JP2000318973A - 吊荷の振れ止め制御装置 - Google Patents

吊荷の振れ止め制御装置

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JP2000318973A
JP2000318973A JP11124989A JP12498999A JP2000318973A JP 2000318973 A JP2000318973 A JP 2000318973A JP 11124989 A JP11124989 A JP 11124989A JP 12498999 A JP12498999 A JP 12498999A JP 2000318973 A JP2000318973 A JP 2000318973A
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speed
load
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JP11124989A
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English (en)
Inventor
Takashi Toyohara
尚 豊原
Junichi Nishizaki
純一 西崎
Hiromitsu Hoshina
博光 星名
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算した走行位置、走行速度、吊に振れ角、
吊荷振れ角速度の各パターンからの偏差を抑制する高精
度な吊荷の振れ止め制御装置を提供する。 【解決手段】 ロープ長検出器(17)で検出したロー
プ長、トロリー位置検出器(16)で検出したトロリー
の現在位置と、予め定めた定速走行速度及び走行目標位
置とに基づいて、トロリーの走行位置パターン、走行速
度パターン、吊荷の振れ角度パターン、吊荷の振れ角速
度パターンを計算するとともに、これらの走行パターン
と、トロリー位置検出器、トロリー速度検出器(2
4)、吊荷の振れ角検出器(22)、及び吊荷の振れ角
速度検出器(23)により検出されたトロリー位置、速
度、吊荷振れ角、及び吊荷の振れ角速度の実際値との偏
差に基づいて走行体の速度指令値を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行体から垂れ下げ
たロープの下端に吊荷を取り付けて、走行体の走行によ
り吊荷を目標位置まで運搬するクレーンの吊荷の振れ止
め制御を行う吊荷の振れ止め制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行体から垂れ下げたロープの下端に吊
荷を取り付けて、走行体の走行により吊荷を目標位置ま
で運搬するクレーンが広く利用されている。図1は上記
タイプのクレーンの構造を示しており、トロリー12か
らロープ13が垂れ下がっており、このロープ13の下
端に吊荷14を取り付けた状態でトロリー12がレール
11上を走行して吊荷4を運搬するようになっている。
このようなクレーンにおいて自動運転を行う場合には、
トロリー12を走行させて吊荷14を指示された目標位
置まで運搬するのと同時に、トロリー12の走行終了後
に吊荷14の振れが残らないようにする吊荷14の振れ
止め制御機能をクレーンに組み込む必要がある。
【0003】そこで、従来はバンバン(bang-bang) 型の
制御装置による吊荷の振れ止め制御が提案されている。
即ち、上記のようなクレーンは台車・振り子系としてモ
デル化することができ、このような台車・振り子系モデ
ルについては、トロリー12の走行加速度を切り替える
バンバン型制御装置により吊荷の振れ止め制御が可能で
あることが示されている(参考文献「トロリーの最大速
度に注目したクレーンの最短時間制御方法」、美多勉
他、計測自動制御学会論文集VOL.15 No.6 pp.125-130 1
979)。
【0004】このバンバン型制御装置の出力特性を図8
に示す。バンバン型制御装置では、図8の(a)に示す
ような走行速度パターンを予め計算しておき、この走行
速度パターンにしたがってトロリー12を速度制御する
ことにより、吊荷14の振れ止め制御を行う。図8の
