカとの間に複数組の操作用ワイヤを配索
し、固定アンカから反力を得て、函体上で操作用ワイヤ
の巻取り操作及び繰り出し操作を行いながら函体の沈設
位置の微調整を行うことを特徴とする、函体の沈設方法
である。さらに本発明は、バージ上に搭載した位置決め
ウインチと水底間にワイヤを追加して接続し、バージ上
で前記ワイヤの巻取り操作及び繰り出し操作を行いなが
ら函体と共にバージの沈設位置を調整することを特徴と
する、函体の沈設方法である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下、図面を参照しながら本発
明の一実施の形態について説明する。
【0007】<イ>函体の降下手段 図1は沈設現場のモデル図で、符号10,10は函体2
0を沈設するバージである。各バージ10は複数の吊下
ウインチ11を搭載していて、函体20の隅部に接続し
た各吊ワイヤ12の繰り出し及び巻取り操作により上下
方向(Z軸)の位置調が行えるようになっている。尚、
函体20は両端にバルクヘッドを装備するタイプや両端
開口を開放したままのタイプの何れでもよい。
【0008】<ロ>位置の調整手段 これまでは函体20の水平方向の位置調整を海上の機器
(アライメントタワー上やバージ上)から行っていた
が、本発明はこの種の位置調整を直接函体20上で行う
ものである。即ち、函体20の上床スラブにニ方向の調
整手段、すなわち縦函体20の長手方向(X軸)調整ウ
インチ30と、これと交差する方向(Y軸)調整ウイン
チ31,32とを一組とするウインチ二組を対称位置に
搭載する。各調整ウインチ31,32に巻回された操作
用ワイヤ33,33は、函体20の上面に設けた多数の
シーブ34と海底に設けた複数の固定アンカ35に索取
りして巻き掛ける。調整ウインチ31,32の運転操作
は海中で行うか、或いは遠隔操作により海上で行うもの
とする。
【0009】
【作用】次に函体20の沈設方法について説明する。 <イ>函体の降下 函体20を沈設予定位置まで曳航したら、図示するよう
に操作用ワイヤ33,33の索取りを行った後、吊下ウ
インチ11に巻回された吊ワイヤ12を均等に繰り出
し、水平性を保ちつつ函体20をZ軸方向に降下する。
【0010】<ロ>X軸方向の調整操作 降下中、函体20が例えば着底予定位置よりX軸方向
(函体20の長手方向)にずれている場合には、函体2
0上のX軸調整ウインチ30,30を共同操作して、函
体20を所定の距離だけ軸方向に移動する。
【0011】<ハ>Y軸方向の調整操作 また、函体上が着底予定位置からY軸方向(函体20の
長手方向と交差する方向)にずれている場合には、函体
20上のY軸調整ウインチ31,32を協働操作して、
正確な位置に修正する。前述したX軸・Y軸調整ウイン
チ30,31,32を函体20上に搭載したことで、X
軸方向及びY軸調方向の微調整を正確に行って,正確な
位置に函体20を着底させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態2】以上は二隻の独立したバージ1
0,10で函体20を吊り降ろす場合について説明した
が、図2に示すように沈設作業船として例えばプレーシ
ングバージ(双胴船)10aを使用すると共に、プレー
シングバージ10aに搭載した位置決めウインチ36,
36と固定アンカ35の間に操作用ワイヤ37,37を
追加して接続するようにしてもよい。本例のように構成
すれば、固定アンカ35に反力を得て、バージ10a上
で操作用ワイヤ37,37の巻取り操作及び繰り出し操
作を行うことでバージ10aの係留位置を調整した後
に、函体20上の各ウインチ30〜32を操作して函体
20の沈設位置の微調整を行うことができる。尚、操作
用ワイヤ37,37は固定アンカ35とは別途のアンカ
に接続するようにしてもよい。本例にあっては、流れの
速い水域や水深が深い場合に函体20をより安定した環
境下で短時間に吊り降ろすことができる。
【0013】
【本発明の効果】水平方向の調整ウインチを沈設予定の
函体上に搭載したことで、水平方向の微調整を正確に行
って、正確な位置に函体を着底させることができる。さ
らに従来のポンツーン方式と比べてタワーを使用せずに
沈設できるので、タワーの使用に伴なう経済的・時間的
負担を一切削減できる。またバージ上に搭載した位置決
めウインチを操作することで、流れの速い水域や水深が
深い現場でも、函体をより安定した環境下で短時間に吊
り降ろすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1に係る説明図で、(A)は
バージを省略した函体の平面図、(B)は(A)におけ
るB−Bの断面図
【図2】発明の実施の形態2に係る説明図
【符号の説明】
10 バージ 11 吊下ウインチ 12 吊ワイヤ 20 函体 30 X軸調整ウインチ 31,31 Y軸調整ウインチ 33 操作用ワイヤ 34 シーブ 35 固定アンカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バージに搭載した吊下ウインチと函体と
    の間に吊ワイヤを配索して函体を昇降可能に垂下し、吊
    ワイヤを繰り出し操作しつつ函体を沈設する方法におい
    て、 函体上に、この函体の長手方向及び函体の長手方向と交
    差する方向に牽引する複数の調整ウインチを搭載し、 前記調整ウインチと着底地盤に設けた固定アンカとの間
    に複数組の操作用ワイヤを配索し、 固定アンカから反力を得て、函体上で操作用ワイヤの巻
    取り操作及び繰り出し操作を行いながら函体の沈設位置
    の微調整を行うことを特徴とする、 函体の沈設方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、バージ上に搭載した
    位置決めウインチと水底間にワイヤを追加して接続し、
    バージ上で前記ワイヤの巻取り操作及び繰り出し操作を
    行いながら函体と共にバージの沈設位置を調整すること
    を特徴とする、函体の沈設方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112726671A (zh) * 2020-12-16 2021-04-30 中交公路规划设计院有限公司 一种隧道推出式接头纠偏系统及施工方法
WO2022108016A1 (ko) * 2020-11-18 2022-05-27 (주)대우건설 터널모듈을 이용한 수중터널 시공방법 및 이에 의해 구축된 수중터널

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WO2022108016A1 (ko) * 2020-11-18 2022-05-27 (주)대우건설 터널모듈을 이용한 수중터널 시공방법 및 이에 의해 구축된 수중터널
KR102403753B1 (ko) 2020-11-18 2022-05-30 (주)대우건설 가이드 케이블을 이용한 신규 터널모듈의 침설 및 런칭 거더 내에서의 순차적인 결합구성을 가지는 수중터널 시공방법 및 이에 의해 구축된 수중터널
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