JP2000317730A - 丸鋸チップソーの製造方法 - Google Patents
丸鋸チップソーの製造方法Info
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- JP2000317730A JP2000317730A JP11123350A JP12335099A JP2000317730A JP 2000317730 A JP2000317730 A JP 2000317730A JP 11123350 A JP11123350 A JP 11123350A JP 12335099 A JP12335099 A JP 12335099A JP 2000317730 A JP2000317730 A JP 2000317730A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】切欠きを有する鋼板及び硬質チップの材質を劣
化させる事がなく、且つ、高い生産性の丸鋸チップソー
の製造方法を提供する。 【解決手段】レーザビームを加熱に用いて鋼板と硬質チ
ップを硬ろう接する。レーザビームは直線状あるいはL
字状である事が好ましい。直線状のレーザビームはシリ
ンドリカルレンズを用いて形成し、L字型のレーザビー
ムは更にダブプリズムを用いる事により形成する事が好
ましい。またレーザビームは鋼板の両方の面の接合部に
照射する事が好ましい。回動可能な水平の歯車状のチッ
プ供給装置を用いると、硬質チップを能率よく、切欠き
の正確な位置に保持して硬ろう接する事ができる。
化させる事がなく、且つ、高い生産性の丸鋸チップソー
の製造方法を提供する。 【解決手段】レーザビームを加熱に用いて鋼板と硬質チ
ップを硬ろう接する。レーザビームは直線状あるいはL
字状である事が好ましい。直線状のレーザビームはシリ
ンドリカルレンズを用いて形成し、L字型のレーザビー
ムは更にダブプリズムを用いる事により形成する事が好
ましい。またレーザビームは鋼板の両方の面の接合部に
照射する事が好ましい。回動可能な水平の歯車状のチッ
プ供給装置を用いると、硬質チップを能率よく、切欠き
の正確な位置に保持して硬ろう接する事ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は丸鋸チップソーの製
造方法に関する。図1は本発明の丸鋸チップソーの例の
説明図である。即ち本発明の丸鋸チップソーは、外周の
全体に多数個の切欠き2が形成された円板状の鋼板1の
各切欠き2に硬質チップ3がそれぞれ硬ろう付けにより
接合されて形成されている。尚本発明で硬ろうとは融点
が450℃以上のろう材をいう。この丸鋸チップソーを
矢印方向に回転させると、その硬質チップ3が図示しな
い被加工物に切り込まれる。
造方法に関する。図1は本発明の丸鋸チップソーの例の
説明図である。即ち本発明の丸鋸チップソーは、外周の
全体に多数個の切欠き2が形成された円板状の鋼板1の
各切欠き2に硬質チップ3がそれぞれ硬ろう付けにより
接合されて形成されている。尚本発明で硬ろうとは融点
が450℃以上のろう材をいう。この丸鋸チップソーを
矢印方向に回転させると、その硬質チップ3が図示しな
い被加工物に切り込まれる。
【0002】
【従来の技術】丸鋸チップソーの切欠き2には、通常融
点が例えば600〜900℃の硬ろうを用いて硬質金属
のチップ3が接合されている。この硬ろうは、鋼板1の
全体を硬ろう付け温度に加熱する事により、あるいは例
えば特開平7−214420号公報に記載の如く、接合
部近傍を高周波誘導加熱装置で加熱する事により溶融す
る。
点が例えば600〜900℃の硬ろうを用いて硬質金属
のチップ3が接合されている。この硬ろうは、鋼板1の
全体を硬ろう付け温度に加熱する事により、あるいは例
えば特開平7−214420号公報に記載の如く、接合
部近傍を高周波誘導加熱装置で加熱する事により溶融す
る。
【0003】丸鋸チップソーの鋼板1としては、熱処理
等を施した高強度鋼板が好ましい。また硬質チップ3と
しては、熱処理した高速度鋼や超硬合金等が用いられ
る。しかし本発明者等の知見では、鋼板1の全体を硬ろ
う付温度に加熱する従来の方法では、加熱に際して鋼板
1や硬質チップ3の熱処理した金属組織が変化して鋼板
1や硬質チップ3の材質が劣化するという問題点があ
る。また高周波誘導加熱装置は加熱される範囲が広いた
めに、広い範囲の加熱された鋼板1や硬質チップ3の金