(b)と図8の(c)には、図8の(a)に示す走行速
度パターンに対応したトロリー12の走行加速度と、ロ
ープ13と吊荷12とからなる振り子の振幅(振れ角)
とを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバンバン型制御装置によって吊荷の振れ止め制御を
行う場合には、図8の(b)に示すようにトロリー12
の加減速中に加速度が瞬間的に切り替わるところがあ
り、実際の駆動装置がこのような速度パターンに追従し
きれない場合にはこれが誤差要因となってトロリー12
の停止後に吊荷の振れが残留することになる。また、走
行速度パターンによる制御を開始する以前に吊荷の振れ
があった場合には、これを補正する手段をもたないた
め、走行速度パターン出力終了後もこの振れがそのまま
残ってしまう。このような残留振れがある場合には、こ
れを抑制するために更に追加の振れ止め制御を実施する
必要があり、このことが吊荷14の運搬時間を長くする
要因となって荷役効率を低下させるという重大な問題を
有していた。
【0006】本発明は上記問題に鑑み、停止後に吊荷の
振れが残留しない高精度な振れ止め制御を行うことがで
きる吊荷の振れ止め制御装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、走行体から垂れ下げたロープの下端に吊荷を取り付
けて、走行体の走行により吊荷を目標位置まで運搬する
クレーンの吊荷の振れ止め制御を行う吊荷の振れ止め制
御装置であって、ロープの長さを検出するロープ長検出
手段と、走行体の位置を検出する走行体位置検出手段
と、走行体の速度を検出する走行体速度検出手段と、吊
荷の振れ角を検出する吊荷振れ角検出手段と、吊荷の振
れ角速度を検出する吊荷角速度検出手段と、走行体を走
行速度可変に駆動する走行体駆動手段と、走行体駆動手
段へ速度指令値を出力する制御手段とを備え、制御手段
が、ロープ長検出手段で検出したロープ長、走行体位置
検出手段で検出した走行体の初期位置と、予め定めた定
速走行速度と、予め定めた目標位置とに基づいて、吊り
荷が最下点から最下点へ基準周期の振り子運動する間
に、初期位置から目標位置へ到達するようにする走行体
の走行位置及び走行速度と、吊荷の振れ角度及び振れ角
速度の各目標パターンとを演算し、さらに、これらの目
標パターンと、走行体位置検出手段により検出された走
行体位置と、走行体速度検出手段により検出された走行
体速度と、吊荷の振れ角検出手段により検出された吊荷
振れ角と、吊荷の振れ角速度検出手段により検出された
吊荷の振れ角速度と、の各時点での実際値との偏差を演
算し、偏差に基づいて走行体の走行体位置と走行体速度
と、吊り荷の振れ角と振れ角速度が、それぞれ、目標パ
ターンに合致するよう速度指令値を決定し、速度指令値
を走行体駆動手段へ出力する吊荷の振れ止め制御装置が
提供される。
【0008】このように構成された吊荷の振れ止め制御
装置では、吊り荷がが最下点から最下点へ基準周期の振
り子運動する間に、初期位置から目標位置へ到達するよ
うにする走行体の走行位置及び走行速度と、吊荷の振れ
角度及び振れ角速度の各目標パターンとを演算し、さら
に、これらの目標パターンと、走行体位置と、走行体速
度と、吊荷振れ角と、吊荷の振れ角速度と、の各時点で
の実際値との偏差を演算し、この偏差に基づいて走行体
の走行体位置と走行体速度と、吊り荷の振れ角と振れ角
速度が、それぞれ、目標パターンに合致するよう速度指
令値を決定し走行体駆動手段へ出力される。
【0009】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、ロープ長検出手段の代わりに、実際の振り子
の振れ周期もしくは振動数を検出する装置を備えた吊荷
の振れ止め制御装置が提供される。このように構成され
た吊荷の振れ止め制御装置によれば、実際の振り子の振
れ周期もしくは振動数を検出して、目標パターンに合致
するよう速度指令値を決定される。
【0010】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、吊り荷を基準周期の振り子運動後最下点に位
置せしめるべき目標位置が、吊り荷の最終到達点に加え
て、走行体が定速に達した点にも設定した吊荷の振れ止
め制御装置が提供される。このように構成された吊荷の
