JP2000318212A - 光プリントヘッド及び光プリンタ - Google Patents

光プリントヘッド及び光プリンタ

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JP2000318212A
JP2000318212A JP13146899A JP13146899A JP2000318212A JP 2000318212 A JP2000318212 A JP 2000318212A JP 13146899 A JP13146899 A JP 13146899A JP 13146899 A JP13146899 A JP 13146899A JP 2000318212 A JP2000318212 A JP 2000318212A
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light
print head
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light source
optical
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JP13146899A
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English (en)
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Tomohiko Yuge
智彦 弓削
Toshiaki Nakahara
敏明 中原
Satoshi Uzawa
聡 鵜沢
Yoshikazu Iitaka
良和 飯高
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Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】RGBの3色のドット状の光を1回の走査で記
録媒体上に露光できる光プリントヘッドを提供するこ
と。 【解決手段】光プリントヘッド1は、蛍光発光管2から
出たドット光はSLA3から記録媒体4に照射される。管2
とSLA3の間には、3つの反射面12R,12G,12B を有する固
定反射部材11と、揺動軸22を中心に揺動する揺動反射部
材21がある。3 つの反射面はドット光のRGB 各色成分の
みを選択的に反射する。3 つの反射面は、管2 の発光ド
ット8 と揺動軸22を焦点とする楕円の接線である。SLA3
の光軸上に揺動軸22がある。揺動反射部材21の揺動角度
を変え、RGB の3つの色の光を選択的にSLA3に入射させ
る。管2を揺動反射部材21の揺動に同期して主操作方向
の1ライン分ずつのRGB 画像データに合わせて駆動し、
これに同期して管2 と記録媒体4 を相対移動させる。記
録媒体4 にはカラー画像の潜像が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子からのド
ット状の光をレンズで記録媒体上に結像して画像を形成
する光プリントヘッド及び光プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、蛍光発光管を光源と
した従来の光プリントヘッドの構成を示している。この
光プリントヘッド100は、記録媒体101に対して相
対的に移動可能とされた筐体102を有している。筐体
102の内部には3本の蛍光発光管103が設けられて
いる。
【0003】この蛍光発光管103は、発光スペクトル
の幅が広く、青色〜赤色領域の発光色を発する酸化亜鉛
系蛍光体であるZnO:Zn蛍光体を使用している。こ
れに色フィルタを用いれば所望の発光色を得ることがで
きる。
【0004】各蛍光発光管103は、一列に並んだ多数
の発光ドット104からなる発光部を有している。各蛍
光発光管103は、筐体102と記録媒体101の相対
的な移動方向に対して、発光ドット104の並ぶ方向が
直交するように配置されている。3本の蛍光発光管10
3は、筐体102と記録媒体101の相対的な移動方向
に対して、互いに平行に所定の間隔をおいて配置されて
いる。各蛍光発光管103の発光ドット104が並んで
いる方向が主走査方向であり、これに直交する前記相対
移動方向が副走査方向である。
【0005】各蛍光発光管103は、それぞれが光学系
を有している。この光学系は、反射鏡105と結像手段
106と、フィルタ107r,107g,107bから
なる。まず、各蛍光発光管103から照射されたドット
状の光は、反射鏡105によって45°の角度で反射さ
れて下方に向かい、結像手段106に入射する。この結
像手段106は、正立等倍結像レンズであるセルフォッ