属組織が変化して材質が劣化するという問題点がある。
等を施した高強度鋼板が好ましい。また硬質チップ3と
しては、熱処理した高速度鋼や超硬合金等が用いられ
る。しかし本発明者等の知見では、鋼板1の全体を硬ろ
う付温度に加熱する従来の方法では、加熱に際して鋼板
1や硬質チップ3の熱処理した金属組織が変化して鋼板
1や硬質チップ3の材質が劣化するという問題点があ
る。また高周波誘導加熱装置は加熱される範囲が広いた
めに、広い範囲の加熱された鋼板1や硬質チップ3の金
属組織が変化して材質が劣化するという問題点がある。
【0004】更に丸鋸チップソーの製造においては、切
欠きの数に見合った多数個の硬質チップを接合するが、
従来の方法ではこの接合には極めて長時間を要するとい
う問題点がある。
欠きの数に見合った多数個の硬質チップを接合するが、
従来の方法ではこの接合には極めて長時間を要するとい
う問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】硬質チップの硬ろう付
けに用いた例はないが、集光したレーザビームを照射す
ると、照射部の加熱される範囲は極めて小さいために、
鋼板1や硬質チップ3の材質の不必要な劣化が防止でき
ると考えられる。またレーザビームは光学的手段によっ
てビームの形状を変える事ができるために、高速接合に
適したビーム形状に変換する事が考えられる。
けに用いた例はないが、集光したレーザビームを照射す
ると、照射部の加熱される範囲は極めて小さいために、
鋼板1や硬質チップ3の材質の不必要な劣化が防止でき
ると考えられる。またレーザビームは光学的手段によっ
てビームの形状を変える事ができるために、高速接合に
適したビーム形状に変換する事が考えられる。
【0006】本発明はこれ等の知見に基づくもので、丸
鋸チップソーの製造において、硬質チップ3を、レーザ
ビームを用いる事により鋼板1や硬質チップ3を不必要
に広範囲に加熱する事なく、かつ高速度で鋼板に硬ろう
付け接合する方法の提供を課題としている。
鋸チップソーの製造において、硬質チップ3を、レーザ
ビームを用いる事により鋼板1や硬質チップ3を不必要
に広範囲に加熱する事なく、かつ高速度で鋼板に硬ろう
付け接合する方法の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明は、(1)丸鋸チップソーの製造方法において、
レーザビームを切欠きと硬質チップの接合部に照射し、
レーザビームの照射により該接合部に配された硬ろうを
加熱して硬質チップを切欠きに硬ろう接合する事を特徴
とする丸鋸チップソーの製造方法である。
本発明は、(1)丸鋸チップソーの製造方法において、
レーザビームを切欠きと硬質チップの接合部に照射し、
レーザビームの照射により該接合部に配された硬ろうを
加熱して硬質チップを切欠きに硬ろう接合する事を特徴
とする丸鋸チップソーの製造方法である。
【0008】本発明では、鋼板1や硬質チップ3を用い
また接合に際しては硬ろうやフラックスを用いるが、こ
れ等は慣用のものを使用することができる。またレーザ
ビームとしてはCO2レーザやYAGレーザ等を用いる
ことができる。
また接合に際しては硬ろうやフラックスを用いるが、こ
れ等は慣用のものを使用することができる。またレーザ
ビームとしてはCO2レーザやYAGレーザ等を用いる
ことができる。
【0009】即ち図1に示した鋼板1の切欠き2と硬質
チップ3の接合部4あるいは4と5に硬ろうを配しこの
接合部にレーザビームを照射するが、レーザビームは集
光を行なう事によって、硬ろうと、硬ろうに隣接した鋼
板の小面積と、硬ろうに隣接した硬質チップの小面積を
専ら高温に加熱して硬質チップを鋼板に硬ろう付けす
る。この際鋼板や硬質チップの不必要な部分を昇熱させ
る事がなく、従って鋼板や硬質チップは不必要に劣化す
る事がない。また集光したレーザビームを用いると、接
合部の十分な深部にもエネルギーを供給する事ができ
る。従って硬質チップが大きい例えば大きい丸鋸チップ
ソーにおいても、接合部は十分な深部まで加熱されて、
硬質チップは確実に鋼板に接合される。
チップ3の接合部4あるいは4と5に硬ろうを配しこの
接合部にレーザビームを照射するが、レーザビームは集
光を行なう事によって、硬ろうと、硬ろうに隣接した鋼
板の小面積と、硬ろうに隣接した硬質チップの小面積を
専ら高温に加熱して硬質チップを鋼板に硬ろう付けす