振れ止め制御装置によれば、吊り荷の最終到達点での振
れが防止される共に、走行体が走行開始後定速に達した
点でも振れが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1に示すクレーンでは、ト
ロリー12からロープ13が垂れ下がっており、このロ
ープ13の下端に吊荷14を取り付けた状態でトロリー
12がレール11上を走行して吊荷14を運搬するよう
になっている。そして、このクレーンにはロープ13の
長さ(ロープ長)λを検出するロープ長検出器17と、
トロリー12の現在位置x0を検出するトロリー位置検
出器16と、トロリー12の現在速度v0を検出するト
ロリー速度検出器24と、吊荷14の角度s0を検出す
る吊荷振れ角検出器22と、吊荷14の振れ角速度w0
を検出する吊荷振れ角速度検出器23と、速度指令値u
に基づいてトロリー12の走行速度を制御する機能を有
するトロリー駆動装置15と、トロリー駆動装置15へ
速度指令値uを出力する制御装置18とを備えており、
これらのロープ長検出器17、トロリー位置検出器1
6、トロリー駆動装置15及び制御装置18によって本
実施の形態に係る吊荷の振れ止め制御装置が構成されて
いる。
【0012】図2に示すように、制御装置18には振れ
止めパターン演算部21が設けられており、この振れ止
めパターン演算部21では、詳細は後述するが、ロープ
長検出器17で検出したロープ長λ及びトロリー位置検
出器16で検出した現在位置x0と、前もって制御装置
18に与えられたパラメータであるトロリー12の、定
速走行時の速度である、走行最大速度Vmax及びトロリ
ー12の走行目標位置P0とに基づいて、吊荷14の振
れ止めに必要なトロリー12の走行速度パターンv(t)
、走行位置パターンx(t) 、吊荷14の振れ角パターン
s(t) 、吊荷14の振れ角速度パターンw(t) をそれぞれ
計算し、また、走行位置検出器16、走行速度検出器2
4、吊荷振れ角検出器22、吊荷振れ角速度検出器23
でそれぞれ検出した走行位置x0、走行速度v0、吊荷振
れ角s0、吊荷振れ角速度w0とのそれぞれの偏差に基づ
き速度指令の補正量Δuを計算し、この補正量Δuによ
り走行速度パターンv(t) を補正して速度指令値uを決
定し、トロリー駆動装置15へ出力する。
【0013】ここで、図3のフローチャートに基づき、
振れ止めパターン演算部21で実行される処理について
具体的に説明する。図3のフローチャートにおいて、ス
テップ1〜ステップ3は吊荷14の振れ止めのための走
行速度パターンv(t) の計算方法を示しており、ステッ
プ4〜ステップ10はステップ1において計算した走行
速度パターンv(t) にしたがってトロリー12を駆動す
る手順(速度指令値uを出力する手順)を示している。
【0014】従って、まず、ステップ1〜ステップ3に
おける走行速度パターンv(t) の計算方法について説明
する。 [ステップ1]:走行パターンの計算 まず、ロープ長検出器17によって現在のロープ長λを
検出する。なお、ロープ長を可変とする場合、例えば、
トロリー12の加速時にロープ13を図示しない巻き取
り装置により巻き取って吊荷14を上昇させるような場
合には、このときのロープ長の時間的な変化が予めわか
っているものとする。また、計算に使用するパラメータ
として、基準ロープ長λ0と走行最大速度Vmaxとを設定
する。
【0015】計算手順は次の(1-1)〜(1f)の通り
である(図4参照)。 (1-1)トロリー12が走行して吊荷14を運搬すると
き(加速時)にロープ長が固定の場合には、ロープ長検
出器17で検出したロープ長λを用いる。トロリー12
が走行して吊荷14を運搬するとき(加速時)にロープ
長が可変の場合には、時間的に変化するロープ長λを予
め計算しておく。
【0016】(1-2)一方、基準ロープ長λ0に基づい
て、次の(1)式により基準周期Tを計算する。 基準周期T=2π√(λ0/9.8) … (1)
【0017】(1-3)上記で計算した基準周期Tと走行
最大速度Vmaxとに基づいて、次の(2)式によりトロ
リー12の基準走行加速度ak0を計算する。その結果、
図4(a)に点線で示すような一定の基準走行加速度a
k0が得られる。 基準走行加速度ak0=走行最大速度Vmax/基準周期T … (2)