クレンズの集合体(セルフォックレンズアレイ、SLA
と略称する)である。各SLA106の下方には、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色のフィルタ107
r,107g,107bがそれぞれ配置されている。S
LA106から出た光は、フィルタ107r,107
g,107bを通過して記録媒体101の上に結像す
る。
【0006】図示しないが、各蛍光発光管103はそれ
ぞれに専用の駆動回路を有している。各蛍光発光管10
3には、それぞれの駆動回路が適当なタイミングで画像
情報を与える。各蛍光発光管103は発光駆動され、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色のドット光をそれぞ
れ照射する。蛍光発光管103の駆動に同期して筐体1
02が記録媒体101に対して相対的に移動する。これ
によって、記録媒体101に対する光プリントヘッドの
1回の相対移動(1パス)で、記録媒体にはカラー画像
となる潜像が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】RGBの各色を得るた
めに3本の蛍光発光管を備えた従来の光プリントヘッド
によれば、次のような問題がある。 大きさ・質量 蛍光発光管が1本の単色の光プリントヘッドに比べ、大
きさ・質量が約3倍になり、大型化・重量増加を招く。
光プリントヘッドを搭載する機器の大型化にもつなが
る。
【0008】組み立て 3本の蛍光発光管の平行度と配置間隔にずれがあると、
色ずれが発生してしまう。即ち、RGBの各色に分解さ
れた画像情報で3本の蛍光発光管をそれぞれ駆動し、各
蛍光発光管からの光を記録媒体上で重ねてカラー画像を
形成しているので、RGBの3本の蛍光発光管の組み立
て精度が低いと色ずれが発生してしまうのである。従っ
て、高精度な組み立てを行うか、位置ずれをフィードバ
ックする機構を設ける必要がある。
【0009】露光ストローク RGB3本の蛍光発光管は副走査方向に間隔をおいて配
置されている。このため、露光時に記録媒体に対してヘ
ッドを副走査方向に相対移動する際、移動のストローク
がその分長く必要になってしまう。
【0010】光量補正 RGB3本の蛍光発光管の各々について光量補正が必要
になる。
【0011】性能 RGB3本の蛍光発光管の各々について、それぞれSL
Aを設けなければならないが、多数本のセルフォックレ
ンズの集合体であるSLAは、各製品ごとに光学的な特
性が微妙に異なるので、主走査方向の像ずれや色ずれが
発生するおそれがある。
【0012】価格 蛍光発光管が3本必要になるだけでなく、これを駆動・
制御する駆動回路等の周辺機器類も3セット必要にな
り、1セットだけの場合に比較して3倍の価格になって
しまう。
【0013】本発明は、光源からの光を結像手段で記録
媒体上に結像させる光プリントヘッドにおいて、RGB
の3色のドット状の光を1回の走査で記録媒体上に露光
できる光プリントヘッド及び光プリンタを提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された光
プリントヘッド(1)は、光源(蛍光発光管2)からの
光を結像手段(SLA3)を介して記録媒体(4)上に
結像させる光プリントヘッドにおいて、前記光源(蛍光
発光管2)と前記結像手段(SLA3)との間の光路に
固定反射部材(11)と揺動反射部材(21)を配置し
たことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載された光プリントヘッド
は、単独の光源(蛍光発光管2)からの光を単独の結像
手段(SLA3)を介して記録媒体(4)上に結像させ
る光プリントヘッドにおいて、前記光源(蛍光発光管
2)と前記結像手段(SLA3)との間の光路に固定反
射部材(11)と揺動反射部材(21)を配置したこと
を特徴としている。
【0016】請求項3に記載された光プリントヘッド
は、請求項1又は2に記載の光プリントヘッド(1)に
おいて、前記固定反射部材(11)は光源(蛍光発光管
2)から出た光を反射し、前記揺動反射部材(21)は
前記固定反射部材(11)が反射した光を前記結像手段
(SLA3)に入射させることを特徴としている。
【0017】請求項4に記載された光プリントヘッド
は、請求項1又は2又は3記載の光プリントヘッド
(1)において、前記固定反射部材(11)が、赤、
緑、青の各色の光を選択的に反射する3つの固定反射部
材(固定反射面12)であることを特徴としている。
【0018】請求項5に記載された光プリントヘッド
は、請求項4記載の光プリントヘッドにおいて、前記3
つの固定反射部材(固定反射面12)が、前記光源(蛍
光発光管2)と前記揺動反射部材(21)の揺動中心を