る。この際鋼板や硬質チップの不必要な部分を昇熱させ
る事がなく、従って鋼板や硬質チップは不必要に劣化す
る事がない。また集光したレーザビームを用いると、接
合部の十分な深部にもエネルギーを供給する事ができ
る。従って硬質チップが大きい例えば大きい丸鋸チップ
ソーにおいても、接合部は十分な深部まで加熱されて、
硬質チップは確実に鋼板に接合される。
【0010】本発明はまた(2)レーザビームの照射部
の形状が、鋼板の側面に表れた硬質チップと切欠きの接
合部の形状に沿った直線状あるいはL字状であり、硬質
チップと切欠きの直線状あるいはL字状の接合部に合わ
せて、該直線状あるいはL字状のレーザビームを鋼板の
側面から接合部に照射する事を特徴とする、前記(1)
に記載の丸鋸チップソーの製造方法である。
の形状が、鋼板の側面に表れた硬質チップと切欠きの接
合部の形状に沿った直線状あるいはL字状であり、硬質
チップと切欠きの直線状あるいはL字状の接合部に合わ
せて、該直線状あるいはL字状のレーザビームを鋼板の
側面から接合部に照射する事を特徴とする、前記(1)
に記載の丸鋸チップソーの製造方法である。
【0011】図2は図1の1箇の硬質チップ3の斜視拡
大図である。鋼板1と硬質チップ3の接合に際して、鋼
板の側面に表れた硬質チップ3と切欠き2の接合部は図
2の4と5よりなるL字状である。本発明では照射部の
形状が接合部のこのL字状に沿ったL字状のレーザビー
ムを用いる。L字状のレーザビーム6を用いると、レー
ザビームの照射部を図2の線4、線5に沿って移動させ
る必要がなく、簡易に且つ高能率に硬質チップを接合す
る事ができる。尚硬質チップ3の接合に際して、図2の
接合部4のみを硬ろう接し、接合部5は硬ろう接しない
場合には、接合部4のみの形状に沿った、照射部の形状
が直線状のレーザビームを用いる。
大図である。鋼板1と硬質チップ3の接合に際して、鋼
板の側面に表れた硬質チップ3と切欠き2の接合部は図
2の4と5よりなるL字状である。本発明では照射部の
形状が接合部のこのL字状に沿ったL字状のレーザビー
ムを用いる。L字状のレーザビーム6を用いると、レー
ザビームの照射部を図2の線4、線5に沿って移動させ
る必要がなく、簡易に且つ高能率に硬質チップを接合す
る事ができる。尚硬質チップ3の接合に際して、図2の
接合部4のみを硬ろう接し、接合部5は硬ろう接しない
場合には、接合部4のみの形状に沿った、照射部の形状
が直線状のレーザビームを用いる。
【0012】本発明はまた(3)照射部の形状が直線状
のレーザビームがシリンドリカルレンズを用いて直線状
に変換した直線状のレーザビームである事を特徴とす
る、前記(2)に記載の丸鋸チップソーの製造方法であ
る。
のレーザビームがシリンドリカルレンズを用いて直線状
に変換した直線状のレーザビームである事を特徴とす
る、前記(2)に記載の丸鋸チップソーの製造方法であ
る。
【0013】図3はシリンドリカルレンズの作用の説明
図で、(A)は平面説明図、(B)は正面説明図であ
る。光束の直径がL1のレーザビーム6はシリンドリカ
ルレンズ7及び8を通過させると、図3(A)にみられ
る如く光束の幅L1は大きくは縮減しないでL2となり、
また図3(B)にみられる如く光束の厚さは大きく縮減
してD1となり、従ってシリンドリカルレンズ7,8を
出たレーザビームは幅がL2で厚さがD1の直線状のレー
ザビームとなる。
図で、(A)は平面説明図、(B)は正面説明図であ
る。光束の直径がL1のレーザビーム6はシリンドリカ
ルレンズ7及び8を通過させると、図3(A)にみられ
る如く光束の幅L1は大きくは縮減しないでL2となり、
また図3(B)にみられる如く光束の厚さは大きく縮減
してD1となり、従ってシリンドリカルレンズ7,8を
出たレーザビームは幅がL2で厚さがD1の直線状のレー
ザビームとなる。
【0014】本発明はまた(4)図4に示すように硬質
チップと切欠きとの間に角度を付けて開先を設ければ、
極微細な隙間であってもレーザが侵入照射され、図5の
如く隙間内で多重反射をすることにより効率よくレーザ
エネルギーを吸収できる製造方法である。
チップと切欠きとの間に角度を付けて開先を設ければ、
極微細な隙間であってもレーザが侵入照射され、図5の
如く隙間内で多重反射をすることにより効率よくレーザ
エネルギーを吸収できる製造方法である。
【0015】さらに他の手段、例えば高周波加熱では励
起電流により表面温度が高温になりその熱伝導によって