【0018】(1-4)ここで、ロープ13と吊荷14と
からなる実際の振り子(ロープ長λを持つ振り子)とト
ロリー12とに関する運動方程式は、次の(3)式のよ
うに求められる。但し、(3)式において、φは振り子
の振れ角、ωは振り子の振れ角速度、gは重力加速度、
kはトロリー12の走行加速度、νはロープ長変化率
である。なお、ロープ長変化率νはロープ長を可変とし
た場合のロープ長の単位時間当たりの変化率であり、ロ
ープ長が固定の場合にはゼロとなる。
【数1】
【0019】従って、基準ロープ長λ0を持つ仮想振り
子とトロリー12とに関する運動方程式は、トロリー1
2を基準走行加速度akで基準周期Tだけ加速する場
合、次の(4)式のようになる。
【数2】
【0020】この(4)式で基準ロープ長λ0を固定と
し、基準走行加速度ak0を一定とすると、(4)式か
ら、基準ロープ長λ0を持つ仮想振り子の振れに関し
て、次の(5)式のような解が求められる。
【数3】
【0021】即ち、基準ロープ長λ0を持つ仮想振り子
の基準周期Tの間の振れ角φ及び振れ角速度ωの時間的
な変化は図4の(c)、図4の(d)に示すようにな
り、基準周期Tが経過した時点では振れ角φ及び振れ角
速度ωは何れもゼロとなっている。従って、ロープ長λ
を持つ実際の振り子の基準周期Tの間の振れ角φ及び振
れ角速度ωが上式(5)となるようにトロリー12の走
行加速度akを決めてやれば、吊荷14(実際の振り
子)に対して期待通りの振れ止め制御ができるはずであ
る。そこで、上記の(3)式と(4)式の右辺どうしが
等しいとして走行加速度akを求めると、次の(6)式
が得られる。
【数4】 従って、この(6)式により、時間tが0からTまでの
加速時の走行加速度a kを求めることができる。即ち、
図4の(a)に実線で示したように、時間tの経過とと
もに連続的に変化する加速時の走行加速度akが得られ
る。
【0022】(1-5)そして、時間tが0からTまでの
走行加速度akを次の(7)式のように積分して、トロ
リー12の加速時の走行速度v(t) を計算する。かくし
て、図4の(b)に実線で示すような走行速度パターン
の加速部分が得られる。つまり、走行速度パターンの加
速部分が図4の(b)に実線で示すようなパターンに設
定されれば、加速時の走行加速度akは図4の(a)に
実線で示すように滑らかに変化することになる。
【数5】
【0023】(1-6)そして、時間tが0からTまでの
走行速度を積分して、加速時の走行移動距離Da を次の
(8)式のように計算する。
【数6】
【0024】[ステップ2]:走行減速時の走行速度パ
ターンの計算 計算に使用するロープ長としてステップ1で検出したロ
ープ長λを用いる。なお、ロープ長を可変とする場合、
例えば、トロリー12の減速時にロープ13を図示しな
い巻き取り装置により巻き戻して吊荷14を上昇もしく
は下降させるような場合には、このときのロープ長の時
間的な変化が予めわかっているものとする。また、ステ
ップ1で設定した基準ロープ長λ0と走行最大速度Vmax
とをパラメータとして使用する。
【0025】計算手順は次の(2-1)〜(2-7)の通り
である(図5の参照)。 (2-1)トロリー12が走行して吊荷14を運搬すると
き(減速時)にロープ長が固定の場合には、ステップ1
においてロープ長検出器17で検出したロープ長λを用
いる。トロリー12が走行して吊荷14を運搬するとき
(減速時)にロープ長が可変の場合には、時間的に変化
するロープ長λを予め計算しておく。
【0026】(2-2)一方、基準ロープ長λ0に基づい
て、次の(9)式により基準周期Tを計算する。 T =2π√(λ0/9.8) … (9)
【0027】(2-3)上記で計算した基準周期Tと走行
最大速度Vmaxとに基づいて、次の(10)式によりト
ロリー12の基準走行加速度ak0を計算する。その結
果、図5の(a)に点線で示すような一定の基準走行加
速度ak0が得られる。なお、同図に示すように、減速時
であるため基準走行加速度ak0はマイナスとなってい
る。 基準走行加速度ak0=走行最大速度/基準周期T … (10)
【0028】(2-4)基準ロープ長λ0を持つ仮想振り
子について、トロリー12を基準走行加速度akで基準
周期Tだけ減速する場合の振れに関する解は、ステップ