2つの焦点とする楕円の異なる3つの接線に合わせて配
置されていることを特徴としている。
【0019】請求項6に記載された光プリントヘッド
は、請求項5記載の光プリントヘッドにおいて、前記3
つの固定反射部材(固定反射面12)からの光が光軸に
沿って前記結像手段(SLA3)に選択的に入射するよ
うに、前記3つの固定反射部材(固定反射面12)の配
置に合わせて前記揺動反射部材(21)が角度を変える
ことを特徴としている。
【0020】請求項7に記載された光プリントヘッド
は、請求項5記載の光プリントヘッドにおいて、前記揺
動反射部材(21)の揺動中心が前記結像手段(SLA
3)の光軸上に配置されており、前記3つの固定反射部
材(固定反射面12)からの光が光軸に沿って前記結像
手段(SLA3)に選択的に入射するように、前記3つ
の固定反射部材(固定反射面12)の配置に合わせて前
記揺動反射部材(21)が角度を変えるように制御され
ることを特徴としている。
【0021】請求項8に記載された光プリントヘッド
は、請求項6又は7記載の光プリントヘッドにおいて、
前記揺動反射部材(21)が、前記3つの固定反射部材
(固定反射面12)の配置に合わせた各角度に所定時間
づつ固定されながら順次角度を変化させていくように制
御されるとともに、前記所定時間が可変とされたことを
特徴としている。
【0022】請求項9に記載された光プリントヘッド
は、請求項8記載の光プリントヘッドにおいて、前記記
録媒体(4)に対して相対的に移動しながら、前記光源
(蛍光発光管2)を駆動するとともにこれに同期させて
前記揺動反射部材(21)の角度を制御することによ
り、前記記録媒体(4)に赤、緑、青の各色の光を照射
し、前記光プリントヘッド(1)と前記記録媒体(4)
との相対的な移動により発生する赤、緑、青の各色の光
の前記記録媒体(4)上における位置ずれを、前記揺動
反射部材(21)の角度の制御により修正することを特
徴としている。
【0023】請求項10に記載された光プリンタは光源
(蛍光発光管2)と、前記光源(蛍光発光管2)からの
光を記録媒体(4)上に結像させる結像手段(SLA
3)と、前記光源(蛍光発光管2)と前記結像手段(S
LA3)との間の光路に設けられ、前記光源(蛍光発光
管2)からの光を赤、緑、青の各色の光として選択的に
反射する異なる位置に配置された3つの固定反射部材
(固定反射部材11の固定反射面12)と、前記3つの
固定反射部材(12)の配置に合わせて角度を変えるこ
とにより、前記3つの固定反射部材(12)からの光を
反射して前記結像手段(SLA3)に選択的に入射させ
る揺動反射部材(21)からなる光プリントヘッドを有
している。そして、前記記録媒体(4)に対して光プリ
ントヘッドを相対的に移動させながら、前記光源(蛍光
発光管2)を駆動するとともにこれに同期させて前記揺
動反射部材(21)の角度を制御することにより、前記
記録媒体(4)に赤、緑、青の各色の光を照射させる制
御手段を有している。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜図8を参照して説明する。図1及び図2を参照して本
例の光プリントヘッド1の構造を説明する。本例の光プ
リントヘッド1は、光源として1本の蛍光発光管2を有
し、SLA3を用いてRGBの3色の発光ドットを記録
媒体4に照射し、カラ−画像を形成する。
【0025】蛍光発光管2は、透光性を有するガラス等
の素材からなる陽極基板5に箱型の容器部6を封着して
なる外囲器7を備えている。外囲器7内の陽極基板5上
には、透光性の陽極導体と、陽極導体の上に被着された
蛍光体からなる陽極が形成されている。本例の陽極は、
図1において所定間隔で並んだ多数の発光ドット8によ
って構成されている。蛍光発光管2は発光ドット8の並
び方向を主走査方向としており、陽極基板5の平面内で
これに直交する方向が副走査方向である。
【0026】本例の蛍光発光管2は、発光スペクトルの
幅が広く、青色〜赤色領域の発光色を発する酸化亜鉛系
蛍光体であるZnO:Zn蛍光体を使用している。これ
に色フィルタを用いれば所望の発光色を得ることができ
る。
【0027】蛍光発光管2の光を記録媒体4上に結像さ
せるための結像手段として、SLA3が蛍光発光管2の
光照射方向の前方側に近接して設けられている。SLA
3の基本的構造は、従来の技術で説明したものと略同様
である。
【0028】即ち、SLA3は、多数本のセルフォック
レンズ9を千鳥状に2列に並べて重ね、上下から板で挟
んで固定した構造となっている。図1において、SLA
3の各セルフォックレンズ9の光軸と直交する方向であ
って、各セルフォックレンズ9が並んでいるSLA3の
長手方向が、蛍光発光管2の主走査方向と平行になって
いる。
【0029】蛍光発光管2からの光はSLA3を介して