接合面の温度が上がるのに対し、本案はレーザを接合面
に直接照射、加熱することで接合面の温度が最高温にな
りろう付け温度が得やすく、結果的に強度が高い、信頼
性の高い接合が得られる。
起電流により表面温度が高温になりその熱伝導によって
接合面の温度が上がるのに対し、本案はレーザを接合面
に直接照射、加熱することで接合面の温度が最高温にな
りろう付け温度が得やすく、結果的に強度が高い、信頼
性の高い接合が得られる。
【0016】本発明はまた(5)照射部の形状がL字状
のレーザビームが、シリンドリカルレンズを用いて直線
状に変換した後、更に該直線状のレーザビームの一部を
ダブプリズムを通過させる事により折り曲げて、L字状
に変換したL字状のレーザビームである事を特徴とす
る。
のレーザビームが、シリンドリカルレンズを用いて直線
状に変換した後、更に該直線状のレーザビームの一部を
ダブプリズムを通過させる事により折り曲げて、L字状
に変換したL字状のレーザビームである事を特徴とす
る。
【0017】図6はダブプリズムの作用の説明図で、
(A)は平面説明図、(B)は正面説明図である。
S1,S2,S3はダブプリズムに入射する直線状のレー
ザビーム内の位置である。S1〜S2はダブプリズムを通
過させない。従ってS1〜S2の間はダブプリズムを通過
後はダブプリズムを通過前と同様の直線状である。ダブ
プリズムを通過させるとS3は下方に移動する。このた
めダブプリズムに入射した直線状のレーザビームはダブ
プリズムを通過後には一辺の長さがS1,S2で他辺の長
さがS2,S3のL字状のレーザビームとなる。
(A)は平面説明図、(B)は正面説明図である。
S1,S2,S3はダブプリズムに入射する直線状のレー
ザビーム内の位置である。S1〜S2はダブプリズムを通
過させない。従ってS1〜S2の間はダブプリズムを通過
後はダブプリズムを通過前と同様の直線状である。ダブ
プリズムを通過させるとS3は下方に移動する。このた
めダブプリズムに入射した直線状のレーザビームはダブ
プリズムを通過後には一辺の長さがS1,S2で他辺の長
さがS2,S3のL字状のレーザビームとなる。
【0018】また本発明は(6)図7に示すように、ダ
ブプリズムの替わりに小さいミラーを配置してもL字型
のレーザビームを得ることができる。
ブプリズムの替わりに小さいミラーを配置してもL字型
のレーザビームを得ることができる。
【0019】本発明のレーザビームは鋼板の一方の面と
他方の面の双方に照射する事ができる。図2で4及び5
は鋼板の一方の面に形成されている切欠きと硬質チップ
の接合部で、4’及び5’は鋼板の他方の面に形成され
ている切欠きと硬質チップの接合部である。
他方の面の双方に照射する事ができる。図2で4及び5
は鋼板の一方の面に形成されている切欠きと硬質チップ
の接合部で、4’及び5’は鋼板の他方の面に形成され
ている切欠きと硬質チップの接合部である。
【0020】即ち本発明は(7)レーザビームの照射
を、鋼板1の一方の面に形成されている切欠きと硬質チ
ップの接合部4及び5に矢印6の如くに行なうと共に、
鋼板1の他方の表面に形成されている切欠きと硬質チッ
プの接合部4’,5’にも矢印6’の如くに行なう事を
特徴とする、前記(1)〜(6)の丸鋸チップソーの製
造方法である。
を、鋼板1の一方の面に形成されている切欠きと硬質チ
ップの接合部4及び5に矢印6の如くに行なうと共に、
鋼板1の他方の表面に形成されている切欠きと硬質チッ
プの接合部4’,5’にも矢印6’の如くに行なう事を
特徴とする、前記(1)〜(6)の丸鋸チップソーの製
造方法である。
【0021】レーザビームを鋼板1の一方の面側と他方
の面側の双方から行なうと、レーザビームは鋼板1の板
厚の1/2の深度までの硬ろうを加熱すればよい。従っ
てレーザビームによる加熱時間が短縮し、迅速に硬質チ
ップを鋼板に接合することができる。
の面側の双方から行なうと、レーザビームは鋼板1の板
厚の1/2の深度までの硬ろうを加熱すればよい。従っ
てレーザビームによる加熱時間が短縮し、迅速に硬質チ
ップを鋼板に接合することができる。
【0022】レーザビームを鋼板1の一方の表面と他方
の表面の双方に行なうためには2本のレーザビームが必
要となる。この2本のレーザビームはレーザビーム発振
器を2台設けて行なってもよいが、1のレーザビームを
バイナリービームスプリッターに入射させて2本のレー