1と同様の計算により(ステップ1の計算手順参照)、
次の(11)式のように得られる。
【数7】
【0029】(2-5)即ち、基準ロープ長λ0を持つ仮
想振り子の基準周期Tの間の振れ角φ及び振れ角速度ω
の時間的な変化は図5の(c)、(d)に示すようにな
り(減速時であるため振り子の振れ方向が図4の
(c)、(d)に示す加速時の振れ方向とは逆になって
いる)、基準周期Tが経過した時点では振れ角φ及び振
れ角速度ωは何れもゼロとなっている。従って、ロープ
長λを持つ実際の振り子がこのような振れとなるために
必要なトロリー12の走行加速度akを、ステップ1と
同様の計算により(ステップ1の計算手順(1-5)参
照)、次の(12)式のように求める。
【数8】
【0030】この(12)式により、時間tが0からT
までの減速時の走行加速度akを求めることができる。
即ち、図5の(a)に実線で示したように、時間tの経
過とともに連続的に変化する減速時の走行加速度ak
得られる。なお、同図に示すように、減速時であるため
走行加速度akはマイナスとなっている。
【0031】(2-6)そして、時間tが0からTまでの
走行加速度akを次の(13)式のように積分して、ト
ロリー12の減速時の走行速度vd(t) を計算する。か
くして、図5の(b)に実線で示すような走行速度パタ
ーンの加速部分が得られる。つまり、走行速度パターン
の減速部分が図5の(b)に実線で示すようなパターン
に設定されれば、減速時の走行加速度akは図5の
(a)に実線で示すように滑らかに変化することにな
る。
【数9】
【0032】(2-7)そして、時間tが0からTまでの
走行速度を積分して、減速時の走行移動距離Dd を次の
(14)式のように計算する。
【数10】
【0033】[ステップ3]:走行速度パターンの結合
(加速部分+減速部分) ステップ3ではステップ1で計算した走行速度パターン
の加速部分(図4の(b)参照)と、ステップ2で計算
した走行速度パターンの減速部分(図5の(b)参照)
とを結合して、走行速度パターンv(t) を計算する。入
力として、ステップ1で計算した加速側走行速度パター
ンの時系列データv a(t) 、ステップ2で計算した減速
側走行速度パターンの時系列データvd(t) 、走行最大
速度Vmax、全体の走行距離D、加速部走行距離Da及び
減速部走行距離Ddを使用し、出力として、走行速度パ
ターンv(t) (速度指令値uの時系列データ)を求め
る。
【0034】計算手順は次の(3-1)〜(3-4)の通り
である(図6、図7参照)。 (3-1)トロリー12の全体の走行距離Dは、次の(1
5)式のように、トロリー12の走行目標位置P0と現
在位置x0との差より求まる。 D=P0−x0 … (15) トロリー12が一定の走行最大速度Vmaxで走行する距
離Dmaxは、次の(16)式のように、全体の走行距離
Dから加速部走行距離Daと減速部走行距離Ddとを引い
た値である(図6参照)。 Dmax=D−Da−Dd … (16)
【0035】(3-2)トロリー12が走行最大速度V
maxで走行する時間Tmaxは、次の(17)式より求める
ことができる。 Tmax=Dmax/Vmax … (17)
【0036】(3-3)加速側走行速度パターンの時系列
データva(t) と減速側走行速度パターンの時系列デー
タvd(t) とを走行最大速度Vmaxでつなげることによっ
て、次の(18)式のような走行速度パターンv(t) を
求めることができる。即ち、図7(a)に示すような左
右の加減速部と中央の一定速度部とからなる走行速度パ
ターンv(t) が得られる(図4の(b)、図5の
(b)、図6参照)。図7(b)と図7(c)には、図
7(a)に示す走行速度パターンv(t) に対応したトロ
リー12の走行加速度akと、ロープ13と吊荷12と
からなる実際の振り子の振幅(振れ角)φとを示す(図
4の(a)、図4の(c)、図5の(a)、図5の
(c)参照)。
【数11】
【0037】(3-4)走行速度パターンv(t) の所要時
間は次の(19)式となる。この所要時間2T+Tmax
は後述する走行速度パターンの終了判定に用いる。 走行速度パターン所要時間=2T+Tmax … (19) 以上のように、ステップ1〜ステップ3の処理により、
吊荷14の振れ止め制御を行うための走行速度パターン