記録媒体4上に結像するが、蛍光発光管2とSLA3と
の間の光路には、蛍光発光管2からの光を反射する固定
反射部材11と揺動反射部材21が配置されている。
【0030】固定反射部材11は、細長い角棒状材料の
一縁辺に傾斜角度の異なる3つの固定反射面12R、1
2G、12Bが略凹面を構成するように連続して形成さ
れた光学部材である。3つの固定反射面12R、12
G、12Bは、それぞれ主走査方向に長い矩形状であ
る。3つの固定反射面12R、12G、12Bには、
R、G、Bの各色のフィルタが取り付けられている。こ
れらの固定反射面12R、12G、12Bは、蛍光発光
管2から来た光の内、赤、緑、青の各色の光をそれぞれ
選択的に反射する。
【0031】揺動反射部材21は、固定反射部材11の
下方に揺動軸22を中心として揺動可能に設けられてい
る。揺動反射部材は、主走査方向に長い矩形の鏡であ
る。揺動反射部材21の揺動中心(即ち揺動反射鏡の揺
動軸22)は、SLA3の光軸上に配置されている。揺
動軸22には、図4に示すように駆動手段としてのパル
スモータ23か、又は図5に示すように直線運動を行う
駆動手段としての圧電素子24等が連動連結されてい
る。
【0032】図3において、蛍光発光管2の発光ドット
8の位置と、揺動反射部材21の揺動中心である揺動軸
22の位置を2つの焦点とする楕円を想定する。ここ
で、固定反射部材11の3つの固定反射面12R、12
B、12Gは、この楕円に接する3つの異なる接線に合
わせて配置されている。従って、蛍光発光管2から出て
各固定反射面12R、12B、12Gで反射した光は、
等しい光路長で揺動反射部材21へ入射する。
【0033】揺動反射部材21が駆動手段の働きにより
揺動し、固定反射部材11の3つの反射面の角度に対応
した3つの角度に選択的に設定されると、固定反射部材
11で反射した光が光軸に沿ってSLA3に選択的に入
射する。
【0034】揺動反射部材21の揺動の制御は、蛍光発
光管2の駆動と光プリントヘッド1の記録媒体4に対す
る相対移動に同期して、図示しない制御手段が行う。
【0035】以上の構成によれば、揺動反射部材21
は、常に3つの固定反射面12R、12B、12Gから
R、G、Bの反射光を受ける。揺動反射部材21から固
定反射部材11を見ると、各固定反射部材11の3つの
方向に蛍光発光管2の発光ドット8がRGBの各色で観
察される。前述したように揺動反射部材21の揺動軸2
2はSLA3の光軸上に配置されており、揺動反射部材
21の揺動角度を変えることで、RGBの3つの色の光
を選択的にSLA3に入射させることができる。図6は
R露光時の光路図であり、図7はG露光時の光路図であ
り、図8はB露光時の光路図である。
【0036】揺動反射部材21の揺動と位置決めは、前
述したように駆動手段を制御手段で制御することによっ
て短時間で正確に行うことができる。具体的には、20
0dpiの解像度(発光ドット8サイズが0.127m
mの正方形状)を有する一列の発光ドット列を有する蛍
光発光管2において、8mm/secの速度で画像形成
する場合、揺動反射部材21が1サイクル(R→G→B
→R)に許される時間は15msecとなる。1色当た
り5msである。この間に揺動反射部材21の位置決め
(1ms)と固定(4ms)を行い、発光ドット8を発
光させる。本例では、揺動反射部材21のRGB選択は
約15°程度の変位で可能であり、切り替え時間が短く
て済む。これは、各色露光時の揺動反射部材21を止め
ておく時間(露光時間)を出来るだけ長くすることがで
きることを意味し、光源の光エネルギーの利用効率を高
めている。
【0037】蛍光発光管2は、揺動反射部材21の揺動
に同期して、主走査方向の1ライン分ずつのRGB画像
データに合わせて駆動される。揺動反射部材21の位置
決めのための時間には蛍光発光管2は発光させない。
【0038】記録媒体4が断続的に副走査方向に送られ
る場合(ステップ送り)の揺動反射部材21によるRG
Bの各光の露光状態を説明する。まず図6に示すように
固定反射部材11の固定反射面12Rに合わせて揺動反
射部材21を位置決めし、蛍光発光管2をR画像データ
で所定時間点灯する。図7に示すように、固定反射部材
11の固定反射面12Gに合わせて揺動反射部材21を
位置決めし、蛍光発光管2をG画像データで所定時間点
灯する。図8に示すように、Bの固定反射部材11の固
定反射面12Bに合わせて揺動反射部材21を位置決め
し、蛍光発光管2をB画像データで所定時間点灯する。
記録媒体4と光プリントヘッド1の相対位置を副走査方
向に1ステップ移動させる。次のRGB露光を同様に繰
り返す。
【0039】記録媒体4が連続的に副走査方向に送られ
る場合(連続送り)の揺動反射部材21によるRGBの
各光の露光状態を説明する。図6〜図8で示すRGBの