ザービームに分割し、集光して得られた2本のそれぞれ
のレーザビームをそれぞれの光ファイバーに導光させ、
2本のレーザビームとして用いると、1台のレーザビー
ム発振器を用いて2本のレーザビームを作り、一方のレ
ーザビームを一方の鋼板の表面に、また他方のレーザビ
ームを他方の鋼板の表面に照射する事が可能となる。
の表面の双方に行なうためには2本のレーザビームが必
要となる。この2本のレーザビームはレーザビーム発振
器を2台設けて行なってもよいが、1のレーザビームを
バイナリービームスプリッターに入射させて2本のレー
ザービームに分割し、集光して得られた2本のそれぞれ
のレーザビームをそれぞれの光ファイバーに導光させ、
2本のレーザビームとして用いると、1台のレーザビー
ム発振器を用いて2本のレーザビームを作り、一方のレ
ーザビームを一方の鋼板の表面に、また他方のレーザビ
ームを他方の鋼板の表面に照射する事が可能となる。
【0023】図8はバイナリービームスプリッターの説
明図である。バイナリービームスプリッターは表面に粗
い凹凸を有するレンズで、図にみられる如くバイナリー
ビームスプリッターに入射した1本のレーザビームを2
本の分割されたレーザビームにする。
明図である。バイナリービームスプリッターは表面に粗
い凹凸を有するレンズで、図にみられる如くバイナリー
ビームスプリッターに入射した1本のレーザビームを2
本の分割されたレーザビームにする。
【0024】図9は金属片を接触させてレーザ照射する
例であり、酸化膜の発生を防ぐことができる。
例であり、酸化膜の発生を防ぐことができる。
【0025】図10は本発明チップ供給装置の例で、
(A)はチップ供給装置の平面図、(B)は正面図、
(C)は作用の説明図である。本発明のチップ供給装置
は中心を軸に矢印9方向に回動可能で外周に多数の歯1
0と谷11が形成された水平に配された歯車状の円板
で、それぞれの歯10の上表面には硬質チップ3(3−
1,3−2,…)を載置するチップホルダーが1個宛設
けられている。
(A)はチップ供給装置の平面図、(B)は正面図、
(C)は作用の説明図である。本発明のチップ供給装置
は中心を軸に矢印9方向に回動可能で外周に多数の歯1
0と谷11が形成された水平に配された歯車状の円板
で、それぞれの歯10の上表面には硬質チップ3(3−
1,3−2,…)を載置するチップホルダーが1個宛設
けられている。
【0026】切欠き2(2−1,2−2,…)を有する
円板状の鋼板1の切欠きに硬質チップを接合する際は、
鋼板1を垂直にし鋼板1の切欠き2−1とチップ供給装
置の1の歯、例えば10−1が重なるように配し、例え
ば鋼板1を矢印方向に動かすことにより歯10−1のチ
ップホルダーに載置された硬質チップ3−1をチップホ
ルダーと切欠き2−1の上面で挾みつけ、レーザビーム
を該切欠きと硬質チップの当接部の高ろうに、例えば紙
面の上方から照射する。この照射によって硬質チップ3
−1を切欠き2−1の上面に高ろう付けする。
円板状の鋼板1の切欠きに硬質チップを接合する際は、
鋼板1を垂直にし鋼板1の切欠き2−1とチップ供給装
置の1の歯、例えば10−1が重なるように配し、例え
ば鋼板1を矢印方向に動かすことにより歯10−1のチ
ップホルダーに載置された硬質チップ3−1をチップホ
ルダーと切欠き2−1の上面で挾みつけ、レーザビーム
を該切欠きと硬質チップの当接部の高ろうに、例えば紙
面の上方から照射する。この照射によって硬質チップ3
−1を切欠き2−1の上面に高ろう付けする。
【0027】硬質チップ3−1の硬ろう付けが終了する
と、歯10−1に隣接する谷11−1が切欠き2−1の
下方にくるようにチップ供給装置を矢印9方向に回転
し、その後に鋼板1を矢印12方向に回転して、高ろう
付けが終了した切欠き2−1を谷11−1を通って下方
に移動させる。
と、歯10−1に隣接する谷11−1が切欠き2−1の
下方にくるようにチップ供給装置を矢印9方向に回転
し、その後に鋼板1を矢印12方向に回転して、高ろう
付けが終了した切欠き2−1を谷11−1を通って下方
に移動させる。
【0028】切欠き2−1を下方に移動させた後で、チ
ップ供給装置を矢印9方向に回転し、鋼板1の次の切欠
き2−2がチップ供給装置の次の歯10−2と重なるよ
うに配し、次の歯のチップホルダーに載置された硬質チ
ップ3−2を同様にして次の切欠き2−2の上面に高ろ
う付けする。以後同様に操作を繰り返す事により鋼板の