v(t) を計算することができる。また、走行位置パター
ンx(t)は走行速度の積分により求めることができる。
また、吊荷振れ角パターンs(t) 、吊荷振れ角速度パタ
ーンw(t) は仮想振り子の振れ角度φと角速度ωからそ
れぞれ計算することができる。
【0038】次に、これらの走行パターンv(t)、x(t)
、s(t) 、w(t) にしたがってトロリー12を駆動す
る手順(速度指令値uを出力する手順)について説明す
る(ステップ4〜ステップ10)。
【0039】[ステップ4]:走行速度パターン出力の
準備 ステップ4では走行速度パターン出力の準備、即ち、ト
ロリー駆動装置15へ速度指令値uを出力する準備とし
て、時間カウントの初期化を行う。振れ止めパターン演
算部21では、刻み時間Δtごとに演算処理が行われる
ものとする。そして、時間カウントiを用意し、この時
間カウントiを増加することにより、次の(20)式に
示すように時間tを刻み時間Δtずつ増加させて、時間
tの経過を表す。そこで、まず、初期化処理として、次
の(21)式に示すように時間カウントiを0に初期化
する。 t=Δt×i … (20) i=0 … (21)
【0040】[ステップ5]:時間カウントを進める ステップ5では、次の(22)式に示すように、時間カ
ウントiの前回値に1をたすことによって時間カウント
iを進める。 i=i+1 … (22)
【0041】[ステップ6]:速度パターン出力値の決
定 ステップ6では走行速度パターンv(t) に基づいて速度
指令値u0を決定する。走行速度パターンv(t) の開始
からの経過時間tは上記(20)式のようにt=Δt×
iで表されるため、この経過時間tに対応した走行速度
パターンv(t)の値を、次の(23)式のように、トロ
リー12に対する速度指令値u0とする。 u0=v(t) … (23)
【0042】[ステップ7]:走行位置、速度、吊荷振
れ角、吊荷振れ角速度の検出走行位置検出器24により
走行位置x0、走行速度検出器16により走行速度v0
吊荷振れ角検出器22により吊荷振れ角度s0、及び吊
荷振れ角速度検出器23により吊荷w0を検出する。
【0043】[ステップ8]:速度指令の補正値の計算 次の式により、トロリー12に出力する速度指令の補正
値を計算する。 Δu = G1 × (x0- x(t) )+ G2 × (v0- v(t) )+ G3
× (s0- s(t) )+ G4 × (w0- w(t) ) ここで、G1〜G4は偏差に乗じるゲインであり、現代
制御理論による最適レギュレータ等の手法を用いて計算
することができる。(参考文献:「メカニカルシステム
制御」6.2節「リニアパルスモータを用いた走行クレー
ンの振れ止め制御」PP.192-197、古田勝久ほか、オーム
社)
【0044】[ステップ9]:速度指令値の出力 ステップ9では、ステップ6 で決定した速度指令値u0
とステップ8で計算した速度指令の補正値Δuにより速
度指令値u を計算し、これをトロリー駆動装置へ出力す
る。次式のように、トロリー12に対する速度指令値u
を計算し、トロリー駆動装置15へ順次出力する。 u=u0+Δu … (24)
【0045】[ステップ10]:走行速度パターンの終
了判定 ステップ10では走行速度パターンv(t) の出力(速度
指令値uの出力)の開始からの経過時間tが、走行速度
パターンv(t) の所要時間2T+Tmaxを超えているか
否かを判定する。経過時間tが所要時間2T+Tmax
超えている場合には、走行速度パターン出力を終了させ
る。経過時間tが所要時間2T+Tmaxを超えていない
場合には、ステップ5に戻って時間カウントiを進める
とともに、走行速度パターン出力を継続する。
【0046】なお、具体的には、ステップ1〜ステップ
10の処理プログラムを、制御装置18を構成するマイ
クロコンピュータなどに実装し、このマイクロコンピュ
ータで連続して処理することにより、上記のような走行
パターンv(t)、x(t) 、s(t) 、w(t) の計算と、こ
れらの走行パターンに基づくトロリー12の駆動制御
(走行速度制御)、即ち、吊荷14の振れ止め制御とを
行うことができる。
【0047】以上のように、本実施の形態に係る吊荷の
振れ止め制御装置では、制御装置18の振れ止めパター
ン演算部21において、ロープ長検出器17で検出した