各露光動作を繰り返す。記録媒体4と光プリントヘッド
1は、相対的に副走査方向に一定速度で連続移動してい
る。
【0040】但し、連続送りの場合には、単一の光源で
RGBの3色の露光を順番に行うため、RGB各色の発
光には時間的な遅れが生じ、RGBの露光位置にはずれ
が生じる。この色ずれを修正する方法としては、揺動反
射部材21の位置決め角度を調整するか固定反射部材1
1の固定反射面の角度を調整し、各色の結像位置を副走
査方向にずらして3色を合わせればよい。具体的には、
始めに露光するRは光軸よりも進行方向遅れ側に結像さ
せ、2番目のGは光軸位置、3番目のBは光軸よりも進
み側に結像させる。R、B2色の遅れ・進み距離は、記
録媒体4と光プリントヘッド1の相対的な移動速度に合
わせることで、色ずれのない画像が得られる。
【0041】本例においては、蛍光発光管2の発光スペ
クトル分布や記録媒体4の色感度特性に合わせて、RG
Bの光量のバランスを加減することができる。即ち、揺
動反射部材21が、固定反射部材11の3つの固定反射
面12R、12G、12Bの配置に合わせた各角度に順
次切り換えられていく制御を行うなかで、各角度に固定
される時間を前述した条件に応じて適宜に設定すること
ができる。例えば、本例の蛍光発光管2のように赤色の
スペクトルが比較的弱い場合や、また赤色の感度の低い
記録媒体4を用いる場合には、揺動反射部材21が赤の
発光ドット8を反射する角度に固定される時間を相対的
に長くとればよい。例えば、揺動反射部材21の位置決
めに要する時間を前述したように1msとした場合、R
に固定する時間を6msとし、G、Bに固定する時間を
3msとすればRの光量を稼ぐことが出来る。
【0042】また、本例においては、固定反射部材11
にはRGBの各色の光のみを選択的に反射するRGBの
各色のフィルタが設けられたが、フィルタの代わりにダ
イクロイックミラーに置き換える事も可能である。
【0043】本例では、光源に蛍光発光管2を利用した
が、本発明には発光原理の異なる他の光源を用いること
もできる。また、本例では、1つの固定反射部材11に
3つの固定反射面12R、12G、12Bが形成されて
いたが、3つの固定反射面はそれぞれ独立した固定反射
部材であってもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、光源からの光を結像手
段を介して記録媒体上に結像させる光プリントヘッドに
おいて、光源と結像手段との間の光路に固定反射部材と
揺動反射部材を配置し、光源からの光を例えばRGBに
分けて選択的に記録媒体に結像させるようにしたので、
次のような効果が得られる。
【0045】1.RGB3色の1パス露光を1個の光源
で実現することができる。これは、光プリントヘッドの
小型化と軽量化、低コスト化を実現し、本光プリントヘ
ッド1を搭載する機器(例えば光プリンタ)にも同様の
効果を与える。
【0046】2.固定反射部材又は揺動反射部材の角度
調整により、単一ヘッドによるRGB露光時の色ずれを
解消する。これは、光プリントヘッドと記録媒体の連続
相対移動を可能とし、プリント時間短縮に効果がある。
【0047】3.揺動反射部材のRGBの選択が例えば
15°程度の小さな角度変位で可能であり、切り替え時
間が短い。これは、各色露光時に揺動反射部材を停止さ
せておく時間を長くできることを意味し、光源の光エネ
ルギの利用効率を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例を示す側面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の第1の例における固定反
射部材付近の拡大側面図である。
【図4】本発明の実施の形態の第1の例における揺動反
射部材の駆動源を例示する斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の第1の例における揺動反
射部材の他の駆動源を例示する斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の第1の例において、R露
光時の固定反射部材付近を示す拡大側面図である。
【図7】本発明の実施の形態の第1の例において、G露
光時の固定反射部材付近を示す拡大側面図である。
【図8】本発明の実施の形態の第1の例において、B露
光時の固定反射部材付近を示す拡大側面図である。
【図9】従来の光プリントヘッドの構造の一例を模式的
に示す斜視図である。
【図10】従来の光プリントヘッドの構造の一例を模式
的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 光プリントヘッド 2 光源としての蛍光発光管 3 結像手段セルフォックレンズアレイ(SLA) 4 記録媒体 11 固定反射部材 21 揺動反射部材