すべての切欠きに硬質チップを順次高ろう付けする。
ップ供給装置を矢印9方向に回転し、鋼板1の次の切欠
き2−2がチップ供給装置の次の歯10−2と重なるよ
うに配し、次の歯のチップホルダーに載置された硬質チ
ップ3−2を同様にして次の切欠き2−2の上面に高ろ
う付けする。以後同様に操作を繰り返す事により鋼板の
すべての切欠きに硬質チップを順次高ろう付けする。
【0029】図示しないが、本発明のチップ供給装置の
チップホルダーは、正確な位置に硬質チップを載置する
もので、例えば歯の上面の正確な位置に硬質チップを載
置する凹を形成する事により、あるいは凹が形成された
治具を歯の上面の正確な位置に嵌合わせ状に取りつける
事により配する事ができる。
チップホルダーは、正確な位置に硬質チップを載置する
もので、例えば歯の上面の正確な位置に硬質チップを載
置する凹を形成する事により、あるいは凹が形成された
治具を歯の上面の正確な位置に嵌合わせ状に取りつける
事により配する事ができる。
【0030】丸鋸チップソーの製造に際しては硬質チッ
プ3を鋼板1の切欠きの正確な位置に保持して硬ろう接
するが、正確な位置に保持する事は容易ではない。従来
は硬質チップのこの厄介な位置決めを、多数の硬質チッ
プのそれぞれについて行なうために、丸鋸の製造能率は
低かった。図6で例示した本発明のチップ供給装置を用
いると、硬ろう付けに際して硬質チップ3を正確な位置
に迅速に且つ強固に保持する事ができ、従って高い生産
性で丸鋸チップソーを製造する事ができる。
プ3を鋼板1の切欠きの正確な位置に保持して硬ろう接
するが、正確な位置に保持する事は容易ではない。従来
は硬質チップのこの厄介な位置決めを、多数の硬質チッ
プのそれぞれについて行なうために、丸鋸の製造能率は
低かった。図6で例示した本発明のチップ供給装置を用
いると、硬ろう付けに際して硬質チップ3を正確な位置
に迅速に且つ強固に保持する事ができ、従って高い生産
性で丸鋸チップソーを製造する事ができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、丸鋸チップソー用の鋼
板に硬質チップを硬ろう接に際して、鋼板や硬質チップ
の材質を劣化させる事がなく、また美麗で平滑で且つ接
合強度が大きい硬ろう接合を行なう事ができる。また鋼
板の両面から接合部を加熱するために、高能率で硬ろう
接合を行なう事ができる。また接合部の形状に見合った
直線状のあるいはL字型のレーザビームを用い照射位置
を移動させないで硬ろうを加熱するために高能率で硬ろ
う接を行なう事ができる。更に本発明のチップ供給装置
を用いて、硬質チップを鋼板の切欠きの正確な位置に迅
速に保持する事により、高能率で硬ろう接を行なう事が
できる。
板に硬質チップを硬ろう接に際して、鋼板や硬質チップ
の材質を劣化させる事がなく、また美麗で平滑で且つ接
合強度が大きい硬ろう接合を行なう事ができる。また鋼
板の両面から接合部を加熱するために、高能率で硬ろう
接合を行なう事ができる。また接合部の形状に見合った
直線状のあるいはL字型のレーザビームを用い照射位置
を移動させないで硬ろうを加熱するために高能率で硬ろ
う接を行なう事ができる。更に本発明のチップ供給装置
を用いて、硬質チップを鋼板の切欠きの正確な位置に迅
速に保持する事により、高能率で硬ろう接を行なう事が
できる。
【図1】は丸鋸チップソーの説明図。
【図2】は丸鋸チップソーの硬質チップの近傍の説明
図。
図。
【図3】はシリンドリカルレンズの作用の説明図。
【図4】は硬質チップと切欠きの間に開先を設けた説明
図。
図。
【図5】は開先内でのレーザビームの多重反射の説明
図。
図。
【図6】はダブプリズムの作用の説明図。
【図7】はミラーでL字状のレーザビームを作成する例
の説明図。
の説明図。
【図8】はバイナリービームスプリッターの作用の説明
図。
図。
【図9】は金属片を接触させてレーザ照射する例の説明
図。
図。
【図10】はチップ供給装置の説明図。
1:鋼板、 2:切欠き、 3(3−1,3−2):硬
質チップ、 4(4’):切欠きと硬質チップの接合
部、 5(5’):切欠きと硬質チップの接合部、 6
(6’):レーザビーム、 7(8):シリンドリカル
リンズ、 9:チップ供給装置の回転方向、 10:
歯、 11:谷、 12:切欠きを有する鋼板の回転方
向、 13:ダブプリズム。
質チップ、 4(4’):切欠きと硬質チップの接合
部、 5(5’):切欠きと硬質チップの接合部、 6