ロープ長λ及びトロリー位置検出器16で検出した現在
位置x0と、前もって与えられた任意の基準ロープ長
λ0、走行最大速度Vmax及び走行目標位置P0とに基づ
いて、基準ロープ長λ0を持つ仮想振り子の1周期分の
時間でトロリー12を加減速させたときの仮想振り子の
状態を計算し、ロープ長検出器17で検出したロープ長
λを持つ実際の振り子が仮想振り子の状態に一致するよ
うにトロリー12の走行速度パターンv(t) 、走行位置
パターンx(t)、吊荷振れ角パターンs(t)、及び吊荷振
れ角速度パターンw(t) を計算するとともに、これらの
パターンと走行位置検出器16、走行速度検出器24、
吊荷振れ角検出器22、吊荷振れ角速度検出器23でそ
れぞれ検出した走行位置x0、走行速度v0、吊荷振れ角
0、吊荷振れ角速度w0とのそれぞれの偏差に基づき速
度指令の補正量Δuを計算し、この補正量Δuにより走
行速度パターンv(t) を補正して速度指令値uを決定
し、トロリー駆動装置15へ出力する。
【0048】従って、本実施の形態に係る吊荷の振れ止
め制御装置によれば、図7に示すように走行速度パター
ンv(t)、走行位置パターンp(t) 、吊荷振れ幅パター
ンs(t) 、及び吊荷振れ速度パターンw(t) を得ること
ができ、これらのパターンと走行位置検出値、走行速度
検出値、吊荷振れ幅検出値、吊荷振れ速度検出値との偏
差が少なくなるように走行速度指令値を補正するので、
走行駆動系の追従性等に起因する吊荷14の残留振れが
少ない高精度な振れ止め制御を行うことができる。
【0049】なお、上記の吊荷の振れ止め制御装置では
ロープ長検出器17を有し、このロープ長検出器17で
検出したロープ長λを用いて走行速度パターンv(t) を
計算しているが、走行速度パターンv(t) を計算するた
めには吊荷14(実際の振り子)の振れ周期もしくは振
動数がわかればよい。
【0050】即ち、具体的な数式は省略するが、吊荷1
4の振れ周期に基づいて、同振れ周期とロープ長λとの
関係式からロープ長λを計算することができ、もしくは
吊荷14の振動数に基づいて、同振動数と振れ周期との
関係式及び同振れ周期とロープ長λとの関係式からロー
プ長λを計算することができるため、この計算したロー
プ長λを上記(3)式に用いればよい。このため、ロー
プ長検出器17の代わりに、吊荷14の振れ周期もしく
は振動数を検出する装置を備えるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、走行体
から垂れ下げたロープの下端に吊荷を取り付けて、走行
体の走行により吊荷を目標位置まで運搬するクレーンの
吊荷の振れ止め制御装置において、吊り荷が最下点から
最下点へ基準周期の振り子運動する間に、初期位置から
目標位置へ到達するようにする走行体の走行位置及び走
行速度と、吊荷の振れ角度及び振れ角速度の各目標パタ
ーンとを演算し、さらに、これらの目標パターンと、走
行体位置と、走行体速度と、吊荷振れ角と、吊荷の振れ
角速度と、の各時点での実際値との偏差を演算し、この
偏差に基づいて走行体の走行体位置と走行体速度と、吊
り荷の振れ角と振れ角速度が、それぞれ、目標パターン
に合致するよう速度指令値を決定し走行体駆動手段へ出
力される。従って、走行体の走行速度パターンからのず
れを小さく抑制することができ、走行駆動系の追従性に
起因する吊荷の残留振れが少ない高精度な振れ止め制御
を行うことができる。特に、請求項3の発明によれば、
吊り荷を基準周期の振り子運動後最下点に位置せしめる
べき目標位置が、吊り荷の最終到達点に加えて、走行体
が定速に達した点にも設定され、吊り荷の最終到達点で
の振れが防止される共に、走行体が走行開始後定速に達
した点でも振れが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る吊荷の振れ止め制御
装置を備えたクレーンのモデル図である。
【図2】吊荷の振れ止め制御装置のブロック図である。
【図3】吊荷の振れ止め制御装置の処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】吊荷の振れ止め制御装置における走行速度パタ
ーンの加速部分の計算方法を表す説明図である。
【図5】吊荷の振れ止め制御装置における走行速度パタ