フロントページの続き (72)発明者 鵜沢 聡 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 飯高 良和 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 2C162 AE01 AE12 AE23 AE28 AE47 AF16 AF61 FA04 FA19 FA36 FA45 FA49 5C051 AA02 CA10 DA03 DB22 DB24 DB28 DB31 DC05 DC07 DE02 DE09 EA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を結像手段を介して記録媒
    体上に結像させる光プリントヘッドにおいて、前記光源
    と前記結像手段との間の光路に固定反射部材と揺動反射
    部材を配置したことを特徴とする光プリントヘッド。
  2. 【請求項2】 単独の光源からの光を単独の結像手段を
    介して記録媒体上に結像させる光プリントヘッドにおい
    て、前記光源と前記結像手段との間の光路に固定反射部
    材と揺動反射部材を配置したことを特徴とする光プリン
    トヘッド。
  3. 【請求項3】 前記固定反射部材は光源から出た光を反
    射し、前記揺動反射部材は前記固定反射部材が反射した
    光を前記結像手段に入射させる請求項1又は2に記載の
    光プリントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記固定反射部材は、赤、緑、青の各色
    の光を選択的に反射する3つの固定反射部材である請求
    項1又は2又は3記載の光プリントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記3つの固定反射部材は、前記光源と
    前記揺動反射部材の揺動中心を2つの焦点とする楕円の
    異なる3つの接線に合わせて配置されている請求項4記
    載の光プリントヘッド。
  6. 【請求項6】 前記3つの固定反射部材からの光が光軸
    に沿って前記結像手段に選択的に入射するように、前記
    3つの固定反射部材の配置に合わせて前記揺動反射部材
    が角度を変えることを特徴とする請求項5記載の光プリ
    ントヘッド。
  7. 【請求項7】 前記揺動反射部材の揺動中心が前記結像
    手段の光軸上に配置されており、前記3つの固定反射部
    材からの光が光軸に沿って前記結像手段に選択的に入射
    するように、前記3つの固定反射部材の配置に合わせて
    前記揺動反射部材が角度を変えるように制御されること
    を特徴とする請求項5記載の光プリントヘッド。
  8. 【請求項8】 前記揺動反射部材が、前記3つの固定反
    射部材の配置に合わせた各角度に所定時間づつ固定され
    ながら順次角度を変化させていくように制御されるとと
    もに、前記所定時間が可変とされたことを特徴とする請
    求項6又は7記載の光プリントヘッド。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体に対して相対的に移動しな
    がら、前記光源を駆動するとともにこれに同期させて前
    記揺動反射部材の角度を制御することにより、前記記録
    媒体に赤、緑、青の各色の光を照射し、前記光プリント
    ヘッドと前記記録媒体との相対的な移動により発生する
    赤、緑、青の各色の光の前記記録媒体上における位置ず
    れを、前記揺動反射部材の角度の制御により修正するこ
    とを特徴とする請求項8記載の光プリントヘッド。
  10. 【請求項10】 光源と、前記光源からの光を記録媒体
    上に結像させる結像手段と、 前記光源と前記結像手段との間の光路に設けられ、前記
    光源からの光を赤、緑、青の各色の光として選択的に反
    射する異なる位置に配置された3つの固定反射部材と、 前記3つの固定反射部材の配置に合わせて角度を変える
    ことにより前記3つの固定反射部材からの光を反射して
    前記結像手段に選択的に入射させる揺動反射部材からな
    る光プリントヘッドと、 前記記録媒体に対して前記光プリントヘッドを相対的に
    移動させながら、前記光源を駆動するとともにこれに同
    期させて前記揺動反射部材の角度を制御することによ
    り、前記記録媒体に赤、緑、青の各色の光を照射させる
    制御手段と、 を有する光プリンタ。
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