(6’):レーザビーム、 7(8):シリンドリカル
リンズ、 9:チップ供給装置の回転方向、 10:
歯、 11:谷、 12:切欠きを有する鋼板の回転方
向、 13:ダブプリズム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 昌志 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 南田 勝宏 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 羽島 養二 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地の59 日鐵プラント設計株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】外周の全体に多数個の鋸刃状の切欠きが形
成された円板状の鋼板の各切欠きに硬質チップがそれぞ
れ硬ろう付けにより接合されてなる丸鋸チップソーの製
造方法において、レーザビームを切欠きと硬質チップの
接合部に照射し、レーザビームの照射により該接合部に
配された硬ろうを加熱することにより硬質チップを切欠
きに硬ろう接合する事を特徴とする丸鋸チップソーの製
造方法。 - 【請求項2】レーザビームの照射部の形状が、鋼板の側
面に表れた硬質チップと切欠きの接合部の形状に沿った
直線状あるいはL字状であり、硬質チップと切欠きの直
線状あるいはL字状の接合部に合わせて、該直線状ある
いはL字状のレーザビームを鋼板の側面から接合部に照
射する事を特徴とする、請求項1に記載の丸鋸チップソ
ーの製造方法。 - 【請求項3】照射部の形状が直線状のレーザビームが、
通常のレーザビームをシリンドリカルレンズを用いて直
線状に変換した直線状のレーザビームである事を特徴と
する、請求項2に記載の丸鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項4】硬質チップと切欠きとの間に開先を設ける
ことにより、鋼板と硬質チップの各々の接合面に直接レ
ーザエネルギーを照射加熱することを特徴とする請求項
1乃至3の何れかに記載の丸鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項5】照射部の形状がL字状のレーザビームが、
通常のレーザビームをシリンドリカルレンズを用いて直
線状に変換した後、更に該直線状のレーザビームの一部
をダブプリズムを通過させる事により折り曲げて、L字
状に変換したL字状のレーザビームである事を特徴とす
る請求項2に記載の丸鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項6】照射部の形状がL字状のレーザビームが、
通常のレーザビームをシリンドリカルリンズを用いて直
線状に変換した後、さらに該直線状のレーザビームの一
部をミラーで反射させる事により折り曲げて、L字状に
変換したL字状のレーザビームである事を特徴とする請
求項2に記載の丸鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項7】レーザビームの照射が、鋼板の一方の面に
形成されている切欠きと硬質チップの接合部に行なうと
共に、鋼板の他方の面に形成されている切欠きと硬質チ
ップの接合部にも行なう事を特徴とする、請求項1乃至
6の何れかに記載の丸鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項8】鋼板の一方の面に形成されている切欠きと
硬質チップの接合部に用いるレーザビームと、鋼板の他
方の面に形成されている切欠きと硬質チップの接合部に
用いるレーザビームの2本のレーザビームが、1のレー
ザビームをバイナリー回析光学素子に入射させて2本に
変換し、2本の光ファイバーのそれぞれに集光する事に
よって得られた2本のレーザビームである事を特徴とす
る、請求項7に記載の丸鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項9】硬質チップと切欠きの接合部付近に金属を
接触させ、レーザ照射時の温度上昇に伴う酸化膜の発生
を抑制することを特徴とする、請求項1〜8に記載の丸
鋸チップソーの製造方法。 - 【請求項10】中心軸に回動可能で外周に多数の歯と谷