ーンの減速部分の計算方法を表す説明図である。
【図6】吊荷の振れ止め制御装置における走行速度パタ
ーンの一定速度部分の計算方法を表す説明図である。
【図7】吊荷の振れ止め制御装置の出力特性を表す説明
図である。
【図8】従来の吊荷の振れ止め制御装置の出力特性を表
す説明図である。
【符号の説明】
12…トロリー 15…トロリー駆動装置 16…トロリー位置検出器 17…ロープ長検出器 18…制御装置 21…振れ止めパターン演算部 22…振れ角検出器 23…振れ角速度検出器 24…走行速度検出器
フロントページの続き (72)発明者 星名 博光 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 3F204 AA02 CA01 CA03 DB02 DB06 DB09 DD02 DD14 EA03 EA08 EA11 EA17 EB01 EB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体から垂れ下げたロープの下端に吊
    荷を取り付けて、走行体の走行により吊荷を目標位置ま
    で運搬するクレーンの吊荷の振れ止め制御装置であっ
    て、 ロープの長さを検出するロープ長検出手段と、 走行体の位置を検出する走行体位置検出手段と、 走行体の速度を検出する走行体速度検出手段と、 吊荷の振れ角を検出する吊荷振れ角検出手段と、 吊荷の振れ角速度を検出する吊荷角速度検出手段と、 走行体を走行速度可変に駆動する走行体駆動手段と、 走行体駆動手段へ速度指令値を出力する制御手段とを備
    え、 制御手段が、 ロープ長検出手段で検出したロープ長、走行体位置検出
    手段で検出した走行体の初期位置と、予め定めた定速走
    行速度と、予め定めた目標位置とに基づいて、吊り荷が
    最下点から最下点へ基準周期の振り子運動する間に、初
    期位置から目標位置へ到達するようにする走行体の走行
    位置及び走行速度と、吊荷の振れ角度及び振れ角速度の
    各目標パターンとを演算し、 さらに、これらの目標パターンと、走行体位置検出手段
    により検出された走行体位置と、走行体速度検出手段に
    より検出された走行体速度と、吊荷の振れ角検出手段に
    より検出された吊荷振れ角と、吊荷の振れ角速度検出手
    段により検出された吊荷の振れ角速度と、の各時点での
    実際値との偏差を演算し、 偏差に基づいて走行体の走行体位置と走行体速度と、吊
    り荷の振れ角と振れ角速度が、それぞれ、目標パターン
    に合致するよう速度指令値を決定し、 速度指令値を走行体駆動手段へ出力することを特徴とす
    る吊荷の振れ止め制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の吊荷の振れ止め制御装
    置において、 ロープ長検出手段の代わりに、吊荷の実際の振り子運動
    の振れ周期もしくは振動数を検出する振り子運動特性検
    出手段を備えたことを特徴とする吊荷の振れ止め制御装
    置。
  3. 【請求項3】 吊り荷を基準周期の振り子運動後最下点
    に位置せしめるべき目標位置が、吊り荷の最終到達点に
    加えて、走行体が定速に達した点にも設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の吊荷の振れ止め制御装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040034946A (ko) * 2002-10-17 2004-04-29 세이젼 주식회사 천정크레인의 속도제어방법
CN110605966A (zh) * 2019-09-18 2019-12-24 中车株洲电力机车有限公司 储能式有轨电车受电器自动升降的控制方法及系统
CN112395760A (zh) * 2020-11-18 2021-02-23 山东省科学院海洋仪器仪表研究所 一种适用于行车吊物快速稳定移动的计算方法
CN113479773A (zh) * 2021-05-24 2021-10-08 武汉港迪智能技术有限公司 一种集装箱吊具动态下放方法

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