が形成された水平に配された歯車状の円板で、それぞれ
の歯の上表面には硬質チップを載置するチップホルダー
が一個宛設けられているチップ供給装置を、垂直に保持
された請求項1記載の円板状の鋼板に、鋼板の1の切欠
きとチップ供給装置の1の歯が重なるように配し、1の
歯のチップホルダーに載置された硬質チップを1のチッ
プホルダーと1の切欠きの上面で挾みつけ、レーザビー
ムを該1の切欠きと該1の硬質チップの当接部の硬ろう
に照射する事により該1のチップを該1の切欠きの上面
に硬ろう付けし、次に水平に配されたチップ供給装置お
よび垂直に保持された鋼板を回動させることにより硬質
チップの接合が完了した該1の切欠きをチップ供給装置
の谷から逃がすと共に該1の切欠きに隣接する次の切欠
きをチップ供給装置の該1の歯に隣接する次の歯に重な
るように配し、該次の歯のチップホルダーに載置された
硬質チップを同様にして該次の切欠きの上面に硬ろう付
けする操作を繰り返して、レーザビームの照射による硬
ろうの加熱により複数のチップを複数の切欠きに順次接
合する事を特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の丸
鋸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11123350A JP2000317730A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 丸鋸チップソーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11123350A JP2000317730A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 丸鋸チップソーの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000317730A true JP2000317730A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14858403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11123350A Pending JP2000317730A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 丸鋸チップソーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000317730A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105195845A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-30 | 河南理工大学 | 铜基钎料激光钎焊立方氮化硼磨粒的制造方法 |
CN108838540A (zh) * | 2018-09-14 | 2018-11-20 | 项大清 | 圆锯片激光焊接装置 |
CN109202178A (zh) * | 2018-10-17 | 2019-01-15 | 浙江至广精密工具有限公司 | 一种锯片的加工工艺 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11123350A patent/JP2000317730A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105195845A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-30 | 河南理工大学 | 铜基钎料激光钎焊立方氮化硼磨粒的制造方法 |
CN108838540A (zh) * | 2018-09-14 | 2018-11-20 | 项大清 | 圆锯片激光焊接装置 |
CN108838540B (zh) * | 2018-09-14 | 2020-07-14 | 项大清 | 圆锯片激光焊接装置 |
CN109202178A (zh) * | 2018-10-17 | 2019-01-15 | 浙江至广精密工具有限公司 | 一种锯片的加工工艺 